JP5029067B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、インクジェット式記録などに用いられる液体吐出装置に関するものである。
従来より、インクジェット方式で記録を行う装置においては、インク吐出ノズルおよびその上流側の圧力室が微細な構造であるため、特許文献1に記載されているように、それらにインクを供給する共通インク室の上流端に、インクに含まれる異物を取り除くフィルタが設けられている。
特開2005−313428号公報(図1、図6、段落0029、0031)
近年、記録が高密度化されるにともない、ノズル数が多くなり、特許文献1のように複数の共通インク室に同種のインクを供給するようになって、フィルタの面積も大きなものが必要となってきた。一方、ノズル径も小さくなり、それにともないフィルタの小孔も小さくなり、フィルタの厚さを薄くしなければ小孔を形成することができない。
このように薄く広い面積のフィルタはインクの流れ方向と直交して配置されるとともに、フィルタを支持するのは外周部だけである。インク流路内の気泡等を取り除くため、ノズル側からインクを吸引したり、インク供給源側から高い圧力でインクを供給するいわゆるパージ動作をすると、インクの高い圧力がフィルタに作用してフィルタが湾曲変形したり、破断することが懸念される。フィルタが変形すると、小孔が広がり、本来捕捉されるべき大きな異物が通過してしまいノズルを詰まらせる。また、破断されればもちろん異物がノズルを詰まらせる。
上記のフィルタの変形や破断を抑えるために、発明者は、特許文献1の構成において、複数の共通インク室間を仕切る仕切壁をフィルタに向けて延長し、フィルタの中央部分を仕切壁で支えることを考えた。しかし、このように構成すると、フィルタ上に偏って異物が堆積してしまった場合、複数の共通インク室のうち一部の共通インク室へのインクの流れが悪くなり、記録品質が低下することになる。
このような問題は、インクを用いる記録装置だけでなく、液晶表示装置におけるカラーフィルタの製造にあたり着色材を被着させる装置など、各種の液体吐出装置においても存在する。
本発明は、フィルタの変形や破断を抑えるとともに、すべてのノズルに対して均一に液体を供給することができる液体吐出装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、液体に吐出圧力を付与する複数の圧力室、その圧力が付与された液体を吐出するノズル孔、前記複数の圧力室に液体を供給する共通液室、外部から液体を導入する導入孔、その導入孔と前記共通液室の一端とを接続する連通孔をそれぞれプレート部材に備え、その複数のプレート部材の積層によって構成される液体吐出装置において、同種の液体を供給する隣接した複数の共通液室は、少なくとも1つの前記プレート部材に隔壁を介して隣接した独立した形状に形成され、その隣接した複数の共通液室の一端に接続する前記連通孔および前記導入孔は、それぞれ隔壁を介して複数隣接形成され、その隣接した複数の共通液室の一端、複数の前記連通孔、および複数の前記導入孔は、前記積層方向に対向して配置され、前記隣接する複数の共通液室の一端、複数の前記連通孔、および複数の前記導入孔間の各隔壁のいずれかは、前記複数の導入孔が前記隣接する複数の共通液室のいずれとも連通するように、他の前記隔壁に対し前記隣接する方向にずれて位置する部分を有し、前記複数の導入孔の前記連通孔とは反対側の面を覆うフィルタが、その複数の導入孔間の隔壁を含みかつその複数の導入孔にわたって固定されている液体吐出装置にある。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の液体吐出装置において、前記共通液室が、積層方向に隣接した複数のプレート部材にそれぞれ形成された開口によって形成され、各プレート部材の開口間の前記隔壁の少なくとも1つが、前記連通孔または前記導入孔間の隔壁とずれて位置する部分を有している。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の液体吐出装置において、前記各プレート部材の前記隔壁が相互にずれた部分を有している。
請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置において、前記各隔壁との少なくとも一方が、前記積層方向から見て前記フィルタと重なる位置において、屈曲した形状を有している。
請求項5に係る発明は、請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出装置において、前記圧力室を形成する開口と、前記導入孔を形成する開口とが1つのプレート部材に形成され、前記連通孔を形成する開口を備えるプレート部材には、前記圧力室と前記共通液室とを接続する接続流路が形成されている。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の液体吐出装置において、前記圧力室を形成する開口を備える前記プレートが、前記連通孔を形成する開口を備える前記プレート部材よりも、前記積層方向における厚さにおいて薄い。
上記のように、隣接した複数の共通液室に対して同種の液体を供給する導入孔を、隔壁を介して複数隣接形成し、フィルタを、その隔壁を含んで複数の導入孔にわたって固定しているので、パージ動作等によって液体の高い圧力がフィルタに作用しても、隔壁による支持でフィルタの変形が抑制され、大きな異物が通過したり、フィルタが破断するのが防止できる。
また、複数の共通液室の一端、複数の連通孔、および複数の導入孔間の各隔壁のいずれかの少なくとも一部分は、隣接する方向にずれて位置するので、複数の導入孔が複数の共通液室のいずれとも連通し、フィルタ上に異物が偏って堆積しても、複数の共通液室のいずれにも良好に液体を供給することができる。
好ましくは、各共通液室が、積層方向に隣接した複数のプレート部材にわたって形成され、その隔壁の少なくとも1つが、連通孔または導入孔間の隔壁とずれて位置する部分を有していることで、共通液室の容量を積層方向に確保でき、かつフィルタ上に異物が偏って堆積しても、複数の共通液室のいずれにも良好に液体を供給することができる。
さらに、プレート部材の各隔壁が相互にずれた部分を有していることで、複数の共通液室間の連通を確保でき、フィルタ上に異物が偏って堆積しても、複数の共通液室のいずれにも良好に液体を供給することができる。
また、複数の隔壁の少なくとも一つが、積層方向から見てフィルタと重なる位置において、屈曲した形状を有していることで、フィルタ上に異物が偏って堆積しても、複数の共通液室のいずれにも良好に液体を供給することができる。
そして、導入孔と共通液室と連通孔によって接続し、共通液室と圧力室とを接続流路によって接続することを、複数のプレート部材を積層することで実現することができる。そのような構成において、フィルタを、液体の高い圧力に対して変形から保護することができる。
圧力室は、アクチュエータなどからエネルギを受ける方向に対して浅い方が、効率よく液体に吐出圧力を付与することができる。このため、圧力室を備えるプレート部材は薄くなるが、連通孔を備えるプレート部材を相対的に厚くすることで、液体の高い圧力に対してフィルタを変形から保護することができる。
以下、本発明をインクジェット式記録装置の記録ヘッドに実施した実施の形態を図面に沿って説明する。なお、記録ヘッドは、記録媒体に沿って往復移動するキャリッジ上に搭載され、インク液滴を記録媒体に向けて吐出するものである。
図1に示すように、記録ヘッドは、複数枚のプレートからなるキャビティユニット2の上面に圧電アクチュエータ3が接合され、この圧電アクチュエータ3の上面に外部機器との接続のためのフレキシブルな配線ケーブル4が重ね接合されている。
キャビティユニット2は、図1に示すように、複数枚のプレート11〜18を積層状態で接着剤にて接合した構造となっている。つまり、上側から順に、キャビティプレート11、ベースプレート12、アパチャプレート13、2枚のマニホールドプレート14,15、ダンパープレート16、カバープレート17およびノズルプレート18の合計8枚の薄いプレートで構成される。ノズルプレート18はポリイミドなどの合成樹脂製で、その他のプレート11〜17は42%ニッケル合金鋼板製の金属プレートで、それぞれ50〜150μm程度の厚さを有している。
ノズルプレート18は複数のノズル孔18aをX方向に列をなして、Y方向に好ましくは、同種(例えば同色)のインクについて2列ずつ複数列備えている。
キャビティプレート11には、複数の圧力室11aが、ノズル孔18aと対応する複数列をなして板厚を貫通して形成されている。各圧力室11aは、上下をアクチュエータ3とベースプレート12とで挟まれ、アクチュエータ3の変位によってインクに吐出圧力を付与する。このため、アクチュエータ3の変位によって効率よく圧力室が容積変化を生じるには、圧力室が浅い、すなわちキャビティプレート11ができるだけ前記積層方向に薄い(たとえば約50μm)ことが好ましい。
各圧力室11aの長手方向の一端部は、プレート12〜17に穿設された連通路部21を通じてノズルプレート18の各ノズル孔18aに連通する。各圧力室11aの長手方向の他端部は、ベースプレート12およびアパチャプレート13に形成された接続流路22を通じて後述する共通インク室23a,23bと接続している。この接続流路22は、ベースプレート12に穿設された貫通孔22a、アパチャプレート13に形成された溝22b、およびアパチャプレート13に穿設された貫通孔22cが相互に接続して構成されている。
2枚のマニホールドプレート14,15には、各圧力室11aの列に沿って長い複数の共通インク室(共通液室)23a,23bが形成されている。すなわち、各マニホールドプレート14,15には、それぞれその積層方向にほぼ同形状の開口が板厚を貫通して形成され、積層方向の両開口が重ねられることで、1つの共通インク室23aまたは23bが形成される。各共通インク室23a,23bは、各圧力室11aの列の長さを超える長さを有し、一端は後述する導入孔24a,24bと対向する位置まで延びている。また各共通インク室23a,23bは、両端とも閉鎖されて、互いに独立した形状をなし、各共通インク室間は隔壁23cによって隔てられている。隣接する2つずつの共通インク室23a,23bは、同種のインクを吐出する2列のノズル列11a,11aと接続しているから、互いに連通していてもよいが、上記のように独立した形状にある。これは、隔壁23cをその両端ともマニホールドプレート14,15の外周部と接続することで、製造過程において隔壁23cの位置を安定に保つためである。
また、ダンパープレート16には、共通インク室23a,23bに対応してダンパー室28が共通インク室23a,23b側に薄肉部を残してその反対側から凹状に形成されている。圧力室でのインクの吐出動作にともない、圧力室から接続流路22を介して共通インク室に伝播するインクの圧力波を、ダンパープレート16の薄肉部が撓むことによって吸収し、他の圧力室内に影響するいわゆるクロストークを防止する。
圧電アクチュエータ3は、複数枚の圧電シート31を積層した構造で、その圧電シート31間に、圧力室11aに対応した箇所ごとに細幅の個別電極32、および複数の圧力室11aに対して共通のコモン電極33が交互に挿入されている。
個別電極32およびコモン電極33は配線ケーブル4を介して信号源に接続される。そしてその両電極間に電圧を印加することで、その両電極間に挟まれた圧電シート31の部分が積層方向に変位して、圧力室11a内のインクに圧力を付与し、ノズル孔18aからインク滴を吐出することができる。
各共通インク室23a,23bの一端は、導入孔24a,24bを介して外部に開口し、インク供給源(図示せず)と接続される。具体的には、図3および図4に示すように、導入孔24a,24bは、各共通インク室23a,23bごとに、その一端と積層方向に対応する位置においてキャビティプレート11に板厚を貫通して形成されている。つまり、各導入孔24a,24bは、その間を隔壁24cで隔てて互いに独立した開口に形成されている。ベースプレート12およびアパチャプレート13には、導入孔24a,24bと積層方向に対応する位置に連通孔25a,25bおよび26a,26bが板厚を貫通して形成されている。各連通孔25a,25b間の隔壁25c、および連通孔26a,26b間の隔壁26cは、隔壁24cと積層方向に重なる位置にある。この連通孔25a,25bおよび26a,26bによって、導入孔24a,24bは共通インク室23a,23bの一端と接続されている。
各導入孔24a,24bには、その上面(連通孔25a,25b,26a,26bとは反対側の面)を覆って、フィルタ30が設けられる。フィルタ30は、多数の小孔を有する濾過部30aと、その濾過部の周りを囲む無孔の枠部30bとからなる。濾過部30aは、各導入孔24a,24bごとに独立して設けその間に無孔の枠部を挟んでいてもよいが、同種のインクを供給する隣接した導入孔24a,24b間の隔壁24cの上面をも含んでその導入孔24a,24bにわたる1つの連続した形状としてもよい。
フィルタ30は、枠部30b下面と導入孔24a,24b周囲のキャビティプレート11上面との間で接着剤によって固定されている。フィルタ30には、たとえばニッケルを材料として公知の電鋳法によって約10μmの厚さに形成されたもの、または樹脂フィルム製のものなどが用いられる。
同種のインクを供給する隣接した導入孔24aと24b、連通孔25aと25b、26aと26bおよび共通インク室23aと23b間の各隔壁24c,25c,26c,23cのいずれかは、積層方向から見て他の隔壁に対しずれて位置する。具体的には、共通インク室23a,23b間の隔壁23cが、フィルタ30の濾過部30aと重なる位置において、屈曲した形状をなしている。濾過部30aと重なる隔壁23cにおいて積層方向上側の部分23c−1と下側の部分23c−2は、それぞれ共通インク室23a,23bの隣接方向にずれるように屈曲した形状をなし、その直上の隔壁26c、23c−1に対し積層方向から見て隙間36,37を形成している。つまり、上側の部分23c−1は共通インク室23b側へ、下側の部分23c−2は共通インク室23a側へほぼコ字形に屈曲した形状をなしている。各部分23c−1,23c−2とも、その両端は、隔壁24c,25c,26cと積層方向から見て重なって位置する。
したがって、インク供給源からフィルタ30を介して導入したインクは、導入孔24a,24b、連通孔25a,25b,26a,26bを経て共通インク室23a,23bに供給される。異物がフィルタ30上に一方の導入孔24aまたは24b側に偏って堆積されることがあっても、インクは、隔壁の間の隙間36,37をとおって、導入孔24aから共通インク室23bへ、あるいは導入孔24bから共通インク室23aへ流れることができ、一部の共通インク室23aまたは23bに対し供給不足になることがない。2列のノズル11aのすべてに均一にインクを供給することができる。
圧力室11aやノズル孔18a内の気泡等を取り除くため、ノズル側からインクを吸引したり、インク供給源側から高い圧力でインクを供給するいわゆるパージ動作をすると、インクの高い圧力がフィルタ30に作用する。しかし、フィルタ30が、隔壁24c、25c、26cによって上記圧力に抗する方向に支えられているので、フィルタが変形したり、破断するのを抑えることができる。なお、キャビティプレート11は上記のように薄いが、その直下のベースプレート12、アパチャプレート13をそれよりも厚くすることができるので、複数の隔壁24c、25c、26cの積層によって、強度を確保することができる。実施の形態では、共通インク室23a,23b間の隔壁23cは、フィルタ30の下方で隔壁24c、25c、26cの両端のみを受けているが、これも上記圧力に抗するには有効である。
上記実施の形態では、隔壁23cを屈曲することでインクの流路を確保しているが、隔壁23c、24c、25c、26cのいずれがずれて位置してもよく、屈曲でなく隔壁全体をずらせてもよい。
同種のインクが供給される共通インク室23a,23bを2つ隣接させているが、3つ以上を隔壁を介して隣接させてもよい。また、導入孔24a,24b、連通孔25a.25b,26a,26bも3つ以上隣接させて形成してもよい。導入孔24a,24b、連通孔25a.25b,26a,26b、共通インク室23a,23bの数は、相互に対応している必要はない。
アパチャプレート13は、省略することもできる。その場合、キャビティユニット2としての剛性の確保のため、あるいはフィルタ30を支えるために、ベースプレート12を厚くするようにしてもよい。また、キャビティプレート11とマニホールドプレート14との間は、ベースプレート12、アパチャプレート13のほかにプレートを追加してもよい。
共通インク室23a、23bは、2枚のマニホールドプレート14,15に限らず1枚あるいは3枚以上で構成することもできる。ダンパープレート16は省略し、カバープレート17で共通インク室23a、23bの下面を覆うこともできる。
また、上記実施の形態では、本発明の液体吐出装置を、インクジェット式記録装置に用いられる記録ヘッドに具体化したが、液晶表示装置におけるカラーフィルタの製造にあたり着色材を被着させる装置など、各種の液体を用いる装置に適用することができる。
本発明をインクジェット式記録装置に用いられる記録ヘッドに具体化したものの断面図であり、図2のI−I線断面図である。 同記録ヘッドの導入孔付近の平面図である。 は図2のIII−III線断面図である。 は図2のIV−IV線断面図である。
符号の説明
2 キャビティユニット
3 アクチュエータ
11 キャビティプレート
11a 圧力室
12 ベースプレート
13 アパチャプレート
14,15 マニホールドプレート
18 ノズルプレート
18a ノズル孔
23a,23b 共通インク室(共通液室)
24a,24b 導入孔
25a,25b,26a,26b 連通孔
23c、24c、25c、26c 隔壁
30 フィルタ

Claims (6)

  1. 液体に吐出圧力を付与する複数の圧力室、その圧力が付与された液体を吐出するノズル孔、前記複数の圧力室に液体を供給する共通液室、外部から液体を導入する導入孔、その導入孔と前記共通液室の一端とを接続する連通孔をそれぞれプレート部材に備え、その複数のプレート部材の積層によって構成される液体吐出装置において、
    同種の液体を供給する隣接した複数の共通液室は、少なくとも1つの前記プレート部材に隔壁を介して隣接した独立した形状に形成され、その隣接した複数の共通液室の一端に接続する前記連通孔および前記導入孔は、それぞれ隔壁を介して複数隣接形成され、その隣接した複数の共通液室の一端、複数の前記連通孔、および複数の前記導入孔は、前記積層方向に対向して配置され、
    前記隣接する複数の共通液室の一端、複数の前記連通孔、および複数の前記導入孔間の各隔壁のいずれかは、前記複数の導入孔が前記隣接する複数の共通液室のいずれとも連通するように、他の前記隔壁に対し前記隣接方向にずれて位置する部分を有し、
    前記複数の導入孔の前記連通孔とは反対側の面を覆うフィルタが、その複数の導入孔間の隔壁を含みかつその複数の導入孔にわたって固定されている液体吐出装置。
  2. 前記共通液室は、積層方向に隣接した複数のプレート部材にそれぞれ形成された開口によって形成され、各プレート部材の開口間の前記隔壁の少なくとも1つが、前記連通孔または前記導入孔間の隔壁とずれて位置する部分を有している請求項1に記載の液体吐出装置。
  3. 前記各プレート部材の前記隔壁が相互にずれた部分を有している請求項2に記載の液体吐出装置。
  4. 前記各隔壁の少なくとも一つは、前記積層方向から見て前記フィルタと重なる位置において、屈曲した形状を有している請求項1から3のいずれかに記載の液体吐出装置。
  5. 前記圧力室を形成する開口と、前記導入孔を形成する開口とは1つのプレート部材に形成され、前記連通孔を形成する開口を備えるプレート部材には、前記圧力室と前記共通液室とを接続する接続流路が形成されている請求項1から4のいずれかに記載の液体吐出装置。
  6. 前記圧力室を形成する開口を備える前記プレートは、前記連通孔を形成する開口を備える前記プレート部材よりも、前記積層方向における厚さにおいて薄い請求項5に記載の液体吐出装置。
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