JPH0894638A - 生化学分析装置 - Google Patents

生化学分析装置

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JPH0894638A
JPH0894638A JP22627294A JP22627294A JPH0894638A JP H0894638 A JPH0894638 A JP H0894638A JP 22627294 A JP22627294 A JP 22627294A JP 22627294 A JP22627294 A JP 22627294A JP H0894638 A JPH0894638 A JP H0894638A
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JP
Japan
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spotting
sample
nozzle
tip
sampling arm
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JP22627294A
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Inventor
Akihiro Komatsu
明広 小松
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サンプリングアームが露出した状態で移動す
る装置であっても、サンプリングアームの高さを低くし
て作業者、その他の器具等との接触の可能性を低減して
故障の発生原因を解消する。 【構成】 検体を吸引吐出する点着用ノズル83を備えた
サンプリングアーム82を駆動して、検体容器77の上端面
から検体を吸引した後、点着用ノズル83を点着面Bに位
置する乾式分析素子1上に移動して検体を所定量吐出す
る点着を行い、点着後の乾式分析素子1をインキュベー
タで乾式分析素子の試薬と検体との反応を進行させ、そ
の反応に基づく変化から検体の成分濃度等を検出するも
のであって、検体容器77の上端面Dおよび点着面Bが装
置の上面を構成する操作面Aと同じか下方に位置し、サ
ンプリングアーム82の不使用停止時には少なくともその
点着用ノズル83の先端部分が前記操作面Aより下方とな
る位置に収納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液、尿等の検体に含
まれる所定の生化学物質との化学反応、生化学反応また
は免疫反応等により光学濃度変化を生じる試薬層を有す
る乾式分析素子または検体中に含まれる特定のイオンの
活量(または濃度)をポテンシオメトリで定量分析する
ための電解質測定用の乾式分析素子を使用して生化学分
析等を行う生化学分析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、検体の小滴を点着供給するだけで
この検体中に含まれている特定の化学成分の含有量また
はその活性値、あるいは有形成分の含有量を定量分析す
ることのできる乾式の一体型多層分析素子(多層分析要
素、多層分析フイルムとも称される)、または、特定イ
オンに選択的に応答するイオン選択層を最外層に有する
少なくとも1組のイオン選択電極対を備えた乾式の電解
質分析素子が開発され実用化されている。また、濾紙タ
イプの試験片やそれを改良した単層または多層の試験片
も提案され、一部は実用化されている。
【0003】従来の湿式方式の分析装置では、点着用ノ
ズルを有するサンプリング装置によって検体容器中の検
体を吸引し、操作面上でこの検体と試薬とを混合し、キ
ュベットの中で反応させ測定するため、キュベットの回
りはカバーで保護し、ほこり等の異物、外光などの影響
を少なくするする必要があった。したがって、キュベッ
トに隣接するサンプリングアームもカバー内に配置さ
れ、検体の吸引時などはカバー内で移動していることか
ら操作者の手と接触したりすることが回避されるもので
あり、このサンプリングアームが操作面上に飛び出して
いても支障はなかった。
【0004】一方、乾式分析素子を使用した分析装置で
は、検体と試薬との反応はこの乾式分析素子中で行わ
れ、その反応部分を乾式分析素子とともにインキュベー
タの内部に挿入して進行させることができ、操作面に露
出していないことから、異物、外光の影響も少なく、そ
の部分を特に覆うカバーを設置する必要がなくなってい
る。これに伴って、サンプリングアームのみが操作面上
に露出した構造に設置することが可能であり、カバーの
開閉操作の低減によって測定操作の作業性が良好となる
構造を有する分析装置が製品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、サンプ
リングアームは操作面より飛び出した状態で移動するも
のであり、カバーがない場合もしくはカバーがあっても
開いた状態でサンプリングアームが移動すると、このサ
ンプリングアームの移動中に操作者の手と接触したり、
その他の予期しない部材と接触する可能性が生まれ、サ
ンプリングアームの点着用ノズルが変形したり、故障の
発生原因となる。
【0006】また、カバーを設置しない構造とした場合
には、不使用時であっても常時サンプリングアームが装
置面の上方に高く突出した状態で停止しているものであ
り、このサンプリングアームに操作者の手や他の器具等
が衝突すると、前述のような故障の発生原因となる恐れ
がある。特に、前記サンプリングアームによって検体を
吸引するサンプリング位置もしくは検体を乾式分析素子
に点着する点着位置が高く設置されている場合には、サ
ンプリングアームの高さも高く設けなければならず、予
期しない部材と接触する可能性がより大きくなる問題を
有している。
【0007】さらに、前記サンブリングアームの点着用
ノズルの先端にノズルチップを装着して、このノズルチ
ップ内に検体を吸引吐出するようにした場合には、ノズ
ルチップの先端は尖っていて操作者の手指と接触するこ
とは避けるように構成することも要望される。
【0008】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、カバーを備えていないでサンプリングアームが露出
するような装置であっても、サンプリングアームの高さ
を低くして操作者、その他の器具等との接触の可能性を
低減して故障の発生原因を解消するようにした生化学分
析装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の生化学分析装置は、検体を吸引吐出する点着用
ノズルを備えたサンプリングアームが移動可能に設置さ
れ、該サンプリングアームを駆動して、検体を収容した
検体容器の上端面から該検体を吸引した後、前記点着用
ノズルを点着面に位置する乾式分析素子上に移動して検
体を所定量吐出する点着を行い、点着後の乾式分析素子
をインキュベータに搬送して該乾式分析素子の試薬と検
体との反応をインキュベータで進行させ、その反応に基
づく変化から検体の成分濃度等を検出するものであっ
て、検体容器の上端面および点着面が装置の上面を構成
する操作面と同じか下方に位置し、前記サンプリングア
ームの不使用停止時には少なくとも前記点着用ノズルの
先端部分が前記操作面より下方となる位置に収納するこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、前記サンプリングアームの移動範囲
を検出するエリアセンサを配設し、該エリアセンサの検
出に基づき特定の移動範囲でサンプリングアームの移動
高さを切り換えるように駆動するのが好適である。
【0011】さらに、前記点着用ノズルが、先端にノズ
ルチップを嵌合して、該ノズルチップ内に検体を吸引収
容する場合に、前記ノズルチップを保持している位置で
のノズルチップの上端面を、前記操作面と同じか下方に
位置するように設けるのが好適である。
【0012】さらに、前記点着用ノズルの先端にノズル
チップを嵌合した際に、ノズルチップの先端と前記操作
面との距離を、10mm以下に保って前記サンプリングア
ームを移動させることが好適である。
【0013】
【作用】本発明の生化学分析装置では、乾式分析素子の
採用によるインキュベータ内での反応進行を行うととも
に、検体容器の上端面、点着面またはノズルチップの上
端面を操作面以下の低い位置に設けて、サンプリングア
ームによる検体の吸引、点着などの動作位置を操作面よ
り低く設定したことで、それぞの動作点の間の移動時に
は操作面に対して接近した低い位置を移動可能であり、
さらに、不使用停止時には点着用ノズルの先端を操作面
より下方に低下させて収納し、これに伴って該サンプリ
ングアームの操作面からの突出量を低減可能としたこと
で、サンプリングアームへの器具、操作者などの接触を
回避して障害の発生を抑制するようにしている。
【0014】また、サンプリングアーム以外の、その他
の装置部分は操作面より低くなったことで、カバーの設
置を不要とすることが可能となり、操作性、コスト面で
改善が図れるものである。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
説明する。まず、図1は本発明の一実施例としての生化
学分析装置の概略構成を示す斜視図である。
【0016】生化学分析装置10は、一般測定系として、
図5に示すような乾式分析フイルム片による乾式分析素
子1を収納したカートリッジ3を格納する主保管庫11
と、上記主保管庫11の側方に配設され乾式分析素子1を
所定時間恒温保持するインキュベータ12と、前記主保管
庫11からインキュベータ12に乾式分析素子1を取り出し
て搬送する素子搬送手段13と、たとえば血清、尿等の複
数の検体を収納した検体容器77を保持する検体保持手段
14と、検体保持手段14の検体を素子搬送手段13によって
インキュベータ12に搬送するまでの間に乾式分析素子1
に点着する第1の点着手段15と、インキュベータ12の下
方に配設された測定手段16とを備えている。
【0017】さらに、電位差測定系として、図6に示す
ような電解質スライドによる乾式分析素子2を同様に収
納した電解質カートリッジ4を格納する電解質保管庫21
と、該電解質保管庫21内の電解質カートリッジ4から電
解質乾式分析素子2を点着位置に搬送する搬送手段22
と、電解質乾式分析素子2に前記検体保持手段14から検
体を点着する第2の点着手段23と、参照液容器97から参
照液を同様に電解質乾式分析素子2に点着する第3の点
着手段24と、上記電解質点着位置の前方に設置され電解
質乾式分析素子2を所定時間恒温保持するとともに電位
差を測定する電位差測定手段25とを備えている。一方、
前記第1および第2点着手段15,23の近傍には、その点
着用ノズル83,93の先端に装着するノズルチップ78を配
列して収納したチップラック79を保持するチップ供給手
段26が設置されている。
【0018】まず、前記一般測定系を説明すれば、前記
主保管庫11は、未使用のほぼ正方形状または矩形状の乾
式分析素子1(乾式分析フイルム片)を収納したカート
リッジ3(図5参照)を格納するものであり、その下方
には搬送手段13の一部として、該主保管庫11内のカート
リッジ3から乾式分析素子1を取り出す取出用吸盤60に
よる素子取出手段が設置されている。
【0019】上記乾式分析素子1は、ポリエチレンテレ
フタレート(PET)やポリスチレン等の有機ポリマシ
ート等のプラスチックシートからなる光透過性の支持体
上に試薬層を塗布または接着等により設け、この上に展
開層をラミネート法等により積層したフイルム片(チッ
プ)であり、従来の化学分析スライドにおけるマウント
に相当するものは有していない。
【0020】上記試薬層はゼラチン等の親水性ポリマバ
インダまたは多孔性層の中にアナライトに選択的に反応
する検出試薬(化学分析試薬または免疫分析試薬)およ
び発色反応に必要な試薬成分が含まれる少なくとも1つ
の層で構成されている。また、上記展開層は外部との間
でコスレに強い材料例えばポリエステル等の合成繊維か
らなる織物布地や編み物布地、天然繊維と合成繊維との
混紡による織物布地、編み物布地、不織布等もしくは紙
から構成されて保護層として機能するとともに、この展
開層上に点着された検体を試薬層上に一様に供給し得る
ように展開する。
【0021】前記乾式分析素子1は測定項目別にカート
リッジ3内に収納されるものであり、該カートリッジ3
は角筒状の分割箱体31で構成され、この箱体31の一側面
の最下部付近には乾式分析素子1を1枚だけ通過可能な
第1の開口部3aが形成され、底面には前記素子1を吸引
保持する取出用吸盤60(サクションカップ)が進入する
略U字型の第2の開口部3bが形成されている。また、内
部には収納した乾式分析素子1を開口部3bの方向に保持
する図示しない押え機構が配設されている。
【0022】さらに、前記箱体31の第1の開口部3aが形
成された側面およびこれに対向する側面には縦方向のリ
ブ3cが突設され、この縦リブ3cは両側面で形成間隔、形
成長さが異なり、これによりカートリッジ3を主保管庫
11の架体41におけるカートリッジ収納部に係止保持する
とともに、カートリッジ挿入方向の誤認防止を図ってい
る。上記箱体31の側面には、収納した乾式分析素子1に
関するデータ等を表わすカートリッジ情報を有するバー
コードによるデータ記録部32が付設されている。
【0023】前記カートリッジ3は、測定項目別に内部
に多数の乾式分析素子1を積み重ねた状態で収納して、
主保管庫11における円盤状に形成された架体41に配設さ
れた内周側もしくは外周側の保管室11a,11b におけるカ
ートリッジ収納部に2重のリング状に装填される。
【0024】主保管庫11は、底壁と周壁とを構成するケ
ース本体42と、該ケース本体42の上面を閉塞する蓋体43
とを有し、該ケース本体42の底部には架体41が回転可能
に支承されている。この架体41は図示しない架体モータ
によって回転停止位置が駆動制御される。
【0025】そして、前記主保管庫11の底面には、図示
していないが、素子取出位置におけるケース本体42の底
壁に、下シャッターによって選択的に開口される素子取
出口が内周側および外周側にそれぞれ設けられている。
また、前記素子取出位置における蓋体43には、カートリ
ッジ3の挿入、排出用のカートリッジ挿入口48a,48bが
内周側および外周側にそれぞれ開口され、この内外のカ
ートリッジ挿入口48a,48b は円盤状の上シャッター49に
よって選択的に開口される。
【0026】また、前記架体41における内外のカートリ
ッジ収納部の間には区画部材55が配設され、主保管庫11
の内部を内外に内側保管室11a と外側保管室11b とに区
分している。そして、内側保管室11a の中心部には調湿
剤57が収納され、また、外側保管室11b には、ケース本
体42内に除湿剤58が収納されている。
【0027】前記取出用吸盤60は昇降移動可能に保持さ
れ、昇降モータの駆動によって昇降移動するように構成
されている。この取出用吸盤60は、上昇してカートリッ
ジ3の最下層の乾式分析素子1に密着してこれを減圧吸
着してから、吸着した乾式分析素子1を若干下方に引き
下げて湾曲形状とした状態で中心側にスライドさせなが
ら図5のようにカートリッジ3の第1の開口部3aから取
り出す。その後、取出用吸盤60を下方に移動し素子取出
口から外部に搬送するものである。
【0028】次に図1におけるインキュベータ12は、円
盤状の本体70が図示しない回転駆動機構によって回転自
在に支持され、上記本体70の円周上には所定間隔で前記
乾式分析素子1を収納するセル71が複数配設され、この
セル71内で乾式分析素子1がインキュベーションされ
る。このインキュベータ12の本体70は、金属製の下ディ
スクと上ディスクを有し、両ディスク間にセル71が形成
されるとともに、ヒータが内蔵されて乾式分析素子1が
所定温度(例えば37℃)に加熱保持される。
【0029】また、図示していないが、上記下ディスク
にはセル71の形成位置に対応して所定間隔で測光窓が開
口され、該セル71には挿入された乾式分析素子1を所定
位置に固定する素子押えが配設され、また、測定位置に
おける本体70の下方には、測定手段16の測光ヘッド72が
配設されている。
【0030】前記主保管庫11からインキュベータ12に乾
式分析素子1を搬送する搬送手段13は、前記取出用吸
盤60に保持されている乾式分析素子1を、試薬層が上
面となっている状態のまま下方から保持して受け取ると
ともにインキュベータ12のセル71に側方開口部から挿入
する馬蹄形の移載部材73と、インキュベータ12のセル71
内で上記移載部材73に保持されている乾式分析素子1を
セル71の下方から出没して保持する図示しない保持用吸
盤とを備えている。
【0031】なお、前記インキュベータ12の素子排出位
置には、図示していない排出機構によって測定後の乾式
分析素子1がインキュベータ12のセル71から取り出さ
れ、廃却箱74に廃棄される。
【0032】前記検体保持手段14は、回転操作される検
体テーブル76を備え、該検体テーブル76の内外周部には
検体を収納した複数の検体容器77がセットされ、その回
転により検体容器77が順次供給位置に移動される。な
お、検体テーブル76の内周側にセットされる検体容器77
は緊急測定用のものである。
【0033】また、第1および第2の点着手段15,23の
背部のチップ供給手段26は、後述の点着用ノズル83,93
の先端に装着されるノズルチップ78を配列して収納した
チップラック79に加えて、カップ状の凹部が並列配置さ
れた希釈容器80を横方向にスライド移動するものであ
り、順次ノズルチップ78または希釈容器80の位置が回動
してきた点着用ノズル83,93の下方に位置するように移
動が制御されるとともに、予備および供給完了したチッ
プラック79を保持する待機位置および排出位置を有して
いる。
【0034】また、上記検体容器77から検体を乾式分析
素子1に点着する第1の点着手段15は、支持基部81に回
動および昇降自在に設けられたサンプリングアーム82の
先端に検体の吸引吐出を行う点着用ノズル83を有し、該
点着用ノズル83の先端にはピペット状の前記ノズルチッ
プ78が装着され、検体テーブル76の検体容器77から検体
を吸引し移動して前記移載部材73の上に保持されている
乾式分析素子1に点着する。なお、検体テーブル76に隣
接して希釈液ホルダー84が配設され、測定項目に応じて
は、検体を希釈容器80で希釈した後に、乾式分析素子1
に点着するものである。前記サンプリングアーム82の昇
降および回動機構の具体的構造については後述する。
【0035】なお、点着後のノズルチップ78は検体が変
る毎に廃却されるものであり、上端部にノズルチップ78
の上端を引っ掛けて点着用ノズル83の先端から外すチッ
プ廃却筒69が配設され、該チップ廃却筒69から落下する
ノズルチップ78は、前記廃却箱74に廃棄される。
【0036】点着された乾式分析素子1は、インキュベ
ータ12によりインキュベーションが行われ、このインキ
ュベータ12の下方に配設された測定手段16により測定さ
れる。この測定手段16は、乾式分析素子1と検体中のア
ナライトとの呈色反応による光学濃度を測定するための
前記測光ヘッド72を有する。該測光ヘッド72は所定波長
の光を含む測定用照射光を光透過性の支持体を透過し試
薬層に照射して、反射光を光検出素子で検出するもので
あり、図示していないが、測光ヘッド72には光源(ラン
プ)からの光が干渉フィルタを介して入射され、測光ヘ
ッド72で上記光が試薬層に照射される。
【0037】また、乾式分析素子1の試薬層からの反射
光は試薬層中で生成された色素量に応じた光情報(具体
的には光量)を担持しており、この光情報を担持した反
射光が測光ヘッド72の光検出素子に入射して光電変換さ
れ、アンプを介して判定部に送出される。判定部では、
入力された電気信号のレベルに基づき試薬層中で生成さ
れた色素の光学濃度を判定し、検体中の所定の生化学物
質の濃度(含有量)または活性値を比色法の原理により
算出する。
【0038】一方、電位差測定系の機構を説明すれば、
電解質乾式分析素子2(電解質スライド)は、図6に示
すように、検体の電解質を電気的な変化によって調べる
ものであり、外側部分がプラスチックによるフレーム部
材2aで覆われ、その上面には検体点着部2bと参照液点着
部2cおよび両点着部を連結するブリッジ2dとが設けら
れ、内部には3種の多層フイルム状の乾式イオン選択電
極対(Na,K,Cl測定用電極対)が設置されるとと
もに、該電極に接する分配部材が設置され、検体と参照
液を略同時に点着してその電位差を検出するものであ
る。
【0039】前記のような電解質乾式分析素子2を収納
する電解質カートリッジ4は、箱体34が2つの別個の左
右の半ケーシングとして形成されたものを中央で係合し
て1つの角筒状に形成され、この箱体34の最上部には乾
式分析スライド1を取り出す取出口4aが設けられてい
る。この取出口4aは一側面にスリット状に開口し、1枚
の電解質乾式分析素子2が挿通可能であり、反対側面に
は後述のブレード部材90が進入する開口部4bが形成され
ている。また、上記箱体34の両側面には縦方向に延びる
縦リブ4cが2本ずつ突設され、この縦リブ4cの間には縦
溝4dが形成され、内面にはラチェット歯35が形成されて
いる。
【0040】前記電解質カートリッジ4は、収容した電
解質乾式分析素子2を取出口4a側に保持する押え部材36
を備え、該押え部材36には保持位置を係止する係止爪36
a が設けられている。前記押え部材36は、電解質乾式分
析素子2の取出しに応じて上方に移動されるものであ
り、そのための突起部36b が縦溝4dより突出して設けら
れるとともに、前記係止爪36a がラチェット歯35に係止
する。
【0041】そして、該電解質カートリッジ4の箱体の
外面には、収納した電解質乾式分析素子2に関するデー
タ等を表わすカートリッジ情報を有するバーコードによ
るデータ記録部32が、前記カートリッジ3と同様に付設
されている。
【0042】前記電解質カートリッジ4を収納する図1
における電解質保管庫21は回転駆動式に設けられ、回転
中心の両側に2つのカートリッジ収納部が形成され、こ
の電解質保管庫21がセレクトモータ86によって回転駆動
されて、一方のカートリッジ4が取出位置に移動され
る。その際、他方のカートリッジ4は図示しない電解質
測定部カバーを開いた際に上方からカートリッジ4の排
出および新しいカートリッジ4の挿入が可能である。ま
た、前記電解質保管庫21の部分は独立した部屋に設置さ
れ、乾燥剤87が設置されている。
【0043】前記電解質カートリッジ4から電解質乾式
分析素子2を取り出し搬送する搬送手段22は、電解質カ
ートリッジ4の最上部の電解質乾式分析素子2を押し出
すブレード部材90を有し、該ブレード部材90を駆動する
機構が設置されているとともに、カートリッジ4から取
り出された電解質乾式分析素子2を点着位置に搬送して
点着した後に、恒温保持および電位差測定手段25による
測定位置に搬送し、さらに、廃却位置に搬送する図示し
ない別のスライド部材による搬送機構を備えている。
【0044】第2の点着手段23のサンプリングアーム91
は、第1のサンプリングアーム82と同様に、支持基部92
に回動および昇降自在に設けられ、先端に検体の吸引吐
出を行う点着用ノズル93を有し、該点着用ノズル93の先
端にはピペット状の前記ノズルチップ78が装着され、検
体テーブル76の検体容器77から検体を吸引し移動して点
着位置に搬送されている電解質乾式分析素子2に点着す
る。点着後のノズルチップ78は廃却されるものであり、
上端部にノズルチップ78の上端を引っ掛けて点着用ノズ
ル93の先端から外すチップ廃却筒75が配設され、該チッ
プ廃却筒75から落下するノズルチップ78は廃却箱98に廃
棄される。
【0045】第3の点着手段24の参照液アーム94も同様
に、支持基部95に回動および昇降自在に設けられて先端
に点着用ノズル96を有し、参照液容器97から参照液を吸
引して電解質乾式分析素子2に点着し、測定手段25で電
位差を測定するものである。なお、この参照液アーム94
においては、図示しないノズルチップを装着している
が、点着毎に交換する必要はないものであり、点着以外
の時には参照液容器97の蓋をして蒸発を抑制する構造に
設けられている。使用後の電解質乾式分析素子2は廃却
箱98に廃棄される。
【0046】そして、前記乾式分析素子1を収納したカ
ートリッジ3および電解質乾式分析素子2を収納した電
解質カートリッジ4に付設されているデータ記録部32に
は、乾式分析素子1,2に関する情報、例えば、点着液
量、測定波長、データ処理方法、基本検量線、定量域、
表示範囲、表示桁数、ロット番号、項目コード、項目
名、補正係数等、およびその他の情報、例えば、前記乾
式分析素子の枚数、保管室No.等が記録されている。こ
のカートリッジ情報を読み取るバーコードリーダ等のデ
ータ読取手段27が設置され、その情報はコントロールユ
ニットの制御コンピュータに入力され、各種制御が行わ
れる。
【0047】前記第1の点着手段15のサンプリングアー
ム82の昇降および回動機構は、図2および図3に示すよ
うに、サンプリングアーム82は先端部分に下方に延びる
点着用ノズル83が固着され、該点着用ノズル83の先端に
吸引吐出を行うノズル口が開口し、この先端部分には検
体の吸引毎にノズルチップ78が装着されるものである。
サンプリングアーム82の中心側部分には垂直方向に軸部
材62の上端部が連結され、該軸部材62がベース部材50に
支持されている支持基部81に昇降移動および回動自在に
支承され、下端部分にはブロック63が連結されている。
該ブロック63は軸部材62と平行に配設されたガイドバー
51に沿って昇降移動自在に支持されている。さらに、上
記軸部材62の側方には上下のプーリ52a,52b に掛けられ
た昇降用ベルト53の一部が前記ブロック63に固定され、
上方のプーリ52a が昇降モータ54の駆動軸54a に固定さ
れて、該昇降モータ54の駆動によって昇降用ベルト53が
走行し、前記軸部材62すなわちサンプリングアーム82が
昇降駆動される。その昇降位置は昇降モータ54の作動ス
テップ数によって制御される。
【0048】一方、前記支持基部81の下部にはベース部
材50の下面にベルト歯車64が配設され、該ベルト歯車64
は中心に前記軸部材62が摺動自在に貫通しているが、該
軸部材62と一体に回動するように連係されている。そし
て、前記ベース部材50には回動モータ65が取り付けら
れ、その駆動軸65a に設けられた駆動ベルト歯車66と前
記軸部材62のベルト歯車64との間に回動用ベルト67が掛
けられ、回動モータ65の駆動によって軸部材62すなわち
サンプリングアーム82が回動するように構成されてい
る。
【0049】前記サンプリングアーム82の動作は、チッ
プ廃却筒69の位置がホームポジションであり、これを基
準として、検体の点着時には、まず、チップラック79側
に回動して下降し、該チップラック79からノズルチップ
78を嵌合して持ち上げて検体テーブル76側に回動し、検
体容器77上で停止してから下降し、検体を所定量吸引し
た後、点着位置にある乾式分析素子1上に回動してその
点着位置に所定量の検体を点着する。その後、廃却位置
に移動して下降するとともに、ノズルチップ78の上端を
掛けて上昇移動して点着用ノズル83からノズルチップ78
を外すものである。
【0050】前記第1の点着手段15のサンプリングアー
ム82の回動位置は回動モータ65の作動ステップ数によっ
て制御されるとともに、図3に示すように、ホームポジ
ション(チップ廃却位置)に回動したことを検出する基
準位置センサ37が配設される一方、所定の回動範囲Sを
検出するエリアセンサ38が設置され、このエリアセンサ
38によってチップラック79側のチップ供給手段26の回動
領域Sが検出される。また、前記チップ供給手段26と希
釈液ホルダー84との間には,点着用ノズル83に対するノ
ズルチップ78の装着の有無を検出するチップセンサ39が
設置されている。
【0051】そして、前記第1の点着手段15のサンプリ
ングアーム82の回動において、b点がチップ廃却筒69に
一致しているホームポジションであり、a点は移載部材
73上の乾式分析素子1に検体を点着する点着位置であ
り、c点が検体テーブル76の内周側の検体容器77から緊
急検体を吸引する緊急サンプリング位置であり、d点が
検体テーブル76の外周側の検体容器77から検体を吸引す
るサンプリング位置であり、e点が希釈液ホルダー84の
希釈液容器85から希釈液を吸引する希釈液吸引位置であ
り、複数並んだf点がチップラック79に配列されたノズ
ルチップ78を嵌合保持するチップ嵌合位置であり、この
f点は希釈容器80の各凹部に検体もしくは希釈液を注入
吸引する位置にも相当している。
【0052】一方、前記第2の点着手段23のサンプリン
グアーム91の構造、昇降および回動機構は、前記図2に
示した第1の点着手段15の機構と同一であり、ノズルチ
ップ78も共用している。そして、図3において、第2の
サンプリングアーム91は図示しない昇降モータによって
昇降駆動され、回動は回動モータ68によって駆動ベルト
歯車66からベルト67を介してベルト歯車64が同様に駆動
される。そして、チップ廃却筒75のチップ廃却位置が同
様にホームポジションに設定され、この位置を検出する
基準位置センサ37が配設される一方、チップラック79側
の所定の回動範囲Sを検出するエリアセンサ38が同様に
設置されている。
【0053】そして、第2の点着手段23のサンプリング
アーム91の回動において、h点がチップ廃却筒75に一致
しているホームポジションであり、g点が電解質乾式分
析素子2の検体点着部2bに検体を点着する点着位置であ
り、j点が検体テーブル76の内周側の検体容器77から緊
急検体を吸引する緊急サンプリング位置であり、前記と
同一のd点が検体テーブル76の外周側の検体容器77から
検体を吸引するサンプリング位置であり、k点が必要に
応じて希釈液ホルダー84の希釈液容器85から希釈液を吸
引する希釈液吸引位置であり、複数並んだm点がチップ
ラック79に配列されたノズルチップ78を嵌合保持するチ
ップ嵌合位置であり、このm点は必要に応じて希釈容器
80の各凹部に検体もしくは希釈液を注入吸引する位置に
も相当している。
【0054】さらに、前記第1および第2の点着手段1
5,23におけるサンプリングアーム82,91のa〜f点ま
たはg〜m点の回動において、各動作点の間の回動高さ
は前記エリアセンサ38の検出に基づき、チップセンサ39
での検出位置から後方のチップラック79側の回動範囲S
において高く、チップセンサ39での検出位置から前方の
点着位置a点またはg点に至る範囲で低くなるように設
定されている。
【0055】具体的には、図4に示すような高さに設定
されている。この図4を説明する前に、前記のような生
化学分析装置10の全体構造において、図1には示してい
ないが、インキュベータ12、素子搬送手段13の上方、検
体保持手段14および希釈液ホルダー84の周囲の上方、電
位差測定系の上方はそれぞれ前記主保管庫11の上方の蓋
体43と同様の高さに配設された上壁部材によって覆わ
れ、この高さが操作面となっているが、移載部材73の点
着位置の部分およびチップ廃却筒69,75の部分にはサン
プリングアーム82,91の点着用ノズル83,93(ノズルチ
ップ78)が挿通可能な開口が形成されている。さらに、
検体テーブル76の検体容器77の上方および希釈液ホルダ
ー84の希釈液容器85の上部は、蒸発防止カバー88,89
(図4参照)で覆われ、この蒸発防止カバー88,89には
検体もしくは希釈液吸引位置(前記c,d,e,j,k
点)に透孔が開口されている。
【0056】そして、図4において前記蒸発防止カバー
88,89は前記蓋体43と同様の操作面Aの高さに設置され
ている。これに対して、移載部材73上の乾式分析素子1
にほぼ接触して検体を吐出して点着する点着面Bはかな
り低い位置に設置されている。また、チップ廃却筒69の
上端部すなわちチップ抜取り面Cは操作面Aより僅かに
低い位置に設定され、このホームポジションであるチッ
プ廃却筒69で装置停止時および所定時間以上の待機時等
のサンプリングアーム82の不使用停止時には、ノズルチ
ップ78を抜き取った点着用ノズル83の下端部を上記チッ
プ廃却筒69の内部に、前記チップ抜取り位置と同様の位
置に挿入して収納するものであり、そのノズル下端部の
収納位置Kは前記操作面Aより低い位置である。
【0057】さらに、前記検体容器77から検体を吸引す
る高さはその検体容器77の上端位置が上限の検体容器77
の上端面Dとなり、同様に希釈液容器85からの希釈液の
吸引面Eも希釈液容器85の上端位置が上限となり、それ
ぞれ前記操作面Aより低い位置となっている。また、両
容器77,85の底部からも検体もしくは希釈液が吸引でき
るようにノズルチップ78の先端が容器底部に達するまで
サンプリングアーム82は液面検出を行いつつ下降可能で
ある。そして、上記の範囲を回動する際には、ノズルチ
ップ78の下端位置Fは、操作面Aより10mm程度以下の
高さ範囲で上方に設定されているものである。なお、こ
の下端位置Fの高さは、操作者の指等が入らない高さ例
えば5mm程度に設定するのが好適である。
【0058】一方、前記チップセンサ39の検出位置より
後方の回動範囲Sとなると、ノズルチップ78の下端位置
Gは高くなり、この高さはチップラック79に保持されて
いるノズルチップ78の上端面Hより高い位置に設定され
ている。なお、この例ではノズルチップ78の上端面Hは
前記操作面Aより高い位置に設定され、チップラック7
9、希釈容器80のセットおよび廃却作業が容易に行える
ようにしている。
【0059】前記図4は第1の点着手段15におけるサン
プリングアーム82の昇降移動について示しているが、第
2の点着手段23におけるサンプリングアーム91の昇降移
動についても略同様に設定されているので、その説明は
省略する。ただし、電解質乾式分析素子2の点着位置
は、一般測定系の乾式分析素子1に対する点着位置より
高い位置に設定されているが、前記操作面Aよりは低い
位置である。
【0060】次に、図7は変形例を示すものであり、前
記実施例においてはノズルチップ78の上端面Hが操作面
Aより高く設定され、エリアセンサ38の検出に基づいて
サンプリングアーム82,91の回動時の高さを切り換える
ようにしていたが、本例では、チップ供給手段26におけ
るチップラック79に保持されているノズルチップ78のチ
ップ78の上端面Hが操作面Aより低く設定されている構
成である。
【0061】上記チップラック79および希釈容器80は、
その上面が前記蒸発防止カバー88,89より若干低い位置
にセットされ、横方向に移動されて点着用ノズル83,93
の先端にノズルチップ78を嵌合するものであり、本例で
は、前記例のエリアセンサ38は不要で、回動中のノズル
チップ78の下端位置Fは、操作面Aより常時10mm程度
以下の高さ範囲で上方に設定された位置を移動するもの
である。その他は前例の図4と同一であり、その説明を
省略する。
【0062】なお、前記実施例においては、サンプリン
グアーム82,91の点着用ノズル83,93の先端部にはノズ
ルチップ78を嵌合して、このノズルチップ78内に検体を
吸引するようにして検体毎にノズルチップ78は廃却する
ようにしているが、点着用ノズルを直接検体に挿入して
吸引し、点着後にはこの点着用ノズルを洗浄するように
したノズルチップを使用しないサンプリングアームを備
えた生化学分析装置についても本発明は適用可能であ
る。
【0063】また、前記実施例においては、サンプリン
グアーム82,91を回動させているが、直線移動としても
本発明は適用可能である。
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、サンプリングアームの
点着用ノズルによって検体を吸引するサンプリング面お
よび乾式分析素子上に検体を所定量吐出する点着面が操
作面と同じか下方に位置し、不使用停止時のサンプリン
グアームを少なくともその点着用ノズルの先端部分が前
記操作面より下方となる位置に収納するようにしたこと
により、サンプリングアームの操作面からの突出量が低
減してこのサンプリングアームへの器具、操作者などの
接触を回避して障害の発生を防止することができるもの
である。
【0065】また、サンプリングアーム以外の、その他
の装置部分は操作面より低くなったことで、カバーの設
置を不要とすることが可能となると同時に、装置の奥側
へのカートリッジの補給、ノズルチップの補給などの操
作性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の生化学分析装置の概略構成
を示す斜視図
【図2】サンプリングアームの昇降および回動機構を示
す概略正面図
【図3】2つのサンプリングアームの回動に対する動作
点を示す概略平面図
【図4】サンプリングアームの各動作点の高さを示す説
明図
【図5】カートリッジから乾式分析素子を取り出してい
る状態を示す斜視図
【図6】電解質カートリッジの例を示す分解斜視図
【図7】変形例における図4と同様の説明図
【符号の説明】
1,2 乾式分析素子 3,4 カートリッジ 10 生化学分析装置 12 インキュベータ 13 素子搬送手段 14 検体保持手段 15 第1の点着手段 16 測定手段 22 搬送手段 23 第2の点着手段 26 チップ供給手段 37 基準位置センサ 38 エリアセンサ 43 蓋体 65,68 回動モータ 69,75 チップ廃却筒 73 移載部材 76 検体テーブル 77 検体容器 78 ノズルチップ 79 チップラック 80 希釈容器 82,91 サンプリングアーム 83,96 点着用ノズル 84 希釈液ホルダー 85 希釈液容器 88,89 蒸発防止カバー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検体を吸引吐出する点着用ノズルを備え
    たサンプリングアームが移動可能に設置され、該サンプ
    リングアームを駆動して、検体を収容した検体容器の上
    端面から該検体を吸引した後、 前記点着用ノズルを点着面に位置する乾式分析素子上に
    移動して検体を所定量吐出する点着を行い、点着後の乾
    式分析素子をインキュベータに搬送して乾式分析素子の
    試薬と検体との反応をインキュベータで進行させ、その
    反応に基づく変化から検体の成分濃度等を検出する生化
    学分析装置において、 前記検体容器の上端面および点着面が装置の上面を構成
    する操作面と同じか下方に位置し、 前記サンプリングアームの不使用停止時には、少なくと
    も前記点着用ノズルの先端部分を前記操作面より下方と
    なる位置に収納することを特徴とする生化学分析装置。
  2. 【請求項2】 前記サンプリングアームの移動範囲を検
    出するエリアセンサを配設し、該エリアセンサの検出に
    基づき特定の移動範囲でサンプリングアームの移動高さ
    を切り換えることを特徴とする請求項1記載の生化学分
    析装置。
  3. 【請求項3】 前記点着用ノズルが先端にノズルチップ
    を嵌合して、該ノズルチップ内に検体を吸引収容するも
    のであり、 前記ノズルチップを点着用ノズル先端に嵌合する際に、
    ノズルチップの上端面が、前記操作面と同じか下方に位
    置することを特徴とする請求項1記載の生化学分析装
    置。
  4. 【請求項4】 前記点着用ノズルの先端にノズルチップ
    を嵌合した際に、ノズルチップの先端と前記操作面との
    距離を、10mm以下に保って前記サンプリングアームを
    移動させることを特徴とする請求項3記載の生化学分析
    装置。
JP22627294A 1994-09-21 1994-09-21 生化学分析装置 Withdrawn JPH0894638A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7182911B1 (en) 1998-01-27 2007-02-27 Fuji Photo Film Co., Ltd. Chemical analysis system
JP2008164456A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Hitachi High-Technologies Corp 検体分注処理装置
JP2010501859A (ja) * 2006-08-25 2010-01-21 シーメンス・ヘルスケア・ダイアグノスティックス・インコーポレイテッド 自動臨床アナライザにおける患者サンプルの自動保管及び再処理システム

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