JP5026108B2 - 散水システム - Google Patents

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本発明は散水システムに関するものであり、具体的にはゴルフ場などに設置される散水システムに関するものである。
ゴルフ場、園芸施設、公園、屋上緑化などでは、散水を管理する散水システムが使用されている。散水システムは、散水場所ごとに設けられる複数の散水装置と、散水装置を制御する制御装置とを備えている。制御装置はCPUや入力装置などにより構成されており、制御装置からは散水に関する指令が散水装置に対して出力される。散水装置は、スプリンクラ等の散水ノズル、そのノズルに水を供給する配管に設けられた散水バルブ、散水バルブの開閉を制御する散水制御部などにより構成されており、散水装置では、前記制御装置からの指令に基づいて散水が行われる。散水制御部により散水バルブが開状態とされると散水ノズルに水が供給され、同ノズルから水が噴出して周囲に水が撒かれる。散水バルブが閉状態とされると散水ノズルへの水供給が停止し、それに伴い水撒きが停止する。
また、制御装置と散水装置とにそれぞれ通信装置が搭載された散水システムでは、無線通信による散水装置の制御が可能となっており、制御装置と散水装置とを信号線などにより接続する必要がなくなる。このシステムの場合、特にゴルフ場など、散水装置が点在する状態で設置される場所において、長距離に及ぶ信号線などを敷設する必要がなくなるため散水システムの設置を簡易化することが可能となる。
上記のように無線通信化した散水システムでは、散水装置に太陽光発電装置や乾電池などの蓄電装置を搭載することで、敷設の必要な配線を大幅に減少させることが可能となり、散水システムの設置を簡易化することが可能となる。ところが、例えば太陽光発電装置を搭載した場合、発電した電力を蓄電バッテリなどに蓄電する必要があるため、散水装置が大型化したりコスト面で不利になったりする可能性がある。また、乾電池を搭載した場合、乾電池からの電力供給期間が限られるため、例えば半年毎など定期的に乾電池を取り替える必要が生じ、取替作業の負担が大きなものとなる。
そこで、散水装置を、制御装置に対する通信が可能な状態、又は制御装置に対する通信が不可な状態に移行させる構成とした散水システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。散水装置では、実際に通信が行われていなくても通信可能状態にあるだけで電力が消費されている。このため、散水装置を通信可能状態と通信不可状態とに定期的に移行させることで省エネルギ対策が実現される。これにより、例えば、蓄電装置として太陽光発電装置を用いた場合、バッテリの容量を小さくすることが可能となり、装置の小型化及びコストの低減を実現することができる。また、蓄電装置として乾電池を用いた場合、乾電池の使用期間を延長させることが可能となり、乾電池の取替え頻度が減るため取替え作業の負担を低減させることができる。
特開2006−115725号公報
しかしながら、散水装置が通信可能状態と通信不可状態とに移行可能な散水システムでは、制御装置から指令が出力されても散水装置が通信可能状態になければその指令は散水装置に入力されない。このため、散水装置が通信不可状態にある期間が長いと省エネルギ効果を高める一方で、制御装置からの指令に対する散水装置の通信応答性が低下するおそれがある。また、散水装置が通信不可状態にある期間が短いと通信応答性は高められるが、通信可能状態にある期間が長くなって散水装置での消費電力が増大し、省エネルギ対策のメリットが減殺されるおそれがある。
本発明は、無線通信化した散水システムにおいて、通信応答性を高めつつ十分な省エネルギ効果を得ることができる散水システムを提供することを目的とするものである。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
手段1.散水を行う散水装置(子機12)と、
前記散水装置に送信する指令信号を生成し、該散水装置を遠隔制御する制御装置(親機11)と、
前記散水装置に設けられた子局通信部(子局通信部26)と、
前記制御装置に設けられ、前記子局通信部との無線による通信が可能であり、前記子局通信部に対して前記指令信号を送信する親局通信部(親局通信部16)と
を備え、
前記散水装置は、前記親局通信部から前記指令信号が送信されているか否かを前記子局通信部の通信に基づいて確認する確認処理(子機メイン処理におけるS309)を行い、
前記子局通信部は、前記確認処理を行うための通信を前記親局通信部に対して周期的に行う構成とした散水システムにおいて、
前記周期の長さを可変に設定する周期設定手段(散水コントローラ24)を備えたことを特徴とする散水システム。
手段1によれば、制御装置に設けられた親局通信部と、散水装置に設けられた子局通信部とは、無線による通信が可能となっており、親局通信部から子局通信部に対して指令信号が送信される。散水装置では、親局通信部から指令信号が送信されているか否かの確認が確認処理により行われ、確認処理を行うために子局通信部により親局通信部に対して周期的な通信が行われる。
特に、確認処理用の通信を行う周期の長さは周期設定手段により可変に設定される。子局通信部により親局通信部と通信が行われている場合、例えば、散水装置では子局通信部への電力供給などが行われており、子局通信部と親局通信部との通信が行われていない場合に比べて散水装置にて消費される電力が大きいと考えられる。このため、親局通信部から指令信号が送信される送信頻度が低い場合、確認処理用の通信の周期が長く設定されることで通信頻度が低くなり、散水装置での消費電力の低減を図ることが可能となる。一方、送信頻度が高い場合、確認処理用の通信の周期が短く設定されることで通信頻度が高くなり、散水装置の通信応答性を高めることが可能となる。以上の結果、無線通信化した散水システムにおいて、通信応答性を高めつつ、十分な省エネルギ効果を得ることができる。
手段2.前記周期設定手段は、前記周期を第1周期又は前記第1周期より短い第2周期に設定するものであることを特徴とする手段1に記載の散水システム。
手段2によれば、周期設定手段により、確認処理用の通信の周期が第1周期又は第2周期に設定される。このため、親局通信部から指令信号が送信される送信頻度が低い場合には確認処理用の通信の周期を第1周期に設定することが可能となり、送信頻度が高い場合には前記周期を第2周期に設定することが可能となる。すなわち、散水装置により行われる確認処理のための通信の周期を、親局通信部から指令信号が送信される頻度に適した周期に設定することが可能となる。
手段3.前記指令信号を受信したか否かを判定する受信判定手段(信号受信処理におけるS502)を備え、
前記受信判定手段により、前記指令信号を受信したと判定された場合、前記周期設定手段は前記周期を前記第2周期に設定することを特徴とする手段2に記載の散水システム。
手段3によれば、散水装置が指令信号を受信した場合、確認処理用の通信の周期が第2周期に設定される。親局通信部から指令信号が送信される送信頻度が高い場合、親局通信部からは、指令信号が送信された後その信号に続いて他の複数の指令信号が断続的に送信されると考えられる。したがって、指令信号を受信した後、確認処理用の通信の周期を第2周期に設定することで、その後に送信される他の指令信号に対して、散水装置の通信応答性を高めることができる。
手段4.特定の時刻を経過したか否かを判定する時刻判定手段(定時処理におけるステップS401)を備え、
前記周期設定手段により前記周期が前記第2周期に設定された状態で、特定の時刻を経過したと前記時刻判定手段により判定されるまでに、前記指令信号を受信したと前記受信判定手段により判定されない場合、前記周期設定手段は前記周期を前記第1周期に設定することを特徴とする手段3に記載の散水システム。
手段4によれば、確認処理用の通信の周期が第2周期に設定された状態で、特定の時刻を経過するまでに指令信号を受信していない場合、周期設定手段により前記周期が第1周期に設定される。親局通信部から指令信号が送信される送信頻度が低い場合、親局通信部からは、指令信号が送信された後ある程度の時間が経過してから次の指令信号が送信されると考えられる。したがって、指令信号を受信した後、特定の時刻までに指令信号を受信しなければ、確認処理用の通信の周期が第2周期に設定されることとなり、散水装置で消費される電力の低減が可能となる。
手段5.前記制御装置を、前記指令信号を前記親局通信部から継続して送信させる構成とした散水システムにおいて、
前記指令信号が継続して送信される送信期間を、前記周期よりも長い期間に設定する送信期間設定手段(汎用PC14)を備えたことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載の散水システム。
手段5によれば、送信期間設定手段により、指令信号の送信期間は確認処理用の通信の周期よりも長い期間に設定される。したがって、仮に、子局通信部による確認処理用の通信が行われていない状態で親局通信部から指令信号の送信が開始されても、その信号の送信中に確認処理用の通信が1度は行われることとなり、子局通信部に指令信号を確実に受信させることができる。
手段6.前記散水装置は、前記周期を前記第1周期に設定する場合に前記子局通信部から第1周期信号を送信する第1送信手段(定時処理におけるステップS407)を備え、
前記第1送信手段により送信された前記第1周期信号を前記親局通信部が受信した場合、前記送信期間設定手段は、前記送信期間を前記第1周期よりも長い期間である第1送信期間に設定することを特徴とする手段5に記載の散水システム。
手段6によれば、散水装置において、子局通信部による確認処理用の通信の周期が第1周期に設定された場合、子局通信部から第1周期信号が送信される。その第1周期信号が親局通信部にて受信されると、送信期間設定手段により送信期間が第1送信期間に設定される。ここで、第1送信期間は第1周期よりも長い期間であるため、散水装置は指令信号を確実に受信することができる。
手段7.前記散水装置は、前記周期を前記第2周期に設定する場合に前記子局通信部から第2周期信号を送信する第2送信手段(指令信号処理におけるステップS506)を備え、
前記第2送信手段により送信された前記第2周期信号を前記親局通信部が受信した場合、前記送信期間設定手段は、前記送信期間を前記第2周期よりも長い期間である第2送信期間に設定することを特徴とする手段5又は6に記載の散水システム。
手段7によれば、散水装置において、子局通信部による確認処理用の通信の周期が第2周期に設定された場合、子局通信部から第2周期信号が送信される。その第2周期信号が親局通信部にて受信されると、送信期間設定手段により送信期間が第2送信期間に設定される。ここで、第2送信期間は第2周期よりも長い期間であるため、散水装置は指令信号を確実に受信することができる。
また、第2周期は第1周期に比べて短い周期であるため、第2送信期間を第1送信期間より短い期間とすることが可能となる。したがって、送信期間を第2送信期間に設定することで、制御装置での指令信号の送信に要する時間を短縮することが可能となる。
手段8.電力を発生させる発電装置と、
前記発電装置から発生した電力により充電され、前記散水装置に電力を供給するバッテリと
を備えたことを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の散水システム。
手段8によれば、発電装置によりバッテリの充電が行われ、そのバッテリにより散水装置に電力が供給される。これにより、商用電源などから散水装置に電源を供給する必要がなくなり、散水装置の設置を容易なものとすることができる。また、子局通信部により、確認処理を行うための通信が親局通信部に対して周期的に行われるため、子局通信部による通信が親局通信部に対して常に行われている構成に比べて、バッテリから散水装置に供給される電力を低減させることが可能となる。故に、バッテリ容量の低減が可能となり、発電装置及びバッテリの小型化を実現することが可能となる。ひいては、より容易かつ安価に散水システムを設置することが可能となる。
手段9.電力を蓄えており、前記電力により前記散水装置に電力を供給する蓄電池を備えたことを特徴とする手段1乃至7のいずれかに記載の散水システム。
手段9によれば、蓄電池により散水装置に電力が供給される。これにより、商用電源などから散水装置に電源を供給する必要がなくなり、散水装置の設置を容易なものとすることができる。また、子局通信部により、確認処理を行うための通信が親局通信部に対して周期的に行われるため、子局通信部による通信が親局通信部に対して常に行われている構成に比べて、蓄電池から散水装置に供給される電力を低減させることが可能となる。したがって、蓄電池から散水装置への電力供給をより長期間に渡って行うことが可能となる。故に、蓄電池を取り替える頻度をより低くすることが可能となり、散水システムのメンテナンスをより容易なものとすることができる。
手段10.前記散水装置に設けられ、前記指令信号をデータとして記憶する記憶部(記憶部27)を備え、
前記散水装置を、前記データに基づいて散水を行う構成としたことを特徴とする手段1乃至9のいずれかに記載の散水システム。
手段10によれば、散水装置において、子局通信部にて受信された指令信号はデータとして記憶部に記憶され、そのデータに基づいて散水装置により散水が行われる。このため、例えば散水スケジュール等を記憶部に記憶させておくことで、制御装置の処理負担を低減させることが可能となる。また、親局通信部から子局通信部に指令信号を送信する頻度を低くすることが可能となり、散水装置の消費電力の低減を実現することが可能となる。
手段11.前記子局通信部を複数設けるとともに、
前記親局通信部は、各子局通信部に対して順番に、それぞれ前記周期よりも長い期間に渡って継続して指令信号を送信する構成としたことを特徴とする手段1乃至10のいずれかに記載の散水システム。
手段11によれば、親局通信部から各子局通信部に対して、子局通信部による確認処理用の通信の周期よりもそれぞれ長い期間に渡って継続して指令信号が順番に送信される。これにより、無線通信システムをより簡易なものとすることができる。但し、この場合、最初の子局通信部が指令信号を受信してから最後の子局通信部が指令信号を受信するまでには時間差が生じることとなる。ここで、子局通信部による確認処理用の通信を行う周期の長さを短縮することで、その時間差を極力短縮することができる。これにより、無線通信システムをより簡易なものとしつつ、制御装置による散水装置の遠隔制御をより短時間で行うことが可能となる。
手段12.前記散水装置は、
散水ノズルにつながる配管に設けた散水バルブ(散水バルブ21)と、
前記散水バルブの開閉を制御する散水コントローラ(散水コントローラ24)と
を備えた散水システムであって、
前記散水コントローラにより散水バルブを開状態とすると散水ノズルに水が供給されて散水が行われ、散水バルブを閉状態とすると散水ノズルへの水の供給が停止されて散水が停止する構成とするとともに、
前記散水コントローラを、前記指令信号に基づいて前記散水バルブの開閉制御を行う構成としたことを特徴とする手段1乃至11のいずれかに記載の散水システム。
手段12によれば、散水バルブを開状態とすることで散水ノズルから散水が行われ、散水バルブを閉状態とすることで散水ノズルからの散水が停止される。散水バルブは、散水コントローラにより指令信号に基づいて開閉制御が行われる。これにより、制御装置による散水装置の遠隔制御を実現することができる。
以下、本発明を具体化した一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態では、ゴルフ場に設置された散水システムを具体化しており、その散水システムについて、図1に基づいて説明する。図1は、散水システムの構成を示すブロック図である。
図1に示すように、散水システムには、散水システムを制御する親機11、散水を行う子機12、中継器13が備えられている。親機11はゴルフ場の管理事務所に設置され、親機11には、汎用品のパーソナルコンピュータ14(以下、汎用PC14ともいう)が備えられている。汎用PC14には、商用電源等の外部電源15や無線通信用の親局通信部16などが接続されており、外部電源15からは、汎用PC14や同汎用PC14に接続された各種機器の駆動に必要な電力が供給されている。また、汎用PC14には図示しない入力装置やディスプレイが接続されており、入力装置では、散水システムの制御に必要な各種情報の入力が行われ、ディスプレイでは、入力された各種情報など散水システムを制御するために必要な各種画面が表示される。
汎用PC14には図示しない記憶装置が備えられており、その記憶装置には、散水システムを制御する制御プログラム、無線通信の記録その他各種のデータが記憶されている。記憶装置には、他にも、自動モード又は手動モードにて散水を行うためのアプリケーションソフトなどが記憶されている。
自動モードにて散水が行われる場合、子機12による散水は散水スケジュールの内容に従って行われる。散水スケジュールは、散水する曜日や散水する時間(散水開始時間と散水終了時間)などを指定するものであり、入力装置から入力された各種情報や記憶装置に記憶された各種データなどに基づいて、汎用PC14にてアプリケーションソフトを用いて作成される。散水スケジュールは、複数の子機12のそれぞれに対して設定され、汎用PC14では散水スケジュールに基づいてスケジュールデータが作成される。例えば、例えば第1子機12aについて、「曜日:毎日,時間:散水開始9:00,散水終了10:00」とか、「曜日:月、水、金曜日,時間:散水開始10:00,17:00,散水終了11:00,18:00」というように、システム管理者などにより設定される。
一方、手動モードにて散水が行われる場合、散水スケジュール以外の散水がシステム管理者などにより任意に行われる。この場合、任意に散水を行わせる子機12の設定や、散水開始及び停止の時刻の設定などの手動操作の設定が、汎用PC14にてアプリケーションソフトを用いて行われる。汎用PC14では、その手動操作の設定の内容に基づいて手動操作データが作成される。
また、汎用PC14において、スケジュールデータ及び手動操作データが作成された場合、その作成とともにそれらデータを含む指令信号が生成される。指令信号には、スケジュールデータ及び手動操作データの一方のデータと、そのデータに対応する識別データが含まれている。識別データが指令信号に含まれることで、親機11にて指令信号の送信先(子機12)を指定することとなる。
なお、汎用PC14には図示しないネット通信部が設けられており、ネット通信部により汎用PC14がインターネットに接続された状態となっている。このため、システム管理者が散水スケジュールを作成する際に、インターネットを介して入手した天気等の各種情報をディスプレイ上で参照することが可能となっており、季節や天気などに適した散水スケジュールの作成を容易に行うことができるようになっている。
親機11では、汎用PC14にて生成された指令信号が親局通信部16から各子機12に順番に送信される。子機12は複数設置されており、設置場所がゴルフ場の場合、例えば、第1子機12aは1番ホールに、第2子機12bは2番ホールに、第18子機12rは18番ホールにといったように設置される。各子機12は、水が噴き出すスプリンクラ等の散水ノズル(図示略)と、散水ノズルに水を供給する配管(図示略)と、その配管に設けられて開閉動作が可能な散水バルブ21と、散水バルブ21の開閉動作を制御する散水制御部22とが備えられている。
散水ノズルは各子機12に対してそれぞれ複数設置されており、フェアウェイ、グリーン、それらの周囲の緑化部に水が均等にまかれるように設置されている。散水バルブ11は電磁弁などにより構成される周知のものであり、ここでは詳細な説明を省略する。
散水制御部22には、太陽光発電装置や乾電池などの蓄電装置により構成されている電源部23が備えられており、電源部23からは、子機12を構成する各部の動作に必要な電力が供給されるため、散水制御部22に商用電源を供給する必要がなくなる。一般的にゴルフ場では各子機12が点在する状態で設置されており、仮に商用電源から各子機12に電力が供給される構成とすると、電力供給に必要な電源線の敷設が長距離に及んでしまい、電源線の敷設に要するイニシャルコストが増大することとなる。このイニシャルコストは、蓄電装置自体のコストや蓄電装置のランニングコストを上回るほどのコストであると考えられる。このため、商用電源から各子機12に電力が供給される構成に比べて、散水システムの設置を容易かつ安価に行うことが可能となっている。なお、電源部23として太陽光発電装置が備えられている場合、その太陽光発電装置には、太陽光により電力を発電する発電部と、その電力により充電されるバッテリとが設けられている。また、電源部23として乾電池が備えられている場合、その乾電池には、電力を蓄える蓄電部が設けられている。
また、散水制御部22には、電源部23に接続された散水コントローラ24が備えられており、散水コントローラ24により散水バルブ21の開閉動作の制御が行われる。さらに、散水制御部22には、散水コントローラ24に接続された無線通信用の子局通信部26が備えられており、子局通信部26では、親機11の親局通信部16から送信された指令信号の受信が行われる。散水コントローラ24には記憶部27が備えられており、指令信号に含まれるスケジュールデータや手動操作データは記憶部27に記憶される。
記憶部27に各種データが記憶されている場合、スケジュールデータは散水スケジュールとして散水コントローラに読み込まれ、手動操作データは手動動作の設定として散水コントローラに読み込まれる。そして、散水スケジュール又は手動操作の設定に従って、散水コントローラ24により散水バルブ21の開閉制御が行われて散水が行われる。例えば、現在時刻が、散水スケジュール又は手動操作の設定における散水開始時刻となった場合、散水コントローラ24により散水バルブ21が開状態とされ、散水ノズルから散水が行われる。また、現在時刻が散水停止時刻となった場合、散水コントローラ24により散水バルブ21が閉状態とされ、散水ノズルからの散水が停止される。
子局通信部26は、散水コントローラ24を介して電源部23と電気的に接続されており、散水コントローラ24により電源部23から子局通信部26への電力の供給及び停止が制御される。電源部23から子局通信部26への電力供給が行われている場合、子局通信部26はON状態となり、親局通信部16との無線通信が可能となる。子局通信部26への電力供給が停止されている場合、子局通信部26はOFF状態となり、親局通信部16との無線通信は不可となる。子局通信部26がOFF状態にある場合、子局通信部26で消費される電力の分だけ子機12で消費される電力が低減されることとなる。
子機12では、子局通信部26がON状態にある場合に、親局通信部16から指令信号が送信されているか否かを確認する確認処理の実行が可能となる。子局通信部26はON状態又はOFF状態に周期的に移行され、子局通信部26が周期的にON状態(以下、確認用ON状態とも言う)となる度に散水コントローラ24では確認処理が行われる。確認処理が行われる期間は、例えば数ms程度の長さとなっている。確認処理で親局通信部16からの指令信号の送信が確認された場合、その指令信号を受信する受信処理を行うために子局通信部26がON状態(以下、受信用ON状態とも言う)とされる。なお、以下、散水コントローラ24にて確認処理を行うために子局通信部26がON状態となる周期を確認周期という。
子局通信部26が受信用ON状態に移行された場合、親局通信部16から送信されている指令信号の送信先が自局であるか否かが、指令信号に含まれる識別データに基づいて散水コントローラ24により判定される。送信先が自局である場合、散水コントローラ24により指令信号の受信処理が行われる。但し、受信処理は、確認周期内で行われるもの、すなわち確認用ON状態と次の確認用ON状態との間の期間で開始から終了まで行われるものとする。
また、子機12では、散水コントローラ24により確認周期の長さが可変に設定される。確認周期は第1確認周期及び第2確認周期のいずれかに設定され、第1確認周期に設定された場合は確認周期の長さが例えば40秒となり、40秒に1度だけ確認処理が行われることとなる。第2確認周期に設定された場合は確認周期の長さが例えば10秒となり、10秒に1度だけ確認処理が行われることとなる。したがって、例えば確認周期が常に第1確認周期に設定される構成に比べて、確認周期が第2確認周期に設定されることで親機11に対する子機12の通信応答性が高まることとなる。また、例えば確認周期が常に第2確認周期に設定される構成に比べて、確認周期が第1確認周期に設定されることで子機12の消費電力が低減されることとなる。
子機12では、指令信号の受信処理が行われた場合に、散水コントローラ24により確認周期が第2確認周期に設定される。この場合、確認周期は、指令信号を受信する前の確認周期が第1確認周期にあるか第2確認周期にあるかに関わらず第2確認周期に設定される。確認周期が第2確認周期に設定された場合、その後に指令信号を受信してもしなくてもその日が終了するまで(1日目の24時になるまで)確認周期は継続して第2確認周期に設定される。そして、次の日(2日目)、指令信号を受信しなくても確認周期は継続して第2確認周期に設定され、その日が終了するまで(2日目の24時になるまで)指令信号を受信しなかった場合に限って、その次の日の開始(3日目の0時を経過する)とともに確認周期が第1確認周期に設定される。これに対して、次の日(2日目)に指令信号を受信した場合、前の日(1日目)と同様に、確認周期は終日に渡って第2確認周期に設定され、その次の日(3日目)も確認周期は継続して第2確認周期に設定される。これにより、親機11から指令信号が送信される頻度が低い時期には、子機12で消費される電力を低減しつつ、その頻度が高い時期には、指令信号に対する子機12の通信応答性を高めることが可能となる。
また、親機11から指令信号が送信される際、指令信号は、子機12の確認周期よりも所定期間(例えば3秒)だけ長い期間に渡って親局通信部16から継続して送信される。すなわち、指令信号の送信期間は確認周期よりも例えば3秒だけ長く設定される。確認周期が第1確認周期に設定されている場合、親機11からは指令信号が43秒間に渡って継続して送信される。また、確認周期が第2確認周期に設定されている場合、親機11からは指令信号が13秒間に渡って継続して送信される。このため、親局通信部16から指令信号が継続して送信されている間に、子機12の子局通信部26が1度はON状態に移行することとなり、子局通信部26にて指令信号を確実に受信することが可能となっている。なお、子局通信部26にて同じ指令信号が2度受信されても、スケジュールデータについては、その内容が同一であるため問題とはならず、手動操作データについては、散水が行われる期間ではなく散水開始及び停止の時刻が設定されており、またその内容が同一であるため問題とはならない。
ここで、子機12において確認周期が前回の確認周期と異なる確認周期に設定された場合、親機11における指令信号の送信期間を変更させるために周期信号が子局通信部26から親局通信部16に送信される。例えば、確認周期が第2確認周期から第1確認周期に変更して設定された場合は、周期信号として第1周期信号が子局通信部26から送信され、その第1周期信号が親局通信部16で受信されると親機11では指令信号の送信期間が第1送信期間に設定される。また、確認周期が第1確認周期から第2確認周期に変更して設定された場合は、周期信号として第2周期信号が子局通信部26から送信され、その第2周期信号が親局通信部16で受信されると親機11では指令信号の送信期間が第2送信期間に設定される。
子機12において確認周期が第2確認周期に設定された場合、親機11において送信期間が第2送信期間に設定されるため、子機12の通信応答性が向上するだけではなく、親機11から各子機12への指令信号の送信に要する時間が短縮される。親機11からは指令信号が各子機12に対して順番に送信されるため、全ての子機12に対する指令信号の送信に要する時間が大幅に短縮されることとなる。なお、親機11において親局通信部16は、常に、子機12からの周期信号を受信することが可能な状態となっている。
本散水システムでは、親機11の親局通信部16と子機12の子局通信部26との無線通信は中継器13を介して行われる。例えば、親局通信部16から送信された指令信号は、中継器13にて受信されるとともに中継器13から子局通信部26に送信される。また、子局通信部26から送信された周期信号は、中継器13にて受信されるとともに中継器13から親局通信部16に送信される。広大な敷地を有するゴルフ場などでは、親機11と子機12との距離が長くなり、親局通信部16と子局通信部26との間に通信障害が発生し易くなるおそれがあるが、中継器13を設けることで、通信障害の発生を抑制することが可能となる。
ここで、親機11にて行われる処理について、図2及び図3に基づいて説明する。図2は親機メイン処理を示すフローチャート、図3は信号受信処理を示すフローチャートである。これらの処理は、所定時間周期(例えば数ms周期)の定期処理として実行される。
まず、親機メイン処理について説明する。図2に示すように、ステップS101では、周期信号を受信したか否かを判定する。周期信号を受信した場合は、子機12にて確認周期が変更して設定(新規に設定)されたこととなり、それに応じて送信期間を設定するためにYES判定してステップS102に移行する。ステップS102では、周期信号が第2周期信号であるか否かを判定し、続くステップS103では、周期信号が第1周期信号であるか否かを判定する。
周期信号が第2周期信号である場合、ステップS104に移行し、記憶装置に設けられたフラグ格納エリアに第2周期フラグをセットする。第2周期フラグは、子機12の確認周期が第2確認周期に設定されたことを示すフラグであり、第2周期フラグをセットすることで送信期間を第2送信期間に設定することとなる。周期信号が第1周期信号である場合、ステップS105に移行し、第2周期フラグをクリアする。この場合、子機12の確認周期が第1確認周期に設定されたこととなるため、第2周期フラグをクリアすることで送信期間を第1送信期間に設定する。これらステップS104,S105にて、第2周期フラグをセット又はクリアした後、ステップS106に移行する。
周期信号を受信していない場合(ステップS101でNO判定)、及び周期信号が第2周期信号でもなく第1周期信号でもない場合(ステップS102及びS103でNO判定)は、送信期間を変更設定する必要がないため、ステップS106に移行する。ステップS106では入力処理に移行し、その入力処理を実行することで、親機メイン処理における一連の処理を終了することとなる。
次に、入力処理について説明する。図3に示すように、入力処理では、ステップS201にて、親機タイマがセットされているか否かを判定する。この親機タイマは、子機12に対して指令信号を実際に送信している時間を計測するためのものである。親機タイマがセットされている場合は、指令信号の実際の送信時間を継続して計測するために、ステップS208に移行する。親機タイマがセットされていない場合は、ステップS202に移行し、散水に関する設定が汎用PC14の入力装置から入力されたか否かを判定する。入力されていない場合は、本入力処理を終了し、入力された場合は、ステップS203に移行する。
ステップS203では、散水スケジュールの設定が行われたか否かを判定し、続くステップS204では、手動操作の設定が行われたか否かを判定する。散水スケジュールの設定が行われた場合、ステップS205に移行し、散水スケジュールに基づいてスケジュールデータを作成する。ここでは、子機12の識別データを作成するとともに、スケジュールデータ及び識別データを含んだ指令信号を生成する。一方、手動操作の設定が行われた場合、ステップS206に移行し、手動操作の設定に基づいて手動操作データを作成する。ここでは、子機12の識別データを作成するとともに、手動操作データ及び識別データを含んだ指令信号を生成する。なお、散水スケジュール及び手動操作のいずれの設定も行われていない場合(ステップS203及びS204でNO判定)は、本入力処理を終了する。
ステップS207では、親機タイマをセットする。親機タイマは、入力処理の都度、タイマ値を1ずつ加算するものであり、ここでは、タイマ値がクリア(0にセット)されていることを確認し、クリアされていなければタイマ値をクリアする。したがって、指令信号を生成した後に限って、親機タイマをセットすることとなる。なお、本入力処理は所定時間周期で実行されるため、タイマ値を確認することが時間の経過を確認することとなる。
続くステップS208では、親機タイマをセットしてから13秒経過したか否かを判定する。ここでは、タイマ値を確認すること(例えば入力処理が5msであれば、タイマ値が「2600」となったか否か)で13秒経過したか否かを判定する。13秒経過していない場合、ステップS211に移行して指令信号を送信する。したがって、指令信号を少なくとも13秒間は継続して送信することとなる。これに対して、13秒経過した場合、ステップS209に移行し、第2周期フラグがセットされているか否かを判定する。第2周期フラグがセットされている場合、ステップS202に移行して親機タイマをクリアする。これにより、送信期間が第2送信期間に設定されている場合は、指令信号を13秒間だけ継続して送信することとなる。
第2周期フラグがセットされていない場合(ステップS209でNO判定)、ステップS210に移行し、親機タイマがセットされてから43秒経過したか否かを判定する。ここでは、ステップS208と同様に、タイマ値を確認することで43秒経過したか否かを判定する。43秒経過していない場合は、ステップS211に移行して指令信号を送信し、43秒経過した場合は、ステップS212に移行して親機タイマをクリアする。これにより、送信期間が第1送信期間に設定されている場合は、指令信号を43秒間に渡って継続して送信することとなる。
そして、ステップS211又はステップS212の処理を行うことで、入力処理における一連の処理を終了することとなる。
次いで、子機12にて行われる処理について、図4〜図6に基づいて説明する。図4は子機メイン処理を示すフローチャート、図5は定時処理を示すフローチャート、図6は信号受信処理を示すフローチャートである。これらの処理は、所定時間周期(例えば数ms周期)の定期処理として実行される。
まず、子機メイン処理について説明する。図4に示すように、子機メイン処理では、ステップS301にて定時処理に移行する。そこで、先に、定時処理について、図5に基づいて説明する。図5において、ステップS401では、現在の時刻が「0時」であるか否かを判定する。これにより、その日(本日)の開始を確認するとともに、確認周期を第1確認周期に設定するタイミングを確認することとなる。現在の時刻が「0時」でない場合、本処理を終了し、現在の時刻が「0時」である場合、ステップS402に移行する。
ステップS402では、受信フラグが、記憶部27に設けられたフラグ格納エリアにセットされているか否かを判定する。受信フラグは、指令信号を受信した履歴を残すためのフラグであり、確認周期を第2確認周期に設定するためのフラグである。受信フラグの有無を判定することで、前日(0時より前)に指令信号を受信したか否かを判定することとなる。受信フラグがセットされている場合は、ステップS403に移行し、継続フラグをセットする。継続フラグは、前日に指令信号を受信した履歴を残すためのフラグであり、受信フラグと同様に、確認周期を第2確認周期に設定するためのフラグである。また、既に継続フラグがセットされている場合は、引き続き継続フラグをセットする。続くステップS404では、受信フラグをクリアする。これにより、前日の指令信号の受信履歴を消去し、本日の指令信号の受信履歴を残すことが可能となる。
受信フラグがセットされていない場合は、ステップS405に移行し、継続フラグが、記憶部27に設けられたフラグ格納エリアにセットされているか否かを判定する。継続フラグがセットされている場合、ステップS405に移行し、継続フラグをクリアする。受信フラグがセットされておらずかつ継続フラグがセットされている場合、前々日(2日前)には指令信号を受信したが前日(1日前)には指令信号を受信していないこととなる。したがって、継続フラグをクリアすることで、確認周期を第1確認周期に設定することとなる。この場合、その旨を親機11に通知するべく、ステップS407では第1周期信号を送信する。これにより、確認周期が第1確認周期であるにも関わらず指令信号の送信期間が第2送信期間であるといった状態が回避され、通信応答性の低下が抑制されることとなる。
また、受信フラグ及び継続フラグがいずれもセットされていない場合は、前日には指令信号を受信していないこととなり、確認周期を引き続き第1確認周期に設定すればよく、確認周期の設定を行う必要がない。したがって、そのまま本定時処理を終了する。
定時処理が終了した後、図4に示すように子機メイン処理に戻り、ステップS302に移行する。ステップS302では、子機タイマがセットされているか否かを判定する。この子機タイマは、子局通信部26が実際にOFF状態にある時間を計測するためのものである。すなわち、実際の確認周期の時間を計測するためのものである。ここで、子機12が新規に設置されたり増設されたりした場合は、子機タイマがセットされていないと考えられるため、子機タイマがセットされていない場合は、ステップS307に移行して子局通信部26をON状態にする。これにより、親機11から子機12の初期設定を円滑に行うことが可能となる。
子機タイマがセットされている場合は、ステップS303に移行し、子機タイマがセットされてから10秒経過したか否かを判定する。ここでは、タイマ値を確認すること(例えば入力処理が5msであれば、タイマ値が「2000」となったか否か)で10秒経過したか否かを判定する。10秒経過した場合、ステップS304に移行し、受信フラグがセットされていれば、さらにステップS307に移行して、子局通信部26をON状態にする。この場合、確認周期が第2確認周期に設定されていることとなるため、子機タイマがセットされてから10秒後に子局通信部26をON状態とすることで、確認周期の長さを10秒に調節している。
また、受信フラグがセットされていない場合(ステップS304でNO判定)、ステップS305に移行し、継続フラグがセットされていれば、さらにステップS307に移行して、子局通信部26をON状態にする。この場合、受信フラグがセットされている場合と同様に、確認周期が第2確認周期に設定されていることとなるため、子機タイマがセットされてから10秒後に子局通信部26をON状態とすることで、確認周期の長さを10秒に調節している。
また、10秒経過していない場合(ステップS303でNO判定)は、本子機メイン処理を終了する。これにより、指令信号の受信状況に関わらず、確認周期の長さが10秒より短くならないようにしている。
さらに、受信フラグ及び継続フラグのいずれもセットされていない場合(ステップS304及びS305でNO判定)、ステップS306に移行し、40秒経過していれば、さらにステップS307に移行し、子局通信部26をON状態にする。この場合、確認周期が第1確認周期に設定されていることとなるため、子機タイマがセットされてから40秒後に子局通信部26をON状態とすることで、確認周期の長さを40秒に調節している。40秒経過していない場合は、本子機メイン処理を終了する。これにより、確認周期が第1確認周期に設定されている場合は、確認周期の長さが40秒後より短くならないようにしている。
ステップS307では、子局通信部26をON状態にさせ、子局通信部26と親局通信部16との無線通信を可能な状態とする。ステップS308では、子機タイマをセットする。子機タイマは、入力処理の都度、タイマ値を1ずつ加算するものであり、ここでは、タイマ値をクリア(0にセット)する。これにより、実際の確認周期の長さが計測されることとなる。本入力処理は所定時間周期で実行されるため、タイマ値を確認することが時間の経過を確認することとなる。ステップS309では、指令信号の確認処理を行う。親局通信部16から指令信号が送信されている場合、例えばその旨を示すフラグなどをフラグ格納エリアにセットするなどして、指令信号が送信されていることを記憶する。ステップS310では、子局通信部26をOFF状態にさせる。そして、そのOFF状態は確認周期が終了するまで継続されることとなる。
続くステップS311では、信号受信処理に移行し、その信号受信処理を実行することで、子機メイン処理における一連の処理を終了することとなる。
次に、信号受信処理について説明する。図6において、ステップS501では、親局通信部16から指令信号が送信されていたか否かを判定する。例えば、指令信号が送信されている旨を示すフラグなどがフラグ格納エリアにセットされているか否かを判定する。親局通信部16から指令信号が送信されていない場合は、本指令信号処理を終了し、指令信号が送信されている場合は、ステップS502に移行する。ステップS502では、指令信号の送信先が自局であるか否かを判別する。指令信号の送信先が自局でない場合は、本信号受信処理を終了し、送信先が自局である場合は、ステップS503に移行する。
ステップS503では、指令信号の受信処理を行う。具体的には、子局通信部26を受信用ON状態に移行させて指令信号を受信し、受信終了後、子局通信部26をOFF状態に移行させる。なお、指令信号にふくまれる全てのデータの受信が終了するまで受信処理を継続させる構成とするとよい。これにより、指令信号のデータ容量が大きい場合でも全てのデータを確実に受信することができる。ステップS504では、受信フラグがセットされているか否かを判定する。受信フラグがセットされていない場合は、ステップS505にて、確認周期を第2確認周期に設定するために受信フラグをセットする。続くステップS506では、第2周期信号を親局通信部16に対して送信する。これにより、確認周期を第2確認周期に設定する旨を親機11に通知することとなる。
受信フラグがセットされている場合は、本日は既に指令信号を受信して確認周期が第2確認周期に設定されていることとなるため、ステップS507に移行する。ステップS507では、指令信号にスケジュールデータが含まれているか否かを判定する。指令信号にスケジュールデータが含まれている場合、ステップS508にて、散水スケジュールの設定を更新する。指令信号にスケジュールデータが含まれておらず(ステップS507でNO判定)、手動設定データが含まれている場合(ステップS509でYES判定)には、ステップS510に移行する。ステップS510では、手動操作の設定を行い、その設定に基づいて散水制御を行う。
指令信号にスケジュールデータ及び手動設定データのいずれも含まれていない場合は、そのまま本信号受信処理を終了する。
以上詳述したように、本実施の形態によれば、以下の優れた効果を有する。
子機12の散水コントローラ24が確認周期でON状態又はOFF状態に移行する構成とした。散水コントローラ24がOFF状態にある場合、電源部23から散水コントローラ24への電力供給が停止されるため、散水コントローラ24で消費される電力の分だけ子機12での消費電力を低減することができる。
コントローラ24により確認周期が第1確認周期又は第2確認周期に設定される構成とした。確認周期が第1確認周期に設定された場合、子局通信部26は40秒間で1度だけON状態となり、確認周期が第2確認周期に設定された場合、子局通信部26は10秒間で1度だけON状態となる。このため、確認周期を第1確認周期に設定することで子機12での消費電力を低減しつつ、確認周期を第2確認周期に設定することで子機12の通信応答性を高めることができる。故に、無線通信化した散水システムにおいて、通信応答性を高めつつ十分な省エネルギ効果を得ることができる。
子機12にて指令信号を受信した場合、確認周期を第2確認周期に設定する構成とした。親機11から指令信号が送信される頻度が高い場合、指令信号が送信された後、その指令信号に続いて複数の他の指令信号が断続的に送信されると考えられる。したがって、子機12が指令信号を受信した後、確認周期を第2確認周期に設定することで、子機12では、その後送信される指令信号に対して通信応答性を高めることが可能となる。
子機12にて指令信号を受信した場合、その後、指令信号を受信しなくても次の日が終了するまでは、確認周期を第2確認周期に設定する構成とした。例えば、雨の少ない時期や繁忙期などは、ゴルフ場の芝の状態などに応じて手動操作により散水を行う機会が増加すると考えられ、その場合、親機11から指令信号が送信される頻度は高くなる。また、指令信号の送信頻度が高い期間は1日だけに限らずある程度の期間(日数)に渡って継続すると考えられる。したがって、指令信号を受信した場合、次の日も子機12の確認周期を第2確認周期に設定することで、子機12の通信応答性を継続して高めることが可能となる。これにより、雨の少ない時期や繁忙期などでも、任意の散水制御を速やかに行うことが可能となる。
子機12にて指令信号を受信した後、指令信号を受信しないまま次の日が終了した場合は、確認周期を第1確認周期に設定する構成とした。例えば、雨の多い時期などは、手動操作により散水を行う機会が少ないと考えられ、その場合、親機11から指令信号が送信される頻度は低くなる。したがって、指令信号を受信した後、指令信号を受信しないまま次の日が終了した場合に、子機12の確認周期を第1確認周期に設定することで、子機12の消費電力を低減することができる。これにより、雨の少ない時期などは、十分な省エネルギ効果を得ることができる。
子機12において、確認周期が第1確認周期に設定された場合、子局通信部26は40秒間で1度だけON状態とされ、確認周期が第2確認周期に設定された場合、子局通信部26は10秒間に1度だけON状態とされる構成とした。したがって、例えば、子機12に蓄電装置として乾電池が設けられた場合、常に確認周期が第2確認周期に設定されている構成では乾電池の寿命が2ヶ月であっても、本実施の形態では、乾電池の寿命が最大4倍の8ヶ月となる。また、子機12に蓄電装置として太陽光発電装置が設けられた場合、常に確認周期が第2確認周期に設定されている構成と比べて、バッテリの低容量化を実現することが可能となる。このため、太陽光発電装置の小型化を実現することができ、より容易かつ安価に散水システムを構築することが可能となる。
親機11において、指令信号の送信期間を子機12の確認周期よりも所定時間(3秒)だけ長い期間とした。このため、子機12に指令信号を確実に受信させることができる。また、確認周期が第2確認周期である場合は送信期間を第2送信期間とし、第1確認周期である場合は第1送信期間とした。また、第2送信期間(13秒)を第1送信期間(43秒)より短い期間とした。故に、確認周期が第2確認周期に設定されている場合、第1確認周期に設定されている場合に比べて1つの指令信号の送信に要する時間を短縮することができる。
例えば、100台の子機12に指令信号を送信する場合、本実施の形態では指令信号が各子機12に順番に送信されるため、送信期間が43秒(第2送信期間)に設定されていると、全ての各子機12に対する指令信号の送信に要する時間は1時間を越えてしまう。これに対して、送信期間が13秒(第1送信期間)に設定されていると、全ての子機12に対する指令信号の送信に要する時間は22分程度となる。故に、親機11から指令信号が送信される頻度が高い場合でも、指令信号の送信期間を第2送信期間に設定することで、速やかに任意の散水制御を行うことが可能となる。
親機11の汎用PC14にて設定された散水スケジュールを、子機12の記憶部27に記憶させ、その散水スケジュールに基づいて散水コントローラ24により散水制御が行われる構成とした。これにより、汎用PC14の処理負担を低減することが可能となる。また、散水スケジュールが汎用PC14の記憶装置に記憶され、その都度、指令信号が送信される構成と比して、親機11から指令信号が送信される頻度を低くすることが可能となる。これにより、親機11の消費電力をより一層低減することが可能となる。
なお、実施の形態は上記した内容に限定されない。例えば、次のように実施することも考えられる。
(a)本実施の形態では、子機12の確認周期を第1確認周期と第2確認周期とに設定可能な構成としたが、設定可能な確認周期はこれら2つの確認周期に限らない。例えば、設定可能な第3の確認周期を設けてもよく、確認周期をアナログ的に設定してもよい。これにより、子機12の通信応答性をより好適なものとしつつ、子機12の消費電力をより低減することが可能となる。
(b)本実施の形態では、1つの指令信号を受信した場合に子機12の確認周期を第2確認周期に設定する構成としたが、指令信号を複数受信した場合に確認周期を第2確認周期に設定する構成としてもよい。これにより、親機11から指令信号が送信される頻度により一層適した確認周期の設定を行うことが可能となる。
(c)本実施の形態では、子機12において、確認周期が第1確認周期に設定された場合は実際の確認周期の長さが40秒となる構成としたが、実際の確認周期の長さは任意に設定される構成としてもよい。同様に、確認周期が第2確認周期に設定された場合は実際の確認周期の長さが10秒となる構成としたが、実際の確認周期の長さは任意に設定される構成としてもよい。但し、第1確認周期の実際の確認周期の長さが第2確認周期の実際の確認周期の長さより短く設定されようとした場合に子機12から警告音が出力されたり設定が拒絶されたりする構成とすることが好ましい。これにより、指令信号の送信頻度が高い期間であるにも関わらず子機12の通信応答性が低下したり、指令信号の送信頻度が低い期間であるにも関わらず子機12での消費電力が低減されなかったりするといった不都合の発生を抑制することができる。
(d)本実施の形態では、子機12において、指令信号を受信した場合に、次の日が終了するまで確認周期を第2確認周期に継続して設定したが、第2確認周期を継続する期間を変更してもよい。例えば、指令信号を受信した日が終了するまで確認周期を第2周期に継続して設定してもよく、指令信号を受信してから3日目が終了するまで確認周期を第2周期に継続して設定してもよい。これにより、親機11から指令信号が送信される頻度により一層適した確認周期の設定を行うことが可能となる。
(e)本実施の形態では、指令信号の送信期間を子機12の確認周期より所定時間だけ長い期間としたが、送信期間を確認周期と同程度にしてもよく、送信期間を確認周期より短くしてもよい。但し、この場合、子機12の通信応答性が低下するおそれがある。したがって、特に送信期間を確認周期より短く設定した場合は、親機11と子機12とを同期させ、送信期間の開始タイミングと確認周期の開始タイミングとを合わせることで子機12の通信応答性の低下を抑制することが好ましい。
(f)本実施の形態では、指令信号の送信期間の設定を子機12の確認周期の設定に応じて変更させる構成としたが、送信期間を一定の期間としてもよい。但し、この場合、特に、親機11から指令信号が送信される頻度が高い場合、その送信に要する時間がより長くなってしまうおそれがある。このため、上記実施の形態で説明したように、指令信号の送信期間の設定を子機12の確認周期の設定に応じて変更させることが好ましい。
(g)本実施の形態では、子機12にて行われる指令信号の受信処理を確認周期内で終了するものとしたが、指令信号の受信処理を確認周期内で終了しないものとしてもよい。この場合、受信処理が行われている間は確認処理を休止させ、受信処理が終了後、確認処理を再開させる構成とすることで、大容量のデータを含む指令信号の受信処理など、確認周期より長い時間を要する受信処理を途中で中断することなく継続して実行させることが可能となる。
(h)本実施の形態では、親局通信部16と子局通信部26との双方向通信が可能な構成としたが、親局通信部16から子局通信部26への単方向通信が可能な構成としてもよい。但し、この場合、子機12の通信状況などを親機11にて確認することが困難になるおそれがある。このため、上記実施の形態で説明したように、親局通信部16と子局通信部26との双方向通信が可能な構成とすることが好ましい。
(i)本実施の形態では、子機12から周期信号を送信する構成としたが、指令信号を受信したことを親機11に確認させる受信確認信号を送信する構成としてもよい。これにより、親機11と子機12との無線通信の信頼性を向上させることが可能となる。
(j)本実施の形態では、子機12に記憶部27を設けるとともにその記憶部27に散水スケジュールを記憶させる構成としたが、子機12に記憶部27を設けなくてもよく、記憶部27に散水スケジュールを記憶させない構成としてもよい。但し、この場合、子機12に散水を行わせる際、その都度、親機11から指令信号を送信する必要が生じることとなり、汎用PC14の処理負荷が増加したり、指令信号の送信回数が多くなったりすると考えられる。したがって、上記実施の形態で説明したように、子機12に記憶部27を設けるとともに、その記憶部27に散水スケジュールを記憶させる構成とすることが好ましい。
(k)本実施の形態では、ホール毎に1つの子機12a〜12rを設けたが、ホール毎に複数の子機12を設けてもよいし、ゴルフ場内の敷地を複数の区域に区画し、その区域ごとに子機12を設けてもよい。また、1つの子機12につき、散水ノズルは一つであってもよい。
(l)本実施の形態では、散水スケジュールとして散水する曜日、開始時間と終了時間とからなる散水時間を設定しているが、散水スケジュールとして設定する内容はそれに限定されない。例えば、曜日ではなく日を設定するようにしてもよい。
(m)本実施の形態では、図1に中継器13を1つだけ設けた場合を図示したが、各ゴルフ場における電波の送受信の状況に応じて複数設けることも、中継器13を省略することも可能である。また、図1ではすべて中継器13を介して送受信されるケースを図示したが、特定の子機12について中継器13を介することなく送受信することも可能である。
(n)本実施の形態では、散水システムをゴルフ場に設置した場合を例として説明したが、ゴルフ場以外でも、温室、ビニールハウス等の園芸施設、公園、屋上緑化などに用いることもできる。
散水システムの構成を示すブロック図。 親機メイン処理を示すフローチャートである。 入力処理を示すフローチャートである。 子機メイン処理を示すフローチャートである。 定時処理を示すフローチャートである。 信号受信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
11…制御装置としての親機、12…散水装置としての子機、14…送信期間設定手段としての汎用PC、16…親局通信部、21…散水バルブ、24…周期設定手段としての散水コントローラ、26…子局通信部、27…記憶部。

Claims (11)

  1. 散水を行う散水装置と、
    前記散水装置に送信する指令信号を生成し、該散水装置を遠隔制御する制御装置と、
    前記散水装置に設けられた子局通信部と、
    前記制御装置に設けられ、前記子局通信部との無線による通信が可能であり、前記子局通信部に対して前記指令信号を送信する親局通信部と
    を備え、
    前記散水装置は、前記親局通信部から前記指令信号が送信されているか否かを前記子局通信部の通信に基づいて確認する確認処理を行い、
    前記子局通信部は、前記確認処理を行うための通信を前記親局通信部に対して所定の周期い、
    前記制御装置は、前記指令信号を前記親局通信部から継続して送信させる散水システムであって
    前記周期を第1周期又は前記第1周期より短い第2周期に切り替えることで、該周期の長さを可変に設定する周期設定手段と、
    前記周期設定手段により前記周期が前記第1周期に設定された場合に、前記親局通信部から前記指令信号が継続して送信される送信期間を、前記第1周期よりも長い期間である第1送信期間に設定する送信期間設定手段と、
    を備えたことを特徴とする散水システム。
  2. 前記散水装置は、前記周期前記第1周期に設定されたことを示す第1周期信号を送信する第1送信手段を備え、
    前記第1送信手段により送信された前記第1周期信号を前記親局通信部が受信した場合、前記送信期間設定手段は、前記送信期間を前記第1送信期間に設定することを特徴とする請求項に記載の散水システム。
  3. 散水を行う散水装置と、
    前記散水装置に送信する指令信号を生成し、該散水装置を遠隔制御する制御装置と、
    前記散水装置に設けられた子局通信部と、
    前記制御装置に設けられ、前記子局通信部との無線による通信が可能であり、前記子局通信部に対して前記指令信号を送信する親局通信部と
    を備え、
    前記散水装置は、前記親局通信部から前記指令信号が送信されているか否かを前記子局通信部の通信に基づいて確認する確認処理を行い、
    前記子局通信部は、前記確認処理を行うための通信を前記親局通信部に対して所定の周期い、
    前記制御装置は、前記指令信号を前記親局通信部から継続して送信させる散水システムであって
    前記周期を第1周期又は前記第1周期より短い第2周期に切り替えることで、該周期の長さを可変に設定する周期設定手段と、
    前記周期設定手段により前記周期が前記第2周期に設定された場合に、前記親局通信部から前記指令信号が継続して送信される送信期間を、前記第2周期よりも長い期間である第2送信期間に設定する送信期間設定手段と、
    を備えたことを特徴とする散水システム。
  4. 前記散水装置は、前記周期前記第2周期に設定されたことを示す周期信号を送信する第2送信手段を備え、
    前記第2送信手段により送信された前記第2周期信号を前記親局通信部が受信した場合、前記送信期間設定手段は、前記送信期間を前記第2送信期間に設定することを特徴とする請求項に記載の散水システム。
  5. 前記指令信号を受信したか否かを判定する受信判定手段を備え、
    前記受信判定手段により、前記指令信号を受信したと判定された場合、前記周期設定手段は前記周期を前記第2周期に設定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の散水システム。
  6. 特定の時刻を経過したか否かを判定する時刻判定手段を備え、
    前記周期設定手段により前記周期が前記第2周期に設定された状態で、特定の時刻を経過したと前記時刻判定手段により判定されるまでに、前記指令信号を受信したと前記受信判定手段により判定されない場合、前記周期設定手段は前記周期を前記第1周期に設定することを特徴とする請求項に記載の散水システム。
  7. 電力を発電させる発電装置と、
    前記発電装置から発電した電力により充電され、前記散水装置に電力を供給するバッテリと
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の散水システム。
  8. 電力を蓄えており、前記電力により前記散水装置に電力を供給する蓄電池を備えたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の散水システム。
  9. 前記散水装置に設けられ、前記指令信号をデータとして記憶する記憶部を備え、
    前記散水装置を、前記データに基づいて散水を行う構成としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の散水システム。
  10. 前記子局通信部を複数設けるとともに、
    前記親局通信部は、各子局通信部に対して順番に、それぞれ前記周期よりも長い期間に渡って継続して指令信号を送信する構成としたことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の散水システム。
  11. 記散水装置は、
    散水ノズルにつながる配管に設けた散水バルブと、
    前記散水バルブの開閉を制御する散水コントローラと
    を備えた散水システムであって、
    前記散水コントローラにより散水バルブを開状態とすると散水ノズルに水が供給されて散水が行われ、散水バルブを閉状態とすると散水ノズルへの水の供給が停止されて散水が停止する構成とするとともに、
    前記散水コントローラを、前記指令信号に基づいて前記散水バルブの開閉制御を行う構成としたことを特徴とする請求項1乃至1のいずれかに記載の散水システム。
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