JP5028682B2 - 圧縮力計測装置 - Google Patents

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Description

この発明は圧縮力計測装置に関し、特に、可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測する圧縮力計測装置に関する。
可撓性を有する線状体は、体内の管の中へ挿入される線状の医療器具として実用化されている。たとえば、血管、尿管、気管支、消化管あるいはリンパ管などの体内にある管に挿入されるガイドワイヤやカテーテル、また、動脈瘤を塞栓するための塞栓用コイルが先端に付いたワイヤなどが知られている。このような線状体は、体内の管の中へ挿入され、体外からの操作によって目的部位まで誘導される。
線状体が挿入される管は必ずしも直線状ではなく、部分的に屈曲や分岐をしている場合が多い。また、管の径は必ずしも一定ではなく、管自体が細くなっていたり、血管内に生じる血栓などの管内部にある障害物によって管の径が細くなっていたりする場合がある。しかし、従来の線状体では、線状体の進行方向前方の状況を検知する手段がなく、線状体の操作を操作者の勘に頼らざるを得ず、体外からの誘導操作には熟練が必要であった。そこで、線状体の進行方向前方における障害物の存在を検知するため、線状体の先端に圧力センサを設ける方法が考えられた(たとえば特許文献1参照)。
特開平10−263089号公報
しかしながら、細い線状体の先端に圧力センサを設けることは困難である。たとえば脳血管に挿入するガイドワイヤの直径は0.35mm程度であり、このような極細の線状体の先端に小型の圧力センサを設けることは困難である。また、圧力センサの信号を外部に取り出すための信号線を線状体中に挿通することは、さらに困難である。
また、線状体が挿入される管が屈曲している場合や、管の径が細くなっている場合には、線状体の挿入抵抗は、先端の抵抗だけでなく、管との摩擦の影響を受ける。したがって、線状体の先端に設けた圧力センサの検出結果と、操作者の挿入時の力覚とが必ずしも一致しない場合がある。したがって、線状体の先端に圧力センサを設けた場合においても、操作者が外部において指先で把持した線状体の挿入抵抗の力覚情報に基づいて、すなわち操作者の勘に頼って、線状体の操作を実施することになる。また、操作者の力覚は操作者しか知ることができないため、熟練操作者の手技を定量化して経験の少ない操作者へ伝授することは困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、極細の線状体の挿入抵抗を計測することができ、熟練操作者の手技を定量化して経験の少ない操作者へ伝授することが可能な低価格の圧縮力計測装置を提供することである。
この発明に係る圧縮力計測装置は、可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測し、計測値を示す圧縮力信号を出力する計測手段と、圧縮力信号を音声信号に変換し、線状体の映像に同期して映像記録媒体の音声記録部に音声信号を記録するための信号変換手段とを備えたものである。計測手段は、線状体が貫通する貫通孔が形成された本体を含み、線状体に圧縮力が作用するとき、貫通孔の内部において線状体が所定の方向へ湾曲する。計測手段は、さらに、線状体の湾曲の度合いを検出するセンサと、センサの検出結果に基づいて圧縮力信号を生成する信号発生部とを含む。
また好ましくは、音声記録部から再生された音声信号に従って圧縮力の計測値を表示する表示手段が設けられる。
また好ましくは、音声記録部から再生された音声信号に従って、圧縮力の計測値に応じた音声を発生する音声発生手段が設けられる。
また好ましくは、信号変換手段は、圧縮力信号で搬送波を変調して音声信号を生成する変調器を含み、圧縮力計測装置は、さらに、音声記録部から再生された音声信号を復調して圧縮力信号を生成する復調器を備える。
また好ましくは、音声記録部は、ステレオ音声信号のうちの左側音声信号を記録する第1の記録部と、右側音声信号を記録する第2の記録部とを有し、圧縮力信号から生成された音声信号は第1および第2の記録部のうちの一方の記録部に記録され、他方の記録部には線状体の操作中の音声が記録される。
また好ましくは、線状体に予め定められた圧縮力が与えられたときの基準圧縮力信号を生成し、基準圧縮力信号を基準音声信号に変換し、音声記録部から再生された音声信号を圧縮力信号に変換するときの校正信号として基準音声信号を音声記録部に記録する。
また好ましくは、線状体の映像はX線透視画像である。
また好ましくは、圧縮力計測装置は、線状体を体内に挿入する医療機器に組み込まれて使用される。
また好ましくは、医療機器は脳動脈瘤の塞栓手術を行なうものである。
また好ましくは、圧縮力計測装置は、線状体の操作を訓練するための訓練用シミュレータに取り付けられて使用される。
また好ましくは、訓練用シミュレータは脳動脈瘤の塞栓手術の訓練を行なうものである。
この発明に係る圧縮力計測装置では、可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測し、計測値を示す圧縮力信号を出力する計測手段と、圧縮力信号を音声信号に変換し、線状体の映像に同期して映像記録媒体の音声記録部に音声信号を記録するための信号変換手段とが設けられる。計測手段は、線状体が貫通する貫通孔が形成された本体を含み、線状体に圧縮力が作用するとき、貫通孔の内部において線状体が所定の方向へ湾曲し、さらに、線状体の湾曲の度合いを検出するセンサと、センサの検出結果に基づいて圧縮力信号を生成する信号発生部とを含む。したがって、線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測するので、体外で計測することが可能であり、極細の線状体の挿入抵抗を検出することができる。また、線状体の先端に圧力センサを設けた場合に比べ、操作者の挿入時の力覚に近い検出結果を得ることができる。また、圧縮力信号を音声信号に変換し、線状体の映像に同期して記録するので、熟練操作者の手技を定量化して経験の少ない操作者へ伝授することができる。また、映像記録媒体の音声記録部に音声信号を記録するので、容易かつ低コストで記録することができる。
図1は、この発明の一実施の形態による線状体操作記録システムの構成を示すブロック図である。図1において、この線状体操作記録システムは、映像カメラ1、マイク2、圧縮力計測器3、変調器4、映像記録装置5、映像モニタ6、スピーカ7、復調器8、および圧縮力表示装置9を備える。
映像カメラ1は、体内の管に挿入されている線状体の先端部およびその周辺のX線透視画像を撮像する。映像カメラ1で生成された映像信号は、映像記録装置5の画像入力端子に与えられる。マイク2は、線状体を用いた手術中の音声を音声信号に変換する。マイク2で生成された音声信号は、映像記録装置5のステレオ音声入力端子対のうちの一方の端子(図1では左側音声入力端子)に与えられる。圧縮力計測器3は、線状体の長手軸方向の圧縮力を計測し、その計測値を示す圧縮力信号を出力する。
図2は圧縮力計測器3の要部の外観を示す図であり、図3は図2のIII−III線断面図であり、図4は図2のIV−IV線断面図である。図2〜図4において、この圧縮力計測器3は本体10を備え、本体10には可撓性を有する線状体11が挿通される貫通孔12が形成されている。線状体11の一方端が操作者の手で操作され、線状体11の他方端が人体の管に挿入される。
貫通孔12の両端の開口部の各々には、線状体11を挿抜し易くするために、テーパ状の入出力ポート13が形成されている。入出力ポート13の奥の拘束部14では、貫通孔12の直径は線状体11の直径よりもわずかに大きく、たとえば線状体11の直径の105%〜120%である。したがって、線状体11は、拘束部14においては長手軸方向以外の方向に移動することはできない。
本体2は、線状体11に長手軸方向の圧縮力が作用するときに、貫通孔12の内部における線状体11の湾曲方向を規定する。すなわち、貫通孔12は、2つの拘束部14の間で曲がっており、線状体11は一方の壁に沿って曲がりながら貫通孔12を貫通している。また貫通孔12は、2つの拘束部14の間で、線状体11が沿っていない壁側に広がって空間15を形成している。したがって、空間15では、紙面と平行方向への線状体11の動作は貫通孔12によって制限されない。
一方、入出力ポート13および空間15では、紙面と垂直方向の貫通孔12の高さは線状体11の直径よりもわずかに大きく、たとえば線状体11の直径の105%〜120%であり、紙面と垂直方向への線状体11の動作は貫通孔12によって制限されている。すなわち、入出力ポート13および空間15では、線状体11の長手軸方向に垂直な断面における貫通孔3の断面形状は、図4に示すように、長方形状である。このようにして、貫通孔12の内部における線状体11の湾曲方向を規定するとともに、線状体11に長手軸方向の圧縮力が作用したときに線状体11が湾曲する位置を定めている。
図3に示すように、線状体11に長手軸方向の圧縮力Fが作用すると、貫通孔12の内部の空間15において所定の方向へ、すなわち空間15において線状体11が沿っていない壁側へ向かって、線状体11が湾曲する。線状体11の湾曲に伴い、湾曲の山の高さh、すなわち線状体11が沿っていた壁面から線状体11までの距離が増加する。本体10には、湾曲の山の高さhを検出するための光学式のラインセンサ16が埋設されている。
ラインセンサ16は、図5に示すように、線状体11の湾曲の高さhの方向に配列された複数の受光素子16aを有するアレイセンサである。貫通孔12の空間15を介してラインセンサ16の反対側に光源器17が本体10に埋設されている。光源器17は、空間15を介してラインセンサ16に照明光を出射する。
光源器17から出射された照明光は、線状体11のない領域ではラインセンサ16に入射するが、線状体11のある部分では線状体11で遮られてラインセンサ16に入射しない。換言すると、ラインセンサ16に線状体11の影ができる。照明光が入射した受光素子16aでは大きな光電流が発生し、線状体11の影に位置する受光素子16aでは光電流はほとんど発生しない。したがって、各受光素子16aの光電流を検出することにより、線状体11の空間15内の位置すなわち線状体11の湾曲の高さhを求めることができる。
圧縮力計測器3には、さらに、記憶部18および圧縮力信号発生部19が設けられている。記憶部18には、線状体11の湾曲の高さhと圧縮力との相関を示すテーブルが格納されている。圧縮力信号発生部19は、各受光素子16aの光電流を検出することにより、線状体11の湾曲の高さhを求め、記憶部18のテーブルを参照してその高さhに対する圧縮力を求め、その圧縮力を示す圧縮力信号を生成する。
図1に戻って、圧縮力信号は変調器4に与えられる。変調器4は、圧縮力信号を音声信号に変換する。変調器4で生成された音声信号は、映像記録装置5のステレオ音声入力端子対のうちの他方の端子(図1では右側音声入力端子)に与えられる。すなわち、民生用の映像記録装置であるVHSビデオデッキ、DVDレコーダ、HDレコーダなどは、音声信号として20Hzから20kHz程度の周波数の信号を記録できる。また、パソコンもビデオキャプチャーボードなどを使用することにより、映像と音声を同期して記録することができる。
人体の管に挿入される線状体11は、人の管を傷つけないように、ゆっくりと動かされるので、線状体11に作用する圧縮力信号のほとんどは、直流成分であり、周波数の分解能は100Hz程度あれば十分である。したがって、圧縮力信号を音声信号として記録する場合は、図6に示すように、たとえば10kHz程度の搬送波を圧縮力信号で振幅変調して音声信号を生成すればよい。搬送波の周波数が圧縮力信号の周波数分解能より十分に高いので、圧縮力信号を劣化させることなく記録および再生することができる。なお、振幅変調方式以外の変調方式、たとえば周波数変調方式や位相変調方式で変調してもよい。
映像記録装置5は、記録時には、映像カメラ1からの映像信号と、マイク2からの音声信号と、変調器4からの音声信号とを映像記録媒体(たとえば、ビデオテープ、DVD、ハードディスク)に記録する。映像信号は映像記録媒体の映像トラックに記録され、マイク2からの音声信号は映像記録媒体のステレオ音声トラックのうちのたとえば左側音声トラックに記録され、変調器4からの音声信号は映像記録媒体のたとえば右側音声トラックに記録される。これらの音声信号は、映像信号に同期して記録される。
また、映像記録装置5は、再生時には、映像記録媒体に記録された映像信号と音声信号を再生する。再生された映像信号は、画像出力端子を介して映像モニタ6に与えられる。再生されたマイク2の出力音声信号は、たとえば左側音声出力端子を介してスピーカ7に与えられる。再生された変調器4の出力音声信号は、たとえば右側音声出力端子を介して復調器8に与えられる。
映像モニタ6は、映像記録装置5からの映像信号に従って、手術中に撮影されたX線透視画像を表示する。スピーカ7は、再生されたマイク2の出力音声信号を音声に変換する。復調器8は、再生された変調器4の出力音声信号を復調して圧縮力信号を生成する。圧縮力表示装置9は、復調器8で生成された圧縮力信号に従って、映像モニタ6で表示されるX線透視画像に同期して圧縮力の計測値をレベルメータ、グラフなどで表示する。
次に、この線状体操作記録システムの使用方法について簡単に説明する。線状体11の操作の熟練者である医師が線状体11を用いて手術を行なう際、線状体11の先端部およびその周辺のX線透視画像を映像カメラ1で撮影し、手術時の音声をマイク2で捕え、線状体11に作用する圧縮力を圧縮力計測器3で計測する。映像カメラ1の出力映像信号と、マイク2の出力音声信号と、変調器4の出力音声信号とは、映像記録装置5によって映像記録媒体に記録される。
手術の終了後、映像記録媒体に記録された映像信号と音声信号を再生し、線状体11の先端部などのX線透視画像を映像モニタ6に表示し、スピーカ7で手術中の音声を再生し、線状体11の圧縮力を圧縮力表示装置9に表示する。手術を行なった熟練した医師は、それらを用いて経験の浅い医師に手技を教える。
この実施の形態では、線状体11に作用する長手軸方向の圧縮力を計測するので、体外で計測することが可能であり、極細の線状体の挿入抵抗を検出することができる。また、線状体11の先端に圧力センサを設けた場合に比べ、操作者の挿入時の力覚に近い検出結果を得ることができる。また、圧縮力信号を音声信号に変換し、線状体11の映像に同期して記録するので、熟練操作者の手技を定量化して経験の少ない操作者へ伝授することができる。
また、マイク2からの音声信号を映像記録媒体のたとえば左側音声トラックに記録し、圧縮力信号を音声信号に変換して映像記録媒体のたとえば右側音声トラックに記録するので、容易かつ低コストで記録することができる。
なお、この実施の形態では、圧縮力表示装置9によって圧縮力の計測値を視覚化して表示したが、圧縮力の計測値をたとえばスピーカによって聴覚化してもよい。たとえば、圧縮力のレベルに応じて音声を大きくしたり、高くするとよい。
また、線状体11に所定の圧縮力を与えて基準圧縮力信号を生成し、その基準圧縮力信号を基準音声信号に変換し、映像記録媒体の音声トラックから再生された音声信号を圧縮力信号に変換するときの校正信号として基準音声信号を音声トラックに記録してもよい。これにより、より正確な計測値を得ることができる。
また図7は、この線状体操作記録システムを脳動脈瘤の塞栓手術に適用した例を示す図である。この場合の線状体11はカテーテル20を脳動脈瘤に誘導するデリバリーワイヤである。線状体11の先端には、塞栓用の白金コイル21が設けられている。圧縮力計測器3は、医療器具のYコネクタ22内に組み込まれている。Yコネクタ22の出力ポートはカテーテル20に接続され、Yコネクタ22の2つの入力ポートの一方は生理食塩水や薬剤を注入するための液体注入器23に接続され、他方の入力ポートから線状体11が挿入される。
線状体11の先端は、術者24の手元操作により、患者25の血管内を進行し、脳動脈瘤まで誘導される。術者24は、白金コイル21を操作して脳動脈瘤の塞栓手術を行なう。線状体11の先端が血管内を進行して行く様子や塞栓手術の様子のX線透視画像は、X線透視装置26内に設けられた映像カメラ1で撮影され、映像モニタ6に表示されるとともに、映像記録装置5内の映像記録媒体の映像トラックに録画される。また、手術中の音声は、マイク2で捕えられて映像記録媒体の左側音声トラックに録音される。また、Yコネクタ22内の圧縮力計測器3で生成された圧縮力信号は、変調器4で音声信号に変換されて映像記録媒体の右側音声トラックに録音される。
この適用例では、手術中の操作を記録することができ、たとえばベテランの医師の手術を記録することで、手技の分析が可能となり、若手医師の早期育成に役立てることができる。
また図8は、この線状体操作記録システムを、人体を模擬する訓練用シミュレータ30に適用した例を示す図である。図8において、訓練用シミュレータ30は、線状体11が挿入されている人体の管のX線透視画像と同等の模擬透視画像を映像モニタ6に表示する。この場合の線状体11は、カテーテル31を脳動脈瘤に誘導するガイドワイヤである。訓練用シミュレータ30は、挿入された線状体11に対して、挿入抵抗を変化させる。操作時の抵抗力、すなわち圧縮力計測器3によって計測される圧縮力は、シミュレータ30に設けられた圧縮力表示装置9に表示されるとともに、ケーブル32を介してシミュレータ30にも伝えられる。シミュレータ30は、圧縮力の計測値に応じて線状体11の挿入抵抗を変化させる。
訓練している術者33は、映像モニタ6に表示された模擬透視画像と、圧縮力表示装置9にたとえば数字で表示された圧縮力を見ながら線状体11を操作する。操作中の模擬透視画像と圧縮力は映像記録装置5内の映像記録媒体に記録される。この記録は、術者33の訓練や評価に利用される。また、映像記録媒体には、熟練者がシミュレータ30において線状体11を操作したときの模擬透視画像と圧縮力と熟練者の解説とが記録される。経験の浅い術者は、熟練者の操作記録を再生して熟練者の手技を学ぶことができる。この適用例では、熟練操作者の手技を定量化し、経験の少ない操作者へ伝授することができ、経験の少ない操作者の手技を早期に向上させることができる。
なお、図8では、圧縮力計測器3とシミュレータ30が分離されているが、圧縮力計測器3をシミュレータ30内に組み込んでもよい。また、圧縮力表示装置9を除去し、映像モニタ6が模擬透視画像と圧縮力を表示するようにしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の一実施の形態による線状体操作記録システムの構成を示すブロック図である。 図1に示した圧縮力計測器の本体の外観を示す図である。 図2のIII−III線断面図である。 図2のIV−IV線断面図である。 図1に示した圧縮力計測器の構成を示すブロック図である。 図1に示した変調器の動作を説明するための図である。 図1〜図6に示した線状体操作記録システムの適用例を示す図である。 図1〜図6に示した線状体操作記録システムの他の適用例を示す図である。
符号の説明
1 映像カメラ、2 マイク、3 圧縮力計測器、4 変調器、5 映像記録装置、6 映像モニタ、7 スピーカ、8 復調器、9 圧縮力表示装置、10 本体、11 線状体、12 貫通孔、13 入出力ポート、14 拘束部、15 空間、16 ラインセンサ、16a 受光素子、17 光源器、18 記憶部、19 圧縮力信号発生部、20,31 カテーテル、21 白金コイル、22 Yコネクタ、23 液体注入器、24,33 術者、25 患者、26 X線透視装置、30 訓練用シミュレータ、32 ケーブル。

Claims (11)

  1. 可撓性を有する線状体に作用する長手軸方向の圧縮力を計測し、計測値を示す圧縮力信号を出力する計測手段と、
    前記圧縮力信号を音声信号に変換し、前記線状体の映像に同期して映像記録媒体の音声記録部に前記音声信号を記録するための信号変換手段とを備え
    前記計測手段は、
    前記線状体が貫通する貫通孔が形成された本体を含み、
    前記線状体に前記圧縮力が作用するとき、前記貫通孔の内部において前記線状体が所定の方向へ湾曲し、
    さらに、前記線状体の湾曲の度合いを検出するセンサと、
    前記センサの検出結果に基づいて前記圧縮力信号を生成する信号発生部とを含む、圧縮力計測装置。
  2. 前記音声記録部から再生された音声信号に従って前記圧縮力の計測値を表示する表示手段を備えた、請求項1に記載の圧縮力計測装置。
  3. 前記音声記録部から再生された音声信号に従って、前記圧縮力の計測値に応じた音声を発生する音声発生手段を備えた、請求項1または請求項に記載の圧縮力計測装置。
  4. 前記信号変換手段は、前記圧縮力信号で搬送波を変調して前記音声信号を生成する変調器を含み、
    前記圧縮力計測装置は、さらに、前記音声記録部から再生された前記音声信号を復調して前記圧縮力信号を生成する復調器を備える、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  5. 前記音声記録部は、ステレオ音声信号のうちの左側音声信号を記録する第1の記録部と、右側音声信号を記録する第2の記録部とを有し、
    前記圧縮力信号から生成された前記音声信号は前記第1および第2の記録部のうちの一方の記録部に記録され、他方の記録部には前記線状体の操作中の音声が記録される、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  6. 前記線状体に予め定められた圧縮力が与えられたときの基準圧縮力信号を生成し、前記基準圧縮力信号を基準音声信号に変換し、前記音声記録部から再生された音声信号を前記圧縮力信号に変換するときの校正信号として前記基準音声信号を前記音声記録部に記録する、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  7. 前記線状体の映像はX線透視画像である、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  8. 前記圧縮力計測装置は、前記線状体を体内に挿入する医療機器に組み込まれて使用される、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  9. 前記医療機器は脳動脈瘤の塞栓手術を行なうものである、請求項に記載の圧縮力計測装置。
  10. 前記圧縮力計測装置は、前記線状体の操作を訓練するための訓練用シミュレータに取り付けられて使用される、請求項1から請求項までのいずれかに記載の圧縮力計測装置。
  11. 前記訓練用シミュレータは脳動脈瘤の塞栓手術の訓練を行なうものである、請求項10に記載の圧縮力計測装置。
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