JP5029071B2 - 波形整形回路及びその方法 - Google Patents

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Description

本発明は波形整形回路及びその方法に関し、特に予め入力波形が分かっている入力信号の波形整形において好適な波形整形方式に関するものである。
近年のコンピュータに使用される回路においては、使用周波数の高速化に伴い、高周波成分の減衰やジッタによる回路動作への悪影響が顕著になっており、この問題に対応するために、周波数特性を平坦にするエンファシスや、減衰の著しい高周波分の増幅を行うイコライザ等が用いられいている。
なお、関連する技術として、特許文献1〜3などが挙げられる。
特開2002−372730号公報 特開平7−111442号公報 国際公開WO2002/084997号公報
伝送路等においては、低周波数領域に比べて高周波領域では減衰が著しい。そこで、上述したように、従来では、高周波成分を増幅するために、イコライザ等を用いているが、これでは、不要なノイズも増幅されてしまい、波形が崩れたり、ジッタが増加したりしてしまうという問題がある。
本発明の目的は、予め入力波形が分かっているような入力信号に対して、不要なノイズの増幅や、波形の崩れや、ジッタの増加を招来することなく、高周波領域の減衰を補償するようにした波形整形回路及びその方法を提供することである。
本発明による波形整形回路は、入力信号を周波数成分毎に抽出する抽出手段と、これら抽出された各周波数成分をそれぞれ増幅する可変利得増幅手段と、これら増幅出力の各ピーク値と基準となる周波数成分のピーク値に基づいて得られる基準値とを比較してこれら比較結果に応じて前記可変利得増幅手段の各増幅率を制御する制御手段とを含み、前記入力信号は、前記基準となる周波数成分としての基本波と、この基本波に対する高次高調波とを含むことを特徴とする。
本発明による波形整形方法は、入力信号を周波数成分毎に抽出する抽出ステップと、これら抽出された各周波数成分を可変利得増幅器によりそれぞれ増幅するステップと、これら増幅出力の各ピーク値と基準となる周波数成分のピーク値に基づいて得られる基準値とを比較してこれら比較結果に応じて前記可変利得増幅手段の各増幅率を制御するステップとを含み、前記入力信号は、前記基準となる周波数成分としての基本波と、この基本波に対する高次高調波とを含むことを特徴とする。
本発明の作用を述べる。BPF(バンドパスフィルタ)を用いて入力波形を周波数成分毎に抽出して増幅回路により増幅し、これら増幅出力の各ピークを検出して基準となる周波数成分のピーク値に基づいて得られる基準値と各周波数成分のピーク値とをそれぞれ比較し、これら比較結果を各増幅回路にフィードバックして各増幅回路の増幅率をそれぞれ制御して、伝送路などによる信号歪みの劣化を補償するものである。この波形生成方法は、入力波形が予め分かっている場合に有効となるものである。
本発明によれば、不要なノイズの増幅や、波形の崩れや、ジッタの増加を招来することなく、高周波領域の減衰を補償することが可能となるという効果がある。
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態の機能ブロック図である。図1を参照すると、本発明の実施の形態は、入力信号の基本波成分に対応する基本波ブロック100と、入力信号の各高次高調波成分に対応する高調波ブロック101〜10n(nは2以上の整数)と、これら基本波ブロック100及び高周波ブロック101〜10nの各出力Vf0及びVf1〜Vfnを合成する波形合成回路200と、基本波ブロック100のピーク出力をそれぞれ分圧する分圧器41〜4nと、これら各分圧出力と高調波ブロック101〜10nの各ピーク出力とを比較する比較回路51〜5nとを含んで構成されている。
基本波ブロック100は、入力信号の基本波を通過させるBPF(帯域通過フィルタ)10と、このBPF出力を増幅する可変利得増幅器20と、この増幅出力Vf0のピーク値を検出して保持しつつ分圧器41〜4nへ出力するピーク検出回路30とを有している。
高調波ブロック101〜10nの各々は、入力信号の各高調波をそれぞれ通過させるBPF11〜1nと、これらBPF出力を増幅する可変利得増幅器21〜2nと、これら増幅出力Vf1〜Vfnの各ピーク値を検出して保持しつつ比較回路51〜5nへそれぞれ出力するピーク検出回路31〜3nとを有している。そして、各比較回路51〜5nの各比較出力に応じて各可変利得増幅器21〜2nの増幅率がそれぞれ制御されるようになっている。
ここで、入力信号としては、予め波形が分かっている繰り返し波形、例えば、クロック波形であるものとして、周波数成分として、基本波f0 の他に、奇数次高調波f1 (3f0 ),f2 (5f0 ),……,fn {(2n−1)f0 }を含むものとする。よって、BPF10は基本波f0 を通過させ、BPF11〜1nの各々は高調波f1 〜fn をそれぞれ通過させるものとする。また、分圧器41〜4nは、分圧比として、それぞれ1/m1 ,1/m2 ,……,1/mn の分圧機能を有するものとする。これら分圧比は、本例では、1/3,1/5,……,1/(2n−1)となっているものとする。
次に、図1を参照して本発明の実施の形態の動作について説明する。図示せぬ伝送路等において高周波成分が減衰された入力波形Vinが、入力端子INからBPF10〜1nにそれぞれ入力される。これらBPF10〜1nにより、基本波の正弦波と高次高調波の正弦波がそれぞれ選択的に通過することになる。これらBPF10〜1nの各出力は増幅回路20〜2nによりそれぞれ増幅される。これら増幅回路20〜2nは、図2に示すように、電圧レベルによって増幅率が可変となっている。
増幅回路20〜2nの各出力はピーク検出回路30〜3nへ入力され、これら各ピーク検出回路30〜3nにより、増幅出力のピーク値が検出されて保持されつつ出力されるようになっている。ピーク検出回路30〜3nの各出力電圧は、入力波形の周波数スペクトラムに応じて設定された分圧比を有する分圧器41〜4nによりそれぞれ分圧された電圧と、比較回路51〜5nにより比較される。
これら各比較回路51〜5nは、図3に示すように、その入力電圧に応じてその出力電圧が変化するようになっている。これら入力電圧ΔVは、ピーク検出回路出力と分圧器出力との差(ピーク検出回路出力−分圧器出力)である。比較回路51〜5nの各出力電圧は増幅回路21〜2nにそれぞれ入力されて、これら各増幅回路21〜2nの増幅率を変化させるようになっている。
以上の動作は、増幅回路21〜2nの各出力電圧のピーク値が、入力波形の周波数スペクトラムに応じて、分圧器41〜4nでそれぞれ分圧された電圧になるまで入力波形を入力することにより、実行される。そのとき、システムの出力波形OUT(波形合成回路200の出力)は、増幅回路20〜2nの全ての出力波形を足し合わせることにより得られるものであり、伝送路等で劣化した(歪んだ)波形が復元されることになるのである。
分圧器41〜4nの各分圧比1/m1 ,1/m2 ,……,1/mn は、入力信号の基本波のピーク値に対して本来得られるべき各高調波のピーク値の比に基づいて、それぞれに決定されるものである。
本発明によれば、極めて狭帯域のBPFを使用することにより、必要のない周波数成分を除去することができることになって、ジッタを小さくすることができる。また、BPF以降の増幅回路やピーク検出回路、比較回路等は、単一周波数で取り扱うことができるために、広帯域にインピーダンス整合を図る必要がないという利点もある。
本発明は、予め入力波形が分かっている繰り返し波形、例えば、クロック波形などを受信する回路に使用できるものである。
本発明の実施の形態の機能ブロック図である。 可変利得増幅回路の特性の例を示す図である。 比較回路の入力出力特性を示す図である。
符号の説明
10〜1n BPF(バンドパスフィルタ)
20〜2n 可変利得増幅回路
30〜3n ピーク検出回路
41〜4n 分圧器
51〜5n 比較回路
100 基本波ブロック
101〜10n 高調波ブロック
200 波形合成回路

Claims (3)

  1. 入力信号を周波数成分毎に抽出する抽出手段と、これら抽出された各周波数成分をそれぞれ増幅する可変利得増幅手段と、これら増幅出力の各ピーク値と基準となる周波数成分のピーク値に基づいて得られる基準値とを比較してこれら比較結果に応じて前記可変利得増幅手段の各増幅率を制御する制御手段とを含み、
    前記入力信号は、前記基準となる周波数成分としての基本波と、この基本波に対する高次高調波とを含むことを特徴とする波形整形回路。
  2. 前記入力信号はクロック信号であることを特徴とする請求項1記載の波形整形回路。
  3. 入力信号を周波数成分毎に抽出する抽出ステップと、これら抽出された各周波数成分を可変利得増幅器によりそれぞれ増幅するステップと、これら増幅出力の各ピーク値と基準となる周波数成分のピーク値に基づいて得られる基準値とを比較してこれら比較結果に応じて前記可変利得増幅手段の各増幅率を制御するステップとを含み、
    前記入力信号は、前記基準となる周波数成分としての基本波と、この基本波に対する高次高調波とを含むことを特徴とする波形整形方法。
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