JP5041186B2 - 遊技機 - Google Patents
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また、従来の遊技機における伝統的な遊技釘では球の跳ね方が遊技者にとって既に陳腐化しており、遊技球の盤面上での挙動により新しさが求められていた。この発明はこれらの事情に鑑みてなされたものであって、その目的は効果的に遊技球を移動させることのでき、遊技球の盤面上での挙動に斬新さがある遊技機を提供することにある。
上記の構成によれば、延設部は固定部に対して延設部の固定部側端部の一部と連接されているため、撓みやすくその弾力により落下する遊技球を大きく弾き飛ばすことができる。また、延設部を傾斜させなくとも落下した遊技球を左右いずれかの方向に転動させることができる。
次に遊技盤3の遊技面上の構成について説明する。
図3に示すように、遊技盤3の中央には第1の可変表示装置たる特別図柄表示装置(以下単に表示装置という)15が組み込まれている。表示装置15は液晶ディスプレイ(LCD)よりなる表示画面15aを備えている。表示画面15aの図柄変動は遊技球が第1種始動口18へ入賞することで開始する。表示装置15の上部には普通図柄表示装置16が併設されている。普通図柄表示装置16は発光ダイオード(LED)よりなる4つの保留ランプ16a〜16dとLEDよりなる第1の7セグ表示部17とを有している。表示装置15の下部には球跳ねプレート40により大きく跳ね飛ばされた遊技球を案内するためのステージ28が設けられている。遊技釘29は盤面全体に適宜配設されている。表示装置15の下方には第1種始動口18が配置されている。第1種始動口18には球検出手段たる図示しない近接スイッチが併設されている(遊技盤3の裏面側)。第1種始動口18の入り口には一対の開閉羽根19が併設されており、遊技球を案内する開放位置と、第1種始動口18内に遊技球が入りにくくなる閉塞位置を採りうる。第1種始動口18への入賞に基づいて前記表示装置15が駆動される。開閉羽根19は遊技盤3の裏面側に配設された図示しないソレノイドによって駆動される。
このような球跳ねプレート40は、大きさは図3(a)において縦×横が約15ミリメートル×50ミリメートルとされている。図4に示すように、両球跳ねプレート40は、球受け部42が第1種始動口18側に傾くように装着されていおり、水平線に対する傾き角度θは約10度に設定されている。この角度は遊技球が移動できる範囲ならば0度以上で変更可能である。球跳ねプレート40の上方には遊技空間としての遊技釘29等の遊技球の干渉物のない空間Wが設けられている。遊技球Bは干渉物のない空間Wのあらゆる位置から球跳ねプレート40の球受け部42の上板43の表面に直接落下することが可能である。
(1)球跳ねプレート40の球受け部42の上板43の表面は平滑面であるので遊技釘を並べる場合に比べて遊技球が転動し易く、上記のように僅かに傾斜していれば遊技球は平滑面を転動可能である。従って、僅かな盤面スペースで効率よく遊技球Bを盤面3aの両側から中央へ寄せることが可能である。
(2)僅かな傾斜角度で球跳ねプレート40を配置することが可能であるため、第1種始動口18と図柄表示装置15との間の上下方向の配置スペースを狭く設定することが可能となり、盤面構成の自由度が広がる。
(3)球跳ねプレート40の球受け部42が僅かに傾斜していれば遊技球は転動するので、従来の並び釘ではありえなかったゆっくりした速度で遊技球を転動させることができ、遊技球の動きに変化が生じ、ゲーム性を高めることができる。
(4)上記の実施の形態では、板状の固定部46を盤面3aに密着させて木ネジ58のネジ棒部分が遊技盤3内に全て埋没するようにして固定されているので単に釘の先端を中途まで盤面3aに打ち込んだだけの遊技釘と比較して、強度的に優れ、遊技釘のように抜けたり折れたりすることが少ない。また、突起48が盤面3aに食い込んでいるので遊技球Bの衝撃により固定位置がずれることもない。さらに、盤面3aへの装着及び取り外しが容易であり、リサイクルがし易い。
(5)LED55が発光をするとその光が球跳ねプレート40を透過するので華やかな雰囲気を醸しだし、遊技者の興趣をいっそう盛り上げることができる。
(6)上板43は両端の支持部45でのみ支持され、盤面側の端部43aは盤面3aと接触しないので撓みやすくその反発力により激突する遊技球Bを大きく跳ね飛ばすことができる。また、盤面3aと上板43の間には隙間が形成されているので上板43の振動により盤面3aを傷つけることもない。
・球跳ねプレート40の大きさは、遊技球が転動できる範囲で適宜変更してもよい。球跳ねプレート40は、球受け部42が第1種始動口18側に傾くように装着されており、水平線に対する傾き角度θは約10度であるが、遊技球が転動できる範囲で傾き角度θを変更してもよい。
・球跳ねプレート40に代えて、図5(a)(b)に示す球跳ねプレート60を装着してもよい。球跳ねプレート60は固定部61と同固定部61の上端縁63全幅から前方へ張り出し形成された球受け部62とにより構成されており、断面L字状に形成されている。固定部61の両端部には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔63が設けられており、遊技球跳ねプレート60は固定部61の両側寄りのネジ孔63に螺入された木ネジによって盤面3aに固定される。球跳ねプレート60の盤面への装着位置は球跳ねプレート40と同様である。以下特に説明しない限り、装着手段及び装着位置は球跳ねプレート40と同様である。この場合には球受け部62が固定部61の上端縁63全体で支持されているため支持部45だけで支持されている上記球跳ねプレート40と比較して球受け部62が撓みにくく遊技球Bを跳ね飛ばす面で劣ることとなる。しかし、上記(1)〜(4)の効果は同様に奏され、更に製造が簡単でコストがかからないという利点がある。
・球跳ねプレート40に代えて、図7(a)〜(d)に示す球跳ねプレート80を装着してもよい。球跳ねプレート80は、固定部81と球受け部82とで構成されている。固定部81は略長方形板状に形成され、隅部はアーチ状に形成されている。また、縁部81aは斜めに面取りされている。固定部81の四隅には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔85が設けられている。固定部81の中央には長手方向に長孔83が形成されており、同長孔83の両側には一対の支持部84が形成されている。同一対の支持部84間には球受け部82が形成されている。固定部81の背面側には、上下中央の2か所に球跳ねプレート40の48と同様の突起86が設けられている。
この場合には、球跳ねプレート40と同様に球受け部82が支持部84でのみ支持されているので撓みやすく遊技球Bが勢いよく衝突した場合にはその反発力により大きく跳ね飛ばすことができる。また、球受け部82の端部82aが盤面3aと接触しないので盤面を傷つけることもない。また、上記(1)〜(4)の効果は同様に奏される。
この場合には球跳ねプレート80と同様の効果に加え、球跳ねプレート100を傾斜させて装着しなくても、落下した遊技球は左右のいずれかに転動する。従って、球跳ねプレート100を球跳ねプレート40の装着位置のみならず、盤面3a上部中央、即ち、普通図柄表示装置16の直上に装着することも可能である。
・球跳ねプレート40に代えて、図11(a)〜(d)に示す球跳ねプレート120を装着してもよい。球跳ねプレート120は、固定部121と球受け部122とで構成されている。固定部121は楕円形板状に形成されている。固定部121の両端には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔125が設けられている。固定部121の下部縁部121aはアール状に面取りがなされている。固定部121の上部中央には固定部121の上縁に沿って長溝123が形成されており、同長溝123の両側には一対の支持部124が形成されている。同一対の支持部124間には球受け部122が形成されている。球受け部122は、固定部121の上縁に沿って湾曲して形成されている。球受け部122の端部122aは、盤面3aに装着した状態において、盤面に接触しない。固定部121の背面側には、下部中央に球跳ねプレート40の48と同様の突起126が設けられている。
この場合には、球跳ねプレート100と同様の効果のほか、固定部121が楕円形に形成されていることから、視覚的に遊技者に異なった印象を与えることができる。
この場合には、球跳ねプレート90と同様の効果のほか、固定部131が楕円形に形成されていることから、視覚的に遊技者に異なった印象を与えることができる。また、球受け部132は、円弧状に湾曲して形成されているので、球跳ねプレート100と同様、球跳ねプレート130を傾斜させて装着しなくても、落下した遊技球は左右のいずれかに転動する。従って、球跳ねプレート130を球跳ねプレート40の装着位置のみならず、盤面3a上部中央、即ち、普通図柄表示装置16の直上に装着することも可能である。
・球跳ねプレート40に代えて、図13(a)〜(d)に示す球跳ねプレート140を装着してもよい。球跳ねプレート140は、球受け部142と固定部144とで構成されている。球受け部142は長方形板状に形成されている。一対の固定部144は球受け部142の背面側の両端に設けられている。固定部144は小判形板状に形成されている。固定部144には、球受け部142を挟んだ上下に球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔143が設けられている。球受け部142の端部142aは、盤面3aに装着した状態において、盤面に接触しない。この場合には、上記(1)〜(4)と同様の効果を奏する。
この場合には、上記(1)〜(4)と同様の効果を奏する。
・球跳ねプレート40に代えて、図15(a)〜(d)に示す球跳ねプレート160を装着してもよい。球跳ねプレート160は、固定部162と球受け部164とで構成されている。固定部162は上部及び下部を円弧状とした形状に形成されている。固定部162の両端には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔167が設けられている。固定部162の下部縁部162aはアール状に面取りがなされている。固定部162の上部中央には固定部121の上縁に沿って長溝165が形成されており、同長溝165の両側には一対の支持部166が形成されている。同一対の支持部166間には球受け部164が形成されている。球受け部164は、固定部162の上縁に沿って湾曲して形成されている。球受け部164の端部164aは、盤面3aに装着した状態において、盤面に接触しない。
この場合には、球跳ねプレート100と同様の効果のほか、固定部162が上部及び下部を円弧状とした形状に形成されていることから、視覚的に遊技者に異なった印象を与えることができる。
・球跳ねプレート40に代えて、図17(a)(b)に示す球跳ね具180を装着してもよい。球跳ね具180は全体を断面ロ字状の角パイプとし、その両端の上下に固定部181を設けたものである。固定部181には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔184が設けられている。
この場合には上記(1)〜(4)と同様の効果を奏する。即ち、上面182でも遊技球を弾き飛ばしたり、転動させることができるし、通路183でも遊技球を転動させることができる。
この場合には図18(a)に示すように、遊技球Bが球受け部192に落下する角度、勢いにより、球受け部192で弾き飛ばされた遊技球Bがさらに球受け部193に跳ね飛ばされるようにして、第1種始動口18に導くことも可能である。また、遊技球の跳ね方に予測がつきにくく、ゲーム性を高めることができる。また、球受け部192,193の幅(図18(b)におけるS1,S2)、高さ、傾斜の角度を変えてもよい。球受け部を3つ以上設けてもよい。
この場合には、上記(1)〜(4)と同様の効果に加え、遊技盤3に平行に落下してきた遊技球Bを軌跡Tに示すように盤面3a側に跳ね飛ばして通路口205に入れることができる。
・遊技球跳ねプレート40に代えて、図20(a)(b)に示す球跳ねプレート210を装着してもよい。球跳ねプレート210は、球跳ねプレート80の球受け部82の上面に一定の間隔でゴムからなる帯213を装着したものである。
この場合には、上記(1)〜(4)と同様の効果に加え、遊技球が帯213の部分に衝突した場合にはあまり跳ね飛ばされず、帯213の部分以外の部分に衝突した場合には大きく跳ね飛ばされる。従って、偶然により遊技球の跳ね方が変化し、ゲーム性を高めることができる。
・図22(a)(b)に示すように、風車232と球受け部233を一体的に構成した球跳ね具230を第1種始動口18の両側に装着してもよい。図22(b)に示すように遊技盤3には孔3bが形成されている。同孔3bを覆うように球跳ね具230が装着されている。球跳ね具230は固定部231と風車232と球受け部233とからなる。固定部231は上部が円弧状に形成された略台形状に形成されている。固定部231の上部中央の背面側に風車を装着するための軸通し234が突設され、軸通し234には正面側から貫通する軸孔234aが設けられている。軸孔234aには風車232の軸235が挿通され、同軸235の正面側には風車232が回動可能に装着され、背面側はピン236で抜け止めがなされている。固定部231の下部には長手方向に長孔238が傾斜して設けられ、同長孔238の両側から一対の支持部239が形成されている。同一対の支持部239間には球受け部233が形成されている。固定部231には球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔241が下部両端、上部中央の3か所に形成され、このネジ孔241を介して木ネジ242が遊技盤3に螺着されている。固定部231の背面側中程両端、下端部中央の3か所に球跳ねプレート40の48と同様の突起243が設けられている。前記突起243は盤面3aに食い込んでいる。
この場合には、遊技球Bが風車232の上方から落下すると、風車232を図上反時計回りに回転させながら球受け部240に落下し、球受け部240の反発力によりバウンドし、第1種始動口18の開口部方向に移動する。または、風車232を図上時計回りに回転させながら球受け部240に落下し、球受け部240の上面を転動し、球受け部240の端部から下方に落下する。一方、遊技球Bの進入角度が浅いと球受け部240の上面を転動し、風車232を図上時計回りに回転させながら球受け部240の端部から下方に落下する。
この球跳ね具230を使用した場合には、風車と球跳ねプレートとを別々に盤面に脱着せずに済み、脱着作業が簡単に済み、結果として遊技機のリサイクルも容易となる。
球跳ねプレート260は、図19(a)(b)で説明した球跳ねプレート206と同様球受け部262を盤面3a側に向かって傾斜させ、固定部261側が下がるようにしたものである。球跳ねプレート260の固定部261は球跳ねプレート206と異なり、球跳ねプレート40のネジ孔47と同様のネジ孔263は右上と左下の2か所にのみ設けられている。球跳ねプレート260は、球受け部262が図柄表示装置250側に傾斜するように装着されている。球跳ねプレート260は、ネジ孔263には木ネジ264が螺着されることにより、盤面3aに固定されている。
通路251の垂直部254下端部の両側には風車266が装着されている。風車266と第1種始動口259との間には斜め下がりに遊技釘267が複数配置されている。この場合には、遊技球Bが球受け部262に対して進入角度が鈍角で勢い良く衝突すると、盤面3a側に跳ね飛ばされて入口252に入り、通路251を通ってステージ257に達し、孔258に落下し、第1種始動口259方向に誘導される。遊技球Bが勢いのない状態で球受け部262に落下すると、球受け部262上を転動し、風車266上に落下する。この通路251は透明な材質で形成してもよいし、不透明な材質で形成してもよい。透明な材質で形成した場合は、通路251内を動く遊技球Bが遊技者に目視され、視覚上の変化を与えることができる。不透明な材質で形成した場合は、入口252に入った遊技球Bが暫くしてからステージ257上に突然出現するのでゲームに面白みを付加することができる。
この場合には、上記(1)〜(4)と同様の効果に加え、遊技球を長距離に渡って誘導できる。また、球受け部271の図25(a)における左部に遊技球が落下した場合には、球受け部271が大きく撓み、その反発力により遊技球を大きく跳ね飛ばすことができる。但し、勢いのない遊技球を誘導する場合には、遊技球の移動が予測しやすくなり、ゲーム性に欠けることになる。遊技球の移動を予測しにくくするために、図25(f)に示すように、球受け部271に落とし穴273を設けてもよい。
・球跳ねプレート40の球受け部42の上板43上に図示しないシートスイッチを設けて、遊技球がシートスイッチ上に落下すると信号が図示しない制御部に入力され、LED55が点灯するようにしてもよい。シートスイッチの替わりに、遊技球の落下を検知できるものであれば圧電スイッチ等を使用してもよい。この場合には、遊技球が上板43上に落下したときにのみLED55が点灯するため遊技者に視覚上の変化を与えることができる。
・球跳ねプレート及び球跳ね具の盤面への固定の手段は、木ネジによるものだけでなく、例えば図27(a)に示すように、球跳ねプレートの固定部280に形成された孔281を遊技盤3に形成された孔3bに配置し、樹脂製の留め具283を孔281,孔3bに挿通した後、留め具283に形成された孔283aに、同じく樹脂製の留め具284を嵌合するようにしてもよい。図27(b)に示すように、樹脂性の留め具287の先端に切欠部289を形成し、径の大きさが伸縮するようにして孔3bにはめ込むようにしてもよい。
・本実施の形態のパチンコ機に装着された球跳ねプレート及び球跳ね具の素材は合成樹脂であるが、合成樹脂以外の素材で構成してもよい。例えば、鉄等の金属、セラミックスでもよい。
・発光体は、LEDに限られず、豆電球等でもよい。
・LEDを備えたものは、球跳ねプレート40だけであるが、球跳ねプレート60,70,80,90,100,110,120,130,140,150,160,170,190,206,210,220,260,270,球跳ね具180,230,240,275,276を透光性を有する合成樹脂で形成し、LEDを装着することは可能である。
・本実施の形態の遊技機は第1種のパチンコ機であるが、第2種、第3種等のパチンコ機、その他の遊技機に球跳ねプレート40等、球跳ね具180等を装着することは可能である。
(1)ほぼ垂直に配置された遊技盤と遊技球を弾く弾球手段とを有し、少なくとも同遊技盤面には入賞口と同弾球手段により弾かれて上方から落下する遊技球を誘導し或いは散乱させる球跳ね部材とを設け、同球跳ね部材の干渉を受けながらも遊技球を入賞口に入賞させることで賞球を獲得することを目的とした遊技機において、前記球跳ね部材は前記遊技盤の面方向に延設された延設部を有し、同延設部表面に遊技球が干渉し、同延設部の表面に転動面又は凹凸部又はその両方を形成したことを特徴とする遊技機。上記の発明では、転動面を僅かに傾斜させれば遊技球は転動可能であり、僅かな盤面スペースで効率よく遊技球を盤面の両側から中央へ寄せることが可能である。従って、例えば第1種始動口等の入賞口を図柄表示装置のすぐ下に設けることも可能となり、盤面構成の自由度が広がる。また、落下した遊技球はどの方向に弾き飛ばされるか予測が付かず、遊技性を高めることができる。なお、従来の遊技機においては、遊技釘が使用されているので、遊技球が何度も衝突すると金属疲労により盤面に打ち付けた遊技釘が根元から折れるという問題があったが、上記の発明によれば並び釘を使用しなくても遊技球の移動が可能である。
(3)前記延設部は前記固定部に対して同延設部全長の一部にて支持されている上記(2)に記載の遊技機。上記の発明では、上記(2)に記載の発明の効果に加え、延設部は固定部に対して同延設部全長の一部にて支持されているので、撓みやすくその弾力により落下する遊技球を大きく弾き飛ばすことができる。また、延設部の盤面側の端部は盤面と接触せず、盤面を傷つけることもない。
(4)前記球跳ね部材に発光体を備えた上記(1)〜(3)のいずれかに記載の遊技機。従来の遊技機においては、遊技釘自体にランプ等の電飾を入れることは構造上不可能であり、シール等を貼ることもできなかった。上記の発明では、上記(1)〜(3)に記載の発明の効果に加え、球跳ね部材に発光体を備えたので、発光体が発光をすると華やかな雰囲気を醸しだすことができる。
(5)前記球跳ね部材の少なくとも一部には透光性を有する透光部を設けた上記(1)〜(4)のいずれかに記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)〜(4)に記載の発明の効果に加え、発光体を球跳ね部材の盤面側に設けても発光体の光が透過するので発光体を盤面の内部に設けることも可能となる。
(7)前記球跳ね部材は前記入賞口近傍に配設され、前記延設部表面と干渉する遊技球が前記入賞口方向に誘導される上記(1)〜(6)のいずれかに記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)〜(6)に記載の発明の効果に加え、入賞口近傍に配設され、前記延設部表面と干渉する遊技球が前記入賞口方向に誘導されるので、僅かな盤面スペースで効率よく遊技球を入賞口方向に寄せることができる。
(8)前記延設部表面の直上に遊技球に干渉するものがない領域又は遊技球に干渉するものが疎である領域を設け、遊技球が前記領域外から直接前記延設部表面に落下することが可能である上記(1)〜(7)に記載の遊技機。上記の発明では、上記(1)〜(7)に記載の発明の効果に加え、延設部表面に特に誘導されることなくあらゆる方向から遊技球を落下させることが可能である。
(10)前記延設部の盤面側の端部は盤面と接触しない上記(2)に記載の遊技機。上記の発明によれば、上記(2)に記載の発明の効果に加え、遊技球の衝撃により延設部が振動をしても盤面を傷つけるおそれがない。
(11)前記延設部の表面に遊技球の接触を検知する手段を備え、同検知手段に遊技球が接触すると発光体が発光するようにした上記(4)又は(5)に記載の遊技機。上記の発明によれば、上記(4)又は(5)に記載の発明の効果に加え、延設部表面に遊技球が接触する度に発光体が発光するので華やかな雰囲気を醸しだすことができる。
(12)前記延設部の表面は固定部側が低くなるように傾いて形成されている上記(2)に記載の遊技機。上記の発明によれば、上記(2)に記載の発明の効果に加え、落下した遊技球を盤面側に跳ね飛ばすことができる。
(13)風車、セグ表示部、入賞口入口のいずれか又はこれらの任意の組合せと一体的に形成された請求項1又は上記(1)〜(12)のいずれかに記載の遊技機。
Claims (1)
- ほぼ垂直に配置された遊技盤と遊技球を弾く弾球手段と遊技球が入賞可能な入賞口とからなる遊技機において、
少なくとも同遊技盤の遊技球移動領域内に位置し、前記弾球手段により弾かれて上方から落下する遊技球を誘導し或いは散乱させる球跳ね部材と、
を有し、
前記球跳ね部材は前記遊技盤面に面着して固定される平板状に形成された固定部と、該固定部から突出して前記遊技盤の面方向に沿って延設される前記固定部と一体的に形成された延設部を備え、
該延設部は前記固定部に対して前記延設部の前記固定部側端部の一部と連接されるとともに、
前記延設部の前記固定部側端部の一部以外の前記固定部側端部は、前記固定部と接触させないようにし、
前記延設部を前記遊技盤の面方向に沿って湾曲するように円弧状に形成したことを特徴とする遊技機。
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