JP5025166B2 - 針カバー付医療用針 - Google Patents
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Description
本発明者らは、中腹部の両側に、翼状の一対のストッパーを突設した針カバーに収納された新規な針カバー付翼付針を提案した(特許文献1を参照。)。この発明においては、使用後の翼付針は、前記針カバーに収納された後、前記翼付針の両翼部を上側に折り曲げることにより、当該両翼は、当該翼状のストッパーと交差して係止され、かくして、翼状針は針カバーより突出しない。
〔1〕
前方と後方とを有し長手方向に伸びる筒状体からなり、当該筒状体の長手方向に順次前方部(2)、略中腹部(3)、及び後方部(4)を有し、その略中腹部(3)の底部に開口(5)を、その後方部(4)にスリット部(7)を形成した筒状の針カバー(1)と、
前方と後方とを有し長手方向に伸びる針基(23)からなり、当該針基(23)の両側部に一対の翼部(24)を装着し、当該針基(23)の前方に針(22)を植設し、当該針基(23)の後方にチューブ(T)を装着した翼付針(21)とから構成され、
当該翼付針(21)は、当該針カバー(1)内に褶動可能に収納され保護される針カバー付医療用針において、
前記後方部(4)は、背面の端面(4b)と前記開口(5)により形成される前面の端面により区画されるものであり、
前記翼部(24)は、前端面、後端面及び翼端を有する略平板状であり、
前記針基(23)の後方に装着されたチューブ(T)に、第1係止部(27)もしくは第2係止部(28)を装着するか、または前記針基(23)の後方に第3係止部(30)を装着し、
前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、
それぞれ前方と後方とを有する長手方向とを有し、
前記第1係止部(27)はリング状であり、
前記第2係止部(28)はパイプ状であり、前記第3係止部(30)は、リング状またはパイプ状であり、
前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、ストレート、または先細りのテーパーに形成し、
前記第1ないし第3の係止部(27、28、30)により前記針カバー(1)内に収納した当該翼付針を固定するようにし、
前記針カバーの後方部(4)は、前記筒状体の外部の形状を後方端部に向けて先細りテーパー状に形成するか、または前記筒状体の外部の形状をストレートに形成し、内壁面を後方端部に向けて肉厚にして、当該筒状体内壁面を先細りテーパー状に形成し、後方部(4)の開口(4a)の径D3をリング状又はパイプ状の係止部(27、28、30)の外径より小さくなるように構成し、
前記針カバーのスリット部(7)は、前記後方部(4)の長手方向に沿うように複数形成し、かつ、それぞれ針カバー後方部の背面又は端面に達するものであり、
当該スリット部(7)は、使用後の前記針(22)が前記針カバー(22)内に引き込まれ収容される際に、これに応じて、前記針基(23)の後方に配置した前記第1ないし第3の係止部(27、28、30)が前記針カバーの後方部4の開口4aから外方に突出する際に、
当該スリット部(7)及び当該スリット部(7)が形成されている針カバーの後方部がこの通過時に、外側に押し広げられて、当該開口4aを拡張することによって、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)の突出を可能ならしめるものであり、
前記翼付針(21)は、前記針(22)が、前記針カバー(1)より前方に露出した前記第一の位置にあるときは、当該針(22)が前記針カバーの前方部(2)から露出した状態で、前記翼部(24)の前面が前記前方部(2)の背面に当接され、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記略中腹部(3)ないし前記後方部(4)内に位置し、
前記針(22)が、前記針カバー(1)より前方に露出した第一の位置から、前記針(22)が前記針カバー(1)内に収納し隠される第二の位置まで針カバー(1)内を褶動して移動する際に、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記スリット部(7)を形成した後方部(4)を、当該スリット(7)に沿ってこれを外側に押し広げながら、当該後方部(4)及び開口4aを通過し、
当該針(22)が前記第二の位置まで移動した後は、当該スリット(7)が閉じて当該第1ないし第3係止部(27、28、30)の前面が、当該後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止され、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ移動するのを阻止するようにしたものであり、
前記翼付針(21)が針カバー(1)内に収納し隠される前記第二の位置にあるときは、前記針(22)が当該前方部(2)ないし前記略中腹部(3)内に配置され、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記後方部(4)から露出して、その前面が当該後方部(4)の背面又は後方開口(4a)の端面(4b)に圧接して係止され、かつ、前記翼部(24)の針基(23)近傍の前記後端面が、前記針カバー(1)の後方部(4)の前面の端面に当接されることにより、前記後方部(4)の前面の端面及び背面の端面において同時に係止が行われ、
かくして、前記針カバー(1)の後方部(4)の前面と背面を、前記翼部(24)の針基(23)近傍の後端面と前記係止部(27、28、30)の前面との間に挟持、固定することにより、当該翼付針(1)はこの第二の位置において移動が阻止され当該針カバー内に遊び無く固定されるように構成したことを特徴とする針カバー付医療用針。
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)>チューブ(T)の外径(D2): (i)
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)>後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3): (ii)
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)<後方部4の内径D4 :(iii)
前記中腹部(3)の両側部に翼部(24)を係止するための一対のストッパー(8)を突設したことを特徴とする〔1〕又は〔2〕に記載の針カバー付医療用針。
〔4〕
前方と後方とを有し長手方向に延びる筒状体からなり、当該筒状体の長手方向に順次前方部(2)、略中腹部(3)、及び後方部(4)を有し、その略中腹部(3)の底部に開口(5)を形成した筒状の針カバー(1')と、
前方と後方とを有し長手方向に延びる針基(23)からなり、当該針基(23)の両側部に一対の翼部(24)を装着し、当該針基(23)の前方に針(22)を植設し、当該針基(23)の後方にチューブ(T)を装着した翼付針(21)とから構成され、
当該翼付針(21)は、当該針カバー(1')内に褶動可能に収納され保護される針カバー付医療用針において、
前記針基(23)後方に接続されたチューブ(T)または前記針基(23)の後方に、第4ないし第6係止部(40、50、60)を装着し、
当該第4ないし第6係止部(40、50、60)は、それぞれ前方と後方とを有する長手方向を有し、
当該第4ないし第6係止部(40、50、60)は、前記針基(23)の針基本体(42、52、62)の後方に、連結部(43、53、63)を延設して、当該連結部(43、53、63)の後端に、フック(41)、(51)、(61)を形成し、
前記フック(41)、(51)、(61)は、係止作用を有し、鉤部、かえり部、出っ張り部等のいずれか一の形状を有し、
前記第4係止部(40)は、長手方向に短いフック(41)を有し、
前記第5係止部(50)は、長手方向に比較的長いフック(51)を有し、
前記第6係止部(60)は、前記連結部(63)の後端に環状固定部(65)を装着し、前記連結部(63)の途中にフック(61)を装着し、
前記針カバー(1')内に収納した当該翼付針(21)を固定するようにし、
前記針(22)が、前記針カバー(1')より前方に露出した第一の位置から、前記針(22)が前記針カバー(1)内に収納し隠される第二の位置まで前記針カバー(1)内を褶動して移動する際に、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)は、内側に撓みながら当該後方部(4)内を通過し、
前記翼付針(21)は、前記針(22)が、前記針カバー(1')より前方に露出した前記第一の位置にあるときは、当該針(22)が前記針カバーの前方部(2)から露出した状態で、前記翼部(24)の前面が前記前方部(2)の背面に当接され、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)は、前記略中腹部(3)ないし前記後方部(4)内に位置し、
前記針(22)が第二の位置まで移動した後は、前記フック(41)、(51)、(61)の前面が、前記針カバーの後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止し、かくして、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ移動するのを阻止するようにしたものであり、
前記翼付針(21)が針カバー(1)内に収納し隠される前記第二の位置にあるときは、前記針(22)が当該前方部(2)ないし前記略中腹部(3)内に配置され、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)は、前記後方部(4)から露出して、その前面が当該後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止され、当該翼付針(21)は前記第二の位置において当該針カバー(1エ)内に固定されるようにしたことを特徴とする針カバー付医療用針。
前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)の外径(D11)、チューブ(T)の外径(D2)、前記後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3)、及び後方部(4)の内径(D4)のそれぞれの大きさが以下の関係式(i)〜(iii)を満足するものであることを特徴とする〔4〕に記載の針カバー付医療用針。
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>チューブ(T)の外径(D2) :(i)
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3): (ii)
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>後方部(4)の内径(D4):(iii)
(針カバー付き医療用針)
本発明の針カバー付き医療用針は、基本的に、図3〜図13に示すように、その略中腹部3に開口部5を、その後方部4にスリット部7を形成した針カバー1と、針基23に 翼部24を装着し、当該針基23の前方に針22を植設し、当該針基23の後方にチューブTを装着した翼付針21とから構成される。そして当該翼付針21は、当該針カバー1内に褶動可能に収納(収容)される。
本発明においては、図3〜図12に例示すように、前記チューブTに係止部27、28を装着するか、または図13に示すように、前記針基23の後方に係止部30を装着若しくは形成する。このようにして、当該針カバー内に収容した当該翼付針を固定することができる。
本発明の針カバー付医療用針は、前記針22が、前記針カバー1より前方に露出した第一の位置(例えば図3(A)で示される。)から、前記針22が前記針カバー1内に収納し隠される第二の位置(例えば、図3(C)で示される。)まで針カバー1内を褶動して移動する際に、前記係止部27、28、30は、前記スリット部7を形成した後方部4を、当該スリット7に沿ってこれを外側に押し広げながら、当該後方部4を通過し、当該針22が前記第二の位置まで移動した後は、当該係止部27、28、30の前面が、当該後方部4の背面(より正確には端面4b)に係止され、このようにして、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ再び移動するのを阻止する。
係止部27、28、30の外径D1>後方部4の開口4aの径D3 (ii)
係止部27、28、30の外径D=<後方部4の内径D4 (iii)
つぎに本発明の針カバー付医療用針の使用方法の一例について図面を参照しながら説明する。
図3〜図6において、図3(A)、図4(A)、図5(A)及び図6(A)は、針22が針カバー1より前方に露出した第一の位置(p1)を、図3(C)、図4(C)、図5(C)及び図6(I)は、針22が針カバー1内に収納され、保護されている第二の位置(p2)を示す。そして、図3(B)、図4(B)、図5(B)及び図6(B)〜図6(H)は、針22が第一の位置(p1)から第二の位置(p2)へ移動する途中(pt)をそれぞれ示している。
図7〜図8は、針カバー1に、翼状ストッパー8を形成した場合の使用法の一例を示すものである。基本的には、上記と同様の操作が行われる。
図7〜図8において、図7(A)及び図8(A)は、針22が針カバー1より前方に露出した第一の位置(p1)を、図7(C)及び図8(C)は、針22が針カバー1内に収納され、保護されている第二の位置(p2)を示す。そして、図7(B)及び図8(B)は、針22が第一の位置(p1)から第二の位置(p2)へ移動する途中の位置(pt)をそれぞれ示している。
この場合、翼部24と翼状ストッパー8とは、図7(B)及び図8(B)に示すように、対向しながら相対的に逆方向に移動することになる。
図9〜図10は、図3〜図6のリング状係止部27を、より長いパイプ状係止部28に代えた例である。
その他の使用方法は、図3〜図6の場合等と実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。
図11〜図12は、針カバー1に、翼状ストッパー8を形成した場合の使用法の例を示す。これはすでに述べた翼状ストッパー8を形成した場合の使用法の例を示す図7〜図8におけるリング状係止部27を、パイプ状係止部28に代えたものに相当するものであり、使用方法は、上記したものと実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。
本発明の針カバー付き医療用針はまた、その別の実施態様として、図14〜図15に示すものがある。基本的には、当該医療用針は、上記と同様に、その略中腹部3に開口5を形成した針カバー1’と、針基23の 翼部24を装着し、当該針基23の前方に針22を植設し、当該針基23の後方にチューブTを装着した翼付針21とから構成され、当該翼付針21は、当該針カバー1内に褶動可能に収容されるものであるが、この態様においては、当該チューブTまたは前記針基23の後方に複数のフック41、51を有する係止部40、50、60を装着し、このようにして、当該針カバー内に収容した当該翼付針を固定するようにしたものである。
本発明の別の実施態様においては、フック41、51を形成する場合、図14〜図15に例示するように、針基本体42、52の後方に連結部43、53を延設して、当該連結部43、53の後端にフック41、51を形成することができる。当該連結部43、53は針基本体表面に固定されているものであるから、フック41、51は、当該連結部43、53を介して針基本体42、52上に固定される。ここで「フック」とは、鉤部、かえり部、出っ張り部等の形状の係止作用を有する部位を意味する。
さらにまた、図16に例示する係止部60のように、連結部63の後方(チューブT側)を環状の固定部材65で固定し、フック61を当該連結部63の略中央に形成しても良い。
本発明の針カバー付医療用針の別の実施態様においては、前記針22が、前記針カバー1より前方に露出した第一の位置(例えば図14(A)で示される。)から、前記針22が前記針カバー1内に収納し隠される第二の位置(例えば図14(C)で示される。)まで前記針カバー1内を褶動して移動する際に、前記係止部40、50、60のフック41、51、61は、内側に撓みながら当該後方部4内を通過し、前記針22が第二の位置まで移動した後は、フック41、51、61の前面が、前記後方部4の背面に(より正確には後方開口4aの端面4bに引っかかり)係止し、このようにして、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ再び移動するのを阻止する。
フック41、51、61の外径D11>後方部4の開口4aの径D3 (ii)
フック41、51、61の外径D11>後方部4の内径D4 (iii)
図14(A)は、針22が針カバー1より前方に露出した第一の位置(p1)を、図14(C)は、針22が針カバー1内に収納され、保護されている第二の位置(p2)を示しており、図14(B)は、針22が第一の位置(p1)から第二の位置(p2)へ移動する途中の位置(pt)をそれぞれ示している。
針22は、針カバー1内に収納された後は、再び針カバー1から第一の位置方向へ移動して、鋭利な針先が露出することはない。
図15は、図14の係止部40を、係止部50に代えた例で、使用方法は実質的に同じであるから、詳細な説明は省略する。
図16は、上記した図14、図15の係止部40、50を、係止部60に代えた例である。
図16(A)は、針22が針カバー1より前方に露出した第一の位置(p1)、図16(C)は、針22が針カバー1内に収納される第二の位置(p2)、図16(B)は針22が第一の位置から第二の位置へ移動する途中の位置(pt)をそれぞれ示している。
(1)患者に薬液等の注入を終えた状態では、図16(A)に示すように、針22は針カバー1より前方に露出した第一の位置にある。
2 前方部
2a 突部
3 中腹部
4 後方部
4a 後方部4の開口
4b 後方部4の開口の端面
5 開口部
7 スリット
8 (翼状)ストッパー
8a 係止部
8b 肉厚部
8c 係止部
21 翼付針
22 針
23 針基
24 翼部
27 係止部(リング状)
27a その前面
28 係止部(パイプ状)
30 針基に装着又は形成される係止部
40 係止部
41 フック
42 本体
43 連結部
50 係止部
51 フック
52 本体
60 係止部
61 フック
62 本体
63 連結部
65 環状の固定部材
D1 係止部の外径
D2 チューブの外径
D3 後方部4の開口4の径
D4 後方部4の内径
T チューブ
p1 第一の位置
p2 第二の位置
pt 第一の位置(p1)から第二の位置(p2)へ移動する途中の位置
Claims (5)
- 前方と後方とを有し長手方向に伸びる筒状体からなり、当該筒状体の長手方向に順次前方部(2)、略中腹部(3)、及び後方部(4)を有し、その略中腹部(3)の底部に開口(5)を、その後方部(4)にスリット部(7)を形成した筒状の針カバー(1)と、
前方と後方とを有し長手方向に伸びる針基(23)からなり、当該針基(23)の両側部に一対の翼部(24)を装着し、当該針基(23)の前方に針(22)を植設し、当該針基(23)の後方にチューブ(T)を装着した翼付針(21)とから構成され、
当該翼付針(21)は、当該針カバー(1)内に褶動可能に収納され保護される針カバー付医療用針において、
前記後方部(4)は、背面の端面(4b)と前記開口(5)により形成される前面の端面により区画されるものであり、
前記翼部(24)は、前端面、後端面及び翼端を有する略平板状であり、
前記針基(23)の後方に装着されたチューブ(T)に、第1係止部(27)もしくは第2係止部(28)を装着するか、または前記針基(23)の後方に第3係止部(30)を装着し、
前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、
それぞれ前方と後方とを有する長手方向とを有し、
前記第1係止部(27)はリング状であり、
前記第2係止部(28)はパイプ状であり、前記第3係止部(30)は、リング状またはパイプ状であり、
前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、ストレート、または先細りのテーパーに形成し、
前記第1ないし第3の係止部(27、28、30)により前記針カバー(1)内に収納した当該翼付針を固定するようにし、
前記針カバーの後方部(4)は、前記筒状体の外部の形状を後方端部に向けて先細りテーパー状に形成するか、または前記筒状体の外部の形状をストレートに形成し、内壁面を後方端部に向けて肉厚にして、当該筒状体内壁面を先細りテーパー状に形成し、後方部(4)の開口(4a)の径D3をリング状又はパイプ状の係止部(27、28、30)の外径より小さくなるように構成し、
前記針カバーのスリット部(7)は、前記後方部(4)の長手方向に沿うように複数形成し、かつ、それぞれ針カバー後方部の背面又は端面に達するものであり、
当該スリット部(7)は、使用後の前記針(22)が前記針カバー(22)内に引き込まれ収容される際に、これに応じて、前記針基(23)の後方に配置した前記第1ないし第3の係止部(27、28、30)が前記針カバーの後方部4の開口4aから外方に突出する際に、
当該スリット部(7)及び当該スリット部(7)が形成されている針カバーの後方部がこの通過時に、外側に押し広げられて、当該開口4aを拡張することによって、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)の突出を可能ならしめるものであり、
前記翼付針(21)は、前記針(22)が、前記針カバー(1)より前方に露出した前記第一の位置にあるときは、当該針(22)が前記針カバーの前方部(2)から露出した状態で、前記翼部(24)の前面が前記前方部(2)の背面に当接され、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記略中腹部(3)ないし前記後方部(4)内に位置し、
前記針(22)が、前記針カバー(1)より前方に露出した第一の位置から、前記針(22)が前記針カバー(1)内に収納し隠される第二の位置まで針カバー(1)内を褶動して移動する際に、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記スリット部(7)を形成した後方部(4)を、当該スリット(7)に沿ってこれを外側に押し広げながら、当該後方部(4)及び開口4aを通過し、
当該針(22)が前記第二の位置まで移動した後は、当該スリット(7)が閉じて当該第1ないし第3係止部(27、28、30)の前面が、当該後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止され、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ移動するのを阻止するようにしたものであり、
前記翼付針(21)が針カバー(1)内に収納し隠される前記第二の位置にあるときは、前記針(22)が当該前方部(2)ないし前記略中腹部(3)内に配置され、前記第1ないし第3係止部(27、28、30)は、前記後方部(4)から露出して、その前面が当該後方部(4)の背面又は後方開口(4a)の端面(4b)に圧接して係止され、かつ、前記翼部(24)の針基(23)近傍の前記後端面が、前記針カバー(1)の後方部(4)の前面の端面に当接されることにより、前記後方部(4)の前面の端面及び背面の端面において同時に係止が行われ、
かくして、前記針カバー(1)の後方部(4)の前面と背面を、前記翼部(24)の針基(23)近傍の後端面と前記係止部(27、28、30)の前面との間に挟持、固定することにより、当該翼付針(1)はこの第二の位置において移動が阻止され当該針カバー内に遊び無く固定されるように構成したことを特徴とする針カバー付医療用針。
- 前記第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)、前記チューブ(T)の外径(D2)、前記後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3)、及び前記後方部(4)の内径(D4)のそれぞれの大きさが以下の関係式(i)〜(iii)を満足するものであることを特徴とする請求項1に記載の針カバー付医療用針。
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)>チューブ(T)の外径(D2): (i)
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)>後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3): (ii)
第1ないし第3係止部(27、28、30)の外径(D1)<後方部4の内径D4 :(iii)
- 前記中腹部(3)の両側部に翼部(24)を係止するための一対のストッパー(8)を突設したことを特徴とする請求項1又は2に記載の針カバー付医療用針。
- 前方と後方とを有し長手方向に延びる筒状体からなり、当該筒状体の長手方向に順次前方部(2)、略中腹部(3)、及び後方部(4)を有し、その略中腹部(3)の底部に開口(5)を形成した筒状の針カバー(1')と、
前方と後方とを有し長手方向に延びる針基(23)からなり、当該針基(23)の両側部に一対の翼部(24)を装着し、当該針基(23)の前方に針(22)を植設し、当該針基(23)の後方にチューブ(T)を装着した翼付針(21)とから構成され、
当該翼付針(21)は、当該針カバー(1')内に褶動可能に収納され保護される針カバー付医療用針において、
前記針基(23)後方に接続されたチューブ(T)または前記針基(23)の後方に、第4ないし第6係止部(40、50、60)を装着し、
当該第4ないし第6係止部(40、50、60)は、それぞれ前方と後方とを有する長手方向を有し、
当該第4ないし第6係止部(40、50、60)は、前記針基(23)の針基本体(42、52、62)の後方に、連結部(43、53、63)を延設して、当該連結部(43、53、63)の後端に、フック(41)、(51)、(61)を形成し、
前記フック(41)、(51)、(61)は、係止作用を有し、鉤部、かえり部、出っ張り部等のいずれか一の形状を有し、
前記第4係止部(40)は、長手方向に短いフック(41)を有し、
前記第5係止部(50)は、長手方向に比較的長いフック(51)を有し、
前記第6係止部(60)は、前記連結部(63)の後端に環状固定部(65)を装着し、前記連結部(63)の途中にフック(61)を装着し、
前記針カバー(1')内に収納した当該翼付針(21)を固定するようにし、
前記針(22)が、前記針カバー(1')より前方に露出した第一の位置から、前記針(22)が前記針カバー(1)内に収納し隠される第二の位置まで前記針カバー(1)内を褶動して移動する際に、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)は、内側に撓みながら当該後方部(4)内を通過し、
前記翼付針(21)は、前記針(22)が、前記針カバー(1')より前方に露出した前記第一の位置にあるときは、当該針(22)が前記針カバーの前方部(2)から露出した状態で、前記翼部(24)の前面が前記前方部(2)の背面に当接され、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)は、前記略中腹部(3)ないし前記後方部(4)内に位置し、
前記針(22)が第二の位置まで移動した後は、前記フック(41)、(51)、(61)の前面が、前記針カバーの後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止し、かくして、当該翼付針は前記第二の位置において当該針カバー内に固定され、第一の位置方向へ移動するのを阻止するようにしたものであり、
前記翼付針(21)が針カバー(1)内に収納し隠される前記第二の位置にあるときは、前記針(22)が当該前方部(2)ないし前記略中腹部(3)内に配置され、前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)は、前記後方部(4)から露出して、その前面が当該後方部(4)の背面又は後方開口4aの端面4bに係止され、当該翼付針(21)は前記第二の位置において当該針カバー(1エ)内に固定されるようにしたことを特徴とする針カバー付医療用針。
- 前記第4ないし第6係止部(40、50、60)のフック(41)、(51)、(61)の外径(D11)、チューブ(T)の外径(D2)、前記後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3)、及び後方部(4)の内径(D4)のそれぞれの大きさが以下の関係式(i)〜(iii)を満足するものであることを特徴とする請求項4に記載の針カバー付医療用針。
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>チューブ(T)の外径(D2) :(i)
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>後方部(4)の端面における開口(4a)の径(D3): (ii)
フック(41)、(51)、(61)の外径(D11)>後方部(4)の内径(D4):(iii)
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