JP5041710B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、三相交流電源から供給される交流をコンバータで直流に変換してさらにこの直流をインバータで交流に変換してエレベータのかごを上下移動するモータに供給するエレベータ制御装置に係わり、特にモータの再生電力を電源側に帰還させる電力回生機能を備えたエレベータ制御装置に関する。
一般に、電力再生機能を備えたエレベータ制御装置においては、コンバータとインバータとからなる電力変換部が組込まれている。そして、三相交流電源から供給される三相交流を電力変換部のコンバータで一旦直流に変換して、さらにこの直流をインバータで交流に変換してエレベータのかごを上下移動するモータに供給するようにしている。また、モータの負担を軽減するために、かごに対してシーブを介して釣合い重りを設けるようにしている。さらに、釣合い重りの重力でかごが移動するモータの回生運転時にモータに生じる回生電力をインバータで直流に変換して、この直流をコンバータで三相交流に変換して、三相交流電源側に再生電力として送出する。したがって、エレベータシステム全体の電力消費量を低減できる。
しかしながら、エレベータ据付調整時に発電機等を用いた仮設電源を使用している場合で、かつ、仮設電源を使用した場合における仮設電源側の負荷系統が小規模な場合には、電力再生機能付きの電力変換部を適用したエレベータシステムでは、エレベータの負荷バランス条件で発生する回生電力をこのエレベータシステムが組込まれるビルの受電側へ帰還すると、受電側電源系統の電圧が上昇してしまい、系統に接続される他の機器が故障する可能性があった。そのため、据付調整段階より正規の定格容量を有した三相交流電源を必要としていた。
なお、特許文献1には、エレベータの据付工事期間において、仮設電源設備もしくは単相電源を用いて工事が可能なように、巻上機の代わりに、補助電動機とその減速機を設けて巻上機に結合する方式が提唱されている。
特開平5−105352号公報
しかしながら上述した手法においては、エレベータの据付工事のためだけに、補助電動機やその減速機を取付ける必要があるので、工事費用が上昇するとともに、工事期間が大幅に延びる問題が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、たとえ定格容量以下の仮設の三相交流電源を用いたとしても、エレベータを上下移動させるモータに対する電力回生機能を有した電力変換部を組込んだエレベータシステムの据付け、及びエレベータの動作調整が実施でき、据付け工事費用の節減と、据付、調整期間の短縮化を図ることができるエレベータ制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明は、定格容量を有した三相交流電源が接続された電源側端から入力された三相交流をコンバータで直流に変換しインバータで交流に変換して出力側端から出力するとともに、出力側端から入力された回生交流を前記インバータで直流に変換し前記コンバータで回生交流に変換して電源側端から出力する電力変換部と、この電力変換部の出力側端に接続され、力行運転及び回生運転を行うエレベータのかごを上下移動するモータと、モータの回生運転時に電力変換部のインバータからコンバータ側へ出力される直流の回生電力を消費する回生電力消費部と、この回生電力消費部と電力変換部のインバータのコンバータ側出力端との間に介挿されたスイッチ回路とを備え、回生電力消費部は、電力変換部のインバータのコンバータ側の回生電圧を検出する電圧検出回路と、インバータのコンバータ側出力端子間に負荷スイッチを介して接続された負荷抵抗とを有し、電力変換部の電源側端に定格容量を有した三相交流電源に代えて仮設の三相交流電源が接続されている状態においては、電力変換部のコンバータにおける直流から交流への電力変換動作を停止し、かつスイッチ回路を閉じ、さらに、定格容量を有した三相交流電源が接続された状態におけるコンバータに印加されるゲートパルス信号を回生電力消費部の負荷スイッチへ印加して負荷抵抗に回生電流を流すようにしている。
このように構成されたエレベータ制御装置においては、定格容量を有した三相交流電源を用いた状態においては、エレベータのかごを上下移動するモータの回生運転時には、モータの回生電力は電力変換部の電源側端から定格容量を有した三相交流電源へ帰還される。
また、定格容量を有した三相交流電源に代えて仮設の三相交流電源を用いた状態においては、コンバータの直流から交流への電力変換動作が停止しているので、モータの回生運転時には、モータの回生電力は電力変換部の電源側端から仮設の三相交流電源へ送出されることはない。そして、このモータの回生電力は電力変換部のインバータのコンバータ側出力端に接続された回生電力消費部で消費される。
したがって、たとえ定格容量以下の仮設の三相交流電源を用いたとしても、エレベータを上下移動させるモータに対する電力回生機能を有した電力変換部を組込んだエレベータシステムの据付け、及びエレベータの動作調整が実施できる。
また、回生電力消費部の負荷スイッチをコンバータに印加されるゲートパルス信号で駆動しているので、回生電力消費部の構成を簡素化できる。
また、別の発明は、上記発明におけるエレベータ制御装置において、回生電力消費部は、電力変換部のインバータのコンバータ側出力端に対して着脱自在に設けられている。すなわち、エレベータの据付工事が完了して、仮設の三相交流電源から定格容量を有した三相交流電源へ切替える際には、回生電力消費部を取り外し、この回生電力消費部を他のエレベータの据付け現場への使回しを行うことが可能であり、設備費を大幅に節減できる。
また別の発明は、定格容量を有した三相交流電源が接続された電源側端から入力された三相交流をコンバータで直流に変換しインバータで交流に変換して出力側端から出力するとともに、出力側端から入力された回生交流を前記インバータで直流に変換しコンバータで回生交流に変換して電源側端から出力する電力変換部と、この電力変換部の出力側端に接続され、力行運転及び回生運転を行うエレベータのかごを上下移動するモータと、電力変換部のコンバータにおけるダイオードとスイッチング素子との並列回路素子を6個ブリッジ接続した三相ブリッジの正負いずれか一方の直流側端子と任意に選択された一相の交流側端子との間に負荷スイッチを介して接続された負荷抵抗と、コンバータにおける選択された一相の交流側端子に対する三相交流電源の電力路に介挿された相スイッチ回路と、電力変換部の電源側端に定格容量を有した三相交流電源に代えて定格容量を有しない仮設の三相交流電源が接続されている状態においては、相スイッチを開放し、コンバータの選択されていない二相の並列回路素子における各スイッチング素子を開放して、選択されていない二相のダイオードで単相ブリッジ整流回路を生成する単相ブリッジ整流回路生成手段と、仮設の三相交流電源が接続されている状態において、負荷スイッチを閉成し、負荷抵抗に選択された相の並列回路素子を介してインバータ側から出力された直流の回生電流を流す切換手段とを備えている。
このように構成されたエレベータ制御装置において、仮設の三相交流電源が接続されている状態では、コンバータは三相(R、S、T)交流のうちの二相(R、S)のダイオードで単相ブリッジ整流回路を形成している。したがって、仮設の三相交流電源からの三相交流は単相ブリッジ整流回路で直流に変換されて、インバータに供給される。モータの回生運転時の回生電力は、インバータで直流に変換されて、三相ブリッジの正負いずれか一方の直流側端子、閉じられた負荷スイッチ、負荷抵抗、選択された一相(T)の交流側端子、選択された一相(T)のスイッチング素子、三相ブリッジの他方の直流側端子を流れる。
したがって、定格容量を有した三相交流電源が接続された状態におけるコンバータに印加されるゲートパルス信号を選択された一相(T)のスイッチング素子に印加することにより、回生電力を負荷抵抗で消費させることが可能となる。
また別の発明は電力変換部に仮設の三相交流電源が接続されている状態におけるモータの回転速度を、電力変換部に定格容量の三相交流電源が接続されている状態におけるモータの回転速度より低くするようにインバータの電力変換動作を制御する。
このように仮設の三相交流電源が接続されている状態においては、モータの回転速度を低下させて不測の事態を避けることができる。
本発明によれば、たとえ定格容量以下の仮設の三相電源を用いたとしても、エレベータを上下移動させるモータに対する電力回生機能を有した電力変換部を組込んだエレベータシステムの据付け、及びエレベータの動作調整が実施でき、据付け工事費用の節減と、据付、調整期間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面を用いて説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図である。この図1は、建屋にエレベータを新規に据付ける据付工事状態におけるエレベータ制御装置を示している。
したがって、このエレベータ制御装置には、据付工事完了時点に接続される定格容量を有した三相交流電源1の代わりに、定格容量を有していない仮設の三相交流電源2が接続されている。そして、据付工事が完了すると定格容量の三相交流電源1が接続される。よって、このエレベータ制御装置は、定格容量の三相交流電源1及び仮設の三相交流電源2のいずれの三相交流電源1、2でも正常に動作可能である。
仮設の三相交流電源2から供給される三相交流は電力線3a、3b、3cを介して電力変換部7のコンバータ8の電源側端に入力される。電力線3a、3b、3cには、定格容量を有した三相交流電源1が接続されている場合に、三相交流電源1に帰還される交流回生電力波形のリップル成分を除去するための三相交流リアクトル4a、4b、4c、6a、6b、6c、及び共振回路コンデンサ5a、5b、5cが設けられている。
仮設の三相交流電源2から供給される三相交流は、電力変換部7のコンバータ8で全波波整流され、平滑コンデンサ11でリップル分が吸収され、直流の電力線9a、9bを介してインバータ10に供給される。インバータ10は平滑コンデンサ11で平滑された直流を三相交流に変換して三相誘導電動機からなるモータ12に供給する。このモータ12は主シーブ13を回転制御する。主シーブ13及び副シーブ14には両端にかご15及び釣合い重り16が取付けられたロープ17が掛けられている。
次に、電力変換部7について説明する。図2(a)は、電力変換部7のコンバータ8の詳細回路図である。このコンバータ8は図示するように、ダイオード18とスイッチング素子19との並列回路素子20を6個ブリッジ接続した三相ブリッジ回路で構成されている。電力変換部7のインバータ10も、図2(b)に示すように、ダイオード18とスイッチング素子19との並列回路素子21を6個ブリッジ接続した三相ブリッジ回路で構成されている。
コンバータ8における交流/直流変換、直流/交流変換の切換はコンバータ制御部23が行う。すなわち、定格容量の三相交流電源1が接続されている場合、作業員は、コンバータ制御部23とゲート制御回路26との間の各接点25を閉じる。コンバータ制御部23は、電流計22a、22bの電源側電流IRF、ITF、電圧計24のインバータ側の直流電圧DVCFに基づいて、ゲート制御回路26へ電圧指令信号VR、VS、VTを出力する。ゲート制御回路26は、電圧指令信号VR、VS、VTに基づいて、コンバータ8の6個の各スイッチング素子19へPWM(パルス幅変調)ゲート信号を印加する。具体的には、インバータ側の直流電圧DVCF(DCリンク電圧)が基準値以下の場合は、PWM(パルス幅変調)ゲート信号のパルス幅を狭くして、整流器とし、三相交流電源1から供給される三相交流を全波整流してインバータ10側へ出力する。逆に、直流電圧DVCF(DCリンク電圧)が基準値を規定値以上大きくなると、PWM(パルス幅変調)ゲート信号のパルス幅を広くして、インバータ10から出力された回生直流を回生交流に変換して、定格容量の三相交流電源1へ帰還させる。
一方、仮設の三相交流電源2が接続されている場合、作業員は、コンバータ制御部23とゲート制御回路26との間の各接点25を開く。すると、ゲート制御回路26には電圧指令信号VR、VS、VTが入力されないので、コンバータ8の6個の各スイッチング素子19へPWM(パルス幅変調)ゲート信号が送出されない。その結果、各スイッチング素子19は導通しないので、コンバータ8は、図4に示すように6個のダイオード18がブリッジ接続された整流器となる。したがって、この状態においては、インバータ10から出力された直流の回生電力は三相交流に変換されることはない。
運転制御部27は、このエレベータの乗客のかご呼び操作や乗場呼び操作に応じて、ゲート制御回路28を介してインバータ10の各スイッチング素子19にPWM(パルス幅変調)ゲート信号を印加する。これにより、インバータ10の直流/交流の電力変換動作を制御して、モータ12を運転制御して、かご15を目的階へ上下移動させる。
乗客が搭乗している状態のかご15の重量と釣合い重り16の重量との関係において、重量が大きい側が上昇している期間においてモータ12は力行運転状態となり、重量が大きい側が下降している期間においてモータ12は発電機として動作し回生運転状態となる。
モータ12の力行運転期間においては、インバータ10はコンバータ8で整流された直流を交流に変換してモータ12に供給する。一方、モータ12の回生運転期間においては、モータ12の回生電力はインバータ10のダイオード18のブリッジ回路で直流に変換されてコンバータ8側に出力され、コンバータ8で交流に変換されて三相交流電源1へ帰還される。
インバータ10とコンバータ8とを接続する電力線9a、9b間に、スイッチ回路としてのソケット29を介して回生電力再生部30が着脱自在に設けられている。定格容量の三相交流電源1を使用している時は、この回生電力再生部30はソケット29に装着されていなくて、仮設の三相交流電源2を使用している時は、この回生電力再生部30をソケット29に装着する。
この回生電力再生部30内において、ソケット29を介して電力線9a、9b間に、インバータ10のコンバータ8側の直流電圧Vc(DCリンク電圧)を検出する電圧検出回路31と、負荷スイッチ32と負荷抵抗33との直列回路、及び駆動電圧Vdを生成する電源回路34が接続されている。さらに、この回生電力再生部30内には、ゲートパルス発生回路35及びゲート駆動回路36が設けられている。
電源回路34は、電圧検出回路31、ゲートパルス発生回路35及びゲート駆動回路36に駆動電圧Vdを供給する。ゲートパルス発生回路35は、図3に示すように、電圧検出回路31で検出された直流電圧Vc(DCリンク電圧)に対応したデユーティ比(T1/T0)を有したゲートパルス信号gを作成してゲート駆動回路36へ送出する。ゲート駆動回路36はゲートパルス信号gを負荷スイッチ32へ印加して負荷抵抗33に回生電流を流す。ゲートパルス発生回路35及びゲート駆動回路36は負荷スイッチ制御回路を構成する。
すなわち、仮設の三相交流電源2を使用している時にこの回生電力再生部30をソケット29に装着した状態において、電圧検出回路31で検出された直流電圧Vc(DCリンク電圧)が基準値を規定値以上に上昇すると、モータ13が回生運転期間中で、インバータ10のコンバータ8側から回生電力が出力されているので、図3(b)に示すように、図3(a)に比べて、ゲートパルス信号gのデユーティ比(T1/T0)上昇させて、回生電力を負荷抵抗33で消費させる。
このように構成された第1実施形態のエレベータ制御装置において、エレベータの据付け工事期間において、仮設の三相交流電源2が接続されている場合、回生電力再生部30をソケット29に装着し、コンバータ制御部23とゲート制御回路26との間の各接点25aを開放しておく。
この状態においては、コンバータ8は整流器として動作する。モータ12の力行運転時には、仮設の三相交流電源2から出力された三相交流はコンバータ8で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。このモータ12の力行運転時には、コンバータ8とインバータ10とを接続する電力線9a、9b間の電圧Vc(DCリンク電圧)は基準値を規定値以上に上昇することはないので、回生電力再生部30へ電流が流れることははない。
また、モータ12の回生運転時には、モータ12の回生電力はインバータ10で直流の回生電力に変換されてコンバータ8に印加される。しかし、コンバータ8は整流器の状態であり、直流から交流への電力変換動作が停止しているので、モータ8の回生電力は電力変換部7の電源側端から仮設の三相交流電源2へ帰還されることはない。そして、このモータ12の回生電力は電力変換部7のコンバータ8とインバータ10とを接続する電力線9a、9b間の電圧Vc(DCリンク電圧)を、基準値を規定値以上に上昇させるので、回生電力は回生電力再生部30の負荷抵抗33で消費される。
そして、エレベータの据付け工事が終了して、仮設の三相交流電源2を取外して、定格容量の三相交流電源1を接続して、回生電力再生部30をソケット29から取外して、コンバータ制御部23とゲート制御回路26との間の各接点25を閉じる。
この状態において、モータ12の力行運転時には、定格容量の三相交流電源1から出力された三相交流はコンバータ8で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。モータ12の回生運転時には、モータ12の回生電力はインバータ10で直流の回生電力に変換されてコンバータ8に印加され、このコンバータ8で交流回生電力に変換され、定格容量の三相交流電源1に帰還される。
したがって、たとえ定格容量以下の仮設の三相交流電源2を用いたとしても、エレベータを上下移動させるモータに対する電力回生機能を有した電力変換部7を組込んだエレベータシステムの据付け、及びエレベータの動作調整を実施できる。
さらに、回生電力消費部30は、ソケット29でインバータ10のコンバータ側出力端に対して着脱自在に設けられている。よって、この回生電力消費部30を他のエレベータの据付け現場への使回しを行うことが可能であり、設備費を大幅に節減できる。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略している。
この第2実施形態のエレベータ制御装置においては、ソケット29に装着された回生電力消費部30a内には、負荷スイッチ32と負荷抵抗33との直列回路、及び駆動電圧Vdを生成する電源回路34、ゲート駆動回路36が設けられている。
さらに、コンバータ制御部23aからゲート制御回路26aへ送出する三相の電圧指令信号VR、VS、VTのうちの二相の電圧指令信号VR、VSの信号路に各接点25aが設けられている。
そして、各接点25aが閉じられた状態において、コンバータ制御部23aは、電流計22a、22bの電源側電流IRF、ITF、電圧計24のインバータ側の直流電圧DVCFに基づいて、ゲート制御回路26aへ電圧指令信号VR、VS、VTを出力する。ゲート制御回路26aは、電圧指令信号VR、VS、VTに基づいて、コンバータ8の6個の各スイッチング素子19へPWM(パルス幅変調)ゲート信号を印加する。
各接点25aが開放された状態において、ゲート制御回路26aは、入力された電圧指令信号VTに基づいてコンバータ8に印加すべきPWM(パルス幅変調)ゲート信号を、ゲートパルス信号g1としてソケット29に装着された回生電力消費部30a内のゲート駆動回路36へ別のソケット29bを介して送出している。ゲート駆動回路36はゲートパルス信号g1を負荷スイッチ32へ印加して負荷抵抗33に回生電流を流す。
このように構成された第2実施形態のエレベータ制御装置においては、仮設の三相交流電源2が接続された状態においては、回生電力消費部30aをソケット29に装着するとともに、二相の各接点25aを開放する。
仮設の三相交流電源2が接続された状態においては、コンバータ8には、PWM(パルス幅変調)ゲート信号が印加されないので、コンバータ8は整流器の機能のみを有するので、モータ12の回生電力がコンバータから仮設の三相交流電源2に帰還されることはない。また、ゲート制御回路26aから出力されるゲートパルス信号g1のパルス幅は、電圧計24で検出されたインバータ側の直流電圧DVCF(DCリンク電圧)に対応するので、モータ12の回生電力は回生電力消費部30aの負荷抵抗33で消費される。
なお、定格容量の三相交流電源1が接続された状態においては、回生電力消費部30aをソケット29から取外して、各接点25aを閉じる。この場合の動作は、前述した第1実施形態と同じである。
したがって、前述した第1実施形態のエレベータ制御装置とほぼ同じ作用効果が得られる。さらに、この第2実施形態のエレベータ制御装置においては、回生電力消費部30aの負荷スイッチ32をコンバータ8に印加されるゲートパルス信号g1で駆動しているので、回生電力消費部30aの構成を簡素化できる。
(第3実施形態)
図6は本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図である。図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略している。
この第3実施形態のエレベータ制御装置においては、コンバータ制御回路23とゲート制御回路26との間に各接点25は設けられていない。そして、仮設の三相交流電源2と電力変換部7のコンバータ8とを接続する電力線3a、3b、3cにソケット29aを介して、回生電力消費部30bが接続されている。この回生電力消費部30bにおいては、図示するように、図1に示す第1実施形態の回生電力消費部30の各構成部材31〜36に、ソケット29aを介して入力された三相電力を直流電力に変換する整流器37を付加されている。したがって、電圧検出回路31、負荷スイッチ32と負荷抵抗33との直列回路、及び駆動電圧Vdを生成する電源回路34には、整流器37で変換された電力線3a、3b、3cの三相交流電力に対応する直流電力が印加される。
このように構成された第3実施形態のエレベータ制御装置においては、エレベータの据付工事期間には、回生電力消費部30bをソケット29aに装着する。この状態において、モータ12の力行運転時には、仮設の三相交流電源2から出力された三相交流はコンバータ8で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。モータ12の回生運転時には、モータ12の回生電力はインバータ10で直流の回生電力に変換されてコンバータ8に印加され、このコンバータ8で交流回生電力に変換され、電力線3a、3b、3cへ出力される。その結果、電力線3a、3b、3c相互間の電圧が上昇する。電力線3a、3b、3c相互間の電圧が上昇すると、回生電力消費部30bの電圧検出回路31が検出する直流電圧も上昇するので、コンバータ8の三相交流電源2側に出力されたモータ13の回生電力は、回生電力消費部30b内の負荷抵抗33で消費される。よって、仮設の三相交流電源2にモータ13の回生電力が帰還することはない。
また、エレベータの据付工事が終了すると、回生電力消費部30bをソケット29aから取外して、定格容量の三相交流電源1を接続する。この状態において、モータ12の力行運転時には、定格容量の三相交流電源1から出力された三相交流はコンバータ8で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。モータ12の回生運転時には、モータ12の回生電力はインバータ10で直流の回生電力に変換されてコンバータ8に印加され、このコンバータ8で交流回生電力に変換され、定格容量の三相交流電源1に帰還される。
したがって、整流器37の追加分だけ回生電力消費部30bの製造費が上昇するが、電力変換部7、コンバータ制御部23の構成、及び処理動作を変更する必要がないので、エレベータの据付け作業の効率を向上できる。
(第4実施形態)
図7は本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図であり、図8は要部の詳細拡大図である、図1に示す第1実施形態に係わるエレベータ制御装置と同一部分には同一符号を付して、重複する部分の詳細説明を省略している。
この第4実施形態のエレベータ制御装置においては、コンバータ制御部23bからゲート制御回路26bへ送出する三相の電圧指令信号VR、VS、VTのうちの二相の電圧指令信号VR、VSの信号路に各接点25bが設けられている。
さらに、図8に示すように、電力変換部7のコンバータ8におけるダイオード18とスイッチング素子19との並列回路素子20を6個ブリッジ接続した三相ブリッジの電力線9aが接続された直流側正端子42aとT相の電力線3cが接続された交流側端子41cとの間に負荷スイッチ39を介して負荷抵抗38が接続されている。なお、他の二相の交流側端子41a、41bには何も接続されていない。さらに、三相ブリッジのT相の交流側端子41cに接続された電力線3cには、相スイッチ40が介挿されている。
このように構成された第4実施形態のエレベータ制御装置において、エレベータの据付工事期間には、作業者は、負荷スイッチ39を閉じ、相スイッチ40を開放し、さらに、各接点25bを開放する。
モータ12の力行運転時には、仮設の三相交流電源2から出力された三相交流のうちのR相、S相の二相交流は、コンバータ8の図9に示す単相ブリッジ整流回路で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。
この状態においては、コンバータ制御部23bから出力される二相の電圧指令信号VR、VSはゲート制御回路26bへ入力しないので、コンバータ8の交流側端子41a、41bに接続された4個の並列回路素子20のスイッチング素子16は導通していない。
したがって、この状態においては、コンバータ8は図9に示すように、単相ブリッジ整流回路を生成する。よって、モータ12の力行運転時には、仮設の三相交流電源2から出力された三相交流のうち、R相とS相からなる単相交流は、コンバータ8の単相ブリッジ整流回路で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。
そして、各接点25bが開放された状態において、ゲート制御回路26bは、入力された電圧指令信号VTに基づいてコンバータ8に印加すべきPWM(パルス幅変調)ゲート信号をゲートパルス信号g1としてコンバータ8のT相の交流側端子41cと直流側負端子42bとの間に接続されているスイッチング素子19を導通制御する。なお、T相の交流側端子41cと直流側正端子42aとの間のスイッチング素子19は開放状態である。
ゲート制御回路26bから出力されるゲートパルス信号g2のパルス幅は、電圧計24で検出されたインバータ側の直流電圧DVCF(DCリンク電圧)に対応するので、モータ12の回生電力は負荷抵抗38で消費される。
そして、エレベータの据付工事が終了すると、作業者は、負荷スイッチ39を開放し、相スイッチ40を閉じ、さらに、各接点25bを開放する。そして、定格容量の三相交流電源1を接続する。
この状態において、モータ12の力行運転時には、定格容量の三相交流電源1から出力された三相交流はコンバータ8で直流に変換され、さらにインバータ10で交流に変換されてモータ12に供給される。モータ12の回生運転時には、モータ12の回生電力はインバータ10で直流の回生電力に変換されてコンバータ8に印加され、このコンバータ8で交流回生電力に変換され、定格容量の三相交流電源1に帰還される。
このように構成された第4実施形態のエレベータ制御装置においては、コンバータ8の一つのスイッチング素子19を負荷抵抗38の電流制御に兼用しているので、図5に示す第2実施形態のエレベータ制御装置に比較して、さらに部品点数を低減でき、エレベータの据付工事の工事費用をさらに、低減できる。
なお、本発明は上述した実各実施形態に限定されるものではない。例えば、エレベータの据付工事期間中に、仮設の三相交流電源2が電力変換部7に接続されている状態におけモータ12の回転速度を、電力変換部7に定格容量の三相交流電源1が接続されている状態におけるモータ12の回転速度より低くするように、インバータ10の直流/交流の電力変換時における変換後の周波数を2段階制御することも可能である。
具体的には、運転制御部27にエレベータのかご15が起動時、停止時以外の安定速度を2段階のレベルで記憶保持させ、作業員がいずれか一方を選択する。
本発明の第1実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図 同第1実施形態に係わるエレベータ制御装置のコンバータ及びインバータの詳細回路図 同第1実施形態に係わるエレベータ制御装置のゲートパルス信号の波形図 同第1実施形態に係わるエレベータ制御装置のコンバータの等価回路図 本発明の第2実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図 本発明の第3実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図 本発明の第4実施形態に係わるエレベータ制御装置の概略構成図 同第4実施形態に係わるエレベータ制御装置の要部の詳細拡大図 同第1実施形態に係わるエレベータ制御装置のコンバータの等価回路図
符号の説明
1…定格容量の三相交流電源、2…仮設の三相交流電源、3a,3b,3c,9a,9b…電力線、7…電力変換部、8…コンバータ、10…インバータ、11…平滑コンデンサ、12…モータ、18…ダイオード、19…スイッチング素子、20、21…並列回路素子、23,23a,23b…コンバータ制御部、25,25a,25b…接点、29,29a,29b…ソケット、30,30a,30b…回生電力消費部、31…電圧検出回路、32,39…負荷スイッチ、33,38…負荷抵抗、34…電源回路、35…ゲートパルス発生回路、36…ゲート駆動回路、37…整流器、40…相スイッチ、41a,41b,41c…交流側端子、42a,42b…直流側端子

Claims (4)

  1. 定格容量を有した三相交流電源が接続された電源側端から入力された三相交流をコンバータで直流に変換しインバータで交流に変換して出力側端から出力するとともに、出力側端から入力された回生交流を前記インバータで直流に変換し前記コンバータで回生交流に変換して電源側端から出力する電力変換部と、
    この電力変換部の出力側端に接続され、力行運転及び回生運転を行うエレベータのかごを上下移動するモータと、
    前記モータの回生運転時に前記電力変換部のインバータからコンバータ側へ出力される直流の回生電力を消費する回生電力消費部と、
    この回生電力消費部と前記電力変換部のインバータのコンバータ側出力端との間に介挿されたスイッチ回路とを備え
    前記回生電力消費部は、前記電力変換部のインバータのコンバータ側の回生電圧を検出する電圧検出回路と、前記インバータのコンバータ側出力端子間に負荷スイッチを介して接続された負荷抵抗とを有し、
    前記電力変換部の電源側端に前記定格容量を有した三相交流電源に代えて仮設の三相交流電源が接続されている状態においては、前記電力変換部のコンバータにおける直流から交流への電力変換動作を停止し、かつ前記スイッチ回路を閉じ、さらに、前記定格容量を有した三相交流電源が接続された状態における前記コンバータに印加されるゲートパルス信号を前記回生電力消費部の負荷スイッチへ印加して前記負荷抵抗に回生電流を流すこと
    を特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 前記回生電力消費部は、前記電力変換部のインバータのコンバータ側出力端に対して着脱自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載のエレベータ制御装置。
  3. 定格容量を有した三相交流電源が接続された電源側端から入力された三相交流をコンバータで直流に変換しインバータで交流に変換して出力側端から出力するとともに、出力側端から入力された回生交流を前記インバータで直流に変換し前記コンバータで回生交流に変換して電源側端から出力する電力変換部と、
    この電力変換部の出力側端に接続され、力行運転及び回生運転を行うエレベータのかごを上下移動するモータと、
    前記電力変換部のコンバータにおけるダイオードとスイッチング素子との並列回路素子を6個ブリッジ接続した三相ブリッジの正負いずれか一方の直流側端子と任意に選択された一相の交流側端子との間に負荷スイッチを介して接続された負荷抵抗と、
    前記コンバータにおける前記選択された一相の交流側端子に対する前記三相交流電源の電力路に介挿された相スイッチ回路と、
    前記電力変換部の電源側端に前記定格容量を有した三相交流電源に代えて定格容量を有しない仮設の三相交流電源が接続されている状態においては、前記相スイッチを開放し、前記コンバータの選択されていない二相の並列回路素子における各スイッチング素子を開放して、前記選択されていない二相のダイオードで単相ブリッジ整流回路を生成する単相ブリッジ整流回路生成手段と、
    前記仮設の三相交流電源が接続されている状態において、前記負荷スイッチを閉成し、前記負荷抵抗に前記選択された相の並列回路素子を介して前記インバータ側から出力された直流の回生電流を流す切換手段と
    を備えたことを特徴とするエレベータ制御装置。
  4. 前記電力変換部に前記仮設の三相交流電源が接続されている状態における前記モータの回転速度を、前記電力変換部に前記定格容量の三相交流電源が接続されている状態におけるモータの回転速度より低くするように前記インバータの電力変換動作を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のエレベータ制御装置。
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