JP5032528B2 - 手編み玉掛索の製作法及び手編み玉掛索 - Google Patents

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Description

この発明は、ワイヤロープの先端を折り返して輪状にした手編み玉掛索の技術に係り、特に、ワイヤロープの先端を折り返して輪状を作るときにワイヤロープの本線の表面に現れる所謂ひげと呼ばれるワイヤ素線の切断端面が本線表面に現れないようにして、手編み玉掛索の本線の表面に現れる切断端面の所謂ひげによって手が切れたりするのを確実に防いで安全性を高めた手編み玉掛索の製作法及び手編み玉掛索に関するものである。
従来、手編み玉掛索の製作に使用されるワイヤロープは、心綱とその周囲に6組のストランドを六角状に配しこれを螺旋状により込んで作られている。また各ストランドは内部側を構成する複数のワイヤ素線の内層素線の束と内層素線の外周側に配された複数のワイヤ素線の外層素線の束とから構成されている。
従来、ワイヤロープを用いて手編み玉掛索を製作する場合において、ワイヤロープの先端を折り返して輪状にする所謂アイ加工では、法規で定められた基準を守って、例えばかご差しや巻差しなどと呼ばれる特定の編み込み方法を用いて作られる。
即ち、折り返した先端側をワイヤロープを構成する6組のストランドと心綱とをバラバラに分け、先端部分が折り返される基側となるワイヤロープの本線の6組のストランドによってより込まれている部分の特定の間に、きめられた順序で各ストランドを通し決まった間から抜き出して、ワイヤロープの端部側に輪状を作る。
この後、輪状を作ってワイヤロープの本線表面から抜き出た6組のストランドの先端側を、編み込み方法の種類に決まっている順序で、本線の螺旋状により込まれたストランドの特定の間から通して、別の特定の間から抜き出す作業を最低3回以上繰り返す(これを「丸差し」という)。
3回以上繰り返した後、本線の表面から外部に出ている6組の各ストランドの先端側を外層素線の束と内層素線の束とにそれぞれ分けると共に、本線の表面から外部に出ている6組の各内層素線の束を本線の表面位置で切断する。
また、切断しなかった6組の各外層素線の束を前記の編み込み方法の種類に決まっている順序で、本線の螺旋状により込まれたストランドの特定の間から通して、別の特定の間から抜き出す作業を最低2回以上繰り返す(これを「半差し」という)。その後、本線の表面から外部に出ている6組の各外層素線の束を本線の表面位置で切断する。
なお、各ストランド又は各外層素線の束をどの間から通して他のどの間から抜き出すかのこれらの作業手順は、編み込み方法の種類に決まっている。また、各工程の途中ではワイヤロープの本線表面はハンマで軽く均される。
従来はこのような方法によりワイヤロープを用いて手編み玉掛索が作られている。
しかしながら、従来の手編み玉掛索は、ワイヤロープの本線表面位置で切断された各内層素線や各外層素線の束が複数の強度のあるワイヤ素線の集まりであり、その切断端面の所謂ひげは鋭利になっていて、ひげに手が直接触ると手の表面を切ったりして非常に危険である。しかも、ひげの箇所は内層素線で6箇所、外層素線も6箇所あり、合計12箇所のひげの箇所がワイヤロープの本線表面に分散しており、このため、ワイヤロープの本線表面を掴む場合には手袋をはめないと危険であった。
また、従来の手編み玉掛索は、内層素線及び外層素線の束が当所は本線表面位置で切断されているが、ひげの箇所が分散されている本線部分を何回も折り曲げたりするうちに、ひげが本線表面から次第に一部突出し、突出するひげは場合によっては手袋を裂いて手を切ることもあり、非常に危険であった。
さらに、従来の手編み玉掛索を引き抜く場合も、ひげがワイヤロープのより込み方向に対して反対向きになって本線表面からひげが起き上がるようになり、ひげが本線表面から一部突出し、突出するひげは場合によっては手袋を裂いて手を切ることもあり、非常に危険であった。
さらにまた、チョーク吊りの場合、従来の手編み玉掛索101は、荷物104を巻いたワイヤロープ102の手編み部分が曲がり、多くのひげ103が出てより危険であった(図11参照)。また手編みでない従来のロック加工の玉掛索111は、ひげの問題が生じない反面、チョーク吊りしワイヤロープ112を引き出す場合、ロック加工113の部分が荷物114に引っ掛かり、ワイヤロープ112を引き出しにくかった(図12(A)参照)。同様に、手編みでない従来のロック加工の玉掛索111は、ロック加工113の部分が荷物114に当たり、荷物114を傷付けることが多かった(図12(B)参照)。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、手編み玉掛索の本線表面に現れる所謂ひげと呼ばれるワイヤ素線の切断端面が本線表面に現れないようにして、手編み玉掛索の本線の表面に現れる切断端面の所謂ひげによって手が切れたりするのを確実に防いで安全性を高めることのできる手編み玉掛索の製作法及び手編み玉掛索を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1に係る手編み玉掛索の製作法の発明は、ワイヤロープを用いて手編み玉掛索を製作する方法において、ワイヤロープの端部側に輪状を作ると共にワイヤロープを構成する6組のストランドの先端側をワイヤロープの本線表面に通して抜き出すかご差し作業を所定回数繰り返した後、ワイヤロープの本線表面から外部に抜き出た6組の各ストランドを2つのワイヤ素線の束にそれぞれ分け、2つに分けた一方のワイヤ素線の束を本線表面から所望の長さでそれぞれ切断し、切断後の第1切断ワイヤ素線の束を他方の第1非切断ワイヤ素線の束と共にかご差し方法の手順に沿ってワイヤロープの本線表面に通し、第1切断ワイヤ素線の束の切断端面をワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込み、第1非切断ワイヤ素線の束のみをかご差し方法の手順に沿ってワイヤロープの本線表面から抜き出す半差し作業を所定回数繰り返した後、ワイヤロープの本線表面から外部に抜き出た6組の各第1非切断ワイヤ素線の束を、ワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込む前に本線表面から所望の長さで切断し、切断後の第2切断ワイヤ素線の束の切断端面をワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込むことにより製作されるものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の手編み玉掛索を製作する方法において、第1切断ワイヤ素線はストランドの内部の配された内層素線であり、第1非切断ワイヤ素線はストランドの内部の内層素線の外周に配された外層素線である。
また、請求項に係る手編み玉掛索の発明は、請求項1又は請求項2の何れかで製作された手編み玉掛索よりなるものである。
以上の記載より明らかなように、この発明によれば、いずれも、ワイヤロープの本線に編み込んだワイヤ素線の束をワイヤロープの本線表面から所望の長さで切断し、切断後の切断ワイヤ素線の束の切断端面をワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込むようにしたので、ワイヤ素線の束の切断端面の所謂ひげがワイヤロープの本線表面に現れるのを確実に防ぐことができる。これにより、手袋の装着が不要になると共にワイヤロープの本線表面を素手で直接掴んでも、手が切れることがなく安全であり、手編み玉掛索の取扱いが非常に安全に行うことができる。
しかも、ワイヤ素線の束の切断端面はワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込まれているので、手編み玉掛索のワイヤロープの本線を曲げても本線表面に所謂ひげが現れることがなく、同様に手編み玉掛索を引き抜く場合も、ひげがワイヤロープのより込み方向に対して反対向きになって本線表面からひげが起き上がるということもない。
また、本願発明の方法により製作された手編み玉掛索は、強度試験の結果からも明らかなように、ワイヤロープの強度は従来の製作方法の場合と同一であり、手編み玉掛索としての強度は十分に確保されていて、安心して使用することができる等、極めて新規的有益なる効果を奏するものである。
ワイヤロープの先端側を折り返して輪状を作る説明図である。 ストランドをワイヤロープの本線に通し及び抜き出す経路説明図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す第1切断ワイヤ素線と第1非切断ワイヤ素線が出ている状態の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す6組の各第1非切断ワイヤ素線の束を1つに結束している状態の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す手編み玉掛索の端部側の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す他の製作方法の第1切断ワイヤ素線と第1非切断ワイヤ素線が出ている状態の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す他の製作方法の第4切断ワイヤ素線と第4非切断ワイヤ素線が出ている状態の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す他の製作方法の6組の各第5非切断ワイヤ素線の束を1つに結束している状態の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す他の製作方法による手編み玉掛索の端部側の正面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す手編み玉掛索の編み込み部分の部分断面図である。 従来の手編み玉掛索の説明図である。 (A)(B)は手編みでない従来のロック加工の玉掛索の説明図である。
以下、図面に記載の発明を実施するための最良の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
ワイヤロープを用いて手編み玉掛索を製作する方法においては、既知の編み込み方法、例えば巻差し方法、かご差し方法などを用いる。このうち、巻差し方法はワイヤロープの先端をストランドの単位に解いて、そのストランドをワイヤロープ本線のストランドの間に通して、本線のより方向と同方向に巻いて行く方法である。
かご差し方法はワイヤロープの先端をストランドの単位に解いて、そのストランドをワイヤロープ本線のストランドの間に通して、本線のより方向と反対方向に巻いて行く方法である。
既知の編み込み方法のかご差し方法の手順で、本願発明の手編み玉掛索を製作する方法について、以下説明する。
かご差し方法の手順に沿って、先ずワイヤロープ11の端部側に輪状12を作る。
ワイヤロープ11の先端側を折り返し、折り返した先端側をワイヤロープ11を構成する6組のストランド1〜6と心綱7とをバラバラに分け、先端部分が折り返される基側となるワイヤロープ11の本線の6組のストランドA〜Fによってより込まれている部分の特定の間に、きめられた順序で各ストランド1〜6を通し決まった間から抜き出して、ワイヤロープ11の端部側に輪状12を作る。心綱7には例えば麻芯が使用される。
図2に基づいて簡単に説明すると、以下の手順で行われる。
(1)ストランド1をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Fの間から心綱7の左を通してストランドB・Cの間に抜く。
(2)ストランド2をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Fの間から心綱7の左を通してストランドC・Dの間に抜く。
(3)ストランド3をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Fの間から心綱7の右を通してストランドD・Eの間に抜く。
(4)ストランド4をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Fの間から心綱7の右を通してストランドE・Fの間に抜く。通したストランド4を締め込む。
(5)ストランドA・Fの間からストランドB・Cの間にスパイキを差してストランドA・Fの間に心綱7を入れる。
(6)ストランド5をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Bの間から通してストランドA・Fの間に抜く。ストランドA〜Fのよりを戻す。
(7)ストランド6をワイヤロープ11の本線11a側のストランドB・Cの間から通してストランドA・Bの間に抜く。ストランドA〜Fのよりを戻す。ハンマで軽く均す。
以上の手順でワイヤロープ11の端部側には輪状12が作られる。
次に、かご差し方法の手順に沿って、ワイヤロープ11を構成する6組のストランド1〜6の先端側をワイヤロープ11の本線11aの表面に通して抜き出す丸差し作業を所定回数、例えば3回繰り返して行う。日本国の法規では3回以上が要求されている。
図2に基づいて簡単に説明すると、以下の手順で行われる。
(1回差し)
(8)ストランド1をワイヤロープ11の本線11a側のストランドC・Dの間から心綱7の左を通してストランドE・Fの間に抜く。
(9)ストランド2をワイヤロープ11の本線11a側のストランドD・Eの間から通してストランドA・Fの間に抜く。
(10)ストランド3をワイヤロープ11の本線11a側のストランドE・Fの間から通してストランドA・Bの間に抜く。
(11)ストランド4をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Fの間から通してストランドB・Cの間に抜く。
(12)ストランド5をワイヤロープ11の本線11a側のストランドA・Bの間から通してストランドC・Dの間に抜く。ストランドA〜Fのよりを戻す。
(13)ストランド6をワイヤロープ11の本線11a側のストランドB・Cの間から通してストランドD・Eの間に抜く。ハンマで軽く均す。
以上で1回差しが終了し、この作業を後2回続ける。
合計3回繰り返すことにより、丸差しは終わり、心綱7を切断する。
続いて、本願発明の特徴のある手順に入る。
ワイヤロープ11の本線11aの表面から外部に抜き出た6組の各ストランド1〜6を2つのワイヤ素線1a〜6a、1b〜6bの束、例えば内層素線1a〜6aの束と、外層素線1b〜6bの束とに2分する。
2つに分けた一方のワイヤ素線の束例えば内層素線1a〜6aの束を本線11aの表面から所望の長さでそれぞれ切断する。所望の長さとは本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に十分に差し込むことができる長さである。
切断後の第1切断ワイヤ素線1a〜6aの束を他方の第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束つまり外層素線1b〜6bの束と共に、前記のかご差し方法の手順(8)〜(13)に沿って、ワイヤロープ11の本線11aの表面に通す。
このとき、第1切断ワイヤ素線1a〜6aの束は、その切断端面16Xをワイヤロープ11の本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に差し込む。
そして、第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束のみを前記のかご差し方法の手順(8)〜(13)に沿って、ワイヤロープ11の本線11aの表面から抜き出す半差し作業を所定回数、例えば2回繰り返す。前記の丸差し作業が3回の場合には日本国の法規では半差し作業は2回以上が要求されている。このとき、前記の丸差し作業が4回の場合には日本国の法規では半差し作業は1回以上が要求されるため、1回でよいことになる。
第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束のみを半差し2回作業を行った後、ワイヤロープ11の本線11aの表面から外部に抜き出た6組の各第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束を1つに結束し、1つに結束した第3非切断ワイヤ素線16cの束を本線11aの表面から所望の長さで切断する。所望の長さとは本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に十分に差し込むことができる長さである。切断後の第3切断ワイヤ素線16cの束の切断端面16Xをワイヤロープ11の本線11a内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に差し込むことにより製作される。なお、請求項1記載の第2切断ワイヤ素線は切断後の第3切断ワイヤ素線16cに該当する。
また、前記の〔0013〕〜〔0015〕までは同一の手順で、最後の〔0016〕の手順だけを代えた別の手順による手編み玉掛索の製作法もある。
即ち、第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束のみを半差し2回作業を行った後、ワイヤロープ11の本線表面から外部に抜き出た6組の各第1非切断ワイヤ素線1b〜6bの束をそれぞれ2つのワイヤ素線1d〜6dの束とワイヤ素線1e〜6eの束とに分け、2つに分けた一方のワイヤ素線1d〜6dの束を本線表面から所望の長さでそれぞれ切断する。所望の長さとは本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に十分に差し込むことができる長さである。
切断後の第4切断ワイヤ素線1d〜6dの束を他方の第4非切断ワイヤ素線1e〜6eの束と共に、前記のかご差し方法の手順(8)〜(13)に沿って、ワイヤロープ11の本線11aの表面に通す。
このとき、第4切断ワイヤ素線1d〜6dの束は、その切断端面16Xをワイヤロープ11の本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に差し込む。
そして、第4非切断ワイヤ素線1e〜6eの束のみを前記のかご差し方法の手順(8)〜(13)に沿って、再度、ワイヤロープ11の本線11aの表面から抜き出す半差し作業を所望回数、例えば1〜2回繰り返す。
その後、ワイヤロープ11の本線11aの表面から外部に抜き出た6組の各第4非切断ワイヤ素線1e〜6eの束を1つに結束し、1つに結束した第5非切断ワイヤ素線16fの束を本線11aの表面から所望の長さで切断する。所望の長さとは本線11aの内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に十分に差し込むことができる長さである。切断後の第5切断ワイヤ素線16fの束の切断端面16Xをワイヤロープ11の本線11a内部の心綱7の一部を抜いて生じた中空部11b内に差し込むことにより製作される。なお、請求項1記載の第2切断ワイヤ素線は切断後の第5切断ワイヤ素線16fに該当する。
従来製品と本願発明製品との引張強度比較試験。
試験は長崎県工業技術センターに依頼した。
Figure 0005032528
なお、この発明は上記発明を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。前記の発明を実施するための最良の形態においては、既知の編み込み方法としてかご差し方法の手順に沿って説明したがこれに限定されるものではなく、例えば巻差し方法、などを用いてもよい。
1〜6 ストランド
1a〜6a 第1切断ワイヤ素線
1b〜6b 第1非切断ワイヤ素線
16c 第3切断ワイヤ素線、第3非切断ワイヤ素線
1d〜6d 第4切断ワイヤ素線
1e〜6e 第4非切断ワイヤ素線
16f 第5切断ワイヤ素線、第5非切断ワイヤ素線
16X 切断端面
A〜B ストランド
7 心綱
11 ワイヤロープ
11a 本線
11b 中空部
12 輪状

Claims (3)

  1. ワイヤロープを用いて手編み玉掛索を製作する方法において、ワイヤロープの端部側に輪状を作ると共にワイヤロープを構成する6組のストランドの先端側をワイヤロープの本線表面に通して抜き出すかご差し作業を所定回数繰り返した後、ワイヤロープの本線表面から外部に抜き出た6組の各ストランドを2つのワイヤ素線の束にそれぞれ分け、2つに分けた一方のワイヤ素線の束を本線表面から所望の長さでそれぞれ切断し、切断後の第1切断ワイヤ素線の束を他方の第1非切断ワイヤ素線の束と共にかご差し方法の手順に沿ってワイヤロープの本線表面に通し、第1切断ワイヤ素線の束の切断端面をワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込み、第1非切断ワイヤ素線の束のみをかご差し方法の手順に沿ってワイヤロープの本線表面から抜き出す半差し作業を所定回数繰り返した後、ワイヤロープの本線表面から外部に抜き出た6組の各第1非切断ワイヤ素線の束を、ワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込む前に本線表面から所望の長さで切断し、切断後の第2切断ワイヤ素線の束の切断端面をワイヤロープの本線内部の心綱の一部を抜いて生じた中空部内に差し込むことにより製作されることを特徴とする手編み玉掛索の製作法。
  2. 第1切断ワイヤ素線はストランドの内部の配された内層素線であり、第1非切断ワイヤ素線はストランドの内部の内層素線の外周に配された外層素線である請求項1に記載の手編み玉掛索の製作法。
  3. 請求項1又は請求項2の何れかで製作された手編み玉掛索であることを特徴とする手編み玉掛索。
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