JP2002181834A - 生化学分析用カートリッジ - Google Patents

生化学分析用カートリッジ

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JP2002181834A JP2000378520A JP2000378520A JP2002181834A JP 2002181834 A JP2002181834 A JP 2002181834A JP 2000378520 A JP2000378520 A JP 2000378520A JP 2000378520 A JP2000378520 A JP 2000378520A JP 2002181834 A JP2002181834 A JP 2002181834A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾式分析素子を包装から取り出してカートリ
ッジに装填する操作が簡易に行えるようにすると共に乾
式分析素子を押える重りを不要とする。 【解決手段】 乾式分析素子11を収納し素子取出口72a
と素子搬送部材91が挿入できる挿入口72cとを有する素
子収納室72を備え、この素子収納室72の内部には乾式分
析素子11を押し付ける押え部材73を配設し、素子取出口
72aには押え部材73を移動させつつ素子取出口72aから未
使用の乾式分析素子11が装填可能な案内面72dを有す
る。包装を破って乾式分析素子11を摘んで取り出したま
ま持ち直すことなくカートリッジ7に装填できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、血液、尿等の検体
を点着用ノズルユニットにより比色タイプの乾式分析素
子、電解質タイプの乾式分析素子などに点着し、検体中
の所定の生化学物質の物質濃度、イオン活量等を求める
生化学分析装置に対し、乾式分析素子を収納して装填す
る生化学分析用カートリッジに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、検体の小滴を点着供給するだ
けでこの検体中に含まれている特定の化学成分または有
形成分を定量分析することのできる比色タイプの乾式分
析素子や検体に含まれる特定イオンのイオン活量を測定
することのできる電解質タイプの乾式分析素子が開発さ
れ、実用化されている。これらの乾式分析素子を用いた
生化学分析装置は、簡単かつ迅速に検体の分析を行うこ
とができるので、医療機関、研究所等において好適に用
いられている。
【0003】比色タイプの乾式分析素子を使用する比色
測定法は、検体を乾式分析素子に点着させた後、これを
インキュベータ内で所定時間恒温保持して呈色反応(色
素生成反応)させ、次いで検体中の所定の生化学物質と
乾式分析素子に含まれる試薬との組み合わせにより予め
選定された波長を含む測定用照射光をこの乾式分析素子
に照射してその光学濃度を測定し、この光学濃度から、
予め求めておいた光学濃度と所定の生化学物質の物質濃
度との対応を表す検量線を用いて該生化学物質の濃度を
求めるものである。
【0004】一方、電解質タイプの乾式分析素子を使用
する電位差測定法は、上記の光学濃度を測定する代わり
に、同種の乾式イオン選択電極の2個1組からなる電極
対に点着された検体中に含まれる特定イオンの活量を、
ポテンシオメトリで定量分析することにより求めるもの
である。
【0005】上記いずれの方法においても、液状の検体
は検体容器(採血管等)に収容して装置にセットすると
共に、その測定に必要な乾式分析素子を装置に供給し、
検体容器から所定方向に移動が可能な点着ノズルを有す
る点着ノズルユニットを利用して、検体を吸引し点着位
置に搬送された乾式分析素子に点着を行う。上記検体、
乾式分析素子の装填、その他測定に必要な消耗品として
多数のノズルチップ、希釈用の混合カップ、希釈液容
器、参照液容器などを装置に装填する方法が種々提案さ
れている。
【0006】前記乾式分析素子は、吸湿すると測定特性
が変化して有効寿命が低下することなどから、未使用状
態では密封包装されている。そして、比較的小型で検体
数が少量の生化学分析装置においては、測定に必要とな
る複数種類の乾式分析素子を一枚ずつ密封した包装を破
いて開封し、乾式分析素子を取り出してカートリッジに
納め、このカートリッジを装置に装填するもの(例えば
EP0458138A2 参照)、一枚ずつ開封した複数種類の乾
式分析素子を装置の素子待機部に直接装填するもの(例
えば特開平11−237386参照)が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、乾式分析素
子には試薬の含まれた層があり、この試薬層が露出して
いる中央の点着部分を手で触れると測定値が異常になる
可能性があり、その取り扱いにおいては点着部に触れる
ことはできない。このため、包装を破くとき、乾式分析
素子を取り出し持ち運ぶときには、点着部に触れないよ
うな注意が必要である。
【0008】また、従来のカートリッジは乾式分析素子
を積み重ねて収納するために、収納部の側面には縦溝が
形成されて、乾式分析素子の両側辺を挟むように保持し
て指を縦溝に移動させながら挿入できるようになってい
た。このカートリッジに対する乾式分析素子の装填は、
通常、包装を破き、一度乾式分析素子の端部を指で摘ん
で包装から取り出し、他の手で側辺を掴み直して、カー
トリッジに挿入していた。測定に必要な乾式分析素子の
枚数(測定項目数)は多いので、このわずかな手間も測
定作業の負担になっていた。
【0009】前述のように、乾式分析素子は一度包装を
破ると、回りの湿気を吸うため、有効寿命が短くなり、
乾式分析素子の種類によっては数十分で影響を受けるも
のがある。複数の検体を装填できる生化学分析装置で
は、検体に対応して乾式分析素子を収納したカートリッ
ジを装填してから実際に測定されるまでに時間がかかる
場合があるため、その間の乾式分析素子の劣化による測
定精度の低下を避けることから、多くの乾式分析素子お
よび検体を装填しておくことができず、測定効率が低下
する問題があった。
【0010】一方、カートリッジの素子収納部に単に自
重だけで乾式分析素子を保持しているものでは、最後の
数枚の乾式分析素子を素子搬送部材で押し出すときに、
乾式分析素子にある程度の荷重を加え、持ち上がらない
ようにしなければ、素子搬送部材に乾式分析素子が係止
せず取り出しのエラーを起こすことがあった。このた
め、乾式分析素子の装填後、その上に重りを乗せて荷重
を掛けていた。
【0011】その際、カートリッジに新たに乾式分析素
子を装填する場合には、上記重りを取り出す必要があ
り、重りが汚れると乾式分析素子に移って測定値に影響
を与えるので、重りは汚さないように注意して扱わなけ
ればならず、また取り外した重りの紛失も問題であっ
た。
【0012】さらにある種の乾式分析素子では外光によ
って劣化があるため、外光に対しても影響のないように
する必要もある。
【0013】本発明はかかる点に鑑み、乾式分析素子を
包装から取り出してカートリッジに装填する操作が簡易
に行えるようにすると共に重りを不要とした生化学分析
用カートリッジを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の生化学分析用カ
ートリッジは、測定に必要な乾式分析素子を収納し、生
化学分析装置に供給する生化学分析用カートリッジにお
いて、乾式分析素子を収納する素子収納室を備え、該素
子収納室は収納した端部の乾式分析素子が挿通可能な素
子取出口と、該素子取出口と反対側に乾式分析素子を押
し出す素子搬送部材が挿入できる挿入口とを有し、前記
素子収納室の内部には前記素子取出口に向かって乾式分
析素子を押し付ける押え部材が配設され、さらに、前記
素子取出口は前記押え部材を移動させつつ該素子取出口
から未使用の乾式分析素子が装填可能な案内面を有する
ことを特徴とするものである。
【0015】前記素子収納室における前記押え部材の背
部には、開閉蓋で開かれる開口から乾燥剤が装填され、
乾式分析素子の収納部分の除湿を行うのが好ましい。そ
の際、乾式分析素子を収納していない状態では、押え部
材が素子収納室と外気との連通を遮断するように設ける
のが好適である。
【0016】前記カートリッジの本体部分と前記押え部
材は遮光材料で形成され、前記開閉蓋は透明材料で形成
するのが好適である。
【0017】検体容器を収納する検体保持部をさらに有
するのが望ましい。
【0018】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、乾式分析
素子を収納し素子取出口と素子搬送部材が挿入できる挿
入口とを有する素子収納室を備え、この素子収納室の内
部には乾式分析素子を押し付ける押え部材を配設し、素
子取出口には押え部材を移動させつつ素子取出口から未
使用の乾式分析素子が装填可能な案内面を有することに
より、包装を破って乾式分析素子を摘んで取り出したま
ま、乾式分析素子を持ち直す手間がなくカートリッジに
装填することができ、乾式分析素子の枚数が多い場合の
作業負担を軽減することができる。
【0019】さらに、押え部材の配設により、乾式分析
素子上に重りを乗せる必要がないので、乾式分析素子の
装填操作が簡単であると共に、重りの汚れによる測定値
への影響および重りの紛失の問題もなくなる。
【0020】素子収納室に乾燥剤を装填して乾式分析素
子の収納部分の除湿を行うように設けると、カートリッ
ジ内部が低湿に保たれ、包装を破ってからの乾式分析素
子の劣化を抑制でき、有効寿命が長くなり、生化学分析
装置に複数の検体および乾式分析素子を装填でき、測定
効率が向上できる。
【0021】なお、乾式分析素子を収納していない状態
では、押え部材が素子収納室と外気との連通を遮断する
ように設けると、不使用状態における乾燥剤の吸湿劣化
が防止できる。乾式分析素子が挿入された状態では、乾
式分析素子における試薬層が露出している点着部は積み
重ねられた乾式分析素子または押え部材によって閉塞さ
れることで影響を受けない。乾燥剤は開閉蓋を開けて交
換できる。
【0022】カートリッジの本体部分と押え部材を遮光
材料で形成し、乾燥剤を挿入する開閉蓋を透明材料で形
成すると、外光による乾式分析素子の劣化が防止できる
と共に、外部より乾燥剤の吸湿程度を色の変化等から観
察できる。
【0023】検体容器を収納する検体保持部をさらに有
すると、検体とその測定に必要な乾式分析素子を組み合
わせて容易に装填でき、両者の組み合わせ間違いを防ぐ
ことができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。図1は一例の生化学分析用カートリ
ッジを装填した生化学分析装置の概略機構を示す斜視
図、図2は一部が異なる形態の生化学分析装置の要部機
構の平面配置図である。図3は一実施形態の生化学分析
用カートリッジの斜視図、図4はその断面図、図5は乾
式分析素子収納状態の断面図である。
【0025】図1に示す生化学分析装置1は、装置本体
17の前部の一方(図の右側)に円形のサンプラトレイ
2が、他方(図の左側)に円形のインキュベータ3が、
両者の間に点着部4(図1では図示省略、図2参照)
が、上部には左右に移動する点着ノズルユニット5がそ
れぞれ配設されている。また、サンプラトレイ2の近傍
には、血液から血漿を分離する血液濾過ユニット6が設
置されている。
【0026】サンプラトレイ2は、正転方向および逆転
方向に回転駆動される円盤状の回転台21を有し、この
回転台21の外周部の円弧状凹部には、円環形状が中心
から放射状に等分割された5つの生化学分析用カートリ
ッジ7が装填され、装填された5個の生化学分析用カー
トリッジ7が円弧状に並ぶ。
【0027】各生化学分析用カートリッジ7は独自に着
脱可能であり、詳細は後述するが、検体を収容した採血
管等の1つの検体容器10を保持する検体保持部71を
有すると共に、その測定項目に対応して通常複数の種類
が必要とされる未使用の乾式分析素子11(図5参照)
を積み重ねた状態で保持する素子収納室72を有する。
【0028】上記生化学分析用カートリッジ7が装填さ
れる凹部以外の回転台21の外周部には、消耗品を保持
する。第1の円弧部分には多数のノズルチップ12を保
持孔に並んで保持し、これに続く第2の円弧部分には混
合カップ13(多数のカップ状凹部が配置された成形
品)が載置され、第3の円弧部分には希釈液容器14お
よび参照液容器15を保持凹部に保持する。
【0029】つまり、上記サンプラトレイ2には、1つ
の検体容器10(採血管)とその測定に必要な乾式分析
素子11を組み合わせて収納した生化学分析用カートリ
ッジ7を複数(1〜5個)装填して、複数組みの検体と
乾式分析素子11とを装填すると共に、各測定で共通に
使用される消耗品としてのノズルチップ12と混合カッ
プ13はまとめて多数を一度に装填し、参照液容器15
と希釈液容器14が予め装填されている。
【0030】上記消耗品についてはサンプラトレイ2に
直接載置する他に、図2に示すようにカートリッジ形式
で装填するようにしてもよい。
【0031】図2に示す形態のサンプラトレイ2は、正
転方向および逆転方向に回転駆動される円環状(ドーナ
ツ状)の回転台22を有し、この回転台22にはその円
環形状が中心から放射状に8個に等分割された生化学分
析用カートリッジ7および消耗品カートリッジ8が装填
され、全部のカートリッジ7,8の装填によって円環状
となる。生化学分析用カートリッジ7および消耗品カー
トリッジ8は平面同形状であり、独自に着脱可能であ
る。5つの生化学分析用カートリッジ7は、検体を収容
した検体容器10を保持する検体保持部71を有すると
共に、その測定項目に対応して必要とされる未使用の乾
式分析素子11を保持する素子収納室72(図2では配
置形状を示している)を有する。3つの消耗品カートリ
ッジ8は、1つが多数のノズルチップ12を配列保持
し、他の1つが多数の混合カップ13を保持し、残り1
つが希釈液容器14および参照液容器15を保持する。
消耗品カートリッジ8にはそれぞれの保持形態に対応し
た保持凹部が形成されている。
【0032】上記のような生化学分析用カートリッジ7
および消耗品カートリッジ8の装填により、サンプラト
レイ2には、図1と同様に1つの検体容器10とその測
定に必要な未使用の乾式分析素子11を組み合わせた複
数組みの検体と乾式分析素子11とを装填すると共に、
消耗品としてのノズルチップ12、混合カップ13、参
照液容器15および希釈液容器14を予め装填してい
る。
【0033】サンプラトレイ2の回転台21,22は、
不図示の回転駆動機構により、点着ノズルユニット5の
動作位置に正転方向または逆転方向に回転駆動される。
その回転位置と、点着ノズルユニット5の移動位置を制
御することにより、必要なノズルチップ12を取り出
し、必要な検体や希釈液、参照液を吸引し、必要により
混合するという、検体点着のための所定の動作が行われ
る。
【0034】またサンプラトレイ2の中央部には、乾式
分析素子11を搬送する搬送手段9(図2参照)を備え
る。この搬送手段9は、不図示の機構によってサンプラ
トレイ2の半径方向にスライド移動可能に配設された素
子搬送部材91(挿入レバー)を有し、この素子搬送部
材91の前進移動制御によってその先端部で乾式分析素
子11を押して生化学分析用カートリッジ7から自動的
に取り出して点着部4に搬送し、点着後の乾式分析素子
11をインキュベータ3に搬送し、測定後にはインキュ
ベータ3の中心方向にさらに乾式分析素子11を搬送し
て廃却するように設けられている。そして、回転台2
1,22の回転位置を制御して、順に生化学分析用カー
トリッジ7を点着部4に対応する位置に停止させて、必
要な乾式分析素子11を生化学分析用カートリッジ7か
ら取り出すことができる。
【0035】本発明の生化学分析用カートリッジ7は、
図3〜図5に示すように、平面形状(上面および底面)
が扇形になっており、内側面7aおよび外側面7bが円
弧状湾曲面に設けられ、左右側面が中心方向に向く斜面
に設けられている。この生化学分析用カートリッジ7は
検体容器10を保持する検体保持部71および乾式分析
素子11を収容する素子収納室72を備えている。
【0036】素子収納室72は本体部分の内部に上下方
向に延びる角筒状の部屋として形成され、必要枚数の乾
式分析素子11が収納され、所定の深さ位置の底面72
bにおける外側面7bには収納した最下端の乾式分析素
子11を挿通させて押し出すことができる素子取出口7
2aが、反対側の内側面7aには乾式分析素子11を押
し出す素子搬送部材91が挿入できる挿入口72cが連
通して開口されている。
【0037】素子取出口72aは素子装填口を兼ねる。
素子取出口72aの上面は底面72bに対する高さが1
枚の乾式分析素子11のみが挿通可能に、その上下方向
の開口高さが乾式分析素子11の2枚の厚み以下に形成
されている。素子取出口72aの下部は下方に広く凹状
に形成され、素子収納室72の底面72bに向けて傾斜
した案内面72dが設けられている。素子取出口72a
から未使用の乾式分析素子11を挿入した際に、この乾
式分析素子11は案内面72dに沿って、図5(A)のよ
うに後述の押え部材73および既に挿入した乾式分析素
子11を押し上げつつ素子収納室72の最下段に挿入で
きるようになっている。
【0038】この素子取出口72aから必要枚数の乾式
分析素子11が挿入され、図5(B)のように積み重ねら
れる。挿入口72cから挿入された素子搬送部材91に
よって素子収納室72内の最下段の乾式分析素子11が
外周側に押され、素子取出口72aから点着部4の方向
に取り出される。
【0039】挿入口72cは乾式分析素子11の幅より
狭く形成され、最下段の乾式分析素子11が内側面7a
の方向に飛び出さないようになっている。なお、素子搬
送部材91は素子取出口72aを通ってさらに前進して
乾式分析素子11を搬送する。
【0040】また、素子収納室72の内部には底面72
b(素子取出口72a)に向かって乾式分析素子11を
押し付け、素子搬送部材91による取り出しを確実とす
る押え部材73が配設される(図3には図示せず)。こ
の押え部材73は素子収納室72の横断面形状に相当す
る平面形状を有し、上下移動可能であると共に、上面側
にはスプリング74が縮装されて下方向に付勢される。
押え部材73の上部には隔壁73aが立設され、その内
側に乾燥剤75が装填される。この乾燥剤75は、素子
収納室72の上面部の開閉蓋76で開かれる開口から挿
入される。また、素子収納室72の内面には上下方向に
延びる縦溝72eが設けられ、押え部材73が上昇移動
した際に押え部材73の上下の空間を連通し、乾式分析
素子11の収納部分の除湿を行うようになっている。乾
燥剤75は開閉蓋76を開けて交換できる。
【0041】前記縦溝72eの下端は素子取出口72a
および挿入口72cの部分までは形成されておらず、乾
式分析素子11を収納していない図4の状態では、押え
部材73が素子収納室72の底面72bに接触し、その
側面が素子取出口72aおよび挿入口72cを閉塞して
素子収納室72を密閉して外気との連通を遮断するよう
になっている。これにより、不使用状態における乾燥剤
75の吸湿劣化が防止できる。また、乾式分析素子11
が挿入された図5(B)の状態では、乾式分析素子11に
おける試薬層が露出している点着部は積み重ねられた乾
式分析素子11または押え部材73によって閉塞される
ことで外気の影響を受けない。
【0042】前記カートリッジ7の本体部分と押え部材
73は遮光材料で形成し、外光による乾式分析素子11
の劣化を防止する一方、乾燥剤75を挿入する開閉蓋7
6は透明材料で形成し、外部より乾燥剤75の吸湿程度
を色の変化等から観察し交換できる。
【0043】また、検体保持部71は生化学分析用カー
トリッジ7の上面から略円筒状の凹部に形成され、上面
に略円形状に装填口71aが開口し、採血管等の検体容
器10が挿入され、所定の深さ位置の底面71bに保持
される。この検体保持部71は、カートリッジ7が内側
面7aが狭く外側面7bが広く形成され、矩形状の素子
収納室72に隣接する側方部が外側面7bの近傍で広く
なった部分に配置して、比較的寸法の大きい採血管等の
検体容器10の装填が行えると共に、前記素子搬送部材
91と干渉しないような構造にしている。また、このよ
うな配置にすることにより、面積を有効に使い、サンプ
ラトレイ2を小型化できる。
【0044】なお、前記生化学分析用カートリッジ7の
実際の成形構造としては、素子収納室72を成形するた
めに、例えば素子収納室72の上面部分が分割構造に設
けられ、成形後に素子収納室72の内部に押え部材73
およびスプリング74を配置した状態で上面部分を本体
部分に溶着して構成する。
【0045】また、検体保持部71は、生化学分析用カ
ートリッジ7、検体容器10、乾式分析素子11の大き
さによっては、図1に示すように、内側面7aおよび外
側面7bに開放した構造としてもよいし、さらに検体容
器10に識別部材を設け、それを検出する窓としてもよ
い。血漿濾過が必要な検体については、図1に示すよう
に、生化学分析用カートリッジ7に納めた検体容器10
の上端に、濾過フィルターを備えたホルダー16を装着
しておく。
【0046】上記のような生化学分析用カートリッジ7
は任意に回転台21,22に装填でき、測定前の生化学
分析用カートリッジ7の入れ替えも可能で、緊急割り込
みの検体を収容した生化学分析用カートリッジ7を直ち
に測定できるように入れ替えることができる。なお、生
化学分析用カートリッジ7には識別部材が配設され、サ
ンプラトレイ2への生化学分析用カートリッジ7の装填
が検出され、検体ID、濾過の有無等が識別される。ま
た、上記生化学分析用カートリッジ7と同形状である図
2に示す消耗品カートリッジ8は、収容した消耗品の残
量が少量になったときは、予めノズルチップ12および
混合カップ13を載置した新しい消耗品カートリッジ8
を用意して入れ替えることができる。
【0047】ここで、生化学分析用カートリッジ7に装
填される乾式分析素子11について説明する。検体の呈
色度合を測定するために使用される比色タイプの乾式分
析素子11は矩形状のマウント内に試薬層が配設されて
なり、マウントの表面に点着孔が形成され、点着孔には
検体が点着される。検体のイオン活性を測定するために
使用される電解質タイプの乾式分析素子11は、2箇所
の液供給孔が形成されている。一方の液供給孔には検体
が点着され、他方の液供給孔にはイオン活量が既知であ
る参照液が点着される。また、イオン活量を測定するた
めに電位差測定手段の電位測定用プローブと電気的に接
続される3対のイオン選択電極対が形成されている。両
乾式分析素子11の裏面には検査項目などを特定するた
めの情報が記録されたバーコード(図示せず)が付設さ
れている。
【0048】前記点着部4(図2)は、乾式分析素子1
1に血漿、全血、血清、尿などの検体を点着するもの
で、点着ノズルユニット5によって比色測定タイプの乾
式分析素子11には検体を、電解質タイプの乾式分析素
子11には検体と参照液を点着する。
【0049】この点着部4には、乾式分析素子11の底
面を受ける載置台41と、上方の点着用開口を有する素
子押え(図示せず)が設置され、両者の間を乾式分析素
子11が移動する。点着部4の前段部分には、図示して
ないが、乾式分析素子11に設けられたバーコードを読
み取るためのバーコードリーダーが設置されている。こ
のバーコードリーダーは、検査項目などを特定し、後の
点着、測定を制御するため、および乾式分析素子11の
搬送方向(前後、表裏)を検出するために設けられてい
る。
【0050】点着ノズルユニット5(図1)は検体のサ
ンプリングを行うもので、横方向に水平移動する横移動
ブロック51に上下移動する2つの上下移動ブロック5
2,52が設けられ、2つの上下移動ブロック52,5
2にそれぞれ固定された2つの点着ノズル53,53を
有している。横移動ブロック51、2つの上下移動ブロ
ック52,52は、図示しない駆動手段により横移動お
よび上下移動が制御され、2つの点着ノズル53,53
は、一体に横移動すると共に、独自に上下移動するよう
になっている。例えば、一方の点着ノズル53は検体用
であり、他方の点着ノズル53は希釈液用および参照液
用である。
【0051】両点着ノズル53,53は棒状に形成さ
れ、内部に軸方向に延びるエア通路が設けられ、下端に
はピペット状のノズルチップ12がシール状態で嵌合さ
れる。この点着ノズル53,53にはそれぞれ不図示の
シリンジポンプ等に接続されたエアチューブが連結さ
れ、吸引・吐出圧が供給される。使用後のノズルチップ
12はチップ抜取り部で外されて落下廃却される。
【0052】インキュベータ3は、点着部4の延長位置
に配置され、図2に示すように、円盤状の回転部材31
が図示しない回転駆動機構によって回転可能に設けら
れ、回転部材31の上には不図示の上位部材が配設さ
れ、回転部材31の円周上に乾式分析素子11を収納す
る素子室32が所定間隔で複数配設されてなる。素子室
32の底面の高さは点着部4の搬送面の高さと同一に設
けられ、点着部4から挿入された乾式分析素子11を素
子室32内で、上位部材に付設された加熱手段の温度調
整によって所定温度にインキュベーション(恒温保持)
する。
【0053】また、回転部材31の内孔は廃却口33に
形成され、素子室32の測定後の乾式分析素子11がそ
のまま中心側に移動されると廃却口33に落下廃却され
る。なお、インキュベータ3の上面にはカバーが配設さ
れ、廃却口33の下方には測定後の乾式分析素子11を
回収する回収箱が配設される。
【0054】上記インキュベータ3には乾式分析素子1
1の測定を行う不図示の測定手段を備える。インキュベ
ータ3には比色タイプの乾式分析素子11と電解質タイ
プの乾式分析素子11とが搬送されるもので、両者の測
定が行える測定手段(測光手段と電位差測定手段)を備
える。なお、点着部4の側方に電位差測定手段を備えた
第2のインキュベータを配設し、これには電解質タイプ
の乾式分析素子11を分離搬送して、その電位差測定を
行うようにしてもよい。
【0055】比色測定法の場合は、回転部材31の各素
子室32の底面中央に測光用の開口が形成され、この開
口を通して測定手段の測光ヘッドによる乾式分析素子1
1の反射光学濃度の測定が行われる。インキュベータ3
は回転部材31が往復回転駆動され、所定回転位置の下
方に配設された測光ヘッドに対して、順次素子室32の
乾式分析素子11の呈色反応の光学濃度の測定を行い、
この一連の測定の後、逆回転して基準位置に復帰し、次
の測定を行うように、所定角度範囲内で往復回転駆動を
行うように制御するものである。
【0056】また、イオン活量を測定する場合は、素子
室32の側辺部に、イオン活量測定のための3対の開口
が形成され、電位差測定手段の3対の電位測定用プロー
ブが乾式分析素子11のイオン選択電極に接触可能に設
けられる。そして、一方の液供給孔に検体が、他方の液
供給孔に参照液が点着された乾式分析素子11では、イ
オン選択電極対の間にそれぞれ参照液と検体との間のイ
オン活量の差に対応する電位差が発生するため、電位測
定用プローブにより各イオン選択電極対から生ずる電位
差を測定すれば検体中の各イオン活量が測定できる。
【0057】次に、血漿濾過ユニット6(図1)は、サ
ンプラトレイ2に保持された検体容器10(採血管)の
内部に挿入され上端開口部に取り付けられたガラス繊維
からなるフィルターを有するホルダー16を介して血液
から血漿を分離吸引し、ホルダー16上端のカップ部に
濾過された血漿を保持するようになっている。負圧を作
用させる吸引部61の先端下方側にはホルダー16と吸
着する吸盤部62が設けられ、この吸盤部62は不図示
のポンプと接続される。吸引部61は支持柱63に対
し、不図示の昇降機構により昇降移動するように支持さ
れている。
【0058】そして、血液からの血漿の分離は、吸引部
61を下降して検体容器10のホルダー16に密着させ
る。ポンプを駆動して、検体容器10内の全血を吸い上
げフィルターにより濾過しカップ部に血漿が供給され
る。その後、吸引部61を上昇して元の位置に移動して
濾過を終了する。
【0059】図1は上記のような機構を装置本体17
(ケース)に設置した生化学分析装置1の外観を示すも
のであり、インキュベータ3の上部には操作パネル18
が配設されている。サンプラトレイ2、点着ノズルユニ
ット5は開閉可能な透明保護カバー19によって覆われ
ている。サンプラトレイ2に対する生化学分析用カート
リッジ7の装填、交換は、保護カバー19を開いて(外
して)行われる。
【0060】次いで、生化学分析装置1の動作について
説明する。まず、分析を行う前に、装置外で生化学分析
用カートリッジ7に対し検体を収容した検体容器10お
よびその測定項目に対応した種類の乾式分析素子11を
装填する。つまり、検体の測定項目に対応する乾式分析
素子11を用意し、1枚ずつ包装された包装を破って、
中の乾式分析素子11の端部をもって取り出し、そのま
ま生化学分析用カートリッジ7の素子取出口72aから
素子収納室72の内部に挿入して装填する。
【0061】このように検体容器10および乾式分析素
子11を対応して保持させた生化学分析用カートリッジ
7を、保護カバー19を外してサンプラトレイ2に装填
する。検体が複数の場合には、それぞれの検体に対応し
た生化学分析用カートリッジ7を装填する。また、消耗
品であるノズルチップ12、混合カップ13、希釈液容
器14および参照液容器15をサンプラトレイ2に装填
する。図2の形態では消耗品カートリッジ8を装填す
る。
【0062】その後、分析処理をスタートする。なお、
緊急検体を収容した生化学分析用カートリッジ7の場合
には、測定動作を一時停止させて、空いている部分また
は装填されている生化学分析用カートリッジ7を外して
緊急検体用の生化学分析用カートリッジ7を装填する。
【0063】まず、血液濾過ユニット6により、検体容
器10内の全血を濾過して血漿成分を得る。次に、サン
プラトレイ2を回転させて測定する検体の生化学分析用
カートリッジ7を点着部4に対応する位置に停止させ
る。搬送手段9の素子搬送部材91によりその生化学分
析用カートリッジ7から乾式分析素子11を点着部4に
搬送する。その搬送途中にバーコードリーダーにより乾
式分析素子11に設けられたバーコードが読み取られ、
乾式分析素子11の検査項目などを検出する。読み取ら
れた検査項目がイオン活量測定の場合、希釈依頼項目の
場合等に応じて異なる処理を行う。
【0064】読み取られた検査項目が比色測定の場合
は、サンプラトレイ2を回転させて点着ノズル53の下
方にノズルチップ12を移動させ、点着ノズル53に装
着する。続いて検体容器10を移動させ、点着ノズル5
3を下降してノズルチップ12に検体を吸引し、点着ノ
ズル53を点着部4に移動して、乾式分析素子11に検
体を点着する。
【0065】そして、検体が点着された乾式分析素子1
1がインキュベータ3に挿入される。乾式分析素子11
が挿入されると、インキュベータ3の素子室32を回転
して、挿入された乾式分析素子11を順次測光ヘッドと
対向する位置に移動する。そして、所定時間後測光ヘッ
ドによる乾式分析素子11の反射光学濃度の測定が行わ
れる。測定終了後、素子室32を挿入時の位置に戻し、
素子搬送部材91によって測定後の乾式分析素子11を
中心側に押し出して廃却する。測定結果を出力し、使用
済みのノズルチップ12を点着ノズル53から外して処
理を終了する。
【0066】次いで、検査項目が希釈依頼項目の場合、
例えば血液の濃度が濃すぎて正確な検査を行うことがで
きないような場合には、サンプラトレイ2を移動してノ
ズルチップ12を点着ノズル53に装着する。次にサン
プラトレイ2を移動して検体上で点着ノズル53を下降
してノズルチップ12に検体を吸引する。サンプラトレ
イ2を移動して吸引した検体をノズルチップ12から混
合カップ13に分注した後、使用済みのノズルチップ1
2を外す。次いで、新しいノズルチップ12を点着ノズ
ル53に装着し、希釈液容器14からノズルチップ12
に希釈液を吸引する。吸引した希釈液をノズルチップ1
2から混合カップ13に吐出する。そして、ノズルチッ
プ12を混合カップ13内に挿入して吸引と吐出とを繰
り返して撹拌を行う。撹拌を行った後、希釈した検体を
ノズルチップ12に吸引し、希釈した検体を吸引した点
着ノズル53を点着部4に移動して、乾式分析素子11
に検体を点着する。以下同様に、測光、素子廃却、結果
出力およびチップ廃却を行って処理を終了する。
【0067】次いで、検査項目がイオン活量の測定の場
合について説明する。なお、イオン活量の測定の場合
は、電解質タイプの乾式分析素子11が搬送される。ま
ず、一方の点着ノズル53にノズルチップ12を装着
し、検体を吸引する。次に、他方の点着ノズル53にノ
ズルチップ12を装着し、参照液容器15から参照液を
吸引する。次いで、一方の点着ノズル53により検体を
乾式分析素子11の一方の液供給孔に点着し、さらに、
他方の点着ノズル53により参照液を乾式分析素子11
の他方の液供給孔に点着する。
【0068】そして、検体および参照液が点着された乾
式分析素子11が、点着部4からインキュベータ3の素
子室32に挿入される。この乾式分析素子11がインキ
ュベータ3に挿入されると、電位差測定手段によるイオ
ン活量の測定が行われる。測定終了後、素子搬送部材9
1によって測定後の乾式分析素子11をインキュベータ
3の中心部の廃却口33に廃却する。そして測定結果を
出力し、両方の使用済みのノズルチップ12,12を両
点着ノズル53,53から外して廃却し、処理を終了す
る。
【0069】なお、本実施の形態では、乾式分析素子1
1を傾斜面による案内面72dに沿って素子収納室72
の最下段に挿入できるようにしているが、これに限定さ
れるものではなく、案内面72dを円弧面としても適用
が可能である。
【0070】上記のような実施の形態では、生化学分析
用カートリッジ7に対する乾式分析素子11の装填を素
子取出口72aから挿入することによって行い、押え部
材73の設置によって重りを不要としているために、乾
式分析素子11の装填動作が容易で確実に行える。ま
た、乾燥剤75によって乾式分析素子11の除湿を行っ
て、その劣化を抑制して有効寿命が長くなり、複数の検
体および乾式分析素子11を装填でき、測定効率が向上
できる。さらに、複数の生化学分析用カートリッジ7に
それぞれ1つの検体容器10とその測定用の乾式分析素
子11を収納し、この生化学分析用カートリッジ7をそ
れぞれサンプラトレイ2に装填することにより、複数種
類の検体と乾式分析素子11を間違いなく容易に装填で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態における生化学分析
用カートリッジを装填した生化学分析装置の概略構成を
示す斜視図
【図2】一部が異なる形態の生化学分析装置の要部機構
の平面配置図
【図3】生化学分析用カートリッジの斜視図
【図4】生化学分析用カートリッジの断面図
【図5】乾式分析素子の収納状態を示す生化学分析用カ
ートリッジの断面図
【符号の説明】
1 生化学分析装置 2 サンプラトレイ 3 インキュベータ 4 点着部 5 点着ノズルユニット 7 生化学分析用カートリッジ 9 搬送手段 10 検体容器 11 乾式分析素子 21,22 回転台 71 検体保持部 72 素子収納室 72a 素子取出口 72c 挿入口 72d 案内面 72e 縦溝 73 押え部材 74 スプリング 75 乾燥剤 76 開閉蓋 91 素子搬送部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 BE10 CA10 CB03 DA08 FA11 FB07 FC01 2G045 AA13 AA16 CA25 CA26 CB03 FA11 FB05 GC11 GC18 HA14 HA17 JA07 2G054 AA07 AB10 BB13 EA05 FA34 GE03 GE08 JA02 2G058 BB15 CC09 CC11 CD04 CF28 EA11 ED35 GA02 GA11 GC02 GC05 GC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定に必要な乾式分析素子を収納し、生
    化学分析装置に供給する生化学分析用カートリッジにお
    いて、 乾式分析素子を収納する素子収納室を備え、該素子収納
    室は収納した端部の乾式分析素子が挿通可能な素子取出
    口と、該素子取出口と反対側に乾式分析素子を押し出す
    素子搬送部材が挿入できる挿入口とを有し、 前記素子収納室の内部には前記素子取出口に向かって乾
    式分析素子を押し付ける押え部材が配設され、 さらに、前記素子取出口は前記押え部材を移動させつつ
    該素子取出口から未使用の乾式分析素子が装填可能な案
    内面を有することを特徴とする生化学分析用カートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記素子収納室における前記押え部材の
    背部には、開閉蓋で開かれる開口から乾燥剤が装填さ
    れ、乾式分析素子の収納部分の除湿を行うことを特徴と
    する請求項1に記載の生化学分析用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジの本体部分と前記押え
    部材は遮光材料で形成され、前記開閉蓋は透明材料で形
    成されたことを特徴とする請求項2に記載の生化学分析
    用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 検体容器を収納する検体保持部をさらに
    有することを特徴とする請求項1に記載の生化学分析用
    カートリッジ。
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