JP5022337B2 - ハニカム状吸着材およびその製造法 - Google Patents

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本発明は、内部がハニカム構造を採りながら、粒状であらゆる容器に収納できるという実用性を有し、圧損が少なく、単位容積当たりの気体や液体、いわゆる流体との接触面積の大なる吸着材およびその製造法に関する。
吸着材の形状に関しては、粉末状、粒状、ハニカムブロック構造などがあり、それぞれ適した用途に用いられている。それらの中で、ハニカムブロック構造吸着材は大風量に対応することができ、圧損も少ないが、製造時の形成が煩雑で、廉価に製造することができなかった。
従来の製法においては、特許文献1には、活性炭とフェノール系樹脂を原料としてセル数300セル/in、リブ厚み0.15mm、30mm×30mm角、長さ30mmのハニカムブロック構造体を製造することが記載されているが、そこにはハニカムブロック構造体を成形するための条件はまったく記載されてはいない。また、この方法は製造工程が複雑になるうえ、ブロック構造体となるため、カートリッジケースへの充てんや抜き取り作業が非常に煩雑であり、見た目で割れや欠けが入ってしまうと商品としての価値が損なわれるという問題があった。特に、成形体の構造がブロック構造である場合には、高い吸着性能とともに成形体としての高い強度が求められる。
また、ブロック構造であるがゆえ添着加工あるいは交換作業時には、罅割れ等を避けるために1枚ずつ手作業で行わなければならず、生産性および作業性が良くないために、たとえば粒状吸着材に比し相当高価なものとなる。
また、特許文献2には活性炭とバインダーを用いた直径7.7mmのタバコフィルター用ハニカムが記載されているが、このフィルターにはフェノール系樹脂の使用はないため、機械的強度が十分ではないと考えられる。またその成形方法も記載されてはいない。
特開2002−301365 特開2001−120250
本発明の課題は、内部がハニカム構造を採りながら、粒状で実用性を有し、圧損が少なく、単位容積当たりの気体や液体、いわゆる流体との接触面積の大なる吸着材およびその製造法を提供することにある。
本発明者らは、上記の事情に鑑み鋭意研究を重ねた結果、炭素質多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、粘土鉱物およびセルロースエーテル誘導体を含む混合物を水および水溶性有機溶媒と共に混練し、その混練物を押し出し成形機により直径が1.8mm以上11mm以下で複数の貫通孔を有するハニカム状に押し出し、水分が10〜35質量分率%減少するように乾燥した後カッターで長さ/直径の比が1/4〜3/1となるように切断することにより、目的とするハニカム状吸着材を得ることに成功した。このハニカム状吸着材は内部がハニカム構造を採りながら、粒状であるのでどのような容器にも収納ができるという実用性を有し、圧損が少なく、単位容積当たりもの気体や液体、いわゆる流体との接触面積が大きいという特長を有している。すなわち本発明は、
(1)
炭素質多孔性吸着物質(a)30〜80重量部、フェノール系樹脂(b)3〜15重量部、粘土鉱物(c)10〜55重量部および(a)、(b)及び(c)の合計100重量部に対して5〜12重量部の水溶性セルロースエーテル誘導体(d)を含んでなり、直径が1.8mm以上11mm以下で、長さ/直径の比が1/4〜3/1、断面の一端から他端まで複数の貫通孔を有し、内部に貫通孔を有しない同形の棒状ペレットの外表面積に比して、2リットル単位容積当たりの外表面積が1.5〜4.0倍である加熱乾燥されたハニカム状吸着材、
(2)
炭素質多孔性吸着物質が活性炭である(1)記載のハニカム状吸着材、
(3)
フェノール系樹脂がフェノールホルムアルデヒド樹脂である(1)記載のハニカム状吸着材、
(4)
水溶性セルロースエーテル誘導体がメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はヒドロキシエチルメチルセルロースである(1)記載のハニカム状吸着材、
(5)
炭素質多孔性吸着物質が、粒径1.5μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径170μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものであり、フェノール系樹脂が粒径1.5μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径100μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものであり、粘土鉱物が粒径1.0μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径30μm以下の累積頻度が90体積分率%以上の粒度分布を有するものである(1)〜(4)のいずれかに記載のハニカム状吸着材、
(6)
炭素質多孔性吸着物質(a)30〜80重量部、フェノール系樹脂(b)3〜15重量部、粘土鉱物(c)10〜55重量部および(a)、(b)及び(c)の合計100重量部に対して5〜12重量部の水溶性セルロースエーテル誘導体(d)、水溶性有機溶媒5〜25重量部、水30〜90重量部を含んだものを混練し、得られた混練物を押し出し成形機により直径が1.8mm以上11mm以下で内部に複数の貫通孔を有する管状物として押し出し、乾燥減量が押出直後の重量に対して10〜35重量分率%となるように予備乾燥した後、カッターで長さ/直径の比が1/4〜3/1、となるように切断し、断面の一端から他端まで複数の貫通孔を有し、内部に貫通孔を有しない同形の棒状ペレットの外表面積に比して、2リットル単位容積当たりの外表面積が1.5〜4.0倍である加熱乾燥されたハニカム状吸着材の製造法、
である。

本発明に使用される多孔性吸着物質としては、たとえば炭、活性炭といった炭素質吸着物質が使用できる。それらの中では、活性炭が好適に使用される。
炭素質多孔性吸着物質に活性炭を使用して成形体を製造する際には、その比表面積が、通常400〜2500m/g、好ましくは500〜2200m/g、更に好ましくは、600〜2000m/gのものが用いられる。
炭素質多孔性吸着物質は、その粒径1.5μm以下の粒子の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径170μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものが好ましく用いられる。
炭素質多孔性吸着物質のメジアン径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて得られるメジアン径が、通常1.5〜170μm、好ましくは1.7〜100μm、更に好ましくは2.0〜30μmのものが用いられる。なお活性炭の原料としては、例えばヤシ殻、木粉、素灰、石炭、有機化合物誘導体等から製造された市販の活性炭を使用することができ、なかでもヤシ殻を原料とした活性炭を使用することが好ましい


フェノール系樹脂は、熱硬化性のものであり、常温(25℃)で固体であるもの、より好ましくは50℃で固体であるものが用いられる。フェノール系樹脂は、多孔性吸着物質、粘土鉱物のバインダーとしての役割を果たさせるため、後述する充分量の水と有機溶媒を加え、容器内、好ましくは密閉容器内でよく混練することが好ましい。
フェノール系樹脂は、その粒径1.5μm以下の粒子の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径100μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものが好適に用いられる。
フェノール系樹脂の形状は特に制限はなく、たとえば球状、破砕状、針状のものが使用可能であり、好ましくは球状のものである。フェノール系樹脂の比重は、通常1.0〜1.5、好ましくは1.1〜1.4である。フェノール系樹脂の嵩密度は、通常0.3〜0.7g/ml、好ましくは0.35〜0.60g/mlである。
フェノール系樹脂のメジアン径は、通常10〜50μm、好ましくは、15〜40μmである。
フェノール系樹脂は、フェノールまたはフェノール化合物とホルムアルデヒドとの共重合によって製造されるものがその代表例として挙げられる。フェノール以外のフェノール化合物としては、o−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、ビスフェノールA、o−、m−またはp−C3〜C6アルキルフェノール、p−フェニルフェノール、キシレノール、ハイドロキノン、またはレゾルシンがあげられる。これらの樹脂の製造時において、原料中に尿素、チオ尿素及びこれらのメチロール誘導体、アニリン、メラミン、グアニジン、グアナミンまたはジシアンジアミド等が含まれていてもよい。これらのフェノール系樹脂は、既知のいずれの方法で製造されたものでもよい。フェノール系樹脂の製造法としては、たとえば特開昭57−177011号公報や特開昭58−17114号公報などにも示されているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、上述した条件を満たすものであればいずれも使用可能である。
粘土鉱物は、無機系バインダーかつ保形材として用いられ、有機系バインダーほどの接着力はないが、多孔性吸着物質の細孔閉塞の影響が少ないため、有機系バインダーと適度な割合で使うことが好ましい。たとえばセピオライト、アタパルジャイト、ベントナイト、ボールクレー、珪藻土、木節粘土、蛙目粘土などが用いられるが、中でも木節粘土、セピオライト、アタパルジャイトが好適に用いられる。
粘土鉱物はその粒径1μm以下の粒子の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径30μm以下の累積頻度が90体積分率%以上の粒度分布を有するものが好適に用いられる。粘土鉱物のメジアン径は通常0.3〜30μm、好ましくは0.5〜20μm、さらに好ましくは1〜15μmのものが用いられる。
本発明に用いられる水溶性セルロースエーテル誘導体は、成形時に造粘性材、熱ゲル化剤、界面活性剤、保水性材、潤滑材といった成形助材としての機能を発揮する。その代表例としてメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシブチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロースおよびそれらの混合物などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
これらはある温度以上になるとゲル化が進行し、熱を加えられた成形ハニカム構造体はゴム状態になって、粒状の成形体に貫通しているセルを保持したまま切断することができる。
多孔性吸着物質の使用量は、多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、および粘土鉱物の合計100重量部に対して、20〜90重量部、好ましくは24〜85重量部、更に好ましくは、30〜80重量部である。フェノール系樹脂の使用量は、多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、および粘土鉱物の合計100重量部に対して、1〜20重量部、好ましくは2〜18重量部、更に好ましくは、3〜15重量部である。粘土鉱物の使用量は、多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、および粘土鉱物の合計100重量部に対して、5〜60重量部、好ましくは8〜58重量部、更に好ましくは、10〜55重量部である。
水溶性セルロースエーテル誘導体の使用量は、多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、および粘土鉱物の合計100重量部に対して通常3〜20重量部、好ましくは4〜15重量部、さらに好ましくは5〜12重量部である。
水の使用量は、多孔質吸着物質、フェノール系樹脂、粘土鉱物の合計100重量部に対して30〜90重量部、好ましくは35〜85重量部、さらに好ましくは40〜80重量部である。押出成形時の装置の負荷低減のために、押出し時の直前に、さらに少量の水を添加してもよい。
水溶性有機溶媒としては、例えばアルコール類が挙げられる。
アルコール類としては、たとえば、メチルアルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、第四級−ブチルアルコール、イソブチルアルコール、n−アミルアルコール、第二級−アミルアルコール、1−エチル−1−プロパノール、2−メチル−1−ブタノール、イソアミルアルコール、第四級−アミルアルコール、第二級−イソアミルアルコール、ネオアミルアルコール、n−ヘキシルアルコール、2−メチル−1−ペンタノール、ヘプチルアルコール、n−オクチルアルコール、2−エチルヘキシルアルコール、高級アルコール類などの脂肪族アルコール、アリルアルコールなどの不飽和脂肪族アルコール類、ベンジルアルコール、シクロヘキシルアルコール、フルフリルアルコールなどの芳香脂肪族または脂環式アルコール類、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ポリエチレングリコールなどの多価アルコール類等が挙げられる。
水溶性有機溶媒の使用量は多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、粘土鉱物の合計100重量部に対して5〜25重量部、好ましくは10〜23重量部、さらに好ましくは13〜22重量部である。
本発明のハニカムペレット吸着材を成形するには、先ず多孔性吸着物質、フェノール系樹脂、粘土鉱物、水溶性セルロースエーテル誘導体に水、水溶性有機溶媒を加えて十分に混練する。混練方法は、特に限定は無く、パドルミキサー、ニーダーミキサー、円錐形スクリューミキサー等の装置の使用が可能である。
混練物は、押出し成形機により所定の太さの棒状体として成形する。ハニカム状吸着材の形状は、押出されたハニカムの形状、サイズ等は直径が1.8mm以上11mm以下、好ましくは2mm以上5mm以下で、複数の貫通孔を有するハニカム状である。この内部に複数の貫通孔を有する棒状物をたとえばベルトコンべア上に載置し、コンベアを移動させながら切断前の乾燥減量が10〜35質量分率%、好ましくは15〜35質量分率%、さらに好ましくは20〜35質量分率%となるように予備乾燥する。得られた予備乾燥物をカッターで長さ/直径の比が1/4〜3/1、好ましくは1/3〜3/1となるように切断する。
棒状物の切断面は通常円形であるが、四角形、五角形や六角形等でもよい。また、例えば図1の(d)で示されるように断面外周に歯車状、鋸状の凹凸が形成されていても良いし、(g)や(h)で示されるように円の中に円を重ね合わせた内部構造のものでも良い。しかし、複数の連通孔を有しない(a)や(f)は、本発明ではない。本特許請求の範囲及び明細書において多角形の場合の直径とは、断面図の重心を通る差し渡しのうち最長のものを言う。ハニカムのセル数は断面当たり4〜16、好ましくは9〜16程度である。ハニカムのリブ厚は、通常0.08〜1.0mm、好ましくは0.1〜0.8mmである。ハニカムの周囲部のリブの厚みを厚くしたり、またハニカムの孔の形を三角形、四角形などの多角形や円形でもよい。それらの中で、三角形が実用的で強度的にも優れているので好ましい。また、強度をさらに上げるために、フェノール樹脂系繊維、レーヨン系繊維、PAN系繊維、ピッチ系繊維を混ぜ込んでもよい。
予備乾燥は、成形物に含まれる水分および低沸点物を蒸発させ、水溶性セルロース誘導体の熱ゲル化を促進し、ハニカム構造を保持したままカッター刃で鋭利に切断させるために行われる。成形されてから切断前の乾燥減量は、通常10〜35質量分率%、好ましくは15〜35質量分率%、さらに好ましくは20〜35質量分率%となるように予備乾燥する。予備乾燥温度は通常70〜150℃、好ましくは80〜140℃、さらに好ましくは90〜130℃である。予備乾燥時間は通常5〜60分、好ましくは、10〜50分である。鋭利に切断するためには、特に成形されてから切断前の乾燥減量が重要であるため、切断前の乾燥減量がこの範囲に入るのであれば、常温で数十時間〜数日放置してもよい。予備乾燥装置には、特に限定は無く、各々の形状に応じた既知の乾燥方法で実施可能である。代表例としては、コンベア炉、マイクロ波乾燥機での連続乾燥が挙げられる。熱によるゲル化を充分に促進させるために、予備乾燥機内を加湿・調湿してもよいし、湯浴に通してもよい。湯浴に通す時の温度は通常60〜100℃、好ましくは70〜95℃である。また、押出し成形機の金形や金型の先端金属部分をヒーターやコイルで加温してもよい。
切断後の成形物は、水および水溶性有機溶媒を完全に蒸発させ、フェノール系樹脂をより確実に硬化させるために加熱乾燥する。加熱乾燥温度は通常150〜250℃、好ましくは170〜220℃である。加熱乾燥時間は、通常0.5〜5時間であり、フェノール系樹脂の含有量によって適宜調整することができる。加熱乾燥は窒素ガス等の不活性雰囲気下に行うのが好ましい。
加熱乾燥後の成形物は、そのまま使用するが、さらに不活性雰囲気下、通常600〜1000℃、好ましくは700〜950℃に加熱してもよい。予備乾燥から加熱乾燥、さらには炭化に至るまでの工程は、同じ装置を用いて一連の操作として行ってもよいし、炭化された成形物は水蒸気や炭酸ガスによる賦活を実施してもよい。
得られた本発明のハニカムペレットの充てん密度は通常0.20〜0.50g/ml、好ましくは0.25〜0.45g/ml、さらに好ましくは0.28〜0.42g/mlであり、製品のBET比表面積は500〜1100m/g、好ましくは550〜1000m/g、より好ましくは600〜970m/gであり、2リットル当りの外部表面積、即ちハニカムペレットが流体と接触する面積は2リットルの容器に充てんしたとき、同形の棒状ペレットに比して1.5〜4.0倍、好ましくは2.0〜3.5倍である。(充てん方法はJIS K 1474の自動充てん方法に準じる。)
本発明のハニカムペレット吸着材は、その断面形状がハニカム構造を有しているため、棒状ペレットに比較し、単位容積あたりの外部表面積が大きく、粒子外表面境膜から吸着サイトまでの拡散が短く、吸着の阻害因子となる熱の蓄積も抑制され、効率的に吸着機構が進行する。それゆえ、単位容積あたりの外部表面積に対して思いがけず重量分率あたりの吸着能力の方が上回り、破過時間も長くなることが判明した。また、本発明のハニカムペレット吸着材は、切断前の成形体を所定の乾燥減量にすることにより、粒状でありながら、連続的に切断することが可能となり、廉価に工業的連続生産が可能であるうえ、内部がハニカム構造を採りながら、粒状で実用性を有し、圧損が少なく、単位容積当たりもの気体や液体、いわゆる流体との接触面積が大で有るので、下水処理場、脱臭設備、溶剤回収、半導体製造工場のフィルター、オゾン処理空気清浄機等の吸着材、あるいは触媒担体としてあらゆる分野の材として使用することができる。
以下に実施例、比較例および試験例をあげて、本発明を具体的に説明する。
〔実施例1〕
多孔性吸着物質として、ヤシ殻炭化品を水蒸気賦活して製造した粉末活性炭Gc−100(日本エンバイロケミカルズ株式会社製)を使用した。この活性炭は、比表面積は1600m/gであり、粒径1.5μm以下の累積頻度が6体積分率%であり、かつ粒径170μm以下の累積頻度が92体積分率%であり、メジアン径5μmのものであった。フェノール系樹脂としてフェノライト1364A(大日本インキ化学工業株式会社製)を用いた。このフェノール系樹脂は、フェノールホルムアルデヒド樹脂、ヘキサメチレンテトラミン、フェノールを原料として製造されており、常温(25℃)で粉末状の固体である。またこの樹脂は粒径1.5μm以下の累積頻度が8体積分率%、粒径100μm以下の累積頻度が95体積分率%であり、メジアン径5μmのものであった。粘土鉱物として木節粘土(稲垣鉱業株式会社製)を用いた。この粘土鉱物は、粒径1μm以下の累積頻度が7体積分率%であり、かつ粒径30μm以下の累積頻度が98体積分率%であり、メジアン径10μmのものであった。造粘材としてメチルセルロース(信越化学工業株式会社製)を用いた。
活性炭、フェノール系樹脂、木節粘土、メチルセルロースの混合物に水とエチルアルコールを下記の割合で加えて25℃、30分間、混合ミキサーにてよく混練した。
活性炭 60重量部
フェノール系樹脂 3重量部
木節粘土 37重量部
メチルセルロース 12重量部
エチルアルコール 10重量部
水 80重量部
これらの混合物を所定の金型を付けた押出し成形機を用いて、セル数16セル、リブ厚0.2mm、直径4.0mmの内部に四角形の貫通孔を有する棒状成形物を押出した。この成形品をベルトコンベア式電気乾燥器で移動させながら、115℃で40分予備乾燥させて、切断前の乾燥減量が28.2質量分率%となった時点で、ストランドカッターで切断し、フェノール系樹脂を硬化させるために不活性雰囲気下、200℃で2時間加熱乾燥し、室温まで冷却した後、所定の粒度範囲に篩別した後、製品とした。
〔実施例2、実施例3、比較例1、比較例2および比較例3〕
実施例1と同様の操作により、表1に示す原料を用いて表2に示す規格と性能を示す製品を得た。なお切断前の乾燥減量は、押出し成形されてから115℃で40分予備乾燥され、カッター切断前のものから求めた。比較例1、比較例2は、フェノール系樹脂の量、温度が適正でないため、予備乾燥後の成形品が変形し、なおかつフェノール系樹脂の量が多いため、比表面積を閉塞しており、吸着材としての吸着能力は乏しいものであった。ここで言う変形とは、成形品としての不具合が出たもののことを指し、成形品の反り、歪み、外周壁表面のめくれや亀裂、ささくれたもので、いずれか1つに該当するものをいう。また、比較例3は予備乾燥時の変形は見られなかったものの、フェノール系樹脂が含まれていないため、適度な強度を成し得ず、切断時にはセルの孔が潰れて、ハニカム構造体のものを得ることが出来なかった。従来のハニカムブロック構造であれば、ある程度の大きさがあったため、成形した直後でもピアノ線などで切断することが可能であったが直径が小さくなると、適度な硬さが必要になるため、適切なフェノール系樹脂の量が必要であった。またフェノール系樹脂が含まれていなかったために、加熱乾燥だけでは製品としての形をとどめず、耐水性がなかった。これらに比較して実施例1から実施例3は多孔性吸着物質、フェノール系樹脂および粘土鉱物が適切に配合されているため、予備乾燥時における成形体の変形が見られず、適度な硬さで切断ができ、なおかつ細孔の閉塞割合も小さく、製品を得るのに最適であった。
Figure 0005022337
Figure 0005022337
注:
1.成形状態:押出し成形機の金形と同じ形状のものが出たものを可、潰れたものや押出されなかったものを不可とした。
2.115℃予備乾燥状態:予備乾燥機から出た直後の成形品が、成形状態と同じ形であれば可、成形品の反り、歪み、外周壁表面のめくれや亀裂、ささくれたものは変形とした。
3.切断前の乾燥減量:押出し成形機から出た直後の成形品を10mmの長さにカットした時の重量をAとし、所定の温度と時間をかけ予備乾燥した後、カッターによる切断前の重量をBとし、次式により乾燥減量を求めた。
切断前の乾燥減量(質量分率%)=(A−B)/A×100
4.切断状態:カッターで切断時に、ペレット内のセルが潰れなかったものを可、セルが潰れたものを不可とした。
5.製品の粒度範囲:JIS K1474
6.ペレット長(L):ノギスにて計測を行った。(n数=200)
7.ペレット直径(D):ノギスにて計測を行った。(n数=200)
8.ペレット長とペレット直径の比(L)/(D):上記ペレット長およびペレット直径から、L/Dの比率を求めた。
9.強度:木屋式硬度計にて測定した。強度測定では、ペレット破断時の荷重を測定し、下式により引張強度を算出した。
引張強度〔MPa〕=2P/πDL/10.1972
P:荷重(kg)
D:ペレット直径(cm)
L:ペレット長(cm)
10.BET比表面積:液体窒素沸点温度(−196℃)における窒素吸着量を測定し、BET法により細孔表面積を求めた。
11.耐水性:20gの製品を100mlの25℃の蒸留水に12時間含浸した後に、製品を115℃で3時間乾燥した後、製品の粒度範囲の下限に対応する所定のふるいを用いて微粉を分離し、粒度内の製品として形態をとどめたものの質量分率割合を求めた。
〔実施例4および比較例4〕
実施例1と同様の操作により、表3に示す構成原料を用いて、表4に示す評価項目と性能を示す製品を得た。なお、これらは所定の金型を付けた押出し成形機を用いて、セル数9セル、リブ厚0.2mm、直径3.0mmの内部に四角形の貫通孔を有する棒状成形物と貫通孔を有しない棒状成形物を押出した。比較例4は多孔性吸着物質として、ゼオライトであるABSCENT2000(ユニオン昭和株式会社製)を用いた直径3mmの従来から成形されている一般的な形状である棒状ペレット吸着材である。強度は2.97MPaと実用レベルの必要以上に高い結果となったが、ガス流体との接触するペレットの外部表面積が小さいため、アセトン吸着性能は3.5%であった。一方、実施例4は、比較例4と同じ原料組成、構成バランスで成形なされたものである。2リットル当りの外部表面積比は、比較例4に対し、2.1倍であった。強度は、1.12MPaであったが、実用的な強度は有しており、窒素による重量あたりの比表面積、細孔容積は同等でありながら、アセトン吸着性能比は2.3倍であった。直径3mmペレットの場合においては強度が0.4MPa程度になると、JIS硬さにも変化がみられ、実用的レベルではなくなる。
Figure 0005022337
Figure 0005022337
注:
1.製品の粒度範囲:JIS K 1474
2.充てん密度:JIS K 1474
3.2リットル中の個数:2リットル容器内に充填されたペレットの個数をカウンターにより計測した。
4.1粒子の外部表面積:MORITEX社製マイクロスコープにてペレット断面像を撮影し、ペレット外径、壁厚、リブの厚み等、外部表面積を求めるに必要な部分を付属のスケールにて計測を行い、トヨタケーラム社製3次元CADに画像を投影し、1粒子の外部表面積を求めた。
5.2リットル容積当りの外部表面積:2リットル中のペレットの個数と1粒子の外部表面積(平均値)から、2リットル容積当りの外部表面積を求めた。
6.硬さ:JIS K 1474
7.アセトン吸着性能:JIS K 1474
〔実施例5、実施例6、比較例5および比較例6〕
混練物の押出し成形機の押出し口の金形を変えた以外は実施例2と同様にして、4mmサイズのハニカムペレットを製造した。使用した原料構成を表5に、得られたペレットの評価項目と性能を表6に示した。なお、これらは所定の金型を付けた押出し成形機を用いて、最終的にセル数16セル、リブ厚0.2mm、直径4.2mmの内部に四角形の貫通孔を有する棒状成形物と、セル数24セル、リブ厚0.3mm、直径3.9mmの内部に三角形の貫通孔を有する棒状成形物と、外径4.0mmの貫通孔を有しない棒状成形物と、外径4.0mmに対し、内径/外径の比が0.375である中空状の成形物を得た。比較例5の強度は4.81MPaと実用レベルの必要以上に高い結果となったが、ガス流体との接触するペレットの外部表面積が小さいため、350ppm時のトルエン吸着性能は3.5質量分率%であった。また比較例6の強度は1.95MPaと実用レベルの必要以上に高い結果となった。比較例5を1.00とした時の外部表面積の比率は1.25倍に向上したが、比較例5を1.00とした時のトルエン吸着性能の比率は1.54倍であり、飛躍的な改善ではなかった。一方、実施例5は、セルの形状を四角格子にした比較例5、6と同じ原料組成、構成バランスで成形なされたものであるが、比較例5を1.00とした時の外部表面積の比率は、3.07倍であった。強度は0.23MPaであったが、実用的な強度は有しており、窒素による重量あたりの比表面積は同等でありながら、比較例5を1.00とした時のトルエン吸着性能の比率は4.80倍であった。直径4mmペレットの場合においては強度が0.15MPa程度になると、JIS硬さにも変化がみられ、実用的レベルではなくなる。実施例6は、セルの形状を三角格子にしたことにより、リブ厚を0.3mmにしても実施例5に近い外部表面積になった。加えてリブとリブの交点が補強なされているために実用レベルより高い強度を持ちつつ、比較例5を1.00とした時のトルエン吸着性能の比率は4.63倍と高吸着能を示した。
Figure 0005022337
Figure 0005022337
〔実施例7、実施例8、比較例7および比較例8〕
混練物の押出し成形機の押出し口の金形の直径、金形断面デザインを変えた以外は実施例6と同様にして、ハニカムペレットを成形した。この成形品は、ベルトコンベア式電気乾燥機で移動させながら、115℃で40分予備乾燥させて、ストランドカッターで切断し、フェノール系樹脂を硬化させるため、不活性雰囲気下、200℃で2時間加熱乾燥した。その後、900℃で1時間炭化させて、室温まで冷却し、所定の粒度範囲で篩別した後、製品とした。使用した原料構成を表7に、得られたペレットの規格と性能を表8に示した。
なお、これらは所定の金型を付けた押出し成形機を用いて、リブ厚0.3mmのハニカムペレットを得た。比較例7は、115℃予備乾燥状態は可であったが、直径が1.4mmと小さすぎたため切断時に貫通孔が潰れたものや全く見えないものがあり、不可とした。比較例8は直径が18.4mmと大きすぎたため、ペレット中心部のゲル化が完全ではなく、切断時に貫通孔が潰れたものがあり、不可とした。いずれも比表面積として600m/g以上ある活性炭であったが、外部表面積の多いハニカムペレット吸着材とは言い難いものであった。実施例7は直径が1.8mmであったが、切断時の貫通孔は空いていて、強度は1.67MPaと良好であった。実施例8は直径が10.8mmであって、L/Dが0.31であったが、切断時の貫通孔は空いており、強度が0.35MPaであるハニカムペレット吸着材であった。
Figure 0005022337
Figure 0005022337
本発明の方法により製造されるハニカムペレット吸着材は、従来のものに比して内部がハニカム構造を採りながら、粒状で実用性を有し、圧損が少なく、単位容積当たりの気体や液体との接触面積が大であるので、高い吸着性能と高い機械的強度を有し、下水処理場から発生する臭気の除去、脱臭設備、溶剤回収、半導体製造工場のフィルター、オゾン処理空気清浄機等の吸着材、あるいは触媒担体として広い分野で有利に使用できる。
ペレット吸着材の断面図 (a)棒状ペレット (b)3角格子状ハニカムペレット (c)4角格子状ハニカムペレット (d)外周歯車四角格子状ハニカムペレット (e)井字状ハニカムペレット (f)中空状ペレット (g)三重円状ハニカムペレット (h)四重円状ハニカムペレット 吸着試験装置の模式図 トルエン(350ppm)における破過曲線 比較例5を1.00とした時の外部表面積の比率とトルエン吸着量の関係
符号の説明
(1)ガラスカラム
(2)恒温水槽
(3)入口側ガス採取口
(4)出口側ガス採取口
(5)発生瓶
(6)ドライエアー発生機
(7)マスフローコントローラー
(8)蛇管
(9)混合瓶
(10)フローメーター
●:棒状ペレット
■:中空状ペレット
▲:3角格子状ハニカムペレット
□:4角格子状ハニカムペレット

Claims (6)

  1. 炭素質多孔性吸着物質(a)30〜80重量部、フェノール系樹脂(b)3〜15重量部、粘土鉱物(c)10〜55重量部および(a)、(b)及び(c)の合計100重量部に対して5〜12重量部の水溶性セルロースエーテル誘導体(d)を含んでなり、直径が1.8mm以上11mm以下で、長さ/直径の比が1/4〜3/1、断面の一端から他端まで複数の貫通孔を有し、内部に貫通孔を有しない同形の棒状ペレットの外表面積に比して、2リットル単位容積当たりの外表面積が1.5〜4.0倍である加熱乾燥されたハニカム状吸着材。
  2. 炭素質多孔性吸着物質が活性炭である請求項1記載のハニカム状吸着材。
  3. フェノール系樹脂がフェノールホルムアルデヒド樹脂である請求項1記載のハニカム状吸着材。
  4. 水溶性セルロースエーテル誘導体がメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース又はヒドロキシエチルメチルセルロースである請求項1記載のハニカム状吸着材。
  5. 炭素質多孔性吸着物質が、粒径1.5μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径170μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものであり、フェノール系樹脂が粒径1.5μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径100μm以下の累積頻度が90体積分率%以上である粒度分布を有するものであり、粘土鉱物が粒径1.0μm以下の累積頻度が10体積分率%以下でかつ粒径30μm以下の累積頻度が90体積分率%以上の粒度分布を有するものである請求項1〜4のいずれかに記載のハニカム状吸着材。
  6. 炭素質多孔性吸着物質(a)30〜80重量部、フェノール系樹脂(b)3〜15重量部、粘土鉱物(c)10〜55重量部およびこれら(a)、(b)及び(c)の合計100重量部に対して、水溶性セルロースエーテル誘導体(d)5〜12重量部、水溶性有機溶媒5〜25重量部、水30〜90重量部を含んだものを混練し、得られた混練物を押し出し成形機により直径が1.8mm以上11mm以下で内部に複数の貫通孔を有する管状物として押し出し、乾燥減量が押出直後の重量に対して10〜35重量分率%となるように予備乾燥した後、カッターで長さ/直径の比が1/4〜3/1、となるように切断し、断面の一端から他端まで複数の貫通孔を有し、内部に貫通孔を有しない同形の棒状ペレットの外表面積に比して、2リットル単位容積当たりの外表面積が1.5〜4.0倍である加熱乾燥されたハニカム状吸着材の製造法。
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