JP5024983B2 - データ管理方法及びデータ管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データ管理方法及びデータ管理装置に関するものである。
例えばAVデータの記録再生用のファイル管理システムを用いる場合、CD−Rのような一度しか書き込みが行えないディスクの追記記録では、ファイル管理情報の記録領域を多く確保しておかなければならない、という問題点がある。すなわち、ファイル管理情報を記録するための領域を十分にとっておかないと、ファイルデータ領域をすべて使い終わる前にファイル管理情報領域が不足してしまい、それ以上ファイルを書き込めないという問題を生じる。
そこで特開2004−178034号公報は、ファイル管理情報の記録エリアの拡大を制限する目的で、ファイル管理情報を追記する場合に従来のファイル管理情報から変更があったテーブルのみを新たなファイル管理情報として追記することを開示している。
特開2004−178034号公報
しかしながら、上記した特許文献1は、記録媒体のデータ記録領域に作成されるファイル管理テーブルへのデータの書き込み量を制限することに関しており、記録媒体のリードイン領域に作成されるデータ管理テーブルの使用を制限するものではなかった。また、上記した特許文献1は管理データの記録に失敗したときのデータの修復方法については何ら具体的な方法を開示していない。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、その目的とするところは、データの記録に失敗した場合であっても過去のデータの修復を行うことができるデータ管理方法及びデータ管理装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の態様は、リードイン領域と、データ記録領域とを備え、一度だけ記録可能な記録媒体に記録されたデータを管理するデータ管理方法であって、前記データ記録領域は、データの記録を行うごとに当該記録したデータの記録位置を含むデータ管理情報を記録するための第1のデータ管理テーブルを含むとともに、前記リードイン領域は、前記第1のデータ管理テーブルの記録位置の履歴情報を書き込むための第2のデータ管理テーブルを含み、前記第1のデータ管理テーブルにデータの記録を行った後の最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されているか否かを判断するステップと、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されている場合には、当該記録されているデータ管理情報を読み込むことによって最終記録位置の情報を取得し、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されていない場合には、最新の前記第2のデータ管理テーブルの情報を用いて、最新の前記第1のデータ管理テーブルの記録位置を参照するステップと、当該参照した記録位置の前記第1のデータ管理テーブルの内容を前記第1のデータ管理テーブルの次の記録開始位置にコピーするステップと、を具備する。
また、本発明の第2の態様は、リードイン領域と、データ記録領域とを備え、一度だけ記録可能な記録媒体に記録されたデータを管理するデータ管理装置であって、前記データ記録領域は、データの記録を行うごとに当該記録したデータの記録位置を含むデータ管理情報を記録するための第1のデータ管理テーブルを含むとともに、前記リードイン領域は、前記第1のデータ管理テーブルの記録位置の履歴情報を書き込むための第2のデータ管理テーブルを含み、前記第1のデータ管理テーブルにデータの記録を行った後の最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されているか否かを判断する手段と、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されている場合には、当該記録されているデータ管理情報を読み込むことによって最終記録位置の情報を取得し、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されていない場合には、最新の前記第2のデータ管理テーブルの情報を用いて、最新の前記第1のデータ管理テーブルの記録位置を参照する手段と、当該参照した記録位置の前記第1のデータ管理テーブルの内容を前記第1の管理テーブルの次の記録開始位置にコピーする手段と、を具備する。
発明によれば、データの記録に失敗した場合であっても、リードイン領域のデータ管理テーブルに基づいて過去のデータの修復を行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態が適用された記録再生装置(映像録画装置)の全体のブロック構成を示している。この実施の形態では、記録媒体としてDVD−Rなどの光ディスクとハードディスクの双方を取り扱うことができる装置(HDD付DVD−VRレコーダ)として示しているが、記録媒体として半導体メモリ等を適宜併用してもよい。図1において、各ブロックを大きく分けると、左側には記録部の主なブロックを示し、右側には再生部の主なブロックを示している。
図1の映像録画装置は、2種類のディスクドライブ部を有する。まず、ビデオファイルを構築できる情報記録媒体である第1のメディアとしての光ディスク(DVD−RAM、DVD±RW、DVD±Rなど)1001を回転駆動し、情報の読み書きを実行する光ディスクドライブ部1002を有する。また、第2のメディアとしてのハードディスク(HDD)を駆動する図示せぬハードディスクドライブ部2001を有する。データプロセッサ部1003は、光ディスクドライブ部1002及びハードディスクドライブ部2001に記録データを供給することができ、また、再生された信号を受け取ることができる。光ディスクドライブ部1002は、光ディスク1001に対する回転制御系、レーザ駆動系(波長が650nmの赤色レーザ、あるいは405nmもしくはそれ以下の青色レーザを用いる)、光学系などを有する。データプロセッサ部1003は、記録または再生単位のデータを取り扱うもので、バッファ回路、変調・復調回路、エラー訂正部などを含む。
また図1の映像録画装置は、録画側を構成するエンコーダ部50と、再生側を構成するデコーダ部60と、装置本体の動作を制御するマイクロコンピュータブロック(システム制御部と称してもよい)30とを主たる構成要素としている。エンコーダ部50は複数のエンコーダによって構成され、各エンコーダは入力されたアナログビデオ信号やアナログオーディオ信号をデジタル化するビデオ用及びオーディオ用のアナログデジタルコンバータと、ビデオエンコーダと、オーディオエンコーダとを有する。さらに、副映像エンコーダも含む。エンコーダ部50の出力は、バッファメモリを含むフォーマッタ51にて所定のDVD−RAMのフォーマットに変換され、先のデータプロセッサ部1003に供給される。エンコーダ部50には、A/V入力部41からの外部アナログビデオ信号と外部アナログオーディオ信号、あるいはTVチューナ部42からのアナログビデオ信号とアナログオーディオ信号が入力される。
なお、エンコーダ部50は、圧縮された状態のデジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号が直接入力されるときは、圧縮デジタルビデオ信号やデジタルオーディオ信号を直接フォーマッタ51に供給することもできる。またエンコーダ部50は、アナログデジタル変換されたデジタルビデオ信号やオーディオ信号を、ビデオミキシング部71やオーディオセレクタ76に直接供給することもできる。エンコーダ部50に含まれるビデオエンコーダでは、デジタルビデオ信号はMPEG2(またはMPEG1もしくはMPEG4−AVC)規格に基づいた可変ビットレートで圧縮されたデジタルビデオ信号に変換される。デジタルオーディオ信号は、MPEGまたはAC−3規格に基づいて固定ビットレートで圧縮されたデジタルオーディオ信号、あるいはリニアPCMのデジタルオーディオ信号に変換される。
副映像信号がA/V入力部41から入力された場合(例えば副映像信号の独立出力端子付DVDビデオプレーヤからの信号など)、あるいはこのようなデータ構成のDVDビデオ信号が放送されてそれがTVチューナ部42で受信された場合は、DVDビデオ信号中の副映像信号が副映像エンコーダでエンコード(ランレングス符号化)されて副映像のビットマップとなる。エンコードされたデジタルビデオ信号、デジタルオーディオ信号、副映像データは、フォーマッタ51にてパック化され、ビデオパック、オーディオパック、副映像パックとなり、さらにこれらが集合されて、DVD−ビデオ規格で規定されたフォーマット(DVDビデオフォーマット)や、DVD−レコーディング規格で規定されたフォーマット(DVD−VRフォーマット)に変換される。
ここで図1の装置は、フォーマッタ51でフォーマット化された情報(ビデオ、オーディオ、副映像データなどのパック)及び作成された管理情報を、データプロセッサ部1003を介してハードディスクドライブ部2001あるいは光ディスクドライブ部1002に供給し、ハードディスクあるいは光ディスク1001に記録することができる。またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録された情報を、データプロセッサ部1003、光ディスクドライブ部1002を介して光ディスク1001あるいはハードディスクに記録することもできる。
またハードディスクあるいは光ディスク1001に記録されている複数番組のビデオオブジェクトを、一部削除したり、異なる番組のオブジェクトをつなげたり、といった編集処理を行うこともできる。これは、この発明の一実施の形態で利用するDVD−VRフォーマットが、取り扱うデータ単位を定義し、編集を容易にしているからである。
マイクロコンピュータブロック30は、MPU(マイクロプロセッシングユニット)、またはCPU(セントラルプロセッシングユニット)と、制御プログラム等(各フローチャート図で説明される制御を行なうファームウエア等)が書き込まれたファームウエアROMと、プログラム実行に必要なワークエリアを提供するためのワークRAMなどを含んでいる。マイクロコンピュータブロック30のMPUは、そのROMに格納された制御プログラムに従い、RAMをワークエリアとして用いて、欠陥場所検出、未記録領域検出、録画情報記録位置設定、UDF記録、AVアドレス設定、履歴情報検索処理などを実行する。
すなわち、マイクロコンピュータブロック30は、システム全体を統括制御するために必要な情報処理部を有するもので、ファームウエアROM、ワークRAM、ディレクトリ検出部のほか、図示しないがVMG(全体のビデオ管理情報)情報作成部、コピー関連情報検知部、コピー及びスクランブリング情報処理部(RDI処理部)、パケットヘッダ処理部、シーケンスヘッダ処理部、アスペクト比情報処理部などを備える。
ここで、この装置においては、情報記録媒体のデータ記録領域に対して、アドレスとデータのサイズの情報とを用いてアクセス単位を表すエクステントが定義されており、前記エクステントの複数を含み、ファイルを管理するファイルエントリーを利用することでデータの記録再生を行っている。このためにさらに、マイクロコンピュータブロック30は、ファイルエントリー管理部301を含み、ここには、エクステント管理部302が含まれる。そしてエクステント管理部302は、削除対象エクステント処理部310、記録済みエクステント管理部311、記録用エクステント管理部312がある。
上記のMPUの実行結果のうち、ユーザに通知すべき内容は、映像データ記録再生装置の表示部43に表示されるか、またはモニターディスプレイ75にOSD(オンスクリーンディスプレイ)表示される。またマイクロコンピュータブロック30は、この装置を操作するための操作信号を与えるキー入力部44を有する。このキー入力部44は、例えば映像録画装置の本体上に設けた操作スイッチ類や、あるいはリモコン装置などに相当する。また、入力部44は、この発明の一実施の形態に係る映像録画装置と有線通信あるいは無線通信あるいは光通信や赤外線通信などの手段を用いて接続されたパーソナルコンピュータであってもよい。いずれの形態であるにせよ、ユーザがこのキー入力部44を操作することにより、入力された映像音声信号の録画処理や、録画されたコンテンツの再生処理、あるいは録画されたコンテンツに対する編集処理などを施すことができる。
なお、マイクロコンピュータブロック30が、光ディスクドライブ部1002、ハードディスクドライブ部2001、データプロセッサ部1003、エンコーダ部50および/またはデコーダ部60などを制御するタイミングは、STC(システムタイムクロック)38からの時間データに基づいて実行することができる。録画や再生の動作は、通常はSTC38からのタイムクロックに同期して実行されるが、それ以外の処理はSTC38とは独立したタイミングで実行されてもよい。
デコーダ部60は、パック構造を持つDVDフォーマットの信号から各パックを分離して取り出すセパレータと、パック分離やその他の信号処理実行時に使用するメモリと、セパレータで分離された主映像データ(ビデオパックの内容)をデコードするVデコーダと、セパレータで分離された副映像データ(副映像パックの内容)をデコードするSPデコーダと、セパレータで分離されたオーディオデータ(オーディオパックの内容)をデコードするAデコーダとを有する。またデコードされた主映像にデコードされた副映像を適宜合成し、主映像にメニュー、ハイライトボタン、字幕やその他の副映像を重ねて出力するビデオプロセッサを備えている。
デコーダ部60の出力ビデオ信号は、オーディオビデオミキシング部71に入力される。ビデオミキシング部71では、テキストデータの合成が行われる。またビデオミキシング部71には、TVチューナ42やA/V入力部41からの信号を直接取り込むラインもまた接続されている。ビデオミキシング部71には、バッファとして用いるフレームメモリ72が接続されている。ビデオミキシング部71の出力がアナログ出力の場合はI/F(インタフェース)73を介して外部出力され、デジタル出力の場合はデジタルアナログ変換器74を介して外部へ出力される。
デコーダ部60の出力オーディオ信号は、オーディオセレクタ76を介してデジタルアナログ変換器77でアナログ変換され外部に出力される。オーディオセレクタ76は、マイクロコンピュータブロック30からのセレクト信号により制御される。これによりオーディオセレクタ76は、TVチューナ42やA/V入力部41からのデジタル信号を直接モニターする時、エンコーダ部50をスルーした信号を直接選択することも可能である。
なお、エンコーダ部50のフォーマッタ51では、録画中、各切り分け情報(GOP(Group of Picture)先頭割り込み時などの情報)を作成し、定期的にマイクロコンピュータブロック30のMPUへ送る。切り分け情報としては、VOBU(Video Object Unit)のパック数、VOBU先頭からのIピクチャのエンドアドレス、VOBUの再生時間などである。同時に、アスペクト情報処理部からの情報を録画開始時にMPUへ送り、MPUはVOBストリーム情報(STI)を作成する。ここでSTIは、解像度データ、アスペクトデータなどを保存し、再生時、各デコーダ部ではこの情報を元に初期設定が行われる。
また図1の装置では、ビデオファイルは1ディスクに1ファイルとしている。またデータをアクセス(シーク)している間に、途切れないで再生を続けるために、最低限連続する情報単位(サイズ)を決めている。この単位をエクステント(又はCDA)という。エクステントのサイズは、例えばECC(エラー訂正コード)ブロック(16セクタ)の倍数であり、ファイルシステムではこのエクステントの単位で記録を行っている。
データプロセッサ部1003は、エンコーダ部50のフォーマッタからVOBU単位のデータを受け取り、エクステント単位のデータを光ディスクドライブ部1002あるいはハードディスクドライブ部2001に供給している。またマイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録したデータを再生するのに必要な管理情報を作成し、データ記録終了のコマンドを認識すると、作成した管理情報をデータプロセッサ部1003に送る。これにより、管理情報がディスクに記録される。従って、エンコードが行われているとき、エンコーダ部50からマイクロコンピュータブロック30のMPUは、データ単位の情報(切り分け情報など)を受け取る。また、マイクロコンピュータブロック30のMPUは、記録開始時には光ディスク及びハードディスクから読み取った管理情報(ファイルシステム)を認識し、各ディスクの未記録エリアを認識し、データプロセッサ部1003を介してディスク上にデータ記録エリアを設定している。
図2は、光ディスク1001の構造を示す図であり、記録の始まりを示す情報やセッション目次、トラック情報などが記録されるリードイン領域100と、データ記録領域101と、記録の終わりを示す情報が記録されるリードアウト領域102とから構成される。リードイン領域100には、データの記録箇所を管理するデータ管理情報(Recording Management Data)220が書き込まれるデータ管理領域(Recorded Management Area)が設けられている。データ管理情報220としては、記録開始セクタ及び記録終了セクタの情報があり、各セクタのデータの記録を行うごとにリードイン領域100に追記される。
図3(A)、(B)は、光ディスク1001に記録されるデータをファイルとして管理するファイル管理のしくみを説明するための図である。DVD−Rなどの一回限り書き込み可能なメディアにおいては、データの記録・編集などの操作を行った後、1セクタ分の記録の最後にデータの記録位置を管理するための情報を書き加える。この情報をVirtual Allocation Table(VAT)と呼ぶ。図3(A)は、ファイルAを記録する前、ファイルAの記録後、ファイルBの記録後、ファイルBの内容を追加した後、のそれぞれの場合についてVAT221〜224が順次作成される様子を示している。ここで、FSDはFile Set Descriptor、FEはFile Entryの略である。図3(B)は、このときに作成されるファイルのツリー構造を示している。
VAT(例えば221〜224)には、メディア(ここでは光ディスク1001)内に記録された各データの記録位置、記録容量などを管理するFile Entry等といった管理データの記録アドレスが記録されている。File Entryは記録データに対して編集や追記、削除などの操作を行うたびに更新され、新たに別の位置に記録し直す必要があるため、管理データの最新の記録アドレスを管理する必要がある。各VATでは、各管理データのアドレスを1つのテーブルで管理しており、テーブル内で管理データの記録アドレスが変わったもののみを更新することでデータの更新が行われる。
VATはディスクに対して追記を行うたびに常に最新のVAT(図3ではVAT224)が最終記録位置に記録される。また、書き込まれたVATは書き換え不可能なため、以前のVATを参照することでデータを過去の状態に戻すことも可能である。
また、前記したように、光ディスク1001のリードイン領域100には、データ管理情報(Recording Management Data)220が書き込まれる。RMD220が書き込まれるRMAは、データ記録領域101と同様に一度だけ記録可能となっており、データを記録する毎にRMD220もRMAに記録される。
図4は、上記したRMDとVATを用いたデータ参照の一例を説明するための図である。データの記録位置を参照する際に、最初に光ディスク1001の記録開始位置NWA(Next Writable Address)を参照する。VATは各セクタにデータが記録されるたびに形成されるが、最新のVATは最終記録セクタに記録されているため、この最新のVATよりデータの記録終了位置(LRA)を参照することが可能である。図4では、データ記録が終了した位置に最新のVAT224が記録されている。しかしながら、最新のVAT224が記録されておらず参照できない場合がある。この場合には、リードイン領域に記録されている最新のRMD220から記録終了位置(LRA)を参照してデータ記録領域101上の記録終了位置(LRA)を検出することができる。すなわち、RMD220を参照することでデータ記録領域101上の任意の記録開始地点及び終了地点を得ることが可能であり、過去に記録されたVATの記録位置を参照することが可能である。
図5(A)、(B)は、データ記録時の管理テーブルの使用例について説明するための図であり、図5(A)は常にRMDを使用する場合、図5(B)はRMDを使用しない場合を示している。RMDを使用する場合には、図5(A)に示すように、データ記録領域101にデータが記録されるごとに、LBA(Logical Block Address)が通し番号(LBA1〜LBAn)で付与されてVATが記録されるとともに、VATの記録位置の属性情報がRMD220としてRMAに記録される。ここでLBAとは、ディスク内の全セクタに通して付与された0から増加する論理的な数字である。一方、RMDを使用しない場合(ここではLBA2)には、図5(B)に示すように、LBA2はRMD220としてRMAに記録されない。
以下に、データの記録に失敗した場合の修復処理について説明する。まず、図6を参照して修復処理の概略を説明する。まず、マイクロコンピュータブロック30は、記録すべきデータの読込を開始する(ステップS1)。次に、最終記録セクタnもしくはそれに代わる所定の位置にVATが記録されているか否かを判断し(ステップS2)、YESの場合には、当該VATを読み込んでデータの記録終了位置(LRA)についての情報を取得する(ステップS3)。一方、ステップS2の判断がNOの場合にはステップS4に進んでデータ修復処理を開始する(ステップS4)。まず、最新のRMDを用いて最新のVATの記録位置を参照する(ステップS5)。次に、当該参照したVATの内容を(n+1)セクタにコピーする(ステップS6)。
次に、具体例を用いて上記の修復処理について詳細に説明する。図7は、RMDを使用する場合の修復処理について説明するための図である。図7は第7番目のセクタの記録が失敗した例を示している。この場合、RMDを使用しているので最新のRMD220として直前のセクタ(LBA6)についてのVATが記録されている。そこでここではLBA6に書かれたVATの記録位置を参照してその内容をNWA(Next Writable Address)にコピーする。
次に図8は、RMDを使用しない場合の修復処理について説明するための図である。図8は第7番目のセクタの記録が失敗した例を示している。この場合、LBA4及びLBA6のセクタではRMDを使用していないので最新のRMD220として直前のセクタ(LBA6)についてのVATが記録されておらず、その前のセクタ(LBA5)についてのVATが記録されている。そこでここではLBA5に書かれたVATの記録位置を参照してその内容をNWA(Next Writable Address)にコピーする。
上記したように、記録時のエラー等の原因でVATが最終記録位置に記録されなかった場合でも、最新のRMD220を用いて最新のVATの記録位置を参照することができ、そのVATを用いて記録データの復旧が可能になる。しかし、一回限り記録可能なメディア(ここでは光ディスク1001))では、RMDを更新する際には常に新たな記録領域を使用することが前提になっている。
そのため、記録したデータの編集や、動画データのプレイリスト編集など小さい容量のデータを何度も繰り返し記録した場合には、RMDを記録するための記録領域が不足する可能性がある。RMDが枯渇した場合は、メディアの記録容量が残っている場合でもメディアに対して追記を行うことが困難となるため、可能な限り管理テーブルの使用を制限するような記録方法を採用する必要がある。
一方、図5(B)で説明したように、RMDを使用しないでデータの記録を行うことも可能であり、この場合でも最後に記録したデータの終了箇所を参照することができるため、その後の追記も通常は問題なく行うことが出来る。
また、データの記録時には最終記録セクタにVATが記録されるため、VATに記録された情報を利用して各記録データの開始点を検索することが可能である。
しかし、RMDを使用しない状態で次のデータの記録を開始し、そのデータの記録に失敗した場合は、記録終了時に最終セクタに対してVATが記録されないため、RMAに記録された最新のデータまでしか修復されず、その後のRMDを使用しないで記録したデータは全て参照できなくなる(図8)。
そのため、データが消滅した場合の影響が大きいデータについてはRMDを使用して修復可能とすることが望ましい。また、動画データの編集時の管理情報など、一度消滅しても再度作成可能なデータについてはRMDの使用を制限することが望ましい。
そこで、以下では、RMDの使用を制限するための具体的な方法について説明する。図9は、ある時点での光ディスク1001の記録状態を示している。データ記録領域101には所定量のデータが記録されており、所定量の残り記録容量250が存在している。また、リードイン領域100内のRMAには所定数のRMD220が記録されており、所定数の記録可能な残りのRMD数251が存在している。このようなRMDの記録状態において、本実施形態では図10に示すような手順によりRMDの使用を制限する。まず、データの記録が終了したとき(ステップS20)、マイクロコンピュータブロック30はRMD220にまだ余裕があるか否か、すなわち残りの記録可能数251が十分か否か(ここでは全記録可能数の半分以下か否か)を判断する。RMD220の残りの記録可能数251がまだ半分以上残っているならば判断はYESとなってステップS26に移行しRMDを使用してデータの記録を行う。
一方、ステップS21での判断がNO(残りの記録可能数が全記録可能数の半分以下)ならばステップS22に進んで閾値の計算を行う。すなわち、光ディスク1001の残り記録容量250をRMD220の残り記録可能数251で割り算した結果を閾値として設定する。次に、データの記録を開始し(ステップS23)、所定量の記録を行う。当該記録の終了時に、記録したデータ記録量を計算する(ステップS24)とともに、ここで計算したデータ記録量とステップS22で計算した閾値とを比較する(ステップS25)。ここでの比較結果がNOの場合にはRMDを使用しないという設定を行い(ステップS27)ステップS22に戻る。また、ステップS25での判断がYESの場合にはRMDを使用するという設定を行い(ステップS26)ステップS22に戻る。
このような方法によれば、RMDの残り記録可能数に対応して閾値が変動し、RMDの使用回数が多い場合は閾値が上昇し、RMDの使用回数が制限される。逆に、RMDの使用回数が少ない場合は閾値が減少し、小さい容量のデータ記録の際にもRMDを使用するようになる。
本手法を用いてデータの管理を行うことで、記録回数が多い場合でもRMDの使用回数が制限され、ディスクの容量が残っていながら記録不可能になるという状況を防ぐことが出来る。
図11は、RMDの使用を制限するための他の方法を説明するための図である。ここでの方法では、記録したデータが失われた場合に、同じデータを再度記録可能であるか否かを基準としてRMDを使用するか否かを判断する。まず、マイクロコンピュータブロック30はデータ記録を開始(ステップS30)して、記録すべきコンテンツの種別を判断する(ステップS31)。そして、当該コンテンツが再度記録可能なコンテンツか否かを判断する。ここでの判断がYESならば、RMDを使用しないという設定を行い(ステップS34)、その後、データの記録を行う(ステップS35)。また、ステップS32での判断がNOならば、RMDを使用するという設定を行い、その後、データの記録を行う(ステップS35)。データ記録の終了後はステップS31に移行する。
ここでは例えば、テレビなどで放送されている番組の録画やコピーワンス(一回限り記録可能)のコンテンツなどは一度失われたら再度同じものを記録することは困難であるという事情を考慮している。このようなコンテンツを記録する場合には短時間のコンテンツでも必ずRMDを使用するようにする。一方、記録したデータのプレイリスト作成やチャプター分割といった編集操作やコピーフリーなコンテンツのコピーといった、失われても再び同じものを記録することが可能な操作については、RMDを使用しなくともよい、といった判断を行う。
上記した実施形態によれば、記録メディアのRMDの使用量を削減することで、RMDが不足しメディアへの追記が不能になる事を防ぐことが出来る。
しかし、RMDを使用しない場合にデータが参照できなくなる可能性があるが、RMDを使用しない場合をデータ記録時の記録量が少ない場合のみに限定しているため、修復不可能な映像データなどの記録の場合はRMDを使用し、ファイル管理情報の更新や映像データの編集など、小さい容量で修復可能なデータについてはRMDを使用しないというように使い分けを行う。そのため、メディアへの記録に失敗した場合の影響を小さくすることができる。
図1は、本発明の一実施形態が適用された記録再生装置(映像録画装置)の全体のブロック構成を示す図である。 図2は、光ディスク1001の構造を示す図である。 図3(A)、(B)は、光ディスク1001に記録されるデータをファイルとして管理するファイル管理のしくみを説明するための図である。 図4は、上記したRMDとVATを用いたデータ参照の一例を説明するための図である。 図5(A)、(B)は、データ記録時の管理テーブルの使用例について説明するための図である。 図6は、データ修復処理の概略を説明するための図である。 図7は、RMDを使用する場合の修復処理について説明するための図である。 図8は、RMDを使用しない場合の修復処理について説明するための図である。 図9は、ある時点での光ディスク1001の記録状態を示す図である。 RMDの使用を制限する第1の方法を説明するためのフローチャートである。 RMDの使用を制限する第2の方法を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
30 マイクロコンピュータブロック
38 STC
41 A/V入力部
43 表示部
44 キー入力部
50 エンコーダ部
51 フォーマッタ
52 バッファメモリ
71 ビデオミキシング部
72 フレームメモリ
73 I/F
74 D/A
75 モニター
301 ファイルエントリー管理部
302 エクステント管理部
1001 光ディスク
1002 光ディスクドライブ部
1003 データプロセッサ部
2001 ハードディスクドライブ部

Claims (2)

  1. リードイン領域と、データ記録領域とを備え、一度だけ記録可能な記録媒体に記録されたデータを管理するデータ管理方法であって、
    前記データ記録領域は、データの記録を行うごとに当該記録したデータの記録位置を含むデータ管理情報を記録するための第1のデータ管理テーブルを含むとともに、前記リードイン領域は、前記第1のデータ管理テーブルの記録位置の履歴情報を書き込むための第2のデータ管理テーブルを含み、
    前記第1のデータ管理テーブルにデータの記録を行った後の最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されているか否かを判断するステップと、
    前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されている場合には、当該記録されているデータ管理情報を読み込むことによって最終記録位置の情報を取得し、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されていない場合には、最新の前記第2のデータ管理テーブルの情報を用いて、最新の前記第1のデータ管理テーブルの記録位置を参照するステップと、
    当該参照した記録位置の前記第1のデータ管理テーブルの内容を前記第1のデータ管理テーブルの次の記録開始位置にコピーするステップと、
    を具備することを特徴とするデータ管理方法。
  2. リードイン領域と、データ記録領域とを備え、一度だけ記録可能な記録媒体に記録されたデータを管理するデータ管理装置であって、
    前記データ記録領域は、データの記録を行うごとに当該記録したデータの記録位置を含むデータ管理情報を記録するための第1のデータ管理テーブルを含むとともに、前記リードイン領域は、前記第1のデータ管理テーブルの記録位置の履歴情報を書き込むための第2のデータ管理テーブルを含み、
    前記第1のデータ管理テーブルにデータの記録を行った後の最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されているか否かを判断する手段と、
    前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されている場合には、当該記録されているデータ管理情報を読み込むことによって最終記録位置の情報を取得し、前記最終記録位置、もしくはそれに代わる所定の位置にデータ管理情報が記録されていない場合には、最新の前記第2のデータ管理テーブルの情報を用いて、最新の前記第1のデータ管理テーブルの記録位置を参照する手段と、
    当該参照した記録位置の前記第1のデータ管理テーブルの内容を前記第1の管理テーブルの次の記録開始位置にコピーする手段と、
    を具備することを特徴とするデータ管理装置。
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