JP5023962B2 - 作業評価装置、作業評価方法、及び、作業評価プログラム - Google Patents
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Description
また、製品の組立・分解に掛かる作業工数を運動エネルギー算出手段にて算出された運動エネルギー量及び人間の代謝エネルギー量に基づいて算出するため、実際に人間が消費する代謝エネルギー量に基づき、正確な作業工数を算出することができるという効果を奏する。
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
図1は、本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成図である。作業評価装置1は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102、ROM(Read Only Memory)103、フラッシュメモリ(Flash memory)104、外部記憶装置であるHD(Hard disk)105、LAN(Local Area Network)カード106、マウス107、キーボード108、ビデオカード109、このビデオカード109と電気的に接続する表示装置であるディスプレイ109a、サウンドカード110、このサウンドカード110と電気的に接続する音出力装置であるスピーカ110a及びフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等の記憶媒体を読み書きするドライブ111からなる。
なお、上記ハードウェア構成はあくまで一例を示したものであり、構成要素の変更をすることができるのは当然である。
また、作業評価装置1は、DMU装置と一体的な装置としてもよいし、別々の装置としてもよい。別々の装置とした場合には、例えば、DMU装置と上記LANカード106を介して相互に通信可能な状態として実施するようにしてもよい。
図2は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでは、作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。作業評価装置1は、作業工程別評価処理部201と、入力処理部202と、出力処理部203と、部品情報DB204と、DMUシステム205とを備える。さらに、作業工程別評価処理部201は、入力/出力制御部210と、運動エネルギー算出手段としての部品移動エネルギー算出処理部220及び組立・分解エネルギー算出処理部240と、作業工数算出手段としての組立・分解作業工数算出処理部250とを備える。
組立・分解作業工数算出処理部250は、各作業工程に要する運動エネルギー量の総和及び人間の代謝エネルギー量に基づいて、作業工数を算出する処理を行う。
なお、作業工数は作業工程ごとに個別に算出するようにしてもよい。また、人間の代謝エネルギー量は、統計的な数値を使用してもよいし、実際に測定した数値を使用してもよい。
図3及び図4は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。ステップS302からステップS306の処理までは、組み立て部品の全てに対して処理が完了するまで繰り返して行われる(ステップS301)。全部品について処理が完了したかどうかを判定し(ステップS302)、完了していなければ、部品の移動元位置からレイアウト位置までの入力された移動距離と移動時間を取得し(ステップS303)、部品レイアウト位置までの移動エネルギーを計算する(ステップS304)。次に、部品レイアウト位置から組立作業地点までの移動距離と移動時間を取得し(ステップS305)、組立作業地点までの移動エネルギーを計算する(ステップS306)。ここまでの処理が完了したら、ステップS301に戻って、全ての部品について処理が完了するまで同様の処理を繰り返す。全ての部品について処理が完了したら、全部品の組立作業地点までの移動エネルギーの総和を計算する(ステップS307)。
(3−1 移動による運動エネルギー量の算出)
上記作業評価装置の動作について、具体例を挙げて説明する。図5は、各部品を元の位置から部品レイアウト位置、組立作業地点までの移動(運搬)作業における運動エネルギーの計算処理を示す模式図である。部品は、部品1、部品2、部品3、及び、部品4の4部品とし、各部品を各部品の元位置510からレイアウト位置520まで移動させ、レイアウト位置520から作業地点530に移動させる。
この場合、元位置510からレイアウト位置520までの各部品の移動による合計の運動エネルギーExは、
図6は、作業地点における各部品と各部品が組み立てられた製品の模式図である。ここでは、まず、部品1と部品2を組み立て(第1作業工程とする)、部品1と部品2が複合されたアッシーに部品3を組み立て(第2作業工程とする)、部品1と部品2と部品3が複合されたアッシーに部品4が組み立てられる(第3作業工程とする)。また、部品1の質量をm1、部品2の質量をm2、部品3の質量をm3、部品4の質量をm4とする。以下、各作業工程の詳細を説明する。
図7は、部品1と部品2を組み立てる第1作業工程の様子を示す模式図である。ここでは、部品1を並行移動させて、部品2に挿入する。この時、部品1の移動距離をx1、移動時間をt1、質量をm1とすると、運動エネルギー量E1は、
なお、移動距離x1、移動時間t1、基準作業難易度については、予め入力情報を格納するデータベースを備え、そこから読み込むようにしてもよい。
次に、部品1と部品2が複合されたアッシー(以下、アッシーAとする)に部品3を組み立てる。図8は、アッシーAと部品3を組み立てる第2作業工程の様子を示す模式図である。ここでは、アッシーAを移動させて部品3に挿入する。図8に示すように、アッシーAを部品3に挿入するには、並行移動の動作と回転移動の動作を組み合わせる必要がある。まず、アッシーAを部品3の位置に並行移動させる。この時、アッシーAの移動距離をx2、移動時間をt2とし、質量は部品1の質量と部品2の質量を合計したm1+m2とすると、運動エネルギー量E2は、
次に、部品1と部品2と部品3が複合されたアッシー(以下、アッシーBとする)に部品4を組み立てる。図9は、アッシーBと部品4を組み立てる第3作業工程の様子を示す模式図である。ここでは、部品4を移動させてアッシーBに組み立てる。図9に示すように、部品4をアッシーBに組み立てるには、並行移動の動作と回転移動の動作を組み合わせる必要がある。まず、部品4をアッシーBの位置に並行移動させる。この時、部品4の移動距離をx6、移動時間をt6、質量をm4とすると、運動エネルギー量E6は、
上記作業地点における各作業工程の運動エネルギー量の総和Ezは、作業地点における運動エネルギー量と基準作業難易度から、
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成は、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図10は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでも、第1の実施形態と同様に作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。
平均作業速度算出処理部280は、部品移動エネルギー算出処理部220、及び、組立・分解エネルギー算出処理部240が算出した運動エネルギーに基づいて、作業全体の平均の作業速度を算出する処理を行う。
入力処理部202、出力処理部203、部品情報DB204、DMUシステム205、入力/出力制御部210、部品移動エネルギー算出処理部220、組立・分解エネルギー算出処理部240、及び、組立・分解作業工数算出処理部250の機能は第1の実施形態と同様のため、説明は省略する。
図3及び図11は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。図3のステップS301からステップS309までの処理は第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。ステップS309の処理が終了すると、図11のステップS310の処理に進む。ステップS310からステップS318までの処理は第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。ステップS318で作業工数が算出されると、作業地点までの移動時間と作業地点での作業時間の総和を計算する(ステップS318a)。
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成は、第1及び第2の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図12は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでも、第1及び第2の実施形態と同様に作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。
作業者別作業難易度設定処理部1230は、作業者情報取得処理部1220で取得した作業者の経験年数、及び/または、熟練度に応じて、作業難易度を設定する処理を行う。
作業者別作業工数算出処理部1240は、作業者別に作業工程ごとの工数を算出する処理を行う。
作業者別生産性算出処理部1250は、作業者別作業工数算出処理部1240が算出した作業工数、及び、作業者別入力処理部1202で入力された実作業時間に基づいて作業者別の生産性を算出する処理を行う。
図13は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。ステップS1302からステップS1309の処理までは、作業者の全てに対して処理が完了するまで繰り返して行われる(ステップS1301)。全作業者について処理が完了したかどうかを判定し(ステップS1302)、完了していなければ、作業者の実作業時間と作業工程別の運動エネルギー量を入力する(ステップS1303)。ステップS1305からステップS1309の処理までは、全ての作業工程に対して処理が完了するまで繰り返して行われる(ステップS1304)。全作業工程について処理が完了したかどうかを判定し(ステップS1305)、全作業工程について処理が完了していれば、ステップS1301の処理に戻って、次の作業者についての処理が行われる。全作業工程について処理が完了していなければ、作業者情報DB1204及び作業工程別作業者情報DB1205から作業者iの当該作業工程における経験年数及び/または熟練度を取得し、作業者別作業難易度Aiを計算する(ステップS1306)。Aiの計算方法は、例えば、Ai=1.0−(作業工程別経験年数/100)とする。作業者情報DB1204及び作業工程別作業者情報DB1205から作業者の1日あたりの平均代謝エネルギー量を取得し、工程別の作業時間比率から当該工程に要する代謝エネルギー量を計算する(ステップS1307)。入力された作業工程別の運動エネルギー量と作業者の作業工程別の代謝エネルギー量から当該作業工程における、当該作業者の作業工数を算出する(ステップS1308)。算出した当該作業工程における、当該作業者の作業工数と入力された実作業時間から作業工程別の生産性を算出する(ステップS1309)。ステップS1309までの処理が完了するとステップS1304に戻って、次の作業工程について処理が行われる。全ての作業者について全ての作業工程の生産性が算出されると、作業者別生産性集計処理部1260で生産性の集計処理がなされて、評価結果に関する結果情報が出力されて(ステップS1310)、処理を終了する。
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成は、第1、第2及び第3の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図14は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでも、第1、第2及び第3の実施形態と同様に作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。
図15は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。ステップS1301からステップS1309の処理までは、第3の実施形態と同様のため説明は省略する。全作業者について、全作業工程の作業工数及び生産性が算出されたら、作業工程別に最適な作業担当を決定する(ステップS1309a)。
また、連続性がある作業工程の場合は、同じ作業者が担当したほうが効率が良くなるため、そのような場合は、連続した作業工程を同じ作業者が担当するように決定してもよい。
作業担当が決定したら、作業スケジュールを含む評価結果に関する結果情報が出力されて(ステップS1310)、処理を終了する。
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成は、第1〜第4の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図16は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでも、第1の実施形態と同様に作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。
なお、上記データの全てを格納する必要はなく、作業の状況に応じて各データの少なくとも一のデータを格納すればよい。
なお、作業工程難易度設定処理部230により難易度を設定する場合は、入力処理部202において基準作業難易度の入力は行わなくてもよい。
図17及び図4は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。ステップS301からステップS307までの処理は第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。移動エネルギーの総和を計算したら、作業工程別難易度DB206を読み込む(ステップS308a)。作業工程別難易度DB206の情報から作業難易度を算出し、基準作業難易度として設定する(ステップS308b)。基準作業難易度が設定されると、作業地点での最初の部品の移動距離、及び、移動時間を設定し、移動エネルギーを計算する(ステップS308c)。図4の1)
以降の処理は、第1の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
(1.構成)
本実施形態に係る作業評価装置は、デジタル・モックアップ(以下、DMUとする)を利用した装置である。
本実施形態に係る作業評価装置のハードウェア構成は、第1〜第5の実施形態と同様であるため、説明は省略する。
図18は、本実施形態に係る作業評価装置のモジュール構成図である。ここでも、第1の実施形態と同様に作業評価装置1が、DMUシステムの機能を有するものである。つまり、作業評価装置1とDMU装置を一体的な装置とする。
図19及び図4は、本実施形態に係る作業評価装置の動作を示すフローチャートである。まず、入力処理部202から作業に使用する部品の複合パターンを入力する(ステップS300a)。入力された複合パターンから、最適な複合パターンと、その複合パターンにおける部品の最適な初期配置を決定する複合パターン/初期配置決定処理を行う(ステップS300b)。決定された複合パターン及び初期配置に基づいて、ステップS301以降の処理を行う。ステップS310以降の処理は、第1の実施形態と同様であるため説明は省略する。
(1.画面表示)
上記各実施形態に係る作業評価装置1の画面について説明する。図21は、上記各実施形態に係る作業評価装置の画面の一例である。図21(a)は、DMUシステム全体の画面イメージである。画面を大きく3つの領域に分かれており、領域2101には各製品について、各アッシーごとのフォルダツリーが表示されており、領域2102には、現作業工程の作業の模式図が表示されており、領域2103には、現工程までの情報の一覧が表示されている。
なお、上記各実施形態に係る作業評価装置は、各実施形態ごとに示した少なくとも一の作業評価装置を組み合わせて実施することが可能である。
図22は、作業を機械が行う場合の様子を示した模式図である。作業に必要な部品は配置A、配置B、配置C及び配置Dに初期配置されている。それらの部品は、作業工程に基づいて、搬送レール2210上を移動する運搬アーム2220により組立基台2230に運搬される。運搬された部品は組立基台2230、2235にて組み立てられる。搬送レール2210の駆動は駆動制御部2240によって制御されている。
上記実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)製品の組立・分解に掛かる作業量を定量的に評価する作業評価装置において、前記製品を構成する単一部品が組み合わされた複合部品を少なくとも含む移動作業、組立作業、及び/または、分解作業に要する運動エネルギー量を、当該作業を構成する作業工程ごとに算出する運動エネルギー算出手段と、前記運動エネルギー算出手段が算出した運動エネルギー量に基づいて、前記製品の組立・分解に掛かる作業工数を算出する作業工数算出手段とを備えることを特徴とする作業評価装置。
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 フラッシュメモリ
105 HD
106 LANカード
107 マウス
108 キーボード
109 ビデオカード
109a ディスプレイ
110 サウンドカード
110a スピーカ
111 ドライブ
201 作業工程別評価処理部
202 入力処理部
203 出力処理部
204 部品情報DB
205 DMUシステム
206 作業工程別難易度DB
210 入力/出力制御部
220 部品移動エネルギー算出処理部
230 作業工程別難易度設定処理部
240 組立・分解エネルギー算出処理部
250 組立・分解作業工数算出処理部
260 作業生産性算出処理部
270 平均作業生産性算出処理部
280 平均作業速度算出処理部
510 各部品の元位置
520 レイアウト位置
530 作業地点
1201 作業者別評価処理部
1202 作業者別入力処理部
1203 作業者別出力処理部
1204 作業者情報DB
1205 作業工程別作業者情報DB
1220 作業者情報取得処理部
1230 作業者別作業難易度設定処理部
1240 作業者別作業工数算出処理部
1250 作業者別生産性算出処理部
1260 作業者別生産性集計処理部
1410 作業担当決定処理部
1810 部品複合パターン決定処理部
1820 部品初期配置決定処理部
Claims (7)
- 製品の組立・分解に掛かる作業量を定量的に評価する作業評価装置において、
前記製品を構成する部品の特性に関する情報を格納する部品情報データベースと、
前記部品情報データベースに格納されている各部品について、当該部品から前記製品を組み立てる場合の前記部品の移動距離、角速度及び/又は移動時間、並びに、前記部品の質量に基づいて、前記製品を構成する単一部品が組み合わされた複合部品に対する移動作業、組立作業及び/又は分解作業に要する運動エネルギー量を、当該作業を構成する作業工程ごとに算出する運動エネルギー算出手段と、
前記運動エネルギー算出手段が算出した運動エネルギー量を、人間が1日に消費する代謝エネルギーのうち前記作業に要する予め設定された代謝エネルギー、又は、機械が1日に行う予め設定された仕事量で除算して、前記製品の組立・分解に掛かる作業工数を算出する作業工数算出手段とを備えることを特徴とする作業評価装置。 - 請求項1に記載の作業評価装置において、
前記作業工程別に、当該作業工程を行うのに要する平均代謝エネルギーを作業者ごとに格納する作業工程別作業者情報データベースと、
前記運動エネルギー算出手段が算出した前記作業工程ごとの運動エネルギー量を、前記作業工程別作業者情報データベースに格納された前記作業工程に係る作業者の前記平均代謝エネルギーで除算して、前記作業者の作業工程ごとの作業工数を算出する作業者別作業工数算出手段とを備えることを特徴とする作業評価装置。 - 請求項2に記載の作業評価装置において、
作業工程ごとに作業者の熟練度、及び、経験年数の少なくとも一の情報に基づいて作業難易度を設定する作業者別作業難易度設定手段を備え、
前記作業者別作業工数算出手段が、設定された前記作業難易度をパラメータとして、当該作業者の作業工程ごとの作業工数を補正して算出することを特徴とする作業評価装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の作業評価装置において、
前記作業工程における作業動作ごとに、部品の重量、部品の数、部品の移動距離、及び、部品を使用するタイミング、並びに、当該作業工程における作業動作数、作業動作精度、及び、作業動作で使用する工具の種類の少なくとも一に基づいて作業難易度を設定する作業難易度設定手段を備え、
前記作業難易度設定手段が設定した作業難易度に基づいて、前記運動エネルギー算出手段が運動エネルギー量を補正して算出することを特徴とする作業評価装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の作業評価装置において、
DMUシステムから出力され、前記製品を構成する単一の部品を複数組み立てて複合する場合の組み合わせのパターンである複合パターンを抽出するパターン抽出手段と、
前記パターン抽出手段が抽出したパターンから、組み立てることが不可能である複合パターンを抽出する不可能パターン抽出手段と、
前記パターン抽出手段が抽出した複合パターンから前記不可能パターン抽出手段が抽出した複合パターンを除く複合パターンごとに作業工数を算出し、当該作業工数が最小となる複合パターンを決定する作業パターン決定手段とを備えることを特徴とする作業評価装置。 - 製品の組立・分解に掛かる作業量を定量的に評価する作業評価方法において、
コンピュータが、
前記製品を構成する部品の特性に関する情報を格納する部品情報データベースに格納されている各部品について、当該部品から前記製品を組み立てる場合の前記部品の移動距離、角速度及び/又は移動時間、並びに、前記部品の質量に基づいて、前記製品を構成する単一部品が組み合わされた複合部品に対する移動作業、組立作業、及び/または、分解作業に要する運動エネルギー量を、当該作業を構成する作業工程ごとに算出する運動エネルギー算出ステップと、
前記運動エネルギー算出ステップにて算出された運動エネルギー量を、人間が1日に消費する代謝エネルギーのうち前記作業に要する予め設定された代謝エネルギー、又は、機械が1日に行う予め設定された仕事量で除算して、前記製品の組立・分解に掛かる作業工数を算出する作業工数算出ステップとを実行することを特徴とする作業評価方法。 - 製品の組立・分解に掛かる作業量を定量的に評価するようにコンピュータを機能させるための作業評価プログラムにおいて、
前記製品を構成する部品の特性に関する情報を格納する部品情報データベース、
前記部品情報データベースに格納されている各部品について、当該部品から前記製品を組み立てる場合の前記部品の移動距離、角速度及び/又は移動時間、並びに、前記部品の質量に基づいて、前記製品を構成する単一部品が組み合わされた複合部品に対する移動作業、組立作業、及び/または、分解作業に要する運動エネルギー量を、当該作業を構成する作業工程ごとに算出する運動エネルギー算出手段、
前記運動エネルギー算出手段が算出した運動エネルギー量を、人間が1日に消費する代謝エネルギーのうち前記作業に要する予め設定された代謝エネルギー、又は、機械が1日に行う予め設定された仕事量で除算して、前記製品の組立・分解に掛かる作業工数を算出する作業工数算出手段としてコンピュータを機能させるための作業評価プログラム。
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