JP5034546B2 - フォトカプラ回路 - Google Patents

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Description

この発明は、フォトカプラを備えたフォトカプラ回路に関するものである。
フォトカプラは発光素子である発光ダイオードとフォトダイオード、もしくはフォトトランジスタとを組み合わせ、光を媒介とした結合素子であり、入力された電気信号を内部で光信号に変換することで入力側と出力側を電気的に絶縁する絶縁伝送手段である。フォトカプラはノイズ発生源の近くに配置されるフォトカプラ回路の入力側に用いられることが多い。また、フォトカプラの入力側と出力側との絶縁耐圧は通常1kVrmsから5kVrms程度であり、入力側の高電圧信号を抵抗で定格入力電圧に分圧してフォトカプラに入力して、5Vのような通常のフォトカプラ回路の電源電圧に変換するとともに、信号伝送することも可能である。
一般にフォトカプラの入力逆電圧の絶対定格は5Vから6V程度であり、例えば雷、配電系統の切り替え、負荷の開閉等によって発生するサージや、入力端子の逆接続によるフォトカプラの破壊を防止するために、保護用のダイオードをフォトカプラの発光側(入力側)のアノード側とカソード側にダイオードを接続する。例えば技術文献1には保護用のダイオードがフォトカプラの入力側に接続され、フォトカプラの入力に接続された制御信号線に電流制限素子としての抵抗が、発光側のアノード側とカソード側のいずれにも挿入されたフォトカプラ回路が示されている。
特開平10−106776号公報(第2頁乃至3頁、図6)
特許文献1のようなフォトカプラ回路では保護用のダイオードとフォトカプラの発光側のダイオードで閉ループが形成される。この閉ループに高周波の電磁波ノイズを受けると閉ループがアンテナとなり、この閉ループに起電力が発生することでフォトカプラが誤動作する問題があった。一般に高周波の電磁波ノイズのエネルギーは周波数が高くなると低下するので、アンテナとなる閉ループの回路の配線長を短くしてエネルギーの高い高周波の電磁波ノイズの成分と作用しないようにすることが必要になる。したがって、フォトカプラの誤動作を防止するために保護用のダイオードをフォトカプラの発光側のダイオードに近接して配置し、閉ループの回路の配線長を極力短くする必要があり、保護用のダイオードの配置に強い制約を設けなければならず、配置の自由度が低い問題点があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、フォトカプラを備えたフォトカプラ回路において、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、配置の自由度を高めることを目的とする。
この発明にかかるフォトカプラ回路は、回路入力端子が発光素子の入力端子に接続されたフォトカプラとこのフォトカプラの発光素子に並列かつ極性が逆向きに接続され、このフォトカプラを保護するダイオードを備えている。そしてフォトカプラとダイオードとで形成された閉ループに抵抗を配置したものである。
この発明は、フォトカプラを実装したフォトカプラ回路において、フォトカプラの発光素子とフォトカプラを保護するダイオードとで形成される閉ループに配置した抵抗の電圧降下によって、フォトカプラに印加される高周波の電磁波ノイズによる電圧を低下させたので、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードの配置の自由度を高めることができる。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるフォトカプラ回路を示す図である。フォトカプラ回路1はn個のサブ回路Sub‐1乃至Sub‐nを備えている、n個のサブ回路の入力マイナス側配線および出力マイナス側配線はそれぞれ入力マイナス側端子Inn及び出力マイナス側端子Outnを共通として外部と接続されている。入力マイナス側端子Innには、入力マイナス側配線を通る高周波の外来ノイズに対して共通にインピーダンスを高めるために、インダクタLが接続されている。サブ回路Sub‐1は、フォトカプラP1で発光側と受光側が絶縁されている。フォトカプラP1の入力側には保護用のダイオードD1が並列に接続されている。この保護用のダイオードD1によってフォトカプラP1の破壊を防止することができる。フォトカプラP1が接続される出力プラス側端子Outp‐1には、後述するデジタル信号回路である処理回路2が駆動される電源電圧Vccと同じ電圧の電源が接続されている。他のサブ回路もサブ回路Sub‐1と同様である。
フォトカプラP1で信号伝送を行うためには、フォトカプラP1の所定の制限電流内にするために入力側に電流制限素子として抵抗を挿入する。フォトカプラP1のアノード端子と入力プラス側端子Inp‐1と入力プラス側配線で接続され、フォトカプラP1のカソード端子は入力マイナス側配線に接続されている。フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1で形成される閉ループに、抵抗R13と抵抗R14が配置されている。ダイオードD1と入力プラス側端子Inp‐1の間に抵抗R11が接続され、ダイオードD1と入力マイナス側端子Innの間に抵抗R12が接続されている。サブ回路Sub‐2からサブ回路Sub‐nまで、それぞれサブ回路Sub‐1と同様な構成である。ここで抵抗の符号は、十の位がサブ回路番号を示し、一の位はそのサブ回路における任意の番号を示す。
図2はこの発明の実施の形態1におけるフォトカプラ回路を搭載した制御信号生成装置の概略ブロック図である。ここではフォトカプラ回路1のサブ回路が2つの場合を示している。フォトカプラ回路1の入力プラス側端子Inp‐1及びInp‐2はそれぞれ制御信号生成装置3の入力プラス側端子Isig‐1及びIsig‐2に接続される。フォトカプラ回路1の入力マイナス側端子Innは制御信号生成装置3の信号グランドSG1に接続される。フォトカプラ回路1の出力プラス側端子Outp‐1及びOutp‐2は処理回路2の入力プラス側端子Incp‐1及びIncp‐2に接続される。フォトカプラ回路1の出力マイナス側端子Outnと処理回路2の入力マイナス側端子Incnは、制御信号生成装置3の信号グランドSG2に共通に接続される。処理回路2は電圧Vccである電源で駆動される。制御信号生成装置3の筐体に接続されたフレームグランドFGはアースにつながっている。信号グランドSG1及びSG2とフレームグランドFGとは接続されない状態になっている。Cx1及びCx2はそれぞれフレームグランドFGと信号グランドSG1及びSG2間とフレームグランドFG間の寄生容量である。
次に動作について説明する。出力マイナス側端子Outnは制御回路2と共通のグランド(電位Vgnd)に接続され、入力プラス側端子Inp‐1と入力マイナス側端子Inn間に例えば電圧100Vの立ち上がり入力信号が入力される場合を考える。入力プラス側端子Inp‐1に電圧100Vの立ち上がりパルスが入力されると、フォトカプラP1の入力側端子に直列接続された抵抗R11乃至R14で分圧された所定の電圧が印加され、所定の直流順電流Iが流れる。フォトカプラP1の発光素子である発光ダイオードが発光し、この光を受光するフォトカプラP1のフォトトランジスタがONすることで、出力プラス側端子Outp‐1はVccからVgndに変化する。この状態から入力プラス側端子Inp‐1に電圧100Vの立ち下がりパルスが入力されると、フォトカプラP1の入力側端子に印加される電圧が低下し、フォトカプラP1の発光ダイオードが発光しなくなり、フォトトランジスタがOFFすることで、出力プラス側端子Outp‐1はVgndからVccに変化する。このように高電圧の入力プラス側端子Inp‐1に入力されたパルス信号に応じて、出力プラス側端子Outp‐1に入力されたパルス信号を反転したパルス信号、即ち回路電源電圧Vccの反転したパルス信号が伝送される。フォトカプラ回路1から伝送された信号を受ける処理回路2は、所定の演算等の処理を行い出力端子Osig‐1から被制御回路を制御するための制御信号を出力する。
フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1、抵抗R13及び抵抗R14で形成される閉ループ中に高周波の電磁波ノイズが侵入する場合を考える。まず抵抗R13及び抵抗R14がない従来の場合から説明する。フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1で形成される閉ループ中に高周波の電磁波ノイズが侵入すると、フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1が順方向となる向きの場合に電流が流れ、このときに閉ループに起電力が発生するようになる。このようにフォトカプラが高周波の電磁波ノイズを受けて、フォトトランジスタのベースの浮遊容量に電荷が蓄積されるとともに直流順電流Iに相当する高周波の電流が流れることで、フォトトランジスタがONするようになる。本来OFFであるものがONとなることで、誤信号が処理回路2に伝送され誤動作してしまう。これを防ぐ一つの方法がダイオードD1をフォトカプラP1に極力近接して閉ループの回路の配線長を短くする方法だった。
次に本実施の形態の場合を説明する。フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1、抵抗R13及び抵抗R14で形成される閉ループ中に侵入した高周波の電磁波ノイズによって、フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1が順方向となる向きにノイズ電流Iが流れたとしても、抵抗R13及び抵抗R14によってそれぞれI×R13及びI×R14の電圧降下が発生することで、フォトカプラのアノード端子とカソード端子間に印加される電圧を低下させることができる。即ち、抵抗R13及び抵抗R14はノイズ電圧を分圧する分圧素子としての働きをしている。フォトカプラが高周波の電磁波ノイズを受けて、フォトトランジスタのベースの浮遊容量に電荷が蓄積されるとともに直流順電流Iに相当する高周波の電流が流れることがないので、フォトトランジスタはOFF状態を維持することができる。
したがって、ノイズのエネルギーが高い高周波成分を閉ループが受けたとしても、電圧降下が十分できる抵抗R13及び抵抗R14の抵抗値を選ぶことによって、フォトカプラのアノード端子とカソード端子間にフォトカプラがONしてしまう電圧が印加されないようにすることができる。これによってOFF状態のフォトカプラがONとなることはなく、誤信号が処理回路2に伝送され誤動作してしまうことがないので、処理回路2の誤動作を防ぐことができる。
本実施の形態のフォトカプラ回路は高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性を上げることができたので、閉ループの回路の配線長を長くしても誤動作しないようにすることができる。したがってダイオードD1をフォトカプラP1から離して配置することができ、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。
以上のように本実施の形態のフォトカプラ回路は、ダイオードD1をフォトカプラP1に極力近接して閉ループの回路の配線長を短くしなければならなかった従来とは異なり、ダイオードD1とフォトカプラP1との間に抵抗を配置して、高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性を上げることができたので、閉ループの回路の配線長を長くしても誤動作しないようにすることができる。したがってダイオードD1をフォトカプラP1から離して配置することができ、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。
また、抵抗R13及び抵抗R14は電流制限素子であるとともに、高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性を上げる分圧素子でもある。電流制限素子と誤動作の耐性を上げる分圧素子を兼用することで、分圧素子としての抵抗を余分に設けなくてもよい利点がある。
次にフォトカプラ回路1に外来ノイズが侵入し処理回路2が誤動作する場合を考える。フォトカプラは入力側と出力側とが直流或いは低周波数領域では絶縁さているが、入力側と出力側に周波数が数MHz以上のノイズが印加されると、フォトカプラ内の容量結合により発光側から受光側あるいはその逆方向に微小なノイズが移行する。侵入するノイズが処理回路2の電源電圧Vccより高電圧である場合は、処理回路2内の論理ゲートの閾値、例えば電源電圧Vccの1/2を超えてしまい、デジタル信号回路である処理回路2が誤動作してしまう。また、フレームグランドFGと信号グランドSG1及びSG2間とフレームグランドFG間の寄生容量Cx1及びCx2によってフレームグランドFGから侵入する高周波の外来ノイズが処理回路2を経由しフォトカプラを通過することでも処理回路2が誤動作する可能性がある。
入力プラス側端子Inp‐1から侵入する高周波の外来ノイズの伝搬経路をサブ回路Sub‐1で考える。入力プラス側端子Inp‐1を基点として抵抗R11及び抵抗R13を経由して、フォトカプラP1のアノード端子からフォトカプラP1のコレクタ端子に抜けるPath‐p1がある。フォトカプラP1がON状態の場合に、この経路Path‐p1を通る高周波の外来ノイズが出力プラス側端子Outp‐1に電源電圧Vccの1/2を超えたH電圧として伝搬すると処理回路2で誤動作に至る可能性がある。しかし抵抗R11及び抵抗R13の抵抗値が十分高ければ、抵抗R11及び抵抗R13での電圧降下によって、フォトカプラP1のアノード端子からフォトカプラP1のコレクタ端子に抜けたとしても、処理回路2中の論理ゲートの閾値を超えないようにすることができるので、高周波の外来ノイズによる誤動作を防止することができる。
入力マイナス側端子Innから侵入するノイズの伝搬経路をサブ回路Sub‐1で考える。入力マイナス側端子Innを基点としてインダクタL、抵抗R12及び抵抗R14を経由して、フォトカプラP1のカソード端子からフォトカプラP1のエミッタ端子に抜けるPath‐n1がある。また、入力マイナス側端子Innを基点としてインダクタL、抵抗R12、ダイオードD1、抵抗R13を経由して、フォトカプラP1のアノード端子からフォトカプラP1のコレクタ端子に抜けるPath‐n2がある。
Path‐n1を通る高周波の外来ノイズは、出力マイナス側端子Outnの電位が上がり処理回路2の入力マイナス側端子Incnの電位がグランドレベルから高くなることにより、処理回路2で誤動作に至る可能性がある。しかし抵抗R12及び抵抗R14の抵抗値が十分高ければ、抵抗R12及び抵抗R14での電圧降下によって、フォトカプラP1のカソード端子からフォトカプラP1のエミッタ端子に抜けたとしても、処理回路2中の論理ゲートの閾値に影響を与えないような電位上昇に収めることができるので、高周波の外来ノイズによる誤動作を防止することができる。
また、Path‐n2を通る高周波の外来ノイズは、フォトカプラP1がON状態の場合に出力プラス側端子Outp‐1に電源電圧Vccの1/2を超えたH電圧として伝搬すると処理回路2で誤動作に至る可能性がある。しかし抵抗R12及び抵抗R13の抵抗値が十分高ければ、抵抗R12及び抵抗R13での電圧降下によって、フォトカプラP1のアノード端子からフォトカプラP1のコレクタ端子に抜けたとしても、処理回路2中の論理ゲートの閾値を超えないにすることができるので、外来ノイズによる誤動作を防止することができる。
高周波の外来ノイズは交流成分であるから、フォトカプラ内の容量結合により受光側から発光側に電流を流し、処理回路2の入力マイナス側端子Incnの電位がグランドレベルから高くなることにより、処理回路2が誤動作する可能性がある。出力マイナス側端子Outnからサブ回路Sub‐1に侵入するノイズの伝搬経路を考える。出力マイナス側端子Outnを基点としてフォトカプラP1のエミッタ端子からフォトカプラP1のカソード端子に抜け、抵抗R14及び抵抗R12、インダクタLを経由して入力マイナス側端子Innに至るPath‐n3がある。また、出力マイナス側端子Outnを基点としてフォトカプラP1のエミッタ端子からフォトカプラP1のカソード端子に抜け、抵抗R14、ダイオードD1、抵抗R11を経由して入力プラス側端子Inp‐1に至るPath‐n4がある。
Path‐n3を通る高周波の外来ノイズを防止するためには、抵抗R12及び抵抗R14の抵抗値が十分高ければよい。抵抗R12及び抵抗R14の抵抗値が十分高ければ、抵抗R12及び抵抗R14での電圧降下によって、処理回路2の入力マイナス側端子Incnの電位上昇が低減され、処理回路2を構成する論理ゲートの閾値を超えないにすることができるので、高周波の外来ノイズを防止することができる。また、Path‐n4を通る高周波の外来ノイズを防止するためには、抵抗R11及び抵抗R14の抵抗値が十分高ければよい。抵抗R11及び抵抗R14の抵抗値が十分高ければ、抵抗R11及び抵抗R14での電圧降下によって、処理回路2の入力マイナス側端子Incnの電位上昇が低減され、処理回路2を構成する論理ゲートの閾値を超えないようにすることができるので、高周波の外来ノイズによる誤動作を防止することができる。
上述したPath‐p1及びPath‐n1乃至4を通る高周波の外来ノイズのいずれにも効果的に誤動作を防止できる抵抗R11、R12、R13、R14の抵抗値を考えると、例えばそれぞれの抵抗値が均等であればよい。各抵抗の抵抗値は製造ばらつきを伴っているので、それぞれの抵抗値は実質的に同一であればよいことになる。この場合でもダイオードD1をフォトカプラP1から離して配置することができ、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。したがって保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができるとともにフォトカプラ回路に侵入する高周波の外来ノイズによる誤動作を防止できる。
また、n個のサブ回路の入力マイナス側配線が共通に接続される入力マイナス側端子InnにはインダクタLを配置することで、入力マイナス側配線を通る高周波ノイズに対して共通にインピーダンスを高めることができるので、外来ノイズによる誤動作をより効果的に防止することができる。
次に図1のサブ回路Sub‐1における4つの抵抗の抵抗値を変更した変形例について説明する。サブ回路Sub‐1における4つの抵抗の内、フォトカプラP1の発光ダイオードとダイオードD1を基本構成とする閉ループに配置される2つの抵抗R13、R14の抵抗値を他の2つの抵抗R11、R12の抵抗値より大きくすることで、4つの抵抗の抵抗値が実質的に同一であるフォトカプラ回路に比べてダイオードD1をフォトカプラP1からさらに遠方に離して配置することができ、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度をさらに高めることができる。
この変形例は、4つの抵抗の抵抗値を以下のようにしたものである。抵抗R11、R12、R13、R14の抵抗値をそれぞれr11、r12、r13、r14とする。抵抗値r11+r13と抵抗値r12+r14とが実質的に同一であって、抵抗値r11+r12≦抵抗値r13+r14である。このような条件でも4つの抵抗の抵抗値が実質的に同一であるフォトカプラ回路で説明した高周波の外来ノイズの経路Path‐p1及びPath‐n1乃至4のそれぞれの抵抗値が均等であり、どの経路を通る高周波の外来ノイズにも効果的に誤動作を防止できる。また閉ループに配置された抵抗R13及びR14の抵抗値r13及びr14を高めたので、4つの抵抗の抵抗値が実質的に同一であるフォトカプラ回路に比べて高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性をさらに上げることができ、保護用のダイオードの配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性を上げる分圧素子は、電流制限素子と兼用した場合で説明したが、分圧素子を電流制限素子と兼用しない場合でも、保護用のダイオードD1の配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。図3はこの発明の実施の形態2におけるフォトカプラ回路を示す図である。図3において、抵抗R13は高周波の電磁波ノイズに対する誤動作の耐性を上げる分圧素子である。分圧素子としての抵抗R13を専用にすることで、入力プラス側端子Inp‐1と入力マイナス側端子Innに印加される入力信号の電圧と使用するフォトカプラP1の選択によって決定される電流制限素子としての抵抗の抵抗値とは無関係に、抵抗R13を適用できるので、抵抗R13の抵抗値をダイオードD1の配置の自由度だけの考慮によって選択できる利点がある。また電流制限抵抗は抵抗R11または抵抗R12の少なくとも一方であっても、保護用のダイオードD1の配置制約を緩めて、ダイオードD1の配置の自由度を高めることができる。
なお、サブ回路Sub‐1で説明したが、他のサブ回路でも同様に適用できることは言うまでもない。
なお、実施の形態1及び2では外来ノイズが通過する経路のインピーダンスを均等に高めることができた。これにより処理回路2内の電子デバイスの破壊を防止できることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1におけるフォトカプラ回路を示す図である。 実施の形態1のフォトカプラ回路を搭載した装置の概略ブロック図である。 実施の形態2におけるフォトカプラ回路を示す図である。
符号の説明
1 フォトカプラ回路
P1、P2、Pn フォトカプラ
D1、D2、Dn ダイオード
R11、R12、R13、R14 抵抗
R21、R22、R23、R24 抵抗
Rn1、Rn2、Rn3、Rn4 抵抗
r11、r12、r13、r14 抵抗値
Inp‐1、Inp‐2、Inp‐n 入力プラス側端子
Inn 入力マイナス側端子

Claims (2)

  1. 回路入力端子が発光素子の入力端子に接続されたフォトカプラと、
    このフォトカプラの発光素子に並列かつ極性が逆向きに接続され、前記フォトカプラを保護するダイオードと、
    前記回路入力端子における第1の入力端子と前記フォトカプラのアノード端子との間であって、前記ダイオードのカソード側と前記第1の入力端子との間に接続された第1の抵抗と、
    前記回路入力端子における第2の入力端子と前記フォトカプラのカソード端子との間であって、前記ダイオードのアノード側と前記第2の入力端子との間に接続された第2の抵抗と、
    前記第1の入力端子と前記フォトカプラのアノード端子との間であって、前記ダイオードのカソード側と前記フォトカプラのアノード端子との間に接続された第3の抵抗と、
    前記第2の入力端子と前記フォトカプラのカソード端子との間であって、前記ダイオードのアノード側と前記フォトカプラのカソード端子との間に接続された第4の抵抗とを備え、
    前記第1の抵抗の抵抗値と前記第3の抵抗の抵抗値との合計と、前記第2の抵抗の抵抗値と前記第4の抵抗の抵抗値との合計とが同一であり、
    並びに、前記第3の抵抗の抵抗値は前記第1の抵抗の抵抗値と同一またはそれより大きく、前記第4の抵抗の抵抗値は前記第2の抵抗の抵抗値と同一またはそれより大きいことを特徴としたフォトカプラ回路。
  2. 前記第1の抵抗乃至前記第4の抵抗の抵抗値がそれぞれ同一であることを特徴とした請求項記載のフォトカプラ回路。
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