JP5025136B2 - 角形密閉電池の製造方法 - Google Patents
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Description
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いながら説明する。
図1に示すように、本発明に係る角形密閉電池は、有底角形の外装缶1と、負極端子3を備える封口板2と、が嵌め合わされ、該嵌合部がレーザ溶接されている。
電池の大きさは、厚み5.5mm、幅34mm、高さ50mmであり、電流取出端子の幅L1は5.6mmである。
レーザ溶接条件と溶接強度との関係を調べるために、試験用セル1〜26(電解液を有しないもの)を作製し、後述する試験を行った。なお、電解液を有しない試験用セルを用いたのは、押し込み強度試験において電解液の影響が出ないようにするためである。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3中央部に1点スポット照射を行い、該溶接スポットから1.0mm間隔で両サイドに4点、6点又は8点スポット照射を行い(合計5点、7点、9点)(予備溶接工程)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)(本溶接工程)、試験用セル1〜3を完成させた。レーザ出力100%で270Wで照射し、レーザスポット径は0.8mmとした。また、予備溶接時のレーザ出力スピードは、18パルス/秒とし、嵌合部全体への溶接(本溶接)時のレーザ出力スピードは、拡大長辺対向部では6mm/秒とし、その他の領域では18mm/秒とした。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として1.0mm間隔で2点スポット照射を行い、該溶接スポットから1.0mm間隔で両サイドに4点、6点又は8点(合計6点、8点、10点)スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル4〜6を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部に1点スポット照射を行い、該溶接スポットから1.5mm間隔で両サイドに2点、4点又は6点スポット照射を行い(合計3点、5点、7点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル7〜9を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として1.5mm間隔で2点スポット照射を行い、該溶接スポットから1.5mm間隔で両サイドに2点、4点又は6点スポット照射を行い(合計4点、6点、8点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル10〜12を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部に1点スポット照射を行い、該溶接スポットから2.0mm間隔で両サイドに2点又は4点スポット照射を行い(合計3点、5点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル13、14を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として2.0mm間隔で2点スポット照射を行い、該溶接スポットから2.0mm間隔で両サイドに2点スポット照射を行い(合計4点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル15を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として2.0mm間隔で2点スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル15を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部に1点スポット照射を行い、該溶接スポットから2.5mm間隔で両サイドに2点スポット照射を行い(合計3点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル17を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として2.5mm間隔で2点スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル19を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として2.5mm間隔で2点スポット照射を行い、該溶接スポットから2.5mm間隔で両サイドに2点スポット照射を行い(合計4点)、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル20を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部に1点スポット照射を行い、該溶接スポットから3.0mm間隔で両サイドに2点スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル20を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部を中心として3.0mm間隔で2点スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル21を完成させた。
封口板と外装缶との嵌合部であって、電流取出端子3の中央部に1点スポット照射を行い、その後封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル22を完成させた。
予備溶接工程を行わずに、封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル23を完成させた。
上記で作製した各試験用セルに、直径3.0mmの冶具を電流取出端子3にあてがって押し込み、レーザ溶接部に割れが生じたときの圧力を測定した。この結果を下記表1に示す。
拡大長辺対向部全体に、レーザスポットを重ね合わせずに連続して(隙間なく)スポット照射した(予備溶接工程)後に、封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)(本溶接工程)、試験用セル24を完成させた。レーザ出力100%で270Wで照射し、レーザスポット径は0.8mmとした。また、予備溶接時のレーザ出力スピードは、18パルス/秒とし、嵌合部全体への溶接(本溶接)時のレーザ出力スピードは、拡大長辺対向部では6mm/秒とし、その他の領域では18mm/秒とした。
長辺対向部(図3のL1部分のみ)に、レーザスポットを重ね合わせずに連続して(隙間なく)スポット照射した後に、封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル25を完成させた。
長辺対向部(図3のL1部分のみ)に、レーザスポットを各々1/3重ねてスポット照射した後に、封口板と外装缶との嵌合部全体をレーザ溶接して(電解液は入れないで)、試験用セル26を完成させた。
上記で作製した各試験用セルに、直径3.0mmの冶具を電流取出端子3にあてがって押し込み、レーザ溶接部に割れが生じたときの圧力を測定した。この結果を下記表2に示す。
本発明は、角形密閉電池であればすべての種類の電池に適用できる。
2 封口板
3 負極端子
4 ガスケット
5 挟持部材
6 負極タブ
7 導電板
8 絶縁部材
10 電極体
11 スポット痕(本溶接工程)
12 スポット痕(予備溶接工程)
Claims (6)
- 開口を有する角形外装缶と、前記開口に嵌合される封口板と、前記封口板に設けられた貫通孔に樹脂製ガスケットを介して保持された電流取出端子と、を有し、前記外装缶と前記封口板との嵌合部がレーザ溶接されてなる角形密閉電池の製造方法において、
前記レーザ溶接が、
前記電流取出端子を中間にして前記封口板の2つの長辺が前記電流取出端子と直接対向する長辺対向部の各々に、予めレーザをスポット照射することにより、前記嵌合部を予備溶接する予備溶接工程と、
前記予備溶接の後、前記嵌合部全体をレーザ溶接する本溶接工程と、
を備え、
前記本溶接工程は、前記予備溶接を行っていない領域では、前記嵌合部を溶接し、且つ、前記予備溶接を行った領域では、前記予備溶接よりも外側にレーザをずらせて溶接し又は前記予備溶接を行っていない領域よりもレーザ出力を下げて前記嵌合部を溶接する工程である、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。 - 請求項1に記載の角形密閉電池の製造方法において、
前記予備溶接工程が、前記各々の長辺対向部の両脇に前記電流取出端子幅と同等以下の長さを加えた拡大長辺対向部に対して、予めレーザをスポット照射し前記嵌合部を予備溶接するものである、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の角形密閉電池の製造方法において、
前記レーザスポット数が各長辺に対して2以上であり、それぞれのレーザスポット同士が重複部を有しない、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の角形密閉電池の製造方法において、
前記レーザスポット数が各長辺に対して3以上であり、隣り合うレーザスポット同士の間隔が等しい、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の角形密閉電池の製造方法において、
前記レーザスポット同士が重複部を有さず、かつそれぞれのレーザスポットの間が連続溶接されている、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の角形密閉電池の製造方法において、
前記レーザスポットの隣り合うもの同士は重複部を有し、かつ重複部の大きさがレーザスポット径の1/3以下である、
ことを特徴とする角形密閉電池の製造方法。
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