JP2021095924A - ボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法 - Google Patents

ボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ナットの強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝を形成できるボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法を提供すること。【解決手段】ボールねじのナットは、円筒状の本体部と、本体部の内周面に配置されるねじ溝と、本体部の内周面に配置され且つねじ溝よりも深いボール循環溝と、本体部の外周面に配置される凸部と、を備え、ボール循環溝は、凸部の裏に配置され、本体部の周方向における凸部の長さは、本体部の軸方向における凸部の長さよりも小さい。【選択図】図6

Description

本発明は、ボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法に関する。
回転運動を直進運動に変換する装置としてボールねじが知られている。ボールねじは、ねじ軸と、ナットと、複数のボールと、を備える。ボールねじのナットの一例として、ボールをボール転動路の一端から他端に導くための経路であるボール循環溝(凹部)を備えるナットが知られている。ボール循環溝は、例えば、外周面に突起を備える凸型をナットの内周面に押し付けることによって形成される。特許文献1には、このようなナットの製造方法の一例が記載されている。
特開2014−62570号公報
ところで、ナットのボール循環溝に対応する部分の肉厚が小さい場合、ナットの強度を高くすることが難しい。一方で、特許文献1に記載されるように、ナットの外周面に設けられた環状の部材(段付き円筒部)に対応する部分にボール循環溝を形成することは、容易ではない。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、ナットの強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝を形成できるボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のボールねじのナットは、円筒状の本体部と、前記本体部の内周面に配置されるねじ溝と、前記本体部の内周面に配置され且つ前記ねじ溝よりも深いボール循環溝と、前記本体部の外周面に配置される凸部と、を備え、前記ボール循環溝は、前記凸部の裏に配置され、前記本体部の周方向における前記凸部の長さは、前記本体部の軸方向における前記凸部の長さよりも小さい。
ボール循環溝が凸部の裏に配置されることによって、ナットのボール循環溝の周辺部分における肉厚が大きくなる。すなわち、ボール循環溝の表面からナットの外周面までの距離が大きくなる。このため、ナットのボール循環溝の周辺部分の強度が向上する。その結果、ナットに対して熱処理(焼入れ及び焼き戻し)が行われる時に、ナットに変形及び割れなどが生じる可能性が低減する。また、周方向における凸部の長さが軸方向における凸部の長さよりも小さいことによって、ボール循環溝が凸部の裏に配置されていても、鍛造加工でボール循環溝を容易に形成できる。よって、ボールねじのナットは、ナットの強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝を形成できる。
上記のボールねじのナットの望ましい態様として、前記ボール循環溝の底は、前記本体部の径方向において前記本体部の外周面よりも外側に配置される。
これにより、ボールねじのナットは、ナットのボール循環溝の周辺部分における肉厚を大きくでき、且つ小型化できる。
上記のボールねじのナットの望ましい態様として、前記周方向における前記凸部の長さは、前記周方向における前記ボール循環溝の長さよりも小さい。
これにより、ボール循環溝が凸部の裏に配置されていても、鍛造加工によるボール循環溝の形成がより容易になる。ボールねじのナットは、より容易にボール循環溝を形成できる。
上記のボールねじのナットの望ましい態様として、前記凸部は、表面に加工痕を備える。
ボール循環溝を形成する前に凸部に切欠きを設けることによって、ボール循環溝の形成がより容易となる。加工痕は、切欠きが形成されることによって凸部の表面に残る痕である。
上記の目的を達成するため、本開示の一態様のボールねじのナットの製造方法は、円筒状の本体部の外周面に、前記本体部の周方向における長さが前記本体部の軸方向における長さよりも小さい凸部を形成する凸部形成工程と、前記凸部の裏面に凸型を押し付けてボール循環溝を形成する鍛造工程と、を備える。
ボール循環溝が凸部の裏に配置されることによって、ナットのボール循環溝の周辺部分における肉厚が大きくなる。すなわち、ボール循環溝の表面からナットの外周面までの距離が大きくなる。このため、ナットのボール循環溝の周辺部分の強度が向上する。その結果、ナットに対して熱処理(焼入れ及び焼き戻し)が行われる時に、ナットに変形及び割れなどが生じる可能性が低減する。また、周方向における凸部の長さが軸方向における凸部の長さよりも小さいことによって、凸部の裏面に凸型を押し付けてボール循環溝を形成する場合でも、ボール循環溝を容易に形成できる。よって、本開示のボールねじのナットの製造方法は、ナットの強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝を形成できる。
上記のボールねじのナットの製造方法の望ましい態様として、前記凸部形成工程の後であり前記鍛造工程の前に、前記凸部の一部を切削する切削工程を備える。
ボール循環溝を形成する前に凸部の一部を切削することによって、ボール循環溝の形成がより容易となる。本開示のボールねじのナットの製造方法は、より容易にボール循環溝を形成できる。
本開示のボールねじのナット及びボールねじのナットの製造方法よれば、ナットの強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝を形成できる。
図1は、実施形態のボールねじの断面図である。 図2は、実施形態のナットの斜視図である。 図3は、実施形態のナットの斜視図である。 図4は、実施形態のナットの正面図である。 図5は、図1のA−A断面図である。 図6は、実施形態のナットの一部を示す斜視図である。 図7は、実施形態のナットの製造方法を示すフローチャートである。 図8は、実施形態のナットの製造方法を説明するための模式図である。 図9は、実施形態のナットの製造方法を説明するための模式図である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、下記実施形態において、前述したものと同様の構成要素には同一の符号を付して、重複する説明は適宜省略することがある。
(実施形態)
図1は、実施形態のボールねじの断面図である。図2は、実施形態のナットの斜視図である。図3は、実施形態のナットの斜視図である。図4は、実施形態のナットの正面図である図5は、図1のA−A断面図である。図6は、実施形態のナットの一部を示す斜視図である。本実施形態のボールねじ10は、回転運動を直進運動に変換する装置である。ボールねじ10は、例えば、自動車若しくは二輪車等の車両、又は船舶等に設けられる電動アクチュエータ等に用いられる。ボールねじ10は、上述した電動アクチュエータに限らず、様々な装置に適用される。
図1に示すように、ボールねじ10は、ねじ軸40と、ナット20と、ボール60と、を備える。ねじ軸40は、外周面にねじ溝43を備える。ねじ溝43は、螺旋状の溝である。ねじ軸40は、ナット20を貫通する。ナット20は、内周面にねじ溝23を備える。ねじ溝23は、螺旋状の溝である。ねじ溝43とねじ溝23との間には、複数の転動路11が形成される。1つの転動路11は、ねじ溝43の外周を約1周する。ボール60は、複数の転動路11のそれぞれに配置される。
図2に示すように、ナット20は、本体部21と、ねじ溝23と、ボール循環溝25と、凸部27と、を備える。本体部21は、円筒状の部材である。ねじ溝23は、本体部21の内周面に配置される。
以下の説明において、本体部21の軸方向(ねじ軸40及びナット20の軸方向)は、単に軸方向と記載される。本体部21の径方向(本体部21の軸方向に対する直交方向)は、単に径方向と記載される。本体部21の周方向(ねじ軸40及びナット20の回転軸Zを中心とした円に沿う方向)は、単に周方向と記載される。
図5に示すように、ボール循環溝25は、本体部21の内周面に配置される。ボール循環溝25は、ねじ溝23よりも深い溝である。ボール循環溝25は、本体部21の内周面に設けられる略S字状の溝である。ボール循環溝25は、1つの転動路11の一端と他端とを繋ぐ溝である。ボール循環溝25は、ボール60を1つの転動路11の一端から他端へ戻す。ねじ軸40又はナット20が回転すると、ボール60は、ボール循環溝25によって、1つの転動路11の中で無限循環する。
本実施形態において、ナット20が備えるボール循環溝25の数は、4つである。図4に示すように、4つのボール循環溝25は、周方向において異なる位置に配置される。軸方向から見た場合、4つのボール循環溝25は、周方向において等間隔に配置される。
凸部27は、本体部21の外周面に配置される。凸部27は、本体部21の外周面から径方向の外側へ隆起した突起である。図3に示すように、周方向における凸部27の長さP1は、軸方向における凸部27の長さP2よりも小さい。本実施形態において、凸部27は、本体部21の全長(ナット20の全長)に亘って設けられる。凸部27の端面は、本体部21の端面と同一平面上に配置される。凸部27は、キーと呼ばれることもある部材である。
凸部27は、例えば、ナット20の周り止めのための部材、又はナット20の軸方向の移動を案内するガイド部材として用いられる。凸部27は、ナット20を支持する部材に設けられる凹部又は案内溝などに嵌まるように配置される。例えば、凸部27の側面(周方向に向いた面)が案内溝に接することで、ナット20の回転が止められ、且つナット20が軸方向に案内される。
本実施形態において、ナット20が備える凸部27の数は、4つである。図4に示すように、4つの凸部27は、周方向において異なる位置に配置される。軸方向から見た場合、4つの凸部27は、周方向において等間隔に配置される。
図4に示すように、ボール循環溝25は、凸部27の裏に配置される。径方向から見た場合、ボール循環溝25は、凸部27と重なる。周方向における凸部27の長さP1は、周方向におけるボール循環溝25の長さP3よりも小さい。ボール循環溝25の底251は、径方向において本体部21の外周面よりも外側に配置される。すなわち、図4に示すように、距離L2が、距離L1よりも大きく距離L3よりも小さい。距離L1は、回転軸Zから本体部21の外周面までの距離である。距離L2は、回転軸Zからボール循環溝25の底251までの距離である。距離L3は、回転軸Zから凸部27の表面までの最大距離である。底251は、ボール循環溝25のうち周方向の中央に配置される。ボール循環溝25の深さは、周方向の中央で最大となる。底251は、凸部27のうち肉厚が最大の部分の裏に配置される。径方向から見た場合、底251は、凸部27のうち肉厚が最大の部分と重なる。
図7は、実施形態のナットの製造方法を示すフローチャートである。図8は、実施形態のナットの製造方法を説明するための模式図である。図9は、実施形態のナットの製造方法を説明するための模式図である。
図7に示すように、本実施形態のナット20の製造方法は、凸部形成工程S1を備える。凸部形成工程S1において、例えば円筒状の本体部21に対する鍛造加工によって、凸部27が形成される。凸部形成工程S1において、本体部21の外周面に4つの凸部27が形成される。なお、凸部形成工程S1において、凸部27は、必ずしも鍛造加工によって形成されなくてもよい。例えば、凸部27は、本体部21よりも大きい円筒状の部材を切削することによって形成されてもよい。
本実施形態のナット20の製造方法は、凸部形成工程S1の後に、切削工程S3を備える。切削工程S3において、凸部27の一部が切削される。凸部27を切削することによって、図8に示す切欠き28が形成される。切欠き28は、本体部21の内周面のうちボール循環溝25が形成される部分の裏面に配置される。径方向から見た場合、切欠き28は、本体部21の内周面のうちボール循環溝25が形成される部分と重なる。
本実施形態のナット20の製造方法は、切削工程S3の後に、鍛造工程S5を備える。鍛造工程S5において、本体部21の内周面にボール循環溝25が形成される。鍛造工程S5においては、図8及び図9に示すように、拘束型81、下型83、上型85、ケース91、工具93、及び凸型95が用いられる。
図8に示すように、拘束型81は、本体部21及び凸部27の外周面を覆うように配置される。拘束型81は、本体部21及び凸部27の外周面を拘束する。下型83は、ナット20の一方の端面を覆うように配置される。下型83は、本体部21及び凸部27の下端面を拘束する。上型85は、本体部21及び凸部27の他方の端面を覆うように配置される。上型85は、本体部21及び凸部27の上端面を拘束する。
図8に示すように、ケース91は、本体部21の内側に配置される。ケース91は、円筒状であって、縦穴911と、横穴913と、を備える。縦穴911は、ケース91の一方の端面から他方の端面に亘って貫通する穴である。横穴913は、ケース91の外周面と内周面とを繋ぐ穴である。図9に示すように、工具93は、棒状の部材であって、例えばマンドレルである。工具93は、縦穴911に挿入される。工具93は、縦穴911に挿入される方の端部に斜面939を備える。
図8に示すように、凸型95は、本体部21の内側に配置される。凸型95は、ケース91の横穴913に配置される。凸型95は、横穴913の内壁に沿って、径方向にスライドできる。凸型95は、突起953と、斜面959と、を備える。突起953は、ボール循環溝25に対応する形状を有する。突起953は、略S字状である。斜面959は、突起953の裏側に配置される。
図9に示すように、鍛造工程S5において、工具93がケース91の縦穴911に挿入される。その後、工具93が軸方向に移動させられる。工具93の斜面939が凸型95の斜面959に接することによって、凸型95が径方向に移動する。凸型95の突起953が本体部21の内周面に押し付けられることによって、内周面が塑性変形する。これにより、内周面にボール循環溝25が形成される。4つのボール循環溝25が、1つずつ順番に形成される。
図9に示すように、ボール循環溝25の形成に伴って、凸部27の一部が変形する。具体的には、凸部27のうち切欠き28の底面が変形する。切欠き28の深さは、ボール循環溝25に伴って形成される切欠き28の底面の隆起部の高さよりも大きい。すなわち、ボール循環溝25に伴って形成される切欠き28の底面の隆起部は、凸部27の外周面を超えない。これにより、例えばナット20を支持する部材に設けられる案内溝に凸部27が案内される場合に、ナット20は、案内溝に対して滑らかにスライドできる。すなわち、ボール循環溝25の裏側に形成される隆起部が、案内溝に引っ掛かりにくくなる。
鍛造工程S5によって、凸部27の裏面にボール循環溝25を備えるナット20が製造される。製造されたナット20において、凸部27は、加工痕271を備える。加工痕271は、切削工程S3において切欠き28が形成されることによって凸部27の表面に残る痕である。加工痕271は、切削工程S3において凸部27に形成される切削痕であるともいえる。加工痕271は、鍛造工程S5によって変形するが、鍛造工程S5の後においても凸部27の表面に残っている。
ナット20を製造した後、ボールねじ10が製造される。ナット20を製造した後に、ナット20、ねじ軸40及びボール60を組み立てられる。すなわち、本実施形態のボールねじ10の製造方法は、ナット20を製造した後に、ナット20、ねじ軸40及びボール60を組み立てる組立工程を備える。
なお、ナット20において、凸部27は、必ずしも本体部21の軸方向の全長に設けられなくてもよい。凸部27は、本体部21の軸方向の全長のうち一部のみに設けられていてもよい。凸部27の数は、必ずしも4つでなくてもよく、特に限定されない。ナット20は、少なくとも1つの凸部27を備えていればよい。ボール循環溝25の数は、必ずしも4つでなくてもよく、特に限定されない。ナット20は、少なくとも1つのボール循環溝25を備えていればよい。
ナット20が複数のボール循環溝25を備える場合、ボール循環溝25は、軸方向から見た場合に周方向で等間隔に配置されること望ましい。ボール循環溝25にあるボール60は、負荷を負担できない。ボール循環溝25が周方向に分散して配置されることによって、負荷を負担できないボール60が配置される領域が分散する。ナット20が複数のボール循環溝25を備える場合、凸部27の数は、ボール循環溝25よりも多い方が望ましい。これにより、ボール循環溝25を、凸部27の裏面に1対1で配置することが可能である。なお、1つの凸部27の裏面に、複数のボール循環溝25が配置されてもよい。これにより、凸部形成工程S1で形成する凸部27の数を低減することができる。
切削工程S3で形成される切欠き28は、必ずしも図8に示すような形状を備えていなくてもよい。切欠き28の深さは、ボール循環溝25に伴って形成される切欠き28の底面の隆起部の高さよりも小さくてもよい。すなわち、ボール循環溝25に伴って形成される切欠き28の底面の隆起部は、凸部27の外周面を超えてもよい(凸部27の外周面から突出していてもよい)。この場合、ボール循環溝25に伴って形成される切欠き28の底面の隆起部の一部は、鍛造工程S5の後に切削されることが望ましい。これにより、例えばナット20を支持する部材に設けられる案内溝に凸部27が案内される場合に、ナット20は、案内溝に対して滑らかにスライドできる。
以上で説明したように、本実施形態のボールねじ10のナット20は、円筒状の本体部21と、本体部21の内周面に配置されるねじ溝23と、本体部21の内周面に配置され且つねじ溝23よりも深いボール循環溝25と、本体部21の外周面に配置される凸部27と、を備える。ボール循環溝25は、凸部27の裏に配置される。本体部21の周方向における凸部27の長さP1は、本体部21の軸方向における凸部27の長さP2よりも小さい。
ボール循環溝25が凸部27の裏に配置されることによって、ナット20のボール循環溝25の周辺部分における肉厚が大きくなる。すなわち、ボール循環溝25の表面からナット20の外周面までの距離が大きくなる。このため、ナット20のボール循環溝25の周辺部分の強度が向上する。その結果、ナット20に対して熱処理(焼入れ及び焼き戻し)が行われる時に、ナット20に変形及び割れなどが生じる可能性が低減する。また、周方向における凸部27の長さP1が軸方向における凸部27の長さP2よりも小さいことによって、ボール循環溝25が凸部27の裏に配置されていても、鍛造加工でボール循環溝25を容易に形成できる。よって、ボールねじ10のナット20は、ナット20の強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝25を形成できる。
本実施形態のボールねじ10のナット20において、ボール循環溝25の底251は、本体部21の径方向において本体部21の外周面よりも外側に配置される。
これにより、ボールねじ10のナット20は、ナット20のボール循環溝25の周辺部分における肉厚を大きくでき、且つ小型化できる。
本実施形態のボールねじ10のナット20において、周方向における凸部27の長さP1は、周方向におけるボール循環溝25の長さP3よりも小さい。
これにより、ボール循環溝25が凸部27の裏に配置されていても、鍛造加工によるボール循環溝25の形成がより容易になる。ボールねじ10のナット20は、より容易にボール循環溝25を形成できる。
本実施形態のボールねじ10のナット20において、凸部27は、表面に加工痕271を備える。
ボール循環溝25を形成する前に凸部27に切欠き28を設けることによって、ボール循環溝25の形成がより容易となる。加工痕271は、切欠き28が形成されることによって凸部27の表面に残る痕である。
本実施形態のボールねじ10のナット20の製造方法は、円筒状の本体部21の外周面に、本体部21の周方向における長さP1が本体部21の軸方向における長さP2よりも小さい凸部27を形成する凸部形成工程S1と、凸部27の裏面に凸型95を押し付けてボール循環溝25を形成する鍛造工程S5と、を備える。
ボール循環溝25が凸部27の裏に配置されることによって、ナット20のボール循環溝25の周辺部分における肉厚が大きくなる。すなわち、ボール循環溝25の表面からナット20の外周面までの距離が大きくなる。このため、ナット20のボール循環溝25の周辺部分の強度が向上する。その結果、ナット20に対して熱処理(焼入れ及び焼き戻し)が行われる時に、ナット20に変形及び割れなどが生じる可能性が低減する。また、周方向における凸部27の長さP1が軸方向における凸部27の長さP2よりも小さいことによって、凸部27の裏面に凸型95を押し付けてボール循環溝25を形成する場合でも、ボール循環溝25を容易に形成できる。よって、本実施形態のボールねじ10のナット20の製造方法は、ナット20の強度を向上させることができ且つ容易にボール循環溝25を形成できる。
本実施形態のボールねじ10のナット20の製造方法は、凸部形成工程S1の後であり鍛造工程S5の前に、凸部27の一部を切削する切削工程S3を備える。
ボール循環溝25を形成する前に凸部27の一部を切削することによって、ボール循環溝25の形成がより容易となる。本実施形態のボールねじ10のナット20の製造方法は、より容易にボール循環溝25を形成できる。
10 ボールねじ
11 転動路
20 ナット
21 本体部
23 ねじ溝
25 ボール循環溝
27 凸部
28 切欠き
40 ねじ軸
43 ねじ溝
60 ボール
81 拘束型
83 下型
85 上型
91 ケース
93 工具
95 凸型
251 底
271 加工痕
911 縦穴
913 横穴
939 斜面
953 突起
959 斜面
S1 凸部形成工程
S3 切削工程
S5 鍛造工程
Z 回転軸

Claims (6)

  1. 円筒状の本体部と、
    前記本体部の内周面に配置されるねじ溝と、
    前記本体部の内周面に配置され且つ前記ねじ溝よりも深いボール循環溝と、
    前記本体部の外周面に配置される凸部と、
    を備え、
    前記ボール循環溝は、前記凸部の裏に配置され、
    前記本体部の周方向における前記凸部の長さは、前記本体部の軸方向における前記凸部の長さよりも小さい
    ボールねじのナット。
  2. 前記ボール循環溝の底は、前記本体部の径方向において前記本体部の外周面よりも外側に配置される
    請求項1に記載のボールねじのナット。
  3. 前記周方向における前記凸部の長さは、前記周方向における前記ボール循環溝の長さよりも小さい
    請求項1又は2に記載のボールねじのナット。
  4. 前記凸部は、表面に加工痕を備える
    請求項1から3のいずれか1項に記載のボールねじのナット。
  5. 円筒状の本体部の外周面に、前記本体部の周方向における長さが前記本体部の軸方向における長さよりも小さい凸部を形成する凸部形成工程と、
    前記凸部の裏面に凸型を押し付けてボール循環溝を形成する鍛造工程と、
    を備えるボールねじのナットの製造方法。
  6. 前記凸部形成工程の後であり前記鍛造工程の前に、前記凸部の一部を切削する切削工程を備える
    請求項5に記載のボールねじのナットの製造方法。
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