JP5029002B2 - ネットワークシステムおよびデータ転送方法 - Google Patents

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Description

この発明は、無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステム等に関し、特に送信元のノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信可能なネットワークシステムおよびデータ転送方法に関するものである。
近年、無線LAN(Local Area Network)のようなアクセスポイントを必要としない、無線で接続できるノードのみで構成されたアドホックネットワークがデータ通信時に利用されている。アドホックネットワークの接続形態はデータの送信元のノードから送出された通信フレームが他のノードにより中継され、順次隣接する他のノードに転送されることにより送信元のノードから送信先のノードまでの通信経路が形成される構成となっている。
一方で、アドホックネットワークは、送信元のノードから送信先のノードまでの通信経路が複数存在するため、複数ある通信経路から最適な通信経路をいかにして選択するかということが大きな課題となっている。
従来の通信経路選択方法としては、電波強度の強い隣接ノードを通信フレームの転送先として選択する方法や、送信元のノードから送信先のノードまでのホップ数の少ない通信経路を優先的に選択する方法がある。
しかし、電波強度が強い隣接ノードを優先的に選択する方法や、ポップ数の少ない通信経路を優先的に選択する方法は、必ずしも最適な通信経路を選択することができないため、例えば、特許文献1に公開されているように、送信元のノードがアドホックネットワークを構成する全ノードの通信評価値を管理し、最適な通信経路を判定するという方法も利用されている。
特開2005−323266号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、送信元のノードがアドホックネットワークを構成する全ノードの通信評価値を管理する必要があるため、送信元のノードにかかる負担が大きくなってしまうという問題があった。
すなわち、送信元のノードにかかる負担が大きくなることによって、送信元のノードには処理能力やメモリ量など本来の通信処理に必要となるリソースよりも高いリソースが要求されるため、送信元のノードにかかるコストが通常のノードよりも割高になってしまう。さらに、送信元のノードが電池によって駆動する場合には、アドホックネットワークを構成する全ノードの通信評価値を算出する処理のために消費電力が急激に多くなり、稼働時間が短縮されてしまうため、この問題はさらに深刻なものとなっている。
すなわち、アドホックネットワークにおいて、送信元のノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことが極めて重要な課題となっている。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、送信元のノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができるネットワークシステムおよびデータ転送方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムであって、転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出手段と、前記総リンク値算出手段によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記リンク値は、前記ノードの電池残量、前記ノードに対する処理負荷、前記ノードの処理能力、前記ノードの役割、前記データを転送したノード間の電波強度に基づいて算出される値であることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記転送処理手段は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする。
また、本発明は、無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムのデータ転送方法であって、転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を記憶装置に記憶し、記憶した前記リンク値および電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出工程と、前記総リンク値算出工程によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理工程と、を含んだことを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記転送処理工程は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを送信先のノードに転送することを特徴とする。
本発明によれば、転送対象となるデータを受信した場合に、データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出し、算出した総リンク値に基づいてデータを送信先のノードに転送するので、送信元のノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができる。
また、本発明によれば、リンク値は、ノードの電池残量、ノードに対する処理負荷、ノードの処理能力、ノードの役割に基づいて算出される値であるので、データを転送してきた通信経路の品質を示す総リンク値を適切に算出することができ、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができる。
また、本発明によれば、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と総リンク値とを比較して総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを送信先のノードに転送するので、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るネットワークシステムおよびデータ転送方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(本願発明の概念説明)
まず、請求項1〜5にかかる発明(以下、本願発明と表記する)の概念説明を行う。図1は、本願発明の概念説明を行うための説明図である。図1に示すネットワークシステムは、無線通信機能を備えた通信ノード100〜400から構成され、この通信ノード100〜400を介してデータ通信を行うネットワークシステム(例えば、アドホックネットワークシステム)を示している。なお、ここでは説明の便宜上、4台の通信ノード100〜400によってネットワークシステムが構成される場合を示すが、これに限定されるものではなくn台(nは2以上の整数)の通信ノードによってネットワークシステムを構成しても良い。
各通信ノード100〜400は、データ通信時の通信品質に対応するリンク値をそれぞれ保持している。このリンク値は、通信ノードの電池残量、通信ノードに対する処理負荷(通信ノードの混雑度などを含む)、通信ノードの処理能力、通信ノードの役割(通信ノードに実行させる処理としてアドホックネットワークにかかるデータ転送を優先的に実行するのかその他の処理を優先的に実行するかなどの役割を示し、管理者によって設定される)などを基にして算出される値である。ここでは、通信ノード100にリンク値A、通信ノード200にリンク値B、通信ノード300にリンク値C、通信ノード400にリンク値Dがそれぞれ設定されているものとする。
送信元の通信ノードから送信された転送対象となる通信フレームを受信した通信ノードは、それまでに通信フレームを転送した各通信ノードのリンク値および隣接する通信ノードの電波強度から通信フレームが転送されてきた通信経路の品質を示す総リンク値を算出し、算出した総リンク値と予め設定されている閾値とを比較してデータを転送するか否かを判定する。このような処理を、通信フレームを受信した通信フレームが順次実行することで、一定水準以上となる通信経路によって送信元の通信ノードと送信先の通信ノードとがデータ通信を実行することができる。なお、総リンク値の比較対象となる閾値は送信元となる通信ノードが予め設定しておくものとする。
ここでは一例として、通信ノード100が通信ノード300にデータを送信する場合について説明すると、まず、通信ノード100は通信フレームを通信ノード200および通信ノード400に送信(ブロードキャスト;以下同様)する。そして、通信ノード200は、通信ノード100および通信ノード200間の電波強度およびリンク値Bに基づいた総リンク値を算出し、算出した総リンク値が閾値以上か否かを判定する。
通信ノード200は、総リンク値が閾値以上であると判定した場合には、通信ノード100および通信ノード200からなる通信経路は、一定水準以上の品質を備えた通信経路であると判定し、通信フレームを通信ノード300に転送する。
通信フレームを受信した通信ノード300は、通信ノード100、通信ノード200、通信ノード300間の電波強度およびリンク値B,Cに基づいた総リンク値を算出し、算出した総リンク値が閾値以上か否かを判定する。そして、総リンク値が閾値以上である場合には、この通信ノード100〜300によってデータ転送される通信経路が一定水準以上の品質を備えた通信経路となり、かかる通信経路によって通信ノード100および通信ノード300のデータ通信が行われることになる。
ところで、通信ノード400は、通信ノード100から通信フレームを受信した場合に、通信ノード100および通信ノード400間の電波強度およびリンク値Dに基づいた総リンク値を算出し、算出した総リンク値が閾値以上か否かを判定する。
通信ノード400は、総リンク値が閾値以上であると判定した場合には、通信ノード100および通信ノード400からなる通信経路は、一定水準以上の品質を備えた通信経路と判定し、通信フレームを通信ノード300に転送する。
通信フレームを受信した通信ノード300は、通信ノード100、通信ノード400、通信ノード300間の電波強度およびリンク値D,Cに基づいた総リンク値を算出し、算出した総リンク値が閾値以上か否かを判定する。そして、総リンク値が閾値未満である場合には、この通信ノード100,400,300によってデータ転送される通信経路が一定水準に満たない通信経路となり、かかる通信経路によって通信ノード100および通信ノード300のデータ通信が行われないこととなる。
このように、本願発明にかかるネットワークシステムは、各通信ノード100〜400のリンク値および各通信ノード間の電波強度に基づいて通信経路の品質を示す総リンク値を算出し、算出した総リンク値と閾値とを基にしてデータ転送を行うかを判定し、判定結果に基づいてデータ転送を行うので、送信元の通信ノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができる。
(本願発明の具体的実施例)
つぎに、本願発明の具体的な実施例について説明する。図2は、本実施例にかかるネットワークシステムの構成を示す図である。同図に示すように、このネットワークシステムは、無線通信機能を備えた通信ノード100〜400から構成される。なお、ここでは4台の通信ノード100〜400によってネットワークシステムが構成される場合を示すが、これに限定されるものではなくn台(nは2以上の整数)の通信ノードによってネットワークシステムを構成しても良い。
図2に示す例では、通信ノード100は、通信ノード200と直接無線通信可能であり、通信ノード200は、通信ノード100および通信ノード300と直接無線通信可能であり、通信ノード300は通信ノード200および通信ノード400と直接無線通信可能であるとする。通信ノード100が通信ノード400とデータ通信を実行する場合には、図1において説明したように、各通信ノードに設定されるリンク値と各通信ノード間の通信強度に基づいて最適な通信経路が設定され、例えば、通信ノード200および通信ノード300を中継してデータ通信が実行される。
続いて、通信ノード100の構成について説明する。なお、通信ノード200〜400の構成は通信ノード100の構成と同様であるため説明を省略する。図3は、本実施例にかかる通信ノード100の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、この通信ノード100は、通信制御IF部110と、入力部120と、出力部130と、IF部140と、入出力制御IF部150と、記憶部160と、制御部170とを備えて構成される。
このうち、通信制御IF部110は、通信ノード100の無線通信可能な領域に含まれる通信ノードと所定の通信プロトコルを使用して無線通信を行う手段である。入力部120は、各種の情報を入力する入力手段であり、キーボードやマウス、マイクなどによって構成される。
出力部130は、各種の情報を出力する出力手段であり、モニタ(若しくはディスプレイ、タッチパネル)やスピーカなどによって構成される。IF部140は、有線接続された他の端末装置(図示略)との間で所定の通信プロトコルを使用してデータ通信を行う手段である。入出力制御IF部150は、通信制御IF部110、入力部120、出力部130、IF部140、記憶部160、制御部170によるデータの入出力を制御する手段である。
記憶部160は、制御部170による各種処理に必要なデータおよびプログラムを記憶する記憶手段(格納手段)であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図3に示すように、情報パラメータテーブル160aと、ローカルリンク値160bと、ルーティングテーブル160cとを備える。
情報パラメータテーブル160aは、通信ノード100の通信品質に影響を及ぼす各項目(以下、評価対象項目)と各評価対象項目の通信品質のパラメータとなるリンク値(以下、項目別リンク値)とを対応付けて記憶したテーブルである。図4は、情報パラメータテーブル160aのデータ構造の一例を示す図である。
図4に示すように、この情報パラメータテーブル160aは、評価対象項目と項目別リンク値とを対応付けて記憶している。電池残量は、通信ノード100の電池残量を示し、図4ではかかる電池残量に対応する項目別リンク値が9となっている。電池残量に対応する項目別リンク値は、電池残量が多いほど高くなり、電池残量が少ないほど低くなる。
ノード混雑度は、通信ノード100に対する処理負荷を示し、図4ではかかるノード混雑度に対応する項目別リンク値が11となっている。ノード混雑度に対応する項目別リンク値は、ノード混雑度が低いほど(例えば、通信ノード100にかかる処理負荷が小さいほど)高くなり、ノード混雑度が高いほど(例えば、通信コード100にかかる処理負荷が大きいほど)低くなる。
処理能力は、通信ノード100の処理能力を示し、図4ではかかる処理能力に対応する項目リンク値が13となっている。処理能力に対応する項目別リンク値は、処理能力が高いほど高くなり、処理能力が低いほど低くなる。
端末タイプは、通信ノード100の役割(通信ノード100に実行させる処理としてアドホックネットワークにかかるデータ転送を優先的に実行するのかその他の処理を優先的に実行するかなどの役割)を示す。図4ではかかる端末タイプに対応する項目別リンク値が8となっている。端末タイプに対応する項目別リンク値は、通信ノード100のアドホックネットワークにかかるデータ転送の優先度が高いほど高くなり、その他の処理の優先度が高いほど低くなる。なお、アドホックネットワークにかかるデータ転送の優先度は、予め通信ノード100の管理者が設定しておくものとする。
ローカルリンク値160bは、通信ノード100の通信品質に対応する値を示す。具体的に、このローカルリンク値160bは、情報パラメータテーブル160aに記憶された各評価対象項目ごとの項目別リンク値に基づいて算出される。ローカルリンク値160bを情報パラメータテーブル160aに記憶されたデータからどのように算出しても構わないが、例えば、項目別リンク値の平均値を算出し、算出した平均値をローカルリンク値160bとしてもよい。
ルーティングテーブル160cは、送信先となる通信ノードまでの経路情報を記憶するテーブルである。図5は、ルーティングテーブル160cのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、このルーティングテーブル160cは、宛先アドレスと、転送先アドレスと、総リンク値と、距離(ホップ数)と、登録日時とを対応付けて記憶している。ここで、総リンク値は、送信先から宛先までの通信経路の品質に対応する値である。総リンク値に関する詳細な説明は後述する。
ルーティングテーブル160cの2段目には、宛先アドレス「C」の通信ノードにデータを送信する場合には、転送先アドレス「B」の通信ノードにデータを転送する必要があり、宛先アドレス「C」の通信ノードまでの総リンク値は「5」であり、距離が「2」であり、かかる情報を登録した日時が「2006年5月8日9時11分」である旨のデータが登録されている。
制御部170は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する制御手段であり、特に本発明に密接に関連するものとしては、図3に示すように、データ管理部170aと、ローカルリンク値算出部170bと、電波強度検出部170cと、フレーム処理部170dと、総リンク値算出部170eと、経路判定部170fとを備える。
データ管理部170aは、情報パラメータテーブル160aを管理する手段である。具体的に、データ管理部170aは、通信ノード100の状態(電池残量、ノード混雑度、処理能力、端末タイプ)にかかるデータを通信ノード100を構成する各装置(例えば、電源装置、CPUの使用率を管理する装置等)から取得し、取得したデータに基づいて情報パラメータテーブル160aに記憶された各評価対象項目の項目別リンク値を設定・修正する。
データ管理部170aは、電池残量が閾値以上となった場合に、電池残量に対応する項目別リンク値に所定値を加算し、電池残量が閾値未満となった場合に、電池残量に対する項目別リンク値から所定値を減算する。また、データ管理部170aは、ノード混雑度が閾値以上となった場合に、ノード混雑度に対応する項目別リンク値から所定値を減算し、ノード混雑度が閾値未満となった場合に、ノード混雑度に対応する項目別リンク値に所定値を加算する。
また、データ管理部170aは、通信ノード100の処理能力、および端末タイプに応じてそれぞれの項目別リンク値を設定する。データ管理部170aは、処理能力あるいは端末タイプの項目別リンク値をどのように設定してもよいが、例えば、入力部120を介して管理者から各項目別リンク値を取得し、取得した項目別リンク値を情報パラメータテーブル160cに設定してもよい。
ローカルリンク値算出部170bは、情報パラメータテーブル160aに記憶された各評価対象項目に対応する項目別リンク値に基づいてローカルリンク値を算出する手段である。ローカルリンク値算出部170bは、ローカルリンク値をどのように算出しても構わないが、例えば、項目別リンク値の平均値を算出し、算出した平均値をローカルリンク値としてもよい。ローカルリンク値算出部170bは、算出したローカルリンク値を記憶部160に記憶させる(ローカルリンク値160bして記憶部160に記憶させる)。
電波強度検出部170cは、他の通信ノードとの間でデータ通信を行う場合に、通信ノード間の電波強度を検出する手段である。具体的に、電波強度検出部170cは、RSSI(Received Signal Strength Indicator)を利用して各通信ノード間の電波強度を検出する。電波強度検出部170cは、検出した電波強度のデータを総リンク値算出部170dに出力する。
フレーム処理部170dは、通信フレームの送受信および通信フレームに対する各種処理を行う手段である。図6は、通信フレームのデータ構造の一例を示す図である。同図に示すように、この通信フレームは、送信先となる通信ノードのアドレス(以下、送信先アドレス)を記憶する送信先アドレスフィールド、通信フレームの送信元となる通信ノードのアドレス(以下、送信元アドレス)を記憶する送信元アドレスフィールド、総リンク値を記憶する総リンク値フィールド、閾値を記憶する閾値フィールド、各種データを記憶するデータフィールドなどを含んでいる。なお、データフィールドには、それまで通信フレームが転送されてきた通信経路のデータ(図5に示すルーティングテーブルに対応するデータ)を含んでいるものとする。以下において、フレーム処理部170dの通信フレーム受信時の処理と通信フレーム送信時の処理とを順に説明する。
まず、通信フレーム受信時の処理について説明する。フレーム処理部170dが通信フレームを外部の通信ノードから受信した場合には、総リンク値のデータを総リンク値算出部170eに出力し、閾値のデータ、送信先アドレス、送信元アドレスを経路判定部170に出力する。なお、総リンク値フィールドに総リンク値が記憶されていない場合には、総リンク値が記憶されていない旨のデータを総リンク値算出部170eに出力する。
総リンク値フィールドに記憶された総リンク値は、それまで通信フレームが転送されてきた通信経路の品質に対応する値であり、閾値フィールドに格納された閾値は、通信経路を選択する上での基準となる値である。この閾値フィールドに格納される閾値のデータは、通信フレームの送信元となる通信ノードが設定する(フレーム処理部170dは、通信ノード100が送信元の通信ノードである場合には、入力部120から管理者が設定した閾値を取得し、取得した閾値、送信先となる通信ノードおよび送信元となる通信ノードのアドレスなどを通信フレームに設定し、出力する)。
続いて、通信フレーム送信時の処理について説明すると、フレーム処理部170dは、経路判定部170fによってデータ転送を実行すると判定された場合に、経路判定部170fから送信先アドレス、送信元アドレスを取得し、総リンク値算出部170eによって算出された総リンク値を取得して、通信フレームの各種データを更新し、かかる通信フレームを送信する。
総リンク値算出部170eは、総リンク値を算出する手段である。具体的に、総リンク値算出部170eの処理を説明すると、まず、総リンク値算出部170eは、電波強度とローカルリンク値160bとからリンク値を算出する。例えば、総リンク値算出部170eは、電波強度が閾値以上である場合に、ローカルリンク値160bに所定値を加算した値をリンク値とし、電波強度が閾値未満である場合に、ローカルリンク値160bから所定値を減算した値をリンク値とする。
そして、総リンク値算出部170eは、リンク値とフレーム処理部170dから取得する総リンク値とから新たな総リンク値を算出する。ここで、フレーム処理部170dから取得する総リンク値を第1の総リンク値、リンク値と第1の総リンク値から算出される総リンク値を第2の総リンク値とすると、第2の総リンク値は、
第2の総リンク値=(リンク値×第1の総リンク値)÷(リンク値+第1の総リンク値)
によって算出することができる。
総リンク値算出部170eは、算出した第2の総リンク値をフレーム処理部170dに出力し、フレーム処理部170dは、第2の総リンク値によって通信フレームの総リンク値フィールドに記憶された総リンク値を更新する。また、総リンク値算出部170eは、第2の総リンク値を経路判定部170fに出力する。
一方、総リンク値算出部170eは、フレーム処理部170dから総リンク値フィールドに総リンク値が記憶されていない旨のデータを取得した場合には、電波強度およびローカルリンク値160bから算出されるリンク値をそのまま第2の総リンク値としてフレーム処理部170dおよび経路判定部170fに出力する。
経路判定部170fは、第2の総リンク値と閾値とを基にして、通信フレームの転送を行うか否かを判定する処理部である。具体的に、経路判定部170fは、第2の総リンク値が閾値以上となる場合には、通信フレームの転送を行うと判定し、判定結果をフレーム処理部170dに出力する。一方、第2の総リンク値が閾値未満でとなる場合には、通信フレームの転送を行わないと判定し、判定結果をフレーム処理部170dに出力する。
また、経路判定部170fは、送信先アドレスおよび送信元アドレスを取得し、送信先アドレスが通信ノード100のアドレスと一致するか否かを判定する(経路判定部170fは、通信ノード100のアドレスを保持しているものとする)。そして、通信判定部170dは、通信ノード100のアドレスと送信先アドレスが一致する場合には、送信元アドレスを宛先とする応答通信フレームを作成し、作成した応答送信フレームをフレーム処理部170dに出力させる。なお、応答通信フレームのデータ構造は、図6に示した通信フレームのデータ構造と同様である。そして、経路判定部fは、通信フレームのデータフィールドに記憶された通信経路の情報を基にしてルーティングテーブル160cを更新する。
つぎに、図2に示したネットワークシステムにおいて通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(1)について説明する。図7は、通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(1)を説明するための説明図である。なお、図7において、通信ノード100から通信ノード400に送信される通信フレームを検索要求フレームと表記し、通信ノード400から通信ノード100に送信される通信フレームを検索応答フレームと表記する。また、通信ノード100は、検索要求フレームの閾値を3に設定しているものとする。
まず、通信ノード100は、検索要求フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード400のアドレスに設定して、かかる検索要求フレームを通信ノード200にブロードキャストする。通信ノード200は、通信ノード100からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。
通信ノード200が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が設定されていないため、通信ノード200は、ローカルリンク値と通信ノード100,200間の電波強度からリンク値を算出し、算出したリンク値をそのまま第2の総リンク値とする。ここでは、算出された第2の総リンク値を10とすると、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード200は検索要求フレームをブロードキャストする。
通信ノード300は、通信ノード200からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード300が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が10に設定されている。通信ノード300は、ローカルリンク値と通信ノード200,300間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は5となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード300は、検索要求フレームをブロードキャストする。
通信ノード400は、通信ノード300からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード400が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が5に設定されている。通信ノード400は、ローカルリンク値と通信ノード300,400間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は3.33となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、送信先となる通信ノード400は検索要求フレームを受け入れる。
図8は、検索要求フレームが通信ノード400に到着した場合に生成されるルーティングテーブルの一例を示す図である。なおアドレスCに対応する通信ノードは、通信ノード300であり、アドレスBに対応する通信ノードは通信ノード200であり、アドレスAに対応する通信ノードは通信ノード100である。
そして、通信ノード400は、検索応答フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード100に設定して、かかる検索応答フレームを通信ノード300に送信する。なお、通信ノード300から通信ノード100まで検索応答フレームが送信される処理は、送信方法がブロードキャストからユニキャストに変わる以外は同様であるため説明を省略する。検索応答フレームが通信ノード100に送信されると、通信ノード100から通信ノード400までの通信経路が構成されることになる。
つぎに、図2に示したネットワークシステムにおいて通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(2)について説明する。図9は、通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(2)を説明するための説明図である。なお、図9に示すネットワークシステムは図2のネットワークシステムと異なり、通信ノード200と通信ノード300と通信ノード400はお互いに直接無線通信可能である。
まず、通信ノード100は、検索要求フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード400のアドレスに設定して、かかる検索要求フレームをブロードキャストする。通信ノード200は、通信ノード100からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。
通信ノード200が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が設定されていないため、通信ノード200は、ローカルリンク値と通信ノード100,200間の電波強度からリンク値を算出し、算出したリンク値をそのまま第2の総リンク値とする。ここでは、算出された第2の総リンク値を10とすると、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード200は検索要求フレームをブロードキャストする。
通信ノード300は、通信ノード200からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード300が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が10に設定されている。通信ノード300は、ローカルリンク値と通信ノード200,300間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は5となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード300は、検索要求フレームを通信ノード400に送信する。
通信ノード400は、通信ノード300から検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード400が検索要求フレームを受信した時点では、第2の総リンク値が5に設定されている。通信ノード400は、ローカルリンク値と通信ノード300,400間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は3.33となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、送信先となる通信ノード400は検索要求フレームを受け入れる。
そして、通信ノード400は、検索応答フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード100に設定して、かかる検索応答フレームを通信ノード300に送信する。なお、通信ノード300から通信ノード100まで検索応答フレームが送信される処理は、送信方法がブロードキャストからユニキャストに変わる以外は同様であるため説明を省略する。検索応答フレームが通信ノード100に送信されると、通信ノード100から通信ノード400までの通信経路が構成されることになる。
一方、通信ノード400は、通信ノード200からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード400が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が10に設定されている。通信ノード400は、ローカルリンク値と通信ノード200,400間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を3とすると(通信ノード200と通信ノード400との距離が遠いため、電波強度が低くなり、結果としてリンク値が低くなる)、第2の総リンク値は2.31となり、第2の総リンク値が閾値3未満となるため、通信ノード400は、通信ノード200から直接送信された検索要求フレームを破棄する。
このように、通信経路が複数存在する場合であっても、検索要求フレームを転送した通信ノードごとに算出される総リンク値に基づいて最適な通信経路を選択し、通信ノード間の経路構成を効率よく実行することができる。
つぎに、図2に示したネットワークシステムにおいて通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(3)について説明する。図10は、通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(3)を説明するための説明図である。なお、図10に示すネットワークシステムは、図2のネットワークシステムと異なり、通信ノード500をネットワークシステムに含め、通信ノード100から遮蔽物10を介して通信ノード500に検索要求フレームを直接無線通信を可能とする。
まず、通信ノード100は、検索要求フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード400のアドレスに設定して、かかる検索要求フレームをブロードキャストする。通信ノード200は、通信ノード100から検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。
通信ノード200が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が設定されていないため、通信ノード200は、ローカルリンク値と通信ノード100,200間の電波強度からリンク値を算出し、算出したリンク値をそのまま第2の総リンク値とする。ここでは、算出された第2の総リンク値を10とすると、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード200は検索要求フレームをブロードキャストする。
通信ノード300は、通信ノード200からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード300が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が10に設定されている。通信ノード300は、ローカルリンク値と通信ノード200,300間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は5となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、通信ノード300は、検索要求フレームをブロードキャストする。
通信ノード400は、通信ノード300からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード400が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が5に設定されている。通信ノード400は、ローカルリンク値と通信ノード300,400間の電波強度からリンク値を算出する。ここで算出されたリンク値を10とすると、第2の総リンク値は3.33となり、第2の総リンク値が閾値3以上となるため、送信先となる通信ノード400は検索要求フレームを受け入れる。
そして、通信ノード400は、検索応答フレームの閾値を3(閾値3は一例)に設定すると共に、送信先アドレスを通信ノード100に設定して、かかる検索応答フレームを通信ノード300に送信する。なお、通信ノード300から通信ノード100まで検索応答フレームが送信される処理は、送信方法がブロードキャストからユニキャストに変わる以外は同様であるため説明を省略する。検索応答フレームが通信ノード100に送信されると、通信ノード100から通信ノード400までの通信経路が構成されることになる。
一方、通信ノード500は、通信ノード100からの検索要求フレームを受信し、総リンク値を算出する。通信ノード500が検索要求フレームを受信した時点では、第1の総リンク値が設定されていないため、通信ノード500は、ローカルリンク値と通信ノード100,500間の電波強度からリンク値を算出し、算出したリンク値をそのまま第2の総リンク値とする。ここでは、算出された第2の総リンク値を2とすると(通信ノード100と通信ノード500との間に遮蔽物10が存在するため、電波強度が低くなり、結果としてリンク値が低くなる)、第2の総リンク値は2となり、第2の総リンク値が閾値3未満となるため、通信ノード500は、通信ノード100から送信された検索要求フレームを破棄する。
このように、通信経路が複数存在する場合であっても、検索要求フレームを転送した通信ノードごとに算出される総リンク値に基づいて遮蔽物などが存在しない最適な通信経路を選択し、通信ノード間の経路構成を効率よく実行することができる。
つぎに、本実施例にかかるネットワークシステムの処理手順について説明する。図11〜図13は、本実施例にかかるネットワークシステムの処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは一例として、通信ノード100が通信ノード200,300を介して通信ノード400に通信フレームを送信する場合について説明する。
同図に示すように、通信ノード100は、検索要求フレームに宛先を設定し(ステップS101)、閾値を設定し(ステップS102)、検索要求フレームをブロードキャストする(ステップS103)。
そして、通信ノード200は、検索要求フレームを受信し(ステップS104)、電波強度を検出し(ステップS105)、ローカルリンク値および電波強度に基づいて総リンク値を算出する(ステップS106)。
通信ノード200は、閾値および総リンク値を比較して総リンク値が閾値以上か否かを判定し(ステップS107)、閾値未満であると判定した場合には(ステップS108,No)、検索要求フレームの転送を中止する(ステップS109)。
一方、通信ノード200は、総リンク値が閾値以上であると判定した場合には(ステップS108,Yes)、新たに総リンク値を検索要求フレームに設定し(ステップS110)、検索要求フレームをブロードキャストする(ステップS111)。
続いて、通信ノード300は、検索要求フレームを受信し(ステップS112)、電波強度を検出し(ステップS113)、ローカルリンク値および電波強度に基づいて総リンク値を算出する(ステップS114)。
通信ノード300は、閾値および総リンク値を比較して総リンク値が閾値以上か否かを判定し(ステップS115)、閾値未満であると判定した場合には(ステップS116,No)、検索要求フレームの転送を中止する(ステップS117)。
一方、通信ノード300は、総リンク値が閾値以上であると判定した場合には(ステップS116,Yes)、新たに総リンク値を検索要求フレームに設定し(ステップS118)、検索要求フレームをブロードキャストする(ステップS119)。
続いて、通信ノード400は、検索要求フレームを受信し(ステップS120)、電波強度を検出し(ステップS121)、ローカルリンク値および電波強度に基づいて総リンク値を算出する(ステップS122)。
通信ノード400は、閾値および総リンク値を比較して総リンク値が閾値以上か否かを判定し(ステップS123)、総リンク値が閾値未満であると判定した場合には(ステップS124,No)、検索要求フレームの転送を中止する(ステップS125)。
一方、通信ノード400は、総リンク値が閾値以上であると判定した場合には(ステップS124,Yes)、ルーティングテーブル登録処理を行い(ステップS126)、検索応答フレームをユニキャストする(ステップS127)。
通信ノード400から送信された検索応答フレームは、通信装置300,200を介して通信ノード100に送信され、通信ノード100が検索応答フレームを受信し(ステップS128)、ルーティングテーブル登録処理を行う(ステップS129)。
このように、各通信ノード100〜400が通信フレーム(検索要求フレームあるいは検索応答フレーム)に格納された総リンク値、ローカルリンク値および電波強度に基づいて最適な通信経路を選択するので、送信元となる通信ノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を実行することができる。
上述してきたように、本実施例にかかるネットワークシステムは、各通信ノード100〜400が転送対象となるデータを受信した場合に、それまでにデータを転送した各通信ノードの通信品質に対応するローカルリンク値およびノード間の電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出し、算出した総リンク値が閾値以上か否かを判定し、判定結果に基づいてデータを送信先のノードに転送するので、送信元のノードに負担をかけることなく、最適な通信経路を選択してデータ通信を行うことができる。
なお、本実施例で説明した各種のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部あるいは一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した通信ノード100等の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行われる各処理機能は、その全部または任意の一部がCPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
図14は、図3に示した通信ノード100を構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。このコンピュータは、ユーザからのデータの入力を受け付ける入力装置30、モニタ31、RAM(Random Access Memory)32、ROM(Read Only Memory)33、各種プログラムを記録した記録媒体からプログラムを読み取る媒体読取装置34、ネットワークを介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース35、他の通信ノードと無線通信を行う無線通信装置36、CPU(Central Processing Unit)37およびHDD(Hard Disk Drive)38をバス39で接続して構成される。
そして、HDD38には、上述した通信ノード100の機能と同様の機能を発揮するデータ転送プログラム38bが記憶されている。そして、CPU37が、データ転送プログラム37bをHDD38から読み出して実行することにより、上述した通信ノード100の機能部の機能を実現するデータ転送プロセス37aが起動される。このデータ転送プロセス37aは、図3に示したデータ管理部170a、ローカルリンク値算出部170b、電波強度検出部170c、フレーム処理部170d、総リンク値算出部170e、経路判定部170fに対応する。
また、HDD38には、上述した通信ノード100の記憶部160に記憶されるデータに対応する各種データ38aが記憶される。この各種データ38aは、図3に示した情報パラメータテーブル160a、ローカルリンク値160b、ルーティングテーブル160cに対応する。CPU37は、各種データ38aをHDD38に記憶するとともに、各種データ38aをHDD38から読み出してRAM32に格納し、RAM32に格納された各種データ32aを利用してデータ転送処理を実行する。
ところで、データ転送プログラム38bは、必ずしも最初からHDD38に記憶させておく必要はない。たとえば、コンピュータに挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータの内外に備えられるハードディスクドライブ(HDD)などの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータに接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などにデータ転送プログラム38bを記憶しておき、コンピュータがこれらからデータ転送プログラム38bを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムであって、
転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出手段と、
前記総リンク値算出手段によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理手段と、
を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
(付記2)前記リンク値は、前記ノードの電池残量、前記ノードに対する処理負荷、前記ノードの処理能力、前記ノードの役割、前記データを転送したノード間の電波強度に基づいて算出される値であることを特徴とする付記1に記載のネットワークシステム。
(付記3)前記転送処理手段は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする付記1または2に記載のネットワークシステム。
(付記4)無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムのデータ転送方法であって、
転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を記憶装置に記憶し、記憶した前記リンク値および電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出工程と、
前記総リンク値算出工程によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理工程と、
を含んだことを特徴とするデータ転送方法。
(付記5)前記リンク値は、前記ノードの電池残量、前記ノードに対する処理負荷、前記ノードの処理能力、前記ノードの役割、前記データを転送したノード間の電波強度に基づいて算出される値であることを特徴とする付記4に記載のデータ転送方法。
(付記6)前記転送処理工程は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする付記4または5に記載のデータ転送方法。
(付記7)無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムのデータ転送プログラムであって、
転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を記憶装置に記憶し、記憶した前記リンク値および電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出手順と、
前記総リンク値算出手順によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするデータ転送プログラム。
(付記8)前記リンク値は、前記ノードの電池残量、前記ノードに対する処理負荷、前記ノードの処理能力、前記ノードの役割、前記データを転送したノード間の電波強度に基づいて算出される値であることを特徴とする付記7に記載のデータ転送プログラム。
(付記9)前記転送処理手順は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする付記7または8に記載のデータ転送プログラム。
(付記10)他の通信装置からデータを受信して当該データを転送する通信装置であって、
転送対象となるデータを受信した場合に、前記データを転送した通信装置の通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にしてデータが転送された通信経路の品質を示す総リンク値を算出する総リンク値算出手段と、
前記総リンク値算出手段によって算出された総リンク値に基づいて前記データを転送する転送手段と、
を備えたことを特徴とする通信装置。
以上のように、本発明にかかるネットワークシステム、データ転送方法は、無線通信機能を備えた複数のノードから構成されるネットワークシステムなどに有用であり、特に、特定のノードに集中して負荷をかけることなく最適な通信経路を設定する場合に適している。
本願発明の概念説明を行うための説明図である。 本実施例にかかるネットワークシステムの構成を示す図である。 本実施例にかかる通信ノードの構成を示す機能ブロック図である。 情報パラメータテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 ルーティングテーブルのデータ構造の一例を示す図である。 通信フレームのデータ構造の一例を示す図である。 通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(1)を説明するための説明図である。 検索要求フレームが通信ノードに到着した場合に生成されるルーティングテーブルの一例を示す図である。 通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(2)を説明するための説明図である。 通信ノード100から通信ノード400までの経路構成方法(3)を説明するための説明図である。 本実施例にかかるネットワークシステムの処理手順を示すフローチャート(1)である。 本実施例にかかるネットワークシステムの処理手順を示すフローチャート(2)である。 本実施例にかかるネットワークシステムの処理手順を示すフローチャート(3)である。 図3に示した通信ノードを構成するコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
符号の説明
10 遮蔽物
30 入力装置
31 モニタ
32 RAM
32a,38a 各種データ
33 ROM
34 媒体読取装置
35 ネットワークインターフェース
36 無線通信装置
37 CPU
37a データ転送プロセス
38 HDD
38b データ転送プログラム
39 バス
100 通信ノード
110 通信制御IF部
120 入力部
130 出力部
140 IF部
150 入出力制御IF部
160 記憶部
160a 情報パラメータテーブル
160b ローカルリンク値
160c ルーティングテーブル
170 制御部
170a データ管理部
170b ローカルリンク値
170c 電波強度検出部
170d フレーム処理部
170e 総リンク値算出部
170f 経路判定部

Claims (5)

  1. 無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムであって、
    転送対象となるデータを受信した場合に、前記データに格納され、前記データが転送されてきた通信経路の品質に対応する総リンク値を、前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にして補正する総リンク値算出手段と、
    前記総リンク値算出手段によって補正された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理手段と、
    を備えたことを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記リンク値は、前記ノードの電池残量、前記ノードに対する処理負荷、前記ノードの処理能力、前記ノードの役割、前記データを転送したノード間の電波強度に基づいて算出される値であることを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記転送処理手段は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする請求項1または2に記載のネットワークシステム。
  4. 無線通信機能を備えた複数のノードから構成され、当該複数のノードを介してデータ通信を行うネットワークシステムのデータ転送方法であって、
    転送対象となるデータを受信した場合に、前記データに格納され、前記データが転送されてきた通信経路の品質に対応する総リンク値を、記憶装置に記憶された前記データを転送したノードの通信品質に対応するリンク値およびノード間の電波強度を基にして補正する総リンク値算出工程と、
    前記総リンク値算出工程によって算出された総リンク値に基づいて前記データを送信先のノードに転送する転送処理工程と、
    を含んだことを特徴とするデータ転送方法。
  5. 前記転送処理工程は、転送対象となるデータの送信元のノードによって設定された閾値と前記総リンク値とを比較して前記総リンク値が閾値以上となるか否かを判定し、判定結果に基づいて前記データを近隣のノードに転送することを特徴とする請求項4に記載のデータ転送方法。
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