JP5032902B2 - 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法 - Google Patents

標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5032902B2
JP5032902B2 JP2007170543A JP2007170543A JP5032902B2 JP 5032902 B2 JP5032902 B2 JP 5032902B2 JP 2007170543 A JP2007170543 A JP 2007170543A JP 2007170543 A JP2007170543 A JP 2007170543A JP 5032902 B2 JP5032902 B2 JP 5032902B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
work
time
data
indicates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007170543A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009009380A (ja
Inventor
安彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2007170543A priority Critical patent/JP5032902B2/ja
Priority to CN2008101295616A priority patent/CN101344784B/zh
Publication of JP2009009380A publication Critical patent/JP2009009380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5032902B2 publication Critical patent/JP5032902B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Description

本発明は、標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法に関し、特に、1ロットの基板を処理する作業時間の目安となる標準作業時間を算出するときに利用される標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法に関する。
半導体製品の製造過程では、半導体ウェーハを複数枚まとめた1ロット単位で処理を行っている。その処理方式としては、半導体ウェーハを1枚づつ処理する枚葉式と、1ロット或いは複数ロットをまとめて同時処理するバッチ式とがある。枚葉式の工程としては、フォトリソグラフィ工程が例示される。バッチ式の工程としては、CVD(chemical vapor deposition)や不純物拡散処理等が例示される。これらの製造工程の処理装置には、1ロット当たりの作業時間の目安となる標準作業時間が設定され、その標準作業時間は、製造ラインシミュレーションやスケジューリングに利用されている。
その作業時間は、ロット内ウェーハ枚数の変化、装置稼動状況、改善等に例示されるイベントにより影響され、変化する。その標準作業時間は、製造ライン内から作業実績データを受取りデータベースに蓄積し、その作業実績データを統計処理して自動算出されている。この統計処理は、一般的な品質管理手法を採用しており、分布ピーク値を標準作業時間としている。このため、分布ピークはある期間データを蓄積しないと出現しない。よって、作業時間に影響を及ぼすイベントをその標準作業時間に即座に反映させることは難しい。シミュレーションやスケジューリングはライン内で発生しているイベントを反映させて予測したい場合が多く、イベントを自動的に標準作業時間に反映する手法が望まれている。
特開2004−246628号公報には、精度良く標準時間(リソース拘束時間)を推定することができる標準時間算出装置が開示されている。その標準時間算出装置は、生産ラインにおける作業実績データに基づいて標準時間を算出する標準時間算出装置であって、前記生産ラインにおいて作業を行っていない時間と前記作業実績データとから前記標準時間を算出する算出手段を有することを特徴としている。
特開2004−246628号公報
特開2004−246628号公報の手法では、標準作業時間は統計処理で蓄積データ分布のピーク値から求めているため製品処理方法変更に伴うロット内ウェーハ枚数の変化、処理装置の稼動状況変化・処理能力改善等による変化で標準作業時間に影響を与えるイベントがあっても、そのイベント時のデータ分布がピークとなるまでは時間を要し、即座に標準作業時間に反映できない。また逆に、装置故障や評価中のデータがピーク値となってしまうとそれを避けることができない。上述結果を反映・修正するには、実績データ解析を行い、その後手入力で設定を行う必要があり、多大な時間が必要となる。
たとえば、枚葉式処理装置の場合は、イベント後の分布がそれまでとは異なって発生すると、その中でヒストグラムのピーク値を求め直線近似してしまう。それにより、作業時間・段取時間ともに異常値を示す場合がある。バッチ式処理装置の場合は、イベント後の分布がそれまでとは異なって発生すると、作業時間・段取時間ともに二極分布となってしまうことがある。このとき、蓄積データ数で、イベント前がピーク値となったり、逆にイベント後がピーク値となったりしてしまい、その結果、異常値を拾ってしまったり必要な標準作業時間が得られなかったりすることがある。
本発明の課題は、基板を処理する作業の標準作業時間をより適切に算出する標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態・実施例で使用される符号を括弧付きで用いて、課題を解決するための手段を記載する。この符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態・実施例の記載との対応を明らかにするために付加されたものであり、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明による標準作業時間算出装置(1)は、データ蓄積部(3)とイベント情報収集部(4)と作業枚数収集部(5)と標準作業時間算出部(6)とを備えている。データ蓄積部(3)は、実施済作業で処理された基板の実績枚数と実施済作業に要した実績作業時間とを示している実績データを収集する。イベント情報収集部(4)は、基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集する。作業枚数収集部(5)は、未実施作業で処理される基板の枚数を収集する。標準作業時間算出部(6)は、その実績データとイベント情報と枚数とに基づいてその未実施作業に要する標準作業時間を算出する。
本発明による標準作業時間算出方法は、実施済作業で処理された基板の実績枚数と実施済作業に要した実績作業時間とを示している実績データを収集するステップ(S1)と、基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集するステップ(S2)と、未実施作業で処理される基板の枚数を収集するステップ(S4)と、その実績データとイベント情報と枚数とに基づいてその未実施作業に要する標準作業時間を算出するステップ(S5)とを備えている。
本発明による標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法は、作業時間に影響を及ぼすイベントが発生したときに、これから実施される未実施作業の標準作業時間をより正確に推測することができ、その未実施作業を実施するラインが稼動する製造処理装置稼働状況をより正確に予測することができる。
図面を参照して、本発明による標準作業時間算出装置の実施の形態を記載する。その標準作業時間算出装置1は、コンピュータであり、図1に示されているように、複数のコンピュータプログラムがインストールされている。すなわち、標準作業時間算出装置1は、図示されていないCPUと記憶装置と入力装置と出力装置とを備えている。そのCPUは、標準作業時間算出装置1にインストールされるコンピュータプログラムを実行して、その記憶装置と入力装置と出力装置とを制御する。その記憶装置は、そのコンピュータプログラムを記録し、そのCPUにより生成される情報を一時的に記録する。その入力装置は、ユーザにより操作されて情報を生成し、その情報をそのCPUに出力する。その入力装置としては、リムーバルメモリドライブ、キーボードが例示される。そのリムーバルメモリドライブは、リムーバルメモリに記録されている情報を読み取り、その情報をそのCPUに出力する。そのキーボードは、ユーザにより操作されて文字列を生成し、その文字列をそのCPUに出力する。その出力装置は、CPUにより生成された情報をユーザに認識可能に出力する。その出力装置としては、リムーバルメモリドライブ、ディスプレイが例示される。そのリムーバルメモリドライブは、そのCPUにより生成される情報をリムーバルメモリに記録する。そのディスプレイは、表示面を備え、そのCPUにより生成された画面をその表示面に表示する。
標準作業時間算出装置1は、コンピュータプログラムであるイベントデータベース2とデータ蓄積部3とイベント情報収集部4と作業枚数収集部5と標準作業時間算出部6とがインストールされている。イベントデータベース2は、他のコンピュータプログラムにより情報処理可能にイベント種類情報テーブルを記憶装置に記録する。データ蓄積部3は、入力装置から実績データを収集する。イベント情報収集部4は、入力装置からイベント情報を収集する。作業枚数収集部5は、入力装置から作業枚数を収集する。標準作業時間算出部6は、イベントデータベース2により記録されたイベント種類情報テーブルを参照して、データ蓄積部3により収集された実績データとイベント情報収集部4により収集されたイベント情報と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する。
図2は、データ蓄積部3により収集される実績データを示している。その実績データ11は、1つの作業に対して1つが生成される。実績データ11は、それぞれ、作業12と装置タイプ13と実施日時14と作業枚数15と作業時間16とを示している。
作業12は、半導体の基板を処理する作業を識別している。その作業としては、半導体のフォトリソグラフィ工程、CVD(chemical vapor deposition)工程、不純物拡散処理工程が例示される。装置タイプ13は、作業12により識別される作業の形式を示し、枚葉式作業またはバッチ式作業の一方を示している。装置タイプ13は、作業12により識別される作業を実施する装置を識別し、その装置が属する装置群の名称とその装置の号機を示す番号とその装置に設定される処理条件とを示している。実施日時14は、作業12により識別される作業が実施された日時を示している。作業枚数15は、作業12により識別される作業で処理された基板の枚数を示している。作業時間16は、作業12により識別される作業に要した時間を示し、特に、作業12により識別される作業がバッチ式作業であるときに段取時間と処理時間とを示している。その段取時間は、その作業に要する作業時間のうちのその作業を実施する装置が稼動していない時間を示している。その処理時間は、その作業時間のうちのその作業を実施する装置が稼動している時間を示している。
このとき、データ蓄積部3は、ユーザにより標準作業時間算出装置1に入力された実績データを記憶装置に記録して蓄積する。
図3は、イベントデータベース2により記録される情報処理可能にイベント種類情報テーブルを示している。そのイベント種類情報テーブル21は、イベント識別情報22をデータ選別条件23と固定要素24とに対応付けている。すなわち、イベント識別情報22のうちの任意の要素は、データ選別条件23のうちの1つの要素に対応し、固定要素24のうちの1つの要素に対応している。イベント識別情報22は、基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントを識別し、そのイベントの名称とそのイベントが発生する装置とそのイベントが発生するときに装置に設定される処理条件とを示している。そのイベントとしては、装置故障、処理装置の処理能力改善が例示される。データ選別条件23は、データ蓄積部3により収集された実績データがイベント識別情報22により識別されるイベントに影響を及ぼされているどうかを判別する条件を示している。その条件は、そのイベントが作業時間に影響を及ぼす期間を示し、または、そのイベントが作業時間に影響を及ぼすときにその作業時間(または段取時間、処理時間)が取り得る値の範囲を示している。その範囲の上限と下限とは、その作業で処理される基板の枚数に独立な定数であり、または、その枚数の関数である。固定要素24は、データ蓄積部3により収集された実績データのうちのデータ選別条件23により示される条件を満足する実績データが存在するときに標準作業時間を算出するアルゴリズムを示し、切片または傾きの一方を示している。
イベント情報収集部4により収集されるイベント情報は、イベント識別情報のみを示し、または、イベント識別情報とデータ選別条件と固定要素とを示している。このとき、標準作業時間算出部6は、イベント種類情報テーブル21を参照して、データ選別条件23のうちからイベント情報収集部4により収集されるイベント識別情報に対応するデータ選別条件を算出する。実績データ11をイベント前実績データとイベント後実績データとに分割する。そのイベント前実績データは、実績データ11のうちのその算出されたデータ選別条件を満足しない実績データから形成されている。そのイベント後実績データは、実績データ11のうちのその算出されたデータ選別条件を満足する実績データから形成されている。
標準作業時間算出部6は、実績データ11の装置タイプ13が枚葉式作業を示しているときに、イベント前実績データを複数の階級に級分けして、その複数の階級ごとの複数の資料を生成する。その複数の階級は、それぞれ、作業枚数に関する区間を示している。たとえば、この級分けとしては、処理ロットの枚数を1−5枚、6−10枚、11−15枚、16−20枚、21−25枚のように級分けすることが例示される。その資料は、それぞれ、実績データ11と同様にして作業12と装置タイプ13と実施日時14と作業枚数15と作業時間16とを示している。その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料は、イベント前実績データのうちの作業枚数15がその1つの階級に含まれる実績データから形成されている。なお、その階級が示す区間の長さは、互いに異なっていてもよい。また、階級の分け方は、固定しなくてもよく、ロットの枚数が多種類に及ぶ場合など、それぞれの状況に応じて変化させてもよい。
標準作業時間算出部6は、さらに、その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料の度数分布を算出する。その度数分布31は、図4に示されているように、作業時間に対する資料の度数(データ件数)を示し、その複数の階級ごとに複数が算出される。標準作業時間算出部6は、度数分布31に基づいてイベント前階級データを算出する。そのイベント前階級データは、度数分布31ごとに1つが算出され、平均作業枚数とピーク値32とを示している。その平均作業枚数は、その資料が示す作業枚数の平均を示している。ピーク値32は、その資料の平均を示している。なお、ピーク値32は、平均と異なる他の代表値を示すこともできる。その代表値としては、メジアン、モード、ユーザが適当に決めた値が例示される。
図5は、その平均作業枚数とピーク値32との相関関係を示し、すなわち、その平均作業枚数とピーク値とで張られる空間に複数のイベント前階級データ35−1〜35−u(u=2,3,4,…)が散布された散布図を示している。図5に示す例では、枚数が21−25枚の階級に属する処理ロットの枚数の平均が24.41枚、同様に、16−20枚に属する処理ロットの枚数の平均が18.10枚、11−15枚に属する処理ロットの枚数の平均が13.69枚であった場合である。各イベント前階級データ35−i(i=1,2,3,…,u)は、平均作業枚数とピーク値32とを示している。図5は、さらに、回帰直線を示している。その回帰直線36は、イベント前階級データ35−iの平均作業枚数に対応する値とイベント前階級データ35−iのピーク値との差の2乗が最小になるように、算出されている。
すなわち、標準作業時間算出部6は、最小二乗法を用いて、その複数のイベント前階級データに基づいて回帰直線36を算出する。標準作業時間算出部6は、さらに、回帰直線36に基づいて、イベント前標準段取時間とイベント前1枚当たりの処理時間とを算出する。そのイベント前標準段取時間は、回帰直線36がピーク値軸を横切る切片37を示し、つまり平均作業枚数0枚の点に相当する。そのイベント前1枚当たりの処理時間は、回帰直線36の平均作業枚数に対する傾きを示している。
標準作業時間算出部6は、イベント前実績データと同様にして、実績データ11の全部を複数の階級に級分けして、その複数の階級ごとの複数の資料を生成する。標準作業時間算出部6は、次いで、その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料の度数分布を算出し、その度数分布に基づいて階級データを算出する。その階級データは、その度数分布ごとに1つが算出され、平均作業枚数とピーク値とを示している。その平均作業枚数は、その資料が示す作業枚数の平均を示している。そのピーク値は、その資料の平均を示している。
標準作業時間算出部6は、イベント種類情報テーブル21を参照して、イベント情報収集部4により収集されるイベント識別情報に対応する固定要素24が切片を示しているときに、そのイベント前標準段取時間とその階級データに基づいて1枚当たりの処理時間を算出する。その1枚当たりの処理時間は、回帰直線36と異なる直線の傾きを示している。その直線は、その切片がそのイベント前標準段取時間に一致するように、かつ、その階級データの平均作業枚数に対応する値とその階級データのピーク値との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出部6は、そのイベント前標準段取時間とその1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
標準作業時間算出部6は、イベント情報収集部4により収集されるイベント識別情報に対応する固定要素24が傾きを示しているときに、その1枚当たりの処理時間とその階級データに基づいて標準段取時間を算出する。その標準段取時間は、回帰直線36と異なる直線の切片を示している。その直線は、その傾きがそのイベント前1枚当たりの処理時間に一致するように、かつ、その階級データの平均作業枚数に対応する値とその階級データのピーク値との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出部6は、その標準段取時間とそのイベント前1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
標準作業時間算出部6は、実績データ11の装置タイプ13がバッチ式作業を示しているときに、図6に示されているような、その実績データ11の作業時間16が示す段取時間の度数分布41を算出する。標準作業時間算出部6は、度数分布41に基づいて標準段取時間を算出する。その標準段取時間は、度数分布41が示す段取時間の平均を示している。標準作業時間算出部6は、次いで、図7に示されているような、その実績データ11の作業時間16が示す処理時間の度数分布42を算出する。標準作業時間算出部6は、度数分布42に基づいて標準処理時間を算出する。その標準処理時間は、度数分布42が示す処理時間の平均を示している。標準作業時間算出部6は、標準処理時間と標準処理時間とに基づいて標準作業時間を算出する。その標準作業時間は、標準処理時間と標準処理時間との和を示している。
図8は、本発明による標準作業時間算出方法の実施の形態を示している。ユーザは、まず、作業ごとに1つの実績データを生成し、標準作業時間算出装置1に入力する。その実績データは、装置タイプと実施日時と作業枚数と作業時間とを示している。このとき、ユーザは、その作業の作業開始日時から作業終了日時までの時間に基づいて実績データの作業時間を算出する。なお、作業時間は、他のデータに基づいて算出されることもできる。そのデータとしては、その作業の作業開始日時から同一リソースでの次作業の作業開始日時までの時間、同一リソースでの前作業の作業終了日時からその作業の作業終了日時までの時間、同一リソースでの前作業の終了日時からその作業の作業開始日時までの時間が例示される。ユーザは、その作業がバッチ式作業であるときに、さらに、その作業ごとに処理時間と段取時間とを測定し、その処理時間と段取時間とを実績データに付加する。標準作業時間算出装置1は、その入力された実績データを記憶装置に記録する(ステップS1)。
ユーザは、作業の作業時間に影響を及ぼすイベントが発生したときに、そのイベントに関するイベント情報を生成し、そのイベント情報を標準作業時間算出装置1に入力する。そのイベント情報は、そのイベントを識別するイベント識別情報を示している。標準作業時間算出装置1は、そのイベント識別情報を記憶装置に記録する(ステップS2)。
ユーザは、これから実行される作業の標準作業時間を求めたいときに、その作業に関する作業情報を入力する。その作業情報は、その作業の装置タイプと作業枚数とを示している。その装置タイプは、その作業の形式(枚葉式作業またはバッチ式作業の一方)を示し、その作業を実施する装置を識別し、その装置が属する装置群の名称とその装置の号機を示す番号とその装置に設定される処理条件とを示している。標準作業時間算出装置1は、その作業情報を記憶装置に一時的に記録する(ステップS3)。
標準作業時間算出装置1は、ステップS1で入力された複数の実績データのうちから装置タイプがステップS3で収集された装置タイプに一致する実績データを抽出する。標準作業時間算出装置1は、その抽出された実績データを統計処理する(ステップS4)。
このとき、標準作業時間算出装置1は、イベント種類情報テーブル21を参照して、データ選別条件23のうちからステップS3で収集されたイベント識別情報に対応する条件を算出する。標準作業時間算出装置1は、その条件を用いてその抽出された実績データをイベント前実績データとイベント後実績データとに分割する。そのイベント前実績データは、実績データのうちのその条件を満足しない実績データから形成されている。そのイベント後実績データは、実績データのうちのその条件を満足する実績データから形成されている。
標準作業時間算出装置1は、その作業情報の装置タイプが枚葉式作業を示しているときに、イベント前実績データを作業枚数に関して複数の階級に級分けして、その複数の階級ごとの複数の資料を生成する。標準作業時間算出装置1は、さらに、その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料の度数分布を算出する。標準作業時間算出装置1は、その度数分布に基づいてイベント前階級データを算出する。そのイベント前階級データは、その度数分布ごとに1つが算出され、平均作業枚数とピーク値とを示している。標準作業時間算出装置1は、最小二乗法を用いて、その複数のイベント前階級データに基づいて回帰直線36を算出する。標準作業時間算出装置1は、さらに、回帰直線36に基づいて、イベント前標準段取時間とイベント前1枚当たりの処理時間とを算出する。
標準作業時間算出装置1は、イベント前実績データと同様にして、実績データの全部を作業枚数に関して複数の階級に級分けして、その複数の階級ごとの複数の資料を生成する。標準作業時間算出装置1は、次いで、その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料の度数分布を算出し、その度数分布に基づいて階級データを算出する。その階級データは、その度数分布ごとに1つが算出され、平均作業枚数とピーク値とを示している。
標準作業時間算出装置1は、イベント種類情報テーブル21を参照して、固定要素24のうちからステップS3で収集されたイベント識別情報に対応する要素を算出する。
標準作業時間算出装置1は、その要素が切片を示しているときに、そのイベント前標準段取時間とその階級データに基づいて1枚当たりの処理時間を算出する。その1枚当たりの処理時間は、回帰直線36と異なる直線の傾きを示している。その直線は、その切片がそのイベント前標準段取時間に一致するように、かつ、その階級データの平均作業枚数に対応する値とその階級データのピーク値との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出装置1は、そのイベント前標準段取時間とその1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する(ステップS5)。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
標準作業時間算出装置1は、その要素が傾きを示しているときに、その1枚当たりの処理時間とその階級データに基づいて標準段取時間を算出する。その標準段取時間は、回帰直線36と異なる直線の切片を示している。その直線は、その傾きがそのイベント前1枚当たりの処理時間に一致するように、かつ、その階級データの平均作業枚数に対応する値とその階級データのピーク値との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出装置1は、その標準段取時間とそのイベント前1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する(ステップS5)。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
標準作業時間算出装置1は、その作業情報の装置タイプがバッチ式作業を示しているときに、その実績データの段取時間の度数分布を算出し、その度数分布に基づいて標準段取時間を算出する。標準作業時間算出装置1は、次いで、その実績データの処理時間の度数分布を算出し、その度数分布に基づいて標準処理時間を算出する。標準作業時間算出装置1は、標準処理時間と標準処理時間とに基づいて標準作業時間を算出する(ステップS5)。その標準作業時間は、標準処理時間と標準処理時間との和を示している。
図9は、その作業情報の装置タイプが枚葉式作業を示しているときに、本発明による標準作業時間算出方法の比較例により算出される回帰直線を示している。図9は、図5のデータに、イベント後のデータ(数ロット、平均枚数8.56枚)を追加して、イベントの影響を評価した例である。その回帰直線51は、イベントに独立に算出されている。すなわち、その比較例では、標準作業時間算出装置1は、実績データの全部を作業枚数に関して複数の階級に級分けして、その複数の階級ごとの複数の資料を生成する。標準作業時間算出装置1は、さらに、その複数の階級のうちの1つの階級に属する複数の資料の度数分布を算出する。標準作業時間算出装置1は、その度数分布に基づいて階級データを算出する。その階級データは、その度数分布ごとに1つが算出され、平均作業枚数とピーク値とを示している。標準作業時間算出装置1は、最小二乗法を用いて、その複数の階級データに基づいて回帰直線51を算出する。
その回帰直線51は、このように算出されたときに、切片が負数を示すことがある。標準段取時間は、回帰直線51を用いて算出されたときに、負数を示し、不適切である。標準作業時間は、その不適切である標準段取時間を用いて算出されたときに、不適切である。
図9は、さらに、本発明による標準作業時間算出方法により算出される直線の実施例を示している。その直線52は、固定要素が切片を示しているときに、本発明による標準作業時間算出方法により算出される回帰直線である。このとき、直線52は、切片が負数を示すことがない。このため、直線52を用いることによれば、標準段取時間は、負数を示すことがなく、より適切であり、標準作業時間は、より適切である。その直線53は、固定要素が傾きを示しているときに、本発明による標準作業時間算出方法により算出される回帰直線である。このとき、直線53は、切片が負数を示すことがない。このため、直線53を用いることによれば、標準段取時間は、負数を示すことがなく、より適切であり、標準作業時間は、より適切である。
図10は、その作業情報の装置タイプがバッチ式作業を示しているときに、本発明による標準作業時間算出方法により算出される処理時間の度数分布を示している。その度数分布61は、イベントが発生したときに、処理時間が不適切な分布(二極分布)をすることを示すことがある。標準処理時間は、度数分布61を用いて算出されたときに、不適切である。標準作業時間は、その不適切である標準処理時間を用いて算出されたときに、不適切である。
本発明による標準作業時間算出方法は、ステップS2で収集されたイベント情報に対応するデータ選別条件が処理時間が取り得る値の範囲を示しているときに、処理時間がその範囲の下限62より小さい実績データと処理時間がその範囲の上限63より大きい実績データとを除いた実績データを用いて、標準処理時間を算出する。すなわち、そのデータ選別条件は、全実績データの下側X%の実績データを削除し、上側Y%の実績データを削除することを示している。その範囲が適切に設計されているときに、その標準処理時間は、適切な分布をしている実績データを用いて算出される。このようにデータ選別条件により選別された実績データを用いることによれば、算出される標準処理時間は、より適切であり、標準作業時間は、その標準処理時間を用いて算出されるときに、より適切である。
データ選別条件は、さらに、段取時間が取り得る値の範囲を示すこともできる。このとき、本発明による標準作業時間算出方法は、データ選別条件が処理時間の範囲を示す場合と同様にして、段取時間がその範囲に含まれない実績データとを除いた実績データを用いて、標準段取時間を算出する。その範囲が適切に設計されているときに、その標準段取時間は、適切な分布をしている実績データを用いて算出される。このようにデータ選別条件により選別された実績データを用いることによれば、算出される標準段取時間は、より適切であり、標準作業時間は、その標準段取時間を用いて算出されるときに、より適切である。
このように算出される標準作業時間算出は、製造ライン状況・製造処理装置稼動状況が反映されている。このため、その標準作業時間算出を用いることにより、ライン状況・製造処理装置稼動状況を任意に変化させての予測が可能となり、一度に複数回異なる標準作業時間を使ったラインシミュレーション及びスケジューリングが可能となり小さなライン内イベントにも対応が可能となる。
さらに、このような動作によれば、ユーザは、イベント識別情報を標準作業時間算出装置1に入力することにより、標準作業時間算出装置1に実績データを選別させることができ、データ選別条件を算出する必要がない。すなわち、標準作業時間算出装置1は、イベントを考慮した標準作業時間を算出するときのユーザの操作をより容易にすることができる。
本発明による標準作業時間算出方法の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるステップS2で収集されるイベント情報がデータ選別条件を示している。すなわち、ユーザは、イベントが発生するたびに、実績データがそのイベントに影響を及ぼされているどうかを判別する条件を算出して標準作業時間算出装置1に入力する。標準作業時間算出装置1は、そのデータ選別条件を用いてその実績データをイベント前実績データとイベント後実績データとに分割する。このような標準作業時間算出方法によれば、標準作業時間算出装置1は、イベント種類情報テーブル21を記録する必要がなく、より容易に設計されることができる。
本発明による標準作業時間算出方法の実施の他の形態は、既述の実施の形態におけるステップS4で算出される回帰直線の算出方法が他の算出方法に置換されている。すなわち、標準作業時間算出装置1は、ステップS3で収集される作業情報の装置タイプが枚葉式作業を示しているときに、図11に示されているように、最小二乗法を用いて、その複数のイベント前実績データ71に基づいて回帰直線72を算出する。標準作業時間算出装置1は、さらに、回帰直線72に基づいて、イベント前標準段取時間とイベント前1枚当たりの処理時間とを算出する。
標準作業時間算出装置1は、イベント種類情報テーブル21を参照して、固定要素24のうちからステップS3で収集されたイベント識別情報に対応する要素を算出する。
標準作業時間算出装置1は、その要素が切片を示しているときに、そのイベント前標準段取時間とイベント前実績データとイベント後実績データとに基づいて1枚当たりの処理時間を算出する。その1枚当たりの処理時間は、回帰直線72と異なる直線の傾きを示している。その直線は、その切片がそのイベント前標準段取時間に一致するように、かつ、イベント前実績データとイベント後実績データとうちの1つのデータの作業枚数に対応する値とそのデータの作業時間との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出装置1は、そのイベント前標準段取時間とその1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
標準作業時間算出装置1は、その要素が傾きを示しているときに、その1枚当たりの処理時間とイベント前実績データとイベント後実績データとに基づいて標準段取時間を算出する。その標準段取時間は、回帰直線72と異なる直線の切片を示している。その直線は、その傾きがそのイベント前1枚当たりの処理時間に一致するように、かつ、イベント前実績データとイベント後実績データとのうちのデータの作業枚数に対応する値とそのデータの作業時間との差の2乗が最小になるように、算出される。標準作業時間算出装置1は、その標準段取時間とそのイベント前1枚当たりの処理時間と作業枚数収集部5により収集された作業枚数とに基づいて、標準作業時間を算出する。その標準作業時間は、そのイベント前標準段取時間と処理時間との和を示している。その処理時間は、その1枚当たりの処理時間とその作業枚数との積を示している。
このような動作によれば、実績データを複数の階級に分割する必要がなく、標準段取時間をより容易に算出することができ、標準作業時間算出装置1は、より容易に設計されることができる。
図1は、本発明による標準作業時間算出装置の実施の形態を示すブロック図である。 図2は、実績データを示す図である。 図3は、イベント種類情報テーブルを示す図である。 図4は、枚数が1つの階級に属する実績データが示す作業時間の度数分布を示すヒストグラムである。 図5は、平均作業枚数とピーク値との相関関係を示し、平均作業枚数に対するピーク値の回帰直線を示すグラフである。 図6は、バッチ式作業の段取時間の度数分布を示すヒストグラムである。 図7は、バッチ式作業の処理時間の度数分布を示すヒストグラムである。 図8は、本発明による標準作業時間算出方法の実施の形態を示すフローチャートである。 図9は、平均作業枚数に対するピーク値の回帰直線の比較例と実施例とを示すグラフである。 図10は、イベントが発生したときのバッチ式作業の作業時間の度数分布の実施例を示すヒストグラムである。 図11は、作業枚数と作業時間との相関関係を示し、作業枚数に対する作業時間の回帰直線を示すグラフである。
符号の説明
1 :標準作業時間算出装置
2 :イベントデータベース
3 :データ蓄積部
4 :イベント情報収集部
5 :作業枚数収集部
6 :標準作業時間算出部
11:実績データ
12:作業
13:装置タイプ
14:実施日時
15:作業枚数
16:作業時間
21:イベント種類情報テーブル
22:イベント
23:データ選別条件
24:固定要素
31:度数分布
32:ピーク値
35−1〜35−u:イベント前階級データ
36:回帰直線
37:切片
41:度数分布
42:度数分布

Claims (12)

  1. 実施済作業で処理された基板の実績枚数と前記実施済作業に要した実績作業時間とを示す実績データを収集するデータ蓄積部と、
    基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集するイベント情報収集部と、
    未実施作業で処理される基板の枚数を収集する作業枚数収集部と、
    前記実績データと前記イベント情報と前記枚数とに基づいて前記未実施作業に要する標準作業時間を算出する標準作業時間算出部とを具備し、
    前記標準作業時間は、段取時間と処理時間との和を示し、
    前記処理時間は、前記枚数と1枚あたりの処理時間との積を示し、
    前記イベント情報は、条件と固定要素とを示し、
    前記標準作業時間算出部は、前記実績データのうちの前記条件を満足するイベント後実績データに独立に、前記実績データのうちの前記条件を満足しないイベント前実績データを統計処理してイベント前1枚あたりの処理時間とイベント前段取時間とを算出し、
    前記1枚あたりの処理時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記イベント前1枚あたりの処理時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前段取時間とに基づいて算出されたイベント後1枚あたりの処理時間を示し、
    前記段取時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出されたイベント後段取時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記イベント前段取時間を示す
    標準作業時間算出装置。
  2. 実施済作業で処理された基板の実績枚数と前記実施済作業に要した実績作業時間とを示す実績データを収集するデータ蓄積部と、
    基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集するイベント情報収集部と、
    未実施作業で処理される基板の枚数を収集する作業枚数収集部と、
    前記実績データと前記イベント情報と前記枚数とに基づいて前記未実施作業に要する標準作業時間を算出する標準作業時間算出部と、
    イベント集合を条件集合と固定要素集合とに対応付けるテーブルを記憶装置に記録するイベントデータベースとを具備し、
    前記標準作業時間算出部は、前記テーブルを参照して、前記条件集合のうちから前記イベント情報に対応する条件を算出し、前記固定要素集合のうちの前記イベント情報に対応する固定要素を算出し、前記実績データのうちの前記条件を満足するイベント後実績データに独立に、前記実績データのうちの前記条件を満足しないイベント前実績データを統計処理してイベント前1枚あたりの処理時間とイベント前段取時間とを算出し、
    前記1枚あたりの処理時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記イベント前1枚あたりの処理時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前段取時間とに基づいて算出されたイベント後1枚あたりの処理時間を示し、
    前記段取時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出されたイベント後段取時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記イベント前段取時間を示す
    標準作業時間算出装置。
  3. 請求項または請求項のいずれかにおいて、
    前記標準作業時間算出部は、
    前記実績データに基づいて平均作業枚数とピーク値とを示す階級データを算出し、
    前記イベント前実績データに基づいてイベント前平均作業枚数とイベント前ピーク値とを示すイベント前階級データを算出し、
    前記ピーク値は、前記実績作業時間のうちの前記実績枚数が1つの階級に属する階級実績データが示す階級実績作業時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記平均作業枚数は、前記実績枚数のうちの前記階級実績データが示す階級実績枚数を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前ピーク値は、前記階級実績作業時間のうちの前記イベント前実績データが示す時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前平均作業枚数は、前記階級実績枚数のうちの前記イベント前実績データが示す枚数を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前段取時間と前記イベント前1枚あたりの処理時間とは、前記イベント前平均作業枚数と前記イベント前ピーク値とに基づいて算出される回帰直線に基づいて算出され、
    前記イベント後1枚あたりの処理時間は、前記階級データと前記イベント前段取時間とに基づいて算出され、
    前記イベント後段取時間は、前記階級データと前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出される
    標準作業時間算出装置。
  4. 請求項〜請求項のいずれかにおいて、
    前記実績データは、前記実施済作業が実行された日時を更に示し、
    前記条件は、前記イベントが発生した期間を示し、
    前記イベント後実績データは、前記実績データのうちの前記日時が前記期間に含まれるデータであり、
    前記イベント前実績データは、前記実績データのうちの前記日時が前記期間に含まれないデータである
    標準作業時間算出装置。
  5. 請求項〜請求項のいずれかにおいて、
    前記条件は、範囲を示し、
    前記イベント後実績データは、前記実績データのうちの前記実績作業時間が前記範囲に含まれるデータであり、
    前記イベント前実績データは、前記実績データのうちの前記実績作業時間が前記範囲に含まれないデータである
    標準作業時間算出装置。
  6. 請求項1〜請求項のいずれかにおいて、
    前記実績データは、前記実施済作業がバッチ式作業であるときに、実績段取時間と実績処理時間とを更に示し、
    前記段取時間は、前記未実施作業が前記バッチ式作業であるときに、前記実績段取時間のうちの前記イベント前実績データが示す段取時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記処理時間は、前記未実施作業がバッチ式であるときに、前記実績処理時間のうちの前記イベント前実績データが示す処理時間を統計処理して算出される統計量を示す
    標準作業時間算出装置。
  7. 実施済作業で処理された基板の実績枚数と前記実施済作業に要した実績作業時間とを示す実績データを収集するステップと、
    基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集するステップと、
    未実施作業で処理される基板の枚数を収集するステップと、
    前記実績データと前記イベント情報と前記枚数とに基づいて前記未実施作業に要する標準作業時間を算出するステップとを具備し、
    前記標準作業時間は、段取時間と処理時間との和を示し、
    前記処理時間は、前記枚数と1枚あたりの処理時間との積を示し、
    前記イベント情報は、条件と固定要素とを示し、
    更に、
    前記実績データのうちの前記条件を満足するイベント後実績データに独立に、前記実績データのうちの前記条件を満足しないイベント前実績データを統計処理してイベント前1枚あたりの処理時間とイベント前段取時間とを算出するステップを具備し、
    前記1枚あたりの処理時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記イベント前1枚あたりの処理時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前段取時間とに基づいて算出されたイベント後1枚あたりの処理時間を示し、
    前記段取時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出されたイベント後段取時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記イベント前段取時間を示す
    標準作業時間算出方法。
  8. 実施済作業で処理された基板の実績枚数と前記実施済作業に要した実績作業時間とを示す実績データを収集するステップと、
    基板を処理する作業に要する作業時間に影響を及ぼすイベントに関するイベント情報を収集するステップと、
    未実施作業で処理される基板の枚数を収集するステップと、
    前記実績データと前記イベント情報と前記枚数とに基づいて前記未実施作業に要する標準作業時間を算出するステップと、
    イベント集合を条件集合と固定要素集合とに対応付けるテーブルを参照して、前記条件集合のうちから前記イベント情報に対応する条件を算出し、前記固定要素集合のうちの前記イベント情報に対応する固定要素を算出し、前記実績データのうちの前記条件を満足するイベント後実績データに独立に、前記実績データのうちの前記条件を満足しないイベント前実績データを統計処理してイベント前1枚あたりの処理時間とイベント前段取時間とを算出するステップとを具備し、
    前記1枚あたりの処理時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記イベント前1枚あたりの処理時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前段取時間とに基づいて算出されたイベント後1枚あたりの処理時間を示し、
    前記段取時間は、
    前記固定要素が傾きを示すときに、前記実績データの全部と前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出されたイベント後段取時間を示し、
    前記固定要素が切片を示すときに、前記イベント前段取時間を示す
    標準作業時間算出方法。
  9. 請求項または請求項のいずれかにおいて、
    前記実績データに基づいて平均作業枚数とピーク値とを示す階級データを算出し、前記イベント前実績データに基づいてイベント前平均作業枚数とイベント前ピーク値とを示すイベント前階級データを算出するステップを更に具備し、
    前記ピーク値は、前記実績作業時間のうちの前記実績枚数が1つの階級に属する階級実績データが示す階級実績作業時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記平均作業枚数は、前記実績枚数のうちの前記階級実績データが示す階級実績枚数を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前ピーク値は、前記階級実績作業時間のうちの前記イベント前実績データが示す時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前平均作業枚数は、前記階級実績枚数のうちの前記イベント前実績データが示す枚数を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記イベント前段取時間と前記イベント前1枚あたりの処理時間とは、前記イベント前平均作業枚数と前記イベント前ピーク値とに基づいて算出される回帰直線に基づいて算出され、
    前記イベント後1枚あたりの処理時間は、前記階級データと前記イベント前段取時間とに基づいて算出され、
    前記イベント後段取時間は、前記階級データと前記イベント前1枚あたりの処理時間とに基づいて算出される
    標準作業時間算出方法。
  10. 請求項〜請求項のいずれかにおいて、
    前記実績データは、前記実施済作業が実行された日時を更に示し、
    前記条件は、前記イベントが発生した期間を示し、
    前記イベント後実績データは、前記実績データのうちの前記日時が前記期間に含まれるデータであり、
    前記イベント前実績データは、前記実績データのうちの前記日時が前記期間に含まれないデータである
    標準作業時間算出方法。
  11. 請求項〜請求項のいずれかにおいて、
    前記条件は、範囲を示し、
    前記イベント後実績データは、前記実績データのうちの前記実績作業時間が前記範囲に含まれるデータであり、
    前記イベント前実績データは、前記実績データのうちの前記実績作業時間が前記範囲に含まれないデータである
    標準作業時間算出方法。
  12. 請求項〜請求項11のいずれかにおいて、
    前記実績データは、前記実施済作業がバッチ式作業であるときに、実績段取時間と実績処理時間とを更に示し、
    前記段取時間は、前記未実施作業が前記バッチ式作業であるときに、前記実績段取時間のうちの前記イベント前実績データが示す段取時間を統計処理して算出される統計量を示し、
    前記処理時間は、前記未実施作業がバッチ式であるときに、前記実績処理時間のうちの前記イベント前実績データが示す処理時間を統計処理して算出される統計量を示す
    標準作業時間算出方法。
JP2007170543A 2007-06-28 2007-06-28 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法 Expired - Fee Related JP5032902B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170543A JP5032902B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法
CN2008101295616A CN101344784B (zh) 2007-06-28 2008-06-30 标准作业时间计算装置及标准作业时间计算方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007170543A JP5032902B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009009380A JP2009009380A (ja) 2009-01-15
JP5032902B2 true JP5032902B2 (ja) 2012-09-26

Family

ID=40246798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007170543A Expired - Fee Related JP5032902B2 (ja) 2007-06-28 2007-06-28 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5032902B2 (ja)
CN (1) CN101344784B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5696027B2 (ja) 2011-12-02 2015-04-08 株式会社日立製作所 作業時間算出装置および作業時間算出方法
CN102645906B (zh) * 2012-04-10 2014-06-04 明玮机械(东莞)有限公司 一种设备运行监控方法
CN103345209B (zh) * 2013-06-04 2016-02-03 张舒 生产监控方法及系统
CN111045397A (zh) * 2018-10-12 2020-04-21 华孚精密科技(马鞍山)有限公司 标准时间监测系统及方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3063758B2 (ja) * 1998-05-13 2000-07-12 日本電気株式会社 製造ラインシミュレ―タにおける評価値算出システム及びその算出方法並びにその制御プログラム記録媒体
US6405157B1 (en) * 1998-05-13 2002-06-11 Nec Corporation Evaluation value computing system in production line simulator
JP2004310179A (ja) * 2003-04-02 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体製造装置のロット処理終了予測装置およびロット処理終了予測方法およびロット処理終了予測プログラムを記録した媒体

Also Published As

Publication number Publication date
CN101344784A (zh) 2009-01-14
JP2009009380A (ja) 2009-01-15
CN101344784B (zh) 2012-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7054699B2 (en) Process management system and production management system
US6496958B1 (en) Yield prediction and statistical process control using predicted defect related yield loss
JP4394728B2 (ja) 影響要因特定装置
JP4399400B2 (ja) 検査データ解析システムと検査データ解析プログラム
JP5032902B2 (ja) 標準作業時間算出装置および標準作業時間算出方法
JP2007250748A (ja) プロセス異常分析装置および方法並びにプログラム
US8000819B2 (en) Manufacturing instruction evaluation support system, manufacturing instruction evaluation support method, and manufacturing instruction evaluation support program
JP5008525B2 (ja) 不良要因抽出装置および工程安定化支援システム
CN113994453A (zh) 半导体装置制造系统以及半导体装置制造方法
JP5538955B2 (ja) 半導体製造における装置異常の予兆検知方法およびシステム
US20020143497A1 (en) Method of determining level of effect of system entity on system performance, by use of active time of same entity
US8340800B2 (en) Monitoring a process sector in a production facility
CN110134562A (zh) 数据处理方法、数据处理装置、数据处理系统及记录介质
WO2019030945A1 (ja) 原因推定方法およびプログラム
US20060100844A1 (en) Test time forecast system and method thereof
JP2000198051A (ja) 設備フロ―の異常抽出装置、設備フロ―の異常抽出方法、及び設備フロ―の異常抽出プログラムを記録した記憶媒体
US7065422B1 (en) Method and apparatus for system state classification
JP2002358120A (ja) バッチプラント運転管理装置
JP2010044605A (ja) 鋼板製造実績データベース検索装置,鋼板製造実績データベース検索プログラム
TWI822262B (zh) 資料處理方法、資料處理裝置、資料處理系統以及電腦程式產品
JP7236886B2 (ja) 異常検知装置、異常検知方法、及び異常検知システム
JP2005235130A (ja) 製造・開発情報のデータトレースシステム
EP3460732B1 (en) Dispatching method and system based on multiple levels of steady state production rate in working benches
JP2010061505A (ja) 生産管理装置および生産管理方法
JP2005025475A (ja) 管理値更新装置、管理値更新システム、製造管理システム、管理値更新方法、管理値更新プログラム、管理値更新プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120313

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150706

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees