JP5033565B2 - 容器 - Google Patents
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Description
そこで、このような問題を解決するために、例えば成形金型の内面をフッ素コーティングすることにより、形成する容器の胴部外表面における中心線平均粗さ(Ra)を大きくして前記接触面積を小さくすると、ヘイズ(Haze)が大きくなる、つまり胴部が白濁して不透明になる問題があった。
この発明では、少なくとも胴部は、ヘイズ(Haze)が10%以下とされるとともに、その外表面における、原子間力顕微鏡を用いて測定される100μm四方の中心線平均粗さ(Ra)、またはJIS B 0601に準拠した表面粗さ計を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)が、45nm以上とされて形成されているので、胴部が白濁して不透明になるのを抑えつつ、ブロッキングが発生するのを抑制することができる。
この場合、例えば充填工程においてこの容器を多数本連立させて搬送している際に、隣り合う容器の胴部外表面同士が互いに密接し合っても、この密接を容易に解除することが可能になり、ブロッキングの発生を確実に抑えることができる。
この場合、胴部が白濁して不透明になるのを防ぐことができる。
胴部13には、径方向内方に凹むパネル部13aが周方向に略等間隔をあけて複数形成されており、周方向で隣り合う各パネル部13a同士の間が、前記中心軸線O方向に沿って延びる柱部13bとなっている。
ヒール部12と胴部13との連結部分、および胴部13と肩部14との連結部分の双方が、全周にわたって延在する環状凹溝16、17となっている。
さらに、ポリ乳酸系樹脂としては、ポリ乳酸樹脂単体の他に、ポリ乳酸樹脂と例えばラクチド、ポリエステルおよびポリエーテル等の共重合体と他の生分解性脂肪族ポリエステルとを混合したもの等も採用することができる。
さらに本実施形態では、胴部13の外表面における静摩擦係数が0.5以下となっているので、例えば充填工程においてこの容器10を多数本連立させて搬送している際に、隣り合う容器10の胴部13の外表面同士が互いに密接し合っても、この密接を容易に解除することが可能になり、ブロッキングの発生を確実に抑えることができる。
また、胴部13の平均肉厚をtとしたときに、ヘイズ(Haze)(%)<t(mm)×10.5+1.5を満たしているので、胴部13が白濁して不透明になるのを防ぐことができる。
さらにまた、本実施形態では、前述のように中心線平均粗さ(Ra)が80〜1000nmの内面を有する成形金型を用いて容器10を形成するので、内面が鏡面仕上げされた従来の成形金型を用いて形成する場合と比べて、離型性を向上させることが可能になり、容器10を高精度かつ高効率に形成することもできる。
例えば、容器は図示した形態に限らず適宜変更してもよい。
実施例1の容器は、鏡面加工が施された内面に、粒径40〜200μmの金属粉体を100m/s以上の速度で吹き付けて、当該内面における、JIS B 0601に準拠した表面粗さ計(RANK TAYLOR HOBSON社製サートロニック3、カットオフ長さ0.25mm、測定長さ4.5mm、Type112/1502ピックアップを使用、以下同じ)を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)を188nmとしたステンレス鋼からなる第1成形金型内で、レイシア(登録商標)H400(三井化学株式会社製)からなるプリフォームをブロー成形して形成した。
実施例2の容器は、プリフォームの材質をレイシア(登録商標)H440(三井化学株式会社製)として、このプリフォームを実施例1と同様に前記第1成形金型内でブロー成形して形成した。
比較例1の容器は、内面に鏡面加工が施されて、当該内面における、前記表面粗さ計を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)を60nmとしたステンレス鋼からなる第2成形金型内で、H400からなるプリフォームをブロー成形して形成した。
比較例2の容器は、プリフォームの材質をH440として、このプリフォームを比較例1と同様に前記第2成形金型内でブロー成形して形成した。
比較例3の容器は、鏡面加工が施された内面にフッ素コーティングを施して、当該内面における、前記表面粗さ計を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)を2024nmとしたステンレス鋼からなる第3成形金型内で、H400からなるプリフォームをブロー成形して形成した。
比較例4の容器は、プリフォームの材質をH440として、このプリフォームを比較例3と同様に前記第3成形金型内でブロー成形して形成した。
この静摩擦係数の測定に際し、H400で形成された支持板の表面に、実施例1、比較例1および比較例3の各容器から切り出した外径25mm、厚さ0.4mmの円板状体を各別に載置し、さらにこの円板状体の表面に重りを載置した状態で、前記支持板を漸次傾けていき、前記円板状体が支持板上を滑り始めたときの当該支持板の傾斜角度を測定した。前記円板状体に載置した重りは10g(外径25mm、厚さ3mmの円板)および20g(外径25mm、厚さ6mmの円板)の2種類を採用し、各重りについて3回繰り返して前記傾斜角度を測定した。さらに、実施例1、比較例1および比較例3それぞれについて前記円板状体を3つずつ切り出しておき、これらの各円板状体について前述のようにして前記傾斜角度を測定した。その結果、前記傾斜角度の平均は、実施例1では24.3°、比較例1では27.7°、比較例3では22.1°であることが確認された。
ここで、前記第1成形金型内でポリエチレンテレフタレートからなるプリフォームをブロー成形して参考例1の容器を形成するとともに、前記第2成形金型内でポリエチレンテレフタレートからなるプリフォームをブロー成形して参考例2の容器を形成し、これらの各容器についてもヘイズ(Haze)を測定した。
その結果、参考例1では肉厚0.34mmで14.8%であり、参考例2では肉厚0.43mmで0.91%であることが確認された。これにより、前記第1成形金型内でポリエチレンテレフタレートからなるプリフォームをブロー成形して容器を形成すると、そのヘイズ(Haze)が、前記第2成形金型内でポリエチレンテレフタレートからなるプリフォームをブロー成形して得られた容器のヘイズ(Haze)と比べて非常に大きくなることが確認された。
そして、中心線平均粗さ(Ra)は、実施例1では92.59nm、実施例2では108.26nm、比較例1では21.73nm、比較例2では43.15nm、比較例4では1355nmであることが確認された。
さらにまた、実施例1、実施例2、比較例1、比較例2、比較例3、および比較例4の各容器を多数本ずつ形成し、これらの各容器それぞれについて多数本ずつ搬送ライン上に置いて複数回搬送したときのブロッキングの発生の有無を調べた。
その結果、比較例1および2の各容器ではブロッキングが発生したが、実施例1および2の各容器については比較例3よび4の各容器と同様にブロッキングが発生しなかった。
13 胴部
Claims (3)
- ポリ乳酸系樹脂で有底筒状に形成された容器であって、
少なくとも胴部は、ヘイズ(Haze)が10%以下とされるとともに、その外表面における、原子間力顕微鏡を用いて測定される100μm四方の中心線平均粗さ(Ra)、またはJIS B 0601に準拠した表面粗さ計を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)が、45nm以上とされて形成され、
内面における、JIS B 0601に準拠した表面粗さ計を用いて測定される中心線平均粗さ(Ra)を80〜1000nmとした成形金型内で、プリフォームをブロー成形することにより形成されていることを特徴とする容器。 - 請求項1記載の容器であって、
少なくとも胴部の外表面は、静摩擦係数が0.5以下となっていることを特徴とする容器。 - 請求項1または2に記載の容器であって、
胴部の平均肉厚をtとしたときに、ヘイズ(Haze)(%)<t(mm)×10.5+1.5
を満たすことを特徴とする容器。
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