JP4683120B2 - 電子機器および通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、物理層及びリンク層の機能を使ってデータ転送を行う電子機器および通信方法に関するものである。
IEEE1394システムは、動画像、静止画像、音声および文字データなどのマルチメディア情報を扱うコンピュータ、周辺機器、あるいはデジタルビデオカメラなどの電子機器の間で高速にシリアル通信を行うためのインターフェースである。IEEE1394システムでの転送速度は100Mbps、200Mbps、400Mbps、800Mbpsが実用化されており、更に高速のものも企画されている。この通信は、電源線を含む6芯ケーブルを用い、ノードとなる機器を最大63台接続できる。また、ノード間のケーブル長は最大4.5mであり、最も離れたノード間の距離は72mである。IEEE1394規格では、同期通信としてアイソクロナス通信(Isochronous data transfer )が、非同期通信としてアシンクロナス通信(Asynchronous data
transfer)が定義されている。
IEEE1394ネットワークは、ホットスワップが可能であり、データストリーム転送中であっても他のノードを抜いたり差したりできる。また、動作中であっても別ノードの電源を切ったり入れたりすることが可能である。
ところで、IEEE1394のバスに接続されるノードがデータ転送中に増減しても、それらがデータ転送中のノードとは別のものであれば、当該データ転送に直接的な影響はない。
IEEE1394では、ノードの増減があった場合、バスリセットが発生する。バスリセットが発生すると、バス上の全てのノードはSelfIDパケットと呼ばれるID情報が付与されたパケットをバス上に出力する。これによって、バスに接続された全てのノードは、バス上に存在する他の全てのノードの情報を得ることができる。
IEEE1394のデータ転送は、アイソクロナス通信のisoストリームを使って行われるが、バスリセットが発生した場合でも、それによって出力されるSelfIDパケットはisoパケットを邪魔しないように規定されているため、IEEE1394の規格としてはバスリセットがデータ転送に直接的な影響を及ぼさないようになっている。
特開2000−174786号公報
ところで、例えば、DTV(Digital Television)と外部記録装置との間のデジタルデータ転送においては、コンテンツプロテクションが必須である。
コンテンツプロテクションは、DTCP(Digital Transmission
Content Protection)プロトコルによって行われる。DTCPプロトコルでは、データ転送元(ソースノード)とデータ受信元(シンクノード)がAKE(Authentication
and Key Exchange)プロトコルに従って相手機器を認証して暗号キーを交換する。転送されるデータは、ソースノードにおいて暗号化された後に、IEEE1394のバスを流れる。シンクノードは、AKEによって交換したキーを使って受信したデータを復号する。
しかしながら、IEEE1394のバスに対するノードの抜き差しや、電源の入り切りによるノードの増減などによってバスリセットが発生すると、当該バス上を既に転送中のデータに対しても再度AKEによる暗号キーの交換を行う必要が生じる。
ノードの増減がノードの電源入り切りによって生じる場合、増減するノードがコンピュータ等であってバス管理能力が高いと、そのノードがバスの管理を行おうとして複数回のバスリセットを発生する。この場合、バスリセットは、ギャップカウント等のバスのパラメータを変更するために行われる。
さらに、バス管理能力の高いノードは、ノード数が変わった場合にバスの状態を最適化しようとしたり、あるいはバスを自分の想定している状態に合わせようとするため複数回のバスリセットを発生することがある。
ところで、コンテンツプロテクションされたデータが転送されているときに上述したノードの増減が生じると、AKEの途中でバスリセットが発生する可能性がある。AKEはバスリセットによって再起動されるが、比較的時間がかかる処理であるため、複数回のバスリセットが短時間に連続して発生すると、AKEの中断と再起動が何度も繰り返されてしまうという事態が生じる。AKEで交換される暗号キーには有効期間が設定されているので、例えば有効期間が切れるタイミングとAKEの中断・再起動のタイミングとが重なったりした場合、シンクノードが暗号キーを確保することができず、復号ができなくなるなどの間題を引き起こす可能性がある。
また、バスリセットが発生すると、各ノードはバス上のノードがどのようなものであるか知る必要があるので、コンフィグレーションROMの読み出しやステータスの確認のための通信が同時に発生する。
そのためバスリセット後はバス上のトラフィックが激増してしまい、各ノードのCPUは重い負荷の状態を長く続けなければならない。
このようなことから、データ転送中のバスリセットは不具合の原因となることが多く、できるだけ回避したいという要請がある。
その一方で、バスリセットは、バスに接続されたノードに増減がある場合に各ノードが他のノードの増減情報手段となっているため、IEEE1394の規格としてバスリセットはシステム的に保証する必要がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、バス上を流れる信号によって、当該バスに接続された機器がその処理の妨げとなる不必要な影響を受けることを抑制できる電子機器および通信方法を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するために、バスを介して通信を行う電子機器であって、第1のポート、並びに第2のポートと、前記第1のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第1の物理層処理手段、並びに前記第2のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第2の物理層処理手段と、第1のリンク層処理手段、並びに第2のリンク層処理手段と、前記第1および第2の物理層処理手段並びに前記第1および第2のリンク層処理手段を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを第1の通信路を介して接続状態にして、前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1のモードと、前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2のモードとを選択して設定する。
好適には、本発明の電子機器の前記制御手段は、前記バスを介した通信処理の実行状態に応じて、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り換える。
好適には、本発明の電子機器は、前記通信処理に係るデータを記憶する記憶機器が前記第1のポート側に接続され、前記記憶機器にアクセスする他の電子機器が前記第2のポート側に接続されている場合に、前記制御手段は、前記通信処理が停止している場合に前記第1のモードを選択し、前記通信処理が起動している場合に前記第2のモードを選択する。
好適には、本発明の電子機器の前記第1のモードは、前記第1のリンク層処理手段および前記第2のリンク層処理手段の双方を停止状態にする第3のモードと、
前記第1のリンク層処理手段および前記第2のリンク層処理手段の一方のみを停止状態にする第4のモードとを有し、前記制御手段は、前記第3のモードと前記第4のモードとを選択して設定する。
好適には、本発明の電子機器の前記第1および第2のリンク層処理手段は、前記制御手段との間で前記リンク層処理に係るデータを入出力する。
好適には、本発明の電子機器は、前記第1のリンク層処理手段と前記第2のリンク層処理手段との間で第2の通信路を介してデータの入出力を行う。
好適には、本発明の電子機器の前記制御手段は、前記バスを監視し、当該バスに接続された通信ノードが増減した場合に、当該バスに接続された前記第1のポートまたは前記第2のポートを介して、バスリセット信号と当該電子機器の識別データとを前記バスに出力し、他の前記電子機器からバスリセット信号を受信すると、前記バスリセット信号を受信した前記第1のポートまたは前記第2のポートを介して前記識別データを前記バスに出力する。
また、本発明の電子機器は、第1のシリアル通信路に接続される第1のポートと、上記第1のポートに接続される第1の物理レイヤと、上記第1の物理レイヤに接続される第1のリンクレイヤと、第2のシリアル通信路に接続される第2のポートと、上記第2のポートに接続される第2の物理レイヤと、上記第2の物理レイヤに接続される第2のリンクレイヤと、上記第1及び第2のリンクレイヤに接続されるパケット処理部と、上記第1の物理レイヤと上記第2の物理レイヤとを接続する内部通信路と、上記内部通信路の接続を制御する制御回路とを含み、上記第1のシリアル通信路を介して上記第1のノードに入力するパケットデータが、上記第1のノード、上記第1の物理レイヤ、上記内部通信路、上記第2の物理レイヤ及び上記第2のポートを介して上記第2のシリアル通信路に出力され、上記第1のシリアル通信路と上記第2のシリアル通信路が同一のプロトコル上のバスとして機能する。
また、本発明の通信方法は、複数の電子機器がバスを介して通信を行う通信方法であって、前記複数の電子機器のなかの所定の電子機器の第1のポートに接続された第1の物理層処理手段と第2のポートに接続された第2の物理層処理手段とを第1の接続路を介して接続状態にするか否かを、当該所定の電子機器における前記バスを介した通信処理の実行状態に応じて判断する判断工程と、前記判断工程で接続状態にすると判断した場合に、前記所定の電子機器の前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを上記第1の通信路を介して接続状態にして、当該電子機器の前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1の接続処理工程と、前記判断工程で接続状態にしないと判断した場合に、前記所定の電子機器の前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、当該電子機器の前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する接続ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2の接続処理工程と有する。
本発明によれば、バス上を流れる信号によって、当該バスに接続された機器がその処理の妨げとなる不必要な影響を受けることを抑制できる電子機器および通信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係る通信システムを説明する。
図1は、本発明の実施形態の通信システムに接続される通信機器20の機能ブロック図である。
図1に示すように、通信機器20は、例えば、ポート16,18と、PHY部22,24と、LLC部32,34と、パケタイザ40と、ストリームI/F42と、暗号部44と、コンフィグレーションROM48と、PHYバス52と、LLCバス54と、ホストI/F58と、CPU60とを有する。
図1に示すように、通信機器20は、物理層(physical layer)処理を行うPHY部と、リンク層処理を行うLLC部とを並列に2組内蔵している。そのため、通信機器20は、同時に2本のバスをサポートできる。即ち、通信機器20は、ポート16に接続される第1のケーブルを介して第1の機器に物理的に結合され、ポート18に接続される第2のケーブルを介して第2の機器に物理的に結合された場合に、ポート16とポート18とがそれぞれ別のプロトコル上のバスの通信ノードとしてそれぞれのバスに接続され、第1の機器と第2の機器とそれぞれ別個に通信を行なう第1の形態と、ポート16とポート18とが同一のプロトコル上のバスの通信ノードとして当該バスに接続され、第1の機器と第2の機器との間の通信を介在する第2の形態とを選択的に取り得る。
図1は、上記第2の形態のプロトコル上のバス接続を模式的に示している。
本実施形態のPHY部22が本発明の第1の物理層処理手段の一例であり、PHY部24が本発明の第2の物理層処理手段の一例である。また、LLC部32が本発明の第1のリンク層処理手段の一例であり、LLC部34が本発明の第2のリンク層処理手段の一例である。また、CPU60が本発明の制御手段の一例である。
また、本実施形態のPHY接続モードが本発明の第1のモードの一例であり、PHY非接続モードが本発明の第2のモードの一例である。
[PHY部22,24]
PHY部22,24は、それぞれポート16,18を介してIEEE1394方式のバス10に接続される。
PHY部22,24は、バス10上にてビット転送を行うための物理コネクションの確立・維持・解放等を行う電気的・機械的・機能的・手続き的な処理をIEEE1394の物理層レベルで行う。
PHY部22,24は、アナログ回路のドライバレシーバを含んでおり、バス10への信号の送信と、バス10からの信号の受信を行う。
PHY部22と24は、PHYバス52を介して接続されている。
PHY部22と24との間の接続は、CPU60からの制御によって、PHY接続モードにおいて接続状態になり、PHY非接続モードにおいて非接続状態になる。
PHY接続モードでは、PHY部22と24が接続状態になり、相互にデータ伝送が可能となる。
PHY接続モードにおいて、PHY部22,24は、2ポートの一つのPHY部として、リピータ機能を果たす。この場合には、図1に示すように、通信機器20が接続されたバス10は1つのバスとして機能する。
一方、PHY非接続モードでは、PHY部22と24が非接続状態になり、PHY部22,24は各々が独立したPHY部として機能する。
すなわち、PHY非接続モードにおいて、PHY部22は、ポート16を介して入力したデータに対して物理層レベル処理を行ってLLC部32に出力し、LLC部32から入力したデータをポート16を介してバス10に出力する。また、PHY部24は、ポート18を介して入力したデータに対して物理層レベル処理を行ってLLC部34に出力し、LLC部34から入力したデータをポート18を介してバス10に出力する。
これにより、PHY非接続モードにおいては、図2に示すように、ポート16に接続された第1のプロトコル上のバス10aと、ポート18に接続された第2のプロトコル上のバス10bとは、IEEE1394の独立した2つのバスとして機能する。
CPU60は、例えば、ポート16,18が接続されたバス10等のプロトコル上のバスに対して、自らが制御する状態にある場合に、PHYバス52を非接続状態にし、そうでない状態にある場合にPHYバス52を接続状態にする。
[LLC部32,34]
LLC部32,34は、IEEE1394のリンク層レベルの処理を行う。
LLC部32,34は、パケタイザ40に接続されている。
LLC部32,34は、CPU60で実行されているアプリケーションプログラム(アプリケーション層)からのサービス要求に応え、それぞれPHY部22,24に対してサービス要求を行う。
また、LLC部32,34は、入力したパケットのヘッダ情報を基にヘッダ情報の更新等の所定の処理を行う。
LLC部32と34は、LLCバス54を介して接続されている。
LLC部32と34との間の接続は、CPU60からの制御によって、LLC接続モードにおいて接続状態になり、LLC非接続モードにおいて非接続状態になる。
LLC接続モードでは、LLC部32と34とは接続状態になり、相互にデータ伝送が可能となる。
CPU60は、図2に示すように、PHY部22,24の各々を独立して機能させ(PHY非接続モードに設定し)、独立した2つのプロトコル上のバス10a,10bを使用している状態で、これら2つのバス10a,10b上のノードの間で通信する必要がある場合に、LLC接続モードに設定する。これにより、LLC部32と34とをLLCバス54を介して接続状態にして、ブリッジ動作を行う。即ち、2つの異なるプロトコル上のバスの間でブリッジ動作を行なう。
図2に示す例では、バス10aと10bとは独立しているので、PHY部22,24およびLLC部32,34が独立に必要になるが、LLCバス54を接続状態にすることで、バス10aに接続されたノードとバス10bに接続されたノードとの間でデータのやり取りができる。
LLC部32,34は、パケット内のペイロードであるデータはそのままにし、バス10a,10bを跨いで伝送するためにヘッダの付け替え等を自動的に行ななうことでブリッジ動作を実現する。
一方、LLC非接続モードでは、LLC部32と34とは非接続状態になり、LLC部32,34は各々が独立したLLC部として機能する。
すなわち、LLC部32と34との間でのデータのやり取りは行われない。LLC部32はパケタイザ40からのデータをリンク層処理してPHY部22に出力し、PHY部22からのデータをリンク層処理してパケタイザ40に出力する。また、LLC部34はパケタイザ40からのデータをリンク層処理してPHY部24に出力し、PHY部24からのデータをリンク層処理してパケタイザ40に出力する。
アシンクロナス通信においては、CPU60がコマンドなどの送受信を行うため、パケタイザ40はホストI/F58を介してCPU60と通信を行う。
また、アイソクロナス通信においては、MPEG処理回路80のMPEGストリームを伝送するため、パケタイザ40はストリームI/F42を介して、直接MPEG処理回路に接続される。
これらの通信データは、パケタイザ40によって、EIA61883のようなIEEE1394上の通信プロトコルと適合するように整形される。
[コンフィグレーションROM48]
コンフィグレーションROM48には、ノードのGUIDなどの固定データが記憶されている。
当該固定データは、バス10上の全てのノードのコンフィグレーションROMに記憶される。
[CPU60]
IRM(Isochronous Resource Manager)、LRM(Link
Resource Manager)などの属性データ(専用エントリ)が、図示しないCSR(Configuration Status Register)に格納されており、CPU60は、これらの属性データ等に基づいて、通信機器20の動作を統括的に制御する。
図3は、図1に示すCPU60の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST1:
CPU60は、PHYバス52およびLLCバス54の接続状態の切り換え条件を満たしたかを判断する。
例えば、CPU60は、MPEGバスを介して通信処理を行う所定のアプリケーションプログラムがCPU60あるいはMPEG処理回路80で起動された場合に、PHYバス52を接続状態から非接続状態に切り変える条件を満たしたと判断する。
また、CPU60は、CPU60あるいはMPEG処理回路80で所定のアプリケーションが停止された場合に、PHYバス52を非接続状態から接続状態に切り変える条件を満たしたと判断する。
さらに、前述したように2つの異なるバス10a,10b上で動作している状況で、バス10aと10bの間でデータのやり取りが必要なアプリケーションプログラムが起動された場合には、LLCバス54を接続状態に切り変え、逆に、このようなアプリケーションプログラムが停止された場合にはLLCバス54を非接続状態に切り換える。
ステップST2:
CPU60は、ステップST1でPHYバス52およびLLCバス54の接続状態の切り換え条件を満たしていると判断した場合には、ステップST3に進み、そうでない場合にはステップST1に戻る。
ステップST3:
CPU60は、ステップST1の切り換え条件を満たしたと判断した場合に、その条件に従ってPHYバス52およびLLCバス54の接続状態を切り換える。
ステップST4:
CPU60は、バスリセット命令を実行し、ポート16あるいは18を介してバス10,10a,10bにバスリセット信号を出力する。
これにより、バス10,10a,10bに接続された各ノードがバスリセット処理を行う。
以下、通信機器20の動作例について説明する。
[第1の動作例]
当該動作例では、IEEE1394のバスを一つのプロトコル上のバスとして動作させる場合を説明する。
CPU60は、例えば、PHY部22,24をPHY接続モードに設定する。
当該設定により、PHY部22と24とは接続状態になり、相互にデータ伝送を行ない得る。
また、CPU60は、LLC部32,34を停止状態にする。
これにより、通信機器20は、バス10に接続された他のノードからは、リピータ動作を行う1つのノードとして認識される。
ポート16を介してPHY部22に入力されたデータは、PHY部22、PHYバス52およびPHY部24を介して、ポート18から出力される。
また、ポート18を介してPHY部24に入力されたデータは、PHY部24、PHYバス52およびPHY部22を介して、ポート16から出力される。
第1の動作例では、IEEE1394のバスが1つのプロトコル上のバス10として機能しているため、バス10に対するノードの抜き差しや電源の入り切りによるノードの増減等によりバスリセットが発生すると、バス10上の全てのノードがSelfIDパケットをバス10上に出力する。これによって、バス10に接続された全てのノードは、バス10上に存在するすべてのノードの最新情報を得る。
[第2の動作例]
当該動作例では、IEEE1394のバスを2つの別個のプロトコル上のバス10a,10bとして動作させる場合を説明する。
CPU60は、例えば、PHY部22,24をPHY非接続モードに設定する。
当該設定により、PHY部22と24とは非接続状態になり、相互間でデータ伝送は行われない。
また、CPU60は、LLC部32,34を駆動状態にする。
これにより、通信機器20は、バス10aに接続された他のノードから1つのノードとして認識され、且つ、バス10bに接続された他のノードから1つのノードとして認識される。
ポート16を介してバス10aからPHY部22に入力されたデータは、PHY部22で物理層レベル処理された後に、LLC部32に出力され、LLC部32においてリンク層レベル処理される。LLC部32で処理されたデータは、パケタイザ40に出力される。
パケタイザ40は、LLC部32から入力したデータを、ホストI/F58を介してCPU60に出力したり、暗号部44に出力する。
その後、パケタイザ40は、CPU60あるいは暗号部44から処理後のデータを入力して、LLC部32に出力する。当該データは、LLC部32でリンク層レベル処理された後に、PHY部22に出力され、PHY部22にて物理層レベル処理された後に、ポート16を介してバス10aに出力される。
一方、ポート18を介してバス10bからPHY部24に入力されたデータは、PHY部24で物理層レベル処理された後に、LLC部34に出力され、LLC部34においてリンク層レベル処理される。LLC部34で処理されたデータは、パケタイザ40に出力される。
パケタイザ40は、LLC部34から入力したデータを、ホストI/F58を介してCPU60に出力したり、暗号部44に出力する。
その後、パケタイザ40は、CPU60あるいは暗号部44から処理後のデータを入力して、LLC部34に出力する。当該データは、LLC部34でリンク層レベル処理された後に、PHY部24に出力され、PHY部24にて物理層レベル処理された後に、ポート18を介してバス10bに出力される。
当該第2の動作例では、IEEE1394のバスがプロトコル的にバス10aと10bとの2つのバスに分割されているため、例えば、バス10aに対するノードの抜き差しや、電源の入り切りによるノードの増減等が生じると、バスリセット信号はバス10a内でのみ伝達され、バス10bには伝達されない。
これにより、バス10aに接続されたノードにおいてのみバスリセット処理が行われ、バス10bに接続されたノードではバスリセット処理は行われない。
そのため、例えば、バス10bに接続されたノードにおいてAKEのプロトコルでデータが転送中である場合、AKEは中断されない。
なお、上述した第2の動作例において、LLCバス54を接続状態にすることで、バス10aに接続されたノードと、バス10bに接続されたノードとの間でリンク層レベルでの情報のやり取り(ブリッジ動作)が可能になる。また、LLC部32,34を1つのLLC部として機能させることもできる。
上述したように、通信機器20は、PHYバス52の接続状態を切り換えることで、通信機器20のポート16,18が接続されるプロトコル的なバスを、1つのバス10として動作させたり、2つのバス10a,10bとして動作させたりできる。
通信機器20は、PHYバス52を非接続状態にすることで、IEEE1394のバスをプロトコル的にバス10a,10bに分割する。このようにバス10a,10bに分割した状態では、バス10a,10bの一方でバスリセットが発生した場合でも、そのバスリセットの影響を他方のバスに伝えないようにすることができる。これにより、他方のバスで行われていたコンテンツプロテクションデータストリームの転送等の処理が中断されないようにすることができる。
また、この場合に、通信機器20は、LLCバス54を接続状態にすることで、バス10a,10bに接続されたノード間で情報をやり取りすることが可能になる。
すなわち、通信機器20は、ブリッジ動作を行ない、必要に応じてバス10a,10b間の情報を相互に流すことで、必要な情報のやり取りについてのみ全体を1つのバスとして動作させることができる。
また、通信機器20は、PHYバス52を接続状態にすることで、全体を1つのプロトコル的なバス10として機能させることもできる。この場合、バスリセットが発生すると、バス10上の全てのノードがSelfIDパケットをバス11上に出力する。これにより、バス10上の各ノードが他の全てのノードの最新情報を得ることができる。
通信機器20は、例えばスリープ状態の場合など、自らは通信動作を行わないときにバスのノードとしては機能している場合、PHYバス52を接続状態にしてリピータ動作を行うことで、1つのプロトコル上のバスを構成することができる。
<第2実施形態>
IEEE1394では、バスに接続されたノードは基本的に対称であり、特定のノードが特定の働きを持っているわけではない。
一方、DTVと記録装置との間のデータ転送等のようにバスの使い方が特定されている場合には、その使い方に応じてノードの機能が決まる。つまりバスの使い方が決まった場合、特定のノードがその使い方に応じた特定の働きをすることになる。
そのため、バスの使い方によっては、特定のノードが常にバスを管理することもある。
例えば、DTVと外部録画機器等をIEEE1394バスによって接続するシステムの場合、一般にエンドユーザはDTVのGUIを使ってバス上の機器を操作するので、この場合DTVがバス管理を行うのが望ましい。
本実施形態では、バス管理を行うDTVに複数のLLC部(リンク)を実装して通信バスを分割する。分割された複数のバスは全てDTVに接続されているので、DTVは全てのノードの情報を取得できる。しかしながら、バスを分割しているので、それぞれのバス上のノードは自分が属しているバスの情報しか得ることができないが、これはDTVと周辺記録機器との間のデータ転送というバスの使用方法が決まっていれば問題ない。
例えば、DTVの内蔵HDD用のIEEE1394のバスと外部拡張用のバスとに2分割される場合、外部拡張バスにおいてノードの増減がありバスリセットが発生したとしても、DTVの内部回路と内蔵HDDとの間のデータ転送に使用するIEEE1394バスにはバスリセットが伝播しないので、そのバスの動作は安定する。
また、内蔵HDDのデータをDTVの外部の記録機器に転送する場合は、ストリームデータを別のバスに流す必要がある。この中継はソフトウェアの介在が必要な複雑な処理ではないので、ブリッジ動作を行うLLC部のハードウェアで実現可能である。
ブリツジ動作ではDTVとしては、DTVが内蔵する複数のLLC部の間でデータをやり取りすればよく、LLC部の上位のDTV処理を行うCPUとLLC部との間でデータのやり取りを行う必要はない。
また、スリープ状態の場合など、DTVのアプリケーションとしては機能しないときに内部バスを使用したい場合は、複数のPHY部を接続状態にしてリピータ動作を行うことで全体を1つのプロトコル上のバスとして動作させる。この場合、上記複数のPHY部は、単純なリピータとして動作するので、DTVの内蔵HDDは外部機器から直接アクセスされ得る。
図4は、本発明の第2実施形態に係る通信システム101の構成図であり、物理的な接続関係を示す。
図4に示すように、通信システム101は、例えば、DTV220、AV−HDD140、光ディスクドライバ150およびパーソナルコンピュータ160を有し、これらがそれぞれケーブルC101,C102,C103,C104で相互に接続されている。ケーブルC104は、DTV220内の内部接続ケーブル(配線)であり、ケーブルC101,C102,C103は、IEEE1394準拠の外付ケーブルでよい。
DTV220の筐体内には、DTV機能部120およびAV−HDD130が収容されている。
DTV機能部120は、MPEG処理回路80との間で、MPEGデータストリームなどの通信データを入出力する。
MPEG処理回路80は、DTV120のストリームポートと接続されている。MPEG処理回路80で生成されたデータは、上記ストリームポートからストリームI/F42を介して暗号部44に出力され、暗号部44で暗号化された後に、パケタイザ40に出力される。そして、暗号部44で暗号化されたデータが、パケタイザ40でパケット化される。当該パケットは、IEEE1394のバス上のISOパケットとして扱われる。
CPU60は、ホストI/F58を介してパケタイザ40と接続され、パケタイザ40にコントロールコマンド等を出力する。当該コントロールコマンド等は、IEEE1394のバス上のASYNCパケットとして扱われる。
DTV220、AV−HDD140、光ディスクドライバ150およびパーソナルコンピュータ160は、簡単に抜き差しでき、それぞれの機器は別筐体で、独立して電源の入り切りが行われる。
外部機器が抜き差しされた場合、その度にバスリセットが発生する。また、IEEE1394のバスに接続された外部機器の電源の入り切りが行われた場合も同様にバスリセットが発生する。
バスリセットが発生すると、IEEE1394のバス上に接続されている全てのノードがバスリセット処理を行う。
バスリセット処理では、先ず、それまでの各ノードの役割をクリアした後に、新規にアービトレーション動作を行い、ルートノード、IRMノードなどを決定し、バス上でIEEE1394の伝送が可能になるようにする。
次に各ノードは、バス上のノードの再認識を行う。多くの場合、各ノードはそれぞれ独立に、他の全部のノードに内蔵されるコンフィグレーションROM、CSR等のスキャンを行うので、ASYNCパケットによりトラフィックが激増する。
一方、それまで行われていたISO通信は基本的に継続する必要がある。ISO通信は、EIA61883規格ではiPCR/oPCRのコネクションによって行われるが、バスリセットの後の1秒以内にコネクションを再開する必要がある。
また、コンテンツプロテクションを行っていた場合は、キーの交換であるAKEも行う必要がある。キーの交換が決められた時間内に適切に行われない場合はISO通信でエラーが発生して画像が乱れる。
例えば、DTV機能部120のチューナーを利用して外部機器であるAV−HDD140が放送を録画しているときに、バス上のパーソナルコンピュータ160がスリープ状態となった場合、バスリセットが発生するが、録画データの転送に係る一連の処理が滞るとノイズが記録されてしまう。
以下、図4に示す通信システム101の動作例を説明する。
[第1の動作例]
当該動作例では、DTV220のCPU60が実行するアプリケーションプログラムが停止した場合、例えば、DTV220の電源を切った場合を説明する。
この場合には、CPU60は、例えば、PHY部22,24をPHY接続モードに設定する。
当該設定により、PHY部22と24とは接続状態になり、相互にデータ伝送を行ない得る。
また、CPU60は、LLC部32,34を停止状態にする。
これにより、DTV120は、図5(b)に示すように、バス110に接続された他のノードからは、リピート動作を行う1つのノードとして認識される。
ポート16を介してPHY部22に入力されたデータは、PHY部22、PHYバス52およびPHY部24を介して、ポート18から出力される。
また、ポート18を介してPHY部24に入力されたデータは、PHY部24、PHYバス52およびPHY部22を介して、ポート16から出力される。
第1の動作例では、図5(b)に示すように、IEEE1394のバスが1つのプロトコル上のバス110として機能しているため、例えば、パーソナルコンピュータ160は、ポート18,16、PHY部24,22及びPHYバス52を介して、AV−HDD130にアクセスすることができる。図5において、(a)はIEEE1394のケーブル(通信バス)の物理的な接続関係を示し、(b)はIEEE1394のバス110のプロトコル的な接続関係を示している。
また、バス110に対するノードの抜き差しや、電源の入り切りによるノードの増減等が行われると、バスリセットが発生する。そして、バスリセットが発生するとバス110上のすべてのノードはSelfIDパケットをバス110上に出力する。これにより、バス10上の各ノードが他の全てのノードの最新情報を得ることができる。
このように、第1の動作例は、例えば、CPU60がDTVの機能を使用しないときはその機能に関する部分のみ電源を落として、DTV機能部120をリピータとして動作させることで、外部の機器、例えばパーソナルコンピュータ160がAV−HDD130にアクセスできるようにする。
[第2の動作例]
当該動作例では、DTV220のCPU60が実行するアプリケーションプログラムが起動された場合を説明する。
CPU60は、例えば、PHY部22,24をPHY非接続モードに設定する。
当該設定により、PHY部22と24とは非接続状態になり、相互間でデータ伝送は行われない。すなわち、図6に示すように、IEEE1394のバスをプロトコル的に2つのバス110a,110bに分割する。CPU60の制御により、ポート16,18を物理的に着脱することなく、図5(b)に示すバス接続と図6に示すバス接続とを切り替えることができる。また、図6における各装置の物理的な接続は、図5(a)に示すとおりである。
また、CPU60は、LLC部32,34を駆動状態にする。
これにより、DTV120は、バス110aに接続された他のノードから1つのノードとして認識され、且つ、バス110bに接続された他のノードから1つのノードとして認識される。
ポート16を介してバス110aからPHY部22に入力されたデータは、PHY部22で物理層レベル処理された後に、LLC部32に出力され、LLC部32においてリンク層レベル処理される。LLC部32で処理されたデータは、パケタイザ40に出力される。
パケタイザ40は、LLC部32から入力したデータを、ホストI/F58を介してCPU60に出力したり、暗号部44に出力する。
その後、パケタイザ40は、CPU60あるいは暗号部44から処理後のデータを入力して、LLC部32に出力する。当該データは、LLC部32でリンク層レベル処理された後に、PHY部22に出力され、PHY部22にて物理層レベル処理された後に、ポート16を介してバス110aに出力される。
一方、ポート18を介してバス110bからPHY部24に入力されたデータは、PHY部24で物理層レベル処理された後に、LLC部34に出力され、LLC部34においてリンク層レベル処理される。LLC部34で処理されたデータは、パケタイザ40に出力される。
パケタイザ40は、LLC部34から入力したデータを、ホストI/F58を介してCPU60に出力したり、暗号部44に出力する。
その後、パケタイザ40は、CPU60あるいは暗号部44から処理後のデータを入力して、LLC部34に出力する。当該データは、LLC部34でリンク層レベル処理された後に、PHY部24に出力され、PHY部24にて物理層レベル処理された後に、ポート18を介してバス110bに出力される。
当該第2の動作例では、IEEE1394のバスをプロトコル的にバス110aと110bの2つのバスに分割しているため、例えば、バス110bに対するAV−HDD140、光ディスクドライバ150およびパーソナルコンピュータ160の抜き差しや、電源の入り切りによるノードの増減等が行われると、バスリセット信号はバス110b内でのみ伝達され、バス110aには伝達されない。
これにより、バス110bに接続されたノードにおいてのみバスリセット処理が行われ、バス110aに接続されたノードではバスリセット処理は行われない。
そのため、例えば、バス110aに接続されたAV−HDD130とDTV機能部120との間でAKEのプロトコルによりデータが転送されている場合、バス110bでのバスリセットによりAKEが中断されることはない。
[第3の動作例]
本動作例では、図4に示すように、PHY部22,24を接続状態にし、且つ、CPU60がアプリケーションプログラムを駆動することにより、1つのプロトコル上のバス110に接続された2ポートのノードとしてDTV120を機能させる。
当該動作例では、LLC部32,34のうち一方が駆動され、他方が停止動作をしてもよいし、LLC部32,34が一つのLLC部として動作してもよい。
<その他の実施形態>
図7は、図1に示す通信機器20を2ポート動作させるその他の使用形態を説明するための図である。
図7に示すように、通信機器20は、2つの外部機器に接続するためにポート数が2つ必要な場合には、ポート16を外部機器240に第1のケーブルで接続し、ポート18を第2のケーブルで外部機器250に接続することで、2ポートとして動作する。
この場合に、LLC部34の機能を停止し、PHY部22,24の上位層のリンク層レベル処理をLLC部32で行う。
図7に示すように接続することで、通信機器20に2つの外部機器240,250を接続できる。
図8は、図1に示す通信機器を2ポート動作させるその他の使用形態を説明するための図である。
図8に示すように、通信機器20においてPHY非接続モードおよびLLC非接続モードに設定し、PHY部22と24とを個別に動作させ、且つLLC部32と34とを個別に動作させる。この場合、通信機器20と外部機器320とは、2本のケーブルで物理的に接続される。
通信機器20のポート16は外部機器320のポート216と接続される。
また、通信機器20のポート18は外部機器320のポート218と接続される。
外部機器320では、ポート216にPHY部322が接続され、PHY部322にLLC部332が接続されている。また、ポート218にPHY部324が接続され、PHY部324にLLC部334が接続されている。
通信機器20は、例えば、CPU60で生成したデータをLLC部32と34の2系統に分割し、それぞれ並列にポート16および18から外部機器320のポート216および218へ出力する。
外部機器320は、2系統のLLC部332,334からパケタイザ340を介して入力したデータを結合し、メモリ360にデータを書き込む。
これにより、CPU60で生成したデータを1系統で外部機器320に出力する場合に比べて高速にデータ転送が可能になる。
CPU60とパケタイザ40との間のホストI/F58としては、PCI expressのような十分高速のものを使うことができるので、CPU60で生成されたデータをメモリ360に書き込む際のデータ転送速度は、通信機器20と外部機器320との間のデータ転送速度に依存する。
ここで、通信機器20と外部機器320との間のS800のIEEE1394のバスは、例えば800Mbpsの帯域しかないが、上述したように2系統で伝送すると、帯域を例えば1.6Gbpsにできる。
以上説明したように、通信機器20は、ノート型のパーソナルコンピュータ等のようにサイズに制約があり、且つポート数が必要な場合は、図7に示すように、2ポートのPHY部として動作させる。一方、通信機器20は、高速なデータ転送速度が要求される場合には、図8に示すように2ポートのPHY部をそれぞれ独立のバスに接続させて、並列にデータを伝送させる。通信機器20では、これらの動作を適宜切り換えることができる。
また、複数バスを並列に用いることができるので、データ転送に高信頼性が必要な場合は、バスの多重化して一方のバスが故障しても他方のバスによってデータを伝送できるシステムを実現することができる。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
すなわち、当業者は、本発明の技術的範囲またはその均等の範囲内において、上述した実施形態の構成要素に関し、様々な変更、コンビネーション、サブコンビネーション、並びに代替を行ってもよい。
上述した実施形態では、通信機器20において、PHY部とLLC部の組を2つ設けた場合を例示したが、3つ以上設けてもよい。
本発明は、物理層及びリンク層の機能を使ってデータ転送を行う電子機器に適用可能である。
図1は、本発明の第1実施形態の通信システムに接続される通信機器の機能ブロック図である。 図2は、図1に示す通信機器でバスを分割して機能させる動作を説明するための図である。 図3は、図1に示すCPUの処理を説明するための図である。 図4は、本発明の第2実施形態の通信システムの物理的な接続構成図である。 図5は、図4に示す通信システムの動作例を説明するための図である。 図6は、図4に示す通信システムのその他の動作例を説明するための図である。 図7は、図1に示す通信機器を2ポート動作させるその他の使用形態を説明するための図である。 図8は、図1に示す通信機器を2ポート動作させるその他の使用形態を説明するための図である。
符号の説明
10,10a,10b,110,110a,110b…バス
16,18…ポート
20,120…通信機器
22,24…PHY部
32,34…LLC部
40…パケタイザ
42…ストリームI/F
44…暗号部
52…PHYバス
54…LLCバス
58…ホストI/F
60…CPU
80…MPEG処理回路
130…AV−HDD
140…AV−HDD
150…光ディスクドライバ
160…パーソナルコンピュータ
220…DTV
240,250…外部機器
C101,C102,C103,C104…IEEE1394ケーブル

Claims (7)

  1. バスを介して通信を行う電子機器であって、
    第1のポート、並びに第2のポートと、
    前記第1のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第1の物理層処理手段、並びに前記第2のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第2の物理層処理手段と、
    第1のリンク層処理手段、並びに第2のリンク層処理手段と、
    前記第1および第2の物理層処理手段並びに前記第1および第2のリンク層処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを第1の通信路を介して接続状態にして、前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1のモードと、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2のモードと、
    を選択して設定し、
    前記制御手段は、前記バスを介した通信処理の実行状態に応じて、前記第1のモードと前記第2のモードとを切り換え、
    前記通信処理に係るデータを記憶する記憶機器が前記第1のポート側に接続され、前記記憶機器にアクセスする他の電子機器が前記第2のポート側に接続されている場合に、前記制御手段は、前記通信処理が停止している場合に前記第1のモードを選択し、前記通信処理が起動している場合に前記第2のモードを選択する
    電子機器。
  2. バスを介して通信を行う電子機器であって、
    第1のポート、並びに第2のポートと、
    前記第1のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第1の物理層処理手段、並びに前記第2のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第2の物理層処理手段と、
    第1のリンク層処理手段、並びに第2のリンク層処理手段と、
    前記第1および第2の物理層処理手段並びに前記第1および第2のリンク層処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを第1の通信路を介して接続状態にして、前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1のモードと、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2のモードと、
    を選択して設定し、
    前記第1のモードは、
    前記第1のリンク層処理手段および前記第2のリンク層処理手段の双方を停止状態にする第3のモードと、
    前記第1のリンク層処理手段および前記第2のリンク層処理手段の一方のみを停止状態にする第4のモードと
    を有し、
    前記制御手段は、前記第3のモードと前記第4のモードとを選択して設定する
    電子機器。
  3. バスを介して通信を行う電子機器であって、
    第1のポート、並びに第2のポートと、
    前記第1のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第1の物理層処理手段、並びに前記第2のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第2の物理層処理手段と、
    第1のリンク層処理手段、並びに第2のリンク層処理手段と、
    前記第1および第2の物理層処理手段並びに前記第1および第2のリンク層処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを第1の通信路を介して接続状態にして、前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1のモードと、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2のモードと、
    を選択して設定し、
    前記第1および第2のリンク層処理手段は、前記制御手段との間で前記リンク層処理に係るデータを入出力する
    電子機器。
  4. 前記第1および第2のリンク層処理手段は、前記制御手段との間で前記リンク層処理に係るデータを入出力する
    請求項1又は2に記載の電子機器。
  5. バスを介して通信を行う電子機器であって、
    第1のポート、並びに第2のポートと、
    前記第1のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第1の物理層処理手段、並びに前記第2のポートを介して入出力されるデータに対して物理層の処理を行う第2の物理層処理手段と、
    第1のリンク層処理手段、並びに第2のリンク層処理手段と、
    前記第1および第2の物理層処理手段並びに前記第1および第2のリンク層処理手段を制御する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを第1の通信路を介して接続状態にして、前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1のモードと、
    前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2のモードと、
    を選択して設定し、
    前記第1のリンク層処理手段と前記第2のリンク層処理手段との間で第2の通信路を介してデータの入出力を行う
    電子機器。
  6. 前記第1のリンク層処理手段と前記第2のリンク層処理手段との間で第2の通信路を介してデータの入出力を行う
    請求項1〜のいずれかに記載の電子機器。
  7. 複数の電子機器がバスを介して通信を行う通信方法であって、
    前記複数の電子機器のなかの所定の電子機器の第1のポートに接続された第1の物理層処理手段と第2のポートに接続された第2の物理層処理手段とを第1の接続路を介して接続状態にするか否かを、当該所定の電子機器における前記バスを介した通信処理の実行状態に応じて判断する判断工程と、
    前記判断工程で接続状態にすると判断した場合に、前記所定の電子機器の前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを上記第1の接続路を介して接続状態にして、当該電子機器の前記第1のポート、前記第1の物理層処理手段、前記第2の物理層処理手段および前記第2のポートを共通のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第1の接続処理工程と、
    前記判断工程で接続状態にしないと判断した場合に、前記所定の電子機器の前記第1の物理層処理手段と前記第2の物理層処理手段とを非接続状態にして、当該電子機器の前記第1の物理層処理手段および前記第1のリンク層処理手段を第1のプロトコル上のバスに属する接続ノードとして動作させ、前記第2の物理層処理手段および前記第2のリンク層処理手段を第2のプロトコル上のバスに属する通信ノードとして動作させる第2の接続処理工程と
    を有する通信方法。
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