JP5026575B2 - ボールスプライン装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多数のボールを介してスプライン軸とスプラインナットとが相対的に直線運動自在に組み合わされ、工作機械や各種産業機械における直線案内部、産業用ロボットにおけるトルク伝達部等に使用されるボールスプライン装置に関する。
従来、この種のボールスプライン装置としては、実開昭61−179414号公報や特開昭58−137616号公報等に開示されるものが知られている。これらのボールスプライン装置は、長手方向に沿って延びる複数条のボール転走溝を備えたスプライン軸と、多数のボールを介して前記スプライン軸に組み付けられると共に、前記ボールの無限循環路を備えたスプラインナットとから構成されており、ボールの無限循環に伴って前記スプラインナットがスプライン軸の周囲をその長手方向に沿って自在に移動し得るように構成されている。
また、スプラインナットに具備されたボールの無限循環路は、ボールがスプラインナットとスプライン軸の間に作用する荷重を負荷しながら転走する負荷通路と、この負荷通路と平行に形成されるボール戻し通路と、これら負荷通路とボール戻し通路とを連結するU字状の方向転換路とから構成されている。そして、負荷通路とボール戻し通路の両端に前記方向転換路を配置することにより、ボールの無限循環路が構成されるようになっている。
スプラインナットそれ自体に前記ボール戻し通路を貫通形成すると、かかるスプラインナットが肉厚となり大径化する傾向にあり、しかもボールの直径が小さい場合にはボール戻し孔の直径も小さなものとなり、このボール戻し孔をスプラインナットに対して直接に貫通形成するのは困難である。このため、前記文献に示されるボールスプライン装置では、円筒状に形成されたスプラインナットの内周面とこれを貫通するスプライン軸との隙間に合成樹脂製の保持器を介装し、かかる保持器とスプラインナットの協働によってボール戻し通路及び方向転換路を形成していた。
実開昭61−179414号公報 特開昭59−155617号公報 特開昭58−137616号公報
しかし、これら文献に開示される従来のボールスプライン装置では、スプライン軸の軸心からボールの負荷通路までの距離が、該軸心からボール戻し通路までの距離と略同じであり、そのためにスプライン軸の軸方向に垂直な断面形状が複雑なものとなっていた。すなわち、軸方向からボールスプライン装置を観察した場合に、前記負荷通路とボール戻し通路がスプライン軸の軸心に対して周方向に並んでいるため、前記保持器をスプライン軸とスプラインナットとの間に収容するには、スプライン軸の周面を削って保持機の収容スペースを設ける必要があり、それ故に従来のスプライン軸は周方向の3箇所に長手方向に沿った突条を有し、この突条の両側面にボール転走溝が形成されていた。
もっとも、このような形状のスプライン軸は最大外径が同一の丸軸よりも断面積が小さいので、ラジアル荷重に対する剛性が小さいものとならざるを得ない。また、そのような形状のスプライン軸を丸軸から形成すると、削り代が大きくなってしまうため、従来は引き抜き加工によってスプライン軸の形状を整え、その後に浸炭焼入れ等の熱処理を行ってからボール転走面の研削加工を行っていたが、熱処理によって発生したスプライン軸の曲げ歪みを矯正する作業が必要となり、加工工程の増加から生産コストが嵩むと共に、一定の加工精度を維持するための管理も煩雑にならざるを得なかった。
また、負荷通路におけるボールとスプライン軸の接触方向はスプライン軸の周方向に対して大きく起立しており、スプライン軸のボール転走溝を転走しているボールを方向転換路内へ円滑に掬い上げてボール戻し孔に誘導するのであれば、ボール戻し孔と負荷通路との位置関係は前記接触方向に近似していることが好ましい。しかし、前述した従来のボールスプライン装置では、スプライン軸の周方向に負荷通路とボール戻し孔が配列されているため、方向転換路はボールをスプライン軸の周方向に沿って誘導しており、負荷通路と方向転換路の接続部分でボールの回転方向が急激に変化せざるを得なかった。このため、方向転換路内におけるボールの挙動が安定せず、例えばスプライン軸を鉛直に立てて使用する場合等に、かかる方向転換路内においてボールが詰まり易く、スプライン軸に対するスプラインナットの移動抵抗が変動し易いといった現象があった。
更に、従来のボールスプライン装置では、方向転換路及びボール戻し孔が合成樹脂製の保持器と金属製のスプラインナットとの協働によって形成されていたため、無負荷状態のボールが方向転換路及びボール戻し孔を転走すると、互いに金属のボールとスプラインナットとが接触して騒音を発生し、特にスプラインナットが高速で往復運動するような使用条件下では、耳障りな高周波音が発生していた。このため、クリーンルーム等の密閉された空間での使用や、医療機器等への使用に適さないといった問題点もあった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、スプラインナットを大径化することなしにスプライン軸の剛性を高めることができると共に、かかるスプライン軸を安価に且つ高精度に生産することが可能であり、しかも無限循環路内におけるボールの循環を円滑化することで、スプラインナットの移動抵抗の変動を可及的に小さくすることが可能なボールスプライン装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ボールが無限循環路内を高速で転走した場合の騒音の発生を抑え、クリーンルーム等の密閉された空間での使用や、医療機器等への使用に適したボールスプライン装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明のボールスプライン装置は、軸方向に沿って複数のボール転走溝が形成されたスプライン軸と、無限循環する多数のボールを介してこのスプライン軸に組付けられ、前記スプライン軸に沿って往復運動自在なスプラインナットとから構成され、更に、前記スプラインナットは、金属製の円筒状ナット本体と、このナット本体の内周面に組付けれ、前記ボール無限循環路の一部を構成する複数のインナプレートと、前記ナット本体の軸方向の両端に装着され、前記インナプレートと相まって前記ボールの無限循環路を形成する合成樹脂製エンドキャップとから構成されている。前記ナット本体の内周面には、該内周面を周方向に均等に分断するように負荷ベース部が突出形成されると共に、これら負荷ベース部の間には前記インナプレートを収容するプレート収容部が形成され、更に、前記負荷ベース部にはスプライン軸のボール転走溝に対向してボールの負荷通路を構成するボール転走溝が形成され、前記インナプレートにはボール転走溝と平行にボール戻し孔が貫通形成され、前記エンドキャップには前記負荷通路とインナプレートのボール戻し孔とを連結してボールの無限循環路を完成させるU字状の方向転換路が形成されている。
このような技術的手段によれば、ナット本体の内周面に負荷ベース部を突出形成する一方、互いに隣接する負荷ベース部の間にインナプレートの収容部を形成した。また、負荷ベース部にはボールが転走するボール転走溝を形成する一方、インナプレートにはボール戻し孔を貫通形成した。このため、ボール戻し孔はスプライン軸の半径方向に関してボールの負荷通路よりも外側に位置しており、かかるボール戻し孔の形成位置はスプライン軸の外径と干渉する位置にない。従って、スプライン軸はその断面が円形状に近くなるように形成することができ、軸の断面積を従来よりも大きくすることかできるので、スプライン軸の剛性を高めることができる。
また、スプライン軸の断面形状をより円形に近づけることができるので、かかるスプライン軸の製作にあたっては、丸軸に対してボール転走溝及びその周辺のみを研削加工すれば足り、センタレス研削によって生産された熱処理済の安価な丸軸を利用しつつ、高精度に加工されたスプライン軸を製作することが可能となる。
また、ボール戻し孔がボールの負荷通路よりも半径方向の外側に位置しているので、これらボール戻し通路と負荷通路との位置関係はスプライン軸に対するボールの接触方向により近似したものとなり、負荷通路とボール戻し孔との間におけるボールの循環を円滑化することが可能となる。
また更に、ボールの無限循環路を構成する負荷通路、方向転換路及びボール戻し孔のうち、ボール戻し孔はインナプレートに貫通形成されると共に、方向転換路もエンドキャップによって形成されており、仮にこれらインナプレート及びエンドキャップを合成樹脂により製作すれば、負荷通路以外は総て合成樹脂によってボールの無限循環路が形成されていることになる。このため、ボールの循環の円滑化とも相まって、ボールの循環に伴って生じる騒音を低減化することができるものである。加えて、前後して走行するボールの間に合成樹脂製のスペーサを介装すれば、更なる騒音の低減化を図ることもできる。
本発明を適用したボールスプライン装置の実施形態を示す斜視図である。 図1に示すボールスプライン装置の正面断面図である。 スプラインナットの分解斜視図である。 スプライン軸の正面断面図である。 スプラインナットを構成するナット本体を示す正面図である。 スプラインナットを構成するインナプレートを示す図であり、分図(a)は平面図、分図(b)は分図(a)のb矢視図、分図(c)は分図(a)のc−c線断面図、分図(d)は位置決めフランジの詳細を示す拡大図、分図 (e)は分図(d)のe−e線断面図である。 スプラインナットを構成するエンドキャップを示す図であり、分図(a)は内側面を示す背面図、分図(b)は側面図である。 エンドキャップの方向転換路とインナプレートのリターンピースの嵌合状態を示す分解図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明のボールスプライン装置を詳細に説明する。
図1及び図2は本発明を適用したボールスプライン装置の実施形態を示すものである。このボールスプラインは、長手方向に沿って複数条のボール転走面10が形成されたスプライン軸1と、このスプライン軸1が貫通する中空孔を有して略円筒形状に形成されると共に多数のボール3を介して前記スプライン軸1に組付けられたスプラインナット2とから構成されている。前記スプラインナット2はボール3の無限循環路30を複数備えており、前記スプライン軸1のボール転走面10を転走したボール3がスプラインナット2に具備された無限循環路30を循環することにより、かかるスプラインナット2がスプライン軸1に沿って自在に直線往復運動することが可能となっている。
図4に示すように、前記スプライン軸1は軸方向に垂直な断面が略円形状に形成されると共に、その外周面には長手方向に沿った6条のボール転走溝10が形成されている。これらボール転走溝10は2条のボール転走溝10a,10bが1組となって3組形成されており、3組のボール転走溝がスプライン軸1の周面を3等分するように設けられている。ボール転走溝10aとボール転走溝10bはスプライン軸1の周面に対する形成方向が異なっており、ボール転走溝10aは軸の周面に対して右回り方向に傾斜して形成される一方、ボール転走溝10bは左回り方向に傾斜して形成されている。また、1組となった2条のボール転走溝10a,10bの外側には、これらボール転走溝に隣接して平坦なボール逃げ面11a,11bが形成されている。このボール逃げ面11a,11bはスプラインナット2に具備されたボール無限循環路30と該スプライン軸1が干渉するのを防止するために形成されている。
このようにボール転走溝10a,10b及びボール逃げ面11a,11bが形成された結果として、スプライン軸1はその外周面にあたかも3条の突部12が形成されたかのような断面形状をなしているが、互いに隣接するボール逃げ面11a,11bに挟まれた基準外径部13と前記突部12の外径は同一であり、突部12が基準外径部13よりも外側に突設されたものではない。従って、このスプライン軸1はその断面が極めて円形に近く、ボール転走溝10a,10bやボール逃げ面11a,11bを形成する際の削り代が小さいことから、丸軸の周面に対して前記ボール転走溝10a,10b及びボール逃げ面11a,11bを直接研削加工して形成することができる。ボール転走溝10a,10b及びボール逃げ面11a,11bの研削加工には総型砥石が用いられる。素材の丸軸としては、熱処理がなされセンタレス研削されたものを使用することができ、かかる丸軸に研削加工で直接ボール転走溝10a,10bを形成することから、極めて真直度に優れた高精度のスプライン軸1を製作することができるものである。
一方、前記スプラインナット2は、図3に示すように、中空孔40を有して円筒状に形成された金属製のナット本体4と、このナット本体4の中空孔40の内周面に装着される3枚の合成樹脂製インナプレート5と、前記ナット本体4の中空孔40の両端部に嵌合する一対の合成樹脂製エンドキャップ6とから構成されている。このスプラインナット2の組立は、先ずは3枚のインナプレート5をナット本体4の中空孔40の所定の位置に嵌め込み、この後に前記エンドキャップ6をナット本体4の両側から中空孔40内に嵌合させて行われるが、エンドキャップ6を嵌合させた際にナット本体4、インナプレート5及びエンドキャップ6の三者間における位置決めがなされると共に、インナプレート5のナット本体4に対する固定がなされ、スプラインナット2の組立が完了するようになっている。
図5は前記ナット本体4を軸方向から観察した正面図である。このナット本体4の中空孔40の内周面には3つの負荷ベース部41が突出形成されており、これらの負荷ベース部41はナット本体4の内周面を3等分する位置に設けられている。中空孔40の中心に向けて突出した各負荷ベース部41の先端面42は緩やかな円弧状をなしており、この先端面42にはスプライン軸1に形成された1組のボール転走溝10a,10bに対向するボール転走溝42a,42bが形成されている。スプライン軸1にスプラインナット2が組付けられた状態では、スプライン軸1のボール転走溝10aと負荷ベース部41のボール転走溝42aとが、スプライン軸1のボール転走溝10bと負荷ベース部41のボール転走溝42bとが夫々対向し、ボール3が荷重を負荷しながら転走する2条の負荷通路31が形成されるようになっている。尚、図3から把握されるように、中空孔40の軸方向の両端には前記エンドキャップ6を嵌合させるための一対の大内径部43が形成されており、前記負荷ベース部41はこれら大内径部43の間においてのみ中空孔40の内周面に形成されている。
また、前記中空孔40の内周面において、互いに隣接する負荷ベース部41の間には、前記インナプレート5を収容するためのプレート収容部44が形成されている。一対の負荷ベース部41に挟まれるようにして形成されたこのプレート収容部44の深さdはボール3の直径よりも深く設定されており、ボール直径dよりも厚く形成されたインナプレート5を前記プレート収容溝44に嵌合させても、該インナプレート5とスプライン軸1との干渉を防止できるようになっている。尚、各プレート収容部44にはナット本体4を貫通するようにして潤滑油の供給孔45が開設されている。
更に、前記負荷ベース部41の軸方向の両端面には、前記エンドキャップ6及びインナプレート5を位置決めするためのプレート基準孔46が一対ずつ形成されている。これらのプレート基準孔46は負荷ベース部41の各ボール転走溝42a,42bの近傍に形成されており、各ボール転走溝42a,42bに対してインナプレート5及びエンドキャップ6を高精度で位置決めできるように配慮されている。
一方、図6は前記インナプレート5を示すものである。このインナプレート5は、前記ナット本体4のプレート収容溝44に嵌合するプレート本体50と、このプレート本体50の軸方向の両端に設けられた位置決めフランジ51とを具備している。図6(c)に断面図を示すように、前記プレート本体50はナット本体4のプレート収容部44と略同一の断面形状に形成されており、このプレート本体50には無限循環路30の一部を構成するボール戻し孔52が長手方向に沿って貫通形成されている。かかるボール戻し孔52は、プレート収容溝44の左右に隣接する負荷ベース部41のボール転走溝42a,42bに対応し、2条が貫通形成されている。前述の如くプレート収容部44の深さdはボール3の直径よりも大きく形成されていることから、このようにボール戻し孔52を貫通形成したプレート本体50であっても、ナット本体4のプレート収容溝44から突出することなく、かかるプレート収容溝44内に収めることができるようになっている。
また、前記位置決めフランジ51はプレート本体50の左右両側からナット本体4の周方向に沿うようにして張り出しており、インナプレート5をナット本体4のプレート収容溝44に嵌合させた際に、かかる位置決めフランジ51がナット本体4の負荷ベース部41の軸方向の両端面に重なるように構成されている。また、各位置決めフランジ51には負荷ベース部41のプレート基準孔46に重なる位置決め孔53が形成されており、これら孔46,53に対してエンドキャップ6側からピンを嵌合させることにより、インナプレート5がナット本体4の位置決め孔53を基準としてプレート収容溝44内で位置決めされるようになっている。
前記位置決めフランジ51の端部にはボール3の負荷通路31の入り口及び出口に対応した半円状の切欠き部55が形成されており、更にこの切欠き部55とボール戻し孔52の間における位置決めフランジ51の表面には半円状のリターンピース54が突出している。このリターンピース54は負荷通路31とボール戻し孔52との間で往来するボール3を誘導するものであり、その周面には断面が半円状に切り欠かれたボール案内溝56が形成されている。
更に、このインナプレート5のプレート本体50にはナット本体4の内周面と対向するようにして潤滑油の供給溝57が形成されている。この供給溝57はナット本体4に貫通形成された供給孔45と重なった位置から四方に向けて伸びており、最終的にはプレート本体50に形成されたボール戻し孔52と連通している。従って、ナット本体4の外側から供給孔45に対して潤滑油を注油すると、かかる潤滑油がインナプレート5の供給溝57を経由してボール戻し孔52に達し、ボール戻し孔52を転走するボール3に潤滑油が供給されることになる。
この実施例において、前記インナプレート5は合成樹脂製であるが、アルミ合金を用いて形成しても良い。合成樹脂製のインナプレート5の場合、前記ボール戻し孔52はドリル加工により形成され、アルミ合金製のインナプレート5の場合、前記ボール戻し孔52はドリル加工やワイヤーカット加工により形成される。
一方、インナプレート5がスプライン軸1の軸方向沿って長尺化すると、ドリル先端部の振れや、ワイヤーの撓み等に伴う加工誤差が無視できない大きさとなる。従って、インナプレート5の大きさによっては、図6(a)中に破線pで示す位置において、かかるインナプレート5を一対の半体に2分割して製作するのが好ましい。このように2分割にされた一対の半体を組み合わせてインナプレート5を製作すれば、インナプレート5が長尺化した場合であっても、これを精度良く形成することができる。また、四方に延びる潤滑油の供給溝57の中央と分割面pを合致させているので、かかる供給溝57がインナプレート5を構成する一対の半体の合わせ目を示すマークとして機能し、インナプレート5の組み立て間違いを防止することが可能となる。
次に、図7は前記ナット本体4の軸方向の両端に形成された大内径部43に嵌合するエンドキャップ6を示すものである。このエンドキャップ6は前記スプライン軸1が僅かな隙間を介して貫通する中空孔60を有してリング状に形成されており、ナット本体4の中空孔40に面した内側面には前記負荷通路31とインナプレート5のボール戻し孔52とを連結する方向転換路61が形成されている。この方向転換路61は、図8に示すように、その断面が略U字状に形成されており、前記インナプレート5の位置決めフランジ51に突出形成したリターンピース54が嵌合するように構成されている。
そして、エンドキャップ6をナット本体4の大内径部43に嵌合させると、前記リターンピース54が方向転換路61に嵌合して、ボール3の直径よりも僅かに大きな内径の通路、すなわちU字状の方向転換路61が完成し、この方向転換路61によってボール3の負荷通路31とボール戻し孔52とが連通連結される。つまり、ナット本体4に対して前記インナプレート5及びエンドキャップ6を装着することにより、ボール3が循環する無限循環路30が完成するようになっている。
また、前記エンドキャップ6にはナット本体4の負荷ベース部41に形成されたプレート基準孔46に嵌合するスタッド62が立設されている。このスタッド62はインナプレート5の位置決めフランジ51に形成された位置決め孔53を貫通して、前記プレート基準孔46に嵌合するように構成されている。すなわち、エンドキャップ6のスタッド62をナット本体4のプレート基準孔46に嵌合させることによって、エンドキャップ6の方向転換路61、インナプレート5のボール戻し孔52、ナット本体4のボール転走溝42a,42bの三者間の位置決めが同時に行われるようになっており、これによって負荷通路→方向転換路→ボール戻し孔→方向転換路→負荷通路の間断のない連続性が確保され、無限循環路30内におけるボール3の円滑な循環が達成されるようになっている。
更に、図2に示すボールスプライン装置の断面図から明らかなように、前記方向転換路61はボール3の負荷通路31とボール戻し孔52を最短距離で連結しており、換言すれば方向転換路61は負荷通路31とボール戻し孔52とを含む特定平面内に位置しており、例えば負荷通路31から方向転換路61内に導入したボール3を転走方向を変化させることなくそのままボール戻し通路52へ送り込むように構成されている。このため、無限循環路30内におけるボール3の循環に対して作用する抵抗を小さく抑えることができ、この点においてもボール3の循環の円滑化が図られている。
ボールはこのようにして構成された無限循環路30の内部に配列されるのだが、無限循環路30内を前後して転走するボール3の間には合成樹脂製のスペーサ32が介装されている。各スペーサは直径がボール3の直径よりも小さな略円盤状に形成されると共に、その表裏両面にはボール3の球面に略合致した凹球面が形成されており、各ボール3はこのスペーサの凹球面と摺接しながらボール転走溝を転走する。このように互いに隣接するボール3の間にスペーサを介装したことにより、ボール同士の接触が防止されると共にボールの表面に潤滑油膜が形成され易くなり、無限循環路30内におけるボール3の循環が円滑化して、スプライン軸に対するスプラインナットの移動に対して作用する抵抗の変動を可及的に小さくすることができる。
また、ボールの無限循環路は該ボールが荷重を負荷しながら転走する負荷通路以外、すなわちボール戻し孔と方向転換路は合成樹脂製のインナプレート及びエンドキャップによって形成されており、しかもボールの間には前述のように合成樹脂製スペーサが介装されているので、ボールが無負荷状態で転走する際に金属接触が生じることはなく、ボールの循環によって生じる騒音を低減化することができる他、金属摩耗による発塵を低減化することが可能となるものである。これにより本発明のボールスプライン装置は、例えばクリーンルーム等の密閉された環境下における計測機器や各種自動組立器への使用や、医療機器等への使用に適したものとなっている。
そして、以上のように構成された本発明のボールスプライン装置によれば、ボール戻し孔52はスプライン軸1の半径方向に関してボール3の負荷通路31よりも外側に位置しており、かかるボール戻し孔52の形成位置はスプライン軸1の外径と干渉する位置にない。これにより、スプライン軸1はその断面を円形状に近くなるように形成することができるので、軸の断面積を従来よりも大きくすることかでき、スプライン軸1の剛性を高めることが可能となる。
また、前述したように、スプライン軸1の断面形状をより円形に近づけることができるので、かかるスプライン軸1の製作にあたっては、丸軸に対してボール転走溝10a,10b及びその周辺のみを研削加工すれば足り、センタレス研削によって生産された安価な丸軸を利用しつつ、真直度に優れ、しかもボール転走溝10a,10bが高精度に加工されたスプライン軸を得ることができる。
更に、ボール戻し孔52がボール3の負荷通路31よりも半径方向外側に位置しているので、これらボール戻し孔52と負荷通路との位置関係はスプライン軸1に対するボール3の接触方向により近似したものとなり、負荷通路31とボール戻し孔52との間におけるボール3の循環を円滑化することが可能となる。
1…スプライン軸、2…スプラインナット、3…ボール、4…ナット本体、5…インナプレート、6…エンドキャップ、10a,10b…ボール転走溝(スプライン軸)、30…無限循環路、31…負荷通路、41…負荷ベース部、42a,42b…ボール転走溝(ナット本体)、44…プレート収容部、52…ボール戻し孔、54…リターンピース、61…方向転換路

Claims (5)

  1. 軸方向に沿って複数のボール転走溝が形成されたスプライン軸と、このスプライン軸の最大外径よりも僅かに大きな内径で形成された該スプライン軸が貫通する貫通孔を有して円筒状に形成されると共に、無限循環する多数のボールを介して前記スプライン軸に組付けられたスプラインナットとから構成され、
    前記スプライン軸は、両側面に前記ボール転走溝が形成された複数の突部を有し、
    前記スプラインナットは、
    内周面の前記スプライン軸の突部に対向する位置に複数の負荷ベース部が突出形成され、この負荷ベース部には前記各突部のボール転走溝に対向してボール負荷通路を構成するボール転走溝が形成され、更に、互いに隣接する負荷ベース部の間にプレート収容部が形成されたナット本体と、
    このナット本体に形成されたプレート収容部に収容されると共に前記ボール転走溝と平行に形成されるボール戻し孔が設けられた複数のインナプレートと、
    前記ナット本体の軸方向両端に装着され、前記負荷通路とインナプレートのボール戻し孔とを連結してボールの無限循環路を完成させる方向転換路が形成されたエンドキャップと、
    から構成されていることを特徴とするボールスプライン装置。
  2. 前記インナプレートには、前記方向転換路の内周側案内面を形成するリターンピースが突出していることを特徴とする請求項1記載のボールスプライン装置。
  3. 前記負荷ベース部の両端面にはプレート基準孔が形成される一方、前記インナプレートの軸方向の両端には前記負荷ベース部の前後両端面に重なり合う位置決めフランジが形成され、前記エンドキャップにはインナプレートの位置決めフランジを貫通して負荷ベース部のプレート基準孔に嵌合するスタッドが形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のボールスプライン装置。
  4. 前記インナプレート及びエンドキャップは合成樹脂製であることを特徴とする請求項1記載のボールスプライン装置。
  5. 無限循環路内を前後して転走するボールの間には合成樹脂製のスペーサが介装されていることを特徴とする請求項1記載のボールスプライン装置。
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