JP5043002B2 - サイドドローリサイクルを有するデヘプタナイザーを用いてキシレン異性体を製造する方法 - Google Patents

サイドドローリサイクルを有するデヘプタナイザーを用いてキシレン異性体を製造する方法 Download PDF

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Description

発明の背景
[0001] 本発明は、脱ボトルネッキング、省エネルギーおよび資本節約のうちの少なくとも1つを達成すると同時に、デヘプタナイザー蒸留塔からのサイドドローを用いてキシレン異性体を製造して高品質キシレン異性体生成物を提供する方法に関する。
[0002] キシレン、パラキシレン、メタキシレンおよびオルトキシレンは、化学的合成法において広範で様々な用途が見出される重要な中間体である。パラキシレンを酸化すると、合成紡織繊維および合成樹脂の製造で使用されるテレフタル酸が生成する。メタキシレンは、可塑剤、アゾ染料、木材の防腐剤などの製造で使用される。オルトキシレンは、無水フタル酸製造のための供給原料である。例えば、キシレン製造についての検討に関してはRobert A.Meyers,HANDBOOK OF PETROLEUM REFINING PROCESSES,Second Edition,McGraw−Hill,1997,Part 22を参照されたい。
[0003] 接触改質または他の原料から得られるキシレン異性体は、一般的に、化学的中間体として要求される割合を満たさず、また、分離または転化するのが難しいエチルベンゼンを更に含む。特にパラキシレンは主要な化学的中間体である。要求される異性体比の調整は、キシレン異性体回収、例えばパラキシレン回収のための吸着と、所望の異性体の追加の量を得るための異性化とを組み合わせることによって、達成できる。異性化は、所望のキシレン異性体が乏しいキシレン異性体の非平衡混合物を、平衡濃度に近い混合物へと変える。異性化では副生物が生じる。例えばベンゼン、トルエンおよびC9+芳香族化合物が同時に生成する。典型的方法では、異性化物をデヘプタナイザー塔で蒸留して、ベンゼンおよびトルエンを含む塔頂留出物と、パラキシレンおよび他のC8芳香族化合物ならびにC9+芳香族化合物を含む塔底流とを提供する。塔底流は、C9+芳香族化合物からC8芳香族化合物を分離するために、キシレン蒸留塔へと流す。C8芳香族化合物は、キシレン異性体回収へと流す。
[0004] キシレン異性体回収への供給は、製品品質を満たすために、C9+芳香族化合物を殆ど含んでいない状態でなければならない。一般に、供給物は、500ppm質量(質量百万分率)以下のC9+炭化水素、および好ましくは100ppm質量未満の1,4−メチルエチルベンゼンを含んでいることがある。通常、キシレン含有供給物ならびにデヘプタナイザー塔からの再循環材料は、有意量のC9+炭化水素、例えばしばしば2000ppm質量を超えるまたは3000ppm質量さえも超える量のC9+炭化水素を含む。而して、キシレン塔を使用して、キシレン異性体回収運転に供給されるC8芳香族化合物流からこれらのC9+炭化水素を分離する。C8芳香族化合物およびC9芳香族化合物、例えば1,4−メチルエチルベンゼンの沸点が近いために、キシレン塔は、極めて大きく、しばしば90を超える理論段であることがあり、また、高い還流対供給比を含むので、実質的なリボイラーエネルギー消費を含むことがある。
[0005] キシレン、特にパラキシレンを製造するための大規模な商用施設の故に、生産能力、資本コストまたは変動コスト、例えばリボイラーエネルギー消費における小さな改善でも、キシレン異性体製造者には材料経済的利益をもたらし得る。
発明の概要
[0006] 本発明にしたがって、デヘプタナイザーを使用して、キシレン含有異性化物流からベンゼンおよびトルエンを分離するのみならず、キシレン生成物が商業的規格を満足できるようにしながらキシレン異性体回収運転へと再循環できる中沸点画分を提供する、キシレン異性体を製造する方法を提供する。デヘプタナイザーをそのように使用することによって、既存の設備のネックになっている障害を解消する能力、キシレン塔とデヘプタナイザーとの集合体のためのリボイラーエネルギー消費を低減する能力、そして、いくつかの場合では、キシレン塔に関するニーズを除く能力を含む1つ以上の利益を得ることができる。
[0007] 広範な面では、本発明の方法は:(a)パラキシレン、オルトキシレン、メタキシレンおよびエチルベンゼンおよび500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含む分離供給流から少なくとも1種のキシレン異性体を分離して、少なくとも90質量%の該少なくとも1種のキシレン異性体を含む生成物画分と、エチルベンゼン、C9+芳香族化合物および少なくとも1種の他のキシレン異性体を含む除去画分(depleted fraction)とを提供する工程;(b)生成物画分の少なくとも一部分、好ましくは全てを取り出す工程;(c)除去画分の少なくとも一部分、好ましくは全てを異性化して、低沸点の副生物炭化水素、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC9+芳香族化合物を含む異性化物を提供する工程;(d)異性化物の少なくとも一部分、好ましくは全てを蒸留することによって分別し、該低沸点の副生物炭化水素を含む低沸点画分と、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC9+芳香族化合物を含む少なくとも1つの中沸点画分と、そしてパラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC9+芳香族化合物を含む少なくとも1つの高沸点画分とを提供する工程、その場合、該少なくとも1つの高沸点画分は、該少なくとも1つの中沸点画分に比べて、より大きいモル%のC9+芳香族化合物を含み、そして、中沸点画分には、異性化物中に合計で好ましくは少なくとも10質量%、例えば、10〜90質量%、更に好ましくは20〜80質量%のパラキシレン、メタキシレン、オルトキシレンおよびエチルベンゼンが含まれる;(e)再循環流として該少なくとも1つの中沸点画分の少なくとも一部分を工程(a)に再循環させる工程;そして、(f)パラキシレン、オルトキシレン、メタキシレンおよびエチルベンゼンおよびC9+芳香族化合物を15〜25質量%含むC8芳香族化合物供給流を工程(a)に提供する工程を含み、そしてその場合、分離供給流は、工程(e)の再循環流と、少なくとも1つのC8芳香族化合物供給流とを含む。
[0008] 好ましい実施態様では、工程(e)の再循環流のうちの少なくとも1つと、工程(f)の少なくとも1つのC8芳香族化合物供給流のうちの少なくとも1つは、500ppm質量を超えるC9+芳香族化合物を有し、また、工程(e)の再循環流のうちの少なくとも1つと、工程(f)の少なくとも1つのC8芳香族化合物供給流のうちの少なくとも1つは、500ppm質量未満のC9+芳香族化合物を有する。
[0009] 一つの実施態様では、工程(e)の再循環流は、1500ppm質量未満、例えば500または700〜1000ppm質量のC9+芳香族化合物を含み、そして、少なくとも1つの芳香族化合物供給流は500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含む。別の実施形態では、工程(e)の再循環流は、500ppm質量未満、例えば100〜400ppm質量のC9+芳香族化合物を含む。この実施態様では、少なくとも1つのC8芳香族化合物供給流は、500ppm質量を超えるまたは以下のC9+芳香族化合物、例えば100〜1500ppm質量、好ましくは100〜1200ppm質量のC9+芳香族化合物を含んでいる場合がある。
[0010] 本発明方法の別の広い面では、C8芳香族化合物供給流の少なくとも一部分は、トルエンの不均化から誘導され、その場合、不均化生成物は、少なくとも1つの低沸点トルエン画分と、蒸留による少なくとも1つの高沸点キシレン含有不均化画分と、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよび2500ppm質量未満、好ましくは500〜1500ppm質量、好ましくは600〜1200ppm質量のC9+芳香族化合物を含む少なくとも1つの中沸点不均化画分とへ蒸留によって分離される。本発明のこの面では、分離供給は、中沸点不均化画分の少なくとも一部分、好ましくは全てを含む。本発明のこの面の一つの更に好ましい実施態様では、分離供給は、実質的に、中沸点不均化画分と工程(e)の再循環流とから成る。而して、キシレン塔は必要ない。
発明の詳細な説明
[0015] キシレンを製造するための原料は、通常は、ナフサまたはパイガス(pygas)から誘導される。通常は、原料流を前処理、例えば水素処理して、硫黄および窒素の化合物を除去し、次いで、その流れを改質して芳香族化合物を生成させる。改質は、所望のキシレンならびにベンゼン、トルエンおよびC9+芳香族化合物を含む広範な芳香族化合物が生成する充分に過酷な条件下で行う。改質物は、通常は、オレフィン飽和条件に暴露する。ブタンガスのような軽質分を蒸留によって除去し、より高分子量の脂肪族は抽出によって除去する。得られた芳香族化合物含有流は、蒸留によって、様々な成分に分離できる。例えば、C8芳香族化合物(キシレンおよびエチルベンゼン)は、キシレン異性体回収ユニットに供給できる。ベンゼンは、他の石油化学法のための原料として回収することができ、また、トルエンは不均化してC8芳香族化合物およびベンゼンを生成させることができる。生成したC8芳香族化合物は、キシレン異性体回収ユニットへの供給として使用できる。
[0016] 図1に関して、装置100は、キシレン塔104へと通じるライン102を経由してC8芳香族化合物供給流を受容する。C8芳香族化合物供給流は、トルエンおよび低沸点成分を実質的に欠いているが、キシレンおよびエチルベンゼンならびにC9+芳香族化合物を含んでいる。キシレン塔104は、蒸留によって、塔頂留出物としてC8芳香族化合物そして塔底流としてC9+芳香族化合物を分離するように適合されている。
所望ならば、ライン106を経由して取り出される塔底流は、更に、C9オヨヒ゛10含有流とC11+含有流とに分離することができ、そして、C9オヨヒ゛10含有流を、アルキル交換条件に暴露してC8芳香族化合物を生成させることができる。
[0017] キシレン塔104からの塔頂留出物は、ライン108を経由して、キシレン異性体回収ユニット110へと流す。最も大きな商品価値を有する異性体は、オルトキシレンおよび特にパラキシレンである。オルトキシレンは、通常は、蒸留によって、キシレン異性体回収ユニットへと供給されるC8芳香族化合物含有流から回収できる。パラキシレンは、典型的には、収着プロセスまたは結晶化プロセスによって除去される。パラキシレンの下流での使用の性質に起因して、C9+芳香族化合物を含むパラキシレン生成物は、厳密な規格を満たさなければならない。パラキシレン回収ユニット運転が収着または結晶化であるかどうかに関係なく、いくつかのC9芳香族化合物、例えば1,4−メチルエチルベンゼンは、パラキシレンから除去し難い。而して、キシレン異性体回収ユニットへの供給流(分離供給)は、500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含んでいるべきであり、そして好ましくは100ppm質量未満の1,4−メチルエチルベンゼンを含んでいるべきである。図示されているように、パラキシレンは、ライン112を経由して、キシレン異性体回収ユニット110から取り出す。残留しているキシレン異性体およびエチルベンゼンは、ライン114を経由して、キシレン異性体回収ユニット110から異性化ユニット116へと流す。
[0018] キシレン異性体回収ユニット110における1種以上のキシレン異性体の選択的除去によって、非平衡キシレン組成物が生成するので、異性化ユニットは、キシレン異性体の近平衡組成を再確立するのに役立ち得る。異性化はエチルベンゼンを異性化することもでき、または、エチルベンゼンは選択的に脱アルキル化され得る。異性化のタイプに関係なく、少なくともいくつかのC9+芳香族化合物が生成する。しばしば、異性化物は、2000〜10,000ppm質量のC9+芳香族化合物を含む。ベンゼンおよびトルエンは、異性化物中にも含まれる。パラキシレンは、異性化物中のキシレンの総重量を基準として、通常は20〜25質量%、更にしばしば21〜23質量%の量で存在する。
[0019] 異性化物は、ライン118を経由して、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120へと流す。所望ならば、1つ以上の介在蒸留塔(intervening distillation column)を使用して、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120への供給が実質的にC7+芳香族化合物であるように、軽質分およびベンゼンを除去することができる。デヘプタナイザー蒸留アセンブリは、1つ以上の容器であってもよく、そして、トレーまたは構造パッキング(structure packing)を含んでもよい。デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120は、ライン122を経由して取り出されるトルエンおよびベンゼンおよびいくらかの軽質成分を含む塔頂留出物と、キシレン異性体回収ユニット110へのリサイクルのためにライン124を経由して取り出され分離供給の一部分を形成する中沸点画分と、ライン126を経由して取り出され、そしてキシレン塔104へと再循環される塔底画分とを提供するように適合されている。
[0020] デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120の特定の設計は、中沸点画分の要求される量と、分離供給が500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含むように中沸点画分において許容され得るC9+芳香族化合物の濃度とに左右される。通常は、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120は、15〜70、更にしばしば20〜60の理論蒸留トレーを含む。多くの理論蒸留トレーによって、中沸点画分において、C9+芳香族化合物のより低濃度を達成することが可能である。中沸点画分が、500ppm質量を超えるC9+芳香族化合物を含み、そして、C8芳香族化合物の供給流と混合されて500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を有する分離供給を提供するように、本発明の方法は運転することができる。この運用モードにおいて、本発明方法の主な利点は、キシレン塔への負荷を低減できる点にある。而して、より新鮮な供給を処理するためにキシレン塔の能力を増大させることができ、それによって、装置100の能力が増大するか、または、キシレン塔104およびデヘプタナイザー蒸留アセンブリ120のための集合ボイラーエネルギー必要量が減少する。通常は、この運転モードでは、中沸点画分は、異性化物中に10〜70質量%のC8芳香族化合物、そして好ましくは異性化物中に10〜50質量%のC8芳香族化合物を含む。ライン102を経由して導入される新鮮な供給を基準として、キシレン異性体回収のために再循環される異性化物中のキシレンの相対質量(その比は、C9+芳香族化合物のより高濃度、例えば750ppm質量を超える濃度において、通常は、少なくとも2:1、例えば2.5:1〜5:1)に起因して、分離供給C9+芳香族化合物の規格を満たしながら再循環できる中沸点画分の量は、限定される。
[0021] 別の運転モードでは、500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含むデヘプタナイザー蒸留アセンブリ120から中沸点画分を提供する。キシレン塔の能力を増大させることの利点と、キシレン塔とデヘプタナイザー蒸留アセンブリのための集合リボイラーエネルギー消費を低減することの利点とが得られるだけでなく、資本が節約される可能性もある。C9+芳香族化合物濃度が充分に500ppm質量未満である場合、中沸点画分を使用して、分離供給への他の成分における高いC9+芳香族化合物濃度を相殺することができる。また、新鮮な供給中のキシレン質量に比べて異性化物中のキシレン質量が大きいと、分離供給のためのC9+芳香族化合物の規格をなお達成しながら、新鮮な供給は、750ppm質量以上のC9+芳香族化合物を含むことができる。
[0022] この別の運転モードでは、中沸点画分は、典型的には、異性化物中に、少なくとも10質量%、好ましくは少なくとも20質量%のキシレンを含む。中沸点画分が異性化物中に90質量%以下またはそれを超える質量%のキシレンを含むことができる場合、デヘプタナイザー蒸留アセンブリの大きさおよび集合リボイラーエネルギー必要量は増大する。而して、しばしば、中沸点画分は、異性化物中に、80質量%以下、そして更に好ましくは25〜75質量%のキシレンを含む。
[0023] 中沸点画分は、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120からのサイドドローである。図2を参照しながら以下で検討するような2つ以上の蒸留塔を使用する場合、サイドドローは、第二塔からの塔頂留出物であることができる。サイドドローは、単一の蒸留塔からのものであることができる。そのような場合、中沸点画分の組成は、ドローが取られる塔におけるレベルに左右される。デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120のための特に有益な設計は、分割壁塔である。例えばSUPPLEMENT TO THE CHEMICAL ENGINEER,August 27,1992の14ページおよびUS 4,230,533に記載されている論文を参照されたい。
[0024] 図3および図4は、分割壁蒸留塔のタイプを記載している。図3では、蒸留アセンブリ300は、塔304への供給入口302を含む。塔304の塔頂にある塔頂導管は、塔304の塔頂部分へ還流として再循環させるために、気相を凝縮器308へと指向する。導管310は、凝縮器308から凝縮物の一部を取り出すように適合されている。塔304の中には、上部のみが開口しているバッフル312がある。その結果として、実質的に液相だけが、バッフル312によって画定される蒸留帯域に入る。而して、この蒸留帯域内のC9+芳香族化合物の濃度は、この蒸留帯域の外部にある塔の同じ高さにおけるそれに比べて下回っている。しかしながら、この画定された蒸留帯域で且つ外部において実質的に全ての流体はC6〜C8芳香族化合物であるので、画定された帯域且つその帯域外における温度プロフィールは実質的に同じである。
[0025] 図示してあるように、塔底流は、ライン314を経由して、画定帯域から取り出し、そして、リボイラー316へと指向し、そしてライン318を経由して前記帯域へと戻す。ライン320は、ライン314で中沸点画分として液相を除去するように適合されている。
[0026] 塔304から塔底流をライン322を経由して取り出し、その一部をライン326へ流し、そして残りの部分をリボイラー324の中に流し、そして塔304に再導入する。
[0027] 図4には、別のタイプの分割壁蒸留アセンブリ400が記載してある。
導管402は、塔404に供給物を供給するように適合されている。塔404は、塔404において2つの蒸留帯域を画定するバッフル406を具備している。バッフル406は、塔の上部および底部でのみ、バッフル406によって画定された塔404の2つの側面間に流体の流れを提供する。導管408は、塔404の塔頂から気相を取り出し、そして、それを、凝縮器410の中に流し、そこで得られた液体は、還流として塔404の頂部に再導入する。凝縮物の一部は、ライン412を経由して導管408から除去する。
[0028] 導管414は、サイドドロー画分を取り出すために、塔404の側面に具備されている。導管414は、導管402が供給物を供給する帯域の反対側にある、バッフル406によって画定される帯域と連絡している。導管416は、塔底液流を取り出し、そしてそれを、塔404の塔底部分へと再導入するために、リボイラー418の中に流すように適合されている。導管420は、分割壁蒸留アセンブリ400から塔底流の一部を取り出すように適合されている。
[0029] 以下、シミュレーションデータを掲げて、本発明の方法の原理を更に説明するが、それらに限定されない。図1に関して説明した方法を使用するが、ベンゼンおよび低沸点種を除去するための介在蒸留(intervening distillation)によって、以下に記載してあるような供給物をデヘプタナイザー蒸留アセンブリ120の中に導入する:
Figure 0005043002
[0030] デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120は、32の理論蒸留段を有する。
分割壁カラム設計は使用されない。サイドドローは、段階12で取られる。表1には、500ppm質量のC9+芳香族化合物を有する分離供給を提供するための、サイドドローの様々な速度におけるデヘプタナイザー蒸留アセンブリおよびキシレン塔の運転が要約してある。
Figure 0005043002
[0031] デヘプタナイザー蒸留アセンブリのために分割壁塔を使用すると、サイドドロー中のC9+芳香族化合物を500ppm質量未満に維持しながら、サイドドローで回収することができるC8芳香族化合物の一部が実質的に増加する。この原理を、以下のシミュレーションによって例示する。 [0032] デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120は、図4に示してあるように、分割壁塔を含む。デヘプタナイザー蒸留塔およびキシレン塔は、中沸点画分の異なるドローにおいて分離供給が500ppm質量のC9+芳香族化合物を含むように設計する。シミュレーションは表2に要約してある。
Figure 0005043002
[0033] 図2には、パラキシレン生産設備200が記載してあり、そこでは、C8芳香族化合物がトルエン不均化によって生成され、キシレン塔は不要である。トルエン含有供給物を、ライン202によって不均化反応器204に供給し、そこで、トルエンをC8芳香族化合物およびベンゼンに転化させる。不均化生成物をライン206を経由してベンゼン蒸留塔208に流して、ライン210を経由して取り出されるベンゼン含有塔頂留出物と、トルエン塔214へとライン212によって指向されるキシレンおよびトルエンを含む塔底流とを提供する。
[0034] トルエン塔214は、1つ以上の容器中に存在していてもよく、また、トレーまたは構造パッキングまたは両方を含んでいてもよく、また好ましくは分割壁塔である。トルエン塔からの塔頂留出物はトルエンであり、そのトルエンは、ライン216を経由して不均化反応器204へと再循環させる。トルエン塔214を運転して、中沸点不均化画分および塔底画分を提供する。塔底画分は、C9+芳香族化合物ならびにいくつかのC8芳香族化合物を含み、また、ライン218を経由して取り出される。典型的には、塔底画分は、重質分蒸留塔で処理して、C8芳香族化合物の追加の部分と、所望ならば、追加のC8芳香族化合物を回収するアルキル交換のためのC9-10芳香族化合物とを回収する。中沸点不均化画分は、ライン220を経由して取り出し、そして、キシレン異性体回収ユニット222においてキシレン異性体を回収する。
[0035] トルエン塔の特定の設計は、中沸点不均化画分の要求される量と、分離供給が500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含むように許容され得るC9+芳香族化合物の濃度とに左右される。通常は、トルエン塔は、20〜120、更にしばしば30〜100の理論蒸留トレーを含む。多くの理論蒸留トレーによって、中沸点不均化画分において、C9+芳香族化合物のより低濃度を達成することが可能であり、また、塔底流とは対照的に、中沸点不均化画分中に含まれるC8芳香族化合物の相対量を増加させることが可能である。中沸点画分が、500ppm質量を超えるC9+芳香族化合物を含み、それと同時に、以下で検討するようにデヘプタナイザー蒸留アセンブリを運転して、その中沸点画分中に500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を提供するように、本発明の方法は通常は運転される。本発明方法のいくつかの実施態様では、中沸点不均化画分は、2500ppm質量以下、好ましくは700〜2000ppm質量のC9+芳香族化合物を含む。通常は、中沸点不均化画分は、不均化生成物中に、少なくとも40質量%、好ましくは50〜99質量%のC8芳香族化合物を含む。
[0036] キシレン異性体回収ユニットは、図1に関連して説明したものと同じであってもよい。説明したように、パラキシレン生成物流はライン223を経由して取り出す。残留しているキシレン異性体およびエチルベンゼンは、ライン224を経由して、キシレン異性体回収ユニット222から異性化ユニット226へと流す。
[0037] キシレン異性体回収ユニット222における1種以上のキシレン異性体の選択的除去によって、非平衡キシレン組成物が生成するので、異性化ユニットは、キシレン異性体の近平衡組成を再確立するのに役立つことができる。異性化はエチルベンゼンを異性化することもでき、または、エチルベンゼンは選択的に脱アルキルされ得る。異性化のタイプに関係なく、少なくともいくつかのC9+芳香族化合物が生成する。しばしば、異性化物は、2000〜10,000ppm質量のC9+芳香族化合物を含む。ベンゼンおよびトルエンは、異性化物中にも含まれる。パラキシレンは、異性化物中のキシレンの総重量を基準として、通常は20〜25質量%、更にしばしば21〜23質量%の量で存在する。
[0038] 異性化物は、ライン228を経由して、2つの蒸留塔230および236を使用するデヘプタナイザー蒸留アセンブリへと流す。所望ならば、1つ以上の介在蒸留塔(intervening distillation column)を使用して、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ230および236への供給が実質的にC7+芳香族化合物であるように、軽質分およびベンゼンを除去することができる。図1に関して検討したように、デヘプタナイザー蒸留アセンブリは、1つの容器であってもよく、分割壁塔であってもよく、そして、トレーまたは構造パッキングまたはその両方を含んでもよい。
[0039] 塔230は、ライン232を経由して蒸留塔236へと流される、C8芳香族化合物と、トルエンと、そしてベンゼンとを含む塔頂留出物を提供するように適合されている。塔230における塔底物は、C9+芳香族化合物ならびにC8芳香族化合物のうちのいくつかを含み、ライン234を経由して重質分蒸留塔242へと流される。
[0040] 蒸留塔236は、ライン238を経由して取り出される、トルエンと低沸点成分とを含む塔頂留出物を提供する。塔底画分は、C8芳香族化合物を含み、そしてライン240を経由してキシレン異性体回収ユニット222へと再循環される。
[0041] 上記したように、デヘプタナイザー蒸留アセンブリ120の特定の設計は、中沸点画分の要求される量と、分離供給が500ppm質量以下のC9+芳香族化合物を含むように中沸点画分において許容され得るC9+芳香族化合物の濃度とに左右される。通常は、デヘプタナイザー蒸留アセンブリは、15〜70、更にしばしば20〜60の理論蒸留トレーを含む。多くの理論蒸留トレーによって、中沸点画分において、C9+芳香族化合物のより低濃度を達成することが可能である。キシレン塔が不要な本発明の実施態様では、中沸点画分が500ppm質量未満、好ましくは400ppm質量未満、例えば100〜400ppm質量のC9+芳香族化合物を含むように、デヘプタナイザーアセンブリを運転する。通常は、この運転モードでは、中沸点画分は、異性化物中に、少なくとも30質量%、好ましくは60〜99質量%のC8芳香族化合物を含む。ライン220を経由して導入される中沸点不均化画分を基準とすると、キシレン異性体回収のために再循環される異性化物におけるキシレンの相対質量は、通常は少なくとも2:1、例えば2.5:1〜5:1である。
[0042] 記載のように重質分蒸留塔242に戻す場合、トルエン塔214からの塔底流も供給される。塔頂留出物は、C8芳香族化合物を含み、ライン246を経由してキシレン異性体回収ユニット222に指向できる。高沸点芳香族化合物、例えばC10+を含む塔底画分は、ライン248を介して取り出される。本発明方法の好ましい面では、不均化生成物中に含まれるC8芳香族化合物の0.5質量%未満、好ましくは0.2質量%未満は、この塔底画分に含まれる。示してあるように、サイドドローは、ライン250を経由して重質分蒸留塔242から取り出され、アルキル交換のために使用できるC9オヨヒ゛10含有流である。
[0043] 以下にシミュレーションを提供して、本発明のこの面の原理を更に例示する。このシミュレーションのために、図4に記載してあるような分割壁塔を、トルエン塔およびデヘプタナイザー蒸留アセンブリの両方のために使用する。トルエン塔への供給は:
Figure 0005043002
である。
[0044] デヘプタナイザー蒸留アセンブリへの供給組成物は:
Figure 0005043002
である。
[0045] キシレン異性体回収ユニットへの総供給は500ppm質量のC9+芳香族化合物を含み、そして、デヘプタナイザー蒸留アセンブリからの中沸点画分対トルエン画分からの中沸点不均化画分の質量比は3:1である。表3には、キシレン塔を使用し且つトルエン塔またはデヘプタナイザー蒸留アセンブリでサイドドローを使用していない典型的な方法と一緒に、キシレン塔を使用しないこの実施態様に関するシミュレーションが要約してある。集合リボイラー熱は、キシレン塔(使用する場合)、トルエン塔およびデヘプタナイザー蒸留アセンブリのための熱である。
Figure 0005043002
キシレン塔を使用する本発明による方法の概略図である。 キシレン塔を使用しない本発明による方法の模式的な概略図である。 本発明の方法で有用な分割壁蒸留アセンブリの概略図である。 本発明の実施で有用な別タイプの分割壁蒸留アセンブリの概略図である。

Claims (10)

  1. (a)パラキシレン、オルトキシレン、メタキシレンおよびエチルベンゼンおよび500ppm質量以下のC+芳香族化合物を含む分離供給流から少なくとも1種のキシレン異性体を分離して、少なくとも90質量%の該少なくとも1種のキシレン異性体を含む生成物画分と、エチルベンゼン、C+芳香族化合物および少なくとも1種の他のキシレン異性体を含む除去画分とを提供する工程;
    (b)該生成物画分の少なくとも一部分を取り出す工程;
    (c)該除去画分の少なくとも一部分を異性化して、低沸点の副生物炭化水素、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC+芳香族化合物を含む異性化物を提供する工程;
    (d)該異性化物の少なくとも一部分を蒸留することによって分別し、該低沸点の副生物炭化水素を含む低沸点画分と、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC+芳香族化合物を含む少なくとも1つの中沸点画分と、そしてパラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよびC+芳香族化合物を含む少なくとも1つの高沸点画分とを提供する工程、その場合、該少なくとも1つの高沸点画分が、該少なくとも1つの中沸点画分に比べて、より大きなモル%のC+芳香族化合物を含む
    (e)再循環流として該少なくとも1つの中沸点画分の少なくとも一部分を工程(a)に再循環させる工程;そして
    (f)パラキシレン、オルトキシレン、メタキシレンおよびエチルベンゼンおよびC+芳香族化合物を15〜25質量%含む少なくとも1つのC芳香族化合物供給流を工程(a)に提供する工程、その場合、該分離供給流は、工程(e)の該再循環流と、該少なくとも1つのC芳香族化合物供給流とを含む
    を含む、キシレン異性体を製造する方法。
  2. 異性化物中に総量で少なくとも10質量%のパラキシレン、メタキシレン、オルトキシレンおよびエチルベンゼンを中沸点画分中に含む請求項1記載の方法。
  3. 工程(e)の該再循環流が1500ppm質量未満のC+芳香族化合物を含み、そして該少なくとも1つのC芳香族化合物供給流が500ppm質量以下のC+芳香族化合物を含む請求項2記載の方法。
  4. 工程(e)の該再循環流が500ppm質量未満のC+芳香族化合物を含み、そして該少なくとも1つのC芳香族化合物供給流が500ppm質量を超えるC+芳香族化合物を含む請求項2記載の方法。
  5. 工程(d)の分別を分割壁蒸留塔によって行う請求項2記載の方法。
  6. 少なくとも1つのC芳香族化合物供給流が、C+芳香族化合物からC芳香族化合物を分離するための蒸留によって得られ、そして工程(d)の該蒸留からの少なくとも1つの高沸点画分が、該蒸留に供給される請求項1記載の方法。
  7. トルエンの不均化により該C 芳香族化合物供給流の少なくとも一部分を誘導し、得られた不均化生成物を蒸留によって、少なくとも1つの低沸点トルエン画分と、少なくとも1つの高沸点キシレン含有不均化画分と、パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン、エチルベンゼンおよび2500ppm質量未満のC +芳香族化合物を含む少なくとも1つの中沸点不均化画分とに分別し、そして該中沸点不均化画分の少なくとも一部分を工程(a)へと流す請求項1記載の方法。
  8. 該不均化生成物の蒸留を、分割壁塔によって行う請求項7記載の方法。
  9. 工程(e)の該再循環流が、500ppm質量未満のC+芳香族化合物を含む請求項7記載の方法。
  10. 該分離供給が、中沸点不均化画分と工程(e)の該再循環流とから成る請求項7記載の方法。
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