JP5040673B2 - 2線式伝送器 - Google Patents

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Description

本発明は、2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器に関して、特に一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能な2線式伝送器に関する。
一般的に、2線式伝送器は2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共に4〜20mAの電流信号を伝送するものである。また、2線式伝送器の消費電流は電流信号を超えないように設計されている。
このような2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
特許3090001号公報
図8は従来の2線式伝送器の一例を示す構成図である。図8において、1は電流制御回路、2はツェナーダイオード、3はマイクロプロセッサ、メモリ及びインターフェース回路等から構成される演算制御手段、4はクロック供給回路、5は従来の2線式伝送器に備えられるその他の回路等から構成される内部回路、6は検出抵抗である。
電流制御回路1、ツェナーダイオード2及び検出抵抗6は電流制御部50を、電流制御部50、演算制御手段3、クロック供給回路4及び内部回路5は2線式伝送器100をそれぞれ構成する。
図8中”EC100”に示す外部回路は、図8中”LP100”及び”LP101”に示す伝送線を介して2線式伝送器100の図8中”TM100”及び”TM101”に示す端子とそれぞれ接続される。
また、図8中”EC100”に示す外部回路に備えられた図8中”EP100”に示す電源装置は、図8中”TM100”及び”TM101”に示す端子を介して電流制御回路1の一端及び検出抵抗6の一端とそれぞれ接続される。
電流制御回路1の他端はツェナーダイオード2のカソード、演算制御手段3の入力端子、クロック供給回路4の入力端子、内部回路5の一端及び検出抵抗6の一端とそれぞれ接続される。
また、ツェナーダイオード2のアノード、演算制御手段3の他端、クロック供給回路14の他端、内部回路5の他端、検出抵抗6の他端はそれぞれ接地される。
図8中”CL100”に示すクロック供給回路4のクロック信号は演算制御手段3のクロック入力端子に入力される。図8中”ES100”に示す演算制御手段3の電気信号は電流制御回路1の入力端子に入力される。
ここで、図8に示す従来例の電源供給に関する動作を説明する。まず、図8中”EP100”に示す電源装置が図8中”TM100”及び”TM101”に示す端子を介して電流制御回路1に電圧を供給する。
電流制御回路1から電流が出力され、ツェナーダイオード2、演算制御手段3、クロック供給回路4及び内部回路5にそれぞれ印加される。
また、クロック供給回路4は演算制御手段3にクロック信号を供給する。例えば、クロック供給回路4は、演算制御手段3に図8中”CL100”に示すクロック信号を供給する。
一方、別途図示していないが、センサ(図示せず)が物理量(例えば、温度や湿度等)を計測し演算制御手段3に出力する。
演算制御手段3はセンサの計測値に基づいて図8中”ES100”に示す電気信号を電流制御回路1に出力する。
電流制御回路1は、図8中”ES100”に示す電気信号に基づいて図8中”Io”に示す電流信号(以下、出力電流)の電流値(例えば、4mA)を制御すると共に、ツェナーダイオード2、演算制御手段3、クロック供給回路4及び内部回路5にそれぞれ電流を出力する。
図8中”IL100”に示す2線式伝送器100の消費電流が図8中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり余剰の電流が発生する場合には、余剰の電流はツェナーダイオード2を介してシャントされる。
また、特に図示して説明しないが、検出抵抗6には図8中”LP100”及び”LP101”に示す伝送線に流れる電流に比例する電圧”Va”が発生する。
電流制御回路1は、検出抵抗6の電圧”Va”を検出すると共に、電圧”Va”に基づいて出力電流を図8中”ES100”に示す電気信号に応じた電流値となるように制御する。
このため、電流制御回路1は検出抵抗6の電圧”Va”に基づいて出力電流の電流値を制御することにより、出力電流の電流値を図8中”ES100”に示す電気信号に応じた電流値に制御することが可能となる。
この結果、演算制御手段がセンサの計測値に応じた電気信号を出力し、電流制御回路が出力電流の電流値を電気信号に応じた電流値となるように制御し、消費電流が出力電流よりも小さくなった場合はツェナーダイオードを介して余剰の電流がシャントされることにより、2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共に4〜20mAの電流信号を伝送することが可能となる。
従来の2線式伝送器の演算制御手段3は、クロック供給回路4から供給されるクロック信号の周波数により消費電流が決まる特性を有する。
さらに、演算制御手段3では、複雑な演算処理などで高い処理能力が要求され演算処理量が多い期間、若しくは、複雑な演算処理を行わず演算処理量が少ない期間等といった演算の処理量とその期間に関する処理情報(以下、演算処理情報)が予め求められる。
また、演算制御手段3は、このような予め求められた演算処理情報に従って動作させるソフトウェアに基づいて演算処理等の動作を行う。
このため、演算制御手段3が予め求められた演算処理情報に基づき、クロック供給回路4に設定信号(図示せず)を出力してクロック信号の周波数を制御することにより、2線式伝送器の平均消費電流を低減させることが可能となる。
例えば、演算制御手段3は、予め求められた演算処理情報に基づき、演算制御手段3の演算処理量の少ない期間ではクロック供給回路4に設定信号を出力する。
そして、クロック供給回路4が設定信号に基づき低い周波数のクロック信号を演算制御手段3に出力する。
この場合、演算制御手段3はクロック供給回路4から低い周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段3で消費される電流が少なくなると共に、2線式伝送器全体の消費電流は低減する。
このように、演算制御手段3が予め求められた演算処理情報に基づきクロック供給回路4に設定信号を出力し、クロック供給回路4が設定信号に基づいてクロック信号の周波数を制御して演算制御手段3に出力することにより、2線式伝送器の平均消費電流は低減する。
しかし、図8等に示す従来例では、2線式伝送器の消費電流が電流信号を常に超えないように設計されることにより、2線式伝送器の電源回路は最大消費電流を基準として設計される。
このため、従来の2線式伝送器では消費電流は出力電流の最小規定値未満に抑えなければならないといった制約があり、出力電流は平均消費電流ではなく最大消費電流に基づいて出力されることにより、クロック信号の制御による平均消費電流の低減効果を有効に活用できていないといった問題点があった。
従って本発明が解決しようとする課題は、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能な2線式伝送器を実現することにある。
上記のような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力する演算制御手段と、前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路とを備えたことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項2記載の発明は、
2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、前記電流制御部の出力電圧が予め設定された比較電圧に達した場合に割込信号を出力する電圧検出部と、前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力し、前記割込信号が入力された場合に前記設定信号の出力を停止する演算制御手段と、前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路とを備えたことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項3記載の発明は、
2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、前記電流制御部の出力電圧が予め設定された比較電圧よりも達した場合に割込信号を出力する電圧検出部と、前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力する演算制御手段と、前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給し、前記割込信号が入力された場合に前記クロック信号の周波数を下げるクロック供給回路と、前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路とを備えたことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項4記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明である2線式伝送器において、
前記電流制御部が、一端が伝送線を介して外部回路の電源装置に接続され他端が接地されて前記電流信号を電圧に変換する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された電圧及び前記電気信号に基づき前記電流信号の電流値を制御する電流制御回路と、一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電するコンデンサと、一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプするツェナーダイオードとから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項5記載の発明は、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明である2線式伝送器において、
前記演算制御手段が、予め定められた演算処理情報に基づいて動作を停止することにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項6記載の発明は、
請求項2若しくは請求項3記載の発明である2線式伝送器において、
前記電圧検出部が、前記電流制御部の出力電圧が前記比較電圧に達した場合に前記割込信号を出力するコンパレータから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項7記載の発明は、
請求項2若しくは請求項3記載の発明である2線式伝送器において、
前記電圧検出部が、前記電流制御部の出力電圧と第1の比較電圧及び第2の比較電圧とを比較し、その比較結果に基づいて前記割込信号を前記演算制御手段若しくは前記クロック供給回路にそれぞれ出力することにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項8記載の発明は、
請求項7記載の発明である2線式伝送器において、
前記電圧検出部が、前記電流制御部の出力電圧が第1の比較電圧に達した場合に前記電流制御部の出力電圧が第2の比較電圧に戻るまで前記割込信号を出力するヒステリシス付のコンパレータから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することを可能する。
請求項9記載の発明は、
2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電し、電荷が所定量まで充電されていない場合は割込信号を出力する電流制御部と、前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力し、前記割込信号が入力された場合に例外処理を行う演算制御手段と、前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路とを備えたことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことが可能となる。
請求項10記載の発明は、
請求項9記載の発明である2線式伝送器において、
前記電流制御部が、一端が伝送線を介して外部回路の電源装置に接続され他端が接地されて前記電流信号を電圧に変換する検出抵抗と、前記検出抵抗により検出された電圧及び前記電気信号に基づき前記電流信号の電流値を制御する電流制御回路と、一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電するコンデンサと、一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプし、前記電流制御回路から流れ込むシャント電流から検出される電圧に基づき、前記コンデンサに電荷が所定量まで充電されていない場合は前記演算制御手段に前記割込信号を出力するシャントレギュレータ回路とから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことが可能となる。
請求項11記載の発明は、
請求項10記載の発明である2線式伝送器において、
前記シャントレギュレータ回路が、一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプするクランプ部と、前記電流制御回路から流れ込むシャント電流に基づき検出される電圧と予め定められた比較電圧とを比較して、前記検出された電圧が前記比較電圧よりも小さい場合は前記コンデンサに電荷が所定量まで充電されていないものとして前記演算制御手段に前記割込信号を出力する電圧検出部とから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことが可能となる。
請求項12記載の発明は、
請求項11記載の発明である2線式伝送器において、
前記電圧検出部が、前記シャント電流に基づき検出される電圧が前記比較電圧よりも小さい場合に前記割込信号を出力するコンパレータから構成されることにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことが可能となる。
本発明によれば次のような効果がある。
請求項1、4及び請求項5の発明によれば、電流制御部がセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御し消費電流が電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し消費電流が電気信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電し、定電圧回路が電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にし、演算制御手段が予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力し、クロック供給回路が設定信号に基づいてクロック信号の周波数を制御して出力することにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能となる。
また、請求項2、3、4、5及び請求項6の発明によれば、電流制御部の出力電圧が比較電圧よりも小さくなった場合に電流制御部が割込信号を演算制御手段及びクロック供給回路にそれぞれ出力してクロック信号の周波数を低くすることにより、電流制御部の過放電を検出して正常状態に回復させると共に一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能となる。
また、請求項2、3、4、5、7及び請求項8の発明によれば、電流制御部の出力電圧が第1の比較電圧よりも小さくなった場合に電流制御部の出力電圧が第2の比較電圧よりも大きくなるまで電流制御部が割込信号を演算制御手段及びクロック供給回路にそれぞれ出力してクロック信号の周波数を低くすることにより、電流制御部の過放電を検出して正常状態に回復させると共に一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能となる。
また、請求項9、10、11及び請求項12の発明によれば、
シャント電流に対して設けた検出抵抗から得た電圧と予め定められた比較電圧とを比較して、電圧が比較電圧より小さい場合は演算制御手段に割込信号を出力し、演算制御手段が割込信号に基づき例外処理を行うことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことが可能となる。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る2線式伝送器の一実施例を示す構成図である。
図1において、7は電流制御回路、8はコンデンサ、9はツェナーダイオード、10は定電圧回路、11はマイクロプロセッサ、メモリ及びインターフェース回路等から構成される演算制御手段、12はクロック供給回路、13は2線式伝送器に備えられるその他の回路等から構成される内部回路、14は検出抵抗である。
また、電流制御回路7、コンデンサ8、ツェナーダイオード9及び検出抵抗14は電流制御部51を、電流制御部51、定電圧回路10、演算制御手段11、クロック供給回路12及び内部回路13は2線式伝送器101をそれぞれ構成する。
図1中”EC110”に示す外部回路は、図1中”LP110”及び”LP111”に示す伝送線を介して2線式伝送器110の図1中”TM110”及び”TM111”に示す端子とそれぞれ接続される。
また、図1中”EC110”に示す外部回路に備えられた図1中”EP110”に示す電源装置は、図1中”TM110”及び”TM111”に示す端子を介して電流制御回路7の一端及び検出抵抗14の一端とそれぞれ接続される。
電流制御回路7の他端は、コンデンサ8の一端、ツェナーダイオード9のカソード及び定電圧回路10の一端にそれぞれ接続される。
定電圧回路10の他端は、演算制御手段11の電源入力端子、クロック供給回路12の電源入力端子及び内部回路13の電源入力端子に接続される。
また、コンデンサ8の他端、ツェナーダイオード9のアノード、定電圧回路10の他端、演算制御手段11の他端、クロック供給回路12の他端、内部回路13の他端及び検出抵抗14の他端はそれぞれ接地される。
図1中”SS110”に示す演算制御手段11の設定信号はクロック供給回路12の制御端子に入力され、図1中”ES110”に示す演算制御手段11の電気信号は電流制御回路7の制御端子に入力される。
また、図1中”CL110”に示すクロック供給回路12の出力であるクロック信号は、演算制御手段11のクロック入力端子に入力される。
ここで、図1に示す本発明に係る2線式伝送器の一実施例の電源供給に関する動作について説明する。
まず、図1中”EP110”に示す電源装置は図1中”TM110”及び”TM111”に示す端子を介して電流制御回路7に電圧を供給する。
そして、電流制御回路7は、コンデンサ8、ツェナーダイオード9及び定電圧回路10に電流をそれぞれ出力する。
定電圧回路10は、電流制御部51の出力電圧を予め定められた電圧にすると共に、演算制御手段11、クロック供給回路12及び内部回路13にそれぞれ供給する。
一方、別途図示していないが、センサ(図示せず)は物理量(例えば、温度や湿度等)を計測し演算制御手段11に出力する。
演算制御手段11は、センサの計測値に基づいて図1中”ES110”に示す電気信号を電流制御回路7に出力する。
電流制御回路7は、図1中”ES110”に示す電気信号に基づいて図1中”Io”に示す電流信号(以下、出力電流)の電流値(例えば、4mA)を制御すると共に、コンデンサ8、ツェナーダイオード9及び定電圧回路10に電流をそれぞれ出力する。
また、図1中”IL110”に示す2線式伝送器110の消費電流が図1中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり余剰の電流が発生する場合には、電流制御回路7からの余剰の電流がコンデンサ8に流れ込み、コンデンサ8に電荷が充電される。
電流制御部51の出力電圧を電圧”Vc”とすると、コンデンサ8に電荷が充電されることにより、電圧”Vc”は増加する。
また、電圧”Vc”はツェナーダイオード9によって予め設定されたツェナー電圧”Vz”にクランプされる。すなわち、電圧”Vc”はツェナー電圧”Vz”よりも上回らないことになる。
図1に示すように、検出抵抗14には図1中”LP110”及び”LP111”に示す伝送線に流れる電流に比例する電圧”Vb”が発生する。
電流制御回路7は、検出抵抗14の電圧”Vb”を検出すると共に、電圧”Vb”に基づいて出力電流を図1中”ES110”に示す電気信号に応じた電流値となるように制御する。
このため、電流制御回路7は、検出抵抗14の電圧”Vb”に基づいて出力電流を制御することにより、出力電流を図1中”ES110”に示す電気信号に応じた電流値となるように制御することが可能になる。
この結果、本発明に係る2線式伝送器の電源供給に関する動作については、演算制御手段がセンサの計測値に応じた電気信号を電流制御回路に出力し、電流制御回路が出力電流を電気信号に応じた電流値となるように制御し、消費電流が出力電流よりも小さくなった場合に余剰の電流がコンデンサに流れこみ電荷が充電されることにより、2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共に4〜20mAの電流信号を伝送することが可能となる。
次に、一時的に最大消費電流が出力電流を超過する場合の2線式伝送器の一連の動作について説明する。
2線式伝送器の演算制御手段11はクロック供給回路12から供給されるクロック信号の周波数により消費電流が決まる特性を有する。
また、2線式伝送器は、実行すべき処理に応じて一時的により高い処理能力が必要となる期間や一時的に実行すべき処理がなくアイドルモードとなるような高い処理能力を必要としない期間がある。言い換えれば、2線式伝送器は必ずしも常に同じ処理能力が必要ではないということになる。
演算制御手段11では、このような複雑な演算処理などで高い処理能力が要求され演算処理量が多い期間、若しくは、複雑な演算処理を行わず演算処理量が少ない期間等の演算の処理量とその期間に関する処理情報(以下、演算処理情報)が予め求められる。
また、演算制御手段11は、このような予め求められた演算処理情報に従って動作させるソフトウェアに基づいて演算処理等の動作を行う。
従って、演算制御手段11が予め求められた演算処理情報に基づき、クロック供給回路12に設定信号を出力してクロック信号の周波数を制御することにより、2線式伝送器110の消費電流を制御することが可能となる。
ここで、このような図1の2線式伝送器の一時的に最大消費電流が出力電流を超過する場合の一連の動作を図2を用いて説明する。図2は図1の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。また、説明を簡単にするため図1の2線式伝送器は演算制御手段11の処理能力が高くなると消費電流が出力電流よりも大きくなるように設計されているものとする。
まず、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、高い演算処理能力を特に必要としない期間ではクロック供給回路12は予め定められた周波数(標準の周波数)でクロック信号を演算制御手段11に供給する。
例えば、図2に示すように、図2中”PR100”に示す期間においてクロック供給回路12は予め定められた周波数(標準の周波数)で図2中”CL110”に示すクロック信号を演算制御手段11に供給する。
また、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、演算処理量が多い期間ではクロック信号の周波数を高くする設定信号をクロック供給回路12に出力する。
例えば、図2中”PR101”に示す期間では、演算制御手段11に複雑な演算処理などで高い処理能力が要求され多くの演算処理量が必要とされるものとする。
演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、図2中”PR101”に示す期間では図1中”SS110”に示す設定信号をクロック供給回路12に出力する。
そして、クロック供給回路12は、図1中”SS110”に示す設定信号に基づいて図1中”CL110”に示す高い周波数のクロック信号を演算制御手段11に供給する。
このため、クロック供給回路12から高い周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11の処理能力は高くなり、演算制御手段11の消費電流は増大する。
この場合、演算制御手段11の処理能力が高くなると消費電流が出力電流よりも大きくなるように設計されているので、演算制御手段11の消費電流が2線式伝送器110の出力電流よりも大きくなり2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足することになる。
例えば、図2中”PR101”に示す期間において、演算制御手段11の処理能力が高くなることにより、図2中”IL110”に示す消費電流は図2中”Io”に示す出力電流よりも大きくなり、2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足する。
このような場合、2線式伝送器110の動作に必要な電流が不足するとコンデンサ8に充電されている電荷が放電されて電流の不足分が補われるので、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても2線式伝送器110は動作することが可能となる。また、コンデンサ8から電圧が放電されることにより、電圧”Vc”は減少する。
また、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、演算処理量が少ない期間では図1中”SS110”に示す設定信号の出力を停止する。
例えば、図2中”PR102”に示す期間では、演算制御手段11が複雑な演算処理を行わず演算処理量は少ないものとする。
演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、図2中”PR102”に示す期間では図1中”SS110”に示す設定信号の出力を停止する。
クロック供給回路12はクロック信号の周波数を予め定められた周波数(標準の周波数)に戻して演算制御手段11に出力する。
このため、クロック供給回路12から予め定められた標準の周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11の処理能力が低減して標準の処理能力に戻り、演算制御手段11の消費電流は低減する。
また、演算制御手段11の処理能力が標準の処理能力に戻ることにより、演算制御手段11の消費電流が低減して2線式伝送器110の出力電流よりも小さくなる。この場合、2線式伝送器110には余剰の電流が発生することになる。
例えば、図2中”PR102”に示す期間において、演算制御手段11の処理能力が標準の処理能力に戻り、図2中”IL100”に示す消費電流が低減して図2中”Io”に示す出力電流よりも小さくなることにより、2線式伝送器110には余剰の電流が発生する。
このような余剰の電流が発生する場合には、余剰の電流はコンデンサ8に流れ込み、コンデンサ8に電荷が充電されることにより、電圧”Vc”が増加する。
このため、演算制御手段11が予め求められた演算処理情報に基づいてクロック供給回路12のクロック信号を制御することにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能となる。
この結果、2線式伝送器の一時的に最大消費電流が出力電流を超過する場合の動作については、演算制御手段が予め求められた演算処理情報に基づきクロック供給回路に設定信号を出力し、クロック供給回路が設定信号に基づいてクロック信号の周波数を一時的に高くし、消費電流が出力電流よりも大きくなった場合にはコンデンサに充電されている電荷が放電されて不足する電流を補うことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能となる。
また、演算制御手段が予め求められた演算処理情報に基づいてクロック供給回路のクロック信号を制御し消費電流が出力電流よりも大きくなった場合にコンデンサが電荷を放電することにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作するため、演算制御手段の演算処理速度や応答速度などの演算処理性能を改善することが可能となる。
なお、図1等に示す実施例では、演算制御手段11がクロック信号の周波数を制御する設定信号を出力すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、演算制御手段の演算処理が不要な期間では演算制御手段が動作を止めることを可能とするものであっても構わない。
ここで、本発明に係る2線式伝送器の実施例の演算制御手段が動作を止める場合について説明する。
例えば、図2中”RP103”に示す期間では、演算制御手段11の演算処理は不要であるものとする。
この場合、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、図2中”RP103”に示す期間では演算処理等の動作を止める。言い換えれば、演算制御手段11はアイドル状態となる。
このため、図2中”PR103”に示す期間では、演算制御手段11の動作が停止することにより、演算制御手段11で消費される電流が減少して図1中”IL110”に示す消費電流は低減する。
この結果、演算制御手段が予め求められた演算処理情報に基づいて動作を止めることにより、平均消費電流を低減することが可能となる。
また、図1等に示す実施例では、消費電流が出力電流よりも大きくなった場合に、コンデンサ8から電荷が放電されることにより、不足する電流を補うことが例示されているが、コンデンサの過放電を検出することが可能な電圧検出部を付加するものであっても構わない。
例えば、図1等に示す実施例では、演算制御手段11のソフトウェアの誤動作等により、コンデンサ8に充電されている電圧が2線式伝送器110の動作可能な電圧よりも低くなるまで過度に放電してしまうことがある。
この場合、コンデンサの過放電を検出し正常状態に回復させるような本発明の2線式伝送器の実施例ついて図面を用いて説明する。図3は本発明に係る2線式伝送器の実施例を示す構成図である。
図3において、15は所定のヒステリシス幅を有するヒステリシスコンパレータ(以下、コンパレータ)、16は定電圧源である。また、図3において7、8、9,10、11、12、13、14及び51は図1と同一符号を付してある。ちなみに、図3は電圧検出部以外の構成は図1の構成と同じであるため適宜説明を省略する。コンパレータ15及び定電圧源16は電圧検出部52を構成する。
電流制御回路7の他端は、コンパレータ15の反転入力端子に接続される。また、別途図示しないが、定電圧源16から出力される図3中”Vref”に示す基準電圧は複数の抵抗(図示せず)によって2つの電圧に分圧されコンパレータ15の非反転入力端子にそれぞれ印加される。
コンパレータ15の出力端子は演算制御手段11の割込端子及びクロック供給回路12の割込端子に接続される。
ちなみに、図3中”Vref”に示す基準電圧が複数の抵抗(図示せず)などで分圧されてコンパレータ15の非反転入力端子にそれぞれ印加されることにより、コンパレータ15には第1の比較電圧”VTL”及び第2の比較電圧”VTH”がそれぞれ規定される。また、第1の比較電圧”VTL”は第2の比較電圧”VTH”よりも小さい。
ここで、図3に示す本発明に係る2線式伝送器の実施例のコンデンサの過放電を検出する動作について図4を用いて説明する。図4は図3の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。
演算制御手段11では、2線式伝送器の機器内回路の負荷電流増加や誤動作などにより一時的に処理能力が高くなり、消費電流が出力電流よりも大きくなることがある。
例えば、図4中”PR105”に示す期間では、演算制御手段11内部のソフトウェアの誤動作、あるいは内部回路13などの消費電流の増加などのため、演算制御手段11は複雑な演算処理などで高い処理能力が要求される状態を不必要に続けているものとする。
この場合、演算制御手段11は演算処理情報に基づき、図4中”PR105”に示す期間では図3中”SS111”に示す設定信号をクロック供給回路12に出力する。
クロック供給回路12は、図3中”SS111”に示す設定信号に基づいてクロック信号の周波数を高くして図3中”CL111”に示すクロック信号を演算制御手段11に供給する。
このため、クロック供給回路12から高い周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11の処理能力は高くなり、演算制御手段11の消費電流は増大する。
そして、消費電流が出力電流よりも大きくなり、2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足する。
例えば、図4中”PR105”に示す期間において、演算制御手段11の処理能力が高くなることにより、図4中”IL111”に示す消費電流は図4中”Io”に示す出力電流よりも大きくなり、2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足する。
このような2線式伝送器110の動作に必要な電流が不足する場合は、コンデンサ8に充電されている電荷が放電されて電流の不足分が補われる。また、コンデンサ8が電荷を放電することにより電圧”Vc”は減少する。
コンパレータ15は、電圧”Vc”と図4中”VTL”に示す第1の比較電圧及び図4中”VTH”に示す第2の比較電圧とをそれぞれ比較する。
コンパレータ15の出力は、電圧”Vc”が図4中”VTL”に示す第1の比較電圧よりも小さくなった場合には”ハイレベル(H)”となり、電圧”Vc”が図4中”VTH”よりも大きくなった場合には”ローレベル(L)”となる。
例えば、図4中”PR105”に示す期間において、電圧”Vc”が図4中”VTL”に示す第1の比較電圧よりも小さくなった場合には、コンパレータ15の出力は”ハイレベル”となり、演算制御手段11及びクロック供給回路12にそれぞれ出力される。
そして、演算制御手段11及びクロック供給回路12は、コンパレータ15の出力が”ハイレベル”の場合に図3中”INT110”に示す割込信号が入力されたものとしてそれぞれ認識する。
図4中”PR106”に示す期間において、演算制御手段11は、図3中”INT110”に示す割込信号に基づき図3中”SS111”に示すクロックの設定信号を標準状態に戻し、消費電流を低減させて正常動作に復帰しつつ、過放電の事象発生に関するエラー報知処理を実行する。
また、クロック供給回路12は、図3中”INT110”に示す割込信号に基づき図3中”CL111”に示すクロック信号の周波数を予め定められた周波数(標準の周波数)よりも低くして演算制御手段11に出力する。
このため、クロック供給回路12から低い周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11の処理能力は低くなり、演算制御手段11の消費電流は低減する。
演算制御手段11の処理能力が低くなることにより、消費電流が低減して出力電流よりも小さくなる。この場合、2線式伝送器110には余剰の電流が発生することになる。
例えば、図4中”PR106”に示す期間において、演算制御手段11の処理能力が低くなることにより、図4中”IL111”に示す消費電流は低減し図4中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり、2線式伝送器111には余剰の電流が発生する。
このような余剰の電流が発生する場合には、余剰の電流はコンデンサ8に流れ込み、コンデンサ8に電荷が充電されることにより、電圧”Vc”が増加する。
コンパレータ15の出力は、電圧”Vc”が増加して図4中”VTH”に示す第2の比較電圧よりも大きくなるまでは”ハイレベル”となる。
そして、図4中”PR107”に示す期間において、電圧”Vc”が増加して図4中”VTH”に示す第2の比較電圧よりも大きくなった場合には、コンパレータ15の出力は”ローレベル”となる。
このように、コンパレータ15の出力は、一旦、電圧”Vc”が図4中”VTL”に示す第1の比較電圧よりも小さくなり”ハイレベル”になると、電圧”Vc”が図4中”VTH”に示す第2の比較電圧よりも大きくなるまでは”ハイレベル”となり”ローレベル”に切り替わらない。
すなわち、ヒステリシスを有するコンパレータ15は、電圧”Vc”が充分に回復するまで出力を”ハイレベル”に維持することが可能となる。
また、演算制御手段11及びクロック供給回路12はコンパレータ15の出力が”ローレベル”である場合に、図3中”INT110”に示す割込信号の入力が停止したものとそれぞれ認識する。
図4中”PR107”に示す期間において、図3中”INT110”に示す割込信号の入力が停止したことに基づき、演算制御手段12は図4中”SS111”に示す設定信号をクロック供給回路12に出力する。
そして、クロック供給回路12は、図4中”SS111”に示す設定信号に基づいてクロック信号の周波数を予め定められた周波数(標準の周波数)に戻して図3中”CL111”に示すクロック信号を演算制御手段11に出力する。
このため、クロック供給回路12から予め定められた周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11は標準の処理能力に戻り、演算制御手段11の消費電流は標準の消費電流値に戻る。
そして、消費電流が出力電流よりも小さくなることにより、電流の余剰分がコンデンサ8に流れ込みコンデンサ8に電荷が充電されて電圧”Vc”は増加する。
また、電圧”Vc”は、ツェナーダイオード9によって予め設定されるツェナー電圧”Vz”にクランプされる。すなわち、電圧”Vc”はツェナー電圧”Vz”よりも上回らない。
この結果、電流制御部の出力電圧が電圧検出部の第1の比較電圧よりも小さくなった場合には電圧検出部が割込信号を出力して演算制御部が設定信号の出力を停止すると共にクロック供給回路が一時的にクロック信号の周波数を低くし、電流制御部の電圧が電圧検出部の第2の比較電圧よりも大きくなった場合には電圧検出部が割込信号の出力を止めてクロック供給回路がクロック信号を標準の周波数に戻すことにより、コンデンサの過放電を検出して正常状態に回復させることが可能となる。
また、ヒステリシスを有するコンパレータは、一旦、入力電圧が第1の比較電圧よりも小さくなり”ハイレベル”になると、電流制御部の出力電圧が第2の比較電圧よりも大きくなるまでは”ローレベル”に切り替わらないことにより、コンパレータの出力を電圧”Vc”が充分に回復するまで”ハイレベル”に維持することが可能となる。
また、図1等に示す実施例では、演算制御手段11は、図3中”INT110”に示す割込信号に基づき図3中”SS111”に示すクロックの設定信号を標準状態に戻し、消費電流を低減させて正常動作に復帰しつつ、出力を過放電の事象発生に関するエラー報知処理を実行すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、演算制御手段11が図3中”INT110”に示す割込信号に基づきクロック供給回路12への図3中”SS111”に示す設定信号の出力を停止するものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、2線式伝送器の電圧がツェナーダイオード9によってツェナー電圧”Vz”にクランプされると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、シャントレギュレータ回路を用いるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、電流制御回路7が検出抵抗14で発生する検出電圧に基づいて電流を制御すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、電流制御回路が出力電流をセンサの計測値に基づいた電流値に保てるのであればどのような構成であっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、2線式伝送器のうちアナログ伝送器が例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作することが可能であれば、デジタルバス伝送器に用いられるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、ヒステリシス付きのコンパレータ15がコンデンサ8の過放電を検出し、コンパレータ15の出力は電流制御部51の出力電圧”Vc”が第1の比較電圧よりも小さくなった場合に第2の比較電圧よりも大きくなるまで”ハイレベル“となり、第2の比較電圧よりも大きくなった場合に“ローレベル“となると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、ヒステリシスを有さないコンパレータであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、図3中”INT110”に示す割込信号に基づいて演算制御手段11が図3中”SS110”に示す設定信号の出力を止めると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、演算制御手段が割込信号に基づいて設定信号を出力し、クロック供給回路が設定信号に基づいて周波数の低いクロック信号を演算制御手段に供給するものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、図3中”INT110”に示す割込信号に基づいて演算制御手段11が図3中”SS110”に示す設定信号の出力を止め、クロック供給回路12が周波数の低いクロック信号を演算制御手段11に供給すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、クロック供給回路が演算制御手段からの設定信号に関わらず電圧検出部の割込信号に基づきクロック信号の周波数を低くするものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、コンパレータ15の出力は電流制御部51の出力電圧”Vc”が図4中”VTL”に示す第1の比較電圧よりも小さくなった場合に図4中”VTH”に示す第2の比較電圧よりも大きくなるまで”ハイレベル”となり、電圧”Vc”が図4中”VTH”に示す第2の比較電圧よりも大きくなった場合に”ローレベル”となると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、コンパレータの出力は電流制御部の出力電圧が第1の比較電圧よりも大きくなった場合に第2の比較電圧よりも小さくなるまで”ハイレベル”となり、電流制御部の出力電圧が第2の比較電圧よりも小さくなった場合に”ローレベル”となるものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、演算制御手段11及びクロック供給回路12はコンパレータ15の出力が”ハイレベル”の場合に図3中”INT110”に示す割込信号が入力されたものと認識し、コンパレータ15の出力が”ローレベル”の場合に図3中”INT110”に示す割込信号の入力が停止したものと認識すると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、演算制御手段11及びクロック供給回路12はコンパレータの出力が”ローレベル”の場合に割込信号が入力されたものと認識し、コンパレータの出力が”ハイレベル”の場合に割込信号の入力が停止したものと認識するものであっても構わない。
また、図1等に示す実施例では、電流制御部51の出力電圧”Vc”が図4中”VTL”に示す第1の比較電圧よりも小さくなる場合には電圧検出部52がクロック供給回路12に図4中”INT110”に示す割込信号を出力して一時的にクロック信号の周波数を低くすると例示されているが、特にこれに限定されるものではなく、電流制御部の出力電圧が第1の比較電圧よりも小さくなる場合には電圧検出部がクロック供給回路に割込信号を出力してクロック信号の周波数を標準の周波数に戻すものであっても構わない。
ところで、図1等に示す実施例では、演算制御手段11は、演算処理量が多い期間、若しくは、演算処理量が少ない期間等といった演算の処理量とその期間に関する演算処理情報を予め把握している。例えば、演算制御手段11は、図2中”PR101”に示す期間において演算制御手段11に多くの演算処理量が必要となって消費電流が増大することや、“PR102“に示す期間において演算制御手段11に演算処理量が少なくコンデンサ8に電流が流れ込みコンデンサ8に電荷が充電されることを予め把握している。
しかし、図1等に示す実施例では、例えば、外部からの供給電圧の低下によるコンデンサ8の充電不足、または、内部回路の故障やソフトウェアの誤動作などによる異常な消費電流の増大などの異常状態によってコンデンサ8に充電されている電圧が2線式伝送器110の動作可能な電圧よりも低くなるまで過度に放電(過放電)してしまうことがある。
このような異常状態による過放電に対しては、演算制御手段11は異常の記録や2線式伝送器の外部への報知、再起動などの例外処理を速やかに実行する必要があるところ、図1等に示す実施例の仕組みではコンデンサ8の充電・放電状況や内部回路の消費電流を把握できない。このため過放電を早期に検出することができず、コンデンサ8に充電されている電圧が2線式伝送器110の動作可能な電圧よりも低くなる前(コンデンサ8の蓄積エネルギの枯渇前)に例外処理を実行開始できない。すなわち2線式伝送器の動作堅牢性を確保することができないという問題点がある。
ここで図1等に示したツェナーダイオードに流れる電流(以下、シャント電流”Is”という)に注目すると、シャント電流”Is”の変化はコンデンサ8のエネルギ蓄積状態を反映しており、コンデンサ8が放電中、または充電中である場合はツェナーダイオードに電流は流れ込まない。したがってツェナーダイオードに流れ込むシャント電流”Is”を測定すれば、コンデンサ8の蓄積エネルギが最大か否かを判別することができる。
本発明に係る2線式伝送器は、この原理を利用してシャント電流”Is”を検出して得られた電圧と予め定められた比較電圧を比較するものであってもよい。この場合、内部回路の異常動作、故障及び電源供給の低下・停止の発生に伴う異常な放電の発生を早期に把握でき、上述のような問題点を解決し動作堅牢性を確保することができる。
このようなシャント電流”Is”を検出して異常な過放電に対する早期に例外処理を行う本発明の2線式伝送器の実施例について図5、図6を用いて説明する。図5は本発明に係る2線式伝送器の実施例を示す構成図、図6は図5のシャントレギュレータ回路の構成図である。
図5において、17は電圧”Vc”を予め定められたクランプ電圧”Vcl”にクランプしつつシャント電流”Is”の低下を検出するシャントレギュレータ回路である。電流制御回路7、コンデンサ8、検出抵抗14、シャントレギュレータ回路17は電流制御部51を構成する。
また、図5において7、8、10、11、12、13、14及び51は図1と同一符号を付してある。ちなみに、図5はツェナーダイオードの代わりに設けられたシャントレギュレータ回路17以外の構成は図1の構成と同じであるため適宜説明を省略する。
シャントレギュレータ回路17の一端は電流制御回路7の他端、コンデンサ8の一端及び定電圧回路10の一端とそれぞれ接続される。また、シャントレギュレータ回路17の他端は接地される。
図5中”INT2”に示すシャントレギュレータ回路17の割込信号は、演算制御手段11の割込端子に入力される。
図5中”Ic”に示す電流は、図5中”IL110”に示す2線式伝送器110の消費電流が図5中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり余剰の電流が発生する場合にコンデンサ8に流れ込む。
また、シャント電流”Is”は、電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”に達し、余剰の電流が発生する場合にシャントレギュレータ回路17に流れ込む。
図6において、18、19は分圧抵抗である抵抗、20は演算増幅器、21は定電圧源、22はトランジスタ、23は検出抵抗、24はコンパレータ、25は定電圧源である。シャントレギュレータ回路17は、これら抵抗18及び19、演算増幅器20、定電圧源21、トランジスタ22、検出抵抗23、コンパレータ24、定電圧源25から構成される。
抵抗18、19、演算増幅器20、定電圧源21、トランジスタ22はクランプ部54を、検出抵抗23、コンパレータ24、定電圧源25は電圧検出部55をそれぞれ構成する。
抵抗18の一端及びトランジスタ22のコレクタは、シャントレギュレータ回路外部の電流制御回路7の他端、コンデンサ8の一端及び定電圧回路10の一端と接続される。以下、電流制御回路7及びコンデンサ8、定電圧回路10、シャントレギュレータ回路17、の共通接続点を「Vc端子」という。
抵抗18の他端は、抵抗19の一端及び演算増幅器20の非反転入力端子に接続される。定電圧源21の一端は演算増幅器20の反転入力端子に接続される。また定電圧源21から出力される図5中”Vref1”に示す基準電圧(以下、比較電圧”Vref1”という)は、演算増幅器20の反転入力端子に印加される。
また、演算増幅器20の出力端子はトランジスタ22のベースに接続される。トランジスタ22のエミッタは検出抵抗23の一端及びコンパレータ24の反転入力端子に接続される。
定電圧源25の一端はコンパレータ24の非反転入力端子に接続され、コンパレータ24の出力端子は図示しない演算制御手段11の割込端子に接続される。また定電圧源25から出力される図5中”Vref2”に示す基準電圧(以下、比較電圧”Vref2”という)はコンパレータ24の非反転入力端子に印加される。
また、抵抗19の他端及び定電圧源21の他端、検出抵抗23の他端、定電圧源25の他端は互いに接続し接地される。
ここで、図5及び図6に示す本発明に係る2線式伝送器のシャントレギュレータ回路17の動作について説明する。
Vc端子に印加される電圧”Vc”は、抵抗18及び19によって分圧され、抵抗分圧”Vdv”が演算増幅器20の非反転入力端子に印加される。
演算増幅器20は、抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とを比較する。演算増幅器20は、抵抗分圧”Vdv”が比較電圧”Vref1”よりも高い(低い)場合には、その出力レベルを高く(低く)し、トランジスタ22のベース電位及び図6中”Ico”に示す電流(以下、コレクタ電流”Ico”という)を制御して抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とが等しくなるようにVc端子からシャント電流”Is”を引き込む。
例えば、電圧”Vc”が低下した場合、抵抗18及び19に加わる電圧が低下し、抵抗分圧”Vdv”の電圧もまた低下する。演算増幅器20は、抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とを比較し、抵抗分圧”Vdv”が比較電圧”Vref1”よりも低い場合には、演算増幅器20はその出力レベルを低くする。
このため、トランジスタ22のベース電位は低下し、トランジスタ22のコレクタ電流”Ico”は減少し、シャント電流”Is”もまた減少する。この結果として電圧”Vc”は増加して、以下の式(1)で示すクランプ電圧”Vcl”と等しくなるように維持される。ここでR1は抵抗18の抵抗値、R2は抵抗19の抵抗値である。
Vcl=(R1+R2)/R2*Vref1・・・(1)
すなわち、抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とが等しくなるように維持されることになる。
なお、電圧”Vc”がさらに低下してシャント電流”Is”が0となる場合は、シャントレギュレータ回路17は飽和動作状態となるが、シャントレギュレータ回路17の目的は電圧”Vc”をクランプ電圧”Vcl”に抑えるクランプ動作であるため問題はない。
また電圧”Vc”が増加した場合では、抵抗18、19に加わる電圧は増加し、抵抗分圧”Vdv”の電圧もまた増加する。演算増幅器20は、抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とを比較し、抵抗分圧”Vdv”が比較電圧”Vref1”よりも高い場合には、演算増幅器20はその出力レベルを高くする。
このため、トランジスタ22のベース電位は上昇し、トランジスタ22のコレクタ電流”Ico”は増加し、シャント電流”Is”もまた増加する。この結果として電圧”Vc”は減少して式(1)で示すクランプ電圧”Vcl”と等しくなるように維持される。すなわち、抵抗分圧”Vdv”と比較電圧”Vref1”とが等しくなるように維持されることになる。
一方、トランジスタ22に流れるコレクタ電流”Ico”は、トランジスタ22のエミッタを介して検出抵抗23に電圧降下”Vs”を生じせしめる。抵抗18及び抵抗19の抵抗値は十分高抵抗であるとすると、シャント電流”Is”はコレクタ電流”Ico”とはほぼ等しい(シャント電流”Is”≒コレクタ電流”Ico”)ため、電圧”Vs”は以下の式(2)で示すことができる。ここでR3は検出抵抗23の抵抗値である。
Vs=Is*R3・・・(2)
またシャント電流”Is”が0、または、減少した場合には、電圧”Vs”は低下することになる。
ところで、上述のようにシャント電流”Is”の変化はコンデンサ8のエネルギ蓄積状態を反映しており、シャント電流”Is”が一定値よりも大きければコンデンサ8は最大限に充電されており(蓄積エネルギが最大であり)、小さければコンデンサ8は最大限に充電されていない(蓄積エネルギが最大ではない)ことが判別できる。ここで蓄積エネルギが最大である状態とは、コンデンサ8は電荷がクランプ電圧”Vcl”によって定められる所定の蓄積エネルギ量まで充電されている状態をいう。
すなわち、シャント電流”Is”が一定値よりも大きければコンデンサ8は電荷が予め定められた所定量まで充電されており(エネルギが所定量まで蓄積されている)、小さければコンデンサ8は電荷が所定量まで充電されていない(エネルギが所定量まで蓄積されてない)ことが判別できる。
コンパレータ24は、このような原理を利用し、シャント電流”Is”から検出される電圧”Vs”と比較電圧”Vref2”とを比較して、シャント電流”Is”の低下を検出し、コンデンサ8の蓄積エネルギが所定量まで蓄積されているか否か(エネルギが最大限まで蓄積されているか否か)を判定する。以下、コンパレータ24は、コンデンサ8の蓄積エネルギが最大か否かを判定するものとして例示する。
具体的には、コンパレータ24は電圧”Vs”と比較電圧”Vref2”とを比較し、比較の結果として電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”より小さい場合にはコンパレータ24の出力は”ハイレベル”となり、電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”より大きい場合にはコンパレータ24の出力は”ローレベル”となって演算制御手段11に入力される。
なお電圧検出部55は、比較電圧”Vref2”、または、検出抵抗23の抵抗値”R3”に基づき、適宜値を調整してシャント電流”Is”の低下を検出するための「低下検出点」を設定するものでよい。
コンパレータ24の出力は図5の演算制御手段11に入力され、演算制御手段11はコンパレータ24からの出力が”ハイレベル”の場合には図5中”INT2”に示す割込信号が入力されたものとして認識する。
このため、演算制御手段11は、シャント電流”Is”が一定値を下回ったことを図5中”INT2”に示す割込信号によって認識し、シャント電流”Is”の低下及びコンデンサ8の放電が演算処理情報に予め定められている想定状態か否かを判断し、想定状態でない場合は異常の記録や2線式伝送器の外部への報知、再起動などの例外処理を実行することができる。
この結果、図5等に示す2線式伝送器は、シャントレギュレータ回路がシャント電流”Is”から検出される電圧”Vs”と予め定められた比較電圧とを比較し、電圧”Vs”が比較電圧より小さい場合は演算制御手段に割込信号を出力して、演算制御手段が割込信号に基づいて例外処理を行うことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことができる。
また、2線式伝送器は、迅速に例外処理実行することが可能となり、その動作堅牢性を高めることができる。
また、仮にコンデンサ8の電流を直接測定してコンデンサ2の蓄積エネルギを測定監視すると、コンデンサ8に電流検出抵抗の付加が必要となり、蓄積エネルギの損失を招いてしまうが、図5等に示す2線式伝送器のシャントレギュレータ回路17では、シャント電流”Is”に対して検出抵抗23を挿入しているため、蓄積エネルギの損失がなくシャント電流”Is”の低下を検出して異常に対する例外処理を実行することができる。
図5及び図6に示す2線式伝送器の動作をタイミングチャートに従って説明する。図7は図5等の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。ちなみに図7は、シャント電流”Is”、図5中”Io”に示す電流、”INT2”に示す割込信号の各出力推移及び図7中”PR108”、”PR109”に示す期間の各出力推移以外は図2と同じであるため、説明を適宜省略する。
まず、図7中”PR100”に示す期間において、クロック供給回路12は予め定められた周波数(標準の周波数)で図7中”CL110”に示すクロック信号を演算制御手段11に供給する。
演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、演算処理量が多い期間ではクロック信号の周波数を高くする設定信号をクロック供給回路12に出力する。
このとき図5中”IL110”に示す2線式伝送器110の消費電流が図5中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり余剰の電流(シャント電流”Is”)が発生し、シャントレギュレータ回路17に流れてシャントされる。また、電圧”Vc”はシャントレギュレータ回路17によって予め定められたクランプ電圧”Vcl”にクランプされ、コンデンサ8は最大の充電状態となる。
この場合は、シャントレギュレータ回路17のコンパレータ24の出力は、シャント電流”Is”から検出された電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも大きくなった場合には、”ローレベル”となり演算制御手段11に出力する。
図7中”PR101”に示す期間において、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、図5中”SS110”に示す設定信号をクロック供給回路12に出力する。
クロック供給回路12は、図5中”SS110”に示す設定信号に基づいて図5中”CL110”に示す高い周波数のクロック信号を演算制御手段11に供給する。クロック供給回路12から高い周波数のクロック信号が供給されると、演算制御手段11の処理能力は高くなり、演算制御手段11の消費電流は増大する。
演算制御手段11の処理能力が高くなることにより、図5中”IL110”に示す消費電流は図5中”Io”に示す出力電流よりも大きくなり、2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足する。
このように2線式伝送器110の動作に必要な電流が不足すると、コンデンサ8に充電されている電荷が放電されて電流の不足分が補われる。このため、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても2線式伝送器110は動作することが可能となる。また、コンデンサ8から電圧が放電されることにより、電圧”Vc”は減少する。
このときシャントレギュレータ回路17のコンパレータ24の出力は、シャント電流”Is”から検出された電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも小さくなった場合には、”ハイレベル”となり演算制御手段11に出力する。
演算制御手段11は、コンパレータ24からの”ハイレベル”の出力により図5中”INT2”に示す割込信号が入力されたものとして認識し、シャント電流”Is”の低下及びコンデンサ8の放電が演算処理情報に予め定められている想定状態か否かを判断する。演算制御手段11は、図7中”PR101”に示す期間におけるコンデンサ8の放電は予め定められている想定状態であるものと判断し、ここでは例外処理は行わない。
図7中”PR102”に示す期間において、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、図5中”SS110”に示す設定信号の出力を停止する。
クロック供給回路12はクロック信号の周波数を予め定められた周波数(標準の周波数)に戻して演算制御手段11に出力する。クロック供給回路12から予め定められた標準の周波数のクロック信号が供給されることにより、演算制御手段11の処理能力が低減して標準の処理能力に戻り、演算制御手段11の消費電流は低減する。
また、演算制御手段11の処理能力が標準の処理能力に戻り、図5中”IL110”に示す消費電流が低減して図5中”Io”に示す出力電流よりも小さくなることにより、2線式伝送器110には余剰の電流(図5中”Ic”に示す電流)が発生する。
図5中”Ic”に示す電流はコンデンサ8に流れ込み、コンデンサ8に電荷が充電されることにより、電圧”Vc”が増加する。
電圧”Vc”は、クランプ電圧”Vcl”に達すると余剰の電流はシャントレギュレータ回路17に流れて(図5中”Is”に示す電流)、電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”にクランプされる。
すなわち、電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”よりも低下している場合には余剰の電流(図5中”Ic”に示す電流)はコンデンサ8に流れ、コンデンサ8に電荷が充電されて電圧”Vc”が増加し、電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”に達している場合には余剰の電流(シャント電流”Is”)はシャントレギュレータ回路17に流れて電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”にクランプされることになる。
このときシャントレギュレータ回路17のコンパレータ24の出力は、シャント電流”Is”から検出された電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも小さくなった場合には、”ハイレベル”となり演算制御手段11に出力し、電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも大きくなった場合には”ローレベル”となり演算制御手段11に出力する。
演算制御手段11は、コンパレータ24からの出力が”ハイレベル”である期間では図5中”INT2”に示す割込信号が入力されたものとして認識し、シャント電流”Is”の低下及びコンデンサ8の放電が演算処理情報に予め定められている想定状態か否かを判断する。図7中”PR102”に示す期間におけるシャント電流”Is”の低下は、予め定められている想定状態であると判断し、ここでは例外処理は行わない。
図7中”PR103”に示す演算制御手段11の演算処理がない期間において、演算制御手段11は予め求められた演算処理情報に基づき、演算処理等の動作を止める。言い換えれば、演算制御手段11はアイドル状態となる。
このため、演算制御手段11の動作が停止することにより、演算制御手段11で消費される電流が減少して図7中”IL110”に示す消費電流は低減する。このとき電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”に達しているので、余剰の電流(シャント電流”Is”)はシャントレギュレータ回路17に流れて電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”にクランプされる。
図7中”PR108”の期間においての動作は、上述の図7中”PR101”の期間における動作と同様の動作が行われ、図5中”IL110”に示す2線式伝送器110の消費電流が図5中”Io”に示す出力電流よりも小さくなり、余剰の電流が発生し、電流(Is)はシャントレギュレータ回路17に流れて電圧”Vc”がクランプ電圧”Vcl”にクランプされる。
シャントレギュレータ回路17のコンパレータ24の出力は、シャント電流”Is”から検出された電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも大きくなった場合には、”ローレベル”となり演算制御手段11に出力する。
一方、図7中”PR109”の期間は、内部回路13の異常による消費電流増大など、マイクロコントローラ5が予期しない電流消費が生じるものとすると、図5中”IL110”に示す消費電流は図5中”Io”に示す出力電流よりも大きくなり、2線式伝送器110の動作に必要な電流は不足する。
2線式伝送器110の動作に必要な電流が不足すると、コンデンサ8に充電されている電荷が放電されて電流の不足分が補われる。またコンデンサ8から電圧が放電されることにより、電圧”Vc”は減少する。
この場合はシャントレギュレータ回路17のコンパレータ24の出力は、シャント電流”Is”から検出された電圧”Vs”が比較電圧”Vref2”よりも小さくなった場合には、”ハイレベル”となり演算制御手段11に出力する。
演算制御手段11は、コンパレータ24からの”ハイレベル”の出力により図5中”INT2”に示す割込信号が入力されたものとして認識する。演算制御手段11は割込信号に基づき、シャント電流”Is”の低下及びコンデンサ8の放電が演算処理情報に予め定められている想定状態か否かを判断する。
演算制御手段11は、図7中”PR109”の期間におけるコンデンサ8の放電は予め定められている想定状態ではないものと判断し、異常の記録や2線式伝送器の外部への報知、再起動などの例外処理を行う。
この結果、図5等に示す2線式伝送器は、シャントレギュレータ回路がシャント電流”Is”から検出される電圧”Vs”と予め定められた比較電圧とを比較し、電圧”Vs”が比較電圧より小さい場合は演算制御手段に割込信号を出力して、演算制御手段が割込信号に基づいて例外処理を行うことにより、一時的に最大消費電流が出力電流を超過しても動作しつつ、異常な過放電に対する早期に例外処理を行うことができる。
また、シャントレギュレータ回路を設けることにより、コンデンサの蓄積エネルギを検出して、内部回路の異常動作、故障や電源供給の低下・停止の発生に伴う異常な放電の発生を早期に判定することができる。また、2線式伝送器は、迅速に例外処理実行することが可能となり、その動作堅牢性を高めることができる。
本発明に係る2線式伝送器の一実施例を示す構成図である。 図1の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る2線式伝送器の実施例を示す構成図である。 図3の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。 本発明に係る2線式伝送器の実施例を示す構成図である。 図5のシャントレギュレータ回路の構成図である。 図5の2線式伝送器の動作を説明するタイミングチャートである。 従来の2線式伝送器の一例を示す構成図である。
符号の説明
1、7 電流制御回路
2、9 ツェナーダイオード
3、11 演算制御手段
4、12 クロック供給回路
5、13 内部回路
6、14、23 検出抵抗
8 コンデンサ
10、16 定電圧回路
15、24 コンパレータ
17 シャントレギュレータ回路
18、19 抵抗
20 演算増幅器
21、25 定電圧源
22 トランジスタ
50、51 電流制御部
52、55 電圧検出部
54 クランプ部
100、110 2線式伝送器

Claims (12)

  1. 2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
    外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、
    前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力する演算制御手段と、
    前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、
    前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路と
    を備えたことを特徴とする2線式伝送器。
  2. 2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
    外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、
    前記電流制御部の出力電圧が予め設定された比較電圧に達した場合に割込信号を出力する電圧検出部と、
    前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力し、前記割込信号が入力された場合に前記設定信号の出力を停止する演算制御手段と、
    前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、
    前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路と
    を備えたことを特徴とする2線式伝送器。
  3. 2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
    外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電する電流制御部と、
    前記電流制御部の出力電圧が予め設定された比較電圧よりも達した場合に割込信号を出力する電圧検出部と、
    前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力する演算制御手段と、
    前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給し、前記割込信号が入力された場合に前記クロック信号の周波数を下げるクロック供給回路と、
    前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路と
    を備えたことを特徴とする2線式伝送器。
  4. 前記電流制御部が、
    一端が伝送線を介して外部回路の電源装置に接続され他端が接地されて前記電流信号を電圧に変換する検出抵抗と、
    前記検出抵抗により検出された電圧及び前記電気信号に基づき前記電流信号の電流値を制御する電流制御回路と、
    一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電するコンデンサと、
    一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプするツェナーダイオードと
    から構成されることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の2線式伝送器。
  5. 前記演算制御手段が、
    予め定められた演算処理情報に基づいて動作を停止することを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の2線式伝送器。
  6. 前記電圧検出部が、
    前記電流制御部の出力電圧が前記比較電圧に達した場合に前記割込信号を出力するコンパレータから構成されることを特徴とする
    請求項2若しくは請求項3記載の2線式伝送器。
  7. 前記電圧検出部が、
    前記電流制御部の出力電圧と第1の比較電圧及び第2の比較電圧とを比較し、その比較結果に基づいて前記割込信号を前記演算制御手段若しくは前記クロック供給回路にそれぞれ出力することを特徴とする
    請求項2若しくは請求項3記載の2線式伝送器。
  8. 前記電圧検出部が、
    前記電流制御部の出力電圧が第1の比較電圧に達した場合に前記電流制御部の出力電圧が第2の比較電圧に戻るまで前記割込信号を出力するヒステリシス付のコンパレータから構成されることを特徴とする
    請求項7記載の2線式伝送器。
  9. 2本の伝送線を介して外部回路から電源の供給を受けると共にセンサの計測値に基づき電流信号を伝送する2線式伝送器において、
    外部回路から電圧が供給されセンサの計測値に応じた電気信号に基づき電流信号の電流値を制御すると共に、2線式伝送器の消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電し、電荷が所定量まで充電されていない場合は割込信号を出力する電流制御部と、
    前記電気信号を前記電流制御部に出力すると共に予め定められた演算処理情報に基づき設定信号を出力し、前記割込信号が入力された場合に例外処理を行う演算制御手段と、
    前記設定信号に基づきクロック信号の周波数を制御して前記演算制御手段に供給するクロック供給回路と、
    前記電流制御部の出力電圧を予め定められた電圧にして少なくとも前記演算制御手段及び前記クロック供給回路にそれぞれ供給する定電圧回路とを備えたことを特徴とする2線式伝送器。
  10. 前記電流制御部が、
    一端が伝送線を介して外部回路の電源装置に接続され他端が接地されて前記電流信号を電圧に変換する検出抵抗と、
    前記検出抵抗により検出された電圧及び前記電気信号に基づき前記電流信号の電流値を制御する電流制御回路と、
    一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも小さくなった場合に電荷を充電し、前記消費電流が前記電流信号の電流値よりも大きくなった場合に電荷を放電するコンデンサと、
    一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプし、前記電流制御回路から流れ込むシャント電流から検出される電圧に基づき、前記コンデンサに電荷が所定量まで充電されていない場合は前記演算制御手段に前記割込信号を出力するシャントレギュレータ回路とから構成されることを特徴とする
    請求項9記載の2線式伝送器。
  11. 前記シャントレギュレータ回路が、
    一端が前記電流制御回路に接続され他端が接地されて前記コンデンサの電圧を予め設定される電圧にクランプするクランプ部と、
    前記電流制御回路から流れ込むシャント電流に基づき検出される電圧と予め定められた比較電圧とを比較して、前記検出された電圧が前記比較電圧よりも小さい場合は前記コンデンサに電荷が所定量まで充電されていないものとして前記演算制御手段に前記割込信号を出力する電圧検出部とから構成されることを特徴とする
    請求項10記載の2線式伝送器。
  12. 前記電圧検出部が、
    前記シャント電流に基づき検出される電圧が前記比較電圧よりも小さい場合に前記割込信号を出力するコンパレータから構成されることを特徴とする
    請求項11記載の2線式伝送器。
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