JP5022142B2 - 容器蓋 - Google Patents
容器蓋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5022142B2 JP5022142B2 JP2007219276A JP2007219276A JP5022142B2 JP 5022142 B2 JP5022142 B2 JP 5022142B2 JP 2007219276 A JP2007219276 A JP 2007219276A JP 2007219276 A JP2007219276 A JP 2007219276A JP 5022142 B2 JP5022142 B2 JP 5022142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- skirt
- container lid
- protrusion
- outer peripheral
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Closures For Containers (AREA)
Description
このような、ナールが形成されている容器蓋において、さらに指の引っ掛かりを向上させるために、スカート壁の上下方向へ延びる線条の突部について、突出高さの大きな突部(以下、大突部という)と突出高さの小さい突部(以下小突部という)の2種の突部を形成し、これらの大突部と小突部とを容器蓋のスカート壁の全周部へ周方向に向けて互い違いに並べ、容器蓋の開閉の際に、指の引っ掛かりを良くし、容器蓋の開閉性を向上させているものが下記の特許文献1に記載されている。
したがって、容器蓋の省資源化が達成できるのであれば、容器蓋の高さは高い方が望ましい。
特に、タンパーエビデントバンド(不正開封防止バンド)が装着されている容器蓋は、ユーザが飲料商品などの購入後に初期に開栓するような場合、タンパーエビデントバンドの橋絡部を切断するので、通常の開栓時よりも負荷を必要とし、指先に突部が食い込むようになり、手触り感が悪くなる問題がある。
また、スカート壁の長さが短いと、開栓時にタンパーエビデントバンドを一緒に握ったまま容器蓋を開けようとすることもあり、開栓がし辛くなるという問題もある。
上記容器蓋は、前記スカート部ナール及び前記外周面部ナールの前記小突部領域内において、前記小突部の径方向外方への突出高さは外側から中間側に向かって漸次減少させることができる。
上記容器蓋は、前記上面部ナールの大突部の前記上面壁上方への突出高さを同一高さとするとともに、前記小突部の前記上面壁上方への突出高さは前記小突部領域の外側から中間側に向かって漸次減少させることができる。
また、本発明の容器蓋は、上記目的を達成するために、天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状のスカート壁とを有し、前記スカート壁の外周壁部には、該外周壁部の外側に突出し前記スカート壁の上下方向に延在する滑り止め用スカート部ナールを前記スカート壁の全周方向に亘って複数形成した容器蓋において、前記天面壁の周縁には、上方に延びる突出壁が周方向に間隔を置いて複数個形成され、前記突出壁の外周面には前記スカート部ナールの延長線上に延びる外周面部ナールを形成した。
該容器蓋の前記突出壁上面の上面壁には前記外周面部ナールに連続して中心方向に延びる上面部ナールを形成することができる。
該スカート部には前記大突部を複数形成した大突部領域と前記小突部を複数形成した小突部領域とを有し、これら大突部領域と小突部領域とを周方向へ交互に配設するようにしたので、手触り感がよく、容器蓋を強い力で握りしめることができる。
図1は、本発明に係る容器蓋1の斜視図であり、図2は容器蓋1の正面図、図3は容器蓋1の天面を示す平面図、図4は容器蓋1を上下方向に切断した断面図である。
この容器蓋1は、例えばポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂などから形成されており、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の周囲に設けられ、天面壁5よりも低い位置に配設されている略円筒形状のスカート壁6と、天面壁よりも高い位置に配設されている円筒形状の上方突出壁9を有する。
容器蓋1の天面壁5は、中心部に位置する窪みを除き、全体が水平に延在し、スカート壁6の下部には周方向に延在する弱化ライン7が形成されている。スカート壁6には、その弱化ライン7よりも上方から天面壁5に亘って主部8を設け、弱化ライン7よりも下方にタンパーエビデント裾部10を設けている。
スカート壁6の主部8は、肉厚の等しい筒状の外周壁部16と外周壁部16から半径方向外側に突出する複数の突部17が形成されている。突部17はスカート壁6の上下方向に直線状に延びる線条(リブ状)形状であって、主部8の全周に亘って形成されている。以下、主部8に形成されている突部17の領域をスカート部ナール形成領域31とする。
この際、子供や老人のように力の弱い人であっても、容易に容器蓋1を開栓することができる。
図5は、本発明に係る容器蓋1の斜視図であり、図6は容器蓋1の正面図、図7は容器蓋1の天面を示す平面図である。上記第1の実施形態と同じ部分については同一の符合を付して説明する。
この容器蓋1は、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の外側に設けられ、天面壁5よりも低い位置に配設されている略円筒形状のスカート壁6と、天面壁5よりも高い位置に配設され、天面壁5の周縁部から上方に突出する舌片状の上方突出壁9を有する。
上方突出壁9は、本実施形態では9個所に形成され、スカート壁6の周方向に等間隔を空けて配設されている。容器蓋1の上方突出壁9は、スカート壁6と肉厚が等しく、上方突出壁9の外周面にはスカート壁6のスカート部ナール形成領域31の突部17を上方へ延長線上に延ばした外周面部ナール形成領域32を形成している。
容器蓋1の上方突出壁9のない部分における天面壁5とスカート壁6との間は、上方に向けて半径方向内側に向かう湾曲部13aを形成し、突部17は湾曲部13aに向かって湾曲部13aの対応する肉厚部分で消滅する。本実施形態では、上方突出壁9は7個所の突部17が形成され、上方突出壁9のない部分では、5本の突部17が形成されている。したがって、上方突出壁9のある部分の方が周方向幅が大きく形成されている。
容器蓋1のその他のタンパーエビデント裾部10などの形状、材質などは上記第1の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
ユーザが容器蓋1を開栓するときには、片手で図示しない容器を握りしめて固定し、他方の手の指先によって容器蓋1を開栓する。このとき、スカート壁6のみならず、上方突出壁9も握ることができるので、容器蓋1をしっかりと握ることができ、またタンパーエビデント裾部10を一緒に握るようなこともない。各上方突出壁9の間の空間、すなわち、上方突出壁9の側面を指の腹部に引っ掛けるような方法で開栓してもよい。
また、容器蓋1の洗浄時などで天面壁5に水がかかったような場合、上方突出壁9の間の部分が水抜きの役割を果たすことができ、天面壁5に水が溜まるようなことが防止される。
その他のタンパーエビデント裾部10における橋絡部14の切断、子供や老人のように力の弱い人であっても、容易に容器蓋1を開栓することができる作用・効果などは上記実施形態と同じである。
図8は、本発明に係る容器蓋1の斜視図であり、図9は容器蓋1の正面図、図10は容器蓋1の天面を示す平面図である。上記第1の実施形態と同じ部分については同一の符合を付して説明する。
この容器蓋1は、円板形状の天面壁5とこの天面壁5の外側に設けられ、天面壁5よりも低い位置に配設されている略円筒形状のスカート壁6と、天面壁5よりも高い位置に配設され、天面壁5の周縁部から上方に突出する上方突出壁9を有する。
なお、主部8に形成したスカート壁6の全周方向に亘って複数形成した突部18a、19a〜19cを、以下スカート部ナール形成領域31とする。このようなスカート部ナール形成領域31は、全体として、主部8の半径方向へほぼ波打った形状に形成され、全体としては、大突部領域18が波の山側となり、小突部領域19が波の谷側となる。
すなわち、大突部38a>外側小突部39a>内側小突部39b>中央小突部39cの関係になる。また、本実施形態では、大突部38aと外側小突部39aの高さの差、外側小突部39aと内側小突部39bの高さの差、内側小突部39bと中央小突部39cの高さの差の各差が等しく減じるように形成している。そして、各突部38a,39a〜39cの先端は上述したように円弧状に丸く形成されている。
なお、上面部ナール形成領域33では、各突部38a、39a〜39cを天面壁5の中心部に向けているので、それらの周方向の幅は、中心側に向かうほど細く形成されている(図10参照)。
外周面部ナール形成領域32の大突部18a及び小突部19a〜19cは、スカート部ナール形成領域31の大突部18a及び小突部19a〜19cと同様に、全体として、主部8の半径方向へほぼ波打った形状に形成され、全体としては、大突部領域18が波の山側となり、小突部領域19が波の谷側となる。
容器蓋1のその他のタンパーエビデント裾部10などの形状、材質などは上記第1の実施形態と同じであるので、説明を省略する。
この際、子供や老人のように力の弱い人であっても、ナール形成領域31,32に指の平部を引っ掛けたり(又は押し付けたり)、手の平部を上面部ナール形成領域33に押し付けたりして、容易に容器蓋を開栓することができる。また、容器蓋の高さが低くて、容器蓋の主部の握りが狭くスカート部に力を十分にかけられないような容器蓋に対して、外周面部ナール形成領域32及び上面部ナール形成領域33を形成することにより、容器蓋の握りの面積を大きくすることができる。したがって、タンパーエビデント裾部10を備えた容器蓋1を開栓するようなときは、外周面部ナール形成領域32の高さを延長した分だけ、握りの長さが大きくなって、タンパーエビデント裾部10を一緒に握って回すようなことがなくなり、開栓が容易になる。
なお、上面部ナール形成領域33の各突部38a、39a〜39cの上端側を天面壁5の中心側へ向かうようにして延ばしたので、径方向内側への付加に対する強度が大きくなり、容器蓋1を強い握り力で開栓することができる。
例えば、上記第3の実施形態では、小突部領域19,39を中央側に向けて漸次、小突部19a〜19c及び39a〜39cの大きさを小さくして、容器蓋1の半径方向内側へ突出高さを小さくしたが、小突部は突出高さを同じにしてもよい。
上記第3の実施形態では、小突部39a〜39cの高さを異なる高さの突部としたが、突部全体を同じ高さにすることもでき、小突部39a〜39cを省略してもよい。
上記第1及び第2の実施形態については、容器蓋1に大突部領域及び小突部領域を形成しなかったが、上記第3の実施形態のように、大突部領域及び小突部領域を形成してもよい。
5 天面壁
6 スカート壁
7 弱化ライン
8 主部
9 突出壁
10 裾部
16 外周壁部
17 突部
18,38 大突部領域
18a,38a 大突部
19,39 小突部領域
19a〜19c,39a〜39c 小突部
31 スカート部ナール形成領域
32 外周面部ナール形成領域
Claims (5)
- 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状のスカート壁とを有し、前記スカート壁の外周壁部には、該外周壁部の外側に突出し前記スカート壁の上下方向に延在する滑り止め用スカート部ナールを前記スカート壁の全周方向に亘って複数形成した容器蓋において、
前記天面壁の周縁には、上方に延びる突出壁が周方向に亘って形成され、前記突出壁の外周面には前記スカート部ナールの延長線上に延びる外周面部ナールを形成し、
前記突出壁上面の上面壁には前記外周面部ナールに連続して中心方向に延びる上面部ナールを形成し、
前記スカート部ナール、前記外周面部ナール及び前記上面部ナールは、外方への突出高さの大きな大突部と突出高さが該大突部よりも低い小突部とを有し、前記スカート部の外周壁部及び前記突出壁の外周面部には前記大突部を複数形成した大突部領域と前記小突部を複数形成した小突部領域とを有し、これら大突部領域と小突部領域とを周方向へ交互に配設するようにしたことを特徴とする容器蓋。 - 前記スカート部ナール及び前記外周面部ナールの前記小突部領域内において、前記小突部の径方向外方への突出高さは外側から中間側に向かって漸次減少していることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
- 前記上面部ナールの大突部の前記上面壁上方への突出高さを同一高さとするとともに、前記小突部の前記上面壁上方への突出高さは前記小突部領域の外側から中間側に向かって漸次減少していることを特徴とする請求項1に記載の容器蓋。
- 天面壁と該天面壁の周縁から垂下する筒状のスカート壁とを有し、前記スカート壁の外周壁部には、該外周壁部の外側に突出し前記スカート壁の上下方向に延在する滑り止め用スカート部ナールを前記スカート壁の全周方向に亘って複数形成した容器蓋において、
前記天面壁の周縁には、上方に延びる突出壁が周方向に間隔を置いて複数個形成され、前記突出壁の外周面には前記スカート部ナールの延長線上に延びる外周面部ナールを形成したことを特徴とする容器蓋。 - 前記突出壁上面の上面壁には前記外周面部ナールに連続して中心方向に延びる上面部ナールを形成したことを特徴とする請求項4に記載の容器蓋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219276A JP5022142B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 容器蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007219276A JP5022142B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 容器蓋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009051526A JP2009051526A (ja) | 2009-03-12 |
JP5022142B2 true JP5022142B2 (ja) | 2012-09-12 |
Family
ID=40502972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007219276A Active JP5022142B2 (ja) | 2007-08-27 | 2007-08-27 | 容器蓋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5022142B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011037451A (ja) * | 2009-08-07 | 2011-02-24 | Teruyuki Izawa | ペットボトル用蓋 |
JP5481186B2 (ja) * | 2009-12-28 | 2014-04-23 | 日本クロージャー株式会社 | プラスチック製キャップ |
JP6542575B2 (ja) * | 2015-05-12 | 2019-07-10 | 花王株式会社 | 容器用のキャップ |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4923353U (ja) * | 1972-05-30 | 1974-02-27 | ||
US4343408A (en) * | 1980-04-21 | 1982-08-10 | General Kap (P.R.) Corporation | Tamper-evident plastic closure |
JPH09124053A (ja) * | 1995-10-30 | 1997-05-13 | Pentel Kk | チューブ用キャップ |
EP1508527A1 (de) * | 2003-08-20 | 2005-02-23 | H. Obrist & Co. AG | Verschlussdeckel und Bausatz zum Herstellen einer Verschlussanordnung an eine Tube |
-
2007
- 2007-08-27 JP JP2007219276A patent/JP5022142B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009051526A (ja) | 2009-03-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4912829B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP4791477B2 (ja) | 子供不正開封防止スクイーズターンクロージャーと容器のパッケージ | |
JP6483143B2 (ja) | 開封明示キャップ | |
WO2010004919A1 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
EP2523866B1 (en) | Container | |
JP5670088B2 (ja) | ヒンジキャップ | |
JP5215798B2 (ja) | 合成樹脂製容器蓋 | |
US20030173325A1 (en) | Closure with pressure release system | |
JPH09183455A (ja) | プラスチック製蓋 | |
JP5022142B2 (ja) | 容器蓋 | |
US5950849A (en) | Container closure with ribbed enlarged grasping region | |
JP4949161B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP4774280B2 (ja) | 樹脂キャップ | |
CN101767675A (zh) | 用于容器上的压旋封闭装置的辅助装置 | |
JP6535291B2 (ja) | 合成樹脂製容器 | |
JP4575590B2 (ja) | 樹脂キャップ | |
JP5022179B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP2017178399A (ja) | 螺子キャップ | |
JP4458458B2 (ja) | オーバーキャップ付き缶容器 | |
JP2001146250A (ja) | 打栓取付け式の合成樹脂製キャップ | |
US6793089B1 (en) | Can with improved opening structure | |
JP5995479B2 (ja) | 容器蓋 | |
JP2005219783A (ja) | キャップ | |
JP2009241939A (ja) | ピルファープルーフバンド付きオーバーキャップ | |
JP3221145U (ja) | 包装用容器及び蓋体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100426 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120216 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120221 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120419 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120605 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5022142 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622 Year of fee payment: 3 |