JP5040017B2 - 燃料電池及び燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、固体高分子型燃料電池及び固体高分子型燃料電池システムに係り、出力に拘わらず生成した水の回収を安定して行えるように企図したものである。
近年のエネルギー問題の高まりから、より高いエネルギー密度で、排出物がクリーンな電源が要求されている。燃料電池は、既存電池の数倍のエネルギー密度を有する発電機であり、エネルギー効率が高く、また、排出ガスに含まれる窒素酸化物や硫黄酸化物がない、もしくは、少ないといった特徴がある。従って、次世代の電源デバイスとしての要求に合った極めて有効なデバイスであるといえる。
燃料電池、例えば、固体高分子型燃料電池は、固体高分子電解質膜を挟んでアノードとカソードを有している。電気化学反応は、水素と酸素による水生成反応、もしくは、メタノールと酸素による水と二酸化炭素の生成反応であり、電極反応や逆拡散により、アノードとカソードのいずれからも水が発生する。
この水は、適量であれば固体高分子電解質膜を湿潤させることで電子の解離を促進するため燃料電池の出力を向上させるが、過多である場合は燃料の流路や空気の流通路を閉塞させて出力の低減や発電停止を引き起こす虞がある。特に、アノードが閉鎖系(寸量の水素が循環されて燃料タンクなどに回収される系)の燃料電池システムにおいては、アノードに滞留する水を排出する必要があった。水の排出には別途動力(電力)を利用することは、限られた電力源を使用することになるため、好ましくはなく、無動力(パッシブ)で水を排出することが求められている。
以上の問題に対して、従来から、複数の流路を備えたガスセパレータを有し、流路が合流するヘッダ部を備え、ヘッダ部につながる流路端部の開口面積を流路中の断面積よりも小さくすることと、ガス流による押し出しによって、ヘッダ部へ導水する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。従来の技術では、ヘッダ部に滞留した水は、ガス流によって押し出され外部へ排出されるか、もしくはヘッダ部内に備えられた吸水材に吸収される。
しかしながら、従来の技術では、アノードガスセパレータがデッドエンドで、かつ、パッシブで水を処理する場合、水素流量が大きいと、アノード内部の空間内圧が高くなってしまうので、出力が低いときは水素流量を少なくする必要がある。水素流量を少なくすると、水のヘッダ部への導水やヘッダ部から外部への排水が、十分に機能しないことになり、水素ガスの面内分布が生じて安定的な発電が持続できなくなってしまう。
特開2000−185944号公報
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、出力に拘わらず、即ち、水素流量に拘わらず発生した水の回収を安定して行うことができる燃料電池及び燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に係る本発明の燃料電池は、水素が供給される水素供給室及び水素が拡散される水素拡散室を備えたアノード室と、水素拡散室に配置され水を毛細管現象により吸収すると共に水の回収部につながる吸収部材と、アノード室の水素拡散室に対向し、回収部と連通して閉鎖状態で配置されるアノード押さえ部材と、膜電極接合体を挟んでアノード押さえ部材に対向して配置されるカソード押さえ部材と、水の回収部の入口側に水の回収部側にのみ吸収部材からの水の流通を許容する弁部材とを備えたことを特徴とする。
請求項1に係る本発明では、吸収部材の毛細管現象により水素拡散室の水が吸収されるので、水素流量に拘わらず発生した水の回収を安定して行うことができる。
また、弁部材により回収部側から水素拡散室側への水の逆流を防止することができる。
そして、請求項2に係る本発明の燃料電池は、請求項1に記載の燃料電池において、回収部の入口部位に吸収部材の端部が配置され、弁部材は、吸収部材の端部を押しつぶすばね部材で構成され、水素拡散室側からの圧力によりばね部材が反付勢方向に働くことを特徴とする。
請求項2に係る本発明では、水素拡散室側の圧力が低い時に、ばね部材の付勢力により吸収部材の端部が押しつぶされて水の逆流が防止される。
また、請求項3に係る本発明の燃料電池は、請求項1に記載の燃料電池において、回収部の入口部位に吸収部材の端部が配置され、弁部材は吸収部材の端部と回収部の入口との間に配され、吸収部材の端部側から回収部側にのみ水の流通を許容する逆止弁であることを特徴とする。
請求項3に係る本発明では、逆止弁により回収部側からの水の流通が阻止されて水の逆流が防止される。
また、請求項4に係る本発明の燃料電池は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、吸収部材は繊維束体であることを特徴とする。
請求項4に係る本発明では、繊維束体に水を吸収させて水の回収を行うことができる。
また、請求項5に係る本発明の燃料電池は、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、吸収部材は水素拡散室の周囲に備えられていることを特徴とする。
請求項5に係る本発明では、燃料電池の姿勢に拘わらず水素拡散室の周囲の吸収部材により常に水を吸収することができる。
また、請求項6に係る本発明の燃料電池は、請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、水素拡散室の底面には吸収部材側に水を案内する案内部材が形成されていることを特徴とする。
請求項6に係る本発明では、案内部材により水が吸収部材側に案内されて水の吸収が促進される。
上記目的を達成するための請求項7に係る本発明の燃料電池システムは、請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池と、燃料電池の水素供給室に導入する水素を発生させる水素発生部とを備えたことを特徴とする。
請求項7に係る本発明では、水素流量に拘わらず発生した水の回収を安定して行うことができる燃料電池を備えた燃料電池システムとすることができる。
本発明の燃料電池及び燃料電池システムは、出力に拘わらず水の回収を安定して行うことができる燃料電池及び燃料電池システムとすることができる。
図1には本発明の一実施形態例に係る燃料電池システムの全体構成、図2には燃料電池の概略構成を表す分解斜視、図3には水素拡散室の概略構成を表す斜視、図4には図3中のIV−IV線矢視、図5には他の実施形態例に係る水素拡散室の断面、図6、図7には弁部材の断面、図8には他の実施形態例に係る弁部材の断面、図9には水素拡散室の底面を表す説明、図10〜図12には水素拡散室の他の実施形態例に係る底面を表す説明を示してある。
図1に基づいて燃料電池システムを説明する。
燃料電池システムとしての固体高分子型燃料電池システム1は、発電部(燃料電池)2と水素発生部3とから構成されている。固体高分子型燃料電池システム1はカソード電極あるいはカソード電極触媒を有するカソード押さえ部材4、MEA5、アノード電極あるいはアノード電極触媒を有するアノード押さえ部材6を備え、アノード押さえ部材6にはアノード室7が接続されている。MEA5のサイズは、例えば、外形寸法が80×63×0.03mmであり、触媒層一つのサイズは、20×53×0.03mmである。また、カソード押さえ部材4とアノード押さえ部材6のサイズは、例えば、いずれも80×63×3mmである。
アノード押さえ部材6はアノードエンドプレートとガス拡散層から構成され、アノード押さえ部材6には集電体層が含まれていてもよい。アノード押さえ部材6に集電体層を含まない構成とする場合は、アノードエンドプレートが導電性を有し、更に、アノードエンドプレートに導線を接続して集電する構成としてもよい。アノード室7は、水素発生部3からの水素が導入される水素供給室8と、水素供給室8に導入された水素を拡散してアノード押さえ部材6に送る水素拡散室9が備えられている。MEA5は電解質の両面に、例えば、3層の触媒層が配置される平面複数電極構造となっている。
アノード室7に滞留した水は、吸収部材10に吸収された後回収部11に送られる。回収部11の入口側には弁部材12が備えられ、弁部材12は、吸収部材10から回収部11側にのみ水の流通を許容する、即ち、回収部11側からアノード室7側への水の逆流を阻止する構成となっている。
水素発生部3は、水素発生物質13が格納される第1容器14と、水素発生促進物質15が格納される第2容器16を備え、第2容器16と第1容器14は連結管17により連結されている。第2容器16の水素発生促進物質15が連結管17を介して第1容器14に送られ、水素発生物質13を介して第1容器14で発生した水素は導入路18から水素供給室8に導入される。
水素発生部3としては、水素リッチガスを発生させる機能を有する全ての構成が適用可能であるが、例えば、水素発生物質13と水素発生促進物質15を混合して水素リッチガスを放出する構成であってよく、水素発生物質13として水素化ホウ素ナトリウムを用い、水素発生促進物質15としてリンゴ酸水溶液を用いる構成が好ましい。
水素発生物質13と水素発生促進物質15の組み合わせとしては、上述した例の他、水素発生物質13は加水分解型の金属水素化物であれば全て適用可能で、水素発生促進物質15は有機酸及び無機酸あるいはルテニウムなど、水素発生触媒であれば全て適用可能である。更に、水素発生物質13が水素化ホウ素ナトリウム水溶液で、水素発生促進物質15がリンゴ酸粉末という組み合わせも適用可能で、水素発生物質13と水素発生促進物質15の組み合わせは、混合することによって水素を発生する物質であれば全て適用可能である。
また、水素発生部3に用いられる反応としては、金属と塩基性あるいは酸性水溶液の組み合わせであってもよい。また、水素発生部3においては、アルコール、エーテル、ケトン類を水蒸気改質して水素を得るメタノール改質型や、ガソリン、灯油、天然ガスといった炭化水素を水蒸気改質して水素を得る炭化水素改質型等、加水により水素を発生する構成であれば全て適用可能である。更に、水素発生部3の構成の変形例としては、水素吸蔵合金を用いた構成や水素を封入したボンベであってもよい。
発電部2に導入される水素リッチガスは、水素供給室8に供給され、そこからアノード室7の底面に備えられた水素供給穴(後述する)を介して、MEA5に設けられた触媒層に均一に当てられる。
図2乃至図4、図6、図7、図9に基づいて発電部(燃料電池)2の構成を具体的に説明する。
図2に示すように、カソード押さえ部材4、MEA5、アノード押さえ部材6が積層されると共に、中空の箱形状の水素拡散室9及び水素供給室8が積層される。水素供給室8の内部には導入された水素リッチガスを均等に拡散する拡散部材21が設けられ、水素供給室8に導入された水素リッチガスは拡散部材21で均等にされた後、3個の水素供給穴22から水素拡散室9内に送られる。水素拡散室9に送られた水素リッチガスはアノード押さえ部材6から均一な状態でMEA5に設けられた触媒層に当てられる。
図2乃至図4に示すように、アノード室7を構成する水素拡散室9の側壁の全周(周囲)には溝部23が形成され、溝部23には吸収部材としての繊維束体24が嵌合している。繊維束体24は、例えば、繊維材の表面を固めて気孔率57%とした棒状のものが適用されている。
吸収部材としては、多孔質材、スポンジ、中空子材、不織布等、水に対して毛細管現象を発生して水を移動させる材質、形状、サイズであれば全て適用可能である。また、図5に示すように、水素拡散室9とアノード押さえ部材6との空間を十分に確保できる場合には、水素拡散室9の周囲及び中央部の適宜箇所に溝部23及び繊維束体24を設けることが可能である。
繊維束体24の端部25は連通孔26を介して回収部11に接続されている。図3に示すように、連通孔26の部位はカバー19により表面が覆われている。繊維束体24の密度を端部25に向かって密にして積極的に水を端部25側に導く構成にしたり、繊維束体24の径を端部25に向かって小径にして積極的に水を端部25側に導く構成にすることも可能である。
図6、図7に示すように、繊維束体24の端部25は連通孔26の回収部11側の部位(回収部11の入口側)で弁部材を介して回収部11に接続されている。弁部材は、回収部11側にのみ繊維束体24の端部25からの水の流通を許容する構成となっている。
即ち、連通孔26の回収部11側の部位における繊維束体24の端部25は小径部25aとされ、小径部25aは板ばね27の付勢力によりつぶされた状態になっている(図7参照)。アノード室7(水素拡散室9)に水素リッチが導入されて内圧が高くなると、水素拡散室9側からの圧力により板ばね27が付勢力に抗して開く(反付勢方向に働く)。繊維束体24の端部25の小径部25aに含まれる水は毛細管現象により拡散し、板ばね27が付勢力に抗して開いた時に水素リッチガスの圧力によって回収部11に排出される。
水が排出されるのに必要な圧力差は、適宜設定されるが、好ましくは、本実施例形態例のサイズにおいては、例えば、10kPa以下で弁体が開いて水が排出されるようになっている。尚、弁部材の構成としては、端部25と回収部11の間に、端部25側から回収部11側にのみ水の流通を許容する逆止弁とすることも可能である。また、端部25側から回収部11側にのみ開く開閉弁を設けることも可能である。また、図8に示すように、繊維束体24の端部25の小径部25aとの間に径が漸次小径となるバッファ部25bを設け、繊維束体24によって端部25まで導水された水がバッファ部25bに滞留する機能により弁体の役割を果たすようにしてもよい。
一方、図9に示すように、水素拡散室9の底面には水を周囲の繊維束体24(図3参照)側に導く案内部材としての多数の突起29(ミクロンオーダの突起)が形成されている。突起29は周囲に向かい幅が漸次狭くなるように配置されている。このため、毛細管作用により突起29の隙間により水を周囲に案内することができる。
案内部材としては、図10に示すように、周囲に向かって漸次径が小さくなる円筒状の凹部30を水素拡散室9の底面に多数設け、隣接する凹部30の壁面を接触させて隙間が形成されるようにした構成を適用することも可能である。凹部30に溜まった水は毛細管作用により隣接する凹部30に送られて水を周囲に案内することができる。
また、案内部材としては、図11に示すように、四角錐状の微細な突起31を水素拡散室9の底面にアレイ状に配置し、水の表面張力を破壊する構成を適用することも可能である。微細な突起31により水の表面張力が破壊されて水の周囲への移動が容易になる。突起31の形状は四角錐に限定されない。
更に、案内部材としては、図12に示すように、微細なキャビティ32をアレイ状に配置し、水の表面張力を破壊する構成を適用することも可能である。微細なキャビティ32により水の表面張力が破壊されて水の周囲への移動が容易になる。
上述した固体高分子型燃料電池システム1では、発電により生成された水は繊維束体24に吸収されて拡散する。繊維束体24に吸収された水は端部25に拡散し、水素発生部3が定期的あるいは不定期に水素を発生させ、水素リッチガスの内圧により板ばね27が付勢力に抗して開いた時に、水素リッチガスの圧力によって回収部11に排出される。アノード押さえ部材6の内部側壁全周、即ち、水素拡散室9の周囲に繊維束体24が配置されているので、固体高分子型燃料電池システム1がいかなる姿勢で保持された場合でも、水は繊維束体24に吸収され、姿勢変化に拘わらず水が確実に回収され、水の回収機能の低下を回避することができる。
また、繊維束体24の端部25は小径部25aとされ、小径部25aは板ばね27の付勢力によりつぶされた状態になり、内圧が高くなった時に水素拡散室9側からの圧力により板ばね27が付勢力に抗して開くので、回収部11側からの水の逆流をなくすことができる。また、水素拡散室9の底面に多数の突起29を形成し、毛細管作用により突起29の隙間により水を周囲に案内するようにしたので、繊維束体24側に水が案内され、水を効率よく排出することができる。
従って、特にアノードが閉鎖系である固体高分子型燃料電池システム1において、水素の流量、即ち、出力に拘わらず安定してアノード押さえ部材6側の滞留水の回収と、外部への排出を実現することができ、水素の均一な拡散が可能となる。また、固体高分子型燃料電池システム1をいかなる姿勢に保持した場合でも、水回収能力の低下を回避することができるため、特に、携帯機器向けの燃料電池システムに適用して最適となる。また、回収した水の逆流を回避することができる。
このため、固体高分子型燃料電池システム1の安定的な出力持続を可能とし、出力に拘わらず、即ち、水素流量に拘わらず水の回収を安定して行うことができる発電部2(燃料電池)及び固体高分子型燃料電池システム1とすることが可能になる。
本発明は、例えば、固体高分子型燃料電池及び固体高分子型燃料電池システムの産業分野で利用することができる。
本発明の一実施形態例に係る燃料電池システムの全体構成図である。 燃料電池の概略構成を表す分解斜視図である。 水素拡散室の概略構成を表す斜視図である。 図3中のIV−IV線矢視図である。 他の実施形態例に係る水素拡散室の断面図である。 弁部材の断面図である。 弁部材の断面図である。 他の実施形態例に係る弁部材の断面図である。 水素拡散室の底面を表す説明図である。 水素拡散室の他の実施形態例に係る底面を表す説明図である。 水素拡散室の他の実施形態例に係る底面を表す説明図である。 水素拡散室の他の実施形態例に係る底面を表す説明図である。
符号の説明
1 固体高分子型燃料電池システム
2 発電部
3 水素発生部
4 カソード押さえ部材
5 MEA
6 アノード押さえ部材
7 アノード室
8 水素供給室
9 水素拡散室
10 吸収部材
11 回収部
12 弁部材
13 水素発生物質
14、16 容器
15 水素発生促進物質
17 連結管
18 導入路
19 カバー
21 拡散部材
22 水供給穴
23 溝部
24 繊維束体
25 端部
26 連通孔
29 突起
30 凹部
31 突起
32 キャビティ

Claims (7)

  1. 水素が供給される水素供給室及び水素が拡散される水素拡散室を備えたアノード室と、
    水素拡散室に配置され水を毛細管現象により吸収すると共に水の回収部につながる吸収部材と、
    アノード室の水素拡散室に対向し、回収部と連通して閉鎖状態で配置されるアノード押さえ部材と、
    膜電極接合体を挟んでアノード押さえ部材に対向して配置されるカソード押さえ部材と
    水の回収部の入口側に水の回収部側にのみ吸収部材からの水の流通を許容する弁部材とを備えた
    ことを特徴とする燃料電池。
  2. 請求項1に記載の燃料電池において、
    回収部の入口部位に吸収部材の端部が配置され、
    弁部材は、吸収部材の端部を押しつぶすばね部材で構成され、水素拡散室側からの圧力によりばね部材が反付勢方向に働く
    ことを特徴とする燃料電池。
  3. 請求項1に記載の燃料電池において、
    回収部の入口部位に吸収部材の端部が配置され、
    弁部材は吸収部材の端部と回収部の入口との間に配され、吸収部材の端部側から回収部側にのみ水の流通を許容する逆止弁である
    ことを特徴とする燃料電池。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    吸収部材は繊維束体である
    ことを特徴とする燃料電池。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    吸収部材は水素拡散室の周囲に備えられている
    ことを特徴とする燃料電池。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の燃料電池において、
    水素拡散室の底面には吸収部材側に水を案内する案内部材が形成されている
    ことを特徴とする燃料電池。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の燃料電池と、燃料電池の水素供給室に導入する水素を発生させる水素発生部とを備えたことを特徴とする燃料電池システム。
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