JP5025562B2 - プログラマブルコントローラシステム - Google Patents

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本発明は、プログラマブルコントローラ(以下、PLCという)を構成するPLCユニットと、該PLCユニットの設定を行う周辺装置とを備えるPLCシステムに関するものである。
PLCを構成するPLCユニット、例えばCPUユニットの設定を行うとき、パソコンなどの周辺装置を該CPUユニットに接続し、周辺装置にインストールされているCPUユニット設定用の設定アプリケーションソフトウェアを実行してCPUユニットの設定を行う。
このシステムにおいて、設定アプリケーションソフトウェアが未対応の新規のCPUユニット、例えば新しい形名のCPUユニットや、同じ形名であっても仕様に変更が加えられた新しいバージョンのCPUユニットを導入する際、該導入する新規のCPUユニットに対応させるために設定アプリケーションソフトウェアをバージョンアップさせる必要がある。このとき、バージョンアップソフトウェアをインターネット経由でダウンロードするか、記憶媒体に格納されているバージョンアップソフトウェアを導入するCPUユニットのメーカから入手することによって、入手したバージョンアップソフトウェアを設定アプリケーションソフトウェアに適用してバージョンアップを行う方法が一般的である。
しかしながら、インターネットに接続できる環境が整っていない現場などではインターネット経由でのバージョンアップソフトウェアの入手は出来ず、また、バージョンアップソフトウェアが格納されている記憶媒体を入手する方法では、入手まで時間がかかったり、別の周辺装置にインストールされている設定アプリケーションソフトウェアをバージョンアップさせる場合などに備えて記憶媒体を保管しておく必要があり、何れもユーザフレンドリーな方法とは言い難い。
これに対して、特許文献1によれば、PLCのメモリにプログラミング制御用ソフトを格納し、接続されたプログラミング装置に該プログラミング制御用ソフトを転送し、プログラミング装置は転送されてきたプログラミング制御用ソフトを立ち上げてPLCの設定を行う技術が開示されている。
特開2000−293209号公報
しかしながら、特許文献1の技術によれば、設定アプリケーションソフトウェア自体をPLCのメモリに格納するので、高機能な設定アプリケーションソフトウェアが使用される場合は非常に大きなサイズのメモリを必要とし、PLCのコストアップにつながるという問題があった。さらに、設定アプリケーションソフトウェアを周辺装置に転送するので、この転送に時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、PLCユニットの形名およびバージョンに関わらず周辺装置にて設定可能なPLCシステムを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、PLCユニットと、該PLCユニットの設定を行う周辺装置とを備えるプログラマブルコントローラシステムにおいて、PLCユニットは、自身の形名およびバージョンを識別する識別情報と、自身が使用する命令を定義する情報を含む固有情報とを記憶する記憶部を有し、前記周辺装置は、PLCユニットの形名およびバージョンを識別する識別情報毎に、命令を定義する情報を含む固有情報が記憶される固有情報データベース手段と、接続されたPLCユニットに記憶された識別情報と前記固有情報データベース手段に記憶された識別情報との比較に基づき、前記固有情報データベース手段に記憶された固有情報が接続されたPLCユニットで使用可能か否かを判定し、使用可能でないと判定した場合、接続されたPLCユニットから固有情報を取得して前記固有情報データベース手段の記憶データを更新するデータベース更新手段と、前記固有情報データベース手段から前記接続されたPLCユニットに対応する固有情報を読み出し、該読み出した固有情報に基づいて接続されたPLCユニットの設定処理を行う設定アプリケーションソフトウェア手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、PLCの形名およびバージョンに関わらず周辺装置にて設定可能なPLCシステムを得ることができる。
以下に、本発明にかかるPLCシステムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
PLCは、PLC全体の制御と産業用装置の制御とを行うCPUユニットと、用途に合わせて選択されるいくつかのオプションユニットと、が同一のバス上に配置されて構成される。オプションユニットとしては、温度制御ユニットやD/A変換を行うアナログユニットなど、前記するCPUユニットとは異なる独自のCPUにより動作し、CPUユニットの機能を拡張するユニットであるインテリジェントユニットがある。本実施の形態のPLCシステムは、周辺装置と該周辺装置が設定する設定対象とで構成されるが、CPUユニットおよびインテリジェントユニット等を本実施の形態における設定対象の適用対象としており、これらを総称してPLCユニットという。このうち、CPUユニットに適用する場合について説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかるPLCシステムの概略的な構成を示す図である。図1において、本実施の形態のPLCシステムは、CPUユニット1と、該CPUユニット1の設定やモニタを行う周辺装置2とを有する。
CPUユニット1は、ユニット主要部11と、メモリ12と、メモリ12に記憶される固有情報13と、通信インタフェース14と、転送制御部15とをさらに備える。また、周辺装置2は、周辺装置制御部21と、メモリ22と、メモリ22に保持される設定アプリケーションソフトウェア23、データベース更新ソフトウェア24、および固有情報データベース25と、通信インタフェース26と、表示部27と、入力部28とをさらに備える。
ユニット主要部11は、CPUユニット1が図示しない産業用装置の制御を実行するための、中央演算装置等により構成される主要部である。ユニット主要部11は、周辺装置2により作成された実行プログラムを内部に保持し、該実行プログラムに基づいて産業用装置の制御を実行する。メモリ12は、固有情報13を記憶するための、ROM等により構成される記憶装置である。
固有情報13は、CPUユニット1の形名とバージョン情報、実行プログラムの生成に必要な、ユニット主要部11が使用する命令およびデバイスの種別を定義する定義情報、および自CPUユニット1のモニタに使用される通信コマンドを定義する定義情報を含む情報が記述されている。ここでCPUユニット1の形名とは、CPUユニット1のタイプを示す情報であり、形名が異なるCPUユニット1同士の固有情報13は互いに互換性はないものとする。各種定義情報は、メーカによるCPUユニット1の改良などによって変更されることがあるため、同じ形名のCPUユニット1であっても異なることがある。バージョン情報は、このような変更が有るたびに昇順に付与される値である。すなわち、同じ形名を有する固有情報13同士でバージョン情報を比較すると、どちらのCPUユニット1および固有情報13が新しいかを判定することができる。ここでは、CPUユニット1は、該CPUユニット1のバージョンと同じか、より新しいバージョンの固有情報13に記述される定義情報を使用可能とするような、いわゆる上位互換性があるとして説明する。
図2は、固有情報13の具体例を説明する図である。本実施の形態においては、実行プログラムに使用する命令を定義する情報と、デバイスの種別を定義する情報と、CPUユニット1のモニタに使用する通信コマンドを定義する情報と、該通信コマンドの引数として使用するパラメータの情報とを、夫々、命令テーブル(Instruction Table)、デバイステーブル(Device Table)、通信コマンドテーブル(Communication Command Table)、パラメータテーブル(Parameter Table)によって管理するとしている。本具体例の固有情報13は、<Main></Main>に区切られる部分において、CPUユニット1の形名(Type Name)が「TypeQ01」、固有情報13のバージョン情報(Version)が「C」であることを示し、上述する4つのテーブルのテーブル名を形名と同じ「TypeQ01」とすることを示している。また、固有情報13は、命令テーブルおよびデバイステーブルの内容を、夫々<Instruction></Instruction>で区切られる部分および<Device></Device>で区切られる部分において定義している。ここでは、命令テーブルにおいて、命令「LD」と「OUT」が、夫々「12000001」、「22000001」というユニット主要部11が使用するマシン語(Machine Code)に対応するということが定義されている。また、デバイステーブルにおいて、デバイスの種別「X」と「Y」が、夫々「101」、「201」というマシン語に対応するということが定義されている。
図1に戻り、通信インタフェース14は、CPUユニット1と周辺装置2との間の通信を行うためのインタフェースである。該通信は、通信インタフェース14と周辺装置2が備える通信インタフェース26とを通して行われる。該通信の通信方式は特に限定されるものではなく、例えば、RS(Recommended Standard)、USB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)などであってよい。また、無線方式であってもよい。
転送制御部15は各種データの転送を制御する制御部である。転送制御部15は、さらに、周辺装置1から参照コマンドを受け付けたとき、固有情報13に記述される形名およびバージョン情報を読み出して周辺装置2に送信し、取得コマンドを受け付けたとき、固有情報13を読み出して周辺装置2に送信する。ここで、転送制御部15は、形名およびバージョンが異なるどのCPUユニット1に搭載されるものであっても共通の参照および取得コマンドを受け付けて、該夫々のコマンドに応じて受信および応答の動作を実行可能なように構成される。
周辺装置制御部21は、OS(Operating System)などの制御プログラム、各種の処理手順などを規定したプログラムを実行することによって周辺装置2の動作を制御する制御部であり、特に本発明の実施の形態に密接に関連する事柄としては、メモリ22に保持される設定アプリケーションソフトウェア23およびデータベース更新ソフトウェア24を読み出して実行する動作を行う。
メモリ22は、ROM、RAM、ハードディスクドライブなどにより構成される記憶装置であり、設定アプリケーションソフトウェア23、データベース更新ソフトウェア24、および固有情報データベース25を記憶する。
固有情報データベース25は、固有情報13と同様の情報構成を有する固有情報をテーブル形式で記憶するデータベースである。固有情報データベース25の具体例を図3に示す。図3の具体例において、図2に示す固有情報13の内容における<Main></Main>に区切られる部分の情報がメインテーブルのIDが1の行に記憶されている。さらに、テーブル名「TypeQ01」の命令テーブルに、固有情報13の<Instruction></Instruction>で区切られる部分に記述されている情報が記憶されている。同様に、テーブル名「TypeQ01」のデバイステーブルに、<Device></Device>で区切られる部分に記述されている情報が記憶されている。メインテーブルのIDが2の行には、異なる形名のCPUユニット1の固有情報13の内容が記憶されている。
データベース更新ソフトウェア24は、周辺装置制御部21によって実行されることによって動作するソフトウェアであり、接続されているCPUユニット1の転送制御部15に参照コマンドを送信し、転送制御部15に、固有情報13に記述されている形名とバージョン情報とを送信させる。そして、データベース更新ソフトウェア24は、送信されてきた形名と同じ形名を有する固有情報が固有情報データベース25に記憶されているか否かを判定し、記憶されていると判定した場合、該記憶されている固有情報のバージョン情報と取得したバージョン情報とを比較し、記憶されている固有情報が固有情報13より古いか否かを判定する。
そして、データベース更新ソフトウェア24は、取得した形名と同じ形名を有する固有情報が固有情報データベース25に記憶されていないと判定した場合、転送制御部15に取得コマンドを送信して固有情報13を送信させ、送信されてきた固有情報13を固有情報データベース25に加える。また、データベース更新ソフトウェア24は、固有情報データベース25に記憶されている固有情報のバージョンが固有情報13から取得したバージョンより古いと判定した場合、同様に取得コマンドを送信して固有情報13を取得し、固有情報データベース25に記憶されている同じ形名を有する固有情報を上書きする。
すなわち、データベース更新ソフトウェア24は、接続されたCPUユニット1の固有情報13と固有情報データベース25に記憶される固有情報とを比較し、必要に応じて固有情報データベース25の内容を更新し、固有情報データベース25に記憶される固有情報で前記する接続されたCPUユニット1に対応できるようにする。
設定アプリケーションソフトウェア23は、既にデータベース更新ソフトウェア24による処理済みの固有情報データベース25を検索して、CPUユニット1の形名の固有情報を選択し、該固有情報において定義されている命令およびデバイスの種別を用いて実行プログラムを生成する設定動作を行う。また、設定アプリケーションソフトウェア23は、選択した固有情報に定義されている通信コマンドおよびパラメータを用いることによって、CPUユニット1の動作のモニタを行う。
因みに、設定アプリケーションソフトウェア23が、データベース更新ソフトウェア24による処理が行われていない固有情報データベース25を使用し、固有情報13よりも古い固有情報を選択した場合、接続されたCPUユニット1の設定動作やモニタの動作を正しく実行できない。
通信インタフェース26は、CPUユニット1と通信を行うためのインタフェースである。表示部27は、周辺装置制御部21により出力される情報を使用者に表示する例えばLCDからなる表示装置である。入力部28は、例えばキーボードやスイッチ類などの入力手段を備えた、周辺装置制御部21に対する入力インタフェースである。
次に、以上のように構成される実施の形態のPLCシステムの動作を説明する。まず、CPUユニット1が接続されたとき、データベース更新ソフトウェア24が固有情報データベース25に記憶される固有情報で接続されたCPUユニット1に対応できるようにする動作を説明する。図4は、該動作を説明するフローチャートである。
図4において、データベース更新ソフトウェア24は、参照コマンドを転送制御部15に送信し、固有情報13から形名とバージョン情報を取得する(ステップS1)。次に、データベース更新ソフトウェア24は、固有情報データベース25に取得した形名の固有情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS2)。固有情報が記憶されていると判定した場合(ステップS2、Yes)、データベース更新ソフトウェア24は、該記憶されている固有情報のバージョン情報と取得したバージョン情報とを比較し、該記憶されている固有情報が固有情報13より古いか否かを判定し(ステップS3)、否と判定した場合、固有情報データベース25を更新しなくても、接続されたCPUユニット1に対応できるので、データベース更新ソフトウェア24の動作を終了する。
ステップS2において、データベース更新ソフトウェア24が、取得した形名の固有情報は固有情報データベース25に記憶されていないと判定した場合(ステップS2、No)、データベース更新ソフトウェア24は、取得コマンドを転送制御部15に送信し、固有情報13を取得する(ステップS4)。そして、データベース更新ソフトウェア24は、該取得した固有情報13を固有情報データベース25に加えることによって固有情報データベース25を更新する(ステップS5)。
ステップS3において、データベース更新ソフトウェア24が、固有情報データベース25に記憶されている固有情報の方が固有情報13より古いと判定した場合(ステップS3、Yes)、データベース更新ソフトウェア24は、固有情報13を取得し(ステップS5)、該取得した固有情報13を前記する固有情報データベース25に記憶されている同じ形名の固有情報に上書きすることによって固有情報データベース25を更新する(ステップS5)。
図2および図3に示す具体例においては、固有情報データベース25は、図2に示す固有情報13と同じ形名「TypeQ01」のバージョン情報「C」の固有情報を記憶しているが、固有情報データベース25が記憶する該固有情報のバージョンが古い、すなわちバージョン情報が「A」〜「B」である場合、上記したデータベース更新ソフトウェア24の動作により、該記憶される形名「TypeQ01」の固有情報はバージョン情報が「C」になるように更新される。また、固有情報データベース25が形名「TypeQ01」の固有情報を記憶していない場合、データベース更新ソフトウェア24の動作により、固有情報データベース25は固有情報13が加えられることによって更新される。
このように、CPUユニット1は、自ユニット1が使用する定義情報をまとめた固有情報13を記憶し、必要に応じて該固有情報13を周辺装置2に送信することによって周辺装置2による自ユニット1の設定および参照を可能にするように構成したので、特許文献1に開示される技術のように大きなサイズのメモリをCPUユニット1に搭載する必要がなく、また、更新のための転送処理にかかる時間も少なくて済む。
次に、上記するデータベース更新ソフトウェア24の動作が実行された後、設定アプリケーションソフトウェア23によって実行プログラムを生成する動作を説明する。図5は、実行プログラムを生成する動作を説明するフローチャートである。
図5において、
LD X0
OUT Y10
END
というソースプログラムをマシン語に変換して実行プログラムを生成する場合、最初に、設定アプリケーションソフトウェア23は、CPUユニット1の形名を検索キーとして固有情報データベース25を検索し、使用する命令テーブルおよびデバイステーブルを決定する(ステップS11)。図2および図3の具体例にて説明した形名が「TypeQ01」のCPUユニット1の実行プログラムを生成する場合、図3の固有情報データベース25のメインテーブルのIDが1の行に示されている固有情報が検索結果となり、設定アプリケーションソフトウェア23は命令テーブル「TypeQ01」とデバイステーブル「TypeQ01」とを使用するテーブルとして選択する。
続いて、設定アプリケーションソフトウェア23は、本例のプログラムに使用されている命令コマンドである「LD」、「OUT」、および「END」に対応するマシン語を、選択した命令テーブルから取得する(ステップS12)。そして、設定アプリケーションソフトウェア23は、ソースプログラム中で使用されているデバイス種別「X」および「Y」に対応するマシン語を、選択したデバイステーブルから取得する(ステップS13)。最後に、設定アプリケーションソフトウェア23は、取得したマシン語を使用して実行プログラムを生成する(ステップS14)。
このように生成された実行プログラムは、接続されたCPUユニット1に記憶される固有情報13と等しいか該固有情報13より新しい固有情報に基づいて生成されているので、接続されたCPUユニット1のユニット主要部11によって正しく実行される。
ところで、設定アプリケーションソフトウェア23は、機能毎に複数の細分化されてパッケージ化され、夫々個別のソフトウェアとして開発される場合が考えられる。この場合、固有情報データベース25にアクセスする部分のプログラムを共通ミドルウェアとし、パッケージ化された個別の設定アプリケーションソフトウェアはこの共通ミドルウェアから各種定義情報を得るように構成するとよい。
図6は、該構成を説明する図である。図6において、設定アプリケーションソフトウェア23は、夫々個別の機能を実現する第一〜第三の設定アプリケーションソフトウェア23a〜23cと、固有情報データベース25にアクセスするアクセス専用プログラムである共通ミドルウェア29とを有している。このように固有情報データベース25にアクセスする部分を共通ミドルウェア29として一本化すると、固有情報データベース25が有する固有情報の状態を意識することなく第一〜第三の設定アプリケーションソフトウェア23a〜23cを開発できるようになる。
図7は、このように固有情報データベース25にアクセスする共通ミドルウェア29を有する場合において、設定アプリケーションソフトウェア23を実行した例を説明する図である。図7において、新しい実行プログラムを作成するために新規プロジェクトを開始する機能の設定アプリケーションプログラムのウインドウ23dにおいては、共通ミドルウェア29に、固有情報データベース25のメインテーブルから形名の一覧を取得させて、該一覧を表示している。また、ソースプログラムから実行プログラムを生成する機能を有する設定アプリケーションプログラムのウインドウ23eは、共通ミドルウェア29に、図示しないソースプログラムに使用されている命令およびデバイス種別を命令テーブルおよびデバイステーブルから取得させて変換する様子を図示している。このように、固有情報データベース25にアクセスする部分を共通ミドルウェア化すると、各細分化された設定アプリケーションソフトウェアは固有情報データベース25の状態を意識する必要がなくなる。
以上のように、本実施の形態によれば、PLCのCPUユニットは、自身の形名およびバージョンを識別する識別情報と自身が使用する命令を定義する情報を含む固有情報とを有し、周辺装置は、接続されたPLCから識別情報を参照し、予め自装置内に有する固有情報で接続されたPLCに対応可能か否か判定し、対応できないと判定した場合、PLCに記憶される固有情報を取得するようにしたので、CPUユニットの形名およびバージョンに関わらず周辺装置にて設定可能なPLCシステムを得ることができる。また、メーカはバージョンアップソフトウェアを記憶媒体に記憶させて配布する必要がないので、省資源化に貢献できる。また、設定アプリケーションソフトウェアはCPUユニットの形名およびバージョンに依存しないようにしたので、設定アプリケーションソフトウェアは長期間変更されることなく使用可能となる。
なお、本実施の形態によれば、固有情報13は上位互換性があるとして説明したが、上位互換性がなくてもかまわない。その場合、図4のステップS3において、取得したバージョン情報と固有情報データベース25に記憶されている固有情報のバージョン情報とが異なるか否か判定し、異なるとき、ステップS3、Yesに移行し、等しいとき、ステップS3、Noに移行するようにすればよい。要は、周辺装置は、接続されたCPUユニットから識別情報を参照し、予め自装置内に有する固有情報で接続されたCPUユニットに対応可能か否か判定し、対応できないと判定した場合、CPUユニットに記憶される固有情報を取得するようにすればよい。
また、以上の説明においては、CPUユニットに本実施の形態を適用する場合について説明したが、既に説明したようにインテリジェントユニットに適用してもよい。インテリジェントユニットは、自ユニットが接続されているバス、該バスに接続されているCPUユニット、および周辺装置2の通信インタフェース26を介して周辺装置2と通信を行う。インテリジェントユニットは、デバイスの種別に関する情報をCPUユニットから取得して使用するので、インテリジェントユニットに本実施の形態のPLCシステムを適用する場合、インテリジェントユニットは前記説明したCPUユニットの固有情報に含まれるようなデバイス種別を定義する情報を削除したような固有情報を自ユニットのメモリに記憶するように構成するとよい。
以上のように、本発明にかかるPLCシステムは、PLCユニットと、PLCユニットの設定を行う周辺装置とを備えるPLCシステムに適用して好適である。
本発明の実施の形態にかかるPLCシステムの概略的な構成を示す図である。 固有情報の具体例を説明する図である。 固有情報データベースの具体例を説明する図である。 データベース更新ソフトウェアの動作を説明するフローチャートである。 実行プログラムを生成する動作を説明するフローチャートである。 パッケージ化された個別の設定アプリケーションソフトウェアはこの共通ミドルウェアから各種定義情報を得る構成を説明する図である。 設定アプリケーションソフトウェアを実行した例を説明する図である。
符号の説明
1 CPUユニット
2 周辺装置
11 ユニット主要部
12 メモリ
13 固有情報
14 通信インタフェース
21 周辺装置制御部
22 メモリ
23、23a〜e 設定アプリケーションソフトウェア
24 データベース更新ソフトウェア
25 固有情報データベース
26 通信インタフェース
27 表示部
28 入力部
29 共通ミドルウェア
1000 PLCシステム

Claims (3)

  1. プログラマブルコントローラ(PLC)ユニットと、該PLCユニットの設定を行う周辺装置とを備えるプログラマブルコントローラシステムにおいて、
    PLCユニットは、自身の形名およびバージョンを識別する識別情報と、自身が使用する命令を定義する情報を含む固有情報とを記憶する記憶部を有し、
    前記周辺装置は、
    PLCユニットの形名およびバージョンを識別する識別情報毎に、命令を定義する情報を含む固有情報が記憶される固有情報データベース手段と、
    接続されたPLCユニットに記憶された識別情報と前記固有情報データベース手段に記憶された識別情報との比較に基づき、前記固有情報データベース手段に記憶された固有情報が接続されたPLCユニットで使用可能か否かを判定し、使用可能でないと判定した場合、接続されたPLCユニットから固有情報を取得して前記固有情報データベース手段の記憶データを更新するデータベース更新手段と、
    前記固有情報データベース手段から前記接続されたPLCユニットに対応する固有情報を読み出し、該読み出した固有情報に基づいて接続されたPLCユニットの設定処理を行う設定アプリケーションソフトウェア手段と、
    を備えることを特徴とするプログラマブルコントローラシステム。
  2. 前記データベース更新手段は、PLCユニットが接続されたとき、前記固有情報データベース手段に記憶された識別情報と比較する前記接続されたPLCユニットの識別情報を参照する要求である、PLCユニットの形名およびバージョンに依存しない参照要求を送信し、
    前記参照要求を受信した前記PLCユニットは、前記記憶部に記憶する識別情報を前記データベース更新手段に送信する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラシステム。
  3. 前記データベース更新手段は、前記PLCユニットから固有情報を取得する際、PLCユニットの形名およびバージョンに依存しない取得要求を送信し、
    前記取得要求を受信した前記PLCユニットは、前記記憶部に記憶する識別情報および固有情報を前記データベース更新手段に送信する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のプログラマブルコントローラシステム。
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