JP5040792B2 - マスタ・スレーブ同期通信方法および同期通信システム。 - Google Patents
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Description
IEEE1394のアイソクロナス通信を応用して同期通信を行う例としてアイソクロナスサイクルの整数倍を制御周期として、制御周期毎に、マスタ機器が制御対象のスレーブ機器と順に制御データの授受を行うことで、マスタ機器とスレーブ機器の同期通信システムが構築できるようにする技術が開示されている(特許文献1参照)。
製造装置の場合、稼動中に機器構成は変更しないため、バスリセットを伴うホットプラグ機能は必要ないが、振動によるコネクタの接触不良でネットワーク構成が変化したと判断されバスリセットが発生してしまう場合がある。バスリセットが発生すると前述通り通信停止するだけでなく復旧にはアイソクロナス・リソースを取得し直す必要があり、アイソクロナス通信が復旧するまでの間、マスタ機器はスレーブ機器を制御不能となり、製造装置としては致命的な問題となりえる。
アイソクロナス通信に関する資源(アイソクロナス・リソース)の管理は、IRMが行っており、アイソクロナス通信の資源であるチャンネルと帯域の管理を行っている。
IEEE1394規格(非特許文献1参照)によれば、アイソクロナス通信対応ノードはIRMに対して帯域幅とチャンネル(channel)の割当てを要求して獲得し、データ送信時に調停(アービトレーション)を行い、バス使用の権利を獲得したノードがアイソクロナスパケットを送信するようになっている。
機器1(IRM)には、チャンネルを管理するCHANNEL_AVAILABLEレジスタ14と、バスバンド幅を管理するBANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ15がある(以下では、総称してアイソクロナス・リソース・レジスタと呼ぶ)。機器1(IRM)以外の機器は、アイソクロナス通信を行うに先立って、上記のアイソクロナス・リソース・レジスタにアクセスし、バス使用の権利を獲得する。
BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ14は、シリアルバス依存アドレス空間の始まりからオフセット220hにマップされ、CHANNEL_AVAILABLEレジスタ15はオフセット224hにマップされている。
BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタのbw_remainingフィールドは、現在割当てに使うことのできるアイソクロナス通信の帯域幅の量を表している。この帯域幅の量は帯域割当て単位と呼ばれる時間によって表され、1単位はS1600(1600Mbps)のデータレートで1quadlet(=32ビット)のデータを送信するのに要する時間(約20ns)に相当する。初期値である4915は100μsになる。したがって、IEEE1394機器がIRMにアクセスして帯域を取得するたびに、最大4915から取得された帯域の分だけ減っていくことになる。
機器1(IRM)以外のIEEE1394機器が機器1(IRM)のアイソクロナス・リソースを取得する際にはロックトランザクションと呼ばれる方式で行われる。
はじめにステップ1801においてIEEE1394ネットワークでバスリセットが発生すると、IEEE1394ネットワークの初期化が行われ、ステップ1802において各機器は自己識別パケットを発行し、各ノードにノードIDが割当てられる。たとえば、機器1(IRM)のノードIDが1、機器2のノードIDが0に決定したとする(ステップ1803〜1804)。
特許文献3では、バスリセット前と後での接続情報の比較やそのバスリセットの種類の判定を行い、アイソクロナス通信再開の可否を判断する。たとえば接続ノード数の変化量が大きい場合や、バスリセットがロングバスリセットの場合は直ちにアイソクロナス通信再開を停止し、上記のような異常な状態の発生を未然に防ぐといったことを行っている。
IEEE Standard for a High Performance Serial Bus(IEEE Std 1394-1995)
まず、特許文献2の発明では、レジスタの読み出し処理は省略できてもLockリクエストは全ノードそれぞれが必ず行う手順となっており、アイソクロナス・リソース取得の競合が起こるたびにLockリクエストのリトライが必要なため、接続軸数が増えれば増えるほどアイソクロナス・リソース取得処理に費やす時間は増大する。
図19の通信タイミング図に示すように、指令パケット1404のm+1番目のデータをマスタ機器送信FIFO1901から伝送路1902に出す際にバスリセットが起こると、m+1番目の指令パケット1904は伝送路1902に出せなくなりマスタ機器送信FIFO1901に残された指令パケットがバスリセットが治まったあとの制御周期で伝送路1902に出されてしまう場合がある。図19ではマスタ機器がバスリセットを検出して指令パケット作成(m+2番目、m+3番目)を一時中止した場合を示している。
マスタ機器が意図しないタイミングで指令パケット(m+1番目)がスレーブ機器1903に渡されてしまうため、スレーブ機器1903において誤動作が起こる可能性がある。
請求項1に記載の発明は、1局のマスタ機器と1局以上のスレーブ機器がネットワーク上に接続され、一定時間の制御周期に同期して、前記マスタ機器と前記スレーブ機器がアイソクロナス通信を使用して通信データを授受するマスタ・スレーブ同期通信方法において、
前記アイソクロナス通信中にバスリセットが発生した場合、
前記マスタ機器と前記スレーブ機器のうち、いずれか1局が備えるアイソクロナス・リソース・マネージャは前記ネットワーク上に接続された機器の数よりなる接続情報が前記バスリセットが発生する前のものから変化していないことを確認したならば、前記接続情報に変化がない旨を他の機器にブロードキャストで通知し、
その後、前記接続情報に変化がない旨を通知された全ての機器は、前記バスリセットが発生する前に取得して自機器にそれぞれ記憶していたアイソクロナス・リソースに従って前記アイソクロナス通信を再開することを特徴としたものである。
前記マスタ機器および前記スレーブ機器の内、アイソクロナス・リソース・マネージャとなる機器が、前記ネットワーク上に接続された機器の数からなる接続情報が格納される不揮発性の接続情報記憶部を備え、
前記マスタ機器および前記スレーブ機器が各々、前記アイソクロナス・リソース・マネージャから取得したアイソクロナス・リソースを格納する不揮発性のアイソクロナス・リソース記憶部を備え、
前記アイソクロナス通信中にバスリセットが発生した場合に、前記アイソクロナス・リソース・マネージャは新たに取得した接続情報が前記バスリセットが発生する前に前記接続情報記憶部に格納した接続情報から変化していないことを確認したならば、前記接続情報に変化がない旨を他の機器にブロードキャストで通知し、
その後、前記接続情報に変化がない旨を通知された全ての機器は、前記バスリセットが発生する前に取得して前記アイソクロナス・リソース記憶部に格納していたアイソクロナス・リソースに従って前記アイソクロナス通信を再開することを特徴としたものである。
前記アイソクロナス・リソース・マネージャは、前記他の機器に通知するとともに、記憶していた前記他の機器の各々のアイソクロナス・リソースを前記他の機器の各々に与えることを特徴としたものである。
また、アイソクロナス通信には、アイソクロナス・リソース・マネージャ(IRM)が必要であり、IRMはネットワークに接続されたどの機器が対応しても良いが、以下の説明において、機器1をIRMとする。
図3は本発明第2の実施例におけるIEEE1394機器間の通信処理シーケンスを示した図である。図3は接続情報が前回電源起動時と異なる場合に、図1に示す機器1、機器2に注目したものである。
そして、機器1(IRM)はステップ305において、接続情報が前回電源投入した際のものと変わっていないかのチェックを行う。
図11は自己識別パケットのフォーマットを示す図である(非特許文献1、付属書E.3.4参照)。このうち、PhyIDがノードIDに相当し、p0からp2が、それぞれポート0からポート2の状態(ポート情報)に相当する。機器が実装しているポート数が4以上の場合は、複数の自己識別パケットが送出されるが、その中に含まれるノードIDは同一であるので、自己識別パケットを参照すれば接続ノード数を算出できる。
但し、本発明では、接続機器の構成の変化を判定する目的であるので、単に自己識別パケットの数だけで比較可能なので、ここでは接続ノード数とは自己識別パケットの数とする。接続情報記憶部17には前回電源投入時の接続ノード数(自己識別パケットの数)が格納されており、図3のステップ305において、ステップ302で発行された自己識別パケットの数と接続情報記憶部17の値と比較を行う。
前記通知を受信した機器2は、機器1(IRM)に対してアイソクロナス・リソースの取得を開始する。この場合のアイソクロナス・リソースの取得方法は、従来と同様である(ステップ308〜309)。
機器2が取得した帯域情報は、機器2が持つアイソクロナス・リソース記憶部24に保存する(ステップ310)。
チャンネルの取得も帯域の場合と同様に取得(ステップ311〜312)し、機器2が持つアイソクロナス・リソース記憶部24に保存する(ステップ313)。
機器1(IRM)はステップ314において自身のアイソクロナス・リソースをアイソクロナス・リソース記憶部18に保存し、ステップ315において今回の接続情報(接続ノード数)を接続情報記憶部17に保存する(ステップ314)。
そしてステップ316、317において、機器それぞれがアイソクロナス通信を開始する。
図4は図3と同様に本発明第1の実施例におけるIEEE1394機器間の通信処理シーケンスを示した図であるが、図3と異なり接続情報が前回電源投入時と一致した場合を示す。
ステップ406において接続情報が一致していた場合、機器1(IRM)は他の機器2に対して接続情報変化無しをブロードキャストで通知する(ステップ407)。
前記通知を受信した機器2は、図3のステップ308〜313で行われたようなアイソクロナス・リソース取得処理は行わず、自身が持つアイソクロナス・リソース記憶部17に既に格納されているアイソクロナス・リソース情報を読み出す(ステップ408)。
そしてステップ409、410において、機器それぞれがアイソクロナス通信を開始する。
図2に、図3のステップ307および図4のステップ407で機器1(IRM)から機器2に送信される接続情報変化有無通知のフォーマット例を示す。接続情報変化有りの場合は、32bitの最上位ビットを1にして全ての機器2に対してブロードキャストで送信する。
マスタ機器は、図6に示すように、IEEE1394パケットにインデックス番号を付加して伝送路に指令パケットを送信する。インデックス番号は、指令パケットを送信するごとに毎回1ずつインクリメントするようにする。
なお、インデックス番号は毎回1ずつインクリメントされるものに限るわけではなく、毎回1ずつディクリメントされるもの等、そのインデックス番号の連続性を判断できるものであればよい。
図7は、本発明第1の実施例を示すスレーブ機器における受信処理フロー図を示す。
受信処理701は、スレーブ機器において制御周期先頭で毎回実行する。この受信処理では通信状態を示す通信ステータス変数によって処理内容を管理する。通信が正常な場合は通信ステータス変数を「通常状態」とし、バスリセットを検出した直後では通信ステータス変数を「バスリセット検出状態」、そして正常な通信に戻るまでは通信ステータス変数を「回復待ち状態」と設定する。そしてこの通信ステータス変数の設定値を参照することによりそれぞれの状態に応じた処理を行う。以下にその詳細を説明する。
バスリセットが無い場合は、ステップ705に移行し、通信ステータス変数が「通常状態」であればステップ706において指令パケットから制御指令データを読み出す。
ステップ701においてバスリセットを検出した場合、ステップ703において指令パケットを廃棄し、ステップ704において通信ステータス変数を「バスリセット検出」に設定する。ステップ703において指令パケットを廃棄しているのは、バスリセットが発生した制御周期と同じ制御周期中にマスタ機器からの指令パケットがマスタ機器送信FIFOに残らずに伝送路に出た場合、バスリセットによって通信パケットが壊れている可能性があるためである。その後、ステップ707において指令パケットの有無をチェックするが、既にステップ703において指令パケットを廃棄しているため、ステップ708、ステップ709は通らずに受信処理を終了する。
そして次の制御周期では通信ステータス変数が「回復待ち状態」になっているため、ステップ710で指令パケットの有無をチェックした後、ステップ711において指令パケットからインデックス番号を読み出し、ステップ712において前回のインデックス番号と比較を行う。インデックス番号が連続していない場合は、受信処理を終了し、インデックス番号が連続したものになるまでステップ710〜712を繰り返す。
ステップ712においてインデックス番号が前回のインデックス番号に1足したものと等しくなったとき、インデックス番号が連続しているとみなして、ステップ713において指令パケットから制御指令データの読み出しを行い、ステップ714において通信ステータス変数を「通常状態」に設定し、以後は通常の動作を続けるようにする。
図5は、本発明第1の実施例を示すIEEE1394アイソクロナス通信における通信タイミング図である。501はマスタ機器送信FIFO、502は伝送路、503はスレーブ機器、504は指令パケットである。図5は、マスタ機器が、インデックス番号m+1番の指令パケット504を、マスタ機器送信FIFO501から伝送路502に出す際にバスリセットが発生した例である。
スレーブ機器は、バスリセット検出後、最初に受信した指令パケット、つまりm+1番の指令パケットを受信するが、図7のステップ702においてバスリセットが検出されているため廃棄される(ステップ703)。そして制御ステータス変数は「バスリセット検出」となる。
さらに次の周期で、m+5番の指令パケットを受信すると、ステップ710のパスを通り、ステップ711でインデックスm+5を読み出したあとステップ712において前回のインデックスと比較を行う。前回のインデックスm+4から連続した値であるため、ステップ713において指令パケット中の制御指令データを読み出し、通信ステータスを通常状態に戻す(ステップ714)。
以上、マスタ機器がスレーブ機器に送信する指令パケットについて説明したが、逆にスレーブ機器がマスタ機器に応答パケットを送信する場合も同様である(説明省略)。
実施例1と異なるのは、機器2のアイソクロナス・リソース記憶部24が揮発性メモリ上にあり、また、機器1(IRM)の不揮発性メモリ上に全機器アイソクロナス・リソース記憶部16を設けていることである。
図12のステップ1201〜1209までの処理は、実施例1(ステップ301〜309)と同様である。
ステップ1210において、機器2によって帯域情報を取得された機器1(IRM)は、帯域の獲得を要求してきた機器2のノードIDと、獲得された帯域幅の値を対応付けて全機器アイソクロナス・リソース記憶部16に保存する。
また、機器2は、取得した帯域情報をアイソクロナス・リソース記憶部24に保存する(ステップ1211)。
また、機器2は、取得したチャンネル番号をアイソクロナス・リソース記憶部24に保存する(ステップ1215)。
その他の機器においても、接続情報変化有りの通知を受信したあとステップ1208〜1215と同様の処理を実行し、全ての機器がアイソクロナス・リソース取得を完了したあと、機器1(IRM)は今回の接続情報(接続ノード数)を接続情報記憶部17に保存する(ステップ1216)。
そしてステップ1218、1219において、機器それぞれがアイソクロナス通信を開始する。
ステップ1306において、接続情報が一致していた場合、機器1(IRM)は他の機器2に対して接続情報変化無しをブロードキャストで通知する(ステップ407)と、機器2は実施例1の場合と同様にアイソクロナス・リソースの取得処理(ステップ308〜313)を行わない。
WriteRequestによって帯域とチャンネルを受信した機器2は、自身のアイソクロナス・リソース記憶部24に保存する(ステップ1309、1311)。そしてアイソクロナス・リソース記憶部24に保存された情報を読み出す(ステップ1312)。
そしてステップ1313、1314において、機器それぞれがアイソクロナス通信を開始する。
実施例1、2では、接続情報として接続ノード数を使用したが、その代わりに全機器のノードIDとポート情報を使用する。
図10において、ポート情報のp0からp2は、物理ポート0から2に対応し、その内容は自己識別パケットと同じである。たとえばノードIDがゼロの機器のポート0番とポート1番は非接続ポートであり、他の機器は接続されていないことを示し、ポート2番に親ノード(自身のノードIDよりも大きいノードIDを持つノード)が接続されていることを示す。
なお、ノードIDとポート情報は、実施例1にて説明した通り、電源投入時に各機器が発行する自己識別パケットから得ることができる。
実施例1,2では、接続情報として接続ノード数を使用したが、その代わりに全機器のノードIDとチップIDを使用する。
チップIDとはIEEE1394機器ごとにユニークに割当てられる5バイトのIDであり、全てのIEEE1394機器に実装が必須のものである
図14において、たとえばノードIDが2の機器のチップIDは16進数で04B4000002hとなる。
ステップ1501〜1503によって各機器のノードIDが確定したあと、機器1(IRM)からチップIDの読み出しをReqdRequestによって行う。
チップIDはシリアルバス依存アドレス空間の始まりからオフセット40Chと410hにマップされている。
ステップ1506において、読み出したチップIDと接続情報記憶部に格納されている情報と比較を行う。
11 CPU
12 Linkチップ
13 Phyチップ
14 BANDWIDTH_AVAILABLEレジスタ
15 CHANNNELS_AVAILABLEレジスタ
16 全機器アイソクロナス・リソース記憶部
161 アイソクロナス・リソース・テーブル
17 接続情報記憶部
18 アイソクロナス・リソース記憶部
2 IEEE1394機器
21 CPU
22 Linkチップ
23 Phyチップ
24 アイソクロナス・リソース記憶部
3 IEEE1394ケーブル
501 マスタ機器送信FIFO
502 伝送路
503 スレーブ機器
504 指令パケット
1901 マスタ機器送信FIFO
1902 伝送路
1903 スレーブ機器
1904 指令パケット
601 IEEE1394ヘッダ
602 制御指令データ部
603 CRC
604 インデックス番号
Claims (8)
- 1局のマスタ機器と1局以上のスレーブ機器がネットワーク上に接続され、一定時間の制御周期に同期して、前記マスタ機器と前記スレーブ機器がアイソクロナス通信を使用して通信データを授受するマスタ・スレーブ同期通信方法において、
前記アイソクロナス通信中にバスリセットが発生した場合、
前記マスタ機器と前記スレーブ機器のうち、いずれか1局が備えるアイソクロナス・リソース・マネージャは前記ネットワーク上に接続された機器の数よりなる接続情報が前記バスリセットが発生する前のものから変化していないことを確認したならば、前記接続情報に変化がない旨を他の機器にブロードキャストで通知し、
その後、前記接続情報に変化がない旨を通知された全ての機器は、前記バスリセットが発生する前に取得して自機器にそれぞれ記憶していたアイソクロナス・リソースに従って前記アイソクロナス通信を再開することを特徴とするマスタ・スレーブ同期通信方法。 - 前記アイソクロナス・リソース・マネージャは、前記他の機器に通知するとともに、記憶していた前記他の機器の各々のアイソクロナス・リソースを前記他の機器の各々に送信することを特徴とする請求項1記載のマスタ・スレーブ同期通信方法。
- 前記スレーブ機器は、前記全ての機器が前記アイソクロナス通信を再開した後、前記マスタ機器から受信した前記アイソクロナス・パケットに含まれるインデックス番号が前回受信したインデックス番号と連続するまで該アイソクロナス・パケットを廃棄することを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載のマスタ・スレーブ同期通信方法。
- 前記接続情報が、前記ネットワーク上に接続された機器のノードIDと、少なくともポート情報とチップIDのいずれか1つであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のマスタ・スレーブ同期通信方法。
- 1局のマスタ機器と1局以上のスレーブ機器がネットワーク上に接続され、一定時間の制御周期に同期して、前記マスタ機器と前記スレーブ機器がアイソクロナス通信を使用して通信データを授受するマスタ・スレーブ同期通信システムにおいて、
前記マスタ機器および前記スレーブ機器の内、アイソクロナス・リソース・マネージャとなる機器が、前記ネットワーク上に接続された機器の数からなる接続情報が格納される不揮発性の接続情報記憶部を備え、
前記マスタ機器および前記スレーブ機器が各々、前記アイソクロナス・リソース・マネージャから取得したアイソクロナス・リソースを格納する不揮発性のアイソクロナス・リソース記憶部を備え、
前記アイソクロナス通信中にバスリセットが発生した場合に、前記アイソクロナス・リソース・マネージャは新たに取得した接続情報が前記バスリセットが発生する前に前記接続情報記憶部に格納した接続情報から変化していないことを確認したならば、前記接続情報に変化がない旨を他の機器にブロードキャストで通知し、
その後、前記接続情報に変化がない旨を通知された全ての機器は、前記バスリセットが発生する前に取得して前記アイソクロナス・リソース記憶部に格納していたアイソクロナス・リソースに従って前記アイソクロナス通信を再開することを特徴とするマスタ・スレーブ同期通信システム。 - 前記アイソクロナス・リソース・マネージャは、全ての機器のアイソクロナス・リソースを格納する不揮発性の全機器アイソクロナス・リソース記憶部をも備え、
前記アイソクロナス・リソース・マネージャは、前記他の機器に通知するとともに、記憶していた前記他の機器の各々のアイソクロナス・リソースを前記他の機器の各々に与えることを特徴とする請求項5に記載のマスタ・スレーブ同期通信システム。 - 前記スレーブ機器は、前記全ての機器が前記アイソクロナス通信を再開した後、前記マスタ機器から受信したアイソクロナス・パケットに含まれるインデックス番号が前回受信したインデックス番号と連続するまで該アイソクロナス・パケットを廃棄することを特徴とする請求項5〜6のいずれか1項に記載のマスタ・スレーブ同期通信システム。
- 前記接続情報が、前記ネットワーク上に接続された機器のノードIDと、少なくともポート情報とチップIDのいずれか1つであることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のマスタ・スレーブ同期通信システム。
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