JP5040051B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、例えば、アプリケーションプログラムのバージョンアップにおいて、所望のものとは異なる他のアプリケーションプログラムを誤って書き換えてしまうことを防止するようにした情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図1および図2のマイコンシステムの構成例を参照して、従来のアプリケーションプログラムのロード処理について説明する。同図に示されるように、マイコンシステムは、CPU(Central Processing Unit)1、書き換え可能なメモリであるプログラムメモリ2、および、書き換え用アプリケーションプログラムをロードするための、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)からなるテンポラリメモリ3で構成されており、これらは、バス4を介して相互に接続されている。
【0003】
プログラムメモリ2には、ローダが記録されており、そのローダには、所定のキーワード(いまの場合、キーワードA)が書き込まれている。ここでローダとは、プログラムメモリ2に記録されている、実際にマイコンシステムを動作させるアプリケーションプログラムを書き換える場合に必要とされる書き換え実行プログラムのことである。
【0004】
テンポラリメモリ3には、CPU1の制御に基づいて、書き換え用アプロケーションプログラムがロードされており(読み込まれており)、その書き換え用アプリケーションプログラムには、所定のキーワード(いまの場合、キーワードA)が書き込まれている。
【0005】
CPU1は、プログラムメモリ2のローダに書き込まれているキーワードと、テンポラリメモリ3の書き換え用アプリケーションプログラムに書き込まれているキーワードが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合(すなわち、いずれもキーワードAであると判定した場合)、ローダの実行に基づいて、テンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムを、プログラムメモリ2の所定領域に書き込むようになされている。
【0006】
また、例えば、プログラムメモリ2に、ローダとアプロケーションプログラムが既に記録されていた場合、CPU1は、プログラムメモリ2のローダに書き込まれているキーワード、アプリケーションプログラムに書き込まれているキーワード、および、テンポラリメモリ3の書き換え用アプリケーションプログラムに書き込まれているキーワードが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、ローダの実行に基づいて、プログラムメモリ2の所定領域に書き込まれているアプリケーションプログラムを、テンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムに書き換えるようになされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、例えば、図3に示されるように、プログラムメモリ2に記録されている異なるアプリケーションプログラムの書き換えにおいて、共通のローダを使用した場合、ローダのキーワード、および複数のアプリケーションプログラムのキーワードが全て同じものになってしまう。そのため、ユーザは、所望のものとは異なる他のアプリケーションプログラムを誤って書き換えてしまう恐れがある。
【0008】
そこで、ユーザは、アプリケーションプログラム毎にローダを新たに作成し直すことで、アプリケーションプログラムを誤って書き換えてしまうことを防止することができる。しかしながら、アプリケーション毎にローダを作成することは面倒であり、ユーザに煩わしさを感じさせてしまう課題があった。
【0009】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、新たにローダを作成しなくとも、所望のものとは異なる他のアプリケーションプログラムを誤って書き換えてしまうことを防止することができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定するとともに、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラムを、前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える書き換え手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
第1のキーワードは、第1のプログラムの所定領域に書き込まれるようにすることができ、第2のキーワードは、第2のプログラムの所定領域に書き込まれるようにすることができる。
【0014】
本発明の情報処理方法は、情報処理装置の情報処理方法であって、前記情報処理装置は、第1の記憶手段と、第2の記憶手段と、判定手段と、書き換え手段とを備え、前記第1の記憶手段が、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶し、前記第2の記憶手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、前記判定手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、前記判定手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、 前記書き換え手段が、前記判定手段により、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラムを、前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換えることを特徴とする。
【0015】
本発明の記録媒体は、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶し、1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、前記書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、記憶されている前記書き換え対象プログラムを、一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であることを特徴とする。
【0016】
本発明のプログラムは、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラム記憶し、1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、前記書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、憶されている前記書き換え対象プログラムを、一時的に記憶さ前記書き換え用プログラムに書き換える処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0017】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムが記憶され、記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムが一時的に記憶され前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かが判定されるとともに、前記書き換え対象プログラム、及び前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かが判定され、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワード一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、前記書き換え対象プログラムが、前記書き換え用プログラムに書き換えられる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
図1は、本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。なお、従来の場合と対応する部分には同一の符号を付してあり、その説明は適宜省略する。
【0020】
CPU(Central Processing Unit)11は、ROM(Read Only Memory)12やハードディスクドライブ(HDD)19、もしくはプログラムメモリ2に記憶されているプログラムに従って、各種処理を実行するようになされている。ROM12は、例えば、起動時に実行されるプログラムや各種のデータを記憶している。RAM(Random Access Memory)13は、CPU11により各種の処理が実行されるとき必要なプログラムやデータを適宜記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、プログラムメモリ2、およびテンポラリメモリ3は、バス14を介して相互に接続されているとともに、入出力インターフェース15にも接続されている。
【0021】
入出力インターフェース15には、キーボード、ボタン、スイッチもしくはマウスなどより構成されなる入力部16、LCD(Liquid Crystal Display),CRT(Cathode Ray Tube)、スピーカなどより構成される出力部17、インターネットなどのネットワークと通信する通信部18、ハードディスクドライブ19が接続されている。
【0022】
また、入出力インターフェース15には、必要に応じて、プログラムをインストールするためのドライブ20が接続される。ドライブ20には、磁気ディスク31、光ディスク32、光磁気ディスク33、または半導体メモリ34などが装着され、CPU11が実行するプログラムなどがインストールされる。
【0023】
なお、ROM12は、基本的に、プログラムメモリ2と同様の機能を有するため、これを省略することでもできる。
【0024】
次に、図5のフローチャートを参照して、アプリケーションプログラムのロード処理について説明する。この処理を開始するにあたって、プログラムメモリ2には、図6に示されるように、ローダのみが書き込まれており、ローダの所定領域には、共通キーワードAが書き込まれている状態であるとする。従って、ローダのみではアプリケーションプログラムを実行することができないため、ユーザは、入力部16を用いて、書き換え用アプリケーションプログラムをプログラムメモリ2にロードする操作を実行する。
【0025】
ステップS1において、CPU1は、入力部16から、入出力インターフェース15およびバス4を介して供給される入力信号(すなわち、ユーザによる、書き換え用アプリケーションプログラムをプログラムメモリ2にロードする操作に対応する信号)に基づいて、ローダを実行し、書き換え用アプリケーションプログラムをテンポラリメモリ3にロードさせる。なお、アプリケーションプログラムのロード方法は、ここでは特に問わない。
【0026】
これにより、図7に示されるように、テンポラリメモリ3には、書き換え用アプリケーションプログラムがロードされる。そして、ロードされた書き換え用アプリケーションプログラムの所定領域には、共通キーワードA、および、アプリケーションプログラム毎に固有の固有キーワードAが書き込まれている。
【0027】
共通キーワードは、アプリケーションプログラムの種類に関わらず共通のものとされるが、例えば、パーソナルコンピュータ10毎に固有であるようにしてもよい。
【0028】
ステップS2において、CPU1は、ステップS1の処理でテンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムの所定領域に書き込まれている共通キーワード(図7の例の場合、共通キーワードA)が、プログラムメモリ2に存在するローダに書き込まれている共通キーワード(図7の例の場合、共通キーワードA)と一致するか否かを判定し、共通キーワードが一致すると判定した場合、ステップS3に進む。
【0029】
ステップS3において、CPU1は、図8に示されるように、ステップS1の処理でテンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムを、プログラムメモリ2の所定領域に書き込む。なお、アプリケーションプログラムの書き込み方法は、ここでは特に問わない。
【0030】
これにより、図8に示されるように、プログラムメモリ2の所定領域には、共通キーワードAおよび固有キーワードAを含む書き換え用アプリケーションプログラムが書き込まれる。
【0031】
ステップS2において、共通キーワードが一致しないと判定された場合、処理は何も実行されず、すなわち、アプリケーションプログラムは書き込まれず、そのまま処理は終了される。このとき、例えば、「共通キーワードが一致せず、書き込みに失敗しました」といったエラーメッセージを出力部17に出力し、LCDに文字表示させたり、もしくはスピーカに音声再生させるようにして、ユーザに、書き込みに失敗した旨を知らせるようにしてもよい。
【0032】
次に、図9のフローチャートを参照して、他の例のアプリケーションプログラムのロード処理について説明する。この処理は、基本的に、図5を用いて説明した処理と同様であるが、プログラムメモリ2には、図10に示されるように、ローダ、および、バージョン1のアプリケーションプログラムが既に書き込まれており、さらにローダの所定領域には、共通キーワードAが書き込まれ、アプリケーションプログラムには、共通キーワードAおよび固有キーワードAが書き込まれている状態であるとする。
【0033】
ユーザは、入力部16を用いて、プログラムメモリ2に書き込まれているアプリケーションプログラムを、バージョン2の書き換え用アプリケーションプログラムに書き換える操作を実行する。
【0034】
ステップS11において、CPU1は、入力部16から、入出力インターフェース15およびバス4を介して供給される入力信号(すなわち、ユーザによる、アプリケーションプログラムの書き換え操作に対応する信号)に基づいて、ローダを実行し、書き換え用アプリケーションプログラムをテンポラリメモリ3にロードさせる。
【0035】
これにより、図11に示されるように、テンポラリメモリ3には、バージョン2の書き換え用アプリケーションプログラムがロードされる。そして、ロードされた書き換え用アプリケーションプログラムの所定領域には、共通キーワードA、および、固有キーワードAが書き込まれている。
【0036】
ステップS12において、CPU1は、ステップS11の処理でテンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムの所定領域に書き込まれている共通キーワード(図11の例の場合、共通キーワードA)が、プログラムメモリ2に存在するローダに書き込まれている共通キーワード(図11の例の場合、共通キーワードA)およびアプリケーションプログラムに書き込まれている共通キーワード(図11の例の場合、共通キーワードA)と一致するか否かを判定し、共通キーワードが一致すると判定した場合、ステップS13に進む。
【0037】
ステップS13において、CPU1は、プログラムメモリ2に存在するアプリケーションプログラムに書き込まれている固有キーワード(図11の例の場合、固有キーワードA)が、テンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムに書き込まれている固有キーワード(図11の例の場合、固有キーワードA)と一致するか否かを判定し、固有キーワードが一致すると判定した場合、ステップS14に進む。
【0038】
ステップS14において、CPU1は、プログラムメモリ2の所定領域に存在するバージョン1のアプリケーションプログラムを、ステップS11の処理でテンポラリメモリ3にロードされたバージョン2の書き換え用アプリケーションプログラムに書き換える。
【0039】
これにより、プログラムメモリ2の所定領域に存在するバージョン1のアプリケーションプログラムが、バージョン2の書き換え用アプリケーションプログラムに書き換えられる。このとき、書き込まれる共通キーワードおよび固有キーワードは、先に存在していたものと同様のものであるため、既存のものをそのまま保持するようにしてもよいし、単純に上書きするようにしてもよい。
【0040】
ステップS12において、共通キーワードが一致しないと判定された場合、処理は何も実行されず、そのまま処理は終了される。このとき、上述したようなエラーメッセージを出力部17に出力するようにしてもよい。
【0041】
ステップS13において、固有キーワードが一致しないと判定された場合、すなわち、例えば、図12に示されるように、プログラムメモリ2に存在するアプリケーションプログラムに書き込まれている固有キーワード(図12の例の場合、固有キーワードA)が、テンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムに書き込まれている固有キーワード(図12の例の場合、固有キーワードB)と一致しないと判定された場合、CPU1は、テンポラリメモリ3にロードされた書き換え用アプリケーションプログラムが、本来書き込まれるべきプログラムではないと判断し、処理は何も実行せず、そのまま処理は終了される。
【0042】
以上のように、一旦、プログラムメモリ2に書き込まれたアプリケーションプログラムには、共通キーワードとともに固有キーワードが書き込まれるため、そのアプリケーションプログラムに対応するバージョンの異なるプログラムのみが書き換え可能となる。従って、複数のアプリケーションプログラムの書き換えにおいて共通のローダが実行されても、各アプリケーションプログラムに書き込まれている固有キーワードが異なるため、誤って他のアプリケーションプログラムを書き込んでしまうことを防止することができる。
【0043】
以上においては、本発明をパーソナルコンピュータ10に適用する例について説明したが、これに限らず、アプリケーションプログラムをロードすることができる他の装置に広く適用することも勿論可能である。
【0044】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0045】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図4に示すように、磁気ディスク31(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク32(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク33(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ34などよりなるパッケージメディア、または、プログラムが一時的もしくは永続的に記録されるFlash ROMや、ハードディスクなどにより構成される。記録媒体へのプログラムの記録は、必要に応じてルータ、モデムなどのインターフェースを介して、公衆回線網、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利用して行われる。
【0046】
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0047】
【発明の効果】
本発明の情報処理装置および方法、並びにプログラムによれば、第1のプログラムを記憶し、記憶されている第1のプログラムの書き換えが指示された場合、書き換え用の第2のプログラムを読み込んで一時的に記憶し、第1のプログラムに含まれる第1のキーワードと第2のプログラムに含まれる第2のキーワードが一致するか否かを判定し、判定の結果、第1および第2のキーワードが一致すると判定された場合、第1のプログラムを第2のプログラムに書き換えるようにしたので、所望のものとは異なる他のアプリケーションプログラムを誤って書き換えてしまうことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のアプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図2】従来のアプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図3】従来のアプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図4】本発明を適用したパーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
【図5】ロード処理を説明するフローチャートである。
【図6】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図7】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図8】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図9】ロード処理を説明するフローチャートである。
【図10】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図11】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【図12】アプリケーションプログラムのロード処理を説明する図である。
【符号の説明】
1 CPU, 2 プログラムメモリ, 3 テンポラリメモリ, 31磁気ディスク,32 光ディスク,33 光磁気ディスク, 34 半導体メモリ

Claims (5)

  1. プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶する第1の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定するとともに、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定する判定手段と、
    記判定手段により、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラムを、前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える書き換え手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記第1のキーワードは、前記第1のプログラムの所定領域に書き込まれており、
    前記第2のキーワードは、前記第2のプログラムの所定領域に書き込まれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 情報処理装置の情報処理方法において、
    前記情報処理装置は、
    第1の記憶手段と、
    第2の記憶手段と、
    定手段と
    書き換え手段と
    を備え、
    前記第1の記憶手段が、プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶し、
    前記第2の記憶手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、
    記判定手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、
    記判定手段が、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラム、及び前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、
    前記書き換え手段が、前記判定手段により、前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、前記第1の記憶手段に記憶されている前記書き換え対象プログラムを、前記第2の記憶手段に一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える
    ことを特徴とする情報処理方法。
  4. プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶し、
    記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、
    記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、
    前記書き換え対象プログラム、及び一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、
    前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、記憶されている前記書き換え対象プログラムを、一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  5. プログラムを書き換える機能を有し、書き換え対象のプログラムと共通して用いる共通キーワードを含む書き替え実行プログラムと、前記共通キーワード、及び種類毎に固有の固有キーワードをそれぞれ含む1種類以上のプログラムを記憶し、
    記憶されている1種類以上の前記プログラムのうち、所定の種類のプログラムの書き換えが指示された場合に読み込まれた、前記共通キーワード、及び前記所定の種類に固有の固有キーワードを含む書き換え用プログラムを一時的に記憶し、
    記憶されている前記書き替え実行プログラム、1種類以上の前記プログラムのうちの書き換え対象プログラム、及び一時的に記憶された前記書き換え用プログラムの各々について、前記共通キーワードが一致するか否かを判定し、
    前記書き換え対象プログラム、及び一時的に記憶された前記書き換え用プログラムについて、前記固有キーワードが一致するか否かを判定し、
    前記共通キーワードが一致すると判定され、かつ前記固有キーワードが一致すると判定された場合、前記書き換え実行プログラムの実行に基づいて、記憶されている前記書き換え対象プログラムを、一時的に記憶された前記書き換え用プログラムに書き換える
    処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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