JP4244474B2 - 情報処理装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置及び方法に関し、例えばいわゆるIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)1394準拠のディジタルシリアルバスに対してデータの送受信を行う情報処理装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年は、例えばディジタルビデオ機器や家庭用のパーソナルコンピュータなど、IEEE1394準拠のディジタルシリアルインターフェイスを備えた機器が増え、それら機器間でのディジタルデータの送受信が可能となっている。
【0003】
ここで、IEEE1394規格について簡単に説明する。
【0004】
IEEE1394規格とは、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers:米国電気電子技術者協会)による規格であり、ディジタルビデオレコーダ等の家庭用電子機器同士の接続やこれら電子機器とコンピュータとの間の接続といったマルチメディア用途に向くものとして注目されている。
【0005】
IEEE1394規格では、基本的に2組のツイストペア線を用いて伝送が行われる。その伝送方法は、1方向の伝送にツイストペア線を2組とも使う、いわゆる半2重の通信である。この通信法には、DSコーディングと呼ばれる通信方法が採用されており、これは、ツイストペア線の片側にデータを、他方にストローブと呼ばれる信号を送り、2つの信号の排他的論理和をとることで、受信側でクロックを再現するというものである。
【0006】
IEEE1394規格のデータレートは、98.304Mbps(S100)、196.608Mbps(S200)、393.216Mbps(S400)の3種類が定義されており、高速のレートに対応した機器はそれより遅いレートのノード(機器)をサポートしなければならない、いわゆる上位互換性が定められている。各ノードは、最大27個までのポートを持つことが許されており、各ノードのポートをIEEE1394シリアルバスを介して接続することで最大63台までのノードをネットワーク化することができる。また、異なる2つのIEEE1394シリアルバスにそれぞれ接続された1組のノードを、これら2つの異なるIEEE1394シリアルバス間の橋渡しを行うブリッジとして使用し、当該ブリッジを使用して複数(2つ以上)のバスの間でデータの伝送を行うようなネットワーク構成も可能となされている。すなわち、1つのIEEE1394バスに接続できる機器(ノード)の数は、最大で63個に制限されているが、複数のバスをブリッジを用いて連結し、バスとブリッジからなるネットワークを構成することにより、更に多くのノードを接続することが可能になされている。
【0007】
IEEE1394規格では、その接続時にバスの初期化処理が行われ、複数のノードの接続を行うとツリー構造が自動的に内部にて構成される。その後、各ノードのアドレスが自動的に割り振られる。IEEE1394規格上では、1台のノードが送信した信号を他のノードが中継することで、ネットワーク内の全てのノードに同じ内容の信号を伝えることが可能である。したがって、無秩序な送受信を防止するために、各ノードは送信を開始する前にバスの使用権を調停する必要がある。バスの使用権を得るためには、先ずバスが開放されるのを待ち、ツリー上の親機に対してバス使用権の要求信号を送る。そして、要求を受けた親機は、さらなる親機に信号を中継し、要求信号は最終的には最上位の親機である制御ノードにまで達する。制御ノードは、要求信号を受けると使用許可信号を返し、許可を受けたノード(被制御ノード)は通信を行うことが可能となる。但し、このとき複数のノードから同時に要求信号が出された場合には、1台にのみ許可信号が与えられ、他の要求は拒否される。
【0008】
このように、IEEE1394規格上は、バスの使用権を奪い合いながら、複数のノードが1つのバスを時分割多重で使用している。
【0009】
次に、IEEE1394規格では、アドレスとして、IEEE1212 CSR(Control and Status Register Architecture)で規定されている64ビットの固定的に割り振られたアドレス空間を利用する。この64ビットのうち、上位16ビットはノードID(node_ID)、64kのノードアドレス空間を提供する。また、IEEE1394シリアルバスでは、バス同士を識別するためにノードIDの上位10ビットをバスID(bus_ID)とし、下位6ビットをノードを識別するためのフィジカルID(physical_ID)とする。
【0010】
IEEE1394シリアルバスのレイヤ構造は、トランザクションレイヤ(Transaction Layer)、リンクレイヤ(Link Layer)、物理レイヤ(Physical Layer)からなる。トランザクションレイヤは、アプリケーションから指示されたデータや命令を下位のリンクレイヤに伝える。当該トランザクションレイヤでは、IEEE1212のCSR(Control and Status Register)で要求されているリード(Read)/ライト(Write)/ロック(Lock)の操作を実行するために、要求(Request)と応答(Response)サービスのプロトコルを使用する。リンクレイヤはトランザクションレイヤとのデータのやり取りを行う。また、リンクレイヤはアドレス割り当て、データチェック、データのフレーム分けなどを行う。物理レイヤは、リンクレイヤが使っている論理的な信号を電気信号に変換する。
【0011】
より詳細に説明すると、上記トランザクションレイヤには、リード、ライト、ロックの3つの種類のトランザクションがある。リードトランザクションでは、イニシエータ機器がターゲット機器の特定アドレスのIEEE1212空間を読み取る。リードトランザクションにはクワドレット単位(Quadlet、IEEE1394における4バイト毎のデータ単位)単位の読み込みとブロック(IEEE1394における1クワドレット以上)読み込みとがある。ライトトランザクションは、イニシエータ機器がターゲット機器の特定IEEE1212アドレスにデータを書き込む。ライトトランザクションには、クワドレット単位の書き込みとブロックの書き込みがある。ロックトランザクションは、イニシエータ機器からターゲット機器にデータ転送し、そのデータとターゲット機器の指定されたアドレスのデータを組み合わせて処理(スワップなど)を行い、ターゲット機器の指定されたアドレスのデータを更新する。
【0012】
また、上記リンクレイヤは、半2重のデータパケット配信サービスを提供する。ここで、IEEE1394規格では、リアルタイム性を保証する同期通信、すなわちアイソクロナス通信(isochronous data transfer)を定義してある。また、IEEE1394規格には、この同期通信に対して、非同期通信、すなわちアシンクロナス通信(asynchronous data transfer)も定義されている。IEEE1394規格では、データをパケット化して転送することが行われ、このパケットを転送するプロセスをサブアクション(subaction)と呼んでいる。
【0013】
サブアクションには、上記パケットをアイソクロナス通信にて転送するアイソクロナスサブアクション(isochronous subaction)と上記アシンクロナス通信にて転送する(asynchronous subaction)がある。アイソクロナスサブアクションは、特定のノードにパケットを転送するのではなく、チャネルアドレスを使用してバス全体に送信する。一方、アシンクロナスサブアクションでは、指定したノードに対して様々な量のデータとトランザクションレイヤの情報を示す数バイトのヘッダ情報を送り、その応答を受ける。
【0014】
さらにサブアクションは、アービトレーションシーケンス(Aebitration Sequence)とデータパケット転送(Data Packet Transmission)とアクノリッジメント(acknowledgment)の3つの部分に分けられる。アービトレーションシーケンスでは、パケットを送信したいノードが、物理レイヤにバスの制御権を得るように要求する。アービトレーションは、最終的に一つのノードに制御権を与え、制御権を得たノードは、データパケットを送信することが可能となる。データパケット転送では、実際にデータパケット転送が行われる。ここで、アシンクロナス通信の場合、送信ノードは、スピードコード(Speed Code)を含むデータプリフィックス(data_prefix)、送信側と受信側のアドレス、トランザクションコード(Transaction Code:TCODE)、トランザクションラベル(Transaction Label)、リトライコード(Retry Code)、データ、1つか2つのCRC(Cyclic Redundancy Check)、パケット・ターミネーション(Packet Termination、data_prefixかdata_endのどちらか)等を送出する。なお、トランザクションコードは、主要なパケットのパケットタイプを定義し、IEEE1394規格では、当該トランザクションコードの値によって、アイソクロナスパケットとアシンクロナスパケットを区別する。アクノリッジメントでは、受信側から、操作が行われたことを送信側に応答する。アシンクロナスパケットの場合、受信側のノードはパケットの受信状況(成功や失敗など)を示すコードを送信側のノードに返す。なお、アクノリッジメントで転送されるデータも一種のデータパケットである。
【0015】
また、全てのアシンクロナスサブアクションでは、通常、サブアクションギャップと呼ばれる期間だけ、バスをアイドル状態にする。IEEE1394シリアルバスでは、一定時間以上のアイドル状態が確認された場合、データ転送を希望するノードがアービトレーション(Arbitration)を開始する。なお、アービトレーションとは、各ノードがバスを使用する権利を得るための調停のことである。このサブアクションギャップに対して、アクノリッジギャップもあり、このアクノリッジギャップは、送信側のノードが送信したデータパケットとそのパケットに対する応答パケット(アクノリッジ)の間のギャップを指す。アクノリッジギャップの長さはバスの状況により変化する。なお、アクノリッジギャップは、サブアクションギャップの長さよりも十分短くなるように規定されている。これは、接続された他のノードがアクノリッジを受信する前にアービトレーションを始めないことを確実にするためである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、IEEE1395規格において、オートトランザクション機能(自動応答機能)を持つ従来のリンクICでは、オートトランザクション機能が特定のレジスタ(アドレス)に限定されており、したがって、バスリセット値/コマンドリセット値(それぞれバスリセット/コマンドリセット検出時に設定する値)を予め指定する必要があり、後で変更することができない。
【0017】
このため、使用する際の都合により、例えば、オートトランザクションに対応させたいレジスタを変更することができないという問題や、対応しているレジスタに対してはその応答仕様を変更することができないという問題、レジスタの仕様がそれぞれ異なるため応答の評価が大変であるといった問題がある。
【0018】
そこで、本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、オートトランザクション機能を備えたリンクICにおいて、例えば、オートトランザクションに対応させたいレジスタを変更することができ、対応しているレジスタに対してはその応答仕様を変更することができ、応答の評価を容易に実現可能とする、情報処理装置及び方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、少なくとも、アプリケーションプログラムとの間でデータの送受を行うトランザクションレイヤと、上記トランザクションレイヤとの間でデータの送受を行うリンクレイヤと、上記リンクレイヤ上の論理的信号を電気信号に変換してバスに伝送する物理レイヤとからなるレイヤ構造で情報処理を行う情報処理装置において、上記トランザクションレイヤの情報処理を行うトランザクションレイヤ処理手段と、上記トランザクションレイヤと上記リンクレイヤとの間での情報処理に使用するレジスタを備え、トランザクションレジスタへの外部からの書き込みがあった場合、当該トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタにセットして上記トランザクションレイヤ処理手段に通知するリンクレイヤ処理手段とを有し、上記トランザクションレイヤ処理手段は、上記トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタに指定して上記トランザクションレジスタの値を書き換えることにより、上述した課題を解決する。
【0020】
本発明の情報処理方法は、少なくとも、アプリケーションプログラムとの間でデータの送受を行うトランザクションレイヤと、上記トランザクションレイヤとの間でデータの送受を行うリンクレイヤと、上記リンクレイヤ上の論理的信号を電気信号に変換してバスに伝送する物理レイヤとからなるレイヤ構造で情報処理を行う情報処理方法において、上記トランザクションレイヤと上記リンクレイヤとの間での情報処理に使用されるレジスタを用意し、上記リンクレイヤは、トランザクションレジスタへの外部からの書き込みがあった場合、当該トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタにセットして上記トランザクションレイヤに通知し、上記トランザクションレイヤは、上記トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタに指定して上記トランザクションレジスタの値を書き換えることにより、上述した課題を解決する。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0022】
図1には、IEEE1394規格に対応する機器(以下、1394機器1とする)の概略的な構成を示す。
【0023】
この図1において、1394機器1は、当該1394機器の各種の機能を制御するマイクロコンピュータ(マイコン)2を有しており、当該マイクロコンピュータ2がIEEE1394規格のおけるトランザクションレイヤに相当する処理を行う。このマイクロコンピュータ2は、IEEE1394規格のリンクレイヤ及び物理レイヤに相当する処理を行うためのIC(以下、1394IC3とする)に接続されている。この1394IC3は、端子6を介してIEEE1394バスに接続されている。また、上記1394IC3は、IEEE1394規格におけるリンクレイヤに相当する処理を行うLINK−IC4と、物理レイヤに相当する処理を行うPHY−IC5とからなる。
【0024】
ここで、LINK−IC4に、オートトランザクション機能を持たせる場合には、どのレジスタ(アドレス)に機能を持たせるか、レジスタの初期値はどうするか、バスリセット値(バスリセット検出時に設定する値)をどうするか(固定値か前の値を保持するかのビット毎の指定)、コマンドリセット値(コマンドリセット検出時に設定する値)をどうするか(固定値か前の値を保持するかのビット毎の指定)、外部からのライトトランザクション、ロックトランザクションを受けるか受けないか、外部からのライトトランザクションに対するレジスタの動きをどうするか(書き込みを受けるか無視するかのビット毎の指定)、外部からのロックトランザクションに対するレジスタの動きをどうするか(書き込みを受けるか無視するかのビット毎の指定)、制御コマンドからの(レジスタの読み出し/書き換え)トランザクションに対する応答はどうするか、といったことを決める必要がある。
【0025】
これらを予めレジスタ毎に指定しておくのは、対応するレジスタを変更できないことや、多くのレジスタを用意する場合それぞれ動きが違うので実装が大変であること、それぞれのレジスタで動きが違うので評価が大変であること、後で変更することができないこと、などの問題があるためできない。
【0026】
そこで、本発明実施の形態では、特にレジスタアドレスや応答仕様を固定せず、マイクロコンピュータ2側からの指定により上記の各設定を行うことが可能となる汎用的なオートレスポンス用インターフェイスを提供する。
【0027】
本実施の形態では、上記マイクロコンピュータ2とのインターフェイスとして、レジスタアドレス(オフセットアドレス)と、リード/ライト/ロックトランザクションに対する対応/非対応の設定ビット(Read/Write/Lock)と、レジスタの初期設定値としてイニシャルバリュー(Initial Value)と、バスリセット検出時にバスリセットバリュー(BusReset Value:バスリセット検出時に設定する値)への書き換えを行うかどうかのビット毎の指定(BusReset Change Disable(Unchanged)と、バスリセット検出時に設定する値としてバスリセットバリュー(BusReset Value)と、コマンドリセット検出時にコマンドリセットバリュー(CommandReset Value:コマンドリセット検出時に設定する値)への書き換えを行うかどうかのビット毎の指定(CommandReset)と、コマンドリセット検出時に設定する値としてコマンドリセットバリュー(CommandReset Value)、ライト/ロックトランザクションによる書き換えを行うかどうかのビット毎の指定(Write/Lock Disable(Ignored))と、そのレジスタへのライト/ロックトランザクションによる書き換えが行われたことをマイクロコンピュータに伝えるレジスタ(Interrupt(IC→マイコン))とを用意している。
【0028】
以下に、本実施の形態にて使用する各項目について詳細に説明する。
【0029】
オフセットアドレスは、対象となるレジスタのアドレス(オフセットアドレス)である。
【0030】
Read/Write/Lockはこのアドレスに対する各トランザクションへの対応/非対応を示す設定ビットである。このビットの”1”は当該ビットがセットされているトランザクションに対応している。このアドレスへの当該トランザクションを受けた場合には、状態に適した応答パケット(Response Packet)を返す。また当該ビットが”0”の場合は、このアドレスへの当該トランザクションに対しては”Type_Error”を返す。なお、マイクロコンピュータ2からのセルフトランザクションに対してはこのビットの値に依らずに応答する。
【0031】
Initial Valueはレジスタの初期値である。
【0032】
BusReset Change Disable(Unchanged)はバスリセット検出時の各レジスタのBusReset Valueへの書き換えの可/不可を示すビットである。このビットがセットされているレジスタ上の当該ビットはBusReset Valueの値に依らずバスリセット検出時にも変化しない(前の値を保つ)。
【0033】
BusReset Valueは、バスリセット検出時には当該レジスタを書き換える値である。但し、BusReset Change Disableが”1”のビットは”Unchanged”で前の値を保持する。
【0034】
CommandResetは、コマンドリセット検出時の各レジスタのCommandReset Valueへの書き換えの可/不可を示すビットである。
【0035】
Change Disable(Unchanged)では、このビットがセットされているレジスタ上の当該ビットはコマンドリセットバリューの値に依らずコマンドリセット検出時にも変化しない(前の値を保つ)。
【0036】
CommandReset Valueは、コマンドリセット検出時には当該レジスタを書き換える値である。但し、CommandReset Change Disableが”1”のビットは”Unchanged”で前の値を保持する。
【0037】
Write/Lock Disable(Ignored)はライト/ロックトランザクションでの書き換え可/不可を示すビットである。このビットが”1”の場合はライト/ロックトランザクションで当該ビットの書き換えを行う。このビットが”0”の場合は書き換え不可で、当該ビットへのライト/ロックは無視する。なお、マイクロコンピュータ2からのセルフトランザクションに対してはこのビットの値に依らず書き換える。
【0038】
Interrupt(IC→マイコン)は、レジスタの書き換え(ライト/ロック)が実行されたことをマイクロコンピュータ側に伝えるためのものである。ライト/ロックトランザクションを受けた(Write/Lock Disableにより無視された)場合も含む。
【0039】
なお、Lock Transaction(Compare & Swap)に対してはArg Value/Data Valueのチェックを行うので、Write/Lock Transaction Disableの値に依らず、ロック失敗(Arg Value≠Old Value)の場合には書き換えは行われない。また、マイクロコンピュータからのセルフトランザクションに対してはこれらの設定に依らず応答する(Write/Lockではレジスタの書き換えも行う)。
【0040】
また、本実施の形態では、マイクロコンピュータ2からLINK−IC4へとアクセスするためのインターフェイスとして、上記の各設定情報をそれぞれ独立のレジスタとして用意する場合(図2)と、少数のレジスタのみ用意してアクセスの順序でどの情報を設定するかを指定する場合(図3)とを考えている。
【0041】
すなわち、マイクロコンピュータ2は、図2中のLINK−IC→マイコン セルフトランザクションインターフェイス10を用いて各種レジスタへのアクセスを行い(Read/Write/Lock)、図2中のマイコン→LINK−IC 汎用オートトランザクションレジスタインターフェイス11を用いて汎用オートトランザクションレジスタの各種設定を行い、図2中のLINK−IC→マイコン 汎用オートトランザクションレジスタインターフェイス12を用いて汎用オートレスポンスレジスタからの通知を受ける。
【0042】
また、マイクロコンピュータ2は、図3中のマイコン→LINK−IC 汎用オートトランザクションレジスタインターフェイス13を用いて汎用オートトランザクションレジスタの各種設定を行い(セルフトランザクションで共用)、図3中のLINK−IC→マイコン 汎用オートトランザクションレジスタインターフェイス14を用いて汎用オートレスポンスレジスタからの通知を知る。
【0043】
さらに、本実施の形態では、LINK−IC4の持つレジスタ領域に自由にオートトランザクション用レジスタを設定するにあたって、図4の(A)に示すようにLINK−IC4にページ(Page)を持たせ、図4の(B)に示すようにその各ページ(Page)に一つのレジスタアドレスを振り分けるようにする。なお、この図4の例は、64のアドレスを持つ例を示しており、アドレスとしてはクワドレット単位で任意の値を指定できる。なお、図4中のCSR(Control and Status Register)、SerialBus(シリアルバス)、ConfigROM(コンフィグレーションROM)の例については後述する。
【0044】
ここで、図2の例では、LINK−ICのマイクロコンピュータインターフェイスレジスタに各データを設定後、何らかのトリガ(例えば図4に示したようなPageの番号のデータの書き込みなど)によって、図5、図6に示すように、設定データをオートトランザクション設定レジスタに書き込む。なお、図5はマイコン→ICの場合のレジスタインターフェイス仕様を、図6はIC→マイコンの場合のレジスタインターフェイス仕様を示している。
【0045】
また、図3の例では、ロードデータを設定後、何らかのトリガ(例えばロード番号の書き込み)により、図7に示すように、設定されたデータを指定のページの指定の項目にあたるレジスタに書き込む。
【0046】
さらに、実動作中にマイクロコンピュータ2がレジスタの値を読み出し/書き換えたい場合は、セルフトランザクションを用いる。これは、図8に示すように、セルフトランザクション用のレジスタに読み書きしたいアドレスを指定し、トリガを与える(リード/ライト/ロックフラグの書き込み)ことにより実行される。
【0047】
次に、図9には、バスリセット/コマンドリセット/外部からのロックトランザクションを受けたときのレジスタの値の変化の具体例を示す。すなわち、Initial Valueが「10101010」であったとすると、バスリセット検出時には「00001110」となり、コマンドリセット検出時には「00111011」となり、ロックトランザクションにより「01110101」に変化する。
【0048】
例えば、オートトランザクションに指定されたレジスタ宛に外部からの書き込みがあった場合、(ライト/ロックトランザクション)に対して、LINK−IC4はそのレジスタが割り当てられているページに対応する通知ビット(前記の図ではInterrupt_1/2レジスタ)をセットする。このときのマイクロコンピュータ2は、このInterruptレジスタを常時/定期的に調べることにより、オートトランザクション指定のレジスタに外部からの書き込みがあったことを知ることができる。したがって、マイクロコンピュータ2は、そのビットをクリアし、必要な処理があればそれを行う。
【0049】
本実施の形態によれば、これらのインターフェイスの採用により、例えば実動作中にセットの状態変更のためバスリセット/コマンドリセット/外部からの書き込みトランザクションを受けた時の挙動を変更する必要が出てきたような場合にも対応できる。
【0050】
次に、IEEE1394の場合の、これらのレジスタの具体例を図10〜図22に示す。なお、各図中の斜線で示す部分が本実施の形態にかかる部分である。
【0051】
図10には、CSR(Control and Status Register)のオフセットアドレス「0000」(State Clear)、「0004」(State Set)の具体例を示している。なお、図中のC/I,C/SはState ClearでのEffect/State SetでのEffectであり、図中のLost、Dreq、Stateの1→0はセットされてもすぐにクリアされる。ここでは、二つのアドレスで一つのレジスタへのアクセスを行う(クリアする場合にはState Clear、セットする場合にはState Set、Read Valueは両アドレスで同一である)。オフセットアドレスの「0000」(State Clear)への書き込みを受けた場合、それぞれ”1”のビットをクリアする。また、オフセットアドレスの「0004」(State Set)への書き込みがあった場合にはそれぞれ”1”のビットをセットする。次に、図11にはオフセットアドレス「0008」(Node Ids)の具体例を、図12にはオフセットアドレス「000C」(Reset Start)の具体例を、図13にはオフセットアドレス「0018」〜「001C」(Split Timeout Hi, Split Timeout Lo)の具体例を、図14にはCSR(Serial Bus Dependent)のオフセットアドレス「0200」(Cycle Time)の具体例を、図15にはオフセットアドレス「0204」(Bus Time)の具体例を、図16にはオフセットアドレス「0210」(Busy Timeout)の具体例を、図17にはオフセットアドレス「021C」(Bus Manager ID)の具体例を、図18にはオフセットアドレス「0220」(BandWidth Available)の具体例を、図19にはオフセットアドレス「0224」〜「0228」(Channel Available)の具体例を示す。また、図20にはCconfigROM(コンフィグレーションROM)のオフセットアドレス「0400」以降の具体例を、図21と図22にはCconfigROM(Initial Value)のオフセットアドレス「0400」以降の具体例を示す。
【0052】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明の情報処理装置及び方法は、トランザクションレイヤとリンクレイヤとの間での情報処理に使用されるレジスタを用意し、リンクレイヤ手段が、トランザクションレジスタへの外部からの書き込みがあった場合、当該トランザクションレジスタのアドレスをレジスタにセットしてトランザクションレイヤ処理手段に通知し、トランザクションレイヤ処理手段が、トランザクションレジスタのアドレスをレジスタに指定してトランザクションレジスタの値を書き換えることにより、例えば、IEEE1394規格におけるオートトランザクションに対応させたいレジスタを変更することができ、また、対応しているレジスタに対してはその応答仕様を変更することができ、応答の評価を容易に実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IEEE1394規格に対応する機器の概略的な構成を示すブロック回路図である。
【図2】マイクロコンピュータからLINK−ICへとアクセスするためのインターフェイスとして各設定情報をそれぞれ独立のレジスタとして用意する場合の例を示す図である。
【図3】マイクロコンピュータからLINK−ICへとアクセスするためのインターフェイスとして各設定情報を少数のレジスタのみ用意してアクセスの順序でどの情報を設定するかを指定する場合の例を示す図である。
【図4】LINK−IC4の持つレジスタ領域に自由にオートトランザクション用レジスタを設定する際に、LINK−ICにページ(Page)を持たせる場合の説明に用いる図である。
【図5】マイコン→ICの場合のレジスタインターフェイス仕様を示す図である。
【図6】図6はIC→マイコンの場合のレジスタインターフェイス仕様を示す図である。
【図7】ロードデータを設定後、設定されたデータを指定のページの指定の項目にあたるレジスタを示す図である。
【図8】セルフトランザクション用のレジスタを示す図である。
【図9】バスリセット/コマンドリセット/外部からのロックトランザクションを受けたときのレジスタの値の変化の具体例の説明に用いる図である。
【図10】CSRのオフセットアドレス「0000」、「0004」の具体例を示す図である。
【図11】オフセットアドレス「0008」(Node Ids)の具体例を示す図である。
【図12】オフセットアドレス「000C」(Reset Start)の具体例を示す図である。
【図13】オフセットアドレス「0018」〜「001C」(Split Timeout Hi, Split Timeout Lo)の具体例を示す図である。
【図14】CSR(Serial Bus Dependent)のオフセットアドレス「0200」(Cycle Time)の具体例を示す図である。
【図15】オフセットアドレス「0204」(Bus Time)の具体例を示す図である。
【図16】オフセットアドレス「0210」(Busy Timeout)の具体例を示す図である。
【図17】オフセットアドレス「021C」(Bus Manager ID)の具体例を示す図である。
【図18】オフセットアドレス「0220」(BandWidth Available)の具体例を示す図である。
【図19】オフセットアドレス「0224」〜「0228」(Channel Available)の具体例を示す図である。
【図20】 CconfigROMのオフセットアドレス「0400」以降の具体例を示す図である。
【図21】 CconfigROM(Initial Value)のオフセットアドレス「0400」〜「044C」までの具体例を示す図である。
【図22】 CconfigROM(Initial Value)のオフセットアドレス「0450」〜「049C」までの具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 1394機器、 2 マイクロコンピュータ、 3 1394IC、 4LINK−IC、 5 PHY−IC

Claims (10)

  1. 少なくとも、アプリケーションプログラムとの間でデータの送受を行うトランザクションレイヤと、上記トランザクションレイヤとの間でデータの送受を行うリンクレイヤと、上記リンクレイヤ上の論理的信号を電気信号に変換してバスに伝送する物理レイヤとからなるレイヤ構造で情報処理を行う情報処理装置において、
    上記トランザクションレイヤの情報処理を行うトランザクションレイヤ処理手段と、
    上記トランザクションレイヤと上記リンクレイヤとの間での情報処理に使用するレジスタを備え、トランザクションレジスタへの外部からの書き込みがあった場合、当該トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタにセットして上記トランザクションレイヤ処理手段に通知するリンクレイヤ処理手段とを有し、
    上記トランザクションレイヤ処理手段は、上記トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタに指定して上記トランザクションレジスタの値を書き換える情報処理装置。
  2. 上記トランザクションレイヤ処理手段は、上記リンクレイヤ処理手段に対して、少なくとも上記トランザクションレジスタの値の変化と保持をビット単位で指定する請求項1記載の情報処理装置。
  3. 上記トランザクションレイヤ処理手段は、上記リンクレイヤ処理手段に対して、少なくとも上記トランザクションレジスタの値の書き換え/書き込み無視をビット単位で指定する請求項1記載の情報処理装置。
  4. 上記リンクレイヤ処理手段は、上記トランザクションレジスタの設定項目毎にアドレスを対応付ける請求項1記載の情報処理装置。
  5. 上記トランザクションレイヤ、リンクレイヤ及び物理レイヤは、IEEE1394規格に対応するものである請求項1記載の情報処理装置。
  6. 少なくとも、アプリケーションプログラムとの間でデータの送受を行うトランザクションレイヤと、上記トランザクションレイヤとの間でデータの送受を行うリンクレイヤと、上記リンクレイヤ上の論理的信号を電気信号に変換してバスに伝送する物理レイヤとからなるレイヤ構造で情報処理を行う情報処理方法において、
    上記トランザクションレイヤと上記リンクレイヤとの間での情報処理に使用されるレジスタを用意し、上記リンクレイヤは、トランザクションレジスタへの外部からの書き込みがあった場合、当該トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタにセットして上記トランザクションレイヤに通知し、上記トランザクションレイヤは、上記トランザクションレジスタのアドレスを上記レジスタに指定して上記トランザクションレジスタの値を書き換える情報処理方法。
  7. 上記トランザクションレイヤは、上記リンクレイヤに対して、少なくとも上記トランザクションレジスタの値の変化と保持をビット単位で指定する請求項記載の情報処理方法。
  8. 上記トランザクションレイヤは、上記リンクレイヤに対して、少なくとも上記トランザクションレジスタの値の書き換え/書き込み無視をビット単位で指定する請求項記載の情報処理方法。
  9. 上記リンクレイヤは、上記トランザクションレジスタの設定項目毎にアドレスを対応付ける請求項記載の情報処理方法。
  10. 上記トランザクションレイヤ、リンクレイヤ及び物理レイヤは、IEEE1394規格に対応するものである請求項記載の情報処理方法。
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