JP5035130B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は画像形成装置に関し、特に、ネットワーク環境において用いられる画像形成装置に関する。
オフィスなどに構築されるネットワーク環境において、複写機や印刷機やそれらの機能を併せ持つデジタル複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)などの画像形成装置が用いられることがある。ネットワークの構成によっては、1台の画像形成装置を複数台のクライアント装置が利用することがある。ネットワーク内に複数台の画像形成装置と多数のクライアント装置とが含まれる構成である場合には、各画像形成装置が全クライアント装置とデータのやり取りを行なうことも想定される。
ネットワーク環境での画像形成装置の用いられ方として、たとえばクライアント装置から画像形成装置に対して指示を出力して、指定された画像データを出力する、などの、画像形成装置とクライアント装置とが連携して機能を達成する、という用いられ方がある。
画像形成装置とクライアント装置とが連携して機能を達成するためには、画像形成装置側で、ネットワークに接続されているクライアント装置に関する情報を保持しておく必要がある。従来、画像形成装置では、当該ネットワークに接続されるクライアント装置の登録が接続順になされていた。1つのネットワークに複数の画像形成装置が含まれる場合であっても、同様に、各画像形成装置に対して、各々、接続順にクライアント装置が登録されていた。
しかしながら、ネットワークに接続されるクライアント装置が増え、1台の画像形成装置に多数のクライアント装置に関する情報が記憶されることになると、当該画像形成装置を操作して1つのクライアント装置とデータのやり取りをさせる場合、データをやり取りするクライアント装置の選択肢として、記憶されているクライアント装置の数に応じた多くの選択肢が提示されてしまう。そのため、操作手順が煩雑化し、操作ミスによる誤動作の要因ともなる、という問題がある。
また、画像形成装置のメモリ容量には制限があるため、各画像形成装置に登録可能なクライアント装置に関する情報の量には上限がある。そのため、ネットワークに複数の画像形成装置が含まれる場合であっても、各画像形成装置が、各々、ネットワークに接続順にクライアント装置を登録していき上記上限に達すると、それ以降にネットワークに接続したクライアント装置が、いずれの画像形成装置にも登録されなくなる、という問題もあった。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであって、複数の画像形成装置と複数のクライアント装置とを含むネットワーク環境で用いられる画像形成装置であって、効率的にクライアント装置に関する情報を記憶する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置はデータ転送システムに含まれる画像形成装置であって、データ転送システムに含まれるクライアント装置に関する情報として、画像形成装置から当該クライアント装置に対してデータを転送す
るために必要な情報を記憶する第1の記憶手段と、クライアント装置の、当該画像形成装置の利用履歴を記憶する第2の記憶手段と、第1の記憶手段に対して情報を登録するための処理を行なう第1の登録手段とを備え、第1の記憶手段は、第1の領域と第2の領域とを含み、第1の登録手段は、第2の記憶手段に利用履歴が記憶されているクライアント装置に関する情報を第1の領域に登録し、データ転送システムに接続されているクライアント装置であって利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を第2の領域に登録し、第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、クライアント装置に関する情報を登録する。
好ましくは、画像形成装置はデータ転送システムに含まれるクライアント装置のうちデータ転送システムに新たに接続されたクライアント装置を検出する検出手段をさらに備え、第1の登録手段は、新たに接続されたクライアント装置の利用履歴が記憶されていない場合に、当該クライアント装置に関する情報を第2の領域に登録する。
好ましくは、第2の記憶手段は、クライアント装置ごとに、当該画像形成装置の利用量を含む利用履歴を記憶し、画像形成装置は、第1の登録手段に代えて、第2の記憶手段に利用履歴が記憶されているクライアント装置のうち所定量以上の利用があるクライアント装置に関する情報を第1の領域に登録すると共に、データ転送システムに接続されているクライアント装置であって利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を第2の領域に登録する第2の登録手段をさらに備える。第2の登録手段は、第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、クライアント装置に関する情報を登録する
より好ましくは、第2の記憶手段は、クライアント装置ごとに、さらに当該画像形成装置を用いてデータ転送を行なう際に用いた当該クライアント装置の機能を含む利用履歴を記憶し、第2の登録手段は、所定量以上の利用があるクライアント装置に関する情報として、機能を含む情報を第1の領域に登録する。
好ましくは、第2の記憶手段は、さらに、データ転送システムへのログイン情報ごとに、当該画像形成装置の利用量を含む利用履歴を記憶し、画像形成装置は、第1の登録手段に代えて、第2の記憶手段にクライアント装置のうち、所定量以上の利用があるログイン情報に対応付けられているクライアント装置に関する情報を第1の領域に登録すると共に、データ転送システムに接続されているクライアント装置であって利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を第2の領域に登録する第3の登録手段をさらに備える。第3の登録手段は、第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、クライアント装置に関する情報を登録する
より好ましくは、第2の記憶手段は、クライアント装置ごとに、さらに当該画像形成装置を用いてデータ転送を行なう際に用いた当該クライアント装置の機能を含む利用履歴を記憶し、第3の登録手段は、所定量以上の利用があるログイン情報に対応付けられているクライアント装置に関する情報として、機能を含む情報を第1の領域に登録する。
好ましくは、クライアント装置の当該画像形成装置の利用履歴には、当該クライアント装置を用いてデータ転送システムにログインしたユーザおよび/または当該ユーザの所属するグループを特定する情報が含まれ、データ転送システムにおいてユーザおよび/または当該ユーザの所属するグループを特定するための認証が成功した場合に、第2の記憶手段に記憶されている利用履歴のうち、認証されたユーザおよび/またはグループが含まれている利用履歴に基づいて、データ転送のための選択肢として表示する表示手段をさらに備える。
本発明にかかる画像形成装置では、当該画像形成装置の利用履歴に基づいてクライアント装置に関する情報を記憶することで、効率的にクライアント装置に関する情報を記憶することができる。その結果、複数の画像形成装置を含んで構成されるデータ転送システムにおいて、各画像形成装置の記憶容量が当該データ転送システムに接続されるすべてのクライアント装置に関する情報を記憶できる容量よりも少ない容量であっても、当該データ転送システム全体として、接続されるクライアント装置に関する情報を効率的に記憶することができる。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
図1は、本発明の実施の形態にかかるデータ転送システムの構成の具体例を示す図である。図1を参照して、実施の形態にかかるデータ転送システムは、画像形成装置としての、複数のMFP(Multi Function Peripheral)1A,1B,…,1Nと、クライアント装置としての複数のパーソナルコンピュータ(以下、PC)3A,3B,…,3Mとを含み、これらがネットワーク5を介して接続されている。以降の説明において、MFP1A,1B,…,1Nを代表させてMFP1と称し、PC3A,3B,…,3Mを代表させてPC3と称するものとする。また、ネットワーク5は、有線を介して通信を行なうものでも、無線通信を行なうものであってもよい。さらには、インターネット等の公衆回線を介して通信を行なうものでも、専用回線を介して通信を行なうものでもよい。
MFP1は、画像データを印刷用紙に印刷する機能であるプリント機能と、原稿を光学的に読取って画像データを得る機能であるスキャン機能と、画像データを電子メールで転送する機能であるメール機能と、画像データをファクシミリ送信する機能であるファクシミリ機能と、画像データから文字を識別して文字データを入力する機能であるOCR(Optical Character Reader)機能とを備えるものとする。以降の例では、データ転送システムに含まれるすべてのMFP1が上記機能をすべて備えるものとしているが、必ずしもすべての機能を含んでいなくてもよく、また、その他の機能を含んでいてもよい。
図2は、MFP1のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。図2を参照して、MFP1は、ROM(Read Only Memory)11、RAM(Random Access Memory)12、読取部13、印刷部14、ファクシミリ部15、表示操作部16、通信部17、圧縮処理部18、伸張処理部19、OCR部20、不揮発性記憶装置21、およびCPU(Central Processing Unit)30を含んで構成される。これらは、バス10を介して互いに接続されている。
読取部13は、原稿台に載荷された原稿を光学的に読取って画像データを得る。OCR部20は、光学的に読取られて得られた画像データを予め記憶しているパターンと照合して文字を特定し、文字データを得る。圧縮処理部18は画像データを圧縮処理し、伸張処理部19は伸張処理する。得られた画像データは、必要に応じてこれら処理が施される。また、必要に応じて、RAM12などの記憶装置に記憶される。
印刷部14は、指定された画像データまたは先述の文字データを印刷媒体である印刷用紙上に印刷する。ファクシミリ部15は、指定された画像データまたは先述の文字データを電話回線を用いて指定された相手先に転送する。通信部17はネットワーク5を介して他の装置と通信し、指定された画像データまたは先述の文字データを電子メールで指定された相手先に転送する。また、通信部17は、ネットワーク5に接続されたPC3からMFP1を操作するための操作信号を受信し、CPU30に入力する。
表示操作部16は、MFP1の正面等に設けられて、情報を表示するためのパネルおよび操作を行なうためのボタンなどを含んで構成される。表示操作部16は操作されたボタンなどに応じた操作信号をCPU30に入力する。
CPU30は全体を制御する制御部として機能する。CPU30は、記憶されているプログラムを読み出して実行し、各部に制御信号を出力して、上述の操作信号に応じた処理を実行させる。また、CPU30にはファイルシステム31およびファイル制御部32が含まれる。ファイルシステム31は、ネットワーク接続時における機器の管理や状態の確認に対する利便性を高めるためのプロトコルであるDPWS(Device Profile for Web Service)プロトコルに対応して、データ転送システムに接続された装置を自動的に検出する機能である。ファイル制御部32は後述する処理を行なって、MFP1とPC3との接続を管理する機能である。これら機能は、CPU30がプログラムを実行することでCPU30に構成される。
記憶装置としてのROM11には、CPU30で実行されるプログラムが記憶される。また、記憶装置としてのRAM12には、当該MFP1から接続可能なPCに関する情報が記憶される。ここで、「接続可能」とは、MFPの上記各機能を用いてデータを転送可能なクライアント装置および/または転送の際に用いることが可能なクライアント装置を指す。また、上記接続可能なPCに関する情報を、以降の説明では「PC情報」と称する。PC情報には、少なくとも当該PCを識別する情報と、MFPにおいて当該PCをデータの転送先とするために必要な情報とが含まれる。「当該PCをデータの転送先とするために必要な情報」には、当該PCにデータ転送する際に用いるPC側の機能を識別する情報が含まれる。
さらに、記憶装置には、PCごとに、当該MFPの利用履歴と、PC情報とが記憶される。図3は、記憶装置に記憶されている利用履歴の具体例を示す図である。図3を参照して、MFP1の記憶装置には、利用履歴として、データ転送のための指示を行なった元であるPC3を特定する情報(PC名)と、データ転送に用いた機能を特定する情報(機能名)と、上記指示を行なったユーザを特定する情報(ユーザ名)と、当該ユーザの所属するグループ(部門)を特定する情報(部門名)と、利用日時とが記憶される。このような利用履歴は、好ましくは、当該MFP1の電源が遮断された後も記憶されているように、記憶装置として不揮発性記憶装置21に記憶される。
図4は、記憶装置に記憶されているPC情報と、当該PC情報を記憶する記憶装置の領域構成とを説明する図である。図4を参照して、PC情報には、上述の、当該PCを識別する情報に加えて、属性として、データ転送に用いた機能を特定する情報(機能名)と、当該PCからデータ転送のための指示を行なったユーザを特定する情報(ユーザ名)と、当該ユーザの所属するグループ(部門)を特定する情報(部門名)と、利用日時とが含まれる。
さらに図4を参照して、MFP1の、PC情報を記憶するための記憶領域は、領域Aと領域Bとの2領域に分けられる。領域Aは当該MFP1の電源が遮断された後も記憶されているように、記憶装置として不揮発性記憶装置21で構成される。領域Bは当該MFP1の電源が遮断された際に情報が失われてもよいためその他の揮発性の記憶装置で構成されていてもよい。領域Aおよび領域B共に、予め、PC情報が記憶可能な記憶量が割り当てられている。いずれの記憶量も、所定の操作等によって調整可能であってもよい。
実施の形態にかかるMFP1では、MFP1に電源が投入された際や、リセットされた際など、ファイルシステム31が、図3に示される利用履歴を参照して、当該利用履歴に記憶されている情報をPC情報として領域Aに自動的に登録する。ここでは、利用履歴が記憶されているすべてのPCについて、PC情報が領域Aに登録されるものとする。その後、MFP1においては、図3に示されたような、当該MFP1に記憶されている利用履歴を用いて、新たにネットワークに接続したPC3が順次、領域Bに登録される。図5は、MFP1において行なわれる登録処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図5のフローチャートに示される処理は、MFP1のCPU30がROM11に記憶されるプログラムを読み出して実行し、図2に示される各部を制御することで実現される。
図5を参照して、ステップS101で、ファイルシステム31は、データ転送システム上における装置の接続状況を監視している。ステップS101での監視方法は、たとえば、ファイルシステム31が定期的にネットワーク5に応答の要求を送出して、その応答を解析することで新たに接続された/切断された装置を検出する方法が挙げられる。また、他の方法としては、データ転送システムに接続/切断する際には、各装置はその旨を示す信号をネットワーク5に送出するものとして、ファイルシステム31がその信号を受け取ることで新たに接続された/切断された装置を検出する方法が挙げられる。そして、ファイルシステム31がデータ転送システムに新たに接続された/切断された装置を検出して、接続状況に変化があったと判断すると(ステップS103でYES)、ファイル制御部32において以降の処理が行なわれる。
当該ネットワーク5に接続する前提として、データ転送システムに接続される装置を用いる際には、ユーザはログイン操作を行なうものとする。MFP1や図1には図示されないデータ転送システムに含まれるサーバ等に、ログインが許可されるユーザに関する情報としてユーザ情報が記憶されておくものとする。ユーザ情報はユーザごとのログイン情報とも称される。図6はユーザ情報の具体例を示す図である。図6を参照して、ユーザ情報としては、少なくとも、当該ユーザを識別する情報(ID)、および認証のための情報(パスワード等)が含まれる。さらに、図6に示されるように、MFPの備える各機能を使用することについての許可/禁止が含まれてもよい。さらには、各機能についてのより詳細な使用可能な範囲を示す情報が含まれてもよい。また、当該ユーザの所属するグループ(部門)に関する情報が含まれていてもよい。
MFP1または図示しないサーバ等において、ステップS103で新たに接続されたPC3の認証が成功すると(ステップS105でYES)、ファイルシステム31は当該PC3のユーザ情報を用いて、当該PC3について利用履歴が記憶されているか否かを確認する。その結果、MFP1の記憶装置に利用履歴が記憶されていない場合(ステップS105でNO)、ファイルシステム31は、当該PCのPC情報の格納先として上述の領域Bと決定する。そこで、ファイルシステム31は領域Bの利用状況を参照して、領域Bに空き領域がある場合には、ステップS111で当該PCのPC情報を領域Bに記憶させる。領域Bにはネットワーク5への接続順(利用日時順)にPC情報が記憶される。そこで、ステップS111でファイルシステム31は、領域Bの最新の位置にPC情報を記憶させる。一方、図4にも示されるように、領域Bに空き領域がない場合、ステップS113でファイルシステム31は、領域Bに記憶されているPC情報のうち、ネットワークへの接続順(利用日時)が最も古い情報を破棄し、領域Bの最新の位置に当該PCのPC情報を記憶させる。
その後、ステップS115でファイルシステム31は、当該PCに関する情報を利用履歴に反映させるよう、利用履歴を更新する。ここでは、好ましくは、不揮発性記憶装置21において利用履歴を記憶する領域の記憶量は予め規定されており、ステップS115で新たにPC3に関する情報を利用履歴に反映させる際に上記記憶量を超える場合には、PC情報を登録する記憶領域と同様に、利用日時の最も古い利用履歴を破棄し、新たにPC3に関する情報を利用履歴に反映させる。
なお、PC情報は、データ転送システムに含まれる複数のMFP1A,1B,…,1Nのうち、他のMFPよりもRAM12の記憶容量が大きい、代表となるMFPが、データ転送システムに含まれるすべてのクライアント装置についてのPC情報を記憶して、上記代表となるMFPに要求することで取得されてもよい。また、データ転送システムに含まれるいずれかのMFPが記憶しておき、すべてのMFPに対して要求することで該当するMFPから取得するものであってもよい。または、そのようにして取得したPC情報に対して、MFP1において、さらに、上述のデータ転送に用いた機能を特定する情報(機能名)や、当該PCからデータ転送のための指示を行なったユーザを特定する情報(ユーザ名)や、当該ユーザの所属するグループ(部門)を特定する情報(部門名)や、利用日時などの属性情報が付加されてもよい。
先述のように、データ転送システムに含まれる各MFPには接続可能な台数には限度があり、各MFPは、その台数に応じてPC情報の記憶領域を用意しておく。そして、上述の登録処理を行なうことで、接続可能な台数内において、当該MFP1を利用する可能性の高いPCから順に登録されることになる。このため、ユーザの利便性を向上させることができる。また、各PCが利用するMFPはある程度固定されていることが考えられるために、各MFPにおいて上述の登録処理が行なわれることで、結果的に、データ転送システムに含まれる複数のMFPに、PCで利用する可能性の高いMFPから順にPC情報が振り分けられて記憶されることになる。これにより、データ転送システムに含まれるすべてのMFPが、各々、データ転送システムに含まれるすべてのPCについてのPC情報を記憶可能な容量の記憶装置を備えていなくても、各MFPの最大接続可能台数を超えてPCがデータ転送システムに接続された場合であっても、いずれかのMFPと接続可能となる可能性が高まる。
図7は、表示操作部16の具体例を示す図である。表示操作部16には、パネル部161とボタン部163とが含まれる。表示操作部16でデータ転送のための操作を行なう際には、たとえば、ボタン部163に含まれる数字ボタンなどを用いてログイン操作を行なうと、パネル部161に操作可能な機能の選択肢が表示され、その中から該当する機能を選択することで転送操作に用いる機能を決定することができる。上述の登録処理によってPC情報が登録されたMFP1では、パネル部161に操作可能な機能の選択肢を表示するために、以下のような表示処理が行なわれる。図8は、MFP1の表示操作部16や通信部17を介してPC3から操作がなされた際に行なわれる、パネル表示処理の流れの具体例を示すフローチャートである。図8のフローチャートに示される処理もまた、MFP1のCPU30がROM11に記憶されるプログラムを読み出して実行し、図2に示される各部を制御することで実現される。
図8を参照して、CPU30は、ユーザ認証の成功を検出すると(ステップS203でYES)、ステップS205で、不揮発性記憶装置21に記憶されている利用履歴を参照し、認証されたユーザ名が含まれる利用履歴を抽出し、当該ユーザ名に関連付けられているPC名および機能名をパネル部161に表示させるための処理を実行して表示させる。
部門認証の成功を検出すると(ステップS203でNO、かつステップS207でYES)、ステップS209で、不揮発性記憶装置21に記憶されている利用履歴を参照し、認証された部門名が含まれる利用履歴を抽出し、当該部門名に関連付けられているPC名および機能名をパネル部161に表示させるための処理を実行して表示させる。
ユーザ認証の成功も部門認証の成功も検出しない段階、つまり、認証を行なわずにいわゆるビジターモードで用いる場合や、いずれの認証にも失敗していわゆるビジターモードでの使用のみを許可する場合など(ステップS203でNO、かつステップS207でNO)、ステップS211で、不揮発性記憶装置21に記憶されているすべての利用履歴についてのPC名および機能名をパネル部161に表示させるための処理を実行して表示させる。
具体的に、図3に示された利用履歴が不揮発性記憶装置21に記憶されており、図3は利用日時順に示されているものとする。このとき、上記ステップS203でユーザXXXの認証に成功したとすると、ステップS205でCPU30は図3の利用履歴の中からユーザ名XXXを含む利用履歴を抽出する。そして、パネル部161に図9(A)に示されるように表示させる。同様に、上記ステップS203でユーザYYYの認証に成功したとすると、ステップS205でCPU30は図3の利用履歴の中からユーザ名YYYを含む利用履歴を抽出する。そして、パネル部161に図9(B)に示されるように表示させる。図9(A),図9(B)において、実線で囲まれた部分が選択肢として表示され、点線で囲まれた部分は表示されていないものとする。または、点線で囲まれた部分は、選択肢とはされないものの、表示はされてもよい。なお、後述する図9(C),図9(D)でも同様に表わされているものとする。
上記ステップS207で部門Aの認証に成功したとすると、ステップS209でCPU30は図3の利用履歴の中から部門名Aを含む利用履歴を抽出する。そして、パネル部161に図9(C)に示されるように表示させる。
上述のようにユーザ認証の成功も部門認証の成功も検出されなかった場合には、ステップS211でCPU30は図3の利用履歴を参照して、パネル部161に図9(D)に示されるように、すべての利用履歴を表示させる。なお、PCプリントとは当該PCに保存された画像のプルプリントする機能であり、PCスキャンとはスキャンして得た画像データを当該PCに転送して格納する機能であり、PCEメールとは当該PCに保存された画像のEメール転送する機能であり、PCファックスとは当該PCに保存された画像のファクシミリ転送する機能を指す。なお、PCEメールおよびPCファクシミリについては、指定した画像を当該PCに対して転送する機能であってもよい。図9(A)〜図9(D)では、これら機能が用いられた履歴が表示される例を示している。
MFP1において上述のようなパネル表示処理が行なわれることで、ユーザの利便性を向上させることができる。
[変形例1]
変形例1において、MFP1は、利用履歴として、データ転送のための指示を行なった元である各PCについての、当該MFPへのアクセスのカウントをさらに記憶する。カウントを含んだ利用履歴は、上記ステップS115において、すでにあるPCの機能について利用履歴が存在する場合に、その利用日時の更新に替えて、または加えて、含まれるカウントをインクリメントすることで構築される。つまり、変形例1では、MFP1に、PCごとに、どれだけどの機能を用いてデータ転送を行なったか、のカウントが利用履歴として記憶される。
上の例では、MFP1において、MFP1に電源が投入された際や、リセットされた際などタイミングで、ファイルシステム31が、利用履歴が記憶されているすべてのPCについて、PC情報を領域Aに登録するものとしている。一方、変形例1においてMFP1のファイルシステム31は、同様のタイミングで利用履歴を走査し、利用履歴があった場合であっても、さらに、当該利用履歴に含まれる上述のカウントが所定値以上であるPCについて、PC情報を領域Aに登録する。つまり、変形例1において、MFP1は、利用履歴に含まれるPCであっても所定回数以上、当該機能の利用がある場合に、言い換えると、当該MFP1をよく利用するPCの機能についてのPC情報のみを登録することになる。
なお、上述の例では、PCの機能ごとにカウントするものとしているが、機能に関わらず、PCごとにカウントし、当該カウントが所定以上である場合に、当該PCのPC情報を登録するようにしてもよい。すなわち、よく利用するPCのPC情報のみを登録するようにしてもよい。これは、以降の変形例においても同様であるものとする。
変形例1においてMFP1でこのような登録処理が行なわれることで、PCでMFPを用いてデータ転送を行なわせるための指示信号を送信する際に、最もよく用いるMFPの当該機能が接続可能となっており、または、最もよく用いるMFPが接続可能となっており、ユーザの利便性を向上させることができる。
[変形例2]
変形例2において、MFP1は、利用履歴として、データ転送を行なったユーザごとに利用履歴を蓄積して、当該利用履歴にも基づいてPC情報を登録する。具体的には、変形例2においては、予めユーザごとにPC3が割り当てられているものとし、たとえば各MFPや代表のMFPや、図1には図示されないデータ転送システムに含まれるサーバ等に、予め、ユーザとPC3との対応関係が記憶されているものとする。
変形例2においてMFP1は、当該MFP1にログインしたユーザまたはPC3にログインしてMFP1に対して操作信号を送信したユーザごとに、MFP1で、図3の利用履歴とは別に、データ転送のための指示を行なった元である各ユーザについての、当該MFPへのアクセスのカウントを記憶する。さらには、データ転送のために用いる機能ごとに、当該機能を用いてデータ転送のための指示を行なった元である各ユーザについての、当該MFPの当該機能へのアクセスのカウントを記憶してもよい。
変形例2においてMFP1のファイルシステム31は、上述の例と同様のタイミングで利用履歴を走査し、利用履歴があった場合であっても、さらに、接続してデータ転送のための指示を行なった元であるユーザについての利用履歴を参照して、当該利用履歴に含まれる上述のカウントが所定値以上であるPCについて、PC情報を領域Aに登録する。つまり、変形例2において、MFP1は、利用履歴に含まれるPCであっても、データ転送のための指示を行なった元であるユーザが所定回数以上、当該機能の利用がある場合に、言い換えると、当該MFP1をよく利用するユーザについてのみ、当該ユーザに対応付けられているPCの機能についてのPC情報を登録することになる。
変形例2においてMFP1でこのような登録処理が行なわれることで、MFP1では当該MFPを用いてデータ転送を行なう可能性が高いユーザに対応付けられたPC情報を記憶することとなる。これにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、上の例のおいて、ユーザに替えて部門ごととすることも可能である。すなわち、データ転送を行なった部門ごとに利用履歴を蓄積して、当該利用履歴にも基づいてPC情報を登録しても、同様に、MFP1では当該MFPを用いてデータ転送を行なう可能性が高い部門に対応付けられたPC情報を記憶することとなり、利便性を向上させることができる。
[変形例3]
変形例3においても、MFP1は、利用履歴として、データ転送を行なったユーザごとに利用履歴を蓄積して、当該利用履歴にも基づいてPC情報を登録する。具体的には、変形例3では、予めMFPごとにユーザが割り当てられているものとし、たとえば各MFPや代表MFPや、図1には図示されないデータ転送システムに含まれるサーバ等に、予め、各MFPについて割り当てられているユーザが記憶されているものとする。
変形例3においてMFP1は、MFP1にログインしたユーザまたはPC3にログインしてMFP1に対して操作信号を送信したユーザごとに、MFP1で、利用履歴として、データ転送先としたPCのカウントを記憶する。さらには、データ転送に用いた機能ごとにカウントを記憶してもよい。すなわち、各MFPでは、ユーザごとに、どのPCに対してどれだけデータ転送を行なったか、またはどのPCに対してどの機能を用いてデータ転送を行なったか、のカウントを履歴として構築していく。このようにして蓄積されるユーザごとの利用履歴を用いて、PC情報の登録処理を行なう。具体的には、変形例3にかかるMFP1のファイルシステム31は、上述の例と同様のタイミングで利用履歴を走査し、利用履歴があった場合であっても、さらに、当該MFP1に対応付けられているユーザの上記利用履歴に含まれる上述のカウントが所定値以上であるPCについて、PC情報を領域Aに登録する。つまり、変形例3において、MFP1は、利用履歴に含まれるPCであっても、当該MFP1に対応付けられているユーザがデータ転送の相手先としてよく利用するPCおよびデータ転送の際によく利用する機能についてのPC情報のみを登録する。
図8に示された例では、MFP1はユーザ認証または部門認証が成功した場合に、当該ユーザまたは部門に関連して記憶されている利用履歴に基づいてパネル表示を行なうものとしているが、登録されたPC情報に基づいてパネル部161に表示してもよい。その場合にも、図8に示された処理と同様に、領域Aまたは領域Bに登録されているPC情報を走査して、認証されたユーザまたは部門に関連しているPC情報を読み出して、そのPC情報に基づいて、データ転送の際の選択肢として表示するようにすることができる。なお、変形例3の場合には、好ましくは、表示される履歴の機能において、PCは、画像データの転送先を示しているものとする。
変形例3においてMFP1でこのような登録処理が行なわれることで、当該MFP1に対応付けられているユーザがログインしたことが検出された際、当該ユーザがデータ転送の相手先として選択する可能性の高いPCおよびその際に利用する可能性の高い機能が、利用日時順に表示されることになる。そのため、ユーザの選択操作が容易になり、誤操作を防止するために有効である。
なお、上の例において、ユーザに替えて部門ごととすることも可能である。すなわち、データ転送を行なった部門ごとに上述のような利用履歴を記憶して、当該利用履歴にも基づいてPC情報を登録しても、同様に、MFP1では当該MFPに対応付けられた部門がデータ転送の相手先として選択する可能性の高いPCおよびその際に利用する可能性の高い機能が、利用日時順に表示されることになり、利便性を向上させることができる。
以上の例は、PC情報として、データ転送する際に用いるPCの機能、ユーザ名、および当該ユーザの所属する部門が特定されたPC情報がMFP1に登録される例であるが、接続可能なPCを識別する情報のみを特定するPC情報であってもよいし、接続可能なPCを識別する情報およびユーザ名が特定されたPC情報であってもよいし、接続可能なPCを識別する情報および部門が特定されたPC情報であってもよい。
なお、上述の、MFPで行なわれるPC情報の登録処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明の実施の形態にかかるデータ転送システムの構成の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるMFPのハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 MFPの記憶装置に記憶されている利用履歴の具体例を示す図である。 記憶装置に記憶されているPC情報と、当該PC情報を記憶する記憶装置の領域構成とを説明する図である。 本発明の実施の形態にかかるMFPにおいて行なわれる登録処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 ユーザ情報の具体例を示す図である。 MFPの表示操作部の具体例を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるMFPにおいて行なわれるパネル表示処理の流れの具体例を示すフローチャートである。 MFPのパネル部での表示の具体例を示す図である。
符号の説明
1,1A,1B,…,1N MFP、3,3A,3B,…,3M PC、5 ネットワーク、10 バス、11 ROM、12 RAM、13 読取部、14 印刷部、15 ファクシミリ部、16 表示操作部、17 通信部、18 圧縮処理部、19 伸張処理部、20 OCR部、21 不揮発性記憶装置、30 CPU、161 パネル部、163 ボタン部。

Claims (7)

  1. データ転送システムに含まれる画像形成装置であって、
    前記データ転送システムに含まれるクライアント装置に関する情報として、画像形成装置から当該クライアント装置に対してデータを転送するために必要な情報を記憶する第1の記憶手段と、
    クライアント装置の、当該画像形成装置の利用履歴を記憶する第2の記憶手段と、
    前記第1の記憶手段に対して情報を登録するための処理を行なう第1の登録手段とを備え、
    前記第1の記憶手段は、第1の領域と第2の領域とを含み、
    前記第1の登録手段は、
    前記第2の記憶手段に利用履歴が記憶されているクライアント装置に関する情報を前記第1の領域に登録し、
    前記データ転送システムに接続されているクライアント装置であって前記利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を前記第2の領域に登録し、
    前記第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に前記第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、前記第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、前記クライアント装置に関する情報を登録する、画像形成装置。
  2. 前記データ転送システムに含まれるクライアント装置のうち前記データ転送システムに新たに接続されたクライアント装置を検出する検出手段をさらに備え、
    前記第1の登録手段は、前記新たに接続されたクライアント装置の利用履歴が記憶されていない場合に、当該クライアント装置に関する情報を前記第2の領域に登録する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2の記憶手段は、前記クライアント装置ごとに、当該画像形成装置の利用量を含む利用履歴を記憶し、
    前記第1の登録手段に代えて、前記第2の記憶手段に利用履歴が記憶されているクライアント装置のうち所定量以上の利用があるクライアント装置に関する情報を前記第1の領域に登録すると共に、前記データ転送システムに接続されているクライアント装置であって前記利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を前記第2の領域に登録する第2の登録手段をさらに備え、
    前記第2の登録手段は、前記第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に前記第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、前記第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、前記クライアント装置に関する情報を登録する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の記憶手段は、前記クライアント装置ごとに、さらに当該画像形成装置を用いてデータ転送を行なう際に用いた当該クライアント装置の機能を含む利用履歴を記憶し、
    前記第2の登録手段は、前記所定量以上の利用があるクライアント装置に関する情報として、前記機能を含む情報を前記第1の領域に登録する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の記憶手段は、さらに、前記データ転送システムへのログイン情報ごとに、当該画像形成装置の利用量を含む利用履歴を記憶し、
    前記第1の登録手段に代えて、前記第2の記憶手段にクライアント装置のうち、所定量以上の利用があるログイン情報に対応付けられているクライアント装置に関する情報を前記第1の領域に登録すると共に、前記データ転送システムに接続されているクライアント装置であって前記利用履歴が記憶されていないクライアント装置に関する情報を前記第2の領域に登録する第3の登録手段をさらに備え、
    前記第3の登録手段は、前記第2の領域にクライアント装置に関する情報を登録する際に前記第2の領域における所定の記憶容量を超えた場合に、前記第2の領域に記憶されている情報のうち、登録された日時の古いクライアント装置に関する情報を破棄した上で、前記クライアント装置に関する情報を登録する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の記憶手段は、前記クライアント装置ごとに、さらに当該画像形成装置を用いてデータ転送を行なう際に用いた当該クライアント装置の機能を含む利用履歴を記憶し、
    前記第3の登録手段は、前記所定量以上の利用があるログイン情報に対応付けられているクライアント装置に関する情報として、前記機能を含む情報を前記第1の領域に登録する、請求項5に記載の画像形成装置。
  7. クライアント装置の当該画像形成装置の利用履歴には、当該クライアント装置を用いて
    前記データ転送システムにログインしたユーザおよび/または当該ユーザの所属するグループを特定する情報が含まれ、
    前記データ転送システムにおいてユーザおよび/または当該ユーザの所属するグループを特定するための認証が成功した場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記利用履歴のうち、認証されたユーザおよび/またはグループが含まれている利用履歴に基づいて、データ転送のための選択肢として表示する表示手段をさらに備える、請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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