JP5035525B2 - モータ及び電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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上記のように構成した請求項1に係る発明によれば、ティースを構成する各鋼板をティースの幅方向の両側面に対して傾斜させて、それら各鋼板の幅方向を、ロータの各磁極の両側辺間を最短に結ぶ線の方向と略平行に配した。換言すれば、ティースを構成する鋼板の幅方向を、ロータの各磁極と各ティースとの間に働く磁力の方向と略平行にしたので、各鋼板の板厚方向にかかる力を、従来よりも低減或いは無くすことができる。これにより、ティースを構成する各鋼板の撓みを防止することができる。また、各鋼板の撓みを原因とした異音の発生を防止することができる。
請求項2の発明によれば、ティースを構成する鋼板はステータヨーク本体を構成する鋼板と一体成形されておりかつ、ステータヨーク本体を構成する鋼板に対して捻れている。そして、ステータヨーク本体を構成する複数の鋼板を、その板厚方向がモータ回転軸に対して平行となるようにして積層すると、ティースを構成する複数の鋼板が、その幅方向をロータの各磁極の両側辺間を最短に結ぶ線の方向と略平行にした状態で積層される。
請求項3の発明によれば、ステータヨーク本体を構成する鋼板は、周方向の複数位置でティース毎に分割されており、そのステータヨーク本体を構成する鋼板を積層することで、筒形のステータヨークを隣り合ったティース同士の間で縦割り分割した構造のヨークピースを形成することができる。そして、各ヨークピースに備えたティースに電線を巻回してコイルを形成してから、複数のヨークピースを合体させることでモータのステータが構成される。
請求項4の発明によれば、ステータヨーク本体を構成する鋼板は、ティースを構成する鋼板に一体成形されており、そのステータヨーク本体を構成する鋼板は、周方向の複数位置でティース毎に複数の鋼板ピースに分割される。この複数の鋼板ピースを、その板厚方向がモータ回転軸に対して傾斜させた状態で積層することで、ティースを構成する各鋼板の幅方向を、ロータの各磁極の両側辺間を最短に結ぶ線の方向に対して略平行にすることができる。また、鋼板ピースを積層すると、筒形のステータヨークを隣り合ったティース同士の間で縦割り分割した構造のヨークピースを形成することができる。そして、各ヨークピースに備えたティースに電線を巻回してコイルを形成してから、複数のヨークピースを合体させることでモータのステータが構成される。
請求項5の電動パワーステアリング装置によれば、ティースを構成する各鋼板の撓みを防止することで、それに伴う異音の発生を防止することが可能なモータを、ハンドルの操舵力を補助するための動力源として備えたので、電動パワーステアリング装置から発する音を低減することができる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、鋼板ピース31は、ヨーク構成鋼板33に対してティース構成鋼板32が捻れた構造をなしていたが、ヨーク構成鋼板33に対してティース構成鋼板32が捻れていない構造であっても、図9及び図10に示すように、鋼板ピース31の板厚方向をモータ回転軸J1に対して傾斜させた状態で積層して、ティース構成鋼板32のみならずヨーク構成鋼板33も、磁極13N(13S)の両側辺間を最短に結ぶ線L1の方向と略平行になるように傾斜させた状態で積層することで、上記実施形態と同等の効果を奏する。
11 ロータ
13N,13S ロータの磁極
20 ステータ
22 ステータヨーク本体
23 ティース
23A,23A ティースの幅方向の両側面
31 鋼板ピース
32 ティース構成鋼板(ティースを構成する鋼板)
33 ヨーク構成鋼板(ステータヨーク本体を構成する鋼板)
100 電動パワーステアリング装置
107 ハンドル
J1 モータ回転軸
L1 ロータの各磁極の両側辺間を最短に結ぶ線
θ2 スキュー角
Claims (5)
- ロータの各磁極がスキューを有する一方、ステータの各磁極がモータ回転軸方向に複数の鋼板を積層してなるティースで構成されかつそのティースの幅方向の両側面が前記モータ回転軸方向と平行になったモータにおいて、
前記ティースを構成する各鋼板を、そのティースの幅方向の両側面に対して傾斜させて、それら各鋼板の幅方向を前記ロータの各磁極の両側辺間を最短に結ぶ線の方向と略平行にしたことを特徴とするモータ。 - 前記ティースは、複数の鋼板を積層してなる筒状のステータヨーク本体の内周面から複数張り出され、
前記ティースを構成する前記鋼板を、前記ステータヨーク本体を構成する前記鋼板に一体成形すると共に前記ステータヨーク本体を構成する前記鋼板に対して捻った状態にして備え、前記ステータヨーク本体を構成する前記各鋼板は、板厚方向を前記モータ回転軸に対して略平行に配して積層されたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 前記ステータヨーク本体を構成する前記鋼板は、周方向の複数位置で前記ティース毎に分割されたことを特徴とする請求項2に記載のモータ。
- 前記ティースは、複数の鋼板を積層してなる筒状のステータヨーク本体の内周面から複数張り出され、
前記ティースを構成する前記鋼板は、前記ステータヨーク本体を構成する前記鋼板に一体成形されると共に、前記ステータヨーク本体を構成する前記鋼板を周方向の複数位置で前記ティース毎に分割して複数の鋼板ピースが形成され、
それら複数の鋼板ピースが、板厚方向を前記モータ回転軸に対して傾斜させた状態で積層されたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。 - 請求項1乃至4の何れかに記載のモータを、ハンドルの操舵力を補助するための動力源として備えたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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2007
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