JP5029292B2 - 入退室管理システム - Google Patents

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Description

この発明は、指紋や静脈といったバイオメトリクス情報を用いて入退室の可否を判定する入退室管理システムに関するものである。
現在、バイオメトリクス情報(指紋、静脈、虹彩、顔等)を用いた個人認証装置が多く開発されている。このような個人認証装置を用いた入退室管理システムでは、他人に盗用され得るパスワード等の照合のみに依存することなく、入退室可否の判定を行うことができるため、高いセキュリティ性を確保できるといった利点がある。
また、個人のバイオメトリクス情報を用いて入退室を管理するシステムの従来技術として、入退室を希望する者のバイオメトリクス情報を用いて個人認証を行った後、更に、認証された者に予め定められているレベル値を所定の閾値と比較して、入退室可否の判定を行うようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなシステムによれば、システムのコスト高や複雑化を招くことなく、様々なセキュリティレベルに応じて柔軟な運用を行うことができるようになる。
特開2006−336364号公報
一般に、バイオメトリクス情報を用いて個人認証を行う場合、バイオメトリクス情報を読み込む処理、読み込まれたバイオメトリクス情報から照合のために必要な照合情報を抽出する処理、抽出された照合情報と照合のために予め登録されている登録情報とを照合する処理、照合結果に基づいて、バイオメトリクス情報を入力した者が、入退室が許可された者か否かを判定する処理(認証処理)、といった様々な処理が必要になる。
したがって、このような個人認証装置を用いて入退室可否の判定を行うと、判定結果が確定するまでにどうしてもある程度の時間が必要となってしまう。特許文献1記載のものでは、個人のバイオメトリクス情報を用いて個人認証を行った後、更に認証された者のレベル値と所定の閾値との比較を行わなければならないため、最終的な判定結果が確定するまでの時間が更に延び、入退室可否の判定を迅速に実施できないといった問題があった。特に、一度に多くの人が入退室しようとしている場合には、その入退室可否の判定に手間取り、入退室しようとしている者に不快感を与えることとなっていた。
なお、入退室可否の判定を短時間で行うためには、入退室可と判定する条件(照合率等)を一律に下げなければならず、かかる場合には、セキュリティ性が低下するといった問題が発生してしまう。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、バイオメトリクス情報を用いて個人認証を行い、入退室の管理を行うシステムにおいて、システムのセキュリティ性を悪化させることなく、入退室可否の判定を状況に応じて短時間で行うことができる入退室管理システムを提供することである。
この発明に係る入退室管理システムは、入退室の管理対象となっている部屋に対応の読み取り端末に設けられ、部屋の入退室希望者のバイオメトリクス情報を読み取る読み取り部と、部屋の入退室許可者のバイオメトリクス情報が予め記憶された記憶部と、読み取り部によって読み取られたバイオメトリクス情報と記憶部に記憶されたバイオメトリクス情報とを照合する照合部と、照合部による照合率が閾値以上の場合に、入退室希望者が入退室許可者であることを判定する認証部と、認証部によって入退室希望者が入退室許可者であると判定された場合に、部屋の電気錠を解錠する電気錠開閉制御部と、部屋の在室者数を管理する在室者数管理部と、在室者数管理部からの管理情報に基づいて、部屋の在室者数が多くなるにつれて認証部によって入退室希望者が入退室許可者であると判定される時の照合率が小さくなるように、閾値を部屋の在室者数に応じて補正する閾値補正部と、を備えたものである。

また、この発明に係る入退室管理システムは、入退室の管理対象となっている部屋に対応の読み取り端末に設けられ、部屋の入退室希望者のバイオメトリクス情報を読み取る読み取り部と、部屋の入退室許可者のバイオメトリクス情報が予め記憶された記憶部と、読み取り部によって読み取られたバイオメトリクス情報と記憶部に記憶されたバイオメトリクス情報とを照合する照合部と、照合部の照合結果と閾値とに基づいて、入退室希望者が入退室許可者であるか否かを判定する認証部と、認証部によって入退室希望者が入退室許可者であると判定された場合に、部屋の電気錠を解錠する電気錠開閉制御部と、読み取り端末に対する操作時刻を、入退室許可者毎に管理する操作時刻管理部と、操作時刻管理部からの管理情報に基づいて、読み取り端末を操作する間隔が短くなるにつれて認証部の判定条件が緩和されるように、閾値を、読み取り端末に対する入退室許可者毎の操作間隔に応じて補正する閾値補正部と、を備えたものである。
この発明によれば、バイオメトリクス情報を用いて個人認証を行い、入退室の管理を行うシステムにおいて、システムのセキュリティ性を悪化させることなく、入退室可否の判定を状況に応じて短時間で行うことができるようになる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における入退室管理システムを示す全体構成図、図2はこの発明の実施の形態1における入退室管理システムを示すブロック構成図、図3はこの発明の実施の形態1における設定用データベースの一例を示す図である。
図1において、1乃至4は、入退室の管理対象となっている1つ或いは複数の部屋(以下、単に「管理対象の部屋」ともいう)に対応して配置された読み取り端末であり、上記管理対象の各部屋の出入口(扉)近傍に設置されている。各読み取り端末1乃至4は、管理対象の部屋への入室及びその部屋からの退出を希望する者(以下、「入退室希望者」ともいう)のバイオメトリクス情報を読み取り、その入退室希望者が、対応する管理対象の部屋への入退室を予め許可されている者(以下、「入退室許可者」ともいう)であるか否かを判定する機能を有する。なお、読み取り端末1乃至4が読み取るバイオメトリクス情報には、例えば、指紋や静脈、虹彩、顔等のパターン情報がある。本実施の形態においは、バイオメトリクス情報として如何なるものが利用されても構わない。
5及び6は、1台或いは複数台の読み取り端末1乃至4に接続された電気錠制御部である。各電気錠制御部5及び6は、接続された読み取り端末1乃至4の判定結果に基づいて、管理対象の部屋の扉に設けられた電気錠7(図1において図示せず)を施錠及び解錠する機能を有している。
図1は、一例として、入退室の管理対象となっているそれぞれの部屋に対して、1台の電気錠制御部が割り当てられている場合を示している。即ち、図1に示す場合では、読み取り端末1及び2は、所定の部屋(以下、「部屋A」という)への入退室を希望する者が操作できるように、部屋Aの出入口近傍に設けられており、電気錠制御部5は、この読み取り端末1及び2のみに接続されている。つまり、電気錠制御部5は、部屋Aの電気錠7を制御する。同様に、読み取り端末3及び4は、他の所定の部屋(以下、「部屋B」という)への入退室を希望する者が操作できるように、部屋Bの出入口近傍に設けられており、電気錠制御部6は、この読み取り端末3及び4のみに接続されている。つまり、電気錠制御部6は、部屋Bの電気錠7を制御する。
なお、図1は、上述の通りシステム構成の一例を単に示したものである。したがって、例えば、1つの電気錠制御部5(又は6)によって複数の部屋の電気錠(例えば、部屋Aの電気錠7及び部屋Bの電気錠7)を制御するように構成しても構わない。かかる場合には、読み取り端末1乃至4が電気錠制御部5(又は6)に接続される。
電気錠制御部5及び6は上記機能の他、管理対象の部屋の在室者数を管理する機能を有する。この在室者数の管理機能は、接続された読み取り端末(電気錠制御部5であれば読み取り端末1及び2、電気錠制御部6であれば読み取り端末3及び4)の操作情報に基づいて、管理対象の部屋毎に行われる。また、電気錠制御部5及び6は、入退室希望者が入退室許可者であるか否かを判定するための条件(閾値)を設定し、上記入退室希望者が操作している読み取り端末に対して、設定した上記閾値を送信する機能を有している。なお、電気錠制御部5及び6は、管理対象の部屋毎の在室者数に基づいて、上記閾値を設定する。
8は入退室管理システムの全般制御を司るシステム制御部である。なお、図1では、システム制御部8の一例として、入退室管理システムの管理ソフトがインストールされたノートパソコンが示されているが、その構成は如何なるものであっても構わない。このシステム制御部8は、各電気錠制御部5及び6に接続されており、電気錠制御部5及び6に対して、後述の基準閾値や、この基準閾値に対する補正値を設定及び変更する機能を有している。なお、上記基準閾値や補正値の設定及び変更機能については、後に詳細に説明する。
次に、図2及び図3に基づいて、入退室管理システムの具体的構成及び機能について説明する。
読み取り端末1乃至4には、上述の機能を有するため、読み取り部9、照合情報抽出部10、照合部11、認証部12がそれぞれ備えられている。
読み取り部9は、所定の手段によって、入退室希望者のバイオメトリクス情報を読み取る機能を、照合情報抽出部10は、読み取り部9によって読み取られたバイオメトリクス情報から、個人認証に必要な照合情報を抽出する機能を有する。バイオメトリクス情報が指紋のパターン情報である場合には、例えば、特異点情報等が、個人認証に必要な上記照合情報に該当する。なお、読み取り部9及び照合情報抽出部10の各機能は、読み取るバイオメトリクス情報や抽出する照合情報に応じて様々な方式が存在するが、それらは各種論文、公報等で開示されているため、ここでの具体的な説明は省略する。
照合部11は、読み取り部9によって読み取られた入退室希望者のバイオメトリクス情報と、個人認証用に予め記憶された入退室許可者のバイオメトリクス情報とを照合する機能を有する。具体的に、照合部11は、照合情報抽出部10によって抽出された照合情報(例えば、指紋の特異点情報)と、入退室許可者が予め登録しておいた照合情報(例えば、指紋の特異点情報。以下、「登録照合情報」ともいう)とを照合する。
認証部12は、照合部11の照合結果と電気錠制御部5(或いは6)からの上記閾値とに基づいて、入退室希望者(バイオメトリクス情報の入力者)が、対応する管理対象の部屋の入退室許可者であるか否かを判定する機能を有する。具体的に、認証部12は、照合部11の照合結果(例えば、照合率)が上記閾値以上の場合に、入退室希望者が入退室許可者であると判定(認証OKと判断)し、上記閾値よりも小さい場合に、入退室希望者が入退室許可者ではないと判定(認証NGと判断)する。
また、電気錠制御部5及び6には、上述の機能を有するため、記憶部13、在室者数管理部14、閾値補正部15、電気錠開閉制御部16がそれぞれ備えられている。
記憶部13には、バイオメトリクス情報を用いて個人認証を行うために必要な種々の情報が記憶されている。記憶部13には、例えば、入退室許可者のバイオメトリクス情報、即ち、個人認証の際の照合基準となる上記登録照合情報や、この登録照合情報に関連付けられたID番号情報、上記基準閾値等が記憶される。なお、基準閾値は、認証部12の判定において使用される上記閾値の基準となるものである。実施の形態1においては、対象の部屋の在室者数が0人の場合の閾値を、上記基準閾値として採用している。
在室者数管理部14は、接続された読み取り端末1乃至4に対する操作情報に基づいて、管理対象の部屋毎に在室者数を管理する機能を有する。例えば、図1に示すように、部屋Aの出入口に2台の読み取り端末1及び2が設置されている場合には、電気錠制御部5は、読み取り端末1及び2の双方に対する操作情報に基づいて、部屋Aへの入室許可者数から退室許可者数を引くこと等によって、部屋Aの現在の在室者数をカウントする。
閾値補正部15は、個人認証の際に認証部12の判定において使用される上記閾値を、管理対象の部屋毎の在室者数に応じて適正な値に設定する機能を有する。即ち、上記閾値は、常時一定の値を示す訳ではなく、認証時における在室者数に応じて増減する。具体的に、閾値補正部15は、在室者数管理部14からの管理情報に基づいて、管理対象の部屋の在室者数が多くなるにつれて認証部12の判定条件が緩和される(段階的に緩和される場合も含む)ように、上記閾値を、対応の部屋の在室者数に応じて設定する。
図3は閾値補正部15の機能を説明するための図であり、在室者数と補正値との関係、並びに、閾値の算出方法の一例を示している。例えば、在室者数管理部14によってカウントされた現在の在室者数が3人である場合には、閾値補正部15は、記憶部13に予め記憶されている基準閾値から補正値「5」を引いた値を閾値として設定し、設定した閾値を、対応の読み取り端末(認証部12)に対して送信する。同様に、在室者数が7人の場合は基準閾値から補正値「10」を引いた値を、在室者数0人の場合は基準閾値から補正値「0」を引いた値(基準閾値と同じ値)を、入退室希望者を入退室許可者と判定するための閾値として設定し、対応の読み取り端末に送信する。
電気錠開閉制御部16は、認証部12の判定結果に基づいて、対応する管理対象の部屋の電気錠7を施錠及び解錠する機能を有する。即ち、電気錠開閉制御部16は、常時は、管理対象の部屋の電気錠7を施錠した状態にしておき、認証部12の判定が認証OKの場合に、電気錠7を所定時間解錠する。一方、認証部12の判定が認証NGの場合には、電気錠7の解錠を実施せずに施錠状態を継続させるように制御する。
システム制御部8には、入退室管理システムの全体制御を司る全体制御部(図示せず)の他、システムの各種内容を設定及び変更する設定変更部17が備えられている。この設定変更部17は、例えば、上記基準閾値や補正値を設定及び変更する機能や、在室者数と補正値との関係、閾値の算出方法等を設定及び変更する機能を有する。なお、システム制御部8(設定変更部17)は、システム内の全ての電気錠制御部に接続されており、上記各種内容の一括変更や個別変更等が可能なように構成されている。即ち、基準閾値や補正値(閾値)等は、読み取り端末1乃至4毎に異なる値を設定することができるように構成される。
次に、上記構成を有する入退室管理システムの具体的動作について説明する。
図4はこの発明の実施の形態1における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。以下においては、一例として、部屋Aへの入室を希望する者(以下、「入室希望者」という)が読み取り端末1を利用する場合の入退室管理システムの動作について説明する。
入室希望者がIDカードをリードすること等によって読み取り端末1にID番号が入力されると(S101)、読み取り端末1は、この入室希望者が入室許可者であるか否かを判定するための閾値を電気錠制御部5から取得するため、電気錠制御部5に対して閾値通知要求を出力する(S102)。閾値通知要求の出力後、読み取り端末1は閾値の受信の有無を常時確認し、電気錠制御部5から閾値を受信するまで待機状態となる(S103)。
一方、電気錠制御部5では、読み取り端末1から閾値通知要求を受信することにより、在室者数管理部14が、閾値補正部15に対して部屋Aの現在の在室者数情報を出力する。閾値補正部15は、在室者数管理部14から部屋Aの在室者数情報が入力されると、記憶部13に記憶されている基準閾値と上記在室者数情報に対応した補正値とによって、現在の適正な閾値を算出し、算出したその閾値を読み取り端末1に対して出力する。
読み取り端末1では、電気錠制御部5(の閾値補正部15)から閾値を受信することにより、バイオメトリクス情報の読み取り(S104)、読み取ったバイオメトリクス情報からの照合情報の抽出、抽出された照合情報と登録照合情報との照合(S105)といった動作を順次実施する。S105において、抽出された照合情報と登録照合情報との照合率が演算されると、認証部12は、演算された照合率と閾値補正部15から送信されてきた閾値とに基づいて、入室希望者が入室許可者であるか否かの判定を行う。具体的に、認証部12は、照合率が閾値(基準閾値−補正値)以上の場合に認証OKと、また、照合率が閾値よりも小さい場合に認証NGと判断する(S106)。
なお、認証部12によって認証OKの判断がなされると、上述の通り、部屋Aの電気錠7が電気錠開閉制御部16によって解錠される(S107)。また、認証部12によって認証NGの判断がなされると、部屋Aの電気錠7は解錠されず、例えば、読み取り端末1の表示器(図示せず)に、入室が許可されない旨が表示される(S108)。
この発明の実施の形態1によれば、入退室希望者が入退室許可者であるか否かを判定するための閾値が、管理対象の部屋毎の在室者数に応じて増減されるため、セキュリティ性を悪化させることなく、入退室可否の判定を状況に応じて短時間で行うことができるようになる。
具体的に、実施の形態1では、個人認証の際に使用される上記閾値が、入退室しようとしている部屋の在室者数が多くなるにつれて段階的に低くなるように構成されている。在室者数が多い場合、その部屋に部外者が侵入しても、その部外者は、在室者によって発見される可能性が極めて高い。したがって、在室者数が多い場合には、上記閾値を在室者数が少ない場合より低くしてもセキュリティ性が悪化するようなことはなく、所定のセキュリティ性が確保される。
そして、上記認証の際に使用される閾値が下がることによって、個人認証を行うためのシステム負荷を低減させることができ、各種処理に要する時間を大幅に短縮させることができる。したがって、上記構成の入退室管理システムは、入退室者数が多く、基本的にその部屋に入退室許可者が所定の時間帯に常駐するような場合に、特に有効な手段となる。
また、閾値補正部15に読み取り端末1乃至4毎の設定用データベース(例えば、在室者数と補正値との関係)を備えておくことにより、読み取り端末1乃至4毎に閾値等の設定が可能となり、設置場所や時間帯等に合わせた適切な運用を図ることができるようになる。更に、各読み取り端末1乃至4に対する操作情報に基づいて在室者数を管理することにより、在室者数を管理するための特別な装置を別に設ける必要が無くなり、システム構成を簡素化できるといった利点がある。
なお、図4では、ID番号の入力をトリガーとして閾値を取り込む手順について説明したが、個人認証を行う際に、読み取り装置1乃至4に対してID番号の入力が不要な場合には、例えば、バイオメトリクス情報の読み取り完了をトリガーとして、閾値を取り込むように構成される。
また、実施の形態1においては、管理対象の部屋の在室者数に応じて補正値を増減させる場合について説明したが、入退室管理システムの上記機能は、他の手段によっても実現することができる。即ち、実施の形態1のように、管理対象の部屋の在室者数に応じて補正値を設定して間接的に閾値を増減させる代わりに、例えば、在室者数に応じた閾値(例えば、照合率)を直接設定しておいても良い。
また、入退室管理システムの構成も、図1及び図2に示すものに限られる訳ではなく、上記機能を実現することができれば、その構成は如何なるものであっても構わない。例えば、実施の形態1においては、記憶部13や閾値補正部15が電気錠制御部5及び6に備えられている場合について説明したが、これらを各読み取り端末1乃至4に備えるように構成しても良い。また、在室者数と在室者数に対応の補正値との関係(データベース)のみを電気錠制御部5及び6に備える構成とし、個人認証が必要な場合に、電気錠制御部5及び6から読み取り端末1乃至4に対して、在室者数に応じた補正値が送信されるようにしても良い。かかる場合には、閾値の算出が、各読み取り端末1乃至4において行われる。かかる構成によっても、上記効果を奏することはできる。
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2における入退室管理システムを示すブロック構成図、図6はこの発明の実施の形態2における管理用データベースの一例を示す図、図7はこの発明の実施の形態2における設定用データベースの一例を示す図である。図5乃至図7に基づいて、実施の形態2における入退室管理システムの具体的構成について説明する。
図5において、電気錠制御部5及び6は、管理対象の部屋の扉に設けられた電気錠7を施錠及び解錠する機能の他、読み取り端末に対する操作時刻を入退室許可者毎に管理する機能を有する。この操作時刻の管理機能は、接続された読み取り端末1乃至4に対する操作情報に基づいて、管理対象の部屋毎に行われる。
次に、電気錠制御部5及び6の具体的構成及び機能について説明する。
電気錠制御部5及び6には、上記機能を有するため、記憶部13、操作時刻管理部18、閾値補正部19、電気錠開閉制御部16がそれぞれ備えられている。なお、記憶部13及び電気錠開閉制御部16の構成及び機能は実施の形態1と同様であるため、その詳細な説明は省略する。
操作時刻管理部18は、接続された読み取り端末1乃至4に対する操作情報に基づいて、管理対象の部屋毎に、読み取り端末1乃至4に対する操作時刻を入退室許可者毎に管理する機能を有する。例えば、図1に示すように、部屋Aの出入口に2台の読み取り端末1及び2が設置されている場合には、電気錠制御部5は、読み取り端末1及び2の双方に対する操作情報に基づいて、各入退室許可者に対する部屋Aへの入室時刻と退室時刻とを管理する。
図6は操作時刻管理部18の機能を説明するための図である。図6は、所定の読み取り端末に対する初回操作時刻が入退室許可者毎に記憶されている状態を示したものである。即ち、図6に示す場合では、ID番号「0000001」が08:00に初回操作を、ID番号「0000002」が08:05に初回操作を実施したことが記憶されている。
閾値補正部19は、個人認証の際に認証部12の判定において使用される上記閾値を、所定の読み取り端末に対する入退室許可者毎の操作間隔に応じて適正な値に設定する機能を有する。具体的には、閾値補正部19は、操作時刻管理部18からの管理情報に基づいて、管理対象の部屋毎の読み取り端末を操作する間隔が短くなるにつれて認証部12の判定条件が緩和される(段階的に緩和される場合も含む)ように、上記閾値を、読み取り端末に対する操作間隔に応じて設定する。
図7は閾値補正部19の機能を説明するための図であり、初回操作からの経過時間と補正値との関係、並びに、閾値の算出方法の一例を示している。例えば、図6に示すID番号「0000001」が11:00に同じ読み取り端末を再び操作した場合には、初回操作時刻からの経過時間が3時間であるため、記憶部13の基準閾値から補正値「5」を引いた値が閾値として設定され、対応の読み取り端末(認証部12)に対して出力される。同様に、ID番号「0000001」が09:35に操作した場合には、経過時間が1時間以内であるため、基準閾値から補正値「10」を引いた値が閾値として設定及び送信される。
なお、操作時刻管理部18及び閾値補正部19が図6及び図7に示す構成である場合には、例えば、操作時刻管理部18は、初回操作時刻に登録された時刻から8時間経過した場合にその登録データを消去し、その後に、その部屋の読み取り端末が最初に操作された時刻を、初回操作時刻として登録するように構成しても良い。
次に、上記構成を有する入退室管理システムの具体的動作について説明する。
図8はこの発明の実施の形態2における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。以下においては、実施の形態1と同様に、一例として、部屋Aへの入室希望者が読み取り端末1を利用する場合の入退室管理システムの動作について説明する。
電気錠制御部5では、管理対象の部屋毎、即ち、部屋Aの読み取り端末1及び2の操作時刻を、入退室許可者毎に常時監視している。そして、初回操作時刻として記憶されているデータの妥当性を一定周期でチェックし、例えば、初回操作時刻から8時間以上が経過していれば、操作時刻管理部18のテーブルから、その個人の初回操作時刻のデータを消去する(S201、S202)。なお、S202において初回操作時刻のデータが消去された場合には、上記テーブル上の初回操作時刻は未登録の状態となる。
電気錠制御部5では、次に、読み取り端末1又は2からの閾値通知要求の有無を判定する(S203)。ここで、読み取り端末1から閾値通知要求があった場合(S203の有)には、指定のID番号の初回操作時刻を確認する(S204)。ここで、指定ID番号の初回操作時刻が未登録であれば(S204の無)、図7に示すように補正値を0として閾値を演算し、読み取り端末1に対して演算した閾値を通知する(S206)。
一方、指定ID番号の初回操作時刻が登録されている場合には(S204の有)、先ず、登録されている初回操作時刻から現在までの経過時間を計算する(S207)。そして、その経過時間に応じた補正値を決定した後(S208)、基準閾値と補正値とに基づいて閾値を演算し、読み取り端末1に対して演算した閾値を通知する(S206)。なお、閾値が通知された読み取り端末1では、図4のS104以下の動作に従い、認証可否の判定が行われる。
読み取り端末1に対して閾値を通知した後、電気錠制御部5では、読み取り端末1に対する操作の有無を確認する(S209)。ここで、S209において読み取り端末1に対する操作が確認されない場合、即ち、S203の無に該当してS209に進んだ場合には、そのまま動作を終了する。一方、S209において読み取り端末1に対する操作が確認された場合、即ち、S206からS209に進んだ場合には、上記指定ID番号の初回操作時刻が上記テーブルに登録されているか否かを判定し(S210)、未登録であれば、今回の操作時刻を初回操作時刻として上記テーブルに登録する(S211)。
この発明の実施の形態2によれば、入退室希望者が入退室許可者であるか否かを判定するための閾値が、読み取り端末に対する入退室許可者毎の操作間隔に応じて増減されるため、セキュリティ性を悪化させることなく、入退室可否の判定を状況に応じて短時間で行うことができるようになる。
具体的に、実施の形態2では、個人認証の際に使用される上記閾値が、読み取り端末に対する入退室許可者の操作間隔が短くなるにつれて段階的に低くなるように構成されている。読み取り端末に対する操作間隔が短い場合、即ち、ある特定の個人が前回操作した時刻からあまり時間をおかずに再操作した場合には、当人の再操作である可能性が極めて高い。したがって、かかる場合に上記閾値を低くしてもセキュリティ性が悪化するようなことはない。そして、上記認証の際に使用される閾値が下がることによって、個人認証を行うためのシステム負荷を低減させることができ、各種処理に要する時間を大幅に短縮させることができるようになる。
なお、実施の形態2においては、所定時間(8時間)経過後に初回操作時刻として登録されているデータを消去し、その後、最初に操作された時刻を初回操作時刻として再登録する構成について説明したが、入退室管理システムの上記機能は、他の手段によっても実現することができる。即ち、対応の読み取り端末が操作される度に初回操作時刻を更新するようにしても良い。かかる場合、初回操作時刻は前回操作時刻のことを意味し、補正値は、前回操作時刻と今回操作時刻との間隔から導き出されることになる。
なお、上記以外の構成及び機能は実施の形態1と同様である。かかる構成を有することにより、実施の形態1と同様の効果を奏することができることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1における入退室管理システムを示す全体構成図である。 この発明の実施の形態1における入退室管理システムを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態1における設定用データベースの一例を示す図である。 この発明の実施の形態1における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における入退室管理システムを示すブロック構成図である。 この発明の実施の形態2における管理用データベースの一例を示す図である。 この発明の実施の形態2における設定用データベースの一例を示す図である。 この発明の実施の形態2における入退室管理システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1〜4 読み取り端末
5、6 電気錠制御部
7 電気錠
8 システム制御部
9 読み取り部
10 照合情報抽出部
11 照合部
12 認証部
13 記憶部
14 在室者数管理部
15、19 閾値補正部
16 電気錠開閉制御部
17 設定変更部
18 操作時刻管理部

Claims (5)

  1. 入退室の管理対象となっている部屋に対応の読み取り端末に設けられ、前記部屋の入退室希望者のバイオメトリクス情報を読み取る読み取り部と、
    前記部屋の入退室許可者のバイオメトリクス情報が予め記憶された記憶部と、
    前記読み取り部によって読み取られたバイオメトリクス情報と前記記憶部に記憶されたバイオメトリクス情報とを照合する照合部と、
    前記照合部による照合率が閾値以上の場合に、前記入退室希望者が前記入退室許可者であることを判定する認証部と、
    前記認証部によって前記入退室希望者が前記入退室許可者であると判定された場合に、前記部屋の電気錠を解錠する電気錠開閉制御部と、
    前記部屋の在室者数を管理する在室者数管理部と、
    前記在室者数管理部からの管理情報に基づいて、前記部屋の在室者数が多くなるにつれて前記認証部によって前記入退室希望者が前記入退室許可者であると判定される時の照合率が小さくなるように、前記閾値を前記部屋の在室者数に応じて補正する閾値補正部と、
    を備えたことを特徴とする入退室管理システム。
  2. 在室者数管理部は、読み取り端末に対する操作情報に基づいて、入退室の管理対象となっている部屋の在室者数を管理することを特徴とする請求項1に記載の入退室管理システム。
  3. 読み取り端末は、入退室の管理対象となっている複数の部屋に対応して設けられ、
    閾値は、前記読み取り端末毎に異なる値が設定可能に構成され、
    閾値補正部は、前記各閾値を前記部屋毎の在室者数に応じて補正する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の入退室管理システム。
  4. 入退室の管理対象となっている部屋に対応の読み取り端末に設けられ、前記部屋の入退室希望者のバイオメトリクス情報を読み取る読み取り部と、
    前記部屋の入退室許可者のバイオメトリクス情報が予め記憶された記憶部と、
    前記読み取り部によって読み取られたバイオメトリクス情報と前記記憶部に記憶されたバイオメトリクス情報とを照合する照合部と、
    前記照合部の照合結果と閾値とに基づいて、前記入退室希望者が前記入退室許可者であるか否かを判定する認証部と、
    前記認証部によって前記入退室希望者が前記入退室許可者であると判定された場合に、前記部屋の電気錠を解錠する電気錠開閉制御部と、
    前記読み取り端末に対する操作時刻を、前記入退室許可者毎に管理する操作時刻管理部と、
    前記操作時刻管理部からの管理情報に基づいて、前記読み取り端末を操作する間隔が短くなるにつれて前記認証部の判定条件が緩和されるように、前記閾値を、前記読み取り端末に対する前記入退室許可者毎の操作間隔に応じて補正する閾値補正部と、
    を備えたことを特徴とする入退室管理システム。
  5. 読み取り端末は、入退室の管理対象となっている複数の部屋に対応して設けられ、
    閾値は、前記読み取り端末毎に異なる値が設定可能に構成され、
    閾値補正部は、前記各閾値を、前記各読み取り端末に対する前記入退室許可者毎の操作間隔に応じて補正する
    ことを特徴とする請求項4に記載の入退室管理システム。
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