JP5030381B2 - 圧力パルス発生装置及び圧力パルス発生方法 - Google Patents

圧力パルス発生装置及び圧力パルス発生方法 Download PDF

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Description

本特許出願は、圧力パルス発生方法及び圧力パルス発生装置に関する。より詳しくは、本特許出願は、独立請求項である請求項1の前提部分に記載した種類の方法と、独立請求項である請求項14の前提部分に記載した種類の装置とに関する。
本発明は、圧力パルスを発生させることを要するあらゆる技術分野に利用可能である。また特に、本発明は、高速で圧力パルスを発生させることを要する用途であって、高速で発生させた圧力パルスによって移動させられる部品の運動に対して制動をかけること、または、その移動させられる部品を所望の位置でロックすることを要する用途に、好適に利用し得るものである。
これに該当する技術分野としては、例えば内燃エンジンの技術分野がある。内燃エンジンに関しては、吸気バルブ、排気バルブ、ないしは燃料噴射バルブを作動させ、制御するための方式として、従来、カムシャフトを用いてエンジンのピストンの運動をそれらバルブに伝達するという方式が採られてきたが、この従来の方式に代えて、圧力パルスを利用してそれらバルブを作動させ、制御するという方式を採用することができる。また、本発明は更に、内燃エンジンのシリンダの圧縮比を可変とするために装備されているピストンを作動させ、制御するためにも利用し得るものである。
それゆえ、以下の説明においては、内燃エンジンの燃焼室の吸気バルブないし排気バルブを作動させ、制御するという目的に本発明を適用する場合に即して、説明を進めて行くが、ただし、斯かる用途は、本発明の多くの用途のうちの1つの具体例を示すものであって、本発明の用途が斯かる用途に限定されるというものではない。
内燃エンジンの気筒に装備した吸気バルブ、排気バルブ、ないしは燃料噴射バルブを圧力パルスによって駆動するには、当該バルブに対応して設けたシリンダ形の圧力室の中に移動可能に配設したアクチュエータピストンに当該バルブを連結し、そして、そのアクチュエータピストンに、例えば圧力空気などの圧力流体のパルスを作用させることにより、当該バルブの運動を発生させるようにする。
圧力流体パルスは、バルブスプリングの付勢力に抗する方向の力を作用させ、この圧力流体パルスの作用によって、当該バルブは、バルブシートに着座した基本位置から、バルブシートから離れた遠隔位置へ移動させられることになる。そして、バルブタイミングを可変にする上では、遠隔位置へ移動させたバルブを、すぐに基本位置へ戻さずに、遠隔位置にロックしておけるようにしなければならない。一方、バルブを基本位置にロックしておけるようにすることも必要であるが、こちらの方は、バルブスプリングの作用によって実現することができる。
更に、バルブが基本位置に戻る際に、バルブシートに激しく衝突せずに済むように、バルブが基本位置へ戻るときの運動に対して、制動をかけられるようにすることも望まれている。
本発明の第1の目的は、例えば内燃エンジンの気筒に装備した吸気バルブや、排気バルブ、それに燃料噴射バルブなどの、圧力流体パルスによって移動させられるようにした部品を、液圧回路を利用して、好ましくは遠隔位置になどの所与の位置に、効果的にロックできるようにする方法及び装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、例えば上述したバルブなどの、圧力流体パルスによって移動させられ、ないしは、圧力流体パルスからの力と逆方向の力を作用させているスプリングなどのバネ要素によって移動させられるようにした部品を、当該部品が例えば基本位置などの端部位置に到達する前に、効果的にロックできるようにする方法及び装置を提供することにある。
本発明の更なる目的は、例えば吸気バルブや、排気バルブ、それに燃料噴射バルブなどの、圧力流体パルスによって移動させられ、ないしは、圧力流体パルスからの力と逆方向の力を作用させているスプリングなどのバネ要素によって移動させられるようにした部品の運動に対して、制動をかける際に消費されるエネルギを、再生利用できるようにする方法及び装置を提供することにある。
本発明の第1の目的は、本明細書の冒頭に記載した種類の方法であって、ピストン/シャフトが所定位置に到達したときに、液体で満たされた室からの液体の流出が阻止されているようにすることを特徴とする方法により、達成されている。
また、本発明の第1の目的は、本明細書の冒頭に記載した種類の装置であって、からの液体の流出を一時的に阻止するための、少なくとも1つの弁を備えたことを特徴とする装置により、達成されている。
従属請求項である請求項2〜13は、本発明の第1の目的及びその他の目的を達成する上で有用な、本発明の好適な実施の形態に係る方法を記載したものである。
従属請求項である請求項15〜30は、本発明の第1の目的及びその他の目的を達成する上で有用な、本発明の好適な実施の形態に係る装置を記載したものである。
特に請求項9は、制動に関するエネルギの再生利用を可能にする、本発明のとりわけ好適な実施の形態に係る方法を記載したものである。
また、請求項20は、それに対応した、本発明のとりわけ好適な実施の形態に係る装置を記載したものである。
本発明に係る方法及び装置のその他の特徴及び利点は、以下の詳細な説明により明らかとなる。
以下に添付図面を参照しつつ、本発明を、その具体的な実施の形態に即して説明して行く。
図1は、第1の実施の形態に係る圧力パルス発生装置を示した図である。図示した装置1は、圧力流体回路2、シリンダ3、シリンダ3内に移動可能に配設されたピストン4、それに、内燃エンジンのシリンダに装備されたバルブ5を備えており、バルブ5はピストン4に連結されている。尚、内燃エンジンについての詳細な説明は省略する。内燃エンジンは、例えば複数のシリンダを備えた多気筒エンジンなどであり、それらシリンダの各々が、そのシリンダに装備したバルブを作動させるために、図示した本発明に係る装置1と同様の装置を1つないし複数備えているようにすることが好ましい。
圧力流体回路2は、第1開口である流入口7と、第2開口である流出口9とを介して、シリンダ3内に画成された圧力室6に接続している。流入口7は、圧力流体供給部8に接続しており、流出口8は、圧力流体排出部10に接続している。圧力流体は、気体とすることが好ましく、気体のうちでも特に、空気や二酸化炭素を使用することが好ましい。圧力流体供給部8は、内燃エンジンに装備したタンク付のコンプレッサから成るものとすることが好ましく、また、圧力タンクだけから成るものとしてもよい。一方、圧力流体排出部9は、圧力流体供給部8が発生する圧力より低い圧力の箇所であれば、どのような箇所であっても構わず、例えばコンプレッサへの還流経路としてもよい。開口7、9を開閉して、圧力流体回路と圧力室6とを連通状態にすることができるように、弁体43、44を備えており、それら弁体43、44は、圧力流体によって制御されるようにしてある。弁体43、44は、弁室45、46内に移動可能に配設されている。弁体43、44は、弁室45、46内のそれら弁体43、44の一方の側に作用する圧力の変動に応じて制御され、ここでいう一方の側とは、開口7、9が形成されている側と反対の側である。また、弁体45、46の各々は、その弁体の表面のうち、圧力流体回路2内の圧力流体からその表面に作用する圧力の方向が閉弁方向となる表面の面積が、それら各弁体45、46が各開口7、9の周縁部に着座していてそれら各開口7、9を閉塞しているときに圧力流体の圧力が逆方向に作用する表面の面積より大きくしてある。
圧力流体回路2は、2つの圧力流体制御弁を備えており、それら圧力流体制御弁のうちの一方は、第1ソレノイド11と、この第1ソレノイド11に組合わされた第1弁体12とで構成されており、他方は、第2ソレノイド13と、この第2ソレノイド13に組合わされた第2弁体14とで構成されている。更に、図示した装置1は、制御装置(不図示)を備えており、この制御装置は、内燃エンジンのシリンダ内のピストンの位置を検出するためのセンサに接続されており、このセンサは、ピストンの位置を直接的に検出するものとしてもよく、また、例えばクランクシャフトの回転角度位置を検出することで間接的にピストンの位置を検出するものとしてもよい。制御装置は、ソレノイド11及び13に接続されており、このセンサから得られる情報に基づいて、それらソレノイド11、13を付勢状態にする制御を行う。更に、アクチュエータピストン4ないしバルブ5の位置を検出するセンサ15を備えており、配線16を介して、このセンサ15もまた制御装置に接続されている。このセンサ15から得られる情報に基づいて、圧力流体制御弁を消勢状態にする制御が行われる。
ソレノイド11、13とそれらに組合わされた弁体12、14とを適宜の構成とし、そして、それらソレノイドを所定のシーケンスで付勢状態にする制御を行うことによって、シリンダ内に画成された圧力室6の中へ、第1開口7を介して圧力パルスを高精度で送り込むことができ、また、その圧力室6から、第2開口9を介して圧力パルスを高精度で排出することができる。
図1〜図3に示した実施の形態の装置は、油圧式のロック及び制動のための機構を備えている。この油圧式のロック/制動機構は、液体の流出入が可能に構成された液体で満たされた室17を備え、また、アクチュエータピストン4は、このアクチュエータピストン4に連結したピストンシャフト18を介して、移動中に常に17内の液体に接触しているようにしてある。アクチュエータピストン4が基本位置から遠隔位置へ移動するときには、アクチュエータピストン4に連結したピストンシャフト18が17から抜け出し、その抜け出た容積分の液体17の中へ流入する。また、アクチュエータピストン4がこれと逆方向に移動するときには、ピストンシャフト18が17から液体を押し出し、それによって制動効果が得られるようにしてある。図1に示した機構は、絞り部19を備えている。図示例の絞り部19はリング形であり、アクチュエータピストン4及びバルブ5が一方の端部位置である基本位置へ近付いたならば、ピストンシャフト18が、より詳しくは、このピストンシャフト18の円錐形の端部20が、リング形の絞り部19の中へ進入するようにしてある。アクチュエータピストン4及びバルブ5が更に基本位置へ近付くと、ピストンシャフト18の端部20と絞り部19との間の隙間が狭まり、それによって制動力が増大する。従って、この機構は、オイルダンパ型の制動機構を構成している。尚、ピストンシャフト18に円錐形の端部20を設ける替わりに、絞り部19の形状を、制動効果を発生させるときの移動方向において、その開口断面積が次第に減少するような形状にしてもよい。
この機構は更に、液体供給部(不図示)と、その液体供給部と17とを接続する接続流路21とを備えている。更に、逆止弁22を備えており、この逆止弁22は、液体供給部から17へ流入しようとする液体に対しては開弁して流入を許容し、逆方向へ流れようとする液体に対しては閉弁する。尚、液体供給部は、内燃エンジンに装備されているオイルポンプなどで構成することができる。
この機構は更に、17から液体を流出させるための下流側の接続流路23を備えており、液体の流出先は、液体供給部が発生する圧力より低い圧力の箇所であれば、どのような箇所であっても構わず、例えば内燃エンジンのオイルパンとしてもよい。作動弁24は、排出側の接続流路23を介した17と低圧箇所との間の接続経路を、連通状態及び遮断状態にするための弁である。また、作動弁24を備えており、この作動弁24は、ピストン4及びバルブ5が基本位置へ向かって移動するのに伴って、ピストンシャフト18が17から液体を押し出すときに、開弁するようにしてある。また、作動弁24は、ピストン4及びバルブ5がこれと逆方向へ移動するときには、閉弁するようにしてあり、それによって、液体排出用の接続流路23の中の液体が、17の中へ吸い込まれて逆流するのを阻止するようにしている。17の中の液体は、ピストン4の移動に伴って加熱されるため、逆流を阻止しておかないと、液体及び周囲の温度が不都合なほど上昇するおそれがあり、作動弁24はそのような不都合を温度上昇を防止するために設けられている。尚、液体供給用の接続流路21内の液体の圧力は、この接続流路21から17の中へ液体が流入できる状態になったときに、その液体が途切れることなく流入するように、十分大きな圧力としてある。
図14は、液体排出用の接続流路の別構成例を示した図である。同図において、液体排出用の接続流路23は、逆止弁22の上流側に接続した液体供給用の接続流路21へ液体を還流させるように接続されており、即ち、逆止弁22の、液体供給部の側に接続されている。上述した実施の形態と同様に、この図14に示した機構も、液体排出用の接続流路を開閉する作動弁24を備えている。この構成によれば、液体供給部と17との間をある量の液体が循環することになる。従って、ポンプ作用によって、この機構を通過して流れる液体が、高い利用効率をもって利用されることになる。更に、このようにして循環利用される所定量の液体が過熱するのを防止するために、またそれと共に、アクチュエータピストン4を潤滑するために、流路52を設けてある。流路52は、その一端が、液体の循環流路のうちの、液体供給用の接続流路21の部分に接続しており、その他端が、アクチュエータピストン4を収容しているシリンダに接続している。尚、流路52の、その一端の接続箇所は、液体の循環経路のうちの、液体排出用の接続流路23の部分としてもよい。ここで重要なことは、制動機能を果たすことによって加熱された液体の一部が、流路52を介して流出するようにしてあるということである。図には示していないが、この機構は、アクチュエータピストン4を収容しているシリンダに供給されて潤滑に使用された後の液体を、例えば内燃エンジンのオイルパンなどのような、液体供給部より低圧の箇所へ還流させるための還流流路を備えている。図14は更に、液体排出用の作動弁24の制御方法に関する別構成例も示しているのであるが、これについては後に更に詳しく説明する。
本発明の重要な特徴の1つに、アクチュエータピストン4を、またより詳しくは、バルブ5を、所定位置にロックできるようにしているということがある。特に図示例では、ロックすることによって、バルブ5が基本位置へ戻ろうとするのを、阻止するようにしており、17からの液体の流出を一時的に阻止することによってこれを実現している。そして、アクチュエータピストン4及びバルブ5が所定の位置に達したときに、また好ましくは、端部位置に達したときに、特に図示例では、遠隔位置である端部位置に達したときに、作動弁24が閉弁状態にあるようにしておくことで、ロックが行われるようにしており、このとき、逆止弁22は閉弁状態にあるため、17からの液体の流出は完全に阻止されている。ロックを解除するには、作動弁24を開弁状態にすることによって、液体排出用の接続流路を介して液体を排出可能にすればよい。これらのことを利用して、バルブタイミングを可変にすることができる。一方、バルブ5の、バルブシートからのリフト量は、主として、圧力流体パルスを第1開口7から送り込む時間の長さを選択することによって制御する。
作動弁24は、先に説明した2つの圧力流体制御弁11〜14と同様に、ソレノイドと弁体とで構成することもできるが、図示例では、作動弁24を、圧力流体によって作動させられるスレーブ弁として構成してある。換言するならば、図示例の作動弁24は、少なくとも1つの圧力流体制御弁11〜14によって間接的に制御されるようにしてあり、特に図示例では、第2ソレノイド13と第2弁体14とで構成された圧力流体制御弁によって制御されるようにしてある。
作動弁24は、その第1表面が、圧力流体回路2の流路25を介して圧力流体に接しているようにしてあり、この作動弁24の第1表面は、圧力流体制御弁13、14の動作位置に応じて、圧力流体供給部8と圧力流体排出部10との、一方に対して連通状態となるようにしてある。第1表面とは反対側の作動弁24の第2表面は、液体排出用の接続流路23内の液体に接しているようにしてあり、これによって、液体バネの形態のバネ要素が構成されている。作動弁24の第1表面が圧力流体供給部8と圧力流体排出部10とのいずれに対して連通状態になっているかに応じて、作動弁24は、閉弁位置と開弁位置との一方へ移動し、開弁状態となった作動弁24は、液体排出用の接続流路23に対して連通状態となる。一方、図14に示した別構成例では、反対側の表面は、常時、流路53を介して圧力流体回路2の圧力流体排出部8に連通した状態にある。そのため、液体バネではなく、気体バネが構成されている。図面に示したどの実施の形態に係る装置においても、これと同様に液体バネを気体バネに変更する構成変更、ないしは、これとは逆に気体バネを液体バネに変更する構成変更が可能である。
図2及び図3は、上述した17の変更構成例を示した図である。この変更構成例は、ピストンシャフト18の端部20の形状を異ならせたものであって、この形状の端部20を採用しても、適切な制動効果が得られる。この変更構成例においては、17の寸法及び形状を、ピストンシャフト18のうちの17の中に進入する部分の寸法及び形状に対応したものとすることによって、絞り部を画成している。ただし、ピストンシャフト18の端部20の末端は截頭円錐形に形成してある。制動動作の最終部分において、即ち、アクチュエータピストン4及びバルブ5が基本位置へ到達する寸前において、絞り部とピストンシャフト18との間の隙間は一定となり、なぜならば、ピストンシャフト18の端部20の、截頭円錐形の部分47に続くある程度の長さの部分48は、断面積を一定とし、或いは、少なくとも、その外周面が絞り部の内周面49に対して平行となるようにしているからである。
図4〜図13は、圧力パルス発生装置に装備される油圧式の制動及びロックのための機構の別構成例を示した図であり、この別構成例の制動/ロック機構は、そのかなりの部分が、上述した制動/ロック機構と同様に構成されている。
図4〜図13に示した制動/ロック機構は、シリンダ形のである第226と、第226内に移動可能に配設された第2ピストン27と、第226内に配設されて第2ピストン27に作用するバネ要素28とを備えている。上述した第117が、シリンダ形第226に接続しており、それによって、第117から、シリンダ形第226の、ピストン27の一方の側へ、液体が流入できるようになっている。また、バネ要素28は、第2ピストン27が一方の移動方向へ移動するときに、その移動方向と反対の方向の力を第2ピストン27に作用させることによって、エネルギを吸収する機能を果たすものである。図示例のバネ要素28は、シリンダ形第226内に配設された機械部品としてのバネ部材であって、ピストン27の、第117に接続している側とは反対側に付勢力を作用させている。アクチュエータピストン4及びバルブ5が基本位置へ向かって移動する際に、それに伴って第117から液体が押し出され、そのとき、バネ要素28がエネルギを吸収する。
上述した構成例と同様に、この構成例に係る機構も、第117と液体供給部との間を接続する液体供給用の接続流路21と、第117と低圧箇所との間を接続する液体排出用の接続流路23とを備えている。更に、逆止弁22を備えており、この逆止弁22は、液体が、高圧箇所である液体供給部から、液体供給用の接続流路21を介して第117へ流入しようとするとき開弁し、これとは逆方向に流れようとするとき閉弁する。更に、作動弁29を備えており、この作動弁29は、ソレノイド30と、このソレノイド30によって駆動されて液体排出用の接続流路23を連通状態及び遮断状態にする弁体31とで構成されている。作動弁29の弁体31は、その一方の側が、接続流路50を介して圧力流体に接しており、これによって、気体バネの形態のバネ要素50を構成している。バネ要素50は、付勢状態とされたソレノイド30から弁体31に作用する力と逆方向の力を弁体31に作用させており、ソレノイド30が消勢状態となったときに、弁体31を元の位置に復帰させて、液体排出用の接続流路23を遮断状態にする。
この機構は更に、第117とシリンダ形第226との間の接続経路を連通状態及び遮断状態にする作動弁32を備えている。尚、ここでいう「シリンダ形第2」とは、シリンダ形第226と第117との間の接続経路を画成している流路を含むものである。また、図示した構成例の機構において、ピストン27とは、このピストン27の一部を成すピストンシャフトを含むものであり、図示したように、このピストンシャフトが、シリンダ形第226と第117との間の接続経路を画成している流路に嵌合している。
作動弁32には、2つの逆止弁33、34が組み込まれており、一方の逆止弁33は、第117からシリンダ形第226へ液体が流入することのみを許容し、他方の逆止弁34は、シリンダ形第226から第117へ液体が流入することのみを許容するように構成されている。
第117とシリンダ形第226との間を接続している接続流路は、互いに並列な2本の流路35、36を含んでいる。作動弁32は、それら2本の流路35、36を貫通して移動可能な弁体38を備えており、この弁体38に、流通開口である貫通孔37を少なくとも1つ形成するようにしている。2つの逆止弁33、34のうちの一方の逆止弁33は、一方の流路35内に配設された付勢された弁体で構成されており、他方の逆止弁34は、他方の流路36内に配設された付勢された弁体で構成されている。また、それら2つの付勢された弁体は、弁体38の互いに反対側に配設されている。
作動弁32の弁体38は、第1位置と第2位置との間で移動可能であり、第1位置へ移動したときには、流通開口である貫通孔37が一方の流路35内に位置し、第2位置へ移動したときには、流通開口である貫通孔37が他方の流路36内に位置するようにしてある。この弁体38の移動によって、2つの逆止弁33、34のうちの一方が機能状態になる。尚、「流路内に位置する」という用語は、ここでは広い意味で使用しており、流通開口が、流路に対して完全に一致することを必ずしも要しないが、ただし、完全に一致することが好ましいとはいえる。
作動弁32は、圧力流体供給部8または圧力流体排出部10に接続した少なくとも1本の接続流路39を介して、圧力流体によって制御されるようにしてある。この作動弁32の制御の仕方は、先に第1及び第2の構成例に関して説明した、液体排出用の接続流路23に設けた作動弁24の制御の仕方と同様である。即ち、作動弁32は、その第1表面40が、圧力流体回路2の流路25を介して圧力流体に接しているようにしてあり、制御弁13、14の位置に応じて、この第1表面40が、圧力流体供給部8と圧力流体排出部10とのいずれか一方に対して連通状態となるようにしてある。第1表面とは反対側の作動弁32の第2表面41は、所与の圧力の液体に接しているようにしてあり、特に図示例では、液体供給用の接続流路21を介して液体供給部の液体に接しているようにしてある。作動弁32の第1表面40が圧力流体供給部8と圧力流体排出部10とのいずれに対して連通状態となっているかに応じて、作動弁32は、逆止弁33を機能状態にする位置と、逆止弁34を機能状態にする位置との一方へ移動する。逆止弁が機能状態とされていない方の流路は、弁体38によって閉塞された状態となる。本発明においては、アクチュエータピストン4及びバルブ5を基本位置へ移動させるときには、第117からシリンダ形第226へ液体が流動することを許容する逆止弁33を機能状態にし、また、アクチュエータピストン4及びバルブ5を逆方向へ、即ち、遠隔位置へ移動させるときには、シリンダ形第226から第117へ液体が流動することを許容する逆止弁34を機能状態にするようにしている。
図4〜図13に示した構成によれば、アクチュエータピストン4及びバルブ5が基本位置へ近付いたときに制動をかけるために利用されたエネルギの大部分が、バネ要素28によって吸収され、そして、吸収されたエネルギは、図1〜図3に示した純粋なオイルダンパ式の制動機構のように単に熱に変換されて失われるのではなく、バルブが逆方向へ移動するときに再生利用されるようになる。
また、この構成においては、液体排出用の接続流路23に設けた作動弁29は、アクチュエータピストン4及びバルブ5の基本位置への移動が停止するとき、または停止直後、または停止時点に関連した何らかの時点で、残余の液体を排出することだけを目的として一時的に開弁し、それによって、アクチュエータピストン4及びバルブ5が完全に基本位置へ復帰できるようにするためのものである。液体排出用の接続流路23を装備しておかないと、機構内のエネルギ損失のために、バルブスプリング42の弾発力だけでは、バルブ5を完全に基本位置まで戻すことができない。作動弁29は、アクチュエータピストン4及びバルブ5が基本位置へ達したならば閉弁させるようにし、この閉弁のための制御は先に言及したセンサ15から得られる情報に基づいて行う。
本発明の特に重要な構成例の1つとして、次のようなものがある。その構成例は、アクチュエータピストンを移動させる圧力流体を液体が含み、その圧力流体が流出入するシリンダ3内に画成された圧力室が、であるようにしたものである。この場合、オイルダンパ式の制動機構それ自体が、圧力パルス発生装置として機能するものとなる。またこの場合、液体供給部に接続した接続流路21のような液体供給用の接続流路を介して供給される液体パルスが、17へ供給されることによって、アクチュエータピストンを移動させることになる。更に、液体パルスの持続時間を制御するための弁機構である作動弁も、その機構の一部として構成されることになる。従って、先に説明したような圧力流体回路は不要になる。更に、作動弁32をソレノイドによって制御するようにすれば、先に説明したような圧力流体は完全に不要になる。尚、以上に説明したどの実施の形態においても、装備するバネ要素は、気体バネ、液体バネ、それに機械的なバネ部材の、いずれとすることもできる。
図4〜図13は、アクチュエータピストン4及びバルブ5の開閉サイクルの一連の段階における各状態を示した図である。
図4の状態では、エンジンのバルブ4は基本位置にある。縮装されたバネ要素28が、ピストンシャフトを介してピストン27に押圧力を作用させており、この押圧力は、液体を第117へ流動させる方向に働いている。作動弁32は、液体が第1へ流動することを阻止する位置にある。
図5の状態では、作動弁32が他方の位置へ移動しており、これによってピストン27が移動できる状態になっており、また、液体が第117へ流動できる状態になっている。
図6に示した状態では、ピストン27が移動しており、液体が流動しており、アクチュエータピストン4に連結されたピストンシャフト18が移動しはじめている。
図7は、ピストン27が端部位置まで移動した状態を示したものである。
図8に示した状態では、圧力流体パルスが持続しているために、アクチュエータピストン4のシャフトが僅かながら更に移動しており、それに伴って、液体供給用の接続流路21を介して第117の中へ液体が流入している。
図9の状態では、アクチュエータピストン4及びバルブ5が端部位置へ到達しており、作動弁32、逆止弁22、及び作動弁29が全て閉弁して、第117からの液体の流出を阻止しており、そのため、アクチュエータピストン4及びバルブ5が端部位置にロックされており、ここでいう端部位置は、遠隔位置である。
図10は、作動弁32が元の位置へ復帰したために、液体が第117から第2ピストン27へ流動することが可能となり、それによって、アクチュエータピストン4及び内燃エンジンのバルブ5が移動できる状態になった段階を示したものである。
図11に示した状態では、アクチュエータピストン4が基本位置へ向かって更に移動しており、液体が第117から第226へ更に多く流入しており、第2ピストン27が更に移動している。
図12に示したのは、移動が完了した段階に達したときの状態であり、ただし、このときエンジンバルブは、エネルギ損失のために、その基本位置に完全には到達していない。
図13に示したのは、図12に示した状態になったとき、ないしはその状態になる直前に、液体排出用の作動弁29が開弁して、第117から液体が流出できるようにしたために、エンジンバルブ画素の基本位置にまできちんと移動した状態である。エンジンバルブが基本位置に達したときに作動弁29は再び閉弁し、それによって、図4に示した状態に戻る。
当業者であれば、本発明の範囲に包含されるその他の実施の形態にも容易に相当するのは当然である。保護されるべき権利範囲は、特許請求の範囲の記載によって明示したとおりであり、特許請求の範囲の記載は、発明の詳細な説明の記載並びに図面の記載に基づいたものである。
使用している逆止弁はいずれも、一般的にそうされているように、その逆止弁が開閉する開口の弁座にその逆止弁の弁体を押付けるように付勢する何らかのバネ機構を備えたものとすることが好ましい。図2には、液体供給用の接続流路21に介装した逆止弁22に備えたバネ機構を、バネ51によって図示した。
本発明の1つの実施の形態に係る油圧式のロック/制動機構を備えた圧力パルス発生装置の模式的断面図である。 本発明の別の実施の形態に係る油圧式のロック/制動機構を備えた圧力パルス発生装置の模式的断面図である。 図2のロック/制動機構の一部分だけを取出して示した模式図である。 本発明の別の実施の形態に係る油圧式のロック/制動機構の模式図であり、同機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 図4の機構の一連の状態のうちの1つの状態を示した模式図である。 本発明の別の実施の形態に係る機構の模式図である。

Claims (28)

  1. シリンダ(3)内の、ピストン(4)の一方の側への、圧力流体の流入を一時的に可能にすることによって、前記シリンダ(3)内において前記ピストン(4)を第1方向へ移動させ、しかる後に、流入した前記圧力流体の前記シリンダ(3)からの流出を一時的に可能にしている間に前記ピストン(4)を第2方向へ移動させ、該ピストン(4)に連結されて該ピストン(4)とともに移動するシャフト(18)が、前記シリンダ(3)から、逆止弁(22)を介して液圧液体が流入可能、かつ、開弁位置及び閉弁位置の間で制御可能な弁(24,29)を介して前記液圧液体が流出可能な、液体で満たされた室(17)まで延びており、前記シャフト(18)は前記第1方向へ前記ピストン(4)が移動する際に、前記逆止弁(22)を介して前記室(17)への液体の流入を可能にし、前記第2方向に前記ピストン(4)が移動する際に、前記制御可能な弁(24,29)を介して液体を前記室(17)から押し出す、ピストンの制御方法において、
    前記ピストン(4)及び前記シャフト(18)が所定位置に到達したときに、前記ピストン(4)及び前記シャフト(18)は、前記制御可能な弁(24,29)を閉じることにより、前記第2方向への移動が一時的に阻止され、前記室(17)からの液体の流出を阻止する、ことを特徴とするピストンの制御方法。
  2. 前記シリンダ(3)内への前記圧力流体の流入を一時的に可能にする前に、または一時的に可能にするときに、液体で満たされた前記室(17)からの前記液体の流出を阻止しておくようにする請求項1記載の方法。
  3. 前記ピストン(4)または前記シャフト(18)が第1端部位置に到達したときに、前記室が閉塞されているようにする請求項1又は2記載の方法。
  4. 前記ピストン(4)または前記シャフト(18)が第2端部位置に到達したときに、前記室からの液体の流出が可能にされているようにする請求項1乃至3の何れか1項記載の方法。
  5. 前記ピストン(4)は、内燃エンジンの吸気バルブないし排気バルブ(5)に連結されているか、または、内燃エンジンの燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射バルブに連結されているか、または、圧縮比を可変にするために内燃エンジンの燃焼室に装備されたシリンダの中に配設されたピストンに連結されているか、または、斯かる圧縮比可変用ピストンそれ自体を構成しており、前記圧縮比可変用ピストンまたは前記バルブ(5)の移動量が前記ピストン(4)または前記シャフト(18)の移動量に正比例するようにしてある請求項1乃至4の何れか1項記載の方法。
  6. 前記圧力流体は圧力気体であり、前記シリンダ(3)内への該圧力気体の流入を一時的に可能にすることによって、前記ピストン(4)を第1方向へ移動させ、前記ピストン(4)が逆方向に移動することによって、該圧力気体が前記シリンダ(3)から排出されるようにする請求項1乃至5の何れか1項記載の方法。
  7. 前記室(17)は、前記シリンダ(3)の外部に配設されており、前記室(17)内に配設されて液体中に存在する絞り部(19)の中へ前記シャフトが進入できるようにしてある請求項1乃至6の何れか1項記載の方法。
  8. 前記シャフト(18)と、該シャフト(18)を囲繞している前記絞り部(19)の内周縁との間の隙間が、前記絞り部(19)の中へ前記シャフト(18)が進入するにつれて狭まるようにしてある請求項7記載の方法。
  9. 前記室(17)は、シリンダ形第2室(26)に接続しており、該シリンダ形第2室(26)内には、第2ピストン(27)が移動可能に配設されると共に、該第2ピストン(27)に付勢力を作用させるバネ要素(28)が配設されており、前記シリンダ形第2室(26)内の、前記第2ピストン(27)の一方の側へ、前記液体を流出入させることができるようにしてあり、前記ピストン(4)または該ピストン(4)のシャフト(18)が前記室(17)内の液体の中へ進入するように移動するとき、前記シリンダ形第2室(26)内の、前記第2ピストン(27)の一方の側へ、前記バネ要素(28)の付勢力に抗して前記液体が流入するようにする請求項1乃至6の何れか1項記載の方法。
  10. 前記ピストン(4)または前記シャフト(18)の移動が、その移動に抗する前記バネ要素(28)の付勢力により停止したときに、前記シリンダ形第2室(26)から前記室(17)への前記液体の逆流が阻止されているようにする請求項9記載の方法。
  11. 前記ピストン(4)または前記シャフト(18)の移動が、その移動に抗する前記バネ要素(28)の付勢力により略々停止したときに、前記室(17)から液体排出用の接続流路(23)を介して液体が流出することが一時的に可能にされているようにする請求項9又は10記載の方法。
  12. 前記室(17)からの液体の流出が阻止されているときに、前記シリンダ形第2室(26)から液体で満たされた前記室(17)への前記液体の流動が可能にされているようにする請求項10又は11記載の方法。
  13. シリンダ(3)と、
    前記シリンダ(3)内に移動可能に配設されたピストン(4)と、
    前記シリンダ(3)への流入口(7)と前記シリンダ(3)からの流出口(9)とを備え、それら流入口(7)及び流出口(9)が前記ピストン(4)の一方の側に設けられている、圧力流体回路と、
    前記ピストン(4)に連結されて前記ピストン(4)とともに移動するシャフト(18)と、
    前記シリンダ(3)内における前記ピストン(4)の移動に伴って、前記シャフト(18)がその中へ進入し、またそこから抜け出る室(17)と、
    を備えたピストンの制御装置において、 前記室(17)からの液体の流出を一時的に阻止するための、少なくとも1つの弁(22、24、29、32)を備え、
    前記シリンダ(3)内の、前記ピストン(4)の一方の側への、圧力流体の流入を一時的に可能にすることによって、前記シリンダ(3)内において前記ピストン(4)を第1方向へ移動させ、しかる後に、流入した前記圧力流体の前記シリンダ(3)からの流出を一時的に可能にしている間に前記ピストン(4)を第2方向へ移動させ、
    前記シャフト(18)は、前記シリンダ(3)から、逆止弁(22)を介して液圧液体が流入可能、かつ、開弁位置及び閉弁位置の間で制御可能な弁(24,29)を介して前記液圧液体が流出可能な、液体で満たされた室(17)まで延びており、前記第1方向へ前記ピストン(4)が移動する際に、前記逆止弁(22)を介して前記室(17)への液体の流入を可能にし、前記第2方向に前記ピストン(4)が移動する際に、前記制御可能な弁(24,29)を介して液体を前記室(17)から押し出し、
    前記ピストン(4)及び前記シャフト(18)が所定位置に到達したときに、前記ピストン(4)及び前記シャフト(18)は、前記制御可能な弁(24,29)を閉じることにより、前記第2方向への移動が一時的に阻止され、前記室(17)からの液体の流出を阻止する、ことを特徴とするピストンの制御装置。
  14. 前記ピストン(4)は、内燃エンジンの吸気バルブないし排気バルブ(5)に連結されているか、または、内燃エンジンの燃焼室へ燃料を噴射する燃料噴射バルブに連結されているか、または、圧縮比を可変にするために内燃エンジンの燃焼室に装備されたシリンダの中に配設されたピストンに連結されているか、または、斯かる圧縮比可変用ピストンそれ自体を構成している請求項13記載のピストンの制御装置。
  15. 液体で満たされた前記室(17)は、前記シリンダ(3)の外部に配設されており、前記シャフト(18)は、前記液体に関して密閉状態で前記室(17)の中へ延入している請求項13又は14記載のピストンの制御装置。
  16. 前記圧力流体回路(2)内の圧力流体が気体である請求項13乃至15の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  17. 前記室内に配設された絞り部(19)を備え、前記シャフト(18)は、該絞り部(19)内を移動するように配設されている請求項13乃至16の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  18. 前記シャフト(18)または前記絞り部(19)の形状を、該シャフト(18)が進入して行く方向において次第に狭まる形状としてあり、それによって、前記絞り部(19)の中を前記シャフト(18)が一方の方向へ移動するにつれて、前記絞り部(19)と前記シャフト(18)との間の隙間が減少するようにしてある請求項13乃至17の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  19. シリンダ形第2室(26)と、該シリンダ形第2室(26)内に移動可能に配設されたピストン(27)と、該ピストン(27)に付勢力を作用させる該シリンダ形第2室(26)内に配設されたバネ要素(28)とを備え、前記室(17)が前記シリンダ形第2室(26)に接続しており、それによって、前記シリンダ形第2室(26)の、前記ピストン(27)の一方の側へ前記液体が流入するために、前記ピストン(27)が一方の方向へ移動させられる際に、前記バネ要素(28)が、該ピストン(27)の移動方向と反対方向に付勢力を作用させることによってエネルギを吸収できるようにしてある請求項13乃至16の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  20. 前記室(17)と前記シリンダ形第2室(26)との間の接続経路を連通状態及び遮断状態とするための弁(32)を備えた請求項19記載のピストンの制御装置。
  21. 前記弁が、逆止弁(33)を備えており、該逆止弁(33)は、前記室(17)から前記シリンダ形第2室(26)への方向にのみ液体を流すように構成されている請求項20記載のピストンの制御装置。
  22. 前記弁が、もう1つの逆止弁(34)を備えており、該逆止弁(34)は、前記シリンダ形第2室(26)から前記室(17)への方向にのみ液体を流すように構成されている請求項20記載のピストンの制御装置。
  23. 前記室(17)と前記シリンダ形第2室(26)との間を接続している接続流路は、互いに並列な2本の流路(35、36)を含んでおり、前記弁(32)は、それら2本の流路を貫通して移動可能な弁体(38)を備えており、該弁体(38)に、流通開口である貫通孔(37)を少なくとも1つ形成してある請求項19乃至22の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  24. 前記弁(32)の前記弁体(38)は、第1位置と第2位置との間で移動可能であり、前記第1位置へ移動したときには、流通開口である前記貫通孔(37)が、前記2本の流路(35、36)のうちの一方の流路内に位置し、前記第2位置へ移動したときには、流通開口である前記貫通孔(37)が、前記2本の流路(35、36)のうちの他方の流路内に位置するようにしてある請求項23記載のピストンの制御装置。
  25. 前記弁(32)は、ソレノイド(12)によって直接的に制御するようにしてあるか、または、圧力流体回路を介してソレノイド(12)によって間接的に制御するようにしてある請求項20乃至24の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  26. 前記室(17)は、該室への流入路である接続流路21を介して前記液体の圧力供給源に接続している請求項13乃至25の何れか1項記載のピストンの制御装置。
  27. 前記室(17)から前記圧力供給源への方向の流れを遮断する弁(22)を備えた請求項26記載のピストンの制御装置。
  28. 前記室(17)からの排出路である接続流路(23)を介して前記室(17)から少量の液体を排出するための開閉する作動弁(29)を備えた請求項13乃至26の何れか1項記載のピストンの制御装置。
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