JP5026007B2 - 二次電池収容装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二次電池を冷却液と共に収容する二次電池収容装置に関する。
従来、ハイブリッド自動車や電気自動車に採用されている二次電池は、大容量、高出力であるため、高い安全性が要求されている。又、この種の二次電池には、リチウムイオン二次電池のように、充放電時に化学反応熱や内部抵抗によるジュール熱を発生するものがあり、このような発熱を伴う二次電池は所定に冷却する必要がある。
二次電池の冷却構造として、例えば特許文献1(特開平11−40211号公報)には、二次電池を収容する密閉ケースを、放熱器を有する冷媒系路内に配設し、この密閉ケースを含む冷媒系路内に冷媒を充填して冷却サイクルを構成する技術が開示されている。この文献では、冷媒の気化潜熱により二次電池の熱を奪い、蒸発したガス冷媒を放熱器にて冷却することで液化させたのち、密閉ケース側へ環流させることで二次電池を積極的に冷却するようにしている。
ところで、自動車の二次電池として多く採用されているリチウムイオン二次電池には、電解液として可燃性の有機溶媒が使用されているものがあり、過充電や過放電が行われたり、物理的に傷付けられたりすると、二次電池の表面温度が高温になり、この影響で電解液がガス化し、そのときの体積膨張により電池ケースを破り、外部に白煙が吹き出される。
上述した文献に開示されている技術では、二次電池を密閉ケースに収容し、更に、この密閉ケース内を冷媒で冷却しているため、二次電池に過充電状態や過放電状態が発生し、或いは、二次電池が物理的に傷付けられても、その表面温度が高温化せず、白煙の発生を未然に防ぐことができる。
特開平11−40211号公報
しかし、上述した公報に開示されている技術では、冷媒を循環させて冷却させるために冷却系路や冷却器を必要としており、部品点数が多く、構造が複雑で、装置全体が大型化する問題がある。特に、このような構成の二次電池を車両用として採用した場合、装置全体の大型化により相対的に車室内空間が犠牲となり、快適性が損なわれてしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、構造が複雑化せず、冷却液を循環させることなく、簡単な構造で二次電池を効率よく冷却することのできる二次電池収容装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、移動体の動力源として使用される二次電池と、前記二次電池が収容されると共に冷却液が充填されている電池収容室と、熱伝導性を有して前記電池収容室を形成する収容容器と、前記電池収容室の上部に一端が連通され、他端が燃料タンクに連通されたリリーフ通路とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、二次電池を冷却液と共に収容する電池収容室を形成する収容容器が高い熱伝導性を有しており、二次電池で発生した熱を冷却液を介して収容容器へ放熱させるようにしたので、構造が複雑化せず、簡単な構造で二次電池を効率よく冷却することができる。
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。
[第1実施形態]
図1に本発明の第1実施形態による二次電池収容装置の構成図を示す。
同図の符号1は二次電池収容装置の収容容器であり、内部に動力源として使用される二次電池の一例であるリチウムイオン二次電池(以下「Li-ion電池」と称する)2が収容される電池収容室1aが形成されている。尚、Li-ion電池2は基本的にメンテナンスフリーであるため、収容容器1はLi-ion電池を収容後、密閉された状態で封止される。
このLi-ion電池2は、複数枚(例えば12枚)の板状に形成されたリチウムイオン電池セルを重ね合わせた組電池で構成されており、電池収容室1aの内壁から延出するアーム(図示せず)に絶縁材を介して支持固定されている。
収容容器1は熱伝導性の高い樹脂或いは金属で形成されている。熱伝導性樹脂としては、例えばアルミ等の金属微粉、或いはアルミ合金等の合金微粉を樹脂に混入させたものが知られている。又、この収容容器1は、型による成形品である必要はなく、鋼板やアルミ板を用いた板金製であっても良い。
この収容容器1の外側面に放熱フィン1bが形成されている。収容容器1が板金製である場合、この放熱フィン1bは、収容容器1の周囲にコルゲートフィンを形成し、或いは別体で形成したコルゲートフィンを後付けすることで代用する。尚、図においては、放熱フィン1bが側面にのみ形成されているが、この放熱フィン1bは外周面全体に形成されていても良い。
又、この収容容器1の上部にリリーフ通路3の一端が接続されており、このリリーフ通路3の他端が大気に開放されている。更に、このリリーフ通路3の収容容器1側にリリーフ弁4が介装され、開放端側に、活性炭等の吸着剤が装填されているキャニスタ5が介装されている。
リリーフ弁4のケーシング6内に、電池収容室1a側に連通するガス溜まり室7と、キャニスタ5側に連通する弁ばね室8とが形成され、両室7,8間がケーシング6に形成された弁座部6aを介して区画されている。弁ばね室8には弁体9がスライド自在に収容されており、この弁体9の先端部が弁座部6aに密着自在なテーパ状に形成されている。更に、この弁体9と弁ばね室8の底部との間にリリーフばね10が介装されており、弁体9はリリーフばね10の付勢力で、その先端部が弁座部6aに密着される。この弁体9は、収容容器1に設定されている基準内圧(収容容器1が破壊に至る圧力よりも若干低い圧力)で開弁するようにリリーフ圧が設定されており、このリリーフ圧に基づいてリリーフばね10のばね定数が設定されている。
又、電池収容室1aには、冷却液11が充填され、更に、電池収容室1a内の上部空間に窒素(N2)ガス等の不活性ガス12が注入されている。この冷却液11として、本実施形態では、高い熱伝導性及び電気絶縁性を有し、且つ、Li-ion電池2、及びその周辺部材を劣化させない特性を有するエチレングリコールを採用している。尚、冷却液11は、上述した特質を有している液体であれば、エチレングリコール以外のものであっても良い。
次に、このような構成による二次電池収容装置の作用について説明する。
収容容器1の電池収容室1aに収容されているLi-ion電池2が充放電する際に発生する化学反応熱や内部抵抗によるジュール熱は、電池収容室1aに充填されている冷却液11を介して、収容容器1に伝達されて外部に放熱される。この収容容器1の外側面には放熱フィン1bが形成されているため、Li-ion電池2から発生する熱を効率よく放熱させることができる。
又、Li-ion電池2内の電解液が、過放電や過充電、或いは、このLi-ion電池2が物理的な損傷に起因する高温化によりガス化し、膨張して吹き出すと、吹き出された蒸発ガスは冷却液11に直接触れて体積膨張が抑制されると共に、ガス化した電解液の一部が液化されて、冷却液11に溶け込まれる。
一方、電解液のガス化に伴う体積膨張により収容容器1の内圧が上昇し、この内圧が基準内圧(破壊に至る直前の圧力)に達すると、電池収容室1aに連通するリリーフ通路3に介装されているリリーフ弁4の弁体9が、リリーフばね10の付勢力に抗して開弁し、電池収容室1a内のガス(主に電解液の蒸発ガス)がリリーフ通路3を通りキャニスタ5内に吸着され、このキャニスタ5にて白煙成分が除去された後、大気に放出される。
尚、蒸発ガスと共に冷却液11もリリーフ弁4の方向へ流れるが、冷却液11の殆どはガス溜まり室7に滞留するため、キャニスタ5側へ多量に流出することはない。
このように、本実施形態では、冷却液11、及び収容容器1を熱伝導性の高い材質で形成したのでLi-ion電池2で発生する熱を効率よく放熱させることができる。更に、収容容器1の外側面に放熱フィン1bを設けたので高い放熱性が得られ、Li-ion電池2をより効率よく冷却させることができる。
その結果、Li-ion電池2を簡単な構造で効率よく冷却することができるばかりでなく、収容容器1の容積を相対的に小さくすることができ、省スペース化を実現することができる。
又、Li-ion電池2に設けた電解液のガス化に伴う体積膨張により、収容容器1の内圧が基準内圧を越えたときは、リリーフ弁4の弁体9が開弁して内圧を逃がすようにしたので、収容容器1が損傷して冷却液11が外部に漏出することが無く、二次災害を未然に防止することができる。
更に、リリーフ通路3にキャニスタ5を介装し、電解液の蒸発ガスをキャニスタ5に一旦吸着させて白煙成分を除去するようにしたので、白煙の大気放出を未然に防止することができる。
[第2実施形態]
又、図2に本発明の第2実施形態による二次電池収容装置の構成図を示す。
上述した第1実施形態では収容容器1の内圧が上昇し、基準内圧に達するとリリーフ弁4の弁体9が開弁して、電解液の蒸発ガスをキャニスタ5に一旦吸着させた後、大気に放出させるようにしたが、本実施形態では、電解液の蒸発ガスを燃料タンク21に貯留されている燃料(ガソリン)23に吹き出させるようにしたものである。
すなわち、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成を有する収容容器1を、車両等の移動体に搭載されている燃料タンク21の近傍に配設する。そして、第1実施形態と同様の構成を有するリリーフ弁4を介装するリリーフ通路3の先端側を燃料タンク21内に気密性を保持した状態で挿入し、先端部に形成されているノズル部3aを燃料タンク21の底面付近で、水平方向に指向させる。この場合、好ましくは、ノズル部3aを、燃料タンク21の一方の内壁から他方の内壁方向へ指向した状態で固定する。
このノズル部3aの指向方向にはディフューザ22が配設されており、ノズル部3aはディフューザ22のコーン部22aに臨まされている。
又、燃料タンク21は、その上部に、周知の蒸発燃料(エバポ)パージシステムを構成する上流側パージ通路24が連通されており、この上流側パージ通路24の下流端が、活性炭等の吸着剤を装填するキャニスタ5’に連通されている。更に、このキャニスタ5’に下流側パージ通路25が接続されており、この下流側パージ通路25がパージコントロールバルブ(図示せず)を介してエンジンの吸気系に連通されている。又、キャニスタ5’には大気に連通する大気ポート26が連通されている。
更に、上流側パージ通路24には、燃料タンク21の内圧を一定に保持するリリーフ弁としての機能を有する2ウエイバルブ27が介装されている。尚、燃料タンク21内の上部空間は蒸発燃料(エバポ)が充満されている。
このような構成では、燃料タンク21の内圧が上昇すると、2ウエイバルブ27が開弁して、燃料タンク21の上部空間に充満されている蒸発燃料が上流側パージ通路24を通り、キャニスタ5’に吸着される。一方、燃料タンク21の内圧が低下すると、2ウエイバルブ27が再び開弁して、キャニスタ5’に吸着されている蒸発燃料が燃料タンク21へ戻されて、燃料タンク21内がほぼ一定圧に調整される。
一方、燃料タンク21に隣接して配設されている収容容器1に収容されているLi-ion電池2が、過放電や過充電、或いは、物理的に損傷して高温化し、内部の電解液がガス化して吹き出すと、収容容器1の内圧が上昇する。そして、この収容容器1の内圧が基準圧を越えると、リリーフ弁4の弁体9が開弁し、収容容器1内のガスがリリーフ通路3に導かれて、燃料タンク21の底部付近に配設されているノズル部3aから吹き出される。
このノズル部3aはディフューザ22のコーン部22aに臨まされており、ノズル部3aから吹き出されるガスによるエゼクタ効果で、ディフューザ22の後端側から燃料23がディフューザ22内に吸引される。ディフューザ22に吸引された燃料23はノズル部3aから吹き出されたガスと混合し、前方へ吹き出される。
燃料23としてガソリンが使用されている場合、ガソリンは沸点が低く、気化し易いため、ガスとガソリンとを混合した状態で前方へ吹き出させることで、ガソリンの気化潜熱によりガスが効率よく冷却され、ガス化した電解液の液化が促進される。さらに、燃料23と液化された電解液とが混合された状態で吹き出されるため、この電解液をガソリン中に効率よく溶け込ませることができる。
そして、ノズル部3aから燃料タンク21内に吹き出されたガスにより、燃料タンク21の内圧が上昇し、2ウエイバルブ27が開弁すると、燃料タンク21内の蒸発燃料、及び燃料タンク21内で液化されなかったガス(主に電解液の蒸発ガス)が、上流側パージ通路24を経てキャニスタ5’内に吸着される。
尚、下流側パージ通路25に介装されているエバポパージバルブが閉じている場合であって、キャニスタ5’の内圧が大気圧よりも高い場合は、白煙成分の除去されたガスが大気ポート26を介して大気に放出される。
このように、本実施形態では、電解液の蒸発ガスを電池収容室1aに連通されているリリーフ弁4からリリーフ通路3を経て燃料タンク21へ導き、このリリーフ通路3の先端に形成したノズル部3aから燃料タンク21内に吹き出させるようにしたので、燃料23の気化潜熱により電解液の蒸発ガスを効率よく液化させて、燃料23に溶け込ませることができる。その結果、白煙の発生を有効に防止することができる。
更に、液化しなかった蒸発ガスは、エバポパージシステムに備えられているキャニスタ5’に吸着させるようにしたので、白煙の発生をほぼ完全に防止することができる。又、このエバポパージシステムは、車両等に通常備えられているシステムであるため、部品を新たに追加する必要が無く、更に、第1実施形態で必要としたキャニスタ5が不要となるため、構造の簡素化を実現することができる。
又、ノズル部3aにディフューザ22を配設したので、ノズル部3aから吹き出されるガス(特に、電解液の蒸発ガス)を燃料23の気化潜熱で効率よく液化させると共に、液化された電解液を燃料23により一層効率よく溶け込ませることができる。
ところで、一般に、車体後部に燃料タンク21を搭載する車両では、燃料タンク21の両側に一対のリヤサイドフレームが配設され、後方に両リヤサイドフレーム間を連結するリヤクロスメンバが配設されている。そのため、燃料タンク21は、両リヤサイドフレーム及びリヤクロスメンバにより側突荷重、及び後突荷重から保護される構造となっている。この燃料タンク21を搭載するスペースに収容容器1を配設することで、この収容容器1自体も側突荷重、及び後突荷重から保護することができる。
[第3実施形態]
又、図3に本発明の第3実施形態による二次電池収容装置の構成図を示す。
本実施形態は、上述した第2実施形態の変形例であり、燃料タンク21自体に二次電池収容装置を設けたものである。尚、第2実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態による燃料タンク21は、靱性を有し、しかも高い熱伝導性を有する材料(例えば、熱伝導性樹脂、鋼板或いはアルミ板)で形成されている。又、この燃料タンク21の内部が仕切壁としてのセパレータ28を介して燃料室21aと、Li-ion電池2を収容する電池収容室21bとに区画されており、この電池収容室21bが密閉されている。尚、Li-ion電池2は電池収容室21bの内壁に、絶縁材(図示せず)を介して適宜支持固定されている。
又、燃料室21aに燃料23が貯留され、電池収容室21bに、エチレングリコール等の冷却液11が充填されている。更に、この電池収容室21bの上部空間に不活性ガス12が充填されている。
又、電池収容室21b側の燃料タンク21上面にリリーフ弁4が固設されており、このリリーフ弁4のガス溜まり室7が電池収容室21bの上部空間に連通されている。更に、このリリーフ弁4の弁ばね室8から延出するリリーフ通路3の先端部に形成されているノズル部3aが、第2実施形態と同様、燃料室21aの底部付近に導かれて、ディフューザ22のコーン部22aに臨まされている。
本実施形態では、上述した第2実施形態の収容容器1に代えて、燃料タンク21内に形成した電池収容室21bにLi-ion電池2を収容したものであり、基本的な作用効果は、第2実施形態と同様である。
更に、本実施形態では、Li-ion電池2を、燃料タンク21に形成した電池収容室21bに収容したので、第2実施形態で採用する収容容器1が不要となり、部品点数の削減により構成の簡素化を実現することができる。又、Li-ion電池2を燃料タンク21内に収容したので、省スペース化が実現できる。更に、Li-ion電池2が燃料タンク21に支持固定されているので、燃料タンク21を固定することで、Li-ion電池2が固定されるため、組立性が良く、製造コストの低減を図ることができる。
尚、燃料タンク21は、その少なくとも電池収容室21b側の外周に冷却フィンが形成されていても良い。
[第4実施形態]
図4に本発明の第4実施形態による二次電池収容装置の構成図を示す。
本実施形態は、上述した第3実施形態の変形例であり、燃料(ガソリン)23を冷却液として利用したものである。従って、本実施形態では冷却液の機能を説明する際にも燃料(ガソリン)23と云う文言を用いて説明する。又、第3実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。燃料タンク21に貯留されている燃料23がガソリンである場合、ガソリンは高い熱伝導性及び電気絶縁性を有しているため、Li-ion電池2に対する冷却液に適している。
本実施形態では、燃料タンク21内に収容容器31を配設し、この収容容器31に設けた電池収容室31aにLi-ion電池2を収容したものである。この収容容器31は、第1実施形態の収容容器1と同様、熱伝導性の高い樹脂或いは金属で形成されている。又、このLi-ion電池2の電極及び、この電極とリード線との接続部分は絶縁材で被覆されて、外部から隔絶されている。
又、燃料タンク21には燃料供給システムを構成するインタンク式の燃料ポンプ32が内装されており、この燃料ポンプ32の下流側に連通する燃料デリバリライン33の中途に分岐ライン34の基端が接続されている。尚、燃料供給システムとしては、図示しないエンジンに設けられているインジェクタに対して、燃料ポンプ32から実際に噴射される量以上の燃料を供給し、余剰の燃料をインジェクタを通過した後に燃料タンク21へ戻すリターンタイプと、インジェクタに供給する燃料の余剰分を、インジェクタよりも上流側の燃料デリバリライン33側から燃料タンク21へ戻すリターンレスタイプとがある。リターンレスタイプのエンジンでは、燃料リターンラインを分岐ライン34として利用するようにしても良い。
この分岐ライン34の下流側が電池収容室31aに挿入されている。又、この分岐ライン34の中途に燃圧保持弁35a、燃料リリーフ弁35bが介装されている。尚、ここで言う「燃圧」とは燃料デリバリライン33や分岐ライン34内を流れる燃料23の圧力を示すものである。
燃圧保持弁35aは燃料デリバリライン33を通り、エンジンへ供給される燃料23の圧力を予め設定された一定値に保つものであり、燃圧がその一定値を超えると開弁する。燃圧保持弁35aが開弁すると、燃料23は分岐ライン34内を通り、電池収容室31a内へと流入する。尚、分岐ライン34内の燃圧が所定以上となったときには燃料リリーフ弁35bが開弁して、分岐ライン34内を流れる燃料23を燃料タンク21側へ戻す。この所定圧は、後述するサーモバルブ36、及びフロート付き弁体42が共に閉弁状態にあるときの電池収容室31aの内圧に相当している。
又、分岐ライン34の先端部に形成されているノズル部34aが電池収容室31aの底面付近に、水平方向に指向された状態で配設されている。このノズル部34aの指向方向にディフューザ22が配設されており、ノズル部34aはディフューザ22のコーン部22aに臨まされている。
このディフューザ22の噴射ポート22bは、収容容器31の側壁に挿通されて、この収容容器31の側壁に開口されている。又、収容容器31の外壁であって噴射ポート22bが開口されている部位に、サーモバルブ36のバルブケース36aが固設されている。このバルブケース36a内に、噴射ポート22bに対向配設されて、この噴射ポート22bを開閉する弁体37が配設されており、この弁体37の基部が感熱部38に連設されている。この感熱部38は、封入されたサーモワックス、或いはバイメタル等の感熱部材を有しており、燃料23の温度(以下「燃料温度」と称する)が、設定温度(Li-ion電池2の不活性温度と活性温度との境界温度)よりも高い場合に、感熱部材が熱膨張して弁体37が噴射ポート22bを閉弁する。一方、燃料温度が設定温度よりも低いときは、感熱部38の感熱部材が熱収縮して弁体37が噴射ポート22bを開弁する。バルブケース36aには開口部36bが開口されており、この開口部36bを介してバルブケース36a内と燃料タンク21内とが連通されている。尚、図示しいなが、弁体37は安全弁を兼用しており、電池収容室31aの内圧が急激に上昇した場合、破壊されて噴射ポート22bが強制的に開弁される。
更に、収容容器31の上部に通気ポート43の基端が連通され、この基端が電池収容室31aに開口されている。又、この通気ポート43の先端側が燃料タンク21の内面上部に固設されて、その先端が側方へ向けて開口されている。
収容容器31の電池収容室31a側内壁に開口されている通気ポート43の基端に対応する部位に、フロート弁41のフロートケース41aが固設されている。このフロートケース41aに、電池収容室31aとケース内部とを連通する通気孔41bが開口されている。又、このフロートケース41aにフロート付き弁体42が内装されている。フロート付き弁体42の先端に設けられている弁部42aが通気孔41bに対向されている。通気ポート43は電池収容室31aに流入する燃料23の油面の上下により変化する上部空間に充満されている蒸発燃料の出入流を許容するものである。
又、電池収容室31aに流入される燃料23の油面が上昇して、その燃料23がフロートケース41a内に流入するとフロート付き弁体42が上昇し、上部に形成されている弁部42aが通気ポート43の基端を閉塞する。
このような構成では、燃料ポンプ32が駆動し、燃料タンク21内の燃料23が燃料ポンプ32を介して燃料デリバリライン33へ供給されると、その一部が分岐ライン34を介して収容容器31の電池収容室31a内に導かれる。燃料タンク21内の燃料温度が設定温度よりも高い場合、サーモバルブ36の感熱部38に設けられている感熱部材が熱膨張する。すると、この感熱部38に連設する弁体37が収容容器31の側壁に開口されている噴射ポート22bを閉塞する。
噴射ポート22bが閉塞すると、分岐ライン34の先端側のノズル部34aから噴出される燃料23は、行き場を失い、ディフューザ22の後端側へ逆流して電池収容室31a内に噴出される。その結果、電池収容室31aに貯留されている燃料23が増加し、相対的に油面上の空間に滞留する蒸発燃料が押し上げられて、収容容器31の上部に開口されている通気ポート43から燃料タンク21内へ放出される。
そして、電池収容室31aに貯留される燃料23の油面が上昇し、燃料23がフロート弁41のフロートケース41a内に流入すると、このフロートケース41aに内装されているフロート付き弁体42が浮上し、先端側に形成されている弁部42aが通気ポート43を次第に閉塞する。すると、電池収容室31aの燃料23による圧力が徐々に高くなり、設定圧力に達すると燃料リリーフ弁35bが開弁し、分岐ライン34を流れる燃料23が燃料リリーフ弁35bを経て燃料タンク21内へ戻される。
一方、燃料タンク21に貯留されている燃料23の温度が上昇し設定温度を越えると、サーモバルブ36の感熱部38に設けられている感熱部材が熱収縮し、この感熱部38に連設する弁体37が噴射ポート22bを開弁させる。すると、電池収容室31aに貯留されている燃料23が噴射ポート22bから吐出する。噴射ポート22bから燃料23が吐出されると、電池収容室31aの燃料23による圧力が徐々に低下するため、相対的に燃料リリーフ弁35bが閉弁する。
その結果、分岐ライン34に供給された燃料23は先端側のノズル部34aからディフューザ22側へ噴出される。このノズル部34aはディフューザ22のコーン部22aに臨まされているため、ノズル部34aから噴出される燃料23によるエゼクタ効果で、ディフューザ22の後端側から、電池収容室31aに貯留されている燃料23がディフューザ22内に吸引される。そして、このディフューザ22に吸引された燃料23がノズル部34aから吹き出された燃料23と共に、噴射ポート22bから燃料タンク21内へ排出される。すると、電池収容室31aに貯留されている燃料23の油面が低下し、従って、フロート付き弁体42が後退し、先端に設けられている弁部42aが通気ポート43の基端を開弁させる。
その結果、電池収容室31aの上部空間に通気ポート43を経て、燃料タンク21内の上部に滞留する蒸発燃料が流入し、又、電池収容室31aに貯留されている燃料23はエゼクタ効果により燃料タンク21内へ吐出される。電池収容室31a内の燃料23の大部分が燃料タンク21内へ吐出されると、この電池収容室31aはほぼ蒸発燃料で充満されることになる。
その後、燃料タンク21内の燃料23の温度が上昇し、サーモバルブ36が噴射ポート22bを閉弁すると、電池収容室31a内に分岐ライン34を経て燃料23が噴出され、油面が上昇する。
このように、本実施形態では、燃料23の温度が低いときはサーモバルブ36が噴射ポート22bを開弁させて電池収容室31aに充填されている燃料23を排出するようにしたので、Li-ion電池2の周辺が蒸発燃料で充満されることになる。その結果、蒸発燃料の熱伝導率は低いため、Li-ion電池2は冷却され難くなり、充放電に伴う発熱で温度が上昇し、早期活性化を実現することが出来る。更に、この状態では、Li-ion電池2が蒸発燃料により適度な温度に保持されるため、電池温度が著しく上昇することがなく、Li-ion電池2の長寿命化を実現することが出来る。更に、電池収容室31aに充填されている燃料23は、エゼクタ効果を利用して燃料タンク21内へ排出させるようにしたので、電池収容室31aの燃料23を速やかに排出させることが出来る。
一方、燃料23の温度が高い場合は、サーモバルブ36が噴射ポート22bを閉弁させて、電池収容室31a内に燃料23を供給し充填させるようにしたので、Li-ion電池2の周辺が燃料23で満たされることになる。燃料23は比熱が低く熱伝導率が大きいので、Li-ion電池2で発生した熱を、電池収容室31aに充填されている燃料23と収容容器31と燃料タンク21に貯留されている燃料23とを介して外部に放熱させて、Li-ion電池2を効率よく冷却させることができる。
尚、サーモバルブ36は燃料23の温度に応じて開閉動作するため、例えばサーモバルブ36が開弁して電池収容室31aの燃料23が排出されている最中にサーモバルブ36が閉弁することもある。逆に、サーモバルブ36が閉弁して電池収容室31aに燃料23が充填されている最中にサーモバルブ36が開弁することもある。
以上のように、本実施形態では、燃料23の温度に応じてサーモバルブ36が開閉動作して、電池収容室31aに対する燃料23の充填量と蒸発燃料の充満状態とを相対的に変化させるようにしたので、Li-ion電池2の早期活性化と高温状態における効率的な冷却との双方を満足させることが出来る。
ところで、Li-ion電池2が不測的に高温化して、内部の電解液がガス化して吹き出した場合、電池収容室31aの内圧が急上昇するためサーモバルブ36の弁体37が破壊されて噴射ポート22bが強制的に開弁される。その結果、電池収容室31a内の蒸発ガスが噴射ポート22bから燃料タンク21内へ吹き出され、燃料タンク21に貯留されている燃料23と混合される。
その結果、上述した第3形態と同様、電解液の蒸発ガスは燃料23の気化潜熱により効率よく冷却され、蒸発ガスの液化が促進されると共に液化した電解液を燃料23中に効率よく溶け込ませることができ、電解液のガス化による体積膨張を抑制することが出来る。
又、本実施形態では、燃料(ガソリン)23をLi-ion電池2を冷却する冷却液として利用したので、構造のより一層の簡素化を実現することができる。
[第5実施形態]
図5に本発明の第5実施形態による二次電池収容装置の構成図を示す。本実施形態は、上述した第4形態の変形例であり、第4実施形態と同一の構成部分については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示す燃料供給システムは、上述したリターンタイプ、或いはリターンレスタイプの何れでも良く、エンジン51に設けられている燃料ギャラリ52には、各気筒に燃料を供給するインジェクタ52aが設けられている。尚、本実施形態ではエンジン51として水平対向型エンジン、或いはV型エンジンが示されている。
燃料デリバリライン33の燃料ポンプ32側に接続されている分岐ライン34は、リターンレスタイプの燃料供給システムでは燃料リターンラインとして利用される。この分岐ライン34の吐出端が電池収容室31aの上部に臨まされている。この収容容器31は上部が開口された箱形に形成されており、この収容容器31の上端は燃料タンク21が満タン状態にあるときの燃料23の油面よりも高い位置に設定されている。
燃料デリバリライン33は、両燃料ギャラリ52の一方の上流側に連通され、又、両燃料ギャラリ52の一方の下流側と他方の上流側とが連通ライン51aを介して連通されている。更に、他方の燃料ギャラリ52の下流側にリターンライン53が連通され、このリターンライン53の吐出端が電池収容室31aの底部付近に臨まされている。このリターンライン53は、リターンタイプの燃料供給システムでは燃料リターンラインとして利用される。
燃料デリバリライン33とリターンライン53とには燃料弁54,55が各々介装されている。この両燃料弁54,55の開閉は電子制御装置(ECU)61で制御される。
このECU61の入力側には、収容容器31に固設されて検知面を電池収容室31aに露呈されている燃温センサ56が接続されている。又、ECU61の出力側に各燃料弁54,55以外に燃料ポンプ32のポンプ駆動部32aが接続されている。
ECU61では、燃温センサ56で検出した電池収容室31aに貯留されている燃料温度を読込み、燃料温度が設定温度(Li-ion電池2の不活性温度と活性温度との境界温度)よりも高いときは、燃料弁55を閉弁し、燃料弁54を開弁して、エンジン51の輻射熱により加熱される前の燃料、すなわち、エンジン51の上流側の燃料23を、分岐ライン34を経て電池収容室31aに供給する。すると、電池収容室31aに貯留されている燃料23が分岐ライン34から供給される燃料23で循環され、Li-ion電池2が効率よく冷却され温度上昇が抑制される。尚、燃料温度が低下しない場合は、燃料ポンプ32のポンプ駆動部32aに対して増量信号を出力し、分岐ライン34から吐出される燃料量を増量し、燃料23の循環量を増加させるようにしても良い。
一方、ECU61において、燃料温度が設定温度よりも低いと判断したときは、燃料弁54を閉弁し、燃料弁55を開弁させる。すると、エンジン51の輻射熱により加熱された燃料23、すなわち、エンジン51の下流側の燃料23がリターンライン53を経て電池収容室31aに吐出されて、電池収容室31aに貯留されている燃料23が昇温される。
その結果、Li-ion電池2は燃料23により保温されると共に、充放電に伴う自己の発熱により昇温されて早期活性化が実現される。尚、この場合、燃料温度が昇温しない場合は、燃料ポンプ32のポンプ駆動部32aに対して増量信号を出力し、リターンライン53から吐出される燃料量を増量して燃料23による冷却を抑制するようにしても良い。
このように、本実施形態では、電池収容室31aに貯留されている燃料23の温度に応じて燃料弁54,55の開閉を制御し、電池収容室31aに貯留されている燃料23の温度を制御するようにしたので、Li-ion電池2の高温化の抑制と早期活性化との双方を満足させることが出来る。
ところで、Li-ion電池2が不測的に高温化して、内部の電解液がガス化して吹き出した場合、この吹き出した電解液の蒸発ガスが直ちに燃料23に曝され、燃料23の気化潜熱により直ちに冷却され液化されて、燃料23に溶け込まされる。その結果、蒸発ガスの体積膨張が抑制される。
一方、液化されなかった蒸発ガスの体積膨張にて、燃料タンク21の内圧が上昇し、2ウエイバルブ27が開弁すると、燃料タンク21内のガス(蒸発燃料、及び電解液の蒸発ガス)が上流側パージ通路24を通り、キャニスタ5'に吸着され、電解液の蒸発ガスはキャニスタ5'にて白煙成分が除去された後、大気に放出される。このように、本形態では、Li-ion電池2を燃料タンク21内に収容し、燃料(ガソリン)23を冷却液として利用したので、構造のより一層の簡素化を実現することができる。
尚、本発明は、上述した各実施形態に限るものではなく、例えば第1、第2実施形態で示した収容容器1の外周を空冷装置により強制冷却し、空冷温度を制御することで、正常時のLi-ion電池2の温度を適正に管理できるようにしても良い。
第1実施形態による二次電池収容装置の構成図 第2実施形態による二次電池収容装置の構成図 第3実施形態による二次電池収容装置の構成図 第4実施形態による二次電池収容装置の構成図 第5実施形態による二次電池収容装置の構成図
符号の説明
1,31…収容容器、
1a,21b,31a…電池収容室
1b…放熱フィン、
2…リチウムイオン二次電池、
3…リリーフ通路、
3a…ノズル部、
4…リリーフ弁、
5…キャニスタ、
7…ガス溜まり室、
9…弁体、
11…冷却液、
21…燃料タンク、
22…ディフューザ、
23…燃料、
24…上流側パージ通路、
26…大気ポート、
27…2ウエイバルブ、
28…セパレータ、
32…燃料ポンプ、
33…燃料デリバリライン、
34…分岐ライン、
34a…ノズル部、
35a…燃圧保持弁
35b…リリーフ弁、
36…サーモバルブ、
41…フロート弁、
51…エンジン、
53…リターンライン、
54,55…燃料弁、
56…燃温センサ

Claims (9)

  1. 移動体の動力源として使用される二次電池と、
    前記二次電池が収容されると共に冷却液が充填されている電池収容室と、
    熱伝導性を有して前記電池収容室を形成する収容容器と
    前記電池収容室の上部に一端が連通され、他端が燃料タンクに連通されたリリーフ通路とを備えたことを特徴とする二次電池収容装置。
  2. 前記リリーフ通路は、記電池収容室の内圧が基準圧以上で開弁するリリーフ弁を備えることを特徴とする請求項1記載の二次電池収容装置。
  3. 前記収容容器に放熱フィンが形成されていることを特徴とする請求項1或いは2記載の二次電池収容装置。
  4. 記リリーフ通路の他端に形成されたノズル部が前記燃料タンクに臨まされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の二次電池収容装置。
  5. 前記ノズル部がディフューザに臨まされていることを特徴とする請求項4記載の二次電池収容装置。
  6. 移動体の動力源として使用される二次電池と、
    前記二次電池が収容されると共に冷却液が充填されている電池収容室と、
    熱伝導性を有して前記電池収容室を形成する収容容器とを備え、
    前記収容容器が燃料タンクであり、前記電池収容室が該燃料タンク内に形成されていることを特徴とする二次電池収容装置。
  7. 前記燃料タンク内に前記電池収容室と燃料室とが仕切壁を介して区画形成されていることを特徴とする請求項6記載の二次電池収容装置。
  8. 移動体の動力源として使用される二次電池と、
    前記二次電池が収容されると共に冷却液が充填されている電池収容室と、
    熱伝導性を有して前記電池収容室を形成する収容容器とを備え、
    前記冷却液が燃料であり、前記収容容器が前記燃料タンク内に設けられ、該収容容器に形成された前記電池収容室に前記燃料タンク内の燃料温度に応じて該燃料タンク内の燃料が給排されることを特徴とする二次電池収容装置。
  9. 移動体の動力源として使用される二次電池と、
    前記二次電池が収容されると共に冷却液が充填されている電池収容室と、
    熱伝導性を有して前記電池収容室を形成する収容容器とを備え、
    前記冷却液が燃料であり、前記収容容器が前記燃料タンク内に設けられ、該収容容器に形成された前記電池収容室に前記燃料タンク内或いは該電池収容室内の燃料温度に応じてエンジン上流側の燃料とエンジン下流側の燃料とが選択的に供給されることを特徴とする二次電池収容装置。
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