JP5042003B2 - 補助アンテナの接続器 - Google Patents

補助アンテナの接続器 Download PDF

Info

Publication number
JP5042003B2
JP5042003B2 JP2007329515A JP2007329515A JP5042003B2 JP 5042003 B2 JP5042003 B2 JP 5042003B2 JP 2007329515 A JP2007329515 A JP 2007329515A JP 2007329515 A JP2007329515 A JP 2007329515A JP 5042003 B2 JP5042003 B2 JP 5042003B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
terminal
connector
receiver
terminal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007329515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009152918A (ja
Inventor
康友 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Antenna Co Ltd
Original Assignee
Nippon Antenna Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Antenna Co Ltd filed Critical Nippon Antenna Co Ltd
Priority to JP2007329515A priority Critical patent/JP5042003B2/ja
Publication of JP2009152918A publication Critical patent/JP2009152918A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5042003B2 publication Critical patent/JP5042003B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、アンテナを備える受信器に補助的にアンテナを接続する接続器に関する。
地上デジタル放送で行なわれる携帯電話などの移動体向けの放送としてワンセグ放送(1セグメント放送)が知られている。我が国の地上デジタル放送方式では、1つのチャンネルが13の「セグメント」に分割されており、これをいくつか束ねて映像やデータ、音声などを送信している。ハイビジョン放送(HDTV)は12セグメントが必要となるが、通常画質のテレビジョン放送(SDTV)は4セグメントで済むため、3つの異なる番組を1つのチャンネルで同時に放送することができる。13のセグメントのうち、1つのセグメントは移動体向け放送に予約されており、これを使って行っている放送がワンセグ放送である。ワンセグ放送の帯域は通常のテレビジョン放送の1/4と狭いため、QVGA(320×240ピクセル)サイズの低解像度の映像しか伝送できないが、携帯端末が備える通信機能やGPS機能等を利用することができるようになる。
ワンセグ放送を携帯機器で視聴するために、携帯機器に接続する外部機器としてアンテナを備えているワンセグチューナが知られている。ワンセグチューナは、一般にUSB(Universal Serial Bus)端子をインタフェースとして有しており、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、「パソコン」という)のUSBポートにワンセグチューナのUSB端子を接続することにより、ワンセグチューナで受信されたワンセグ放送の映像がパソコンのディスプレイに表示されると共に、音声がパソコンで再生されるようになる。この場合、ワンセグチューナの置かれる環境が屋内となる場合が多いため、ワンセグチューナに備えられているアンテナでは、屋外アンテナに比べ受信レベルが低くなると共に、屋内の家電機器などから発生するノイズ環境の影響を受けて更に受信環境は劣化するようになる。
この場合、ワンセグチューナに屋外アンテナ等を補助的に接続することができれば悪環境でも受信環境は改善されることは明らかである。しかし、一般にワンセグチューナにはロッドアンテナ等のアンテナのみが備えられており、屋外アンテナの受信信号を導く同軸ケーブルを接続する手段は備えられていない。すると、ワンセグチューナに屋外アンテナを接続する方法は図15に示す方法となる。図15に示す接続方法では、ワンセグチューナである受信器100は本体部100aと、本体部100aにUSBポートとされる端子部100bが前面から突出して設けられている。また、本体部100aには、アンテナ100cが起伏自在に取り付けられている。一方、屋外には八木アンテナ等とされる屋外アンテナ104が設置されており、屋外アンテナ104で受信された受信信号を導く同軸ケーブルとされるケーブル103が屋外アンテナ104から導出されている。このケーブル103の先端において、芯線にはリード線103bを介してみの虫クリップ等のクリップ103aに接続されており、このクリップ103aが受信器100に備えられているアンテナ100cを挟持することで接続されている。ただし、ケーブル103のアース側は受信器100に接続する箇所がないため接続されていない。
図15に示す接続方法で屋外アンテナ104が受信器100に接続された場合に受信信号がどのくらいロスして受信器100に入力されるかを示すロスの周波数特性を図16に示す。ワンセグ放送を含む地上デジタル放送には470MHz〜770MHzの周波数帯域が割り当てられており、図16においてマーク1の周波数が470MHz、マーク2の周波数が770MHzとされている。図16を参照すると、周波数が高くなるにつれてロスが増大する傾向を示しており、上記周波数帯域において受信信号が−10dBないし−14dBもロスしていることがわかる。
このように、従来の接続方法では受信器100に屋外アンテナ104等の補助アンテナを効率よく接続することができないという問題点があった
そこで、本発明はアンテナを備えている受信器に補助アンテナを効率よく接続することができる補助アンテナの接続器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の補助アンテナの接続器は、受信信号を出力すると共に動作電源を受けるために受信器が備えている第1端子部と同じ機能を有し、同じ形状とされている第2端子部と、第1端子部が接続可能とされ、第1端子部が接続された際に第1端子部と第2端子部とを接続するコネクタ部と、補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子と、該入力端子のホット側に接続され、受信器が備えるアンテナに接続可能なクリップが先端に接続されているリード線とを備え、入力端子のコールド側が第2端子部におけるグランドに接続されていることを最も主要な特徴としている。
本発明は、受信信号を出力すると共に動作電源を受けるために受信器が備えている第1端子部と同じ機能を有し、同じ形状とされている第2端子部と、第1端子部が接続可能とされ、第1端子部が接続された際に第1端子部と第2端子部とを接続するコネクタ部と、補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子と、該入力端子のホット側に接続され、受信器が備えるアンテナに接続可能なクリップが先端に接続されているリード線とを備え、入力端子のコールド側が第2端子部におけるグランドに接続されていることから、クリップを受信器のアンテナに接続することで、補助アンテナの受信信号を効率良く受信器に入力することができるようになる。
なお、受信器が備えるアンテナに接続可能なクリップが先端に接続されているリード線に替えて、第1端子部がコネクタ部に接続された際に、受信器が備えるアンテナと電磁気的に結合するパターンあるいは筒状部としてもよい。
本発明の第1実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を図1に示し、第1実施例の接続器の構成を図2に示す。
図1および図2に示すように、第1実施例の接続器2は直方体状の絶縁性の本体部2aを備え、本体部2aの前面からは、例えばUSB端子とされる端子部2bが突出するよう設けられている。また、本体部2aの背面には端子部2bと同種とされる端子部が挿入して装着されるコネクタ部2cが設けられており、本体部2aの側面の一面に補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子2dが設けられている。この入力端子2dのホット側にはリード線2eの一端が接続されており、本体部2aからリード線2eが導出されてその先端にみの虫クリップ等のクリップ2fが設けられている。また、端子部2bは4本の端子から構成されており、4本の端子は+B電源が供給される電源端子+Bとグランド端子Gと、これらの端子に挟まれた2本のデータ端子DATAとされている。これらの4本の端子は、コネクタ部2cの同じ種類の端子に本体部2a内においてライン部2gによりそれぞれ接続されている。なお、入力端子2dのアースであるコールド側はライン部2gにおける端子部2bとコネクタ部2cのグランド端子G間を接続しているグランドラインに接続されている。
受信器1は、絶縁性の本体部1aと、本体部1aの前面から突出する端子部1bと、本体部1aの側面に起伏自在に取り付けられたアンテナ1cから構成されている。この端子部1bは、接続器2における端子部2bと同種の端子部とされ、例えばUSB端子とされている。受信器1の本体部1aに設けられたアンテナ1cはロッドアンテナとされ、本体部1aに対して起伏自在に取り付けられ、2段以上に伸縮自在とされていても良い。本体部1aにはワンセグチューナ回路が内蔵されており、アンテナ1cで受信された受信信号が復調されて映像信号と音声信号とを含む受信信号が端子部1bの2本のデータ端子DATAから出力される。また、受信器1の動作電源は端子+Bとグランド端子Gとから供給される。
このように構成された第1実施例の接続器2において、コネクタ部2cに受信器1の端子部1bを装着すると、端子部1bがコネクタ部2cに接続され、この結果、接続器2の端子部2bは受信器1の端子部1bと電気的に直結されて同様の機能を奏するようになる。そこで、例えば接続器2の端子部2bをパソコンのUSBポートに装着すると、接続器2を介して受信器1に動作電源が供給され、受信器1から出力される復調されたワンセグ放送の受信信号が接続器2の端子部2bから出力されて、USBポートを介してパソコンに入力されるようになる。これにより、ワンセグ放送受信用のアプリケーションを立ち上げたパソコンにおいてワンセグ放送の映像がディスプレイに表示されると共に、音声が再生されるようになる。
ところで、接続器2の入力端子2dには屋外アンテナ4から導出された同軸ケーブルとされるケーブル3が接続されている。また、リード線2eの先端に設けられたクリップ2fが受信器1のアンテナ1cを挟持して取り付けられている。すると、屋外アンテナ4の受信信号は入力端子2dのホット側に接続されているリード線2eとクリップ2fを介してアンテナ1cに供給されるようになる。また、ケーブル3のアースは入力端子2dのコールド側に接続されたグランド端子Gに接続されるようになる。これにより、受信器1は屋外アンテナ4からの受信信号をロスすることなく効率良く受け取ることができるようになる。これにより、アンテナ1cだけでは不足する受信レベルを屋外アンテナ4により補助することができ、受信器1が屋内等の弱電界強度の環境にあっても確実にワンセグ放送を受信して復調することができるようになる。
第1実施例の接続器2を用いて受信器1に屋外アンテナ4を図1に示す態様で接続した場合に、屋外アンテナ4の受信信号がどのくらいロスして受信器1に入力されるかを示すロスの周波数特性を図7に示す。ワンセグ放送を含む地上デジタル放送には470MHz〜770MHzの周波数帯域が割り当てられており、図7においてマーク1の周波数が470MHz、マーク2の周波数が770MHzとされている。図7を参照すると、高域の周波数においてロスが減少する傾向を示しており、上記周波数帯域において最大でも約−2.8dBしかロスしていないことがわかる。このように、第1実施例の接続器2を用いて受信器1のアンテナ1cに屋外アンテナ4を接続した場合は、屋外アンテナ4からの受信信号をほとんどロスすることなく効率良くアンテナ1cに供給することができるようになる。
次に、本発明の第2実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を図3に示し、第2実施例の接続器の構成を図4に示す。
図3および図4に示すように、第2実施例の接続器12は絶縁性の直方体状の本体部12aを備え、本体部12aの前面からは、例えばUSB端子とされる端子部12bが突出するよう設けられている。また、本体部12aの背面には端子部12bと同種とされる端子部が挿入して装着されるコネクタ部12cが設けられており、本体部12aの側面の一面に補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子12dが設けられている。この入力端子12dのホット側は、本体部12aの背面から延伸するよう突出して設けられている基板12fの一面に形成されている導電性のパターン部12eに接続されている。また、端子部12bは4本の端子から構成されており、4本の端子は+B電源が供給される電源端子+Bとグランド端子Gと、これらの端子に挟まれた2本のデータ端子DATAとされている。これらの4本の端子は、コネクタ部12cの同じ種類の端子に本体部12a内においてライン部12gによりそれぞれ接続されている。なお、入力端子12dのアースであるコールド側はライン部12gにおける端子部12bとコネクタ部12cのグランド端子G間を接続しているグランドラインに接続されている。
図3および図4に示す受信器1は、図1および図2に示す受信器1と同様とされているのでその説明は省略する。
このように構成された第2実施例の接続器12において、コネクタ部12cに受信器1の端子部1bを装着すると、端子部1bがコネクタ部12cに接続され、この結果、接続器12の端子部12bは受信器1の端子部1bと電気的に直結されて同様の機能を奏するようになる。そこで、例えば接続器12の端子部12bをパソコンのUSBポートに装着すると、接続器12を介して受信器1に動作電源が供給され、受信器1から出力される復調されたワンセグ放送の受信信号が接続器12の端子部12bから出力されて、USBポートを介してパソコンに入力されるようになる。これにより、ワンセグ放送受信用のアプリケーションを立ち上げたパソコンにおいて映像がディスプレイに表示されると共に、音声が再生されるようになる。
ところで、接続器12の入力端子12dには屋外アンテナ4から導出された同軸ケーブルとされるケーブル3が接続されている。また、コネクタ部12cに受信器1の端子部1bを装着した際に、受信器1に設けられているアンテナ1cが基板12fの一面に形成されているパターン部12eと図3および図4に示すように対向し、アンテナ1cとパターン部12eとが電磁気的に結合するようになる。すると、屋外アンテナ4の受信信号は入力端子12dのホット側に接続されているパターン部12eを介してアンテナ1cに供給されるようになる。また、ケーブル3のアースは入力端子12dのコールド側に接続されたグランド端子Gに接続されるようになる。これにより、受信器1は屋外アンテナ4からの受信信号をロスすることなく効率良く受け取ることができるようになる。これにより、アンテナ1cだけでは不足する受信レベルを屋外アンテナ4により補助することができ、受信器1が屋内等の弱電界強度の環境にあっても確実にワンセグ放送を受信して復調することができるようになる。
第2実施例の接続器12を用いて受信器1に屋外アンテナ4を図3に示す態様で接続した場合に、屋外アンテナ4の受信信号がどのくらいロスして受信器1に入力されるかを示すロスの周波数特性を図8に示す。この場合、基板12fはガラス布エポキシ基板とされ、長手方向の長さは約100mm、幅は約30mm、厚さは約1.6mmとされる。また、パターン部12eの長さは約100mmとされている。図8においてマーク1の周波数が470MHz、マーク2の周波数が770MHzとされている。図8を参照すると、地上デジタル放送の周波数帯域の全体にわたりほぼ一定のロスとなっており、地上デジタル放送の周波数帯域において最大でも約−2.6dBしかロスしていないことがわかる。このように、第2実施例の接続器12を用いて受信器1のアンテナ1cに屋外アンテナ4を接続した場合は、屋外アンテナ4からの受信信号をほとんどロスすることなく効率良くアンテナ1cに供給することができるようになる。
次に、本発明の第3実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を図5に示し、第3実施例の接続器の構成を図6に示す。
図5および図6に示すように、第3実施例の接続器22は絶縁性の直方体状の本体部22aを備え、本体部22aの前面からは、例えばUSB端子とされる端子部22bが突出するよう設けられている。また、本体部22aの背面には端子部22bと同種とされる端子部が挿入して装着されるコネクタ部22cが設けられており、本体部22aの側面の一面に補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子22dが設けられている。この入力端子22dのホット側は、本体部22aの背面から延伸するよう突出して設けられている導電性とされる筒状の筒状部22eに接続されている。また、端子部22bは4本の端子から構成されており、4本の端子は+B電源が供給される電源端子+Bとグランド端子Gと、これらの端子に挟まれた2本のデータ端子DATAとされている。これらの4本の端子は、コネクタ部22cの同じ種類の端子に本体部22a内においてライン部22gによりそれぞれ接続されている。なお、入力端子22dのアースであるコールド側はライン部22gにおける端子部22bとコネクタ部22cのグランド端子G間を接続しているグランドラインに接続されている。
図5および図6に示す受信器1は、図1および図2に示す受信器1と同様とされているのでその説明は省略する。
このように構成された第3実施例の接続器22において、コネクタ部22cに受信器1の端子部1bを装着すると、端子部1bがコネクタ部22cに接続され、この結果、接続器22の端子部22bは受信器1の端子部1bと電気的に直結されて同様の機能を奏するようになる。そこで、例えば接続器22の端子部22bをパソコンのUSBポートに装着すると、接続器22を介して受信器1に動作電源が供給され、受信器1から出力される復調されたワンセグ放送の受信信号が接続器22の端子部22bから出力されて、USBポートを介してパソコンに入力されるようになる。これにより、ワンセグ放送受信用のアプリケーションを立ち上げたパソコンにおいて映像がディスプレイに表示されると共に、音声が再生されるようになる。
ところで、接続器22の入力端子22dには屋外アンテナ4から導出された同軸ケーブルとされるケーブル3が接続されている。また、コネクタ部22cに受信器1の端子部1bを装着した際に、受信器1に設けられているアンテナ1cが筒状部22eの貫通孔内に図5,図6に示すように挿通されて、アンテナ1cと筒状部22eとが電磁気的に結合するようになる。すると、屋外アンテナ4の受信信号は入力端子22dのホット側に接続されている筒状部22eを介してアンテナ1cに供給されるようになる。また、ケーブル3のアースは入力端子22dのコールド側に接続されたグランド端子Gに接続されるようになる。これにより、受信器1は屋外アンテナ4からの受信信号をロスすることなく効率良く受け取ることができるようになる。これにより、アンテナ1cだけでは不足する受信レベルを屋外アンテナ4により補助することができ、受信器1が屋内等の弱電界強度の環境にあっても確実にワンセグ放送を受信して復調することができるようになる。
第3実施例の接続器22を用いて受信器1に屋外アンテナ4を図5に示す態様で接続した場合に、屋外アンテナ4の受信信号がどのくらいロスして受信器1に入力されるかを示すロスの周波数特性を図9に示す。この場合、筒状部22eの長さは約100mm、外径は約4mmとされる。図9においてマーク1の周波数が470MHz、マーク2の周波数が770MHzとされている。図9を参照すると、地上デジタル放送の周波数帯域の全体にわたりほぼ一定のロスとなっており、地上デジタル放送の周波数帯域において最大でも約−2.5dBしかロスしていないことがわかる。このように、第3実施例の接続器22を用いて受信器1のアンテナ1cに屋外アンテナ4を接続した場合は、屋外アンテナ4からの受信信号をほとんどロスすることなく効率良くアンテナ1cに供給することができるようになる。
なお、第1実施例の接続器1、第2実施例の接続器12、第3実施例の接続器22には、屋内に設けた室内アンテナを補助アンテナとするように、室内アンテナから導出されたケーブルを接続するようにしてもよい。
次に、本発明にかかる第1実施例ないし第3実施例の接続器における変形例の構成を図10に示す。
図10に示す接続器32においては、受信器1のアンテナ1cに接続する接続手段は省略して示している。変形例の接続器32は、例えばUSB端子とされる端子部32bと、端子部32bと同種とされる端子部が挿入して装着されるコネクタ部32cを備えており、さらに、補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子32dを備えている。この入力端子32dのホット側は制御回路41の入力に接続されており、補助アンテナからの受信信号のレベルが制御回路41によりゲインコントロールされ、制御回路41の出力は増幅器(AMP)42に印加されて増幅される。これにより、受信信号のレベルが所定値とされる。この受信信号は、使用周波数帯域を抽出するフィルタ43を介して出力されるようになる。この出力は接続手段へ供給されるが、接続手段は先端にクリップ2fが接続されているリード線2e、基板12f上に形成されているパターン部12eあるいは筒状部22eとされる。
また、端子部32bは4本の端子から構成されており、4本の端子は+B電源が供給される電源端子+Bとグランド端子Gと、これらの端子に挟まれた2本のデータ端子DATAとされている。これらの4本の端子は、コネクタ部32cの同じ種類の端子にライン部32gによりそれぞれ接続されている。なお、入力端子32dのアースであるコールド側はライン部32gにおける端子部32bとコネクタ部32cのグランド端子G間を接続しているグランドラインに接続されている。また、AMP42には+B電源が動作電源として供給される。
ここで、受信器1が屋内にある場合にアンテナ1cで受信したワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を図11に示す。図11を参照すると、屋内は弱電界の環境とされてほとんどのチャンネルにおいて受信レベルが低下して約40dBμVに達しておらず、安定して受信できるチャンネルは図14に示す表のようにCH22,CH24,CH27となり、不安定ながら受信できるチャンネルはCH23,CH26、受信できないチャンネルはCH20,CH21,CH25となる。なお、CH28ではワンセグ放送を行っていない。
また、屋内に室内アンテナを設置し、この室内アンテナで受信したワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を図12に示す。図12を参照すると、ほとんどのチャンネルにおいて受信レベルが約50dBμVまで向上している。この室内アンテナを受信器1の補助アンテナとするように、受信器1を装着した本発明の第1実施例ないし第3実施例のいずれかの接続器の入力端子に室内アンテナから導出したケーブルを接続する。これにより、受信器1において安定して受信できるチャンネルは図14に示す表のようにCH22ないしCH27となり、不安定ながら受信できるチャンネルはCH21、受信できないチャンネルはCH20のみとなる。
さらに、屋外に屋外アンテナ4を設置し、この屋外アンテナ4で受信したワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を図13に示す。図13を参照すると、ほとんどのチャンネルにおいて受信レベルが約75dBμVまで向上している。この屋外アンテナを受信器1の補助アンテナとするように、受信器1を装着した本発明の第1実施例ないし第3実施例のいずれかの接続器の入力端子に屋外アンテナ4から導出したケーブルを接続する。これにより、受信器1において安定して受信できるチャンネルは図14に示す表のようにCH20ないしCH27のワンセグ放送をしている全チャンネルとなる。
図14に示すように、ほとんどのチャンネルにおいて安定してワンセグ放送を受信できない状態の受信器1を、本発明の第1実施例ないし第3実施例の接続器2,12,22のいずれかに装着して、室内アンテナあるいは屋外アンテナ4を受信器1の補助アンテナとして使用することにより、ほとんどのチャンネルにおいて安定してワンセグ放送を受信することができるようになる。
上記した本発明にかかる第3実施例の接続器22において、筒状部22eは円筒状としたがこれに限ることはなく、断面が四角の筒状としたり、断面がコ字状の筒状とすることができる。すなわち、筒状部22eの形状は、筒状部22e内にアンテナ1cが挿通された際に、筒状部22eとアンテナ1cとが電磁気的に結合できる形状であればよい。
以上説明した本発明にかかる接続器を使用することにより、ワンセグチューナにおいて受信レベルを高くすることのできる室内アンテナや屋外アンテナを補助アンテナとして使用することができるようになる。これにより、ワンセグチューナが室内等の弱電界強度の環境にあっても安定してワンセグ放送を受信することができるようになる。
また、本発明にかかる接続器はワンセグチューナに使用することができるだけでなく、パソコンに接続可能なUSB端子等のインタフェースを備える他のチューナに使用することもできる。
本発明の第1実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を示す図である。 本発明の第1実施例の補助アンテナの接続器の構成を示す図である。 本発明の第2実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を示す図である。 本発明の第2実施例の補助アンテナの接続器の構成を示す図である。 本発明の第3実施例の補助アンテナの接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続する態様を示す図である。 本発明の第3実施例の補助アンテナの接続器の構成を示す図である。 本発明の第1実施例の接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続した場合のロスの周波数特性を示す図である。 本発明の第2実施例の接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続した場合のロスの周波数特性を示す図である。 本発明の第3実施例の接続器を用いて受信器に屋外アンテナを接続した場合のロスの周波数特性を示す図である。 本発明にかかる第1実施例ないし第3実施例の接続器の変形例の構成を示す図である。 受信器が屋内にある場合のワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を示す図である。 室内アンテナで受信したワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を示す図である。 屋外アンテナで受信したワンセグ放送の各チャンネルの受信レベルの一例を示す図である。 屋内にある受信器と、本発明にかかる接続器を使用して室内アンテナおよび屋外アンテナを補助アンテナとした受信器における各チャンネルの受信状況を示す表である。 受信器に屋外アンテナを接続する従来の方法を示す図である。 従来の方法で受信器に屋外アンテナを接続した場合のロスの周波数特性を示す図である。
符号の説明
1 受信器、1a 本体部、1b 端子部、1c アンテナ、2 接続器、2a 本体部、2b 端子部、2c コネクタ部、2d 入力端子、2e リード線、2f クリップ、2g ライン部、3 ケーブル、4 屋外アンテナ、12 接続器、12a 本体部、12b 端子部、12c コネクタ部、12d 入力端子、12e パターン部、12f 基板、12g ライン部、22 接続器、22a 本体部、22b 端子部、22c コネクタ部、22d 入力端子、22e 筒状部、22g ライン部、32 接続器、32b 端子部、32c コネクタ部、32d 入力端子、32g ライン部、41 制御回路、42 増幅器、43 フィルタ、100 受信器、100a 本体部、100b 端子部、100c アンテナ、103 ケーブル、103a クリップ、103b リード線、104 屋外アンテナ

Claims (3)

  1. 受信信号を出力すると共に動作電源を受けるために受信器が備えている第1端子部と同じ機能を有し、同じ形状とされている第2端子部と、
    前記第1端子部が接続可能とされ、前記第1端子部が接続された際に前記第1端子部と前記第2端子部とを接続するコネクタ部と、
    補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子と、
    該入力端子のホット側に接続され、前記受信器が備えるアンテナに接続可能なクリップが先端に接続されているリード線とを備え、
    前記入力端子のコールド側が前記第2端子部におけるグランドに接続されていることを特徴とする補助アンテナの接続器。
  2. 受信信号を出力すると共に動作電源を受けるために受信器が備えている第1端子部と同じ機能を有し、同じ形状とされている第2端子部と、
    前記第1端子部が接続可能とされ、前記第1端子部が接続された際に前記第1端子部と前記第2端子部とを接続するコネクタ部と、
    補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子と、
    該入力端子のホット側に接続され、前記受信器の前記第1端子部が前記コネクタ部に接続された際に、前記受信器が備えるアンテナと電磁気的に結合する導電性のパターンが形成されている基板とを備え、
    前記入力端子のコールド側が前記第2端子部におけるグランドに接続されていることを特徴とする補助アンテナの接続器。
  3. 受信信号を出力すると共に動作電源を受けるために受信器が備えている第1端子部と同じ機能を有し、同じ形状とされている第2端子部と、
    前記第1端子部が接続可能とされ、前記第1端子部が接続された際に前記第1端子部と前記第2端子部とを接続するコネクタ部と、
    補助アンテナからの受信信号が入力される入力端子と、
    該入力端子のホット側に接続され、前記受信器の前記第1端子部が前記コネクタ部に接続された際に、前記受信器が備えるアンテナと電磁気的に結合するよう前記アンテナが挿通される導電性の筒状部とを備え、
    前記入力端子のコールド側が前記第2端子部におけるグランドに接続されていることを特徴とする補助アンテナの接続器。
JP2007329515A 2007-12-21 2007-12-21 補助アンテナの接続器 Expired - Fee Related JP5042003B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329515A JP5042003B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 補助アンテナの接続器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007329515A JP5042003B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 補助アンテナの接続器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009152918A JP2009152918A (ja) 2009-07-09
JP5042003B2 true JP5042003B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=40921509

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007329515A Expired - Fee Related JP5042003B2 (ja) 2007-12-21 2007-12-21 補助アンテナの接続器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5042003B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5610306B2 (ja) * 2011-09-13 2014-10-22 株式会社ビートソニック 車載用補助アンテナユニット

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2900368B2 (ja) * 1988-06-03 1999-06-02 ソニー株式会社 テレビモニター装置
JPH0865022A (ja) * 1994-08-23 1996-03-08 Sansei Denki Kk 移動体通信用無線機のホイップアンテナ着脱方法、および同着脱構造
JPH0878934A (ja) * 1994-09-01 1996-03-22 Kokusai Electric Co Ltd カード型無線機のアンテナ拡張装置
JP3521019B2 (ja) * 1995-04-08 2004-04-19 ソニー株式会社 アンテナ結合装置
JPH09116323A (ja) * 1995-10-20 1997-05-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd アース接続用プラグ及びそれを用いたアンテナ接続用治具
JP2000261855A (ja) * 1999-03-09 2000-09-22 Kansai Cellular Denwa Kk 移動体電話システム
JP3136403U (ja) * 2007-08-10 2007-10-25 株式会社アイ・オー・データ機器 チューナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009152918A (ja) 2009-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4743240B2 (ja) 受信装置、中継ケーブル及び電源装置
US9312599B2 (en) Low profile omni-directional planar antenna with WiFi video streaming capability through broadband network
US20140168528A1 (en) Signal transfer apparatus
CN202679578U (zh) 具有天线的耳机
KR100842576B1 (ko) 휴대 단말기의 안테나 장치
JP5042003B2 (ja) 補助アンテナの接続器
US7193582B2 (en) Digital receiving antenna device for a digital television
CN203775349U (zh) 电视信号接收插座
JP5034756B2 (ja) アンテナ及びテレビジョン受像機
KR20070069491A (ko) 지상파 dmb 안테나 내장형 이어폰
KR101091383B1 (ko) 튜너
JP4893530B2 (ja) 受信装置、外部アンテナ及び受信システム
JP4978317B2 (ja) アンテナ及びテレビジョン受像機
JP5195768B2 (ja) 信号分離装置
KR100638816B1 (ko) 알에프 스워칭 박스와 튜너의 연결구조
US9226016B2 (en) Digital television and digital television system
JP2003101897A (ja) 受信信号強度表示装置
KR100498676B1 (ko) 고주파 방송 수신용 이어폰 안테나
KR20080065780A (ko) 튜너
US7760268B2 (en) Television set having power frequency carrier
JP3121749U (ja) Usb端子付きブースター
JP2004056371A (ja) デジタル放送受信機及びカード型チューナ
JP5949963B2 (ja) 受信装置
JP2006108941A (ja) ヘッドホンアンテナ
KR200427024Y1 (ko) 디지털 멀티미디어 방송용 무지향성 안테나

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120606

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5042003

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150720

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees