JP5038445B2 - 内燃機関のすべり軸受 - Google Patents

内燃機関のすべり軸受 Download PDF

Info

Publication number
JP5038445B2
JP5038445B2 JP2010000577A JP2010000577A JP5038445B2 JP 5038445 B2 JP5038445 B2 JP 5038445B2 JP 2010000577 A JP2010000577 A JP 2010000577A JP 2010000577 A JP2010000577 A JP 2010000577A JP 5038445 B2 JP5038445 B2 JP 5038445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
semi
groove
circumferential
cylindrical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010000577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011140969A (ja
Inventor
貴仁 中川
知広 鵜飼
修 石吾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Metal Co Ltd
Original Assignee
Daido Metal Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Metal Co Ltd filed Critical Daido Metal Co Ltd
Priority to JP2010000577A priority Critical patent/JP5038445B2/ja
Publication of JP2011140969A publication Critical patent/JP2011140969A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5038445B2 publication Critical patent/JP5038445B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C9/00Bearings for crankshafts or connecting-rods; Attachment of connecting-rods
    • F16C9/02Crankshaft bearings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C17/00Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement
    • F16C17/02Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only
    • F16C17/022Sliding-contact bearings for exclusively rotary movement for radial load only with a pair of essentially semicircular bearing sleeves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/1045Details of supply of the liquid to the bearing
    • F16C33/105Conditioning, e.g. metering, cooling, filtering

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

本発明は、一対の半円筒形状軸受を円筒形に組み合わせてクランク軸を支承する内燃機関のすべり軸受に関するものである。
従来のクランク軸用すべり軸受は、2つの半円筒形状軸受を組み合わせて円筒形にしたものを使用している。円筒形状に組み合わされた2つの半円筒形状軸受は、内燃機関のエンジンブロック側部分と軸受キャップから成る軸受ハウジング内に装着される。この場合、一方の半円筒形状軸受(第一の半円筒形状軸受)がエンジンブロック側部分によって支持され、他方の半円筒形状軸受(第二の半円筒形状軸受)が軸受キャップによって支持される。そして、一対の半円筒形状軸受のうちの少なくとも一方の軸受内周面に、円周方向油溝が形成され、円周方向油溝を経てクランクピン外周面に対する給油が行なわれる。この円周方向油溝は、一定深さにするのが一般的である(特許文献1参照)。
一方、近年になって、潤滑油供給用オイルポンプの小型化に対応して、一対の半円筒形状軸受の円周方向端部からの潤滑油の漏れ量を減少させるべく、半円筒形状軸受の円周方向中央部から円周方向端部に向かって油溝横断面積を減少させる絞り部を形成し、あるいはまた、潤滑油供給の油穴から周方向端部の間の溝底面に突起による絞り部を形成し、もって供給潤滑油圧力を低減化可能なすべり軸受が用いられるようになってきた(特許文献2〜4参照)。
特開平8−277831号公報 特開平4−219521号公報 特開2005−76755号公報 特開2006−144913号公報
内燃機関用すべり軸受に対する潤滑油の供給は、まず、クランク軸用すべり軸受の外部からクランク軸用すべり軸受の内周面に形成された円周方向油溝内に供給され、その潤滑油がクランク軸用すべり軸受の摺動面および、クランクピン用すべり軸受の摺動面に供給される。
内燃機関の最初の運転時には、クランク軸用すべり軸受の円周方向油溝に供給される潤滑油中に、油路内に残留した異物が混入しがちである。異物とは、油路を切削加工した時の金属加工屑や鋳造時の鋳砂等を意味する。この異物は、クランク軸の回転によって潤滑油の流れに付随し、従来の内燃機関用すべり軸受では、軸受円周方向端部に形成されるクラッシュリリーフや面取等の隙間部を通じて潤滑油と共にすべり軸受の外部に排出される。しかしながら、近年の内燃機関は、クランク軸の高回転化により、潤滑油よりも比重の大きな異物に作用する慣性力(異物が円周方向に沿って前進しようとする慣性力)が大きくなって、前記隙間部分から異物が排出されずに、油溝を有しない側のすべり軸受(相手側半円筒形状軸受)の摺動面部分に進入し、異物による軸受摺動面の損傷が発生し易くなっている。
一方、軸受端部からの潤滑油の漏れ量を減少させるために、半円筒形状軸受の円周方向端部における油溝内に絞り部を形成したすべり軸受が提案されている(特許文献2〜4参照)。これらのすべり軸受を、前記異物の観点で検討すると、潤滑油の流れ方向に対する絞り部の下流側で潤滑油の流速が増大し、それに応じて潤滑油に付随する異物に作用する前記慣性力が更に大きくなり、軸受摺動面への異物混入の機会が更に増すという問題がある。
かくして、本発明の目的は、軸受摺動面領域に異物が進入し難い内燃機関のすべり軸受を提供することである。
この目的の下で、本発明の第一の観点によれば、以下のすべり軸受が提供される。
内燃機関のクランク軸を支承する円筒形すべり軸受であって、該すべり軸受が第一および第二の半円筒形状軸受から成り、少なくとも第一の半円筒形状軸受の内周面に円周方向に延在する油溝が形成されている前記すべり軸受において、
前記油溝の一方の終端が、前記第一の半円筒形状軸受の一方の円周方向端面に位置し、該一方の円周方向端面は、前記クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた端面であり、
前記第一の半円筒形状軸受と対をなす第二の半円筒形状軸受が異物受容溝を有し、該異物受容溝は、前記第二の半円筒形状軸受の二つの円周方向端面のうち、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面に当接する円周方向端面から前記第二の半円筒形状軸受の外周面に沿って形成された凹所であり、
前記油溝と前記異物受容溝とが、互いに当接せしめられた前記円周方向端面で連通状態にあることを特徴とする内燃機関のすべり軸受。
本発明の好適実施形態:
(1)前記一方の終端における前記油溝の溝底幅(W1)と、前記第二の半円筒形状軸受の前記円周方向端面における前記異物受容溝の溝底幅(W2)とが、関係式:W1≦W2を満たすように構成されたすべり軸受。
(2)前記油溝と前記異物受容溝との連通部における、前記油溝の溝底面と、前記異物受容溝の溝底面との間の距離が0.3mm以上になされたすべり軸受。
(3)前記第二の半円筒形状軸受の外周面における前記異物受容溝の形成範囲が、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面と当接する前記円周方向端面から、少なくとも円周方向長さ1.0mm、最大で円周角25°(θ)の範囲に相当する円周方向長さになされたすべり軸受。
(4)前記異物受容溝の溝底面が溝長さ方向に沿って直線的に延在し、該溝底面が前記第二の半円筒形状軸受の外周面と交差する位置を通る、前記外周面に対する接線を含む平面と、前記直線的溝底面とが成す角度(α)が45°以上になされたすべり軸受。
(5)前記第一の半円筒形状軸受の内周面に沿って形成された前記油溝の溝底面が、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面(すなわち、クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた端面)に隣接する領域で、傾斜面として形成され、該傾斜面により、前記油溝の溝深さが前記一方の円周方向端面に向かって増大しているすべり軸受。
(6)前記第一および/または前記第二の半円筒形状軸受の外周面に、前記異物受容溝に連通するとともに、少なくとも一方の軸受幅方向端面で終わっている潤滑油誘導溝が形成されているすべり軸受。
(7)前記油溝と前記異物受容溝とが連通状態にある、前記第一および第二の半円筒形状軸受の円周方向端面において、前記第一および第二の半円筒形状軸受の各々の前記円周方向端面と外周面とが作る一対の角縁部分の少なくとも一方の角縁部分が面取り加工によって欠截され、それによって形成された軸線方向溝が前記潤滑油誘導溝である前記項目6に記載されたすべり軸受。
本発明の第二の観点によれば、以下の、すべり軸受を含む内燃機関の軸受装置が提供される。
内燃機関のクランク軸を支承する円筒形すべり軸受を含む軸受装置であって、前記すべり軸受が第一および第二の半円筒形状軸受から成り、少なくとも第一の半円筒形状軸受の内周面に円周方向に延在する油溝が形成されている、前記軸受装置において、
前記油溝の一方の終端が、前記第一の半円筒形状軸受の一方の円周方向端面に位置し、該一方の円周方向端面は、前記クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた端面であり、
前記第一の半円筒形状軸受と対をなす第二の半円筒形状軸受が異物受容溝を有し、該異物受容溝は、前記第二の半円筒形状軸受の二つの円周方向端面のうち、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面に当接する円周方向端面から前記第二の半円筒形状軸受の外周面に沿って形成された凹所であり、
前記油溝と前記異物受容溝とが、互いに当接せしめられた前記円周方向端面で連通状態にあることを特徴とするすべり軸受を含む内燃機関の軸受装置。
第一および第二の半円筒形状軸受から成る円筒形状すべり軸受は、内燃機関のエンジンブロック側部分と軸受キャップから成る軸受ハウジング内に組み込まれる。組み込まれたすべり軸受は、軸受ハウジングの内周面とすべり軸受の外周面とが密着した状態で軸受ハウジングによって保持される。なお、第一および第二の半円筒形状軸受は、通常、それぞれ上側軸受半体、下側軸受半体と呼ばれている。
内燃機関の最初の運転時には、前記のとおり、クランク軸用すべり軸受を構成する一対の半円筒形状軸受のうちの一方である第一の半円筒形状軸受の内周面に形成された円周方向油溝内に供給される潤滑油中に、油溝を含むクランク軸の油路内に残留した異物が混在しがちである。この異物は、クランク軸の回転に伴ない、油溝に沿って第一の半円筒形状軸受の円周方向端面に向かって流れる。この時、異物は、主として、金属屑または鋳砂であり、潤滑油よりも比重が大きいので、クランク軸の回転に従って流動する潤滑油中の異物に作用する遠心力で、油溝内の溝底面に沿って異物が転動しながら移動する。第一の半円筒形状軸受の円周方向端面に達した異物は、油溝と連通状態にある、第二の半円筒形状軸受の異物受容溝内に進入する。異物受容溝内に進入する前の異物は、遠心力の作用で油溝の溝底面に沿って移動するので、油溝の終端で、第二の半円筒形状軸受の円周方向端面に突き当たって油溝内で潤滑油と共に攪乱されてクランク軸側に浮揚して軸受摺動面領域に進入する通常の現象は生じ難く、異物は、遠心力および慣性力の作用下で、円滑に異物受容溝内に進入する。異物受容溝は、第二の半円筒形状軸受の外周面で開放されているが、前記のとおり、軸受ハウジング内に組み込まれたすべり軸受は、軸受ハウジングの内周面とすべり軸受の外周面とが密着した状態で軸受ハウジングによって保持されている。従って、異物受容溝は、事実上袋小路のような状態にあり、潤滑油で充填された異物受容溝の内外間での潤滑油の流動はほとんどなく、異物受容溝内の潤滑油は滞留状態になっている。故に、一旦異物受容溝内に進入し捕捉された異物が、潤滑油の逆流に付随して油溝に戻るような現象は生じない。すなわち、異物受容溝に対しては、遠心力および慣性力の作用の下で、専ら異物の進入があるに過ぎない。
以上に述べたとおり、本発明によれば、油溝内を移動して油溝の終端に至った異物が、第二の半円筒形状軸受の円周方向端面に突き当たって油溝内で潤滑油と共に攪乱されてクランク軸側に浮揚して軸受摺動面領域に進入するがごとき通常の現象は生じ難く、一旦異物受容溝内に進入し捕捉された異物が、油溝に戻るようなこともない。斯様に、軸受摺動面領域への異物の進入を防ぎ、クランク軸およびすべり軸受の異物による損傷を効果的に防ぐことができる。
また、従来のすべり軸受のように、異物を積極的に排出するために、一対の半円筒形状軸受の円周方向端部領域における軸受内周面に軸受幅方向端面で開放された異物排出路を形成した場合(すなわち、半円筒形状軸受の円周方向端部領域で、軸受の壁厚さを小さくした場合)には、異物のみならず潤滑油も排出されるが、異物受容溝を設けた本発明のすべり軸受では、在来の異物排出路を設ける必要がなく、すべり軸受に対する潤滑油供給量を低減化してオイルポンプの小型化を達成できる。
本発明の一例として前記項目(1)で述べた構成を採用すれば、第二の半円筒形状軸受の円周方向端面が油溝の終端開放部の一部を塞ぐようなことがなく、油溝と異物受容溝との連通部を通して異物受容溝内に異物が円滑に進入する。
本発明の一例として前記項目(2)で述べた構成について説明する。
潤滑油中に混在する異物のサイズは最大で0.3mm程度である。異物は油溝の溝底面を転動しながら移動し、油溝と異物受容溝の連通部に達する。連通部において、油溝の溝底面と異物受容溝の溝底面との間の距離を0.3mm以上にすれば、異物受容溝内に首尾よく異物を進入させることができる。なお、油溝と異物受容溝の連通部における油溝の溝底面と異物受容溝の溝底面との間の距離の上限値は、油溝と異物受容溝の連通部においてトンネル構造が得られる限り制約はないが、第二の半円筒形状軸受の壁厚を0.5mm以上残すことが好ましい。
なお、第一の半円筒形状軸受の油溝は、通常、軸受幅方向の中央部に設けられる。油溝の幅は、内燃機関の仕様により決まり、一定ではないが、例えば市販乗用車用の小型内燃機関の場合、油溝の溝底面幅が約2〜8mmになされる。
本発明の一例として前記項目(3)で述べた構成について説明する。
異物受容溝内に進入し捕捉された異物を異物受容溝内に留めておくためには、異物受容溝の円周方向長さは、少なくとも第二の半円筒形状軸受の円周方向端面から1.0mm以上必要である。円周方向長さが1.0mm未満であると、異物受容溝内に捕捉された異物が、第二の半円筒形状軸受の油溝に再び戻る可能性がある。
また、前記円周方向長さは、第二の半円筒形状軸受の円周方向端面から最大25°の円周角(θ)に相当する範囲にする必要がある。これは、異物受容溝内に捕捉された異物が、第二の半円筒形状軸受の外周面と軸受ハウジング内面との間に噛み込まれることを防ぐためである。内燃機関の運転による動荷重負荷により、第一および第二の半円筒形状軸受の外周面と軸受ハウジング内面との間に微少な滑動(相対位置の偏位)が繰り返して起こる。この微少滑動が最も起き易いのは、第一および第二の半円筒形状軸受の各周方向端面から円周角45°近傍位置である。前記滑動発生時に、第二の半円筒形状軸受の外周面と軸受ハウジング内面との間に異物が噛み込まれるという危険性が高い。異物の噛み込みが生じた箇所では、第二の半円筒形状軸受の内周面が内径側に局所的に隆起するという問題が起こる。
一方、仮に、第二の半円筒形状軸受の外周面全長に亘って異物受容溝を形成した場合には、第二の半円筒形状軸受の二つの円周方向端面で第一の半円筒形状軸受の油溝と連通する構造になるため、異物受容溝の進入側である円周方向端面とは異なる反対側の円周方向端面において、第一の半円筒形状軸受の前記油溝内に異物が帰還する結果になり、すべり軸受の摺動面(すなわち、クランク軸に対する摺動面)領域に異物が進入する可能性が高くなる。このことを考慮して、異物受容溝の形成範囲は第二の半円筒形状軸受の周方向端面から円周角25°以下にすることが好ましい。第一および第二の半円筒形状軸受は、分割型軸受ハウジングに組み付けられるが、第一および第二の半円筒形状軸受の突き合せ端面近傍では、分割側軸受ハウジングを締結するためのボルト締結力による影響を受け、その他の箇所に比べて、第二の半円筒形状軸受の外周面と軸受ハウジング内面との間の前記滑動が生じ難い範囲が、前記円周角25°以下である。
本発明の一例として前記項目(4)で述べた構成について説明する。
異物は、潤滑油よりも比重が大きく、クランク軸の回転による遠心力で、第一の半円筒形状軸受の油溝の溝底面に沿って転動しながら円周方向に移動する。この異物が第二の半円筒形状軸受の異物受容溝内に進入する際にも、異物は、遠心力と、直進方向への慣性力によって支配され、異物受容溝内に進入した異物は、油溝の溝底面による拘束から離れて、軸受半径方向外方に向かう。この進行方向と整合するように、異物受容溝の溝底面の角度(α)を45°以上にすることにより、油溝から異物受容溝への異物の進入がより円滑に行われる。
本発明の一例として前記項目(5)で述べた構成について説明する。
前記のとおり、第一の半円筒形状軸受の油溝の溝底面に沿って転動しながら円周方向に移動する異物には、遠心力と周方向に直進しようとする慣性力とが働く。故に、クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた第一の半円筒形状軸受の円周方向端面に隣接する領域で、油溝の溝底面を傾斜面として形成することにより、遠心力と慣性力に支配される異物が異物受容溝に向けて円滑に誘導される。
本発明の一例として前記項目(6)で述べた構成について説明する。
内燃機関のクランク軸の高速回転時に、第二の半円筒形状軸受の外周面に形成された異物受容溝内の潤滑油の圧力が高くなると、異物が、油溝から異物受容溝内に入り難くなる場合がある。その対策として、異物受容溝内の潤滑油を軸受外部に逃がすための潤滑油誘導溝を形成すると、クランク軸の高速回転時にも、異物が円滑に異物受容溝内に進入する。潤滑油誘導溝の典型例は、異物受容溝に連通するように、第一および/または第二の半円筒形状軸受の円周方向端面の軸受外周面側の縁を面取り加工し、もって、異物受容溝から軸受幅方向端面に至る軸線方向溝を形成することである。別例では、第二の半円筒形状軸受の外周面に、異物受容溝から軸受幅方向端面に至る溝を形成して潤滑油誘導溝とする。潤滑油誘導溝の溝断面積は、過度に大きくすると油の漏れ量が多くなり過ぎるので、可及的に小さくすることが好ましい。
本発明の一実施例に係るすべり軸受を用いた内燃機関のクランク軸を、ジャーナル部およびクランクピン部でそれぞれ截断した模式図。 本発明の一実施例に係る、一対の半円筒形状軸受から成るすべり軸受の正面図。 図2に示す一方の半円筒形状軸受を内周面側から見た図。 図2に示す他方の半円筒形状軸受を内周面側から見た図。 図2に示すすべり軸受の要部拡大図。 図2に示すすべり軸受の要部拡大図。 図2に示すすべり軸受の作用を説明する図。 本発明の別の実施例に係る、一対の半円筒形状軸受から成るすべり軸受の正面図。 図8に示す一方の半円筒形状軸受を内周面側から見た図。 図8に示すすべり軸受の作用を説明する図。 本発明の更に別の実施例に係る、一対の半円筒形状軸受から成るすべり軸受の正面図。 図11に示す一方の半円筒形状軸受を内周面側から見た図。 図11に示す他方の半円筒形状軸受を内周面側から見た図。 図11におけるXIV矢視図。 以下、添付図面を見ながら本発明の実施例について説明する。
図1は、内燃機関のクランク軸を、ジャーナル部およびクランクピン部でそれぞれ截断した模式図であり、ジャーナル20、クランクピン10およびコンロッド12を示す。これら三部材の紙面奥行き方向での位置関係は、ジャーナル20が紙面の最も奥側にあり、手前側にクランクピン10があって、クランクピン10が、他端にピストンを担持するコンロッド12の大端部ハウジング14で包囲されている。
ジャーナル20は、一対の半円筒形状軸受24、28から成るすべり軸受を介して、内燃機関のシリンダブロック下部に支持されている。図面で上側に位置する半円筒形状軸受24は、その内周面全長に亘って油溝26が形成されている。
また、ジャーナル20は、その直径方向貫通孔20aを有し、ジャーナル20が矢印X方向に回転すると、貫通孔20aの両端開口が交互に油溝26に連通する。
さらに、ジャーナル20、図示されないクランクアーム、および、クランクピン10を貫通して潤滑油路22が、クランク軸内部に形成されている。
クランクピン10は、一対の半円筒形状軸受16A、16Bから成るすべり軸受を介して、コンロッド12の大端部ハウジング14(これは、コンロッド側大端部ハウジング14Aとキャップ側大端部ハウジング14Bから成る)に保持されている。
図2において上側に位置する半円筒形状軸受(第一の半円筒形状軸受)24は、内燃機関のシリンダブロック本体に形成された上側軸受ハウジング半体に沿って装着され、下側に位置する半円筒形状軸受(第二の半円筒形状軸受)28は、軸受キャップとしての下側軸受ハウジング半体に沿って装着される。軸受ハウジングに保持された半円筒形状軸受24,28は、図2に示されるように、それらの円周方向端面24A,24Bと、円周方向端面28A,28Bとが、それぞれ突き合されて円筒形状のすべり軸受になされている。
図3に、半円筒形状軸受24の内周面を示す。この内周面全長に亘って油溝26が形成されており、油溝26の両終端が円周方向端面24A,24Bで開放されている。油溝26は、半円筒形状軸受24の幅方向中央(すなわち、軸線方向中央)に位置し、その溝幅はW1である。
図4は、半円筒形状軸受28の内周面を見た図である。半円筒形状軸受28には、その幅方向中央に位置して、軸受外周面側に円周方向に延在する異物受容溝30が形成されている。異物受容溝30は、円周方向端面28Aの一部を含めて外周面側の壁厚さの一部を削除した凹所であり、その溝幅はW2である。異物受容溝30は、円周方向端面28Aを測定開始点とする円周角(θ)に相当する円周方向長さを有する(図2)。異物受容溝30の好適円周方向長さは、少なくとも1.0mm、最大値で、円周角(θ)=25°に相当する円周方向長さである。この数値限定理由は、段落0015で述べたとおりである。
異物受容溝30の溝底32は平坦形状であり、図5において、軸受外周面における溝底32の終端位置で引いた軸受外周面に対する接線(L)と溝底32との成す角度がαである。この角度(α)の好適値は45°以上である。この数値限定理由は、段落0016で述べたとおりである。
また、突き合わされた円周方向端面28A,24Aにおける異物受容溝30の溝底32と、油溝26の溝底26aとの位置関係は、図2、図6に示されるとおり、溝底32が溝底26aに対して軸受内周面側に偏位している。この偏位量、すなわち溝底32と溝底26aの距離(または間隔)(D)は0.3mm以上になされる(段落0014参照)。距離(D)は、油溝26と異物受容溝30との連通部34の横断面積を規定する。
ここで、図7を見ながら、実施例1に係る一対の半円筒形状軸受24、28から成るすべり軸受の動作について説明する。
油溝26内を流れる潤滑油に付随する異物Fは、クランク軸の回転の影響で、潤滑油および異物Fに作用する遠心力により、油溝26の溝底26a上を転動しながら、矢印Zで示されるように円周方向端面24Aに向かう。半円筒形状軸受24の円周方向端面24Aと、半円筒形状軸受28の円周方向端面28Aとの接触面では、油溝26と異物受容溝30との連通部34が存在し、油溝26の終端に達した異物Fは連通部34を通って異物受容溝30内に進入する。連通部34を除き、異物受容溝30の開放部分は、半円筒形状軸受24の円周方向端面24A、および軸受ハウジングで遮蔽されているので、既に潤滑油で充填されている異物受容溝30内に、潤滑油は進入し難い。しかしながら、異物Fは、潤滑油よりも比重が大きいので、連通部34において軸受円周方向へ直進する慣性力が大きく、連通部34を通過して異物受容溝30内に進入する。異物受容溝30内での潤滑油の動きはほぼないので、一旦異物受容溝30内に進入した異物Fが連通部34を通じて油溝26内に戻るようなことは事実上ない。この意味で、異物受容溝30は、異物Fの捕捉凹所である。
斯様に、異物受容溝30が潤滑油に付随する異物Fを捕捉して保持するため、異物によるクランク軸およびすべり軸受の損傷が防止される。
実施例1のすべり軸受との相違は1箇所のみであり、実施例2のすべり軸受を示す図8、図9は、部材表示符号を含めて図2、図3とほぼ同じである。相違点は、実施例2における半円筒形状軸受24の油溝溝底26aの一部形状である。油溝26の溝底26aが、軸受円周方向端面24Aに隣接する領域で、傾斜面26bとして形成されている。この傾斜面26bにより、油溝26の溝深さが円周方向端面24Aに向かって増大する。
図10は、傾斜面26bを設けたことによる効用を示す。傾斜面26bは、溝間連通部34に臨む油溝26の形状を改善し、異物Fに作用する遠心力と慣性力の合成力の方向(矢印A)に整合する角度になされている。この形状により、連通部34に向かう異物Fの運動が円滑に行われる。
図11〜図14を見ながら、実施例3に係るすべり軸受について説明する。これらの図面では、実施例1のすべり軸受と共通する形状部分に同一符号を付した。
半円筒形状軸受24の円周方向端面24Aと、半円筒形状軸受28の円周方向端面28Aとの当接面に沿って、軸受幅全体に亘って延在する潤滑油誘導溝40が形成されている。この潤滑油誘導溝40は、円周方向端面24A,28Aの外縁を面取り加工(40a,40b)して形成したものである。潤滑油誘導溝40は、円周方向端面28Aで開放されている異物受容溝30と連通する(特に、図14参照)。
潤滑油誘導溝40を設けることによって、異物受容溝30内の潤滑油を軸受外部に逃がすことができる。それによって、異物受容溝30内の潤滑油圧力が高まって、異物が、油溝26から異物受容溝30内に入り難くなるといった不具合発生を回避できる(段落0018参照)。
なお、潤滑油誘導溝40は、異物受容溝30内の潤滑油を軸受外部に逃がすための手段であり、面取り加工(40a,40b)は、40a,40bのうちいずれか一方のみであってもよく、異物受容溝30の片側領域(すなわち、一方の軸受幅方向端面に向かう領域)においてのみ、円周方向端面24Aおよび/または28Aの外縁を面取り加工してもよい。また、円周方向端面外縁の面取り加工に限らず、半円筒形状軸受28の外周面上に、異物受容溝30から半円筒形状軸受28の幅方向端面に至る任意の溝(潤滑油誘導溝)を設けてもよい。
以上、実施例1〜3について説明したが、油溝26、異物受容溝30の形状、深さは任意である。例えば、異物受容溝30の溝幅を、溝頂部で広く、溝底に向かって狭くなるように、溝の幅方向の両端面を傾斜面にすることができる。異物受容溝の輪郭形状も任意である。
油溝26は、油溝の一方の終端が半円筒形状軸受24のクランク軸の回転方向と反対の向を向いた円周方向端面24Bに至らないようにすることができる。
また、半円筒形状軸受24、28は、従来の内燃機関のクランク軸用の半円筒形状軸受と同じく、半円筒形状軸受の壁厚を、半円筒形状軸受の周方向中央から半円筒形状軸受の周方向両端部に向かって次第に薄くするように偏肉させ、あるいはまた、半円筒形状軸受の内周面の周方向両端部領域にクラッシュリリーフを形成してもよい。クラッシュリリーフとは、一対の半円筒形状軸受の円周方向端面に隣接する部分の軸受壁を内周面側で除去することによって形成された、軸受内周面の周方向中央を含む領域の曲率中心とは異なる曲率中心を有する減厚領域(円周方向端面に向かって厚さを減じた領域を指し、SAE J506(項目3.26、項目6.4参照)、DIN1497、§3.2で規定されるとおりである)を意味する。
10 クランクピン
12 コンロッド
14 大端部ハウジング
14A コンロッド側大端部ハウジング
14B キャップ側大端部ハウジング
16A 半円筒形状軸受
16B 半円筒形状軸受
20 クランク・ジャーナル
22 潤滑油路
24 半円筒形状軸受
24A,24B 円周方向端面
26 油溝
26a 油溝の溝底
26b 傾斜面
28 半円筒形状軸受
28A,28B 円周方向端面
30 異物受容溝
32 溝底
34 連通部
40 潤滑油誘導溝
A 異物に作用する遠心力と慣性力の合成力の方向
D 連通部における油溝と異物受容溝の間の距離(または間隔)
F 異物
W1 油溝の溝幅
W2 異物受容溝の溝幅
X クランク軸の回転方向
Z 異物の移動方向

Claims (9)

  1. 内燃機関のクランク軸を支承する円筒形すべり軸受であって、該すべり軸受が第一および第二の半円筒形状軸受から成り、少なくとも第一の半円筒形状軸受の内周面に円周方向に延在する油溝が形成されている前記すべり軸受において、
    前記油溝の一方の終端が、前記第一の半円筒形状軸受の一方の円周方向端面に位置し、該一方の円周方向端面は、前記クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた端面であり、
    前記第一の半円筒形状軸受と対をなす第二の半円筒形状軸受が異物受容溝を有し、該異物受容溝は、前記第二の半円筒形状軸受の二つの円周方向端面のうち、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面に当接する円周方向端面から前記第二の半円筒形状軸受の外周面に沿って形成された凹所であり、
    前記油溝と前記異物受容溝とが、互いに当接せしめられた前記円周方向端面で連通状態にあり、
    前記第二の半円筒形状軸受の外周面における前記異物受容溝の形成範囲が、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面と当接する前記円周方向端面から、少なくとも円周方向長さ1.0mm、最大で円周角25°(θ)の範囲に相当する円周方向長さであることを特徴とする内燃機関のすべり軸受。
  2. 前記一方の終端における前記油溝の溝底幅(W1)と、前記第二の半円筒形状軸受の前記円周方向端面における前記異物受容溝の溝底幅(W2)とが、関係式:W1≦W2を満たすことを特徴とする請求項1に記載された内燃機関のすべり軸受。
  3. 前記油溝と前記異物受容溝との連通部における、前記油溝の溝底面と、前記異物受容溝の溝底面との間の距離が0.3mm以上であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された内燃機関のすべり軸受。
  4. 前記異物受容溝の溝底面が溝長さ方向に沿って直線的に延在し、該溝底面が前記第二の半円筒形状軸受の外周面と交差する位置を通る、前記外周面に対する接線を含む平面と、前記直線的溝底面とが成す角度(α)が45°以上であることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載された内燃機関のすべり軸受。
  5. 前記第一の半円筒形状軸受の内周面に沿って形成された前記油溝の溝底面が、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面に隣接する領域で、傾斜面として形成され、該傾斜面により、前記油溝の溝深さが前記一方の円周方向端面に向かって増大していることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載された内燃機関のすべり軸受。
  6. 前記第一および/または前記第二の半円筒形状軸受の外周面に、前記異物受容溝に連通するとともに、少なくとも一方の軸受幅方向端面で終わっている潤滑油誘導溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項までのいずれか1項に記載された内燃機関のすべり軸受。
  7. 前記油溝と前記異物受容溝とが連通状態にある、前記第一および第二の半円筒形状軸受の円周方向端面において、前記第一および第二の半円筒形状軸受の各々の前記円周方向端面と外周面とが作る一対の角縁部分の少なくとも一方の角縁部分が面取り加工によって欠截され、それによって形成された軸線方向溝が前記潤滑油誘導溝であることを特徴とする請求項に記載された内燃機関のすべり軸受。
  8. 内燃機関のクランク軸を支承する円筒形すべり軸受を含む軸受装置であって、前記すべり軸受が第一および第二の半円筒形状軸受から成り、少なくとも第一の半円筒形状軸受の内周面に円周方向に延在する油溝が形成されている、前記軸受装置において、
    前記油溝の一方の終端が、前記第一の半円筒形状軸受の一方の円周方向端面に位置し、該一方の円周方向端面は、前記クランク軸の回転方向と同じ方向を向いた端面であり、
    前記第一の半円筒形状軸受と対をなす第二の半円筒形状軸受が異物受容溝を有し、該異物受容溝は、前記第二の半円筒形状軸受の二つの円周方向端面のうち、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面に当接する円周方向端面から前記第二の半円筒形状軸受の外周面に沿って形成された凹所であり、
    前記油溝と前記異物受容溝とが、互いに当接せしめられた前記円周方向端面で連通状態にあり、
    前記第二の半円筒形状軸受の外周面における前記異物受容溝の形成範囲が、前記第一の半円筒形状軸受の前記一方の円周方向端面と当接する前記円周方向端面から、少なくとも円周方向長さ1.0mm、最大で円周角25°(θ)の範囲に相当する円周方向長さであることを特徴とするすべり軸受を含む内燃機関の軸受装置。
  9. 前記一方の終端における前記油溝の溝底幅(W1)と、前記第二の半円筒形状軸受の前記円周方向端面における前記異物受容溝の溝底幅(W2)とが、関係式:W1≦W2を満たすことを特徴とする請求項8に記載された内燃機関の軸受装置。
JP2010000577A 2010-01-05 2010-01-05 内燃機関のすべり軸受 Expired - Fee Related JP5038445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000577A JP5038445B2 (ja) 2010-01-05 2010-01-05 内燃機関のすべり軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010000577A JP5038445B2 (ja) 2010-01-05 2010-01-05 内燃機関のすべり軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011140969A JP2011140969A (ja) 2011-07-21
JP5038445B2 true JP5038445B2 (ja) 2012-10-03

Family

ID=44456967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010000577A Expired - Fee Related JP5038445B2 (ja) 2010-01-05 2010-01-05 内燃機関のすべり軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5038445B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6588015B2 (ja) 2014-07-11 2019-10-09 東芝機械株式会社 異物排出機構を備えた産業機械
JP7201719B2 (ja) * 2021-02-12 2023-01-10 大同メタル工業株式会社 半割軸受およびすべり軸受
CN113746249B (zh) * 2021-08-20 2022-09-09 西安中车永电捷力风能有限公司 一种用于单端双轴承的并联式油路结构及其应用

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5827124Y2 (ja) * 1978-07-14 1983-06-13 三菱自動車工業株式会社 クランクシヤフト軸受装置
JPS60231011A (ja) * 1984-04-26 1985-11-16 Mazda Motor Corp クランクシヤフト軸受部の構造
JPS62162358U (ja) * 1986-04-07 1987-10-15
JPS6421811U (ja) * 1987-07-31 1989-02-03
JP4612072B2 (ja) * 2007-12-28 2011-01-12 大同メタル工業株式会社 内燃機関のコンロッド軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011140969A (ja) 2011-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8579509B2 (en) Sliding bearing for internal combustion engine
JP4913179B2 (ja) 内燃機関のすべり軸受
US8672551B2 (en) Sliding bearing for internal combustion engines
JP5524249B2 (ja) 内燃機関のクランク軸用主軸受
KR101196848B1 (ko) 내연기관의 커넥팅로드베어링
JP2011058567A (ja) 内燃機関のコンロッド軸受
KR101407654B1 (ko) 내연기관의 크랭크축용 주베어링
US8197143B2 (en) Sliding bearing for internal combustion engines
JP2014047846A (ja) コンロッド軸受
JP5038445B2 (ja) 内燃機関のすべり軸受
JP2014047844A (ja) コンロッド軸受
JP6923465B2 (ja) 内燃機関のクランク軸用主軸受
JP5597173B2 (ja) 内燃機関のコンロッド軸受
JP5234679B2 (ja) 内燃機関のすべり軸受
JP6862318B2 (ja) 内燃機関のクランク軸用主軸受
KR20190046667A (ko) 내연기관의 크랭크축용 커넥팅 로드 베어링
JP2012127384A (ja) 内燃機関のクランク軸用すべり軸受
CN112576613B (zh) 半分割轴承以及滑动轴承
JP5043798B2 (ja) すべり軸受および軸受装置
JP2018151037A (ja) 内燃機関のクランク軸用主軸受
JP5044684B2 (ja) 内燃機関のクランク軸用のすべり軸受
JP2019218972A (ja) 内燃機関のクランク軸用主軸受および軸受装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111227

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150713

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5038445

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees