JP5405037B2 - バッテリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ハイブリッド車両や電気自動車に搭載して好適なバッテリ装置に関する。
電動機を駆動源としたハイブリット車両や電気自動車には、電動機駆動用の高電圧のバッテリ装置が搭載されている。この種のバッテリ装置においては、例えば夏期などに周辺温度が高温に上昇すると、内蔵の素電池の自己放電が激しくなり発熱することがある。このように、温度が非常に高い環境下で発熱量が多くなると、素電池が熱暴走し、当該素電池から非常に高温の燃焼ガスが噴出することがある。特に、自動車を駆動するための高電圧のバッテリ装置は、大容量の素電池を多数に使用しているので、高温時における自己放電による発熱量が極めて大きく、熱暴走する確率が高くなる。
そこで従来では、バッテリ装置のケースの破損や、素電池の液漏れといった異常を検出して異常信号を発する異常検出手段と、異常信号が発せられたときに冷却剤をバッテリーケース内に噴射する装置とを備えた安全装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−74603号公報
しかしながら、従来のものは、電気信号により異常を発する構成であるため、バッテリ装置の破損に起因して車両側の電源系統の電力が遮断されたり、制御システムに電気的な障害が生じたりした場合には、異常信号が発せられずに安全装置が動作できない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、車両側の電源系統や制御系統の状態に依らずに素電池を冷却することができるバッテリ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、素電池をバッテリーケースに納めたバッテリ装置において、前記バッテリーケース内で、前記素電池から発生する燃焼ガスに曝される箇所に、不燃性の冷媒を貯留した冷媒タンク、又は該冷媒タンクに接続した熱交換器を設け、前記冷媒タンク、又は前記熱交換器に減圧装置、及び所定の冷媒圧力で開放する圧力バルブを順に接続し、前記冷媒タンク、又は前記熱交換器の前記燃焼ガスによる加熱に伴って前記圧力バルブが開放し、前記減圧装置で減圧されて膨張した冷媒を前記バッテリーケース内に噴射し、前記素電池のケース体に前記燃焼ガスを噴出する安全バルブを設け、前記バッテリーケース内に、複数の前記素電池を、前記安全バルブの配設側を一方向に揃えて並べて配置し、各素電池の安全バルブと対向させて、前記冷媒タンク、又は前記熱交換器を延在させたことを特徴とする。
また本発明は、上記のバッテリ装置において、前記バッテリーケースは、密閉構造を成し、内部圧力が所定の圧力に達したときに開放し内外を連通する排気用バルブを有することを特徴とする。
本発明によれば、バッテリーケースに納めた素電池から熱暴走等により高温の燃焼ガスが発生した場合、この燃焼ガスの発生に伴って圧力バルブが開放し、減圧装置で減圧されて膨張した冷媒がバッテリーケース内に自動的に噴射されるため、燃焼ガス発生時に素電池を速やかに冷却することができる。
また、燃焼ガスと冷媒との熱交換によって圧力バルブを作動させる構成であるため、車両側の電源系統や制御系統にトラブルが発生している場合でも、これら電源系統や制御系統の状態に依らずに圧力バルブを作動させて素電池を冷却することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係るバッテリ装置10を搭載した四輪の電気自動車1の構成を示す図である。電気自動車1は、前輪2及び後輪3と、これら前輪2及び後輪3のいずれか、或いは、両方(図示例は前輪2のみ)の各々に設けられた車両駆動用モータ4とを備えている。この車両駆動用モータ4は車両を動かす駆動源を構成するものである。また、電気自動車1の車室5には、運転座席6及び後部座席7が前後に配置され、運転座席6の正面にはハンドル8や図示せぬメータパネル等が配置されている。
後部座席7の後方にはトランク9が設けられ、このトランク9内に、高電圧のバッテリ装置10が配置されている。バッテリ装置10は、上記車両駆動用モータ4に給電して駆動するものであり、バッテリ装置10から引き出された電力供給線としての高電線11を介して車両駆動用モータ4に送電が行われる。
ここで、バッテリ装置10の電池(後述する組電池18)を電気自動車1の駆動にのみ用いていると、自然放電を含めて電池は放電していく。この放電を補うため、制御の切り替えにより電気自動車1の減速時には車両駆動用モータ4を発電機として用い、運動エネルギを電池の補充電に活用する回生ブレーキを利用できる。そこで本実施形態のバッテリ装置10は車両駆動用モータ4に対して、双方向で需給電できる構成となっている。
図2はバッテリ装置10の構成を模式的に示す図である。
バッテリ装置10は、容器体12と蓋板14とを有した密閉構造のバッテリーケース16に、車両駆動用モータ4に給電する電力を蓄える組電池18を収容して構成されている。さらに、このバッテリ装置10は、組電池18の通常の冷却を行う通常冷却機構20と、異常時に組電池18を自動で冷却する異常冷却機構22とを備えている。
上記組電池18は、複数の素電池(セル)24を組みにして相互に電気的に接続したものであり、素電池24は、その内部に正極及び負極をセパレータを介して巻回した発電要素を含む非水電解質二次電池を、図3に示すように、アルミニウム又はアルミニウム合金製の角型平板状のケース体26に収納して構成されたものであり、その上面26Aには、その両端側に正負の電極28がそれぞれ設けられ、その上面26Aの略中央に安全バルブ30が設けられている。
上記非水電解質二次電池には、例えばリチウムイオン二次電池等が好適に用いられる。リチウムイオン二次電池等は、特に過充電された場合や充電状態で電池内部で短絡した場合、熱暴走が生じて発熱し、ケース内部で高温の燃焼ガスが発生することで内圧が急激に上昇することがある。このように、ケース体26の内圧が急激に上昇した場合には、内圧によって安全バルブ30が開放し内部の燃焼ガスが外部に噴出されるようになっている。これにより、内部の圧力が外に逃げるため熱暴走発生時のケース体26の破裂が防止される。
また、素電池24から燃焼ガスが噴射された場合、バッテリーケース16の内圧も上昇し破裂する恐れがある。そこで、このような場合でも、バッテリーケース16の破裂を未然に防ぐために、バッテリーケース16には、排気用安全バルブ32が設けられている。排気用安全バルブ32は、バッテリーケース16の内圧が所定の内圧に達した場合に、この内圧により栓が押し出されて開放し、バッテリーケース16の内部のガスを外部へ放出することで、バッテリーケース16の破裂を防止する。なお、この排気用安全バルブ32は、車室5への燃焼ガスの進入を防止すべく、車両外に向けて燃焼ガスを排出するように構成されている。
通常冷却機構20は、組電池18の各素電池24を冷却し、良好な充放電効率を実現可能な温度に維持するためのものであり、冷却プレート40と、冷媒循環配管42A、42Bとを備えている。
冷却プレート40は、アルミニウム又はアルミニウム合金製の長板状に形成され、その一端から、冷媒循環配管42A、42Bが引き出されている。この冷媒循環配管42A、42Bには、例えば電気自動車1に既設の空気調和機(カーエアコン)の冷媒が導入される。
上記冷却プレート40は、バッテリーケース16の底面16Aに外側から密着させて配置され、バッテリーケース16の内部に配置された組電池18を底面16Aを介して熱伝導により冷却する。
異常冷却機構22は、素電池24から熱暴走等によって燃焼ガスが噴出した場合に、速やかに素電池24を冷却するものであり、冷媒タンク50と、熱交換器52と、減圧装置としての膨張弁54と、圧力バルブ56とを備えている。
冷媒タンク50は、冷媒を貯留した貯留タンクであり、バッテリーケース16の外に並設され、冷媒の導入経路を形成する冷媒管51がバッテリーケース16内に引き込まれ、この冷媒管51に、上記の熱交換器52、膨張弁54及び圧力バルブ56が順に設けられる。冷媒タンク50に貯留される冷媒は、燃焼ガスを噴射した素電池24を冷却するために使用される。このため、冷媒には、例えばCO2冷媒等の不燃性の冷媒が用いられる。
バッテリーケース16内には、各素電池24が安全バルブ30が上方に位置するように並べて配置され、上記熱交換器52は、各素電池24の安全バルブ30と対向するように延在しており、いずれかの素電池24から高温の燃焼ガスが噴出した場合には、当該燃焼ガスと冷媒管51内の冷媒とが熱交換器52により熱交換し冷媒が加熱される。
膨張弁54は、熱交換器52から流入する冷媒を減圧、膨張して圧力バルブ56に向けて流すものであり、圧力バルブ56は冷媒管51の終端部に設けられ、所定値以上の冷媒圧力で開放し、膨張した冷媒をバッテリーケース16内に噴射する。
圧力バルブ56の開放について説明すると、燃焼ガスとの熱交換によって冷媒管51内の冷媒が加熱され該冷媒の温度が上昇すると、図4に示すように、その温度上昇に比例して、圧力バルブ56での冷媒圧力も上昇する。
したがって、燃焼ガスとの熱交換によって冷媒が加熱されたときに達する冷媒の温度T0と、この温度T0における圧力バルブ56での冷媒の圧力P0とが予め実験等により求められており、冷媒の圧力が圧力P0(又は、圧力P0よりも所定マージン分だけ低い圧力)に達したときに圧力バルブ56が開放するように構成されている。これにより、図5に示すように、素電池24のガスが発生したときに速やかに圧力バルブ56が開放し、膨張した冷媒ガスがバッテリーケース16内に噴射され、素電池24が冷却される。
このような熱暴走発生時の一連の動作について図6を参照してより詳細に説明する。
図6に示すように、組電池18のいずれかの素電池24が熱暴走すると(ステップS1)、その素電池24のケース体26内での燃焼ガスの発生により安全バルブ30が開放し(ステップS2)、高温の燃焼ガスがバッテリーケース16内に噴出する(ステップS3)。これにより、素電池24の安全バルブ30の上方に配置された熱交換器52が高温の燃焼ガスに曝されて加熱される(ステップS4)。
熱交換器52が加熱された結果、冷媒管51の冷媒の温度が上昇して冷媒圧力が高まり(ステップS5)、圧力バルブ56が開放する(ステップS6)。これにより、膨張弁54にて減圧、膨張した冷媒ガスが圧力バルブ56からバッテリーケース16内に噴射される(ステップS7)。これにより、熱暴走により発熱した素電池24が冷媒ガスによって速やかに冷却されるため、素電池24の熱暴走が停止し、また、熱暴走時の発熱によって他の素電池24にも熱暴走が連鎖的に引き起こされるという事態も防ぐことができる。
さて、圧力バルブ56から冷媒ガスが噴射された場合には、膨張弁54での冷媒の減圧に伴って、熱交換器52には冷媒タンク50から冷媒が導入され熱交換器52の温度が低下するものの(ステップS8)、素電池24から燃焼ガスが発生している間は、燃焼ガスから熱を吸収し(ステップS9)、冷媒圧力が高められるため(ステップS5)、冷媒ガスの噴射が持続する。そして、冷媒ガスの冷却によって素電池24の熱暴走が収まり、燃焼ガスの発生が停止すると、熱交換器52での加熱も収まるため、冷媒ガスの噴射が自動的に停止される。
また、冷媒ガスがバッテリーケース16内に噴射された場合には、バッテリーケース16の内部圧力が上昇するため、このバッテリーケース16に設けられた排気用安全バルブ32が開放し、燃焼ガスと共に冷媒ガスがバッテリーケース16の外に排出される(ステップS10)。
上述の通り、冷媒ガスにはCO2等の不燃性ガス冷媒が用いられているため、排気用安全バルブ32が開放した場合、冷媒ガスの噴射に伴ってバッテリーケース16内の空気が外部に押し出され、バッテリーケース16内には冷媒ガスが充満することになる。この結果、バッテリーケース16内の酸素が希薄になるため、バッテリーケース16内で燃焼が生じている場合には、その燃焼が速やかに消火される。
このように、本実施形態によれば、バッテリーケース16に納めた素電池24から熱暴走等により高温の燃焼ガスが発生した場合、この燃焼ガスの発生に伴って圧力バルブ56が開放し、膨張弁54で減圧されて膨張した冷媒ガスがバッテリーケース16内に自動的に噴射される構成としたため、素電池24からの高温の燃焼ガスの発生時に、この素電池24を速やかに冷却することができる。また、これにより、素電池24の間で熱暴走が連鎖することも防止できる。
また、燃焼ガスと冷媒との熱交換によって圧力バルブ56を作動させる構成であるため、車両側の電源系統や制御系統にトラブルが発生している場合でも、これら電源系統や制御系統の状態に依らずに圧力バルブ56を作動させ素電池24を冷却することができる。
さらに、燃焼ガスとの熱交換により冷媒を加熱し圧力を高めることで、冷媒の噴射を生じさせる構成であるため、冷媒の噴射によって冷媒タンク50の圧力が減少しても、燃焼ガスが生じている限り冷媒圧力が継続的に高められるため、冷媒の噴射を持続させることができる。これにより、燃焼ガスが発生しているにもかかわらず、冷媒タンク50内の圧力低下に伴って冷媒の噴射が停止してしまう、といった事もない。
また本実施形態によれば、複数の素電池24の各々の安全バルブ30と対向させて、熱交換器52を延在させる構成としたため、燃焼ガスがどの素電池24から発生しようとも、熱交換器52を燃焼ガスに曝すことができ、冷媒による冷却を行うことができる。
また本実施形態によれば、内部圧力が所定の圧力に達したときに開放し内外を連通する排気用安全バルブ32をバッテリーケース16に設ける構成としたため、燃焼ガスや冷媒ガスの噴射に伴って排気用安全バルブ32を開放し、内部の空気を押し出すことで、バッテリーケース16内に不燃性の冷媒ガスを充満させることができる。これにより、バッテリーケース16内で燃焼が発生している場合には、これを速やかに消火することができる。
<第2実施形態>
図7は、本発明の第2実施形態に係るバッテリ装置110の構成を模式的に示す図である。なお、同図において、第1実施形態で説明したものについては同様の符号を付し、その説明を省略する。
この図に示すように、本実施形態のバッテリ装置110は、異常冷却機構122が熱交換器52を備える代わりに、冷媒タンク150がバッテリーケース16内に、各素電池24の安全バルブ30と対向するように延在して設けられており、いずれかの素電池24から燃焼ガスが発生した場合には、その燃焼ガスに曝される。冷媒タンク150の筐体は、燃焼ガスと十分に熱交換可能な熱伝導性を有する材質から構成されており、燃焼ガスの発生に伴って、冷媒タンク150内の冷媒が加熱されることで、膨張弁54を介して圧力バルブ56から冷媒が噴射される。
このように、本実施形態によれば、第1実施形態と同様な効果を奏すると共に、さらに、冷媒タンク150がバッテリーケース16内に設けられているため、バッテリーケース16から冷媒管51を引き出す必要がなく、装置構成の簡易化が図られる。
<第3実施形態>
図8は、本発明の第3実施形態に係るバッテリ装置210が備える異常冷却機構222と、その周辺構成のみを示す図である。
なお、同図において、第1又は第2実施形態で説明したものについては同様の符号を付し、その説明を省略する。
この図に示すように、本実施形態の異常冷却機構222は、第2実施形態の異常冷却機構122に対し、膨張弁54に代えて、減圧装置としてキャピラリーチューブ254を設けたものである。
本実施形態によれば、第1及び第2実施形態と同様な効果を奏する。
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態に係るバッテリ装置310が備える異常冷却機構322と、その周辺構成のみを示す図である。
なお、同図において、第1〜第3実施形態で説明したものについては同様の符号を付し、その説明を省略する。
この図に示すように、本実施形態のバッテリ装置310は、複数の素電池24を並べて組んで成る組電池18を複数組有している。そして、異常冷却機構322においては、各組電池18ごとに、第1実施形態と同様の熱交換器352A、352Bが設けられている。
これにより、本実施形態によれば、第1実施形態で述べた効果に加え、組電池18の数が増えることでバッテリ装置310の出力電力が高められると共に、どの組電池18のどの素電池24から燃焼ガスが発生しても、その燃焼ガスと冷媒とを熱交換させて冷媒ガスを速やかに噴射させることができる。
<第5実施形態>
図10は、本発明の第5実施形態に係るバッテリ装置410の構成を示す斜視図、図11はその断面図、図12はその内部の主要構成を示す斜視図である。
なお、これらの図において、第1〜第4実施形態で説明したものについては同様の符号を付し、その説明を省略する。
これらの図に示すように、本実施形態のバッテリ装置410は、バッテリーケース16の中に、冷却プレート40を納め、その冷却プレート40の上に、複数の素電池24を並べて組んで成る2つの組電池18を並べて配置して構成されている。
本実施形態の異常冷却機構422においては、冷媒タンク50が冷却プレート40上に組電池18と横並びに配置され、また、各組電池18の上側には、その上方を熱交換用プレート453が配置され、冷媒タンク50から引き出した2本の冷媒管51の各々が各熱交換用プレート453に跨って延びてU字状に折り返すことで熱交換器452が構成され、各冷媒管51の端部に減圧装置としての膨張弁454が取り付けられている。
これにより、本実施形態によれば、第1実施形態で述べた効果に加え、冷媒タンク50を、組電池18を冷却する冷却プレート40の上に配置しているため、通常時には、組電池18と共に冷媒タンク50も冷却される。これにより、例えば夏期等にバッテリーケース16の中の温度が高温に達するなどした場合に、この高温による異常冷却機構422の誤作動が防止可能となる。
なお、上述した各実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した各実施形態では、電気自動車1に搭載されるバッテリ装置について説明したが、これに限らず、高電圧を要する車両であれば、ハイブリット自動車や二輪の自動車、又は、電車、飛行機等の任意の車両の電力源として本発明のバッテリ装置を用いることができる。さらには、車両に限らず、高電圧を要する任意の機器の電力源としても本発明のバッテリ装置を用いることができる。
本発明の第1実施形態に係るバッテリ装置を搭載した四輪の電気自動車の構成を示す図である。 バッテリ装置の構成を示す図である。 素電池の構成を示す図である。 冷媒の温度及び圧力の関係と共に、圧力バルブが開放する冷媒の圧力を示す図である。 異常冷却機構による冷却動作を模式的に示す図である。 素電池で熱暴走が発生した時の動作説明図である。 本発明の第2実施形態に係るバッテリ装置を示す図である。 本発明の第3実施形態に係るバッテリ装置を示す図である。 本発明の第4実施形態に係るバッテリ装置を示す図である。 本発明の第5実施形態に係るバッテリ装置の構成を示す斜視図である。 同バッテリ装置の断面図である。 同バッテリ装置の内部の主要構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 電気自動車
4 車両駆動用モータ
10、110、210、310、410 バッテリ装置
16 バッテリーケース
18 組電池
22、122、222、322、422 異常冷却機構
24 素電池
30 安全バルブ
32 排気用安全バルブ
50、150 冷媒タンク
51 冷媒管
52、352A、352B 熱交換器
54、454 膨張弁(減圧装置)
56 圧力バルブ
254 キャピラリーチューブ(減圧装置)

Claims (2)

  1. 素電池をバッテリーケースに納めたバッテリ装置において、
    前記バッテリーケース内で、前記素電池から発生する燃焼ガスに曝される箇所に、不燃性の冷媒を貯留した冷媒タンク、又は該冷媒タンクに接続した熱交換器を設け、前記冷媒タンク、又は前記熱交換器に減圧装置、及び所定の冷媒圧力で開放する圧力バルブを順に接続し、
    前記冷媒タンク、又は前記熱交換器の前記燃焼ガスによる加熱に伴って前記圧力バルブが開放し、前記減圧装置で減圧されて膨張した冷媒を前記バッテリーケース内に噴射し、
    前記素電池のケース体に前記燃焼ガスを噴出する安全バルブを設け、
    前記バッテリーケース内に、複数の前記素電池を、前記安全バルブの配設側を一方向に揃えて並べて配置し、各素電池の安全バルブと対向させて、前記冷媒タンク、又は前記熱交換器を延在させたことを特徴とするバッテリ装置。
  2. 請求項1に記載のバッテリ装置において、
    前記バッテリーケースは、密閉構造を成し、内部圧力が所定の圧力に達したときに開放し内外を連通する排気用バルブを有することを特徴とするバッテリ装置。
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