JP5033125B2 - 繊維ウェブの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前提部に係わる充填剤を含む繊維ウェブの製造方法に関する。
このような方法では、充填剤を野菜の繊維類を含むスラッシに添加し、然る後この繊維スラッシから繊維ウェブを形成し、これを妙紙機又は厚紙妙紙機で乾燥する。
また、本発明は請求項14に係わる使用に関する。
フィンランド国特許第100729号明細書には、製紙に用い、かつ微粉の表面上に沈殿させた炭酸カルシウム粒子からなる多孔質凝集体を含む充填剤が記載されている。該特許明細書によれば、かかる新規充填剤の特徴は、炭酸カルシウムをセルロース繊維及び/又は機械パルプ繊維から精製するプロセスにより製造した微粉フィブリル上に沈殿させたことである。かかる微粉画分のサイズ分布は、多くの場合、ワイヤスクリーンのP100画分に相当する。また、下記においては、かかる充填剤をその製品名“スーパーフィル(SuperFill)”と呼称する。
前記特許明細書に基づけば、紙の炭酸カルシウム割合は充填剤を用いることにより増加させることができ、この場合紙の坪量を減少させ得る。新鮮な充填剤割合が比較的高い製品群において、本製品は少なからぬ利点を与える。
本発明との関連で、“グラフィック紙”とは、例えばポスター、本のカバー、広告、地図および絵本に、また記録保管用紙として用いるタイプの紙を意味する。換言すれば、これらは、平滑度、光沢及び色の質が重要な性質である用途に使用される。
塗工グラフィック紙において、損紙中の顔料の量が多量で、これは新鮮な充填剤、特にスーパーフィルのような複合充填剤の量も制限する。その結果、かかる場合には、例えばスーパーフィルの能力を十分に利用して紙の光散乱特性を改善することができない。
本発明の目的は、既知の技術に付随する不都合を解消し、且つ紙及び同様の繊維製品の全く新しい製造方法を創出することにある。特に、本発明の目的は、良好な機械的及び画像的特性を有する繊維製品を製造するのに使用可能な方法を創出することにある。本発明の他の目的は、紙の光散乱係数を低い新鮮な充填剤の割合で増加させるための解決策を創出することにある。
本発明は、複合充填剤に分散剤を加えることによって充填剤分布の均一性を増加するというアイデアに基づいており、この場合、炭酸カルシウム結晶の凝集が減じ、その結果光散乱が増加する。
充填剤の適用においては、分散剤が以前から充填剤スラリーのポンプ送圧性を改善するために主として使用されてきた。分散剤を用いて充填剤分布の均一性を増加し得ることについて言及している文献がある(ワイグル(Weigl),J及びリッター(Ritter),E著、Die Bedeutung der Teilchengrosse und −form von Fullerstoffen sowie deren Verteilungen bei der SC−Papierherstellung, Wochenblatt fur Papierfabrikation, 第17巻、1995年、p.739−747)。
次には、複合充填剤の特性が種々の顔料を使用することによって改質された。従って、欧州特許出願公開第0892019号には、CaCO又は不溶性になる他の白色顔料を細かい繊維(フィブリル)上に沈殿させる方法が記載されている。その後、更なる顔料を添加し、沈殿した顔料が第二の顔料及び細かい繊維を共に結合して複合顔料を生成し、これが高価な顔料(TiO)それ自身よりも紙に良く結合する。
分散剤を従来の充填剤と共に使用する場合、充填剤の保持特性のほとんどが失われる。意外なことに、本発明に従い作用させた場合、このようにならないことが見出された。この理由は、スーパーフィルのような複合充填剤を分散した場合にも、これが紙(又は対応する繊維ウェブ)上に保持され得るからである。この点においても、従来の充填剤とは明らかに異なっていると思われる。
それ故、本発明によれば、繊維ウェブの光散乱特性を改善するため、複合充填剤を充填剤として紙及び厚紙に使用する。かかる充填剤は繊維スラッシと混合する前に分散剤と接触させる。更に具体的には、本発明に係わる繊維ウェブ(例えば紙又は厚紙)は、主として、請求項1の特徴部分で規定されることによって特徴付けられる。
本発明に係わる使用は、同様に請求項14で規定されることによって特徴付けられる。
本発明を用いると顕著な利点が得られる。すなわち、本発明は、充填剤の保持特性を減ずることなく、紙及び厚紙の光散乱特性を著しく改善することができる。本発明によれば、充填剤を3方向全てに均一に分布させることができるのに対して、上述した解決策における分散剤の使用(粒子形態の充填剤の使用を論述)は主にz方向の分布の改善であった。
本発明で提示した解決策は、充填剤、特に新鮮な充填剤の割合が比較的少ない紙の品質に特に優れた光分散特性をもたらす。この種の製品は、とりわけ上記グラフィック紙、すなわちポスター用紙、ブックカバー並びに広告に用いる紙及び厚紙、地図用紙、絵本用紙及び記録文書用紙である。
以下において、添付の図面及び詳細な説明を役立てることにより、本発明を更に詳細に検討する。
本発明に係わる方法においては、充填剤を含む繊維ウェブが、それ自体既知である方法を用いて、例えば妙紙機又は厚紙妙紙機で製造される。この製造については以下で更に詳細に説明する。
繊維ウェブ中の充填剤は複合材料であり、その一つは光散乱材料粒子を沈積させたセルロース又はリグノセルロースフィブリルを備える。繊維ウェブの光散乱特性を改善するためには、充填剤を繊維スラッシと混合する前に分散剤と接触させる。少なくともほとんどの分散剤が充填剤の材料粒子に付着する。
分散剤の量は、該分散剤及び材料粒子に依存して変化する。分散剤の添加上限を決定するためには、実際以下のように進めることができる:鉱物粒子の水分散液(フィブリルマトリクスなし)を形成し、その後かかる分散液に分散剤を添加する。このようにして、分散剤の添加上限は、スラリーの最低限の粘度を生成するのと同量である。一般に、分散剤量の関数としての粘度のグラフはU字型であり、この場合、本発明において添加すべき分散剤の量は、前記Uの底に相当する量を選択する。
使用する分散剤は、例えばアニオン性ポリアクリル酸ナトリウム又はポリリン酸ナトリウムのような従来のアニオン性ポリマーとすることができる。ポリアクリル酸ナトリウムは、製品名フェノディスポ(Fennodispo)A40及びA41(供給業者はケミラ オヤ(Kemira Oyj))として販売されており、ここでAはアクリル酸塩を、40と41はそれぞれその水溶液の割合を表わす。別の類似製品はディスペックス(Dispex) N40であり、これもポリアクリル酸ナトリウムで、その供給業者はチバスペシャルティーケミカルズ(Ciba Specialty Chemicals)である。アミノアルコールもまた使用できる。
上記材料に関して、添加すべき量は繊維ウェブの乾燥重量の約0.05−1重量%である。一般に、添加すべき望ましい量は約0.08−0.5重量%、特には約0.1−0.35重量%、最も望ましくは約0.1−0.3重量%である。これらの限度量は、特にアニオン性ポリアクリル酸塩、また特にはアニオン性ポリアクリル酸ナトリウムに関する。
本発明は、少量又は平均量の充填剤を含む繊維ウェブに特に適している。通常、充填剤の全割合は、ウェブの乾燥物の最大約25重量%、特には最大約20重量%、好ましくは最大約15重量%である。最低割合は約0.1重量%である。複合充填剤を含む充填剤の新鮮な供給量は、製造するウェブの乾燥物の約0.1−15重量%が最も適し、約0.5−12重量%が好ましい。
本発明に用いる充填剤は、特に化学パルプから得たフィブリルに由来する。ここで、化学パルプとは、セルロース繊維を脱リグニン化するために蒸解薬品で処理したパルプを意味する。一好適実施態様によれば、硫酸塩法又は他のアルカリ法を用いて製造したパルプを叩解することによりフィブリルを得た。本発明は、化学パルプを改質するだけでなく、化学機械及び機械パルプから得たフィブリルを改質するのにも適している。
通常、セルロース又はリグノセルロースフィブリルの平均太さは5μm未満であり、概ね1μm未満である。下記の一つ又は両方がフィブリルの特徴である。
a.50(又は好ましくは100)メッシュの篩を貫通する画分に相当する。
b.平均厚みが0.01−10μm(好ましくは最大5μm、更に好ましくは最大1μm)で、平均長さが10−1500μmである。
前記フィブリル、即ちセルロース又は他の繊維系微粉の初期材料は、パルプリファイナーを用いて叩解することによりフィブリル化される。必要であれば、篩を用いて所望の画分を分離することができるが、かかる微粉の等級分けは必ずしも必要ではない。画分P50−P400が適当なフィブリル画分である。溝付きブレードを有するリファイナーを使用するのが好ましい。
充填剤の光散乱粒子は、無機又は有機塩であり、その初期材料から水性仲介剤中での沈殿により形成することができる。かかる化合物は、炭酸カルシウム、シュウ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム及びこれらの混合物である。かかる材料粒子を繊維上に沈殿させた。フィブリル量に対する無機塩化合物の量は、充填剤の量から計算して、約0.0001−95重量%、好ましくは約0.1−90重量%、最も好ましくは約60−80重量%であり、紙から計算して約0.1−80重量%、好ましくは約0.5−50重量%である。
以下において、本発明を特にフィンランド国特許第100729号明細書に係わる生成物に基づいて記載する。しかしながら、本発明は、光散乱顔料の初期材料に必要な変更をすることによって他の上述した生成物にも適用できることが明白である。
セルロース繊維及び/又は機械パルプ繊維から製造した微粉フィブリルの表面に鉱物顔料を沈殿させることによって充填剤を製造する。例えば、炭酸カルシウムの沈殿は、固体の水酸化カルシウムを含みうる水酸化カルシウム水溶液と、炭酸塩イオンを含み、少なくとも部分的に水に溶解している化合物とをフィブリルの水スラッシに供給するようにして行うことができる。また、二酸化炭素ガスを水性相に導入することも可能である。水酸化カルシウムの存在下で、二酸化炭素が炭酸カルシウムを生成する。ビーズ状の炭酸カルシウム結晶凝集体が生成し、フィブリル、即ち微細フィラメントによって共に維持され、この中では炭酸カルシウム粒子が沈殿し、微粉のフィラメントに付着している。微粉フィラメントが炭酸カルシウムと共に、パイル中の真珠のネックレスに主として似ているビーズ状のフィブリルを形成する。水(スラッシ)中では、凝集物の有効容積と質量との間の割合が、従来の充填剤として用いる炭酸カルシウムの対応する割合に較べて非常に大きい。ここで、有効容積という用語は、顔料が要求する容積を意味する。
凝集体中の炭酸カルシウム粒子の直径は、約0.1−5μm、通常約0.2−3μmである。フィブリルの大きさは、特にワイヤスクリーンの画分P50(又はP100)−P400に相当する。充填剤中に沈殿した光散乱顔料粒子の少なくとも80%、好ましくは更に90%がフィブリルに付着する。
本発明によれば、顔料粒子の容積効率が(充填剤重量の)少なくとも60重量%であり、好ましくは70重量%以上であるが、85重量%未満である。この範囲内では、妙紙機又は厚紙妙紙機において良好な脱水が、また繊維状ウェブ中において一定の通気性も実現する。
複合充填剤は、妙紙機又は厚紙用妙紙機に供給する前に、分散剤によって改質される。かかる改質は、単に混合タンク内で所定量の分散剤を充填剤と混合することによって行うことができ、この場合分散剤が混合中に充填剤の少なくとも鉱物粒子に吸収又は付着し得る。混合時間は、特に約1分間−24時間、最も好ましくは約5分間−10時間である。特に、混合を乾燥物の割合が比較的高い状態で行い、この割合を分散剤の添加によって更に増加させることができる。通常、乾燥物の割合は約40−80重量%である。
混合タンクのほかに、連続ミキサーを使用することができ、この場合充填剤スラリーと分散剤の混合をパイプライン中で行い、場合によってはその内側の静的ミキサーによる助けの下行う。
充填剤分散液に供給する分散剤の大部分、通常少なくとも80重量%、好ましくは少なくとも90重量%が充填剤に十分付着し、ヘッドボックスの状態で充填剤から本質的に脱離しない。ヘッドボックスにおいて、残りのあらゆる遊離の分散剤が例えば粒子状の充填剤に容易に付着し、妙紙機又は厚紙妙紙機からヘッドボックスにもたらされる短又は長循環水中で循環するであろう。従来の充填剤を分散する場合、かかる充填剤の保持力は著しく減少する。
従って、出来るだけ効率よく全く同じ充填剤に付着させるためには、付着せずに残るあらゆる分散剤(の一部)を複合充填剤の水簸相に循環させて戻すことが好ましい。
分散させた複合充填剤を繊維スラッシに供給して混合する。この場合、紙又は厚紙パルプの繊維原材料を先ず既知の方法で適当なコンシステンシーまで(一般に約0.1−1%の固形分まで)スラッシする。通常、繊維パルプの繊維重量の約1−25重量%の充填剤を、妙紙機又は厚紙妙紙機のヘッドボックス中で繊維スラッシに添加するのが最も好適である。実際には、少なくとも塗工紙及び厚紙の品質を生じる場合、損紙中の顔料の量が多いので、新たな供給物の量をヘッドボックスに供給した繊維の乾燥重量の15重量%未満に制限しなければならない。
ウェブの充填剤の総量における複合体充填剤の割合は、少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも約30重量%、最も好ましくは少なくとも約40重量%、また特には50重量%である。充填剤の75−100重量%が複合体充填剤であることが更に好ましい。
妙紙機又は厚紙妙紙機で繊維パルプをウェブ化して紙又は厚紙ウェブを形成する。その後、該ウェブをプレス区域から乾燥区域に導き、ここでそれ自体既知の方法で乾燥する。繊維ウェブを乾燥し、また塗工及び例えばカレンダリングにより任意に後処理してもよい。
また、本発明の充填剤を特に表面層に含む多層製品を製造することができる。該製品を製造するのに多層ウェブ技術を使用することができる。適切なパルプ供給構造が、例えばフィンランド国特許第105118号明細書及び欧州特許出願公開第824157号に記載されている。多層ヘッドボックスをギャップフォーマとともに使用することが最も適している。このような装置において、ヘッドボックスによって形成したスライスジェットを2つのワイヤの間に供給し、水を前記ワイヤを通してパルプから異なる2方向に除去する。ギャップフォーマを用いて微粉を層の表面上に集め、これにより笑顔の形のような弧状の充填剤分布を生み出すことができる。多層ヘッドボックスをギャップフォーマと共に用いる場合、単に紙又は厚紙パルプを上記方法によってワイヤ間に層状に供給することによって所望の多層構造がもたらされる。また、この技術を用いて、通常の多層技術を用いる場合よりも層の厚さがより薄い製品を製造することができる。
本発明によって製造した紙又は厚紙製品は塗工可能であり、又は塗工しないで供給できる。
塗工は1度塗り又は2度塗りの何れかとして行うことができ、従って塗料ペーストを1度塗りペーストとして、並びに予備塗工及び表面塗工ペーストとして使用することができる。3度塗りもまた可能である。通常、本発明に係わる色塗料は、少なくとも1つの顔料又は顔料の混合物10−100重量部、少なくとも1つの結合剤0.1−30重量部及びそれ自体既知の他の添加剤1−10重量部を含む。かかる顔料の例は、沈殿炭酸カルシウム、粉末炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、シュウ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、カオリン(ケイ酸アルミニウム水和物)、水酸化アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、タルク(ケイ酸マグネシウム水和物)、二酸化チタン及び硫酸バリウム、並びにこれらの混合物である。合成顔料もまた使用できる。上記顔料のうち、主たる顔料はカオリン、炭酸カルシウム、沈殿炭酸カルシウム及び石こうであり、概ね、塗料混合物の乾燥固体の50%超を構成する。仮焼カオリン、二酸化チタン、サテンホワイト、水酸化アルミニウム、ケイアルミン酸ナトリウム、及びプラスチック顔料は付加的な顔料であり、これらの量は概ね前記混合物の乾燥固体の25%未満である。特別の顔料として、硫酸バリウム及び酸化亜鉛と共に、特級カオリン及び炭酸カルシウムについて言及すべきである。
塗料混合物を、それ自体既知の方法で材料ウェブに塗布することができる。本発明による紙及び/又は厚紙の塗工方法は、従来の塗工装置を用いて、即ちブレード塗工、又はフィルム塗工又は表面噴霧(JET塗布)によって実施できる。
紙ウェブの少なくとも一表面、好ましくは両面を塗工する場合、坪量5−30g/mの塗工層が形成される。非塗工側は、例えば表面サイジングを用いて処理できる。
更に、その後製品をオフラインでカレンダリングすることができる。当然、カレンダリングは、あらかじめ妙紙機で(オンラインで)実施できる。
本発明を用いて、優れた印刷特性、良好な平滑性並びに高度な不透明度及び白色度を有するセルロース及びリグノセルロース含有材料ウェブを生成できる。ここで、“セルロース含有”材料とは、一般に、リグノセルロース含有原料、特には木又は一年生もしくは多年生草を源にする紙又は厚紙若しくは対応するセルロース含有材料を意味する。当該材料は木を含んでも又は木を含まなくてもよく、機械、化学機械又は化学パルプから製造できる。前記パルプ及び前記機械パルプは漂白しても漂白しなくてもよい。また、かかる材料は再生繊維、特に再生紙又は再生厚紙を含むことができる。かかる材料から形成したウェブの坪量は、通常35から500g/m、特に約50から450g/mの間で変化し得る。
一般に、塩基性紙の坪量は20−250g/m、好ましくは30−80g/mである。約50−70g/mの坪量を有するこのタイプの塩基性紙を2−20gの塗料/m/片面で塗工し、かかる紙をカレンダリングすることによって、50−110g/mの坪量、少なくとも90%の白色度及び少なくとも90%の不透明度を有する製品が生産される。
以下の非限定的な実施例は本発明を説明する。これら実施例における紙特性の測定結果は、下記の標準的な方法を用いて測定した。
表面組織:SCAN−P76:95
空気抵抗:SCAN−M8、P19
(実施例1)
広葉樹パルプと針葉樹パルプの間の割合が70/30(表1)で、叩解度が22.2SR(広葉樹)及び25.3SR(針葉樹)である原材料組成物を用いて、分散した充填剤が光散乱係数を改善するのに作用する様式を求めた。
Figure 0005033125
分散剤の投与量(顔料の割合として)は、PCC充填剤スラリーの粘度を投与量の関数として測定することによって決定した(表2)。適切な投与量範囲は粘度の最低点から得た。使用したレベルは炭酸カルシウム0.10、0.15及び0.20部であった。
スラリーはごく少量の固体材料を含むので、粘度反応は、この種の測定で必ずしも現れない。従って、スーパーフィルと同じ結晶構造を有する市販の濃縮PCCの測定も行った。おそらく、適切な精度を用いれば、最適投与量はスラリーの組成と関係なく同じであろう。かかる材料は主として炭酸カルシウム上に吸着され、紙パルプの微粉上に吸着されない。
粘度の測定は、スピンドルno.2を用いて、スーパーフィルの沈降を防ぐため100rpmで15秒間回転させることによって行った。
Figure 0005033125
選択した投与量は、分散剤(ケミラ(Kemira)のフェンノディスポ(Fennodispo)A40)の(炭酸カルシウムの)0.2質量%であり、スーパーフィル充填剤に添加する。
(実施例2)
光散乱係数(表3)を測定する際に、適切な分散剤の投与量を使用した。PAC及びPCC用陰イオン性ポリアクリルアミドを保持剤として使用した。使用した保持剤の量は、ずっと最低に維持した。
Figure 0005033125
測定中、下記の調整を用いた(表4)。
Figure 0005033125
本発明で実現した利点を添付図面に示す。図1において、分散させたスーパーフィル、分散なしの同じスーパーフィル、及び対応する粒子サイズ分布を有する市販のPCC(アルバカー(Albacar)LO)に関して、紙の光散乱係数を同一の引張り強さ指数(39Nm/g)に補間する。
充填剤のレベルは約11%で、広葉樹パルプと針葉樹パルプの間の割合は、上記載の通り70/30であり、叩解度SRは22.2(広葉樹)及び25.3(針葉樹)である。
図示するように、スーパーフィルの分散液は、分散していない同じスーパーフィル充填剤に較べて光散乱係数を実質的に改善する。分散の効果は、特に充填剤の低い又は中程度の割合で顕著である。
生成物の分析を更に行って、紙の他の性質(密度、強度、不透明度及び白色度)が、条件を変更したにもかかわらず良好に保持していることが分かった。
図1は、3つの異なる充填剤を含む紙の光散乱係数の棒グラフである。

Claims (13)

  1. 充填剤を繊維スラッシ中に混入し、
    充填剤含有繊維スラッシで繊維ウェブを形成し、該ウェブを妙紙機又は厚紙妙紙機で乾燥し、
    充填剤として光散乱材料粒子を沈殿したセルロース又はリグノセルロースフィブリルを含む複合材料を使用することよりなる充填剤を含む繊維ウェブの製造方法であって、
    繊維ウェブの光散乱特性を改善するために、前記充填剤を繊維スラッシに混入する前に分散剤と接触させ、前記分散剤が陰イオン性ポリアクリル酸塩又はポリリン酸塩であり、前記分散剤添加の上限が、該分散剤及び充填剤中の鉱物粒子によって形成される水懸濁液の最低粘度に相当する分散剤の割合であり、前記分散剤の量が前記繊維ウェブの乾燥重量の0.05−1.0重量%であることを特徴とする繊維ウェブの製造方法。
  2. 使用する分散剤が、前記繊維ウェブの乾燥物の0.05−0.3重量%の割合を有する陰イオン性ポリアクリル酸塩である請求項1に記載の方法。
  3. 繊維ウェブの充填剤の割合が、最大で該ウェブの乾燥重量の15重量%である繊維ウェブを製造する前記請求項の何れかに記載の方法。
  4. 前記充填剤が、野菜の繊維を叩解及び選別することにより製造したセルロース又はリグノセルロースフィブリルを含み、その太さが5μm未満である請求項1に記載の方法。
  5. 前記光散乱材料粒子を、50メッシュの篩を通過する画分に相当する大きさ及び/又は0.1−10μmの平均太さと10−1500μmの平均長さを有するフィブリル上に沈殿させる請求項4に記載の方法。
  6. 前記光散乱材料粒子が、その初期材料から水性仲介剤中での沈殿により形成することができる無機塩類である請求項4に記載の方法。
  7. 前記光散乱材料粒子が炭酸カルシウム、シュウ酸カルシウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム又はこれらの混合物である請求項6に記載の方法。
  8. 充填剤重量の無機塩類の割合が75−85重量%である請求項6に記載の方法。
  9. 前記スラッシに新鮮な供給物として供給する充填剤が、基本的にフィブリル系複合材のみを備える請求項1に記載の方法。
  10. 複合材料のみならず、循環水によってもたらされる粒子状充填剤も含む繊維材料を製造する請求項1に記載方法。
  11. セルロース又はリグノセルロースフィブリルと、該フィブリル上に沈殿させた光散乱鉱物粒子とからなる充填剤を含む繊維ウェブの光散乱特性を改善するための分散剤の使用で、前記分散剤が陰イオン性ポリアクリル酸塩又はポリリン酸塩であり、前記分散剤添加の上限が、該分散剤及び充填剤中の鉱物粒子によって形成される水懸濁液の最低粘度に相当する分散剤の割合であり、前記分散剤の量が前記繊維ウェブの乾燥重量の0.05−1.0重量%であり、前記充填剤を繊維スラッシに混入する前に分散剤と接触させることを特徴とする分散剤の使用。
  12. 前記繊維ウェブの乾燥物の0.05−0.3重量%の割合を有する陰イオン性ポリアクリル酸塩を分散剤として使用する請求項11に記載の使用。
  13. 充填剤の割合がウェブの乾燥重量の最大15重量%である繊維ウェブを製造する請求項11に記載の使用。
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