JP5025207B2 - ボイラ燃料制御装置、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム、及び構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
ボイラ燃料制御装置、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム、及び構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Description
構内単独運転に移行した信号を受けると同時に発電機出力の値を記憶する第一記憶手段と、
構内単独運転に移行した信号を受け、該信号から予め定める極僅かな時間が経過したとき信号を出力する信号発生手段と、
該信号発生手段からの信号を受けると同時に発電機出力の値を記憶する第二記憶手段と、
該第一記憶手段が記憶する発電機出力の値から該第二記憶手段が記憶する発電機出力の値を減算し、発電機出力の絞込み量を算出する絞込み出力算出手段と、
該発電機出力の絞込み量に所定の換算係数を乗算し、絞込むべきボイラの燃料流量又は熱量を算出する絞込み燃料算出手段と、
を含むことを特徴とする。
構内単独運転に移行した信号を受けると同時に第一の発電機出力データを取得するステップと、
構内単独運転に移行した信号を受け、該信号から予め定める極僅かな時間が経過したとき第二の発電機出力データを取得するステップと、
該第一の発電機出力データから該第二の発電機出力データを減算し発電機出力の絞込み量を算出するステップと、
該発電機出力の絞込み量から絞込むべきボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする。
前記第二の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下であると判断すると、前記第二の発電機出力データの値に換え、発電機の最低出力の値を出力するステップと、を含み、
これらステップを前記発電機出力の絞込み量を算出するステップよりも前に行うことを特徴とする。
前記発電機出力の絞込み量が予め定める第二設定値以上か否かを判断するステップと、
前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力の値を超え、かつ前記発電機出力の絞込み量が第二設定値以上であると判断すると、前記発電機出力の絞込み量に換え、発電機出力の絞込み量として第二設定値を出力するステップと、を含み、
これらステップを前記ボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップよりも前に行うことを特徴とする。
前記発電機出力の絞込み量が予め定める第三設定値以下か否かを判断するステップと、を含み、
これらステップを前記ボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップよりも前に行い、前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下、及び/又は前記発電機出力の絞込み量が予め定める第三設定値以下であると判断すると、以降のステップを行うことなくボイラの燃料制御を終了することを特徴とする。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を100MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を90MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が90MWで、設定値18の80MWを超えるため信号20として90MWを出力する。よって、減算演算器21は、10MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が小さいため、10MWを信号26として出力する。今回の条件では、信号47が出力されるため、絞込むべき発電機出力は10MWとなる。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を100MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を97MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が97MWで、設定値18の80MWを超えるため信号20として97MWを出力する。よって、減算演算器21は、3MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が小さいため、3MWを信号26として出力する。今回の条件では、信号49の値が信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値5MWよりも小さいため、信号47が出力されない。よって選択器29は設定値28を出力し、絞込むべき発電機出力は0MWとなる。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を79MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を75MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が75MWで、設定値18の80MWより小さいため信号20として80MWを出力する。よって、減算演算器21は、−1MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が小さいため、−1MWを信号26として出力する。今回の条件では、信号48の値が発電機の最低出力を下回っているため、信号47が出力されない。よって選択器29は設定値28を出力し、絞込むべき発電機出力は0MWとなる。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を110MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を85MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が85MWで、設定値18の80MWを超えるため信号20として85MWを出力する。よって、減算演算器21は、25MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が大きいため、設定値25を信号26として出力する。今回の条件では、信号47が出力されるため、絞込むべき発電機出力は20MWとなる。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を110MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を75MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が75MWで、設定値18の80MWを下回るため信号20として80MWを出力する。よって、減算演算器21は、30MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が大きいため、設定値25を信号26として出力する。今回の条件では、信号47が出力されるため、絞込むべき発電機出力は20MWとなる。
構内単独運転移行時の発電機出力(図2中A)を86MW、構内単独運転移行後の発電機出力(図2中B)を75MW、発電機出力の最低出力を80MW、信号46を出力する条件である発電機出力絞込み量の値(第三設定値)を5MWと仮定する。このケースの場合、選択器19は、アナログメモリ13からの信号15が75MWで、設定値18の80MWを下回るため信号20として80MWを出力する。よって、減算演算器21は、6MWを信号22として出力する。選択器23は、設定値25と比較して信号22の値が小さいため、6MWを信号26として出力する。今回の条件では、信号47が出力されるため、絞込むべき発電機出力は6MWとなる。今回のケースでは、構内単独運転移行後の構内使用電力が発電機出力の最低値を下回るけれども、発電機出力の最低出力が確保されるようにボイラの燃料が自動制御されるので、発電設備の運転を安定して継続させることができる。
13 アナログメモリ
14 アナログメモリ
19 選択器
21 減算演算器
23 選択器
24 第二信号設定器
29 信号切替器
33 乗算器
42 タイマ
50 コンピュータ
51 記憶部
52 入力部
53 演算部
54 出力部
Claims (10)
- ボイラを備える火力発電設備と連係する送電系統が遮断され構内単独運転に移行したときの該ボイラの燃料を制御するボイラの燃料制御装置であって、
構内単独運転に移行した信号を受けると同時に発電機出力の値を記憶する第一記憶手段と、
構内単独運転に移行した信号を受け、該信号から予め定める極僅かな時間が経過したとき信号を出力する信号発生手段と、
該信号発生手段からの信号を受けると同時に発電機出力の値を記憶する第二記憶手段と、
該第一記憶手段が記憶する発電機出力の値から該第二記憶手段が記憶する発電機出力の値を減算し、発電機出力の絞込み量を算出する絞込み出力算出手段と、
該発電機出力の絞込み量に所定の換算係数を乗算し、絞込むべきボイラの燃料流量又は熱量を算出する絞込み燃料算出手段と、
を含むことを特徴とするボイラ燃料制御装置。 - さらに、前記第二記憶手段が記憶する発電機出力の値が発電機の最低出力以下であるときは、前記絞込み出力算出手段に前記第二記憶手段が記憶する発電機出力の値に換え、発電機の最低出力の値を出力する第一切替手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のボイラ燃料制御装置。
- さらに、前記第一記憶手段が記憶する発電機出力の値が発電機の最低出力の値を超え、かつ前記絞込み出力算出手段が算出する発電機出力の絞込み量が、予め定める第二設定値以上であるときは、前記絞込み燃料算出手段に前記発電機出力の絞込み量に換え、発電機出力の絞込み量として該第二設定値を出力する第二切替手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のボイラ燃料制御装置。
- さらに、前記第一記憶手段が記憶する発電機出力の値が発電機の最低出力以下、及び/又は前記絞込み出力算出手段が算出する発電機出力の絞込み量が、予め定める第三設定値以下であるときは、前記絞込み燃料算出手段に前記発電機出力の絞込み量に換え、発電機出力の絞込み量をゼロとして出力する第三切替手段を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のボイラ燃料制御装置。
- ボイラを備える火力発電設備と連係する送電系統が遮断され構内単独運転に移行したときの該ボイラの燃料制御方法であって、
構内単独運転に移行した信号を受けると同時に第一の発電機出力データを取得するステップと、
構内単独運転に移行した信号を受け、該信号から予め定める極僅かな時間が経過したとき第二の発電機出力データを取得するステップと、
該第一の発電機出力データから該第二の発電機出力データを減算し発電機出力の絞込み量を算出するステップと、
該発電機出力の絞込み量から絞込むべきボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップと、
を含むことを特徴とする構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法。 - さらに、前記第二の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下であるか否かを判断するステップと
前記第二の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下であると判断すると、前記第二の発電機出力データの値に換え、発電機の最低出力の値を出力するステップと、を含み、
これらステップを前記発電機出力の絞込み量を算出するステップよりも前に行うことを特徴とする請求項5に記載の構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法。 - さらに、前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下であるか否かを判断するステップと、
前記発電機出力の絞込み量が予め定める第二設定値以上か否かを判断するステップと、
前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力の値を超え、かつ前記発電機出力の絞込み量が第二設定値以上であると判断すると、前記発電機出力の絞込み量に換え、発電機出力の絞込み量として第二設定値を出力するステップと、を含み、
これらステップを前記ボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップよりも前に行うことを特徴とする請求項5又は6に記載の構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法。 - さらに、前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下であるか否かを判断するステップと、
前記発電機出力の絞込み量が予め定める第三設定値以下か否かを判断するステップと、を含み、
これらステップを前記ボイラの燃料流量又は熱量を算出するステップよりも前に行い、前記第一の発電機出力データの値が発電機の最低出力以下、及び/又は前記発電機出力の絞込み量が予め定める第三設定値以下であると判断すると、以降のステップを行うことなくボイラの燃料制御を終了することを特徴とする請求項5又は6に記載の構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法。 - コンピュータに請求項5から請求項8のいずれか1に記載の構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法を実行させるための構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム。
- コンピュータに請求項5から請求項8のいずれか1に記載の構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法を実行させるための構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2006259827A JP5025207B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | ボイラ燃料制御装置、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム、及び構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006259827A JP5025207B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | ボイラ燃料制御装置、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム、及び構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録した記録媒体 |
Publications (2)
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JP2006259827A Active JP5025207B2 (ja) | 2006-09-25 | 2006-09-25 | ボイラ燃料制御装置、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御方法、構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラム、及び構内単独運転移行時のボイラの燃料制御プログラムを記録した記録媒体 |
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JP2918650B2 (ja) * | 1990-07-26 | 1999-07-12 | バブコツク日立株式会社 | ボイラプラント自動制御装置および制御方法 |
JP2907672B2 (ja) * | 1993-03-12 | 1999-06-21 | 株式会社日立製作所 | プロセスの適応制御方法およびプロセスの制御システム |
JP2002287821A (ja) * | 2001-03-27 | 2002-10-04 | Nippon Oil Corp | 運転支援システム、プログラム、記録媒体及び運転支援方法 |
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