JP3916455B2 - ディジタルインターフェース装置及びそれを用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法 - Google Patents

ディジタルインターフェース装置及びそれを用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のデータを多重化して同期転送が可能なディジタルインターフェース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
動画像や音声データは、コンピュータデータと異なり、リアルタイムに一定の周期で伝送する必要がある。このような伝送が可能な方式としてIEEE(アメリカ電気電子学会:The lnstitute of Electrical and Electronics Engineers.lnc.の略)1394の同期(アイソクロナス:lsochronous)伝送が注目されている。
【0003】
どのような伝送方式であっても、伝送に必要な帯域とチャンネルに物理的な制約がありその管理を行わなければならないが、IEEE1394では、同期伝送において同期データの帯域とチャンネルの資源をアイソクロナスリソースと呼び、同期転送を開始する前にアイソクロナスリソースから必要な帯域とチャンネルを取得する必要がある。
【0004】
具体的には帯域はBnadwith_available_Register(有効帯域幅レジスター:以下BARと略す)に利用可能な帯域の残量値が記憶されており、同期伝送前に伝送を行う装置、もしくは伝送を指示する装置がBARの初期値から伝送必要な値を差し引いた値に書き換える。もし、この差し引きの計算時に値がマイナスになる場合は、帯域が不足している事を意味するので同期伝送は不成立となり、BARの書き換えも行われない。チャンネルは、64チャンネルが用意されており、Channel_avaiiable_Register(有効チャンネルレジスター:以下CARと略す)にある64ビットの各ビットの状態が使用か未使用かの状態を表している。同期伝送前に伝送を行う装置、もしくは伝送を指示する装置が伝送に使用するチャンネルを表すCARの該当ビットを1から0に書き換えることでチャンネルの割り当てが行われたことを意味する。もし、この書き換えの際にCAR内の該当チャンネルのビットがすでに0であれば、同期伝送は不成立となりCARの書き換えも行われない。
【0005】
なお、これらアイソクロナスリソースレジスター(BARとCAR)は、一元的な管理が必要なので、ネットワーク上の複数の装置の中から、アイソクロナスリソースレジスターの管理能力を有した装置がアイソクロナスリソースマネージャー(Isochironous_Resource_Manager:IRM)として、ネットワークの初期化を行うバスリセット後に1つだけ選出される手順となっている。
【0006】
つまり同期伝送のリソースの一元管理は、バスリセット後に選出されたアイソクロナスリソースマネージャーの内部に用意されるアイソクロナスリソースレジスターに対して、各装置が伝送の必要に応じてレジスターを参照し、帯域及びチャンネルの取得可否の判断をした上で書き換えを行うことで実現されている。
【0007】
また、バスが動作中に、バスに新たな装置が加わった場合や設定の初期化を行おうとした場合は、次のような処理が行われる。
バスの初期化には、バスリセットと呼ばれる特別な信号が用意されている。
【0008】
装置の追加などでバスリセット信号が1つの装置で発行されると、このバスリセット信号は接続された各装置に伝搬する。
個々の装置においては、バスリセットが検出された時点でパケットの送信を停止し、バスの初期化が行われる。具体的には、ツリー認識(ネットワークの階層構造の認識)、自己識別(各ノードが発行するセルフIDパケットを取り込み、各ノードに物理番号を付与する)のステップにおいて、アイソクロナスリソースレジスター含む管理レジスターの初期化、トポロジーの再構成が行われ、バスリセット直前の機能に戻る。この手順を図21に示す。なお、セルフIDパケットとは、自己を識別するためのID(識別子)をメイン情報として含むパケットをいう。
【0009】
X点でバスリセットが発生し、各装置同期、非同期のパケット送信を停止する。
その後、A点までに各装置の物理番号の指定など、トポロジーの確定がなされる。
A点でトポロジーの確定がなされた直後に、当該ネットワークのバスの同期転送の周期管理を行うサイクルマスターとなる情報処理装置が決定され、物理的には同期転送が可能な状態になる。すなわち、アイソクロナスサイクルが有効になり、物理的には同期転送が可能になる。
【0010】
ここに、サイクルマスター(CM)とは、ネットワークも同期転送の周期管理を行う情報処理装置であり、バスリセットに続く自己識別フェーズが完了した直後にバスの装置の中から1つが選出される。なお、このサイクルマスターはバスマネージャー(BM)やアイソクロナスリソースマネージャー(IRM)とは独立した機能である。また、後に選出されるアイソクロナスリソースの管理を行うBMもしくはIRMがCMであるとは限らないが、BMやIRMに成り得る装置はCMの機能も持ち合わせている場合が多い。
【0011】
ここで、バスリセット直前に同期転送を行っていた装置は、バスリセット以前に使用していたチャンネルと速度で同期転送を直ちに開始する。ただし、この時点ではアイソクロナスリソースを管理するバスマネージャー(BM)もしくはアイソクロナスリソースマネージャー(IRM)が選出されていないので、アイソクロナスリソースの確保自体は、行われない。また、バスリセット直前にBMであったノードは、再度BMに成ることを試みる。
【0012】
A点から125ミリ秒以降に、その時点でBMが存在していなければ、新規にBMが選出される。BMはIRMの機能を含んだ、より上位のバス管理権を保つが、バス上にBMの機能を満たす装置がなければ選出されない。
B点(A点から125ミリ秒以降)では、その時点でBMが選出されていなかった場合にIRMが選出される。
【0013】
B点からC点の間で、この時点で同期転送を行っている装置が(即ち、バスリセット直前に同期転送を行っており、サイクルマスター(CM)がアクティブになった後に同期転送を開始した装置が)、選出されたBMまたはIRMに対してアイソクロナスリソース(BAR及びCAR)を確保する。
【0014】
C点(A点から1000ミリ秒以降)では、アイソクロナスリソースを既に確保している装置のみが同期転送を継続できる。
C点以降では、バスリセット直前の状態に限らず、新たに同期転送を行う装置がアイソクロナスリソースの確保を試みる事ができる。
つまり、バスリセット以前に同期転送を行っていた装置は、A点からC点の間はアイソクロナスリソースの確保とは関係なくバスリセット以前の同期転送の状態を再開する事ができ、また、全ての装置はC点以降でバスリセット後に再設定したアイソクロナスリソースの割り当てに従って動作する。
【0015】
このような手順により、バスリセット直前に同期転送を行っていた装置に対しては、早期に同期転送の再開と、バスリセット後のアイソクロナスリソースの確保が優先的に実行できる仕組みになっており、同期転送がバスリセットによって妨げられる事を極力避ける仕組みを実現している。
【0016】
以下、バスリセット前後の同期パケットの遷移を説明する。
図12はバスリセット直前の状態を示し、31、32、33はノードであり、1394バス20を構成している。
1394バス20には2種類の同期転送36、37が流れている状態にある。また、34は孤立したノードで、1394バスは形成していない。
【0017】
また図13において、40はBARで、アイソクロナスリソースのうちの帯域を管理するレジスターであり、41はCARで、アイソクロナスリソースのうちのチャンネルを管理するレジスターである。図13のBAR40には、図12の1394バスの状態において、使用できる帯域の全リソース量に対して、同期転送36、37で必要とされる量が取られている。
また、CAR41には、1394バスで使用できるチャンネルの全リソース量に対して、同期転送36、37に割り当てられたチャンネルが示されている。
【0018】
ここで、ノード34がバス20に接続されるとバスリセットが起こり、最初にノードのツリー認識と自己識別処理が行われ、各ノードの物理番号やサイクルマスターが決定される。図21の時間軸で示すとX点からA点までの処理に相当する。
【0019】
その後、BMもしくはIRMが選出され、アイソクロナスリソースを確保した結果が有効になるまでの間、即ち図21ではA点からC点までの間は、アイソクロナスリソースを確保しなくとも、バスリセット直前と同様の同期転送が可能である。
図14は図21のA点以後のバスの状態を示し、図15はBAR40とCAR41へのリソース確保なしで、同期転送36、37が実行される概念図である。
【0020】
次に、図21のB点からC点では、同期転送を行っているノードがアイソクロナスリソースを確保する。図16はBARとCAR41に同期転送36、37で必要とされるリソースが確保された概念図である。
ここで、図13と図16を比較すると同じ内容であり、即ちバスリセット直前の状態が優先的に再現されたことになる。
【0021】
図21のC点以降は、アイソクロナスリソースを確保しているノードのみが同期転送を許され、また新たに同期転送を行うノードがリソースの確保を許される。
【0022】
図10に図21のX点からA点までの処理の手順を示す。
図10において、ステップP01では、バスリセットの発生に伴いバスの初期化が行われる。具体的には、ツリー認識と自己識別処理が行われた後、サイクルマスターが決定され同期転送が可能な状態になる。
ステップP02では、バスリセット直前に同期転送を出力していたノードが同期転送の再送出を開始する。
【0023】
図11は、図10のステップP02の処理を具体的に示したフローである。
ステップS01では、自己ノードがバスリセット直前に同期転送していたかを判断する。バスリセット直前に自己が同期転送していたのならばステップS11にて、同期転送を再開する。もし、バスリセット直前に同期転送していなければ、ステップS12にて同期転送は行わない。
【0024】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上記従来例では、複数の機器をもつ2つのバスを接続する場合には、アイソクロナスリソースを適切に再送出できない場合が生じるという欠点がある。例えば、バスリセット後の同期パケットが帯域をオーバーする場合や、同じチャンネルの同期パケットが重複する場合が生じる。その結果、パスの同期転送タイミングにズレが発生することで構成する機器が異常なバス状態であると判断したり、受信側の機器が想定外のパケットを受け取ってしまう現象が発生した。
【0025】
一例を説明すると、図17はバスリセット直前の状態を示し、31、32、33はノードであり、1394バス20を構成している。
また、34、35もノードであり、20とは別の1394バス21を構成している。
【0026】
1394バス20には2種類の同期転送36、37が流れている状態にある。また、1394バス21には1種類の同期転送38が流れている状態にある。この状態では1394バス20と1394バス21は、それぞれのアイソクロナスリソースマネージャーを有し、別の情報処理装置のディジタルインターフェース装置で管理されている。
【0027】
図18の40はBARで、1394バス20の帯域を管理するレジスターであり、41はCARで、1394バス20のチャンネルを管理するレジスターである。また、図18の42はBARで、1394バス21の帯域を管理するレジスターであり、43はCARで、1394バス21のチャンネルを管理するレジスターである。
【0028】
図18のBAR40には、1394バス20の使用できる帯域の全リソース量に対して、同期転送36、37で必要とされる量が取られている。また、CAR41には、1394バスで使用できるチャンネルの全リソース量に対して、同期転送36、37に割り当てられたチャンネルが示されている。同様にBAR42には、1394バス21の使用できる帯域の全リソース量に対して、同期転送38で必要とされる量が取られている。また、CAR43には、1394バスで使用できるチャンネルの全リソース量に対して、同期転送38に割り当てられたチャンネルが示されている。
【0029】
ここで、バス20とバス21が接続されるとバスリセットが起こり、最初にノードのツリー認識と自己識別処理が行われ、各ノードの物理番号が設定され新たなバス22が確立されると伴に、(厳密にはA点直後に)サイクルマスターが決定され同期転送が可能な状態になる。図21の時間軸で示すとX点からA点までの処理に相当する。
【0030】
その後、アイソクロナスマネージャーが決定され、アイソクロナスリソースが有効になるまでの間、即ち図21ではA点からC点までの間は、アイソクロナスリソースの確保なしで、バスリセット直前の同期転送が開始される。
図19は図21のA点以後のバスの状態を示し、図20はBAR44とCAR45への確保なしで、同期転送36、37、38が実行される概念図である。
【0031】
ここで、図20に示す1394バス22のBAR44のリソース量と、実際に流れている同期転送36、37、38に必要な帯域を比較すると、帯域のリソース容量を超えてしまっている。またCAR45に対するチャンネル割り当てでは、同期転送37と38が重なってしまっている。
【0032】
このように上記の例に見られる1394バスを接続する場合に発生するバスのリソース矛盾は、異常検出や想定外のパケット受信を発生し、同期転送に重大な影響をあたえるため、映像や音声などの連続性を大きく阻害し、番組の録画が中断されるという問題があった。
【0033】
また、異常な状態を回復させるためにバスリセットを発行することでバスの初期化を試みる手法が商品設計では一般に採用されているが、上記のようにバスリセット後の同期転送はバスリセット直前の同期転送を復元する手順であるので、バスリセットを実行しても再び同じ問題に帰結してしまう。
【0034】
つまり、バスリセットが繰り返されるものの異常が解消されず、結果として同期転送だけでなく非同期転送も含めて1394バス自体が成り立たなくなる。この場合、解決の為にはユーザーがトラブルの原因となっている同期転送を行っている機器を探し出して、動作を停止させるなどの対処が必要となった。
【0035】
本発明は、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、バスリセットの際に生じるバスリソースの矛盾に起因する同期転送復元後の異常を抑制し、映像や音声の通信を安定に行えるようにすることを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載のディジタルインターフェース装置は、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、バスリセットの種類を識別する手段と、前記バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、を備えることを特徴とする。バスリセットによりノードが増加した場合には同期パケットの送出再開を行わないこととし、バスの異常状態の発生を未然防止することができる。
【0037】
請求項2に記載のディジタルインターフェース装置は、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケットを取得する手段と、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、を備えることを特徴とする。ここに、セルフIDパケットとは、自己を識別するためのID(識別子)をメイン情報として含むパケットをいう。
【0038】
請求項3に記載のディジタルインターフェース装置は、前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の物理的に動作している装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする。2つのバスが結合した状態で発生するリソースの矛盾を回避することができる。
【0039】
請求項4に記載のディジタルインターフェース装置は、前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後のリンク層又はトランザクション層が有効である装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする。2つのバスが結合した状態で発生するリソースの矛盾を回避することができる。
【0040】
請求項5に記載のディジタルインターフェース装置は、前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の管理ノードの候補になりうる装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする。管理ノードとして機能する同期転送が可能なノードの有無を確認し、リソースの矛盾を回避することができる。
【0042】
請求項に記載のディジタルインターフェース装置は、前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、バスリセット直前に、同期パケットの転送が行われていた場合にのみ同期パケットの送出再開を行うことを特徴とする。
【0044】
請求項に記載のディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法は、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備えるディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法において、バスリセットの種類を識別する工程と、バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する工程と、を有することを特徴とする。請求項1に対応する制御方法の発明である。
【0045】
請求項に記載のディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法は、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備えるディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法において、バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケットを取得する工程と、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する工程と、を有することを特徴とする。請求項2に対応する制御方法の発明である。
【0046】
請求項に記載の発明は、コンピュータを、本発明によるディジタルインターフェース装置として機能させるプログラムの発明であり、請求項10に記載の発明は当該プログラムを記録する記録媒体の発明である。
【0047】
本発明において、同期転送に関する場合の「バスリセット直前」とは、バスリセット信号が発行される一瞬前に流れている同期転送のことをいう。セルフIDパケットに関する場合の「バスリセット前」とは、対象となっているバスリセットの1つ前のバスリセット時に発行されたセルフIDパケットを意味する。セルフIDパケットは、バスリセットに伴いその直後に発行され、その他のタイミングでは発行されないので、時間的にはバスリセットよりかなり前の場合がある。ただし、セルフIDパケットに示された内容(少なくとも物理的動作の有無、リンク層又はトランザクション層が有効か否か、管理ノードの候補になりうるか否かに関して)はバスリセット直前まで有効である。
【0048】
すなわち、本発明は、上記従来の問題点に鑑み、バスリセットの種類を識別する手段、バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケット情報を取得する手段、ネットワーク上の情報処理装置の数を求める手段、各情報処理装置のリンク層とトランザクション層が有効である装置数を求める手段、自ら管理ノードとなる機能を持つ情報処理装置数を求める手段、同期パケットの送出を制御する手段を有するディジタルインターフェース装置であって、バスリセットの種類及び上記各数の増減量によって同期パケットの再送出(すなわち送出再開)の可否の判断および操作を行うことを特徴とする。
【0049】
以上の構成により本発明は、バスリセットの条件や、バスリセット後の装置の構成情報を得ることで、同期転送を再開する場合の安全性を判断し、自己の同期転送再開の可否を制御する事で、バスが異常な状態に陥ることを防止できる。
【0050】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
図1において、ステップP11はバスリセットが発生後に発生したバスリセットの種類を記憶しておく。IEEE1394においてバスリセットはロングバスリセットとショートバスリセットの2種類が規定されている。バスに対してノードの増減があった場合には必ずロングバスリセットを使用する規定となっている。
【0051】
ステップP12では、バスリセットの発生に伴いバスの初期化が行われる。具体的には、ツリー認識(ネットワークの階層構造の認識)と自己識別処理(各ノードがセルフIDパケットを発行する事で、各ノードに物理番号が割り当てられる)が行われた後、当該ネットワークのバスの同期周期の管理を行うサイクルマスターとなる情報処理装置が決定され、同期転送が可能な状態になる。
ステップP13では、バスリセットの種類に基づき同期転送の再送出の可否を決定する。
【0052】
図2は、図1の再送可否の決定ステップP13の処理を具体的に示したフローである。
ステップS10では、自己ノードがバスリセット直前に同期転送していたかを判断する。もし、バスリセット直前に同期転送していなければ、当然であるが送出の処理は行わない。ここで同期転送について、「バスリセット直前」とは、バスリセット信号が発行される一瞬前に流れている同期転送のことをいう。なお、実際には、バスリセットと同期パケットの間には物理的にマイクロ秒単位のパケットギャップや非同期パケットが入るが、これらは同期サイクル外の信号なので、ここでは一瞬前の意味に含めない。
【0053】
ステップS11では、バスリセットの種類がショートバスリセットであったかを判断する。もし、ショートバスリセットであればサイクルマスターが動作開始した直後に同期転送の自己の再送出を開始し、ショートバスリセットでなければ、即ちロングバスリセットであれば、自己の同期転送の再送出を行わない。
ノードの増減がない場合のみ自己の同期転送の再送出を行うので、バスリセット直前と実質同様のアイソクロナスリソース(BAR、CAR)を構築可能であり、安全な同期転送を再開できる。
【0054】
なお、バスリセット後にアイソクロナスリソースの管理を行うBMもしくはIRMが選出され、そこに自己のリソースを確保できた後であれば、リソースに矛盾が生じるおそれはない。従って、ロングバスリセットを検出し、サイクルマスターがアクティブになった直後において、自己の同期転送の再送を行わない制御を行った場合でも、自己のアイソクロナスリソースが確保できた時点で、同期転送の送出が可能である。
【0055】
(第2の実施の形態)
図3は本発明の第2の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
図3において、ステップP21はバスリセット後の自己識別期間において、各ノードが発行するセルフIDパケットを取り込む。
【0056】
ステップP22では、再送出判断時の情報として、取り込んだ各ノードのセルフIDパケットを保存する。なお、この保存情報はバスリセット後も過去の情報(バスリセット前の情報)として保持することで、バスリセット前後の各ノードのセルフIDパケットを比較できる。ここでセルフIDパケットについて「バスリセット前」とは、対象となっているバスリセットの1つ前のバスリセット時に発行されたセルフIDパケットを意味する。セルフIDパケットは、バスリセットに伴いその直後に発行され、その他のタイミングでは発行されないので、時間的にはかなり前の場合を含むことになる。ただし、セルフIDパケットに示された内容はバスリセット直前まで有効である。以下の実施の形態についても同様である。
【0057】
ステップP23では、保存しておいたバスリセット前の各ノードのセルフIDパケット情報と、ステップP21で取得したバスリセット後の各ノードのセルフIDパケット情報から、バスリセット前後のノード数を算出し、自己の同期パケット再送出の可否を決定する。
【0058】
ここで図4にてセルフIDパケットについて説明する。
セルフIDパケットは、バスの構成を各ノードに互いに知らしめる為に、バスリセット後に順次各ノードから1回発行されるパケットである。図4(A)に番号0の、(B)に番号1〜3の情報処理装置のセルフIDパケットの例を示す。各フィールドの内容は(C)に示され、番号1〜3の情報処理装置の各ポートの状態は(B)の下側に示されている。セルフIDパケットは、Phy_ID、L、cなどのいくつかフィールドに区分されており、それぞれ、自己の物理ID、上位層(リンク層やトランザクション層)の活性状態、管理ノード候補であるか否かの真偽など、1394バスを動作させるために必要な各ノード固有の情報が示されている。
【0059】
図5は、図3の再送可否の決定ステップP23の処理を具体的に示したフローである。
ステップS21では、バスリセット前のセルフIDパケット情報から、バスリセット前のバス上で動作していたノード数Mb(最大ノード値)を求める。
ステップS22では、バスリセット後のセルフIDパケット情報から、バスリセット後の現在のバス上で動作しているノード数Ma(最大ノード値)を求める。
【0060】
すなわち、バスリセット前後において、各情報処理装置(各ノード)から物理IDが有効であるセルフIDパケットを集計し、これから、最大ノード値Ma、Mbを算出する。もしくは、セルフIDパケットに含まれる物理IDは0,1,2,3,・・・と順に増加して割り当てられるので、最大の物理IDからバスのノード数Ma、Mb(最大ノード値)を算出する。
【0061】
ステップS23では、各情報処理装置について自己ノードがバスリセット直前に同期転送していたかを判断する。もし、バスリセット直前に同期転送していなければ、当然であるが送出の処理は行わない。
ステップS24では、先に求めたMaとMbを比較し、バスリセット後の数Maが1よりも多く増加していれば(Ma−Mb>1であれば)自己の同期転送の再送出を行わない。もし、増加が1以下であれば、サイクルマスターが動作開始した直後に自己の同期転送の再送出を行う。
【0062】
即ち、物理的に動作しているノードが2つ以上増加した場合には、2つの1394バスが結合した状態であると推測し、リソースの矛盾発生を回避する為に自己の同期転送の再送を行わないように処理する。
なお、バスリセット後にアイソクロナスリソースの管理を行うBMもしくはIRMが選出され、そこに自己のリソースを確保できた後であれば、リソースに矛盾が生じるおそれはない。従って、物理的に動作しているノードの2つ以上の増加を検出し、サイクルマスターがアクティブになった直後において、自己の同期転送の再送を行わない制御を行った場合でも、自己のアイソクロナスリソースが確保できた時点で、同期転送の送出が可能である。
【0063】
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
図6において、ステップP31はバスリセット後の自己識別期間において、各ノードが発行するセルフIDパケットを取り込む。
【0064】
ステップP32では、再送出判断時の情報として、取り込んだ各ノードのセルフIDパケットを保存する。なお、この保存情報はバスリセット後も過去の情報(バスリセット前の情報)として保持することで、バスリセット前後の各ノードのセルフIDパケットを比較できる。
【0065】
ステップP33では、保存しておいた各セルフIDパケット情報からバスリセット前後のLフィールドが有効なノード数を比較し、同期パケット再送出の可否を決定する。
【0066】
図7は、図6の再送可否の決定ステップP33の処理を具体的に示したフローである。
ステップS31では、バスリセット前のセルフIDパケット情報から、Lフィールドが有効な、即ちリンク層やトランザクション層がアクティブで、動作中の機器として認められるノード数Nbを求める。
【0067】
ステップS32では、バスリセット後のセルフIDパケット情報から、Lフィールドが有効な、即ちリンク層やトランザクション層がアクティブで、動作中の機器として認められるノード数Naを求める。
すなわち、バスリセット前後において、各情報処理装置(各ノード)からLフィールドが有効のものを集計し、これを上記ノード数Na、Nbとする。
【0068】
ステップS33では、自己ノードがバスリセット直前に同期転送していたかを判断する。もし、バスリセット直前に同期転送していなければ、当然であるが送出の処理は行わない。
ステップS34では、先に求めたNaとNbを比較し、バスリセット後の数Naが1よりも多く増加していれば(Na−Nb>1であれば)、自己の同期転送の再送出を行わない。もし、増加が1以下であれば、サイクルマスターが動作開始した直後に自己の同期転送の再送出を行う。
【0069】
Lフィールドが無効なノードは上記の層が働いていないノードであり、自ら同期パケットを出力する事はないと考えられる。
これらから、機器として動作可能なノードが2つ以上増加した場合には、2つの1394バスが結合し、かつ、新たに結合した1394バスが同期転送可能な状態であったと推測し、リソースの矛盾発生を回避する為に自己の同期転送の再送を行わないように処理する。
【0070】
なお、バスリセット後にアイソクロナスリソースの管理を行うBMもしくはIRMが選出され、そこに自己のリソースを確保できた後であれば、リソースに矛盾が生じるおそれはない。従って、Lフィールドが有効なノードの2つ以上の増加を検出し、サイクルマスターがアクティブになった直後において、自己の同期転送の再送を行わない制御を行った場合でも、自己のアイソクロナスリソースが確保できた時点で、同期転送の送出が可能である。
【0071】
(第4の実施の形態)
図8は本発明の第4の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
図8において、ステップP41はバスリセット後の自己識別期問において、各ノードが発行するセルフIDパケットを取り込む。
【0072】
ステップP42では、再送出判断時の情報として、取り込んだ各ノードのセルフIDパケットを保存する。なお、この保存情報はバスリセット後も過去の情報(バスリセット前の情報)として保持することで、バスリセット前後の各ノードのセルフIDパケットを比較できる。
ステップP43では、保存しておいた各セルフIDパケット情報からバスリセット前後のCフィールドが有効なノード数を比較し、同期パケット再送出の可否を決定する。
【0073】
図9は、図8の再送可否の決定ステップP33の処理を具体的に示したフローである。
ステップS41では、バスリセット前のセルフIDパケット情報から、Cフィールドが有効な、即ち管理ノードとして機能できるノード数Kbを求める。
【0074】
ステップS42では、バスリセット後のセルフIDパケット情報から、Cフィールドが有効な、即ち管理ノードとして機能できるノード数Kaを求める。
すなわち、バスリセット前後において、各情報処理装置(各ノード)からCフィールドが有効のものを集計し、これを上記ノード数Ka、Kbとする。
【0075】
ステップS43では、自己ノードがバスリセット直前に同期転送していたかを判断する。もし、バスリセット直前に同期転送していなければ、当然であるが送出の処理は行わない。
ステップS44では、先に求めたKaとKbを比較し、バスリセット後の数Kaが1よりも多く増加していれば(Ka−Kb>1であれば)、自己の同期転送の再送出を行わない。もし、増加が1以下であれば、サイクルマスターが動作開始した直後に自己の同期転送の再送出を行う。
【0076】
Cフィールドが有効な管理ノードとして機能できるノードは、多くの場合、同期転送が可能なノードと言える。これは同期転送を行う為には、1394バス上に必ず管理ノードが存在する必要があり、このため同期転送を行う機能がある機器では、自ら管理ノードとなる機能を有することが望まれる。従って、市場に置ける機器の実装では、同期転送を行う機器はCフィールドが有効である場合が大多数である。
【0077】
これらから、Cフィールドが有効なノードが2つ以上増加した場合には、2つの1394バスが結合し、かつ、新たに結合した1394バスが同期転送可能な状態であったと推測し、リソースの矛盾発生を回避する為に自己の同期転送の再送を行わないように処理する。
【0078】
なお、バスリセット後にアイソクロナスリソースの管理を行うBMもしくはIRMが選出され、そこに自己のリソースを確保できた後であれば、リソースに矛盾が生じるおそれはない。従って、Cフィールドが有効なノードの2つ以上の増加を検出し、サイクルマスターがアクティブになった直後において、自己の同期転送の再送を行わない制御を行った場合でも、自己のアイソクロナスリソースが確保できた時点で、同期転送の送出が可能である。
なお、上記に説明した複数の方法を組み合わせて処理できる事は言うまでもない。
【0079】
ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備えるディジタルインターフェース装置は、情報処理装置に内蔵されても良く、外付けでも良い。また、ネットワーク構成はイントラネットに限られずインターネットを利用しても良い。また、図5や図7のバスリセット直前に同期転送を行っていたか否かの判断は、最大ノード値やLbitが有効な装置数を求める前に行っても良い。また、セルフIDパケットのフォーマットも図4に限られない。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で本発明の実施形態に種々の変更を加えうることは明白である。
【0080】
本発明のディジタルインターフェース装置は、コンピュータを本装置として機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。
【0081】
本発明では、この記録媒体として、ディジタルインターフェース装置又はそれに接続された情報処理装置のROMそのものがプログラムメディアであってもよいし、またCD−ROMドライブ等のプログラム読み取り装置が設けられ、そこに記録媒体を挿入することで読み取り可能なCD−ROM等のプログラムメディアであってもよい。いずれの場合においても、格納されているプログラムはCPUがアクセスして実行させる構成であってもよいし、プログラムを読み出し、読み出されたプログラムは、プログラム記憶エリアにダウンロードされて、そのプログラムが実行される方式であってもよい。このダウンロード用のプログラムは予め上記情報処理装置に格納されているものとする。
【0082】
ここで上記プログラムメディアは、上記情報処理装置と分離可能に構成される記録媒体であり、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムを担持する媒体であってもよい。
【0083】
さらに、上記情報処理装置を介して通信ネットワークからプログラムをダウンロードするように、流動的にプログラムを担持する媒体であってもよい。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用プログラムは予め上記情報処理装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであってもよい。なお、記録媒体に格納されている内容としてはプログラムに限定されず、データであってもよい。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、バスリセットの際に生じるバスリソースの矛盾に起因する同期転送再開後の異常を抑制し、映像や音声の通信を安定に行えるようになる。
【0085】
本発明によれば、本発明はバスリセットの種類を識別する手段、バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケット情報を取得する手段、ネットワーク上の情報処理装置の数を求める手段、各情報処理装置のリンク層又はトランザクション層が有効である装置数を求める手段、自ら管理ノードとなる機能を持つ情報処理装置数を求める手段により、バスリセット後のアイソクロナスリソースが矛盾する場合を推定するので、1394バスの破綻を回避でき、映像の途切れや、接続が復帰不可な不具合を防ぐ等の効果がある。
特に近年はIEEE1394で、複数の機器を常時接続するようなホームネットワークとして使用する方法がクローズアップされており、本発明が有効に働く使用場面が増えている。
【0086】
また、本発明は従来の機器を矛盾なく使用でき、さらに、本発明を実装した少数の機器を、従来技術による機器で構成された1394バスに含めることでも本発明の効果が期待できる場合があるため、新たな技術として容易に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
【図2】第1の実施の形態における、再送信可否の決定フローを示す図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
【図4】セルフIDパケットの構成を説明する図である。
【図5】第2の実施の形態における、再送信可否の決定フローを示す図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
【図7】第3の実施の形態における、再送信可否の決定フローを示す図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるディジタルインターフェース装置の処理フローの一例を示す図である。
【図9】第4の実施の形態における、再送信可否の決定フローを示す図である。
【図10】従来技術における同期転送再送の処理フローを示す図である。
【図11】図10における、再送信可否の決定フローを示す図である。
【図12】1394バスに同期パケットが流れる概念を示す図である。
【図13】図12におけるリソース管理の概念図である。
【図14】ノード追加後の1394バスに同期パケットが流れる概念を示す図である。
【図15】図14における、再送出開始時点のリソース管理の概念図である。
【図16】図14における、管理マネージャーがアクティブになった後のリソース管理の概念図である。
【図17】2つの1394バスに同期パケットが流れる概念を示す図である。
【図18】図17におけるリソース管理の概念図である。
【図19】2つの1394バス結合後に同期パケットが流れる概念を示す図である。
【図20】図19における、再送出開始時点のリソース管理の概念図である。
【図21】バスリセット発生からパケット再送信後までのバス管理状況の時間的推移を示す図である。
【符号の説明】
20,21,22 1394バス
31,32,33,34,35 1394ノード
36 ノード31が出力する同期パケットのリソース
37 ノード33が出力する同期パケットのリソース
38 ノード35が出力する同期パケットのリソース
40,42,44 有効帯域幅レジスター
41,43,45 有効チャンネルレジスター

Claims (10)

  1. ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、
    バスリセットの種類を識別する手段と、
    前記バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、
    を備えることを特徴とするディジタルインターフェース装置。
  2. ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、
    バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケットを取得する手段と、
    前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、
    を備えることを特徴とするディジタルインターフェース装置。
  3. 前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の物理的に動作している装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする請求項2に記載のディジタルインターフェース装置。
  4. 前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後のリンク層又はトランザクション層が有効である装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする請求項2に記載のディジタルインターフェース装置。
  5. 前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の管理ノードの候補になりうる装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御することを特徴とする請求項2に記載のディジタルインターフェース装置。
  6. 前記同期パケットの送出再開を制御する手段は、バスリセット直前に、同期パケットの転送が行われていた場合にのみ同期パケットの送出再開を行うことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のディジタルインターフェース装置。
  7. ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備えるディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法において、
    バスリセットの種類を識別する工程と、
    前記バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する工程と、
    を有することを特徴とするディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法。
  8. ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備えるディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法において、
    バスリセット後の各情報処理装置のセルフIDパケットを取得する工程と、
    前記セルフIDパケットの情報に基づいて、バスリセット前とバスリセット後の装置数を比較し、バスリセット後の装置数の増加が1以下の場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、2以上の場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する工程と、
    を有することを特徴とするディジタルインターフェース装置を用いて行う情報処理装置間のバスの制御方法。
  9. コンピュータを、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、
    バスリセットの種類を識別する手段と、
    前記バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、
    を備えるディジタルインターフェース装置として機能させることを特徴とせるプログラム。
  10. コンピュータを、ネットワークを介して接続された複数の情報処理装置のいずれかが備え、前記複数の情報処理装置間のバスの制御を行うディジタルインターフェース装置において、
    バスリセットの種類を識別する手段と、
    前記バスリセットの種類がショートバスリセットの場合にはサイクルマスターが動作を開始し同期転送が可能なバスが構成された時点から、アイソクロナスリソースの設定が有 効になるまでの期間に同期パケットの送出再開を行い、ロングバスリセットの場合にはアイソクロナスリソースがバスマネージャーもしくはアイソクロナスリソースマネージャーに確保できる時点まで、同期パケットの送出再開を行わないように同期パケットの送出を制御する手段と、
    を備えるディジタルインターフェース装置として機能させるプログラムを記録することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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