JP5040117B2 - 発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ - Google Patents

発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサ Download PDF

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Description

本発明は、発振回路、物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサに関する。
ロボットや自動走行システム等の自律的動作を行う装置や、カーナビゲーションシステム、DSC(Digital Still Camera)、DVC(Digital Video Camera)、携帯電話機等の電子機器に、該電子機器の外的な要因で変化する物理量を検出するためのジャイロセンサ(広義には物理量トランスデューサ)が組み込まれている。このようなジャイロセンサは角速度を検出し、いわゆる手振れ補正やGPS自律航法に用いられる。
近年、ジャイロセンサの軽量小型化と共に高い検出精度も要求され、ジャイロセンサの1つとして圧電振動ジャイロセンサが注目されている。中でも、圧電材料として水晶が用いられる水晶圧電振動ジャイロセンサは、多くの装置への組み込み向けに最適なセンサとして期待が寄せられている。
振動ジャイロセンサは、回転によって発生するコリオリ力に対応した物理量を検出するものである。このような振動ジャイロセンサは、例えば引用文献1に開示されている。
図13に、引用文献1に開示される振動ジャイロセンサの振動子の構造を模式的に示す。
この振動子は音叉型圧電振動子であり、音叉アーム900、902の先端に該音叉アーム900、902の平面とその平面が直交するように設けられた振動素子910、912を有する。音叉アーム900の電極920に正弦波の電圧を与えると、逆圧電効果によって音叉アーム900が振動を開始し、音叉振動により音叉アーム902も振動を開始する。このとき、音叉アーム902の圧電効果によって素子表面に発生する電荷は音叉アーム900の印加電圧に比例する。この音叉アーム902に発生する電荷を検出し、これが一定振幅になるように音叉アーム900に印加する正弦波の電圧を制御することで、安定した音叉振動を得ることができる。そのため、図13に示す振動子は、該振動子と該振動子を駆動する回路とを含む発振ループ内に設けられ、振動子と該振動子を駆動する回路とにより発振回路として構成される。
このとき振動素子910、912は、図13に示す方向に速度vで振動する。そして、図13の検出軸930を中心に振動子が回転したとき、速度vの振動方向と直交する方向にコリオリ力が発生する。
図14に、図13の検出軸930を上から見た図を模式的に示す。
なお、図14において図13と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。図13において、検出軸930を中心に回転したときの角速度をΩ[dps(degree per second)]、振動素子910(振動素子912)の質量をmとすると、振動素子910(振動素子912)に働くコリオリ力Fcは、次式で表される。
Fc=−2・m・Ω・v ・・・(1)
ここで、上述のように電極920に正弦波の電圧を印加するため、速度vは次式で表すことができる。なお次式において、音叉振動の振幅をa、音叉振動の周期をωとする。
v=a・sinωt ・・・(2)
従って、(1)式に(2)式を代入すれば、コリオリ力Fcは、次式のようになる。
Fc=−2・m・Ω・a・sinωt ・・・(3)
(3)式に示されるように、コリオリ力Fcは、質量mに比例し、角速度Ωに比例し、速度vに比例することがわかる。
図13の振動子の圧電材料として水晶が用いられた水晶振動子の場合、速度vに相当する振動周波数を安定させることができる。そのため、質量mにかかわらず角速度Ωを精度良く検出するためには、水晶振動子を駆動する回路が、いかに安定して振動子を振動させることができるかが重要になってくる。
特開平3−226620号公報
図15に、発振ループ内のゲインを制御するアンプの一般的な入出力特性を示す。
図15に示すように、アンプの入出力特性は、主に電源制限の原因により、入力振幅がある程度の大きさになると出力振幅が飽和する非線形性を有する。一般的な圧電振動子発振回路は、上記の非線形性によって発振ループの発振振幅は、いずれ所定の振幅に収束する原理により発振振幅を一定に保っている。
その一方で、発振回路の電源電圧や温度の変動、発振回路を構成する素子の製造バラツキ等の理由で振幅が変動してしまうという問題がある。特に、コリオリ力を安定的に検出するためには発振ループ内の発振振幅を一定に制御する必要がある。そこで、発振回路は、AGC(Auto Gain Control)機能を備えるゲインコントロールアンプを含む。
ところで、ジャイロセンサが組み込まれる電子機器の用途を考慮すると、低消費電力化の要求を満足させることが必要となる。そのため、発振回路を適宜停止させたりする必要があり、その一方で発振の起動時間はできるだけ短いことが望ましい。
一般的に上記ゲインコントロールアンプはゲイン感度特性が線形特性であるため、水晶振動子を用いた発振回路の場合には、起動時(発振起動時)に発振ループ内のゲインが十分得られないため、しばしば発振起動しない、または、発振起動時間が長くなるという課題があった。
その場合、発振の定常状態において所定の振幅制御を行うと共に発振起動時において十分大きな振幅となるように振幅制御を行う理想的なゲイン感度特性を有するゲインコントロールアンプの設計は困難である。
また、たとえ理想的なゲイン感度特性を有するゲインコントロールアンプを設計できたとしても、回路構成が大きくなってしまう。
以上のように、小型軽量化、低消費電力、且つ高精度が要求される、振動ジャイロセンサが組み込まれる電子機器に好適な発振回路の提供が望まれる。
本発明は、以上のような技術的課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できる発振回路、これを用いた物理量トランスデューサ及び振動ジャイロセンサを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、
発振ループ内の発振振幅を制御するためのゲインコントロールアンプと、
前記発振振幅に応じて前記ゲインコントロールアンプのゲインを調整するための制御電圧を出力するゲイン制御回路とを含み、
前記ゲイン制御回路は、
前記発振振幅を監視して前記発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別し、
前記発振ループ内の発振が起動過程と判別されたとき、前記発振振幅にかかわらず所与の定電圧を前記制御電圧として出力し、
前記発振ループ内の発振が定常状態と判別されたとき、前記発振振幅に応じたゲインを決定するための制御電圧を出力する発振回路に関係する。
本発明においては、発振ループ内の発振振幅を監視して、定常発振状態か発振起動過程かを判別し、発振起動過程であると判別されたときに、ゲインコントロールアンプのゲインを調整するための制御電圧として、所与の定電圧に切り替えるようにしている。そして、発振定常状態であると判別されたときには、発振振幅に応じた制御電圧を出力するように切り替えてゲインコントロールアンプのゲインを調整するようにしている。
こうすることで、発振起動過程において、発振振幅にかかわらず発振ループ内のゲインを調整することができるので、簡素な構成で、発振起動過程の時間を調整することができるようになる。しかも、発振定常状態においては、発振振幅に応じた制御電圧を出力することで、高精度で発振振幅を制御できることは変わらない。
また本発明に係る発振回路では、
前記定電圧が、前記発振の起動過程において前記発振ループ内のゲインを上げるような電圧であってもよい。
本発明によれば、更に、発振起動過程における発振ループ内のゲインを上げることができるので、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できるようになる。
また本発明に係る発振回路では、
前記ゲイン制御回路が、
前記発振ループ内の信号を直流信号に変換するための整流回路と、
前記直流信号と所与の第1の基準信号との差分に応じて前記制御電圧を生成する差動アンプとを含むことができる。
本発明によれば、簡素な構成で、高精度で発振ループの振幅制御を行うための制御電圧を生成することができる。
また本発明に係る発振回路では、
前記ゲイン制御回路が、
前記発振ループ内の信号又は前記直流信号と所与の第2の基準信号とを比較することによって、前記発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別することができる。
本発明によれば、簡素な構成で、発振の定常状態(定常発振状態)か起動過程(発振起動過程)かを判別できるようになる。
また本発明に係る発振回路では、
前記発振ループ内の負性抵抗値をRN、前記発振ループ内の負荷共振抵抗値をR、前記ゲインコントロールアンプのゲインをk、前記定常状態における前記ゲインコントロールアンプのゲインをkとした場合に、
前記ゲイン制御回路は、
前記ゲインコントロールアンプの入力電圧が基準電源電圧のとき、k/kが|R/R|以上となるような定電圧を前記制御電圧として出力することができる。
本発明によれば、定常発振時のループゲインに対して最大何倍のループゲインが得られるかという値である発振余裕度を大きくすることができるようになるので、経験則から、発振起動時の不具合が発生しやすい可能性を少なくすることができるようになる。
また本発明に係る発振回路では、
前記発振ループ内の負性抵抗値をRN、前記発振ループ内の負荷共振抵抗値をR、|R/R|の最大値をM、前記定常発振状態における前記制御電圧をVcとした場合に、
前記定電圧が、Vc×(2−M)であってもよい。
本発明によれば、定常発振時のループゲインに対して最大何倍のループゲインが得られるかという値である発振余裕度に応じて、発振起動時の不具合の発生する可能性を少なくできるようになる。
また本発明に係る発振回路では、
|R/R|の最大値Mが、5以上であってもよい。
本発明によれば、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮でき、経験則から、発振起動の不具合が発生する可能性をほとんどゼロにすることができる、信頼性の高い発振回路を提供できるようになる。
また本発明に係る発振回路では、
共振子と、
前記共振子からの電流を電圧に変換し、該電圧を前記ゲインコントロールアンプの入力電圧として出力する電流電圧変換器とを含むことができる。
本発明によれば、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できる発振回路を提供できる。
また本発明に係る発振回路では、
前記共振子が、
水晶振動子であってもよい。
本発明によれば、周波数が安定し、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できる発振回路を提供できる。
また本発明は、
上記のいずれか記載の発振回路を含む物理量トランスデューサに関係する。
また本発明は、
上記記載の発振回路と、
前記共振子とカップリングさせた状態で、外的作用によって変化する物理量を出力する物理量出力回路とを含む物理量トランスデューサに関係する。
上記のいずれかの発明によれば、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できる発振回路が適用された物理量トランスデューサを提供できるようになる。
また本発明は、
上記記載の発振回路と、
前記共振子とカップリングさせた状態で、回転によって変化する電荷量を出力する物理量出力回路とを含む振動ジャイロセンサに関係する。
本発明によれば、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できる発振回路が適用された振動ジャイロセンサを提供できるようになる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成のすべてが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 発振回路
図1に、本実施形態の発振回路の原理的な構成を示す。
本実施形態における発振回路10は、発振ループ内の発振振幅を制御するためのゲインコントロールアンプ(Gain Control Amplifier:GCA)20と、発振ループ内の発振振幅に応じてゲインコントロールアンプ20のゲインを調整するための制御電圧Vcを出力するゲイン制御回路30とを含む。そして、ゲイン制御回路30は、発振ループの発振振幅を監視して該発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別することができるようになっている。ゲイン制御回路30は、発振ループ内の発振が起動過程と判別されたとき、発振ループの発振振幅にかかわらず所与の定電圧を制御電圧Vcとして出力する。ここで、定電圧は、発振の起動過程において発振ループ内のゲインを上げるような電圧である。
このとき、ゲインコントロールアンプ20は、該制御電圧Vcに対応したゲインでゲインコントロールアンプ20の入力振幅を増幅する。一方、ゲイン制御回路30は、発振ループ内の発振が定常状態と判別されたとき、発振ループの発振振幅に応じたゲインを決定するための制御電圧Vcを出力する。この場合も、ゲインコントロールアンプ20は、該制御電圧Vcに対応したゲインでゲインコントロールアンプ20の入力振幅を増幅する。
より具体的には、発振回路10は、共振子40と、電流電圧変換器50とを含むことができる。共振子40は、共振(振動)により発生した電荷を出力し、電流電圧変換器50は、該電荷を電圧に変換して出力電圧V2として出力する。この場合、ゲインコントロールアンプ20及びゲイン制御回路30は、発振駆動回路ということができる。ゲイン制御回路30は、電流電圧変換器50の出力電圧V2に基づいて、発振ループの発振振幅を監視して該発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別することができるようになっている。
図2に、図1の発振回路の構成例の回路図を示す。
図2において、図1と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図2の発振回路10の発振ループ内には、ゲインコントロールアンプ20と、共振子40と、電流電圧変換器50と、位相調整回路60とを含む。共振子40として水晶振動子が用いられるが、これに限定されるものではない。
図3に、図2の電流電圧変換器50の構成例の回路図を示す。
電流電圧変換器50は、演算増幅器52と、帰還抵抗54と、キャパシタ56とを含む。演算増幅器52の正転入力端子(+端子)には基準電源電圧AGND(演算増幅器等のアナログ回路の接地電源電圧)が供給され、演算増幅器52の反転入力端子(−端子)には、共振子40からの電流が入力される。帰還抵抗54は、演算増幅器52の反転入力端子と出力端子との間に接続される。キャパシタ56もまた、帰還抵抗54と並列に、演算増幅器52の反転入力端子と出力端子との間に接続される。
このような電流電圧変換器50では、演算増幅器52に入力される電流は、帰還抵抗54に流れる。従って、演算増幅器52の出力は、帰還抵抗54に流れる電流により定まる電圧となる。キャパシタ56は、カットオフ周波数を定める。
また図2の発振ループにおいて位相調整回路60が、電流電圧変換器50の出力に設けられている。この位相調整回路60は、公知のLPF(Low Pass Filter)やHPF(High Pass Filter)等の入力信号の位相に対して出力信号の位相をずらす回路により構成される。この位相調整回路60によって、発振回路10の発振ループ内の発振の位相条件を所望の発振周波数において成立させることができる。
発振回路10の基準電源電圧AGNDを基準とした位相調整回路60の出力電圧V2が、ゲインコントロールアンプ20及びゲイン制御回路30に供給される。
図4に、図2のゲインコントロールアンプ20の構成例の回路図を示す。
ゲインコントロールアンプ20は、演算増幅器22、帰還抵抗24、可変抵抗26を含む。演算増幅器22の正転入力端子(+端子)には、電圧V2が供給される。演算増幅器52の反転入力端子(−端子)には、可変抵抗26を介して基準電源電圧AGNDが供給される。可変抵抗26の抵抗値は、ゲイン制御回路30からの制御電圧Vcに基づいて変化するようになっている。帰還抵抗24は、演算増幅器52の反転入力端子と出力端子との間に接続される。
このようなゲインコントロールアンプ20では、制御電圧Vcにより可変抵抗26の抵抗値が大きくなるとゲインコントロールアンプ20の出力電圧が低くなり、制御電圧Vcにより可変抵抗26の抵抗値が小さくなるとゲインコントロールアンプ20の出力電圧が高くなる。
図2において、ゲイン制御回路30は、発振起動過程判別回路32を含むことができる。図2では、発振起動過程判別回路32がゲイン制御回路30内に設けられているが、ゲイン制御回路30の外部に設けてもよい。発振起動過程判別回路32は、発振振幅(図2の電圧V2又は該電圧V2に対応した信号)を監視して発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別する。
そして、発振起動過程判別回路32の判別結果に応じて、ゲイン制御回路30は、所与の定電圧Vcs又は発振ループの発振振幅に応じたゲインコントロールアンプ20のゲインを設定するための電圧を、制御電圧Vcとして出力する。
このようなゲイン制御回路30は、全波整流回路(広義には整流回路)34、差動アンプ36、切替回路38を含むことができる。
図5に、図2の全波整流回路34の構成例の回路図を示す。
全波整流回路34は、発振ループ内の信号である電圧V2を直流信号に変換する。より具体的には、全波整流回路34は、電圧V2を全波整流することにより直流信号を得る。
このような全波整流回路34は、演算増幅器80、82、抵抗回路84、86、スイッチ素子88、90、インバータ回路92、LPF35を含む。演算増幅器80の正転入力端子、演算増幅器82の反転入力端子には、それぞれ基準電源電圧AGNDが供給される。発振ループからの電圧V2は、抵抗回路84を介して演算増幅器80の反転入力端子に供給される。また、電圧V2は、演算増幅器82の正転入力端子に供給される。
抵抗回路86は、演算増幅器80の反転入力端子と出力端子との間に接続される。全波整流回路34の出力は、スイッチ素子90を介して演算増幅器80の出力端子に接続される。また全波整流回路34の入力と出力との間にスイッチ素子88が接続される。
スイッチ素子88は、演算増幅器82の出力信号CKによりオンオフ制御される。またインバータ回路92は、出力信号CKを反転させた反転出力信号XCKを出力する。スイッチ素子90は、反転出力信号XCKによりオンオフ制御される。
LPF35は、スイッチ素子88又はスイッチ素子90を介して出力された信号の低周波成分を抽出し、出力電圧V3として出力する。
全波整流回路34が出力する直流電流を電圧V3とすると、電圧V2は正弦波信号最大振幅であるため、次式のように表すことができる。
V3=V2×2/π ・・・(4)
図2に戻って、ゲイン制御回路30の差動アンプ36は、直流信号である電圧V3と予め決められた所与の第1の基準電圧(基準信号)Vref1との差分に応じて制御電圧Vc1を生成する。より具体的には、電圧V3と第1の基準電圧Vref1との差が大きいほど、高い電位の電圧Vc1を生成する。
この電圧Vc1は、切替回路38の一方の入力端子に入力される。また、切替回路38の他方の入力端子には、予め決められた定電圧Vcsが入力される。切替回路38は、発振起動過程判別回路32の出力信号に基づいて、電圧Vc1又は定電圧Vcsを、制御電圧Vcとして出力する。
発振起動過程判別回路32は、コンパレータとして動作する演算増幅器96を含む。演算増幅器96の正転入力端子には、第2の基準電圧(基準信号)Vref2が供給される。演算増幅器96の反転有力端子には、電圧V3が供給される。電圧V3が第2の基準電圧Vref2より高電位のとき、切替回路38は、電圧Vc1を制御電圧Vcとして出力する。電圧V3が第2の基準電圧Vref2と同電位又は第2の基準電圧Vref2より低電位のとき、切替回路38は、電圧Vcsを制御電圧Vcとして出力する。
こうして出力された制御電圧Vcにより、ゲインが調整されたゲインコントロールアンプ20の出力が、出力電圧V1として出力される。
以上のように構成することで、本実施形態によれば、発振の起動過程において定電圧で発振ループ内のゲインを上げることができ、安定した発振制御を行う発振回路の発振の起動時間を短縮できるようになる。
また、本実施形態では、以下に示すように定電圧Vcsを決めることで、十分な発振余裕度を維持しながら、発振起動不具合を生じさせることなく安定した発振起動を実現させることができるようになる。
そこで、まず本実施形態の比較例との対比において、本実施形態における定電圧Vcsについて説明する。
図6に、本実施形態の比較例における発振回路の構成例を示す。
図6において図2と同一部分には同一符号を付し、適宜説明を省略する。
図6の発振回路100では、本実施形態における発振回路10のゲイン制御回路30に置き換えてゲイン制御回路110が設けられている。ゲイン制御回路110は、ゲイン制御回路30に対して発振起動過程判別回路32及び切替回路38が省略された構成を有している。従って、ゲイン制御回路110は、発振ループ内の電圧V2を直流化した電圧V3と予め決められた第1の基準電圧(基準信号)Vref1との差分に応じて制御電圧Vcを生成する。そして、該制御電圧Vcが、そのままゲインコントロールアンプ20のゲインの調整に用いられる。
ここで、上述のような振動子と該振動子を駆動する回路とを含む発振ループの発振条件を考える。
図7に、発振ループを形成する発振回路の一般的な構成を示す。
発振回路は、発振ループ内の位相を変化させる位相変化部950と、発振ループ内のゲインを変化させるゲイン変化部960とを含むことができる。位相変化部950による発振ループ内の位相θの変化は、主に共振子、位相調整回路60、ゲイン変化部960の位相((正)反転・非反転)に起因する。ゲイン変化部960による発振ループ内のゲインAの変化は、主にアンプや共振子に起因する。このような発振回路において発振状態が安定するための発振条件は、次の振幅条件及び位相条件を満たす必要がある。
まず、振幅条件は、発振ループ内の共振子40から見た発振回路側の抵抗値に相当する負性抵抗値をR、該発振ループ内の負荷共振抵抗値をRとすると、次式が成立しなければならない。
|R/R|=m=1 ・・・(5)
また、位相条件は、図7の位相変化部950により変化する位相θに対して、次式が成立しなければならない。
θ=2π・n (nは0を含む整数) ・・・(6)
そこで、図6に示す発振回路100のmは、次のように求められる。
ここで、ゲインコントロールアンプ20の入力振幅をV2、定常発振状態におけるゲインコントロールアンプ20の入力振幅をV2とする。また、制御電圧をVc、定常発振状態における制御電圧をVcとする。更に、ゲインコントロールアンプ20のゲインをk、定常発振状態におけるゲインコントロールアンプ20のゲインをkとする。
図6に示す通り、関数f、gを用いて、制御電圧Vc及びゲインkは、次式で表される。
Vc=f(V2) ・・・(7)
k=g(Vc) ・・・(8)
ここで、比PV2、PVc、Pを次のように定義する。
V2=V2/V2 ・・・(9)
Vc=Vc/Vc ・・・(10)
=k/k ・・・(11)
発振振幅を一定に制御するためには、次の関係式が成り立つ必要がある。
V2・P=PVc・P=1 ・・・(12)
従って、発振振幅を一定に制御する場合、ゲインコントロールアンプ20について、制御電圧Vcに対するゲインkの変化を示すVc−k特性は、いわゆる1/x特性を示す。しかしながら、ゲインコントロールアンプ20のVc−k特性は、通常、線形性を有する。よって(8)式は1次関数である。
そこで、定常発振状態である(P,PVc)=(1,1)の付近で発振が安定していることが重要であるため、ゲインコントロールアンプ20のVc−k特性は、(12)式において(P,PVc)=(1,1)を通るように設定される。即ち、ゲインコントロールアンプ20のVc−k特性は、PVc・P=1で示される理想特性の(1,1)を通る導関数として設定される。
従って、次の式が成り立つ。
(P−1)=−PVc´(1)×(PVc−1) ・・・(13)
=−PVc+2 ・・・(14)
図8に、比較例におけるVc−k特性の一例を示す。
図8では、(12)式に示す理想特性を波線で示し、ゲインコントロールアンプ20のVc−k特性を実線で示す。
発振起動時には電圧V2=0であるため、制御電圧Vc=0である。従って、発振起動時には、図8に示すようにPVc=0のとき、P=2である。そのため、定常発振時のループゲインに対して最大何倍のループゲインが得られるかという値である発振余裕度は、m(=|R/R|)の最大値Mであり、図8に示すように「2」である。なお、定常発振時には、mは1である。
ところで、振動周波数が安定する水晶振動子は、Q値が高い。従って、発振回路の振動子として水晶振動子を用いた場合、発振回路の起動時(発振起動時)に発振ループ内のゲインを十分大きくする必要がある。その場合、発振の定常状態において所定の振幅制御を行うと共に発振起動時において十分大きな振幅となるように振幅制御を行う理想的なゲイン感度特性を有するゲインコントロールアンプの設計は困難である。
そこで、上述のようにゲインコントロールアンプ20のゲインコントロールアンプのVc−k特性を設定して、定常発振状態のみならず発振起動過程においても、安定した振幅制御を行う必要がある。ところが、比較例における発振回路は、上述のように、m≦2である。
しかしながら、経験則から、Mが2以下の場合には、しばしば発振不具合が起こる。また、Mが3程度の場合には、量産時に1パーセント以下の発振不具合が起こり、Mが5程度以上であることが望ましい。
そこで、本実施形態では、次のようにして定電圧Vcを決定している。
図9に、本実施形態におけるVc−k特性の一例を示す。
上述のように、比較例における発振回路では、発振起動の不具合が発生する可能性が多少残り、Mが5以上であることが望ましい。そのため、本実施形態では、発振定常状態か発振起動過程かを判別し、発振起動過程と判別されたとき、PがM以上となるように制御電圧Vcを定電圧Vcsに切り替える。これにより、発振起動過程において、発振ループ内のゲインを上げることができる。ここで、Mが5とすると、図9に示す式からPVc=−3.0である。即ち、Vc=−3.0×Vcとなり、このVcの値が定電圧Vcsの値となる。
即ち、P=Mとし、(14)式を展開すると、Mに応じて次式のように定電圧Vcsの値を決める。
Vcs=Vc×(2−M) ・・・(15)
従って、発振回路10において、発振の起動過程において、(15)式で求められる定電圧Vcsで発振ループ内のゲインを上げるようにし、発振の定常状態では、通常の発振制御を行うことで、簡素な構成で、発振ループ内の振幅制御を高精度で実現しながら、発振の起動時間を短縮できるようになる。
なお、本実施形態におけるゲインコントロールアンプ20は、負の線形特性であっても正の線形特性であってもよい。この場合、ゲインコントロールアンプ20の線形特性が正であるか負であるかに応じてゲイン制御回路30に含まれる差動アンプ36の位相を反転し、発振の位相条件を満足させることができる。また、本実施形態において、位相調整回路60を発振ループ内の任意の位置に挿入してもよい。また、この電流電圧変換器50の位相調整機能を、発振ループ内の任意の回路ブロックに持たせてもよい。
2. 物理量トランスデューサ
次に、本実施形態の発振回路の適用例として、物理量トランスデューサについて説明する。
図10に、本実施形態における物理量トランスデューサの構成例のブロック図を示す。
物理量トランスデューサ200は、外的要因により変化した物理量を出力することができる。このような物理量トランスデューサ200は、共振子210と、発振駆動回路220と、物理量出力回路230とを含む。共振子210と発振駆動回路220の機能は、図2の発振回路10により実現できる。即ち、共振子210と発振駆動回路220とにより定常発振状態に維持したまま、物理量出力回路230は、共振子210と容量的、誘導的又は機械的にカップリングさせた状態で、外的作用によって変化する物理量を出力する。
2.1 振動ジャイロセンサ
次に、本実施形態における物理量トランスデューサの一例として、振動ジャイロセンサについて説明する。
図11に、本実施形態における振動ジャイロセンサの構成例のブロック図を示す。
振動ジャイロセンサ300は、所与の検出軸を中心とする回転による角速度を検出する。より具体的には、振動ジャイロセンサ300は、該回転により発生するコリオリ力に比例する電荷量を発生させ、該電荷量に対応したセンサ検出信号を出力することができる。
振動ジャイロセンサ300は、振動子310、発振駆動回路320、位相シフタ330、コンパレータ340、差動アンプ350、同期検波器360、LPF370、出力アンプ380を含む。
振動子310は、圧電材料として水晶が用いられた水晶振動子であり、駆動端子A1、A2、検出端子B1、B2を有する。このような振動子310は、図13に示す振動ジャイロセンサの振動子を適用できる。従って、振動子310の駆動端子A1には、発振駆動回路320からの駆動信号drvが入力され、振動子310の駆動端子A2からフィードバック信号fbが出力され、該フィードバック信号fbは発振駆動回路320に入力される。即ち、振動子310の駆動端子A1、A2に接続される共振子と発振駆動回路320により発振回路400が構成される。
発振駆動回路320の機能は、図2のゲインコントロールアンプ20、ゲイン制御回路30、電流電圧変換器50、位相調整回路60により実現される。なお、発振駆動回路320の機能は、図2のゲインコントロールアンプ20、ゲイン制御回路30、電流電圧変換器50のみで実現してもよい。従って、発振回路400の機能は、図2の発振回路により実現される。
発振駆動回路320の出力は、位相シフタ330に接続される。位相シフタ330は、入力信号の位相をシフトさせる。これは、後述する同期信号syncと同期検波入力信号syncinとの位相を合わせるためである。
位相シフタ330の出力は、コンパレータ340に接続される。コンパレータ340は、位相シフタ330によって位相がシフトされた信号を2値化し、同期信号syncとして同期検波器360に出力する。例えば正弦波である位相シフタ330の出力が、コンパレータ340により矩形波に変換される。
振動子310の検出端子B1、B2からは、それぞれ検出信号det1、det2が出力される。図13に示すような構成のため、検出信号det1、det2は互いに位相が反転している。このような検出信号det1、det2は、差動アンプ350によって差動増幅されて、同期検波入力信号syncinとして出力される。
同期検波器360は、同期検波入力信号syncinを同期信号syncで同期化し、同期検波出力信号syncoutを出力する。
LPF370は、同期検波出力信号syncoutの高周波成分を遮断する。LPF370の出力が、出力アンプ380により増幅され、センサ検出信号として出力される。
図12に、図11の振動ジャイロセンサ300の各部の動作波形の一例を示す。
フィードバック信号fbを受けた発振駆動回路320が正弦波である駆動信号drvを出力した場合、位相シフタ330によって位相がシフトされた後、コンパレータ340によって矩形波である同期信号syncが出力される。
一方、振動子310の検出端子B1からの検出信号det1又は検出端子B2からの検出信号det2は、コリオリ力Fcの大きさに応じて振幅変調される。従って、検出信号det1、det2を差動増幅した同期検波入力信号syncinは、コリオリ力Fcの振幅により振幅変調された正弦波として検出される。
同期検波器360では、同期検波入力信号syncinと同期信号syncとを掛け合わせることで、図12に示すような同期検波出力信号syncoutが出力される。そこで、LPF370により、同期検波出力信号syncoutの包絡線の周波数成分を通過させることで、図12に示すセンサ検出信号を出力させることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
また本実施形態では、水晶振動子を例に説明したが、これに限定されるものではなく、圧電材料として水晶以外のものであってもよい。また、振動子の構造は、音叉型に限定されるものではない。更に、発振回路を構成する各回路は、本実施形態で説明したものに限定されるものではない。
また、本発明のうち従属請求項に係る発明においては、従属先の請求項の構成要件の一部を省略する構成とすることもできる。また、本発明の1の独立請求項に係る発明の要部を、他の独立請求項に従属させることもできる。
本実施形態の発振回路の原理的な構成を示す図。 図1の発振回路の構成例の回路図。 図2の電流電圧変換器の構成例の回路図。 図2のゲインコントロールアンプの構成例の回路図。 図2の全波整流回路の構成例の回路図。 本実施形態の比較例における発振回路の構成例を示す図。 発振ループを形成する発振回路の一般的な構成を示す図。 比較例におけるVc−k特性の一例を示す図。 本実施形態におけるVc−k特性の一例を示す図。 本実施形態における物理量トランスデューサの構成例のブロック図。 振動ジャイロセンサの構成例のブロック図。 図11の振動ジャイロセンサの各部の動作波形の一例を示す図。 振動ジャイロの振動子の構造を模式的に示す図。 図13の検出軸を上から見た図を模式的に示す図。 発振ループ内のゲインを制御するアンプの一般的な入出力特性を示す図。
符号の説明
10、100、400 発振回路、 20 ゲインコントロールアンプ、
30、110 ゲイン制御回路、 32 発振起動過程判別回路、
34 全波整流回路、 35 LPF、 36 差動アンプ、 38 切替回路、
40、210 共振子、 50 電流電圧変換器、 60 位相調整回路、
96 演算増幅器、 200 物理量トランスデューサ、
220、320 発振駆動回路、 230 物理量出力回路、
300 振動ジャイロセンサ、 310 振動子、 330 位相シフタ、
340 コンパレータ、 350 差動アンプ、 360 同期検波器、
370 LPF、 380 出力アンプ、 AGND 基準電源電圧、
Vc 制御電圧、 Vcs 定電圧、 Vref1 第1の基準電圧、
Vref2 第2の基準電圧、 V2 出力電圧、 det1、det2 検出信号、
drv 駆動信号、 fb フィードバック信号、 sync 同期信号、
syncin 同期検波入力信号、 syncout 同期検波出力信号

Claims (7)

  1. 発振ループ内の発振振幅を制御するためのゲインコントロールアンプと、
    前記発振振幅に応じて前記ゲインコントロールアンプのゲインを調整するための制御電圧を出力するゲイン制御回路とを含み、
    前記ゲイン制御回路は、
    前記発振ループ内の信号の振幅を検出する振幅検出回路と、
    前記振幅検出回路からの前記振幅の検出結果に基づいて、前記振幅が大きいほど電圧が大きくなる出力電圧を出力する電圧出力回路と、
    前記振幅検出回路からの前記振幅の検出結果に基づいて、前記発振ループ内の発振が定常状態か起動過程かを判別する発振起動過程判別回路と、
    前記発振起動過程判別回路により前記発振ループ内の発振が前記定常状態と判別された場合には、前記電圧出力回路からの前記出力電圧を、前記発振振幅に応じたゲインを決定するための前記制御電圧として出力し、前記発振起動過程判別回路により前記発振ループ内の発振が前記起動過程と判別された場合には、前記発振振幅にかかわらず所与の定電圧を前記制御電圧として出力する切替回路と、
    を有し、
    前記所与の定電圧は、
    前記発振ループ内の負性抵抗値をRとし、前記発振ループ内の負荷共振抵抗値をRとし、|R/R|の最大値をMとし、前記定常発振状態における前記制御電圧をVcとした場合に、Vc×(2−M)であり、
    前記ゲインコントロールアンプは、
    前記ゲインをkとし、前記定常発振状態における前記ゲインをk とし、前記制御電圧をVcとした場合に、k/k =−Vc/Vc +2となる前記ゲインkを有し、
    前記発振ループ内の発振が前記起動過程と判別されたときには、前記所与の定電圧に基づいて、k/k =−{Vc ×(2−M)}/Vc +2=M≧5となる前記ゲインkにより前記発振振幅を制御することを特徴とする発振回路。
  2. 請求項1において、
    前記振幅検出回路は、
    前記発振ループ内の信号を直流信号に変換し、
    前記発振起動過程判別回路は、
    前記発振ループ内の信号又は前記直流信号と所与の第2の基準信号とを比較することによって、前記発振ループ内の発振が前記定常状態か前記起動過程かを判別することを特徴とする発振回路。
  3. 請求項1又は2において、
    共振子と、
    前記共振子からの電流を電圧に変換し、該電圧を前記ゲインコントロールアンプの入力電圧として出力する電流電圧変換器とを含むことを特徴とする発振回路。
  4. 請求項において、
    前記共振子が、
    水晶振動子であることを特徴とする発振回路。
  5. 請求項1乃至のいずれかに記載の発振回路を含むことを特徴とする物理量トランスデューサ。
  6. 請求項3に記載の発振回路と、
    前記共振子とカップリングさせた状態で、外的作用によって変化する物理量を出力する物理量出力回路とを含むことを特徴とする物理量トランスデューサ。
  7. 請求項3に記載の発振回路と、
    前記共振子とカップリングさせた状態で、回転によって変化する電荷量を出力する物理量出力回路とを含むことを特徴とする振動ジャイロセンサ。
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