JP5042197B2 - 化学分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は血液、尿等の生体サンプルの定性・定量分析、もしくは免疫反応分析を自動で行う化学分析装置の試薬、サンプルの分注システム、および試薬容器保管庫を使用した化学分析装置に係り、特に試薬容器キャップの開閉手段をコンパクトに収容可能で、かつ前記キャップの開閉タイミングを最適に設定しうる化学分析装置に関する。
従来の血液、尿等の分析を行う化学分析装置では、分析に使用する試薬を冷蔵保存する必要があり、そのために試薬保冷庫を備え、試薬保冷庫内の回転ディスク上に配置した試薬容器からピペッティング機構により検査項目に対応した試薬を吸引し反応容器に分注する。吸引時を除くと、試薬容器はそのキャップを閉鎖している。これは保管中の試薬蒸発を防止するためで、キャップはピペッティング機構による吸引動作のつど開放、閉鎖される必要がある。
従来方式のキャップ開閉機構では、例えば特許第2955613号特許公報(特許文献1)に記載のように、試薬保冷庫側面に開閉のための機構系を配置する必要がある。また上記方式では試薬容器が保冷庫の特定の位置にあるときのみ開閉操作が可能で、そのため試薬吸引位置とキャップ開閉位置とが異なっていることから、キャップを開放してから試薬吸引後に閉鎖するまでキャップは開放されたままの状態でおかれることになる。そのため試薬の蒸発防止が不十分であり、さらにキャップが開放されたままの試薬容器中への結露水の滴下などの問題があった。
特許第2955613号特許公報
上記従来例ではキャップ開閉機構のために余分な設置面積を必要とし、これが装置小型化の障害となっていた。また、ピペッティング機構による吸引位置と、キャップ開閉位置が異なっていることによりキャップ開放時間短縮に限界があり、そのため試薬蒸発量の増加、さらに試薬容器への結露水の滴下、混入などのリスクを有している。
本発明は、上記の課題に鑑み、検体を含む試薬の蒸発を抑制、および結露水の滴下、異物混入を防ぐことができる化学分析装置を提供することを目的とする。また、化学分析装置の小型コンパクト化を図ることを目的とする。
本発明は、試薬、もしくは検体を貯蔵する複数の試薬容器と、前記複数の試薬容器を保持する試薬容器保持部と、前記試薬と検体とを反応させる反応容器と、前記試薬容器保持部を任意の角度位置に回転させて停止させる容器保持部回転手段を有する化学分析装置において、前記試薬容器から前記試薬、もしくは前記検体を吸引して前記反応容器に分注するピペッティング機構と、前記ピペッティング機構の吸引分注に際し、前記複数の試薬容器に備わる個々のキャップを個別的に開閉するキャップ開閉機構を備えることを特徴とする。
また、本発明は、試薬、もしくは検体を貯蔵する複数の試薬容器と、前記複数の試薬容器を保持する試薬容器保持部と、前記試薬と検体とを反応させる反応容器と、前記試薬容器保持部を任意の角度位置に回転させて停止させる容器保持部回転手段と、前記試薬容器から前記試薬、もしくは前記検体を吸引して前記反応容器に分注するピペッティング機構を有する化学分析装置において、前記ピペッティング機構の吸引分注に際し、前記複数の試薬容器に備わる個々のキャップを個別的に開閉するキャップ開閉機構を備え、前記キャップ開閉機構が試薬容器保持部を上下から見た投影面内に置かれることを特徴とする。
本発明によれば、分注をする試薬容器のキャップを個別的に開閉するので、検体を含む試薬の蒸発を抑制、結露水の滴下、異物の混入を防ぐことが図られる。
また、キャップ開閉機構が試薬容器保持部を上下から見た投影面内に置かれるので、試薬容器保持部を脇に置くもの比べ、化学分析装置の小型コンパクト化が図られる。
本発明の実施例について説明する。
図1に示しているのは本発明における化学分析装置の平面構成図であり、検体中に含有される特定の化学成分、もしくは生体由来の含有物を定性、定量的に分析する機能を有している。図1にはキャップ開閉機構は図示していない。
以下図1に従って分析の工程を述べる。
まず、血液等の検体が封入された検体容器が搬送装置により自動、もしくはオペレータにより手動で検体容器保持位置1にセットされる。検体は希釈等の前処理後に反応容器保持部4において反応容器に分注される。
さらに試薬保冷庫2に保管されている反応用の試薬を、分析項目に応じてピペッティング機構3により反応容器に分注後、反応容器はインキュベータ5に移送される。インキュベータ5中では反応容器中の試薬、検体溶液は温度等の環境条件を制御され、さらに必要に応じて溶液の攪拌操作等を加えられることにより化学反応を促進させる。
試薬の分注とインキュベータにおける化学反応促進工程は、必要に応じて複数回繰り返される。インキュベータ5における化学反応処理終了後、反応容器は光学測定部6に移送され分光、吸光、もしくは蛍光による光量測定を行い、測定結果から検体中の成分分析を行う。
上記の分析工程において、反応に必要な試薬は試薬容器に分封され、図2aおよび図2bに示すように各試薬容器は分析項目ごとに準備された試薬容器7を一列に配列して一体化した試薬容器組8としてまとめられ、試薬容器組ごとに試薬ディスク9上に配置される(図3)。
試薬容器保持部である試薬ディスク9には、試薬容器組8が放射状に多数配列されている。この試薬容器保持部である試薬ディスク9は試薬保冷庫内に回転可能に配置されている。試薬容器保持部は容器保持部回転手段により回転駆動される。実行中の分析項目に対応する試薬容器が所定の角度位置に位置するよう試薬ディスクを回転させ、ピペッティング機構により容器中の試薬が吸引される。
試薬容器は保管中の異物混入、および蒸発を防止するためにキャップにより閉鎖されており、ピペッティング機構による吸引分注時のみ開放される。
図4、図5aおよび図5bにキャップを備える試薬容器の構成を示す。図4は試薬容器7の断面、図5aおよび図5bはそれぞれ試薬容器のキャップ上面、および側面の断面である。
試薬容器7はその上部にキャップ部10を有する。キャップ部10は開閉レバー10a、キャップ10b、回動支点10c、キャップホルダ10dから構成される。開閉レバー10aとキャップ10bは一体構造をなして回動支点10cでシーソ作動回動可能に支持され、開閉レバー10aに押力を印加して押し下げることにより、キャップ10bは跳ね上げられて試薬容器は開放状態となる。回動支点10cに組み込まれたバネ機構10eにより、キャップ10bは閉鎖するように付勢されている。このため、開閉レバー10aにかかる押力が解除されるとキャップ8bは閉鎖位置に復帰する。
上記試薬容器のキャップ開閉機構、およびピペッティング機構の動作を示したものが図6a、及び図6bである。分注動作時、まずキャップ開閉機構の開閉ピン11が保冷庫カバー12に設けられた挿入口13から降下し、開閉レバー10aを押し下げてキャップ10bがハネ上げられて試薬容器7は開放状態となり(図5b)、次いで試薬容器が開放状態のままで分注ノズル14が容器内に挿入され、試薬が吸引される。
なお、保冷庫カバー12は、試薬保冷庫2の一部で、試薬保冷庫2の蓋になっている。試薬容器7や試薬容器組8の入れ替えは保冷庫カバー12を外して行う。挿入口13は、分注ノズル出入口と開閉ピン出入口を含む。
吸引動作が終了し、分注ノズル14が上方に退避した後、開閉ピン11も上方に退避し、開閉レバー10aにかかる押力が解除されることによりキャップが閉じ、試薬容器は閉鎖状態となる。
このような構成をもつキャップ開閉機構は、ピペッティング機構の吸引分注作動に際し、複数の試薬容器に備わる個々のキャップを個別的に開閉するので、先の従来例で述べた複数の試薬容器に備わるキャップが一緒に開閉されるものとは違い、検体を含む試薬の蒸発を抑制したり、結露水の滴下、異物混入を防ぐことができる。
図7a、7bは、保冷庫カバー上の配置された挿入口13を示す。
図7aにおいて、薬容器保持部である試薬ディスク9に配置された試薬容器組8を示す。この試薬容器組8中に配置されている試薬容器口8−1〜8−5に対して、ピペッティング機構の回転移動分注アーム15の先端に設けられている分注ノズル14が、アクセス可能な位置に挿入口13が配置されている必要がある。
すなわち、回転移動分注アーム15は回転軸15−1を回転中心として回転可能に構成されており、試薬ディスク9の回転により試薬容器口8−1〜8−5が位置可能である図7a、図7b中の破線で示した同心円(試薬ディスク9の回転中心と同心な5本の点線円)と回転移動分注アーム15の先端部が移動する円弧の軌道(一点鎖線)との交点13−1〜13−5が挿入口13の位置となる。
図8a、図8bは、挿入口の形状を示す。
第1の実施形態である図8aが示す挿入口13に含まれる分注ノズル出入口13bと開閉ピン出入口13aが一つに連なるように形成されている。第2の実施形態である図8bの方は、分注ノズル出入口13bと開閉ピン出入口13aが隣接して分離している。分離することで挿入口(分注ノズル出入口13bと開閉ピン出入口13a)の開口面積を減らし、保冷庫への熱流入低減を図っている。
図6b、図8a、図8bに示すように、分注ノズル出入口13bと開閉ピン出入口13aを含む挿入口13に分注ノズル14、開閉ピン11が同時に挿入する。ピペッティング機構の回転移動分注アーム15の先端とキャップ開閉機構の先端は、接触干渉しない程度に近接するように配置構成になっている。
キャップ開閉機構の第1の実施形態に関し、図9〜図11を引用して説明する。
キャップ開閉機構16は、開閉ピンを上下方向に昇降する昇降機構部40と、ガイドレール30を有する。昇降機構部40は、図11に示すように、昇降基柱19と、駆動プーリ21a、従動プーリ21b、駆動プーリ21aと従動プーリ21bで回る昇降ベルト20、昇降ベルト20に設けられ、前記開閉ピン11を把持する把持部31を有する。
水平移動機構部は昇降機構部40の昇降基柱19を支持して移動する移動台32と、移動台32の水平方向移動をガイドするガイドレール30と、移動台32に設けられ、ガイドレール30を両側から挟持する駆動輪17a、17bおよび従動輪18a、18bを有する。ガイドレール30は、円弧形状をしている。この円弧の中心は、ピペッティング機構の回転移動分注アーム15の回転中心と同心になっている。
図9〜図11には図示されていない保持基台部は、ガイドレール30を化学分析装置のフレームに固定支持する。
このような構成をしたキャップ開閉機構16の昇降機構部40は保冷庫カバー12上に配置されたガイドレール15上を移動台32に載って水平方向に行き来移動する。
水平方向の移動は、駆動輪17a、17bと、従動輪18a、18bでガイドレール17を挟んでいるので、スムーズに安定的に行われる。これによりキャップ開閉機構16は挿入口13の配列に沿って移動することが可能で、単一のキャップ開閉機構により複数の試薬容器の開閉を個別的に対応できる。
キャップ開閉機構16の昇降機構部40は、把持部31をもたれた開閉ピン11が降下してキャップが開けられる。駆動プーリ21の回転により昇降ベルト20で運ばれる把持部31がもつ開閉ピン11は昇降基柱19にガイドされて垂直に上下する。ピペッティング機構の回転移動分注アーム15が先にもつ分注ノズルも垂直に上下するので、近接している開閉ピン11に接触しない。
なお、図11では駆動プーリ21およびキャップ開閉機構の駆動輪、従動輪の各駆動機構の表示は省略している。
キャップ開閉機構16は試薬容器保持部の上側にあって、昇降機構部40の水平方向移動は、試薬容器保持部の周縁を越えない範囲内である。すなわち、キャップ開閉機構16は試薬容器保持部、または試薬保冷庫を上下から見た投影面内に置かれ、昇降機構部40の水平方向移動も投影面内で行われるので、先の従来例で述べたキャップ開閉機構が試薬容器保持部の脇に備えるものに比べ、化学分析装置の小型コンパクト化を図ることができる。
また、ガイドレール30の円弧の中心とピペッティング機構の回転移動分注アーム15の回転中心を同心としているので、分注ノズルと開閉ピン11との軌道間隔は一定である。このため、接触干渉が生じない範囲で近づけることで、挿入口を小さくすることができ、熱流入の低減が図られる。
キャップ開閉機構の第2の実施形態に関し、図12a〜12cを引用して説明する。
キャップ開閉機構22は、開閉ピン11を上下方向に昇降する昇降機構部50と、昇降機構部50を支持して水平方向に移動させる水平移動機構部60と、水平移動機構部60を回動自在に支持する保持基台部25を有する。
保持基台部25は、複数本の支持棒26を有する。この支持棒26により、保持基台部25は化学分析装置のフレームに固定支持される。
水平移動機構部60は、保持基台部25に回転自在に取り付けられた回転プーリ23と、回転プーリ23の回転軸に固定支持され、回転プーリ23とともに水平方向に回転する水平移動機構台27と、水平移動機構台27に設けられ、水平方向に直線的に行き来移動する直線移動部としての平行移動ガイド24を有する。この直線移動部(平行移動ガイド24)に昇降機構部50が支持される。
上記回転プーリ23の回転中心と、試薬容器保持部である試薬ディスク9の回転中心は、同心上に位置している。つまり、水平移動機構部60の回転中心と試薬容器保持部の回転中心が同心上に置かれている。
このような構成をもつ第2の実施形態のキャップ開閉機構22は、回転プーリ23の回転による水平移動機構部60の水平方向回転と、直線移動部(平行移動ガイド24)の水平方向の直線的な行き来移動との組み合わせにより、開閉ピン11を縦横に運んで任意の挿入口13に挿入することができる。
また、保冷庫カバー12を外した場合には、試薬ディスク9を止めたままで、水平移動機構部60の回転と直線移動部(平行移動ガイド24)の直線移動により、任意の試薬容器のキャップを開閉することができる。
このキャップ開閉機構22は、支持棒26等のところを除き、大部分が試薬容器保持部ないし試薬保冷庫を上下から見た投影面内に置かれる。その上、水平移動機構部60の回転中心と試薬容器保持部の回転中心が同心上に置かれ、かつ直線移動部の直線的な移動も上記投影面内に行われるので、先の従来例で述べたキャップ開閉機構が試薬容器保持部の脇に備えるものに比べ、化学分析装置の小型コンパクト化を図ることができる。
この第2の実施形態のキャップ開閉機構22は、化学分析装置のフレームに固定支持したが、保冷庫カバーを剛性強化することで保冷庫カバーにキャップ開閉機構を固定することができる。
本発明の実施例に係るもので、化学分析装置の概略を示す平面図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬容器、試薬容器組を示す上面図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬容器、試薬容器組を示す側面断面図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬ディスク上の試薬容器組の配置を示す平面図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬容器の断面拡大図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ部を示す上面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ部を示す側面断面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップの開閉ピンを挿入する前の状態を示す図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップの開閉ピンを挿入したところを示す図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬保管庫のカバーを外して試薬ディスクを上から見たところを示す図である。 本発明の実施例に係るもので、試薬保管庫の上側を行き来するピペッティング機構の回転移動分注アームの動きを示す図である。 本発明の実施例に係るもので、分注ノズル出入口と開閉ピン出入口が一つに連なるように形成され第1の実施形態を示す図である。 本発明の実施例に係るもので、分注ノズル出入口と開閉ピン出入口が隣接して並ぶ第2の実施形態を示す図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第1の実施形態を示すところの平面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第1の実施形態を示すところの部分拡大平面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第1の実施形態を示すところの側面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第2の実施形態を示すところの側面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第2の実施形態を示すところの上面図である。 本発明の実施例に係るもので、キャップ開閉機構の第2の実施形態を示すところの上側から見た斜視図である。
符号の説明
1…検体容器保持位置
2…試薬保冷庫
3…ピペッティング機構
4…反応容器保持部
5…インキュベータ
6…光学測定部
7…試薬容器
8…試薬容器組
9…試薬ディスク(試薬容器保持部)
10…キャップ部
10a…開閉レバー
10b…キャップ
10c…支点
10d…キャップホルダ
10e…バネ機構
11…開閉ピン
12…保冷庫カバー
13…挿入口
14…分注ノズル
15…ガイドレール
16…キャップ開閉機構
17a.17b…駆動輪
18a.18b…従動輪
19…昇降基柱
20…昇降ベルト
21…駆動プーリ
22…キャップ開閉機構
23…回転プーリ
24…直線移動部(平行移動ガイド)
25…保持基台部
40…昇降機構部
30…ガイドレール
50…昇降機構部
60…水平移動機構部
26…支持棒
27…水平移動機構台

Claims (7)

  1. 試薬貯蔵する複数の試薬容器と、
    前記複数の試薬容器を円周上に保持する試薬容器保持部と、
    前記試薬容器保持部を内側に置き、前記試薬容器を冷却した状態にする試薬保冷庫と、
    前記試薬と検体とを反応させる反応容器と、
    前記試薬容器保持部を前記試薬保冷庫の内部で任意の角度位置に回転させて停止させる容器保持部回転手段と、
    前記試薬容器から前記試薬吸引して前記反応容器に分注するプローブを有するピペッティング機構とを備えた化学分析装置において、
    前記ピペッティング機構を移動させるピペット駆動手段と、
    前記ピペッティング機構の吸引分注に際し、前記複数の試薬容器に備わる個々のキャッ
    プを個別的に開閉する押圧用の開閉ピンを有するキャップ開閉機構と、
    前記キャップ開閉機構を前記ピペッティング機構と独立に駆動させる手段であって、前記開閉ピンを上下方向に昇降する昇降機構部と、前記開閉ピンおよび前記昇降機構部を水平方向に移動させる水平移動機構部を有するキャップ開閉駆動手段と、を備え、
    前記キャップ開閉機構が試薬容器保持部を上下から見た投影面内であって前記試薬保冷庫の蓋の上方に位置し、前記蓋は前記開閉ピンおよび前記プローブが通過する穴部を有することを特徴とする化学分析装置。
  2. 請求項1記載の化学分析装置において、
    前記水平移動機構部は、前記昇降機構部および前記開閉ピンを直線的に行き来移動する直線移動部と、
    前記直線移動部を支持して水平方向に回転する水平移動機構台を有することを特徴とす
    る化学分析装置。
  3. 請求項2記載の化学分析装置において、
    前記水平移動機構台が回転する回転中心と、
    前記容器保持部回転手段が回転する回転中心を同心的に配置したことを特徴とする化学分析装置。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載された化学分析装置において、
    回動支点でシーソ作動自在に支持される前記キャップは、回動支点を挟んでキャップの
    反対側に延在する開閉レバーを有し、
    前記開閉ピンの降下で、前記開閉レバーを押し下げて前記キャップを開放させ、前記開
    閉ピンの上昇で、前記開閉レバーの押し下げを解除してキャップを閉鎖させることを特徴
    とする化学分析装置。
  5. 請求項4に記載された化学分析装置において、
    前記キャップを閉鎖するように付勢するバネ機構を備え、
    前記開閉ピンの降下により前記キャップは前記バネ機構に抗して開放され、前記開閉ピ
    ンの上昇で、キャップはバネ機構に付勢されて閉鎖することを特徴とする化学分析装置。
  6. 請求項1に記載された化学分析装置において、
    前記キャップ開閉機構を前記蓋の上方であって前記蓋と接触しない位置に固定するための固定手段を備えたことを特徴とする化学分析装置。
  7. 請求項1に記載された化学分析装置において、
    前記試薬容器は、開口部、および当該開口部を閉栓するキャップを有し、内部に試薬を収容する複数の容器をひとまとめとしたものであり、
    前記蓋は試薬容器を構成する前記容器のキャップに対して前記開閉ピンが、開口部に対して前記プローブが、それぞれアクセス可能となる位置に複数の穴部を有することを特徴とする化学分析装置。
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