JP5032824B2 - 装飾用植栽装置 - Google Patents

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この発明は、地窓からの景観を特に良好として、屋内側空間に特有の広がりをもたらす装飾用植栽装置の提供に関し、特に、地窓を介して、床面に連続する植栽面を備える装飾用植栽装置の提案に関する。
庭に草木を植栽して、屋内側から、これを観賞することが一般になされている。
かかる庭は、例えば、日本庭園風に仕上げたり、洋風庭園風に仕上げる等して、居住者に、特有の癒し効果をもたらす等、多くの効用が期待されている。
また、近時、住宅等の所有者が自らのプランニングによって、個々の居住空間におけるガーデニングをする傾向にあり、より、居住者に都合のよい住空間の演出が試みられている。
かかる点から、適切に花壇をつくるために、PS樹脂発泡体を素材とする側面断面視において略L形状を有し、底板部の先端上面に沿った箇所又はその近傍箇所に突条、凹条、突起、傾斜面のいずれかよりなる係止部2cを有する見切り材2と、PS樹脂発泡体を素材としており、側縁に見切り材2の係止部2cに対応する被係止部4bを有し、上面に複数の保水穴4cと排水用小孔4eとを有してなる保水プレート4を、複数個用いてシステム花壇を形成する手段が提案されている。(例えば、特許文献1)。
特開2004−24053公開特許公報
しかしながら、かかるシステム花壇を用いて、地窓に近接させて、屋内側の床面に連続するように植栽面を備える花壇を構成することは、例えば、隣地との間にある狭い設置スペース内に当該花壇を設ける必要のある場合に難があり、また、花壇の形成に多くの部材と作業手間を要する不具合があった。
また、このように、地窓に近接して、屋内側から床面に連続するように植栽面を備えて、空間的な広がりを有する花壇を構成する場合、建物基礎に近接して花壇の土留めを設ける必要があり、建物基礎部分における通気の妨げとなる不具合があり、また、建物基礎側に常時湿り気をもたらす等の不具合があった。
この発明は、かかる従前における花壇造りに伴う不具合を解消し、容易に、狭い設置空間内においても効率よく設置することができ、しかも、建物基礎との間に十分な通気空間を備えて、建物基礎部分における良好な通気性を確保し、しかも、建物基礎側に湿り気を移すことが無く、その植栽面を地窓に近接して設け得るようにした装飾用植栽装置の提供を目的にしている。
この発明は、前記課題を解決するために、屋内側から地窓を介して観賞しうる屋外位置に設置される装飾用植栽装置であって、
この装飾用植栽装置が、培土を充填し得るように筒状に構成された台部と、この台部の筒状開口端上に載せ置かれた該筒状開口端面よりも大きい面積の石材からなるベースプレートとを備えており、
このベースプレートに前記台部の筒状内に連通する穴が設けてあると共に、該ベースプレートが水平な上面部を備えており、
このベースプレートの水平な上面部が屋内側の床面とほぼ同一の高さ位置に設けてあることを特徴とする装飾用植栽装置としてある。
このように構成される装飾用植栽装置にあっては、植栽面とされるベースプレートの水平面が屋内における床面の延長面上に位置づけられ、この結果、屋内側から地窓を介して植栽物を観た際に、植栽風景が、床面に連続した面上に位置づけられ、床面に連続する空間的な拡がりのなかにあるように観賞することができる。
また、ベースプレートを、台部のなす筒状開口端面よりも大きな面積のベースプレートとしてあり、ベースプレートの側縁を地窓に近接させるように当該装飾用植栽装置を設置する際にあっても、その台部を建物の基礎部分から離して設けることができ、この台部から建物基礎側に湿り気が伝わる不具合を生ずることがない。
また、ベースプレートの下方にあって、台部と建物基礎との間に充分な間隙を構成することができ、建物基礎部分における通風を妨げることがない。
また、植栽面をなすベースプレートに対して、台部は比較的狭いスペース内において設置可能であり、隣地との間に設置スペースに限りのある場合にあっても、比較的、容易に、かつ、確実に装飾用植栽装置を設置することができる。
また、植栽面をなすベースプレートに対して、培土の充填される台部が小さいことから、台部の構成材が少なくてすみ、しかも、少ない作業手間で装飾用植栽装置を構成することができる。
ついで、前記構成に係る装飾用植栽装置にあって、前記ベースプレートが石材である装飾用植栽装置は、前記特長に併せて、より重厚な、趣のある装飾用植栽装置を構成することができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置にあって、前記ベースプレートにおける水平な上面部が平滑面であることを特徴とする装飾用植栽装置では、この平滑面にもたらされる水が、この平滑面に沿って当該平滑面を覆うように機能し、特有の景観を備える装飾用植栽装置にもたらすことができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置にあって、前記台部が筒状体によって構成してあることを特徴とする装飾用植栽装置では、前記特長に併せて、装飾用植栽装置を、より、簡易に、かつ、確実に構成することができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置にあって、前記台部が、該台部を構成する個々の構成単体の組み付けによって構成される筒状部からなることを特徴とする装飾用植栽装置では、前記特長に併せて、設置場所に対応した趣のある装飾用植栽装置を確実に構成することができる。
地窓の屋外側に、屋内の床面に連続するように植栽面を設けるようにした装飾用植栽装置を、建物基礎との間に十分な間隙をもって、当該建物基礎部分における換気を損なうことなく、簡易に、かつ、少ない施工手間で構成することができる。
以下、図1〜図6にもとづいて、この発明を実施するための最良の形態に係る装飾用植栽装置Aについて説明する。
図1〜図5は、当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な装飾用植栽装置Aを示しており、図1は、当該装飾用植栽装置Aを建物Bの屋外側に備え付けた状態の要部を断面して側方から見て、図2は、この装飾用植栽装置Aに培土40を充填して植栽した状態を、図3では、この装飾用植栽装置Aに培土40を充填して植栽した要部を断面して前方から見た主要部を、図4は、この植栽された装飾用植栽装置Aを上方から見て、図5は、この装飾用植栽装置Aの典型的な構成部品を分離し、かつ、主要な関連設備と共に斜め上方から見て、それぞれ示してある。
また、図6は、当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な他の装飾用植栽装置Aを示すものであって、、当該装飾用植栽装置Aを建物Bの屋外側に備え付けた状態の要部を断面して側方から見て示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る典型的な装飾用植栽装置Aは、屋内側から地窓Bdを介して観賞し得る屋外位置に設置される装飾用植栽装置Aであって、
この装飾用植栽装置Aが、培土40を充填し得るように筒状に構成された台部10と、この台部10の筒状開口端11a上に載せ置かれた該筒状開口端面よりも大きい面積のベースプレート20とを備えており、
このベースプレート20に前記台部10の筒状内に連通する穴21が設けてあると共に、該ベースプレート20が水平な上面部24’を備えており、
このベースプレート20の水平な上面部24’が屋内側の床面Be’とほぼ同一の高さ位置に設けてある。
なお、前記地窓Bdは、和洋を問わず、通常のリビングルーム、各居室、書斎などの個別の居住空間に備えられる地窓、床の間の壁に備えられる地窓、廊下等の共用の住空間やトイレットや洗面室等の特殊用途の住空間等に備えられる地窓など、いかなる住空間に備え付けられる地窓であってもよい。また、この住空間における床Beは、板敷きの床、畳敷きの床等、いかなる床であってもよい。
かかる装飾用植栽装置Aを構成する台部10は、当該装飾用植栽装置Aの設置部に設置されて、この台部10内に培土40を充填し、この充填培土40に植物50の植栽をなし得るように上下方向に貫通する筒状に構成してあれば、いかなる形態に構成してあってもよい。かかる台部10は、例えば、平面視で角形の筒状に構成してあっても、また、平面視で円形の筒状に構成してあっても、更に、平面視で、任意形状の筒状に構成してあってもよい。
かかる装飾用植栽装置Aを構成する台部10は、これを、前もって筒状体に構成用意してあっても、また、当該装飾用植栽装置Aの設置部において、コンクリートブロック、レンガ等の積み込みや、各種ブロック材や、枠材等の組み付け等、適宜に台部構成単体を組み付けることで構成してあってもよい。
また、この台部10上に載せ置かれるベースプレート20は、前記台部10における筒状開口端11aの開口端面よりも大きな面積を備えるものであれば、いかなる形態からなるものであっても、また、いかなる素材によって構成してあってもよい。
また、かかるベースプレート20は、単一の素材によって構成してあっても、また、複数素材の組み付けによって構成してあってもい。
かかるベースプレート20は、例えば、前記台部10上に載せ置かれ得ると共に、この台部10の筒状開口端面よりも大きい面積を備える盤状体、板状体で都合よく構成することができる。
かかるベースプレート20に設けられる穴21は、台部10の筒状内に連通するように該ベースプレート20の厚さ方向に貫通して設けてあって、この台部10の筒状内に充填される培土40に適宜、植栽目的の植物50を植栽でき得る構成を備えておれば、いかなる形状、大きさに設けてあってもよく、設けられる一個の穴21が台部10における筒状の内側と外側とに同時に連通するように設けてあってもよい。また、このベースプレート20に設けられる穴21は、一個であっても、複数個であってもよい。
かかるベースプレート20に設けられる水平な上面部24’は、この水平な上面部24’が屋内側の床面Be’とほぼ同一の高さ位置になるように設けてあれば、当該ベースプレート20における上面24の全体を水平な上面部24’として構成してあっても、また、その一部を水平な上面部24’として構成してあってもよい。
なお、かかる装飾用植栽装置Aに、植栽植物50の管理に必要な手段を適宜設け、あるいは、照明手段等を適宜設けて、設置される装飾用植栽装置Aの機能を増すように構成することができる。例えば、設置される台部10内に充填される培土40に適切な湿りをもたらすように間欠的に、あるいは、連続して水分を供給する手段を、当該装飾用植栽装置Aの外側に設け、あるいは、当該装飾用植栽装置Aの台部10内に設けるようにしてあってもよい。
このように構成される装飾用植栽装置Aにあっては、植栽面とされるベースプレート20の水平面が屋内における床面Be’の延長面上に位置づけられ、この結果、屋内側から地窓Bdを介して植栽物を観た際に、植栽風景が、床面Be’に連続した面上に位置づけられ、床面Be’に連続する空間的な拡がりのなかにあるように観賞することができる。
また、ベースプレート20を、台部10のなす筒状開口端面よりも大きな面積のベースプレート20としてあり、ベースプレート20の側縁を地窓Bdに近接させるように当該装飾用植栽装置Aを設置する際にあっても、その台部10を建物Bの基礎部Ba分から離して設けることができ、この台部10から建物基礎側に湿り気が伝わる不具合を生ずることがない。
また、ベースプレート20の下方にあって、台部10と建物基礎との間に充分な間隙を構成することができ、建物基礎部Baにおける通風を妨げることがない。
また、植栽面をなすベースプレート20に対して台部10は、比較的狭いスペース内において設置可能であり、隣地との間に設置スペースに限りのある場合にあっても、比較的、容易に、かつ、確実に装飾用植栽装置Aを設置することができる。
また、植栽面をなすベースプレート20に対して、培土40の充填される台部10が小さいことから、台部10の構成材が少なくてすみ、しかも、少ない作業手間で装飾用植栽装置Aを構成することができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置Aにあって、前記ベースプレート20を石材で構成した装飾用植栽装置Aは、より重厚な、趣のある装飾用植栽装置Aを構成することができる。
かかる石材は、各種の石材、例えば、各種の花崗岩等の石材を用いることで、重厚で、かつ、それぞれに趣の異なるベースプレート20を構成することができる
また、前記構成に係る装飾用植栽装置Aにあって、前記ベースプレート20における水平な上面部24’を、水磨き仕上げ等の各種の仕上げ処理を施した面として構成することができる。かかる上面部24’は、この上面部24’に本磨き仕上げ等で艶面をなすように構成された磨き面を平滑面24”として備えるように装飾用植栽装置Aを構成することによって、この平滑面24”にもたらされる水が、当該平滑面24”に沿って、より円滑に当該平滑面24”を覆うように機能し、水張り状の、すなわち、水面状の面を当該装飾用植栽装置Aにもたらし、この水張り面による反射や、この水張り面に写し出される景観等を当該装飾用植栽装置Aにもたらすことができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置Aにあって、前記台部10が筒状体によって構成してあることを特徴とする装飾用植栽装置Aでは、前記特長に併せて、装飾用植栽装置Aを、より、簡易に、かつ、確実に構成することができる。
また、前記構成に係る装飾用植栽装置Aにあって、前記台部10が、該台部10を構成する個々の構成単体11’cの組み付けによって構成される筒状部11’からなる装飾用植栽装置Aでは、前記特長に併せて、設置場所に対応した趣のある装飾用植栽装置を確実に構成することができる。
図1〜図5に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な装飾用植栽装置Aはについて説明する。
この図示例に係る装飾用植栽装置Aは、屋内側から地窓Bdを介して観賞しうる屋外位置に設置される装飾用植栽装置Aであって、この装飾用植栽装置Aが、培土40を充填し得るように筒状に構成された台部10と、この台部10の筒状開口端11a上に載せ置かれた該筒状開口端面よりも大きい面積のベースプレート20とを備えており、このベースプレート20に前記台部10の筒状内に連通する穴21が設けてあると共に、該ベースプレート20が水平な上面部24’を備えており、このベースプレート20の水平な上面部24’が屋内側の床面Be’とほぼ同一の高さ位置に設けてある。
この図示例に係る装飾用植栽装置Aを構成する台部10は、比較的短寸の筒状体11によって構成してある。かかる筒状体11は、当該筒状体11内に培土40を充填するように設置でき、かつ、開口端11a上にベースプレート20を載せ置き得るものであれば、いかなる素材によって構成してあっても、いかなる平面視形状に構成してあってもよく、例えば、鉄筋コンクリート造り、繊維補強コンクリート造り等の耐候性を備え、かつ、必要な荷重強度を備えたもの等として用意される。
この図示例にあっては、上下方向に貫通する角筒体、より具体的には、平面視において長方形をなす角筒体によって構成してあり、一方の筒端側を地面Cに掘削用意した掘削凹部Ca内に入れ込むように設置すると共に、他方の開口端11aにガイド凹部11bを設けてある。この開口端11aに備えられるガイド凹部11bは、この図示例にあっては、当該筒状体11を構成する各辺毎に、互いに向き合うように当該4個のガイド凹部11bが設けてある。また、必要に応じて該筒状体11の周側壁部に、該筒状体11の内外を連通するように排水孔11dを設ける。
かかる台部10と共に装飾用植栽装置Aを構成するベースプレート20は、この筒状体11の開口端面よりも大きい面積のものとして用意されておれば、いかなる素材からなるものであっても、また、いかなる、形状のものであってもよく、この、図示例にあっては、前記筒状体11の開口端11a上を塞いで、かつ、側方に張り出す形態の、比較的大きめの、かつ、十分な厚さを備える板状体によって構成してある。
かかるベースプレート20は、例えば、十分な荷重強度を備える厚さに調整された板状の石材、例えば、黒御影等の御影石などの花崗岩等で構成する。
このベースプレート20は、このベースプレート20を前記筒状体11上に載せかけた際に、この筒状体11における筒状内に連通する穴21を備えていると共に、この穴21縁から該ベースプレート20の周側縁に向けて拡がるように、当該ベースプレート20の上面24より一段低く構成された凹部22を備えた構成としてある。
また、この図示例にあっては、この穴21及び当該穴21に連続する凹部22と不連続の状体に、当該ベースプレート20の上面24に当該上面24より一段低くなるように凹部23が設けてある。
また、この図示例に係るベースプレート20にあっては、このベースプレート20における当該穴21,凹部22及び23を除く上面24が、建物Bの屋内における床Beの床面Be’と、ほぼ同一の高さ位置になるように設置、用いうるように構成される。
このベースプレート20は、このベースプレート20における上面24が、典型的には、水平な上面部24’を構成するように備え付けられる。また、かかる、水平な上面部24’は、更に、各種の磨き処理の施された磨き面、より典型的には本磨き仕上げの施された磨き面として構成される平滑面24”をなすように構成される。
かかる装飾用植栽装置Aを構成する筒状体11及びベースプレート20を、この装飾用植栽装置Aを構成する該ベースプレート20が水平な上面部24’を備え、しかも、この水平な上面部24’が屋内側の床面Be’とほぼ同一の高さ位置になるようにして、屋内側から地窓Bdを介して観賞しうる屋外位置に設置する。
かかる装飾用植栽装置Aは、建物Bにおける屋外側、より具体的には、外壁Bcで仕切られている屋内側にある床Beに連続して設けられている地窓Bdの屋外側に、当該屋内側の床面Be’に前記ベースプレート20における水平な上面部24’が連続するように設置する。
なお、この図示例にあっては、建物Bにおける外壁Bcの下部に、床Beの床面Be’と面一状体に敷居を備える地窓Bdを備えており、障子戸Bd”及びサッシ戸Bd’とを備え地窓Bdとして構成してある。
かかる地窓Bdの屋外側の地面Cを掘削して掘削凹部Caを設けると共に、この掘削凹部Ca内に割栗石Cbを敷き込み、これに適宜、砂利Ccを敷き並べて、装飾用植栽装置Aの設置地面レベルの調整をし、これに、前記筒状体11を載せ置き、掘削凹部Caの周側方を埋め戻して当該筒状体11を起立状態に固定する。
この筒状体11の設置において、この筒状体11の開口端11a上に載せ置かれるベースプレート20における水平な上面部24’が、前記床面Be’の面とほぼ同一面内に位置するようになす。
また、この設置筒状体11と、建物Bにおける基礎部Baとの間に十分な通風のための間隙が構成されるようにする。
このように設置された筒状体11に対して、この筒状体11における排水孔11dに向けて散布した灌水を案内し得る位置に割栗石相応の砕石41を入れ込み、適宜の排水層を構成した後、植栽対象植物の植栽に都合のよい培土40を充填する。
このように設置された筒状体11の開口端11a上に、前記ベースプレート20を載せ置く。ここで筒状体11に載せ置かれるベースプレート20は、このベースプレート20における水平な上面部24’が、屋内における床Beの床面Be’と、ほぼ同一の高さとなり、しかも、この上面部24’が、水平をなすように、調整片30で調整する。
この調整片30は、断面形状が、差し込み先端側で鋭角をなす三角形状の板状材、すなわち、差し込み先端側で漸次肉薄となる板状片としてあって、前記筒状体11に乗せ置かれたベースプレート20と、当該筒状体11との間に、前記ガイド凹部11bに差し込み先端側を差し入れるようにした後、当該筒状体11の開口端11aの各辺部に備えられている各ガイド凹部11bに差し込まれた各調整片30を、ガイドプレートにおける水平な上面部24’が水平となるように、打ち込み調整する。
このように備え付けられる装飾用植栽装置Aにおける筒状体11に充填した培土40に前もって植栽すると共に当該植栽植物50を穴21から受け入れるように該筒状体11にベースプレート20を載せ置き、または、この筒状体11に載せ置かれたベースプレート20の穴21から対象植栽植物50を植栽し、このベースプレート20における前記穴21を含む面、特に、前記凹部22内に、山脈状、丘状等の適宜の形状に盛土40aをなし、これに、必要な植物の植栽や苔などをのせつけて、目的とする景観を構成する。かかる盛土40aをなす際に、当該盛土40aの周縁部分を凹部22に納め入れ、盛土40aの縁を画然とした態様に設けることができる。
かかる装飾用植栽装置Aの側方にたて水栓60を設け、このたて水栓60を用いて、当該装飾用植栽装置Aに水を供給する。このたて水栓60は、水栓62を備える給水管61を化粧カバー63で覆って構成してあり、この図示例にあっては、前記の独立している凹部23に水を滴下するようにしてある。
このように、凹部23に滴下される水は、この凹部23内にあって、特有の波紋を順次に形成し、水紋特有の景観を当該装飾用植栽装置Aにもたらすことができる。
また、この凹部23に滴下される水は、この凹部23内から溢れだして、ベースプレート20における水平な上面部24’に沿って該面24’を覆うように均一に拡散して特有の水濡れ状体の景観を当該装飾用植栽装置Aにもたらすことができ、穴21を介して培土40の植栽植物50に必要な水分の補給をなすことができる。
また、この凹部23に滴下された水は、前記上面部24’を各種磨き仕上げの施された磨き面、より典型的には、本磨き仕上げの施された磨き面からなる平滑面24”とすることによって、より確実に、当該平滑面24”を伝わって水張り状体の景観を当該装飾用植栽装置Aにもたらすように機能する。かかる装飾用植栽装置Aにあっては、例えば、湖に浮かぶ植栽された島の景観等を確実に作り出すことができる。
また、このように構成される装飾用植栽装置Aにあっては、筒状体11と建物Bの基礎部Baとの間に、当該基礎部Baの湿りだしを防止するに十分な通気路を構成することができる。
なお、この図示例にあっては、かかる装飾用植栽装置Aにおける景観を、更に効果的に演出し得るように、当該装飾用植栽装置Aの前方、すなわち、屋内側から見た際に、当該装飾用植栽装置Aの後方に目隠し70を立設して、この目隠し70によって、装飾用植栽装置Aを纏まった一つの独立した景観として構成するようにしてある。
ついで図6に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る他の典型的な装飾用植栽装置Aについて説明する。
この図示例に係る装飾用植栽装置Aは、屋内側から地窓Bdを介して観賞しうる屋外位置に設置される装飾用植栽装置Aであって、この装飾用植栽装置Aが、培土40を充填し得るように筒状に構成された台部10と、この台部10の筒状開口端11a上に載せ置かれた該筒状開口端面よりも大きい面積のベースプレート20とを備えており、このベースプレート20に前記台部10の筒状内に連通する穴21が設けてあると共に、該ベースプレート20が水平な上面部24’を備えており、このベースプレート20の水平な上面部24’が屋内側の床面Be’とほぼ同一の高さ位置に設けてあり、しかも、前記台部10を、該台部10を構成する個々の構成単体11’cの組み付けによって構成してある。
この図6に示される装飾用植栽装置Aは、前記図1〜図5において示される装飾用植栽装置Aにおける筒状体11に対して、台部10を構成する筒状部11’を、当該装飾用植栽装置Aの設置現場において組み付け構成するものであって、この筒状部11’を、レンガ、コンクリートブロック等の複数個の構成単体11’cの積み込み等によって構成する以外の構成を前記装飾用植栽装置Aの構成と同一又は実質的に同一に構成してある。
従って、前記図1〜図5に示される装飾用植栽装置Aの構成と同一又は実質的に同一の構成部分には同一の番号を付して、その説明を省略する。
かかる筒状部11’は、前記地面Cの掘削凹部Ca内に敷き並べた割栗石Cbに砂利Ccを敷き込み、これに、各構成単体11’cを、筒状、この図示例にあっては、平面視で角筒状をなすように、順次に積み込んで所定高さの筒状部11’を構成する。
このように構成される筒状部11’の開口端11’a上に、モルタル等の調整手段を介してベースプレート20を、当該ベースプレート20における上面24の水平な上面部24’が、屋内における床Beの床面Be’の高さ位置となるように載せ置いて、図1〜図5におけると同様に装飾用植栽装置Aを構成する。
このように構成される装飾用植栽装置Aにあっては、前記図1〜図5において示される装飾用植栽装置Aにおけると同様の効果を構成される装飾用植栽装置Aにもたらすことができ、構成単体11’cの選択によって、それぞれに目的とする趣のある筒状部11’を構成して、装飾用植栽装置Aに特有の趣をもたらすことができる。
典型的な装飾用植栽装置の設置状態を示す要部断面図 これに培土を充填して植栽した状態を示す要部断面図 これを異なった位置で断面して要部を示す要部断面図 同平面図 同要部部品を分離して、主要な関連設備と共に示す要部斜視図 他の典型的な装飾用植栽装置に培土を充填して植栽した状態を示す要部断面図
符号の説明
A 装飾用植栽装置
B 建物
Bd 地窓
Be’ 床面
10 台部
11 筒状体
11’ 筒状部
21 穴
24 上面
24’ 上面部
24” 平滑面

Claims (4)

  1. 屋内側から地窓を介して観賞しうる屋外位置に設置される装飾用植栽装置であって、
    この装飾用植栽装置が、培土を充填し得るように筒状に構成された台部と、この台部の筒状開口端上に載せ置かれた該筒状開口端面よりも大きい面積の石材からなるベースプレートとを備えており、
    このベースプレートに前記台部の筒状内に連通する穴が設けてあると共に、該ベースプレートが水平な上面部を備えており、
    このベースプレートの水平な上面部が屋内側の床面とほぼ同一の高さ位置に設けてあることを特徴とする装飾用植栽装置。
  2. 前記ベースプレートにおける水平な上面部が平滑面であることを特徴とする請求項1に記載の装飾用植栽装置。
  3. 前記台部が筒状体によって構成してあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装飾用植栽装置。
  4. 前記台部が、該台部を構成する個々の構成単体の組み付けによって構成される筒状部からなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装飾用植栽装置。
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