JP5022090B2 - 屈折率測定用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ素材の屈折率を測定するために使用される屈折率測定用器具に関する。
近年、眼鏡の装用感を考慮して、より薄く、より軽量な眼鏡レンズの需要が拡大している。薄く軽量な眼鏡レンズにおいては、厚いレンズと同等の屈折力を得るために屈折率の高い素材が使用される。レンズ素材は、レンズメーカ毎に様々なものが用いられ、また、同一メーカであっても製品毎に異なるものが用いられているのが一般的である。このように、様々な屈折率のレンズ素材からなるレンズが市販されているのが現状である。
レンズ素材の屈折率は、従来、レンズメータによる測定値やレンズ厚などに基づいて推測していたが、様々なレンズ素材の登場により、その屈折率を高精度で推測することが困難になっていた。このような状況に対処するために、様々なレンズ素材の屈折率を測定するための構成を備えたレンズメータが従来から各種提案されている。
たとえば特許文献1には、測定用光源と被検レンズの間にマークを配置し、被検レンズを通して得られるマークの結像の変異量に基づいて被検レンズのレンズ度数を測定することが可能なレンズメータを使用した測定方法であって、被検レンズをレンズメータの測定基点に配置し、レンズメータによって空気中における被検レンズの第1のレンズ度数を測定する第1のレンズ度数測定行程と、表側及び裏側レンズ面にそれぞれ同じ材質の透明な第1及び第2のゲル体を密着させた被検レンズをレンズメータの測定基点に配置し、レンズメータによって空気中における両ゲル体に挟まれた被検レンズの第2のレンズ度数を測定する第2のレンズ度数測定行程と、第1及び第2のレンズ度数に基づいて被検レンズの屈折率を算出する算出行程とを有するレンズの屈折率測定方法が開示されている。また、両ゲル体の背面には、透明な第1及び第2の平面プレートがそれぞれ密着されており、両ゲル体を被検レンズに密着させた状態において第1の平面プレート、第1のゲル体、被検レンズ、第2のゲル体及び第2の平面プレートの順に配置される5層構造を構成させ、この5層構造を通して第2のレンズ度数を測定するようになっている。
特開2005−331427号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明には、以下のような問題点がある。まず、上記の5層構造を構成する際に、ゲル体と平面プレートとの間や、ゲル体と被検レンズとの間に気泡が介在することがあり、測定精度が低下するという問題があった。
また、ゲル体や平面プレート(測定部材)に汚れが付着すると、屈折率の測定精度が低下するという問題があった。特にゲル体は、被検レンズに密着するようにある程度の粘着性を有しているために汚れが付着し易く、また、一旦付着した汚れ等を除去することも容易ではなかった。
また、たとえば眼鏡レンズ等の比較的小さなレンズの測定を行うための測定部材は、そのレンズのサイズに合わせて比較的小さく作られている。そのため、指やピンセットを用いてゲル体等を取り扱うのは容易でなかった。
また、上記の5層構造が構成された後に平面プレートや被検レンズからゲル体が剥がれてしまい、測定を円滑に行えないことがあった。
また、ゲル体は、被検レンズ等への密着面を汚れ等から保護するためのフィルム等の保護シート(離型紙などと呼ばれる。)を帖着した状態で保存するのが一般的であるが、使用時には離型紙を剥がす作業を行い、保管時には離型紙を貼り付ける作業を行うのは面倒である。更に、離型紙を剥がしたり貼り付けたりする作業を指で行うときに、ゲル体や離型紙に指紋等の汚れが付着することがあった。また、測定部材が取り付けられた被検レンズをレンズメータに載置するときや、レンズメータから取り外すときに、ゲル体や平面プレートに指紋等の汚れが付着することがあった。
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたもので、レンズ素材の屈折率測定に用いられる測定部材への汚れの付着の抑制を図ることが可能な屈折率測定用器具を提供することを目的とする。
また、本発明は、測定部材の取り扱いの容易化を図ることが可能な屈折率測定用器具を提供することを他の目的とする。
また、本発明は、レンズ素材の屈折率の測定精度の低下の防止を図ることが可能な屈折率測定用器具を提供することを更に他の目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被検レンズの一方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の測定部材と、前記被検レンズの他方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の測定部材とを用いて、前記被検レンズを形成するレンズ素材の屈折率を測定するために使用される屈折率測定用器具であって、前記被検レンズの前記一方の面に密着される前記第1の密着部材の密着面と、前記他方の面に密着される前記第2の密着部材の密着面とを対峙させるように、前記第1の測定部材を保持する第1の測定部材保持部及び前記第2の測定部材を保持する第2の測定部材保持部と、前記第1の密着部材の密着面と前記第2の密着部材の密着面との間隔を変更するように、前記第1の測定部材保持部及び前記第2の測定部材保持部を相対的に移動させるための移動機構部と、を備え、前記移動機構部は、先端に前記第1の測定部材保持部が設けられ、末端側に第1の操作部を有する第1のアームと、先端に前記第2の測定部材保持部が設けられ、末端側に第2の操作部を有する第2のアームと、前記第1のアーム及び前記第2のアームを連結する回動軸と、前記第1のアームから、前記第1の測定部材の密着面と前記第2の測定部材の密着面とに対して略直交方向に延びる柱状部材と、前記第2のアームに設けられ、前記柱状部材が挿通される挿通部とを含み、前記第1及び第2の操作部が操作されたときに、前記第1のアームと前記第2のアームとが前記回動軸を中心に相対的に回転して前記柱状部材と前記挿通部とを前記略直交方向に相対的に移動させることにより、前記第1の測定部材の密着面と前記第2の測定部材の密着面とを略平行に維持しつつ、これら二つの密着面の間隔を変更させ、前記第1の密着部材と前記第2の密着部材とにより前記被検レンズを挟持した状態で前記屈折率の測定に用いられる、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第2のアームは、先端に前記第2の測定部材保持部が設けられ、末端が前記第2の操作部の一端に連結された可動部を備え、前記第2の操作部は、前記第1のアーム側に突出した突出部を有する屈曲形状とされ、前記回動軸は、前記突出部にて前記第2のアームを前記第1のアームに連結し、前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とが近接されたときに、前記回動軸を中心とする回転により前記第2の操作部の一端が前記第1のアームから離反され、前記可動部が前記第1のアームから離反され、前記二つの密着面が離反され、前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とが離反されたときに、前記回動軸を中心とする回転により前記第2の操作部の一端が前記第1のアームに近接され、前記可動部が前記第1のアームに近接され、前記二つの密着面が近接される、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の屈折率測定用器具であって、前記移動機構部は、前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とを離反させる方向に前記第1及び第2のアームを付勢する付勢手段を含む、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1のアームは、先端から前記回動軸に向かって、第2のアームに対して離反する方向に湾曲した後に前記第2のアームに対して近接する方向に湾曲して、前記回動軸により前記第2のアームに連結されている、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項〜請求項のいずれか一項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第2のアームは、先端から前記回動軸に向かって、第1のアームに対して離反する方向に湾曲した後に前記第1のアームに対して近接する方向に湾曲して、前記回動軸により前記第1のアームに連結されている、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1のアーム及び前記第2のアームは、前記回動軸において互いに交叉するようにして連結されている、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1のアーム及び前記第2のアームは、一方のアームの両端が前記回動軸に対して同じ方向に位置し、他方のアームの両端が前記回動軸に対して前記方向の反対方向に位置するようにして連結されている、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1のアーム及び前記第2のアームは、前記先端の反対側の端部が前記回動軸によって互いに連結されている、ことを特徴とする。
また、請求項に記載の発明は、請求項1に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1の測定部材は、透明かつ平板状の第1の平板部材と、前記第1の平板部材を前記第1の密着部材の密着面の対向面に密着させるように前記第1の密着部材の縁端と前記第1の平板部材の縁端とを挟持する第1の枠体とを更に含み、前記第2の測定部材は、透明かつ平板状の第2の平板部材と、前記第2の平板部材を前記第2の密着部材の密着面の対向面に密着させるように前記第2の密着部材の縁端と前記第2の平板部材の縁端とを挟持する第2の枠体とを更に含み、前記第1の測定部材保持部は、前記第1の枠体を保持する第1の保持部を備え、前記第2の測定部材保持部は、前記第2の枠体を保持する第2の保持部を備える、ことを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明は、請求項1に記載の屈折率測定用器具であって、前記第1の測定部材は、前記第1の密着部材の密着面の対向面に密着される透明かつ平板状の第1の平板部材を更に含み、前記第2の測定部材は、前記第2の密着部材の密着面の対向面に密着される透明かつ平板状の第2の平板部材を更に含み、前記第1の測定部材保持部は、前記第1の平板部材を保持する第1の保持部を備え、前記第2の測定部材保持部は、前記第2の平板部材を保持する第2の保持部を備える、ことを特徴とする。
また、請求項1に記載の発明は、請求項1に記載の屈折率測定用器具であって、前記移動機構部は、前記第1のアーム及び前記第2のアームを含み、前記第1の測定部材保持部は、前記二本のアームのうちの一方のアームの先端に、前記一方のアームに対して移動自在に設けられ、前記第2の測定部材保持部は、他方のアームの先端に、前記他方のアームに対して移動自在に設けられている、ことを特徴とする。
本発明に係る屈折率測定用器具は、被検レンズの一方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の測定部材と、被検レンズの他方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の測定部材とを用いて、被検レンズを形成するレンズ素材の屈折率を測定するために使用されるものである。この屈折率測定用器具は、被検レンズの一方の面に密着される第1の密着部材の密着面と、他方の面に密着される第2の密着部材の密着面とを対峙させるように、第1の測定部材を保持する第1の測定部材保持部及び第2の測定部材を保持する第2の測定部材保持部を備えるとともに、第1の密着部材の密着面と第2の密着部材の密着面との間隔を変更するように、第1の測定部材保持部及び第2の測定部材保持部を相対的に移動させるための移動機構部を備えている。そして、第1の密着部材と第2の密着部材とにより被検レンズを挟持した状態でレンズ素材の屈折率の測定を行うようになっている。
このような構成の屈折率測定用器具によれば、第1、第2の測定部材を屈折率測定用器具に一旦装着してしまえば、第1、第2の測定部材を直接に指で保持することなく測定作業を行うことができるので、指紋等の汚れが第1、第2の測定部材に付着することを抑制することができる。また、汚れの付着による測定精度の低下を防止することができる。
また、この屈折率測定用器具に第1、第2の測定部材を装着した状態で離型紙を剥がす作業や貼り付ける作業を行うことができるので、これらの作業における第1、第2の測定部材の取り扱いの容易化を図ることができる。また、これらの作業時に指紋等の汚れが第1、第2の測定部材に付着することを抑制することができる。
更に、第1、第2の測定部材が取り付けられた被検レンズをレンズメータに載置するときや、レンズメータから取り外すときに、従来のように被検レンズ自体を指で保持するのではなく、屈折率測定用器具を保持して作業を行うことができるので、これらの作業を良好な操作性で容易に行うことができる。
本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〈第1の実施形態〉
[全体構成]
図1は、本発明に係る屈折率測定用器具の全体構成の一例を表している。同図に示す屈折率測定用器具1は、鋏のような形態を有し、アーム2、3、回動軸4及びバネ5を含んで構成されている。符号Lは、レンズ素材の屈折率の測定に供される被検レンズを示している。
各アーム2、3の中程の位置には、図示しない開口が形成されている。回動軸4は、各アーム2、3の開口に挿通されている。各アーム2、3は、回動軸4において互いに交叉するようにして連結されており、回動軸4を中心に回動自在とされている。
アーム2、3の端部には、ユーザが指を挿入するための環状の操作部2A、3Aがそれぞれ設けられている。なお、操作部2A、3A及び回動軸4は、本発明の「移動機構部」の一例に相当している。
また、アーム2、3の先端には、測定部材保持部2B、3Bがそれぞれ設けられている。測定部材保持部2B、3Bには、後述の測定部材がそれぞれ装着されている。測定部材保持部2B、3Bは、それぞれ、アーム2、3の先端に取り付けられた回動軸2a、3aを中心に回動自在に設けられている。
測定部材保持部2B、3Bと回動軸4との間における各アーム2、3の形状は、被検レンズLの縁端の厚さ(コバ厚)を考慮して、被検レンズLに接触しないように湾曲した形状とされている。すなわち、アーム2(3)は、測定部材保持部2B(3B)が設けられた先端から回動軸4に向かって、アーム3(2)に対して離反する方向に湾曲した後に、アーム3(2)に対して近接する方向に湾曲した形状を有し、回動軸4によってアーム3(2)に連結されている。
ユーザが操作部2A、3Aの間隔を大きくすると、アーム2、3は回動軸4を中心にそれぞれ回動して測定部材保持部2B、3Bの間隔が小さくなる。逆に、操作部2A、3Aの間隔を小さくすると、測定部材保持部2B、3Bの間隔が小さくなる。
バネ5の一端は、回動軸4よりも操作部2A側の位置においてアーム2に接続されており、バネ5の他端は、回動軸4よりも操作部3A側の位置においてアーム3に接続されている。バネ5は、自然長よりも伸長された状態でアーム2、3に接続され、操作部2A、3Aを互いに近接させる方向の弾性力を各アーム2、3に付勢するようになっている。したがって、バネ5は、測定部材保持部2B、3Bを互いに近接させる方向に(つまり、測定部材保持部2B、3Bの間隔を狭める方向に)弾性力を付勢するように作用する。このバネ5は、このような弾性力を付勢する付勢手段の一例である。
[測定部材保持部]
測定部材保持部2B、3Bの構成の一例について、図2を参照しつつ説明する。この図2は、図1に示す屈折率測定用器具1のアーム2(3)の先端及び測定部材保持部2B、3Bの上面図である。測定部材保持部2B、3Bは、本発明の「第1の測定部材保持部」、「第2の測定部材保持部」の一例に相当する。
アーム2(3)の先端は、二股に分かれて二本の支持アーム20A(30A)を形成している。二本の支持アーム20A(30A)は、測定部材保持部2B(3B)を支持するもので、略C字状に形成されている。各支持アーム20A(30A)の先端近傍には開口(図示せず)が形成されており、この開口には回動軸2a(3a)が挿通されている。
測定部材保持部2B(3B)は、第1保持枠21(31)、第2保持枠22(32)、回動軸23(33)を含んで構成されている。
第1保持枠21(31)は、第2保持枠22(32)を保持するためのものである。この第1保持枠21(31)は、略C字状に形成されており、支持アーム20A(30A)の内側に配設されている。第1保持枠21(31)には、開口(図示せず)が形成されており、この開口には回動軸2a(3a)が嵌入されている。支持アーム20A(30A)と第1保持枠21(31)とは、この回動軸2a(3a)によって連結されている。第1保持枠21(31)は、支持アーム20A(30A)に対して、回動軸2a(3a)を中心に(つまり軸A1を中心に)回動自在に連結されている。この回動機構としては、たとえばベアリング等の機構を用いることができる。
第1保持枠21(31)は、軸A1と直交する軸A2上の位置に開口(図示せず)を備えている。この開口には、回動軸23(33)が挿通されている。
第2保持枠22(32)は、本発明の「第1の保持部」、「第2の保持部」の一例に相当し、測定部材100を保持するためのものである。第2保持枠22(32)は、略C字状に形成されており、第1保持枠21(31)の内側に配設されている。第2保持枠22(32)は、軸A2上の位置に開口(図示せず)を備えており、この開口には回動軸23(33)が嵌入されている。第1保持枠21(31)と第2保持枠22(32)とは、この回動軸22(32)によって連結されている。第2保持枠22(32)は、第1保持枠21(31)に対して、回動軸23(33)を中心に(つまり軸A2を中心に)回動自在に連結されている。この回動機構としては、たとえばベアリング等の機構を用いることができる。
このような測定部材保持部2B、3Bによれば、互いに直交する軸A1、A2のそれぞれを中心として自由に回動するように測定部材100を保持することができる。
図3は、第2保持部22(32)による測定部材100の保持態様の一例を表している。第2保持部22(32)は、前述のように略C字状に形成されている。第2保持部22(32)の内周部には、係合溝22a(32a)が形成されている。測定部材100は、その縁端(結合枠130;図4、図5参照)を係合溝22a(32a)に係合させるようにして第2保持部22(32)に装着される。すなわち、第2保持部22(32)は、長方形の一辺を切り欠いた形状を有しており、測定部材100の縁端(後述の結合枠130)を当該切欠位置における係合溝22a(32a)に嵌入していく。それにより、測定部材100は、その縁端が係合溝22a(32a)に係合した状態で第2保持部22(32)に保持される。
[測定部材]
測定部材100の構成の一例について、図4、図5を参照しつつ説明する。測定部材100は、図4に示すように、被検レンズLの表面La及び裏面Lbの双方にそれぞれ密着される。なお、図示は省略するが、表面La側の測定部材100は、図1に示す測定部材保持部2Bによって保持されており、裏面Lb側の測定部材100は、測定部材保持部3Bによって保持されている。
測定部材100は、本発明の「第1の測定部材」、「第2の測定部材」の一例に相当するもので、前述の特許文献1に記載のゲル体と同様に、被検レンズLを形成するレンズ素材の屈折率を測定するために使用される部材である。この測定部材100は、ゲル体110、平面プレート120及び結合枠130を含んで構成される。
ゲル体110は、本発明の「第1の密着部材」、「第2の密着部材」の一例に相当するもので、たとえばシリコンゲル等の透明かつ柔軟な素材によって構成されている。このゲル体110の縁端には、フリンジ部110aが形成されている。また、ゲル体110を構成する素材は、既知の屈折率nを有している。
平面プレート120は、本発明の「第1の平板部材」、「第2の平板部材」の一例に相当するもので、たとえばガラスやプラスティック等の透明な素材によって構成されている。この平面プレート120は、ゲル体110に密着される面と、この面に対向する面とが平行になるように形成されている。
結合枠130は、本発明の「第1の枠体」、「第2の枠体」の一例に相当するもので、ゲル体110と平面プレート120とを結合させるための枠体である。より具体的に説明すると、結合枠130は、ゲル体110のフリンジ部110aと平面プレート120の縁端とを挟み込むことにより、ゲル体110と平面プレート120とを結合させるようになっている。この結合枠130は、たとえばプラスティック等の素材によって構成されている。
なお、被検レンズLの表面Laに密着される測定部材100と裏面Lbに密着される測定部材100とは、同じものであってもよいし、異なるものであってもよい。表面La側と裏面Lb側とで異なる測定部材100を用いる場合としては、たとえば、レンズ面に密着されるゲル体110の面(密着面)を、表面La及び裏面Lbの曲率に応じた形状にそれぞれ形成することが可能である。また、被検レンズLの種類によって表面Laや裏面Lbの曲率は様々であるので、各種の被検レンズLに対応できるように、表面La及び裏面Lbのそれぞれに密着される測定部材100を各種用意しておくようにしてもよい。
[レンズメータについて]
被検レンズLのレンズ素材の屈折率は、レンズメータを用いて測定される。図6〜図8は、レンズ素材の屈折率測定に使用されるレンズメータの構成の一例を表している。同図に示すレンズメータ1000は、被検レンズLの球面度数、乱視度数、乱視軸角度、プリズム度数、プリズム基底方向等の光学特性を測定する通常のレンズメータとして使用できるとともに、測定部材100を用いたレンズ素材の屈折率測定にも使用できるものである。
図6は、レンズメータ1000の外観構成の一例を表している。このレンズメータ1000の本体1002の前面上部には、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ等の任意の表示デバイスからなる表示部1003が設けられている。表示部1003の表示画面1003aには、被検レンズLの光学特性値(レンズ素材の屈折率を含む)の測定結果や、測定された光学特性値の分布を表すマッピング画像などの各種画面が表示される。
表示部1003の下方位置には、被検レンズLの光学特性値を測定するための各種の光学部材を収納する光学部材収納部1004、1005が上下に配置されている。
光学部材収納部1005の上端部には、被検レンズL(測定部材100が密着されている場合と密着されていない場合とがある。)が載置されるレンズ受け1013が取り付けられたレンズ受けテーブル1006が設けられている。
レンズ受け1013は、透明ガラスや透明樹脂等からなる平板状の透明板1013aと、この透明板1013aの中央部を介して上方に突設されたレンズ支持部1013bとを備えている。レンズ支持部1013bの下端は、ハルトマンプレート1111(図7、図8参照)に接続されている。被検レンズLは、レンズ支持部1013bに支持された状態で測定に供される。レンズ支持部13bは、被検レンズLとハルトマンプレート1111との間の距離を一定に保持するように作用する。
また、レンズ支持部1013bの後方の本体1002の前面には、前後方向に移動可能に保持されたレンズ当て1007が設けられている。このレンズ当て1007は、操作レバー1008を回動操作することにより前後に移動されるようになっている。
レンズ当て1007の上縁部には、水平方向に移動可能に支持されたスライダ1009aが設けられている。このスライダ1009aの先端には、鼻当て支持部材1009が上下に回動可能に接続されている。
レンズメータ1000による測定に供される被検レンズLとしては、円形の未加工レンズや眼鏡用に研削加工されたレンズ、或いは眼鏡フレームに枠入れされたレンズ等がある。眼鏡フレームに枠入れされたレンズの光学特性値を測定する場合には、眼鏡フレームの鼻当てを鼻当て支持部材1009に係合させて載置する。そして、その状態で眼鏡フレームと鼻当て支持部材1009とをスライダ1009aとともに左右に移動させて左右方向の位置を調整しつつ下方に移動させて、眼鏡フレームに枠入れされた被検レンズLをレンズ支持部1013a上に配置させ、光学特性値の測定を行う。
レンズメータ1000の本体1002の前面には、測定モードを切り換えるためのモード切換ボタン1010や、測定の開始や停止等の操作を行うための測定ボタン1011など、各種操作用のボタンやスイッチが設けられている。
図7、図8は、レンズメータ1000が備える光学特性値測定用の光学系の構成を表す。被検レンズL(及び測定部材100)は、前述のように、レンズ支持部1013bの上端位置に配置される。レンズメータ1000の光学系は、従来と同様の構成を有しており、本体1002の光学部材収納部1004、1005に収納されている。
レンズメータ1000の光学系は、上方の光学部材収納部1004に収納された照明光学系1100と、光学部材収納部1005に収納された受光光学系1110とを有している。
照明光学系1100は、被検レンズLに対して測定光を投射する光学系であって、測定光を出射する光源としてのLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)1101と、このLED1101からの測定光を平行光にして、レンズ支持部1013bにより支持された被検レンズLに投射するコリメータレンズ1102とを含んで構成されている。LED1101から発せられる測定光は、たとえば赤色光である。
受光光学系1110は、ハルトマンプレート1111、スクリーン1112、フィールドレンズ(視野レンズ)1113、結像レンズ1114及びCCD(Charge Coupled Devise)1115を含んで構成されている。スクリーン1112とCCD1115とは、光学的に共役な位置に配置されている。
ハルトマンプレート1111には、図8(A)に示すように、縦横に(2次元的に)等間隔に配置された多数の円形の開口部1111aが形成されている。これらの開口部1111aは、たとえば2ミリメートル間隔で縦横に配列されている。レンズ支持部1013bにより支持された被検レンズLを透過した測定光は、ハルトマンプレート1111の開口部1111aを透過することにより多数の測定光に変換される。ハルトマンプレート1111には、レンズ支持部1013bの下端部が接合されている。
なお、図8(A)のハルトマンプレート1111に代えて、図8(B)に示すような4孔タイプのプレート(4孔プレート)1111′を用いて測定を行うこともできる。この4孔プレート1111′には、四角形の4つの頂点に相当する位置にそれぞれ開口部1111a′が形成されている。
スクリーン1112には、ハルトマンプレート1111の開口部1111aを透過して生成される多数の測定光が投影される。多数の測定光のそれぞれは、被検レンズLの光学特性値に応じてスクリーン1112における投影位置や投影像の形状が変化する。それにより、この多数の測定光のスクリーン1112上における投影パターンが縮小/拡大されたり歪んだりすることとなる。
スクリーン1112に投影された多数の測定光は、スクリーン1112を透過し、フィールドレンズ1113と結像レンズ1114とを介して、スクリーン1112に対して光学的に共役な位置に設けられたCCD1115の受光面上に結像される。
CCD1115は、この多数の測定光を受光し、電気信号に変換して(つまり光電変換して)出力する。CCD1115から出力される画像信号には、受光された多数の測定光のそれぞれについての受光位置及び受光像の形状を示す情報が含まれている。この情報は、CCD1115の各画素の位置(座標)として表現される。
レンズメータ1000は、CCD1115から出力される画像信号を解析して被検レンズLの光学特性値を演算する演算手段(所定の演算プログラムに従って動作するCPU等のマイクロプロセッサ)を備えている(図示は省略する)。演算された光学特性値やそのマッピング画像は、当該マイクロプロセッサによって表示画面1003aに表示される。
[屈折率の測定手順]
本実施形態に係る屈折率測定用器具1を用いたレンズ素材の屈折率の測定手順の一例を説明する。
まず、ユーザは、レンズメータ1000のレンズ支持部1013bの上端に被検レンズLを載置し、この被検レンズLの強主経線方向の屈折力を測定する。被検レンズLの屈折力は、被検レンズLの強主経線方向の球面度数S及び乱視度数Cの測定結果の和S+C=Dを演算することにより得られる。この処理は、レンズメータ1000のマイクロプロセッサが実行する。被検レンズLの屈折力の測定値Dは、たとえばレンズメータ1000のメモリに保存される。
次に、ユーザは、一対の測定部材100をケース(図示せず)から取り出す。各測定部材100のゲル体110の密着面(被検レンズLに密着される面;前述)には、この密着面を汚れや破損から保護するための離型紙が取り付けられている。
ユーザは、操作部2A、3Aに指を通して操作部2A、3Aの間隔を広げるように操作して測定部材保持部2B、3Bの間隔を広げるとともに、図3に示した要領で、測定部材保持部2B、3Bのそれぞれに測定部材100を取り付ける。そして、各測定部材100のゲル体110から離型紙を剥がしてやる。
ここで、離型紙をゲル体110から剥がしてから、測定部材100を測定部材保持部2B、3Bに取り付けるようにしてもよいが、取り付け作業時に密着面を汚してしまうおそれもあるので、取り付け作業後に離型紙を剥がす方がよい。
また、測定部材保持部2B、3Bに取り付ける前に離型紙を剥がす場合、ユーザは、平面プレート120に汚れを付着させないために結合枠130を指で保持して離型紙を剥がすことになるが、測定部材100はサイズが小さいためにしっかりと保持できずに測定部材100を落としてしまうことや、離型紙を容易に剥がせないことがある。一方、測定部材保持部2B、3Bに取り付けてから離型紙を剥がすようにすれば、操作部2A、3Aを指でしっかりと保持することができるので、測定部材100を落としてしまうおそれを低減でき、離型紙を剥がす作業を容易に行うことができる。
さて、ゲル体110から離型紙を剥がしたら、測定部材保持部2B側の測定部材100と測定部材保持部3B側の測定部材100との間に被検レンズLを配置させる。そして、操作部2A、3Aを操作して測定部材保持部2B、3Bの間隔を狭めて、測定部材保持部2B側の測定部材100のゲル体110の密着面を被検レンズLの表面Laに密着させるとともに、測定部材保持部3B側の測定部材100のゲル体110の密着面を被検レンズLの裏面Lbに密着させる。
このとき、バネ5は、両側のゲル体110の密着面を被検レンズLのレンズ面に押し付ける方向に力を付勢するように作用する。それにより、ゲル体110の密着面とレンズ面との間の気泡が除去されて、ゲル体110がレンズ面に好適に密着される。また、ゲル体110と平面プレート120との間に気泡があった場合には、この気泡も除去される。なお、操作部2A、3Bを操作して両側のゲル体110を被検レンズLに押し付ける方向に付勢してやることにより、気泡を除去する作用を強化することも可能である。
また、バネ5の付勢力は、一旦好適に密着されたゲル体110とレンズ面との密着状態を維持するようにも作用する。それにより、たとえユーザが操作部2A、3Aによって測定部材保持部2B、3Bの間隔を狭める方向に力を加え続けなくても、ゲル体110とレンズ面との密着状態が悪化する(気泡が入ってしまう等)事態を防止できる。更に、被検レンズLに対する測定部材100の位置がずれたり、被検レンズLが落下したりする事態も防止される。
ユーザは、測定部材保持部2B、3Bにより保持された状態の被検レンズLをレンズメータ1000のレンズ支持部1013bの上端に載置する。そして、被検レンズLの強主経線方向における被検レンズLと、その両レンズ面に密着された測定部材100との合成屈折力を測定する。合成屈折力の測定値D′は、たとえばレンズメータ1000のメモリに保存される。
レンズメータ1000のマイクロプロセッサは、被検レンズLの屈折力の測定値Dと、被検レンズL及び二つの測定部材100との合成屈折力の測定結果D′と、ゲル体110の屈折率nとを次式に代入することにより、被検レンズLのレンズ素材の屈折率Nを演算する。
Figure 0005022090
マイクロプロセッサは、レンズ素材の屈折率の演算結果Nをメモリに保存するとともに、表示画面1003aに表示させる。以上で、屈折率測定用器具1を用いたレンズ素材の屈折率の測定は終了となる。
測定作業の終了後、ユーザは、屈折率測定用器具1に保持された被検レンズL等をレンズメータ1000から外し、操作部2A、3Aを操作して測定部材保持部2B、3Bの間隔を広げて被検レンズLを取り外す。更に、ユーザは、各測定部材保持部2B、3Bに保持された状態の測定部材100のゲル体110の密着面に離型紙を貼り付ける。そして、図3と逆の要領で各測定部材保持部2B、3Bから測定部材100を取り外してケースに収納する。
ここで、離型紙を剥がすときと同様に、測定部材100を取り外してから離型紙を貼り付けるようにしてもよいが、測定部材保持部2B、3Bに装着された状態の測定部材100に離型紙を貼り付けることにより、測定部材100の落下防止や、離型紙の貼り付け作業の容易化を図ることができる。
[作用・効果]
以上に説明したような構成を有する本実施形態に係る屈折率測定用器具1について、その作用及び効果を説明する。
屈折率測定用器具1は、被検レンズLの表面La及び裏面Lbのそれぞれに密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率nを有するゲル体110を含む測定部材100を用いて、被検レンズLのレンズ素材の屈折率を測定するために使用されるものである。更に、この屈折率測定用器具1には、被検レンズLの表面Laに密着されるゲル体110の密着面と、裏面Lbに密着されるゲル体110の密着面とを対峙させるように、双方の測定部材100を保持する測定部材保持部2B、3Bと、双方のゲル体110の密着面の間隔を変更するように、測定部材保持部2B、3Bを相対的に移動させるためのアーム2、3及び回動軸4とを備えている。そして、測定部材保持部2B、3Bのそれぞれにより保持された測定部材100のゲル体110によって被検レンズLを挟持した状態でレンズメータ1000による屈折率の測定に供される。
このような構成の屈折率測定用器具1によれば、測定部材100を屈折率測定用器具1に装着した後、測定部材100を直接に指で保持しなくてもよいので、指紋等の汚れが測定部材100に付着することを抑制することができる。また、汚れの付着による測定精度の低下を防止することができる。
また、屈折率測定用器具1に測定部材100を装着した状態で離型紙を剥がす作業や貼り付ける作業を行うことができるので、これらの作業における測定部材100の取り扱いの容易化を図れるとともに、これらの作業時に指紋等の汚れが測定部材100に付着することを抑制することができる。
更に、測定部材100が取り付けられた被検レンズLをレンズメータ1000に載置するときや、レンズメータ1000から取り外すときに、従来のように被検レンズL自体を指で保持するのではなく、屈折率測定用器具1(の操作部2A、3A)を保持して作業を行うことができるので、これらの作業の容易化を図ることが可能になる。
本実施形態に係る屈折率測定用器具1は、回動軸4により互いに連結され、操作部2A、3Aをそれぞれ有する二本のアーム2、3とを備え、測定部材保持部2B、3Bは、それぞれアーム2、3の先端に設けられている。そして、ユーザが操作部2A、3Aを操作することにより、二本のアーム2、3が回動軸4を中心に相対的に回転することにより、測定部材保持部2B、3Bにそれぞれ保持された測定部材100の密着面の間隔が変更されるようになっている。このように、屈折率測定用器具1は、鋏のような形態を有しているため操作性が良好である。
また、この屈折率測定用器具1には、測定部材保持部2B、3Bの間隔を狭める方向に二本のアーム2、3を付勢するバネ5が設けられているので、平面プレート120や被検レンズLとゲル体110とが剥がれてしまう事態を防止することができ、測定の円滑化を図ることができる。更に、ゲル体110と平面プレート120との間や、ゲル体110と被検レンズLとの間の気泡の除去を図ることができ、また、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
また、二本のアーム2、3のそれぞれは、測定部材保持部2B、3Bが設けられた先端から回動軸4に向かって、他方のアームに対して離反する方向に湾曲した後に、他方のアームに対して近接する方向に湾曲した形状を有しており、被検レンズLのエッジがアーム2、3に接触する事態を回避するようになっている。それにより、測定部材保持部2B、3Bに装着された測定部材100によって被検レンズLを確実に挟み込んで測定を行うことができる。更に、ゲル体110と平面プレート120との間や、ゲル体110と被検レンズLとの間の気泡の除去を図ることができ、また、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
また、測定部材保持部2B、3Bは、各アーム2、3に対して軸A1(回動軸2a)を中心に回動自在に支持された第1保持枠21、31と、この第1保持枠21、31に対して軸A1に直交する軸A2(回動軸23、33)を中心に回動自在に支持された第2保持部22、32とを備えている。測定部材100は、第2保持部22、32によって保持されている。それにより、測定部材保持部2B、3Bは、それぞれアーム2、3に対して移動自在とされ、測定部材100のゲル体110の密着面の向きを自由に変更できるようになっている。したがって、被検レンズLのレンズ面の形状に拘わらず、2つの測定部材100で被検レンズLを確実に挟み込むことができる。更に、ゲル体110と平面プレート120との間や、ゲル体110と被検レンズLとの間の気泡の除去を図ることができ、また、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
本実施形態に係る測定部材100は、結合枠130によってゲル体110と平面プレート120とを結合した構成を備えているので、ゲル体110と平面プレート120とが離れてしまうことを防止でき、測定作業を円滑に行うことができる。また、この結合枠130によってゲル体110と平面プレート120とが密着されるので、ゲル体110と平面プレート120との間の気泡の除去を図ることができ、また、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
また、ゲル体110と平面プレート120とを着脱可能に結合させるような結合枠130を用いることにより、ゲル体110や平面プレート120の洗浄作業を容易にかつ効果的に行うことができる。なお、そのような結合枠130としては、たとえば、伸縮可能なゴム等の弾性部材などの素材からなる結合枠130を適用することができる。また、複数(たとえば2つ)に分離可能な構成の結合枠130を適用することも可能である。
[変形例]
以上において説明した構成は、本発明に係る屈折率測定用器具を好適に実施するための一具体例に過ぎない。したがって、本発明の要旨の範囲内における任意の変形を適宜に施すことが可能である。以下、本発明に係る屈折率測定用器具のその他の実施態様を説明する。
〔アームに関する変形例〕
図9、図10は、本発明に係る屈折率測定用器具におけるアームの形態の一例を表している。なお、これらの図においては、測定部材保持部が省略されている。
図9に示す屈折率測定用器具40は、二本のアーム41、42、回動軸43及びバネ44を有している。アーム41には操作部41Aが設けられ、アーム42には操作部42Aが設けられている。
回動軸43は、各アーム41、42の一端を連結している。各アーム41、42は、回動軸43を中心として回動自在に連結されている。また、各アーム41、42の他端(先端)には、図示しない測定部材保持部がそれぞれ設けられる。
バネ44は、自然長よりも伸長された状態でアーム41、42に接続され、アーム41、42の先端(の測定部材保持部)を互いに近接させる方向に(つまり、測定部材保持部の間隔を狭める方向に)弾性力を付勢するように作用している。
ユーザは、各操作部41A、42Aに指を通し、アーム41、42の先端を互いに離反させるように操作して測定部材100や被検レンズLを装着する。
この屈折率測定用器具40によれば、上記実施形態の屈折率測定用器具1と同様の作用、効果を奏することができる。
図10に示す屈折率測定用器具50は、二本のアーム51、52、回動軸53及びバネ54を有している。アーム51には操作部51Aが設けられ、アーム52には操作部52Aが設けられている。この屈折率測定用器具50の操作部51、52は、上記実施形態の屈折率測定用器具1や図9の屈折率測定用器具40のように環状に形成する必要はない(理由は後述する)。
各アーム51、52は、回動軸53の位置において交叉していない。つまり、アーム51の両端は、回動軸53に対して同じ方向に位置するようになっている。同様に、アーム52の両端は、回動軸53に対して同じ方向(回動軸53に対してアーム51の両端と反対の方向)に位置するようになっている。
回動軸53は、各アーム51、52の中程の位置において、アーム51、52を連結している。各アーム51、52は、回動軸53を中心として回動自在に連結されている。また、各アーム51、52の先端には、図示しない測定部材保持部がそれぞれ設けられる。
バネ54は、自然長よりも押縮された状態でアーム51、52に接続され、操作部51A、52Aを互いに離反させる方向に弾性力を付勢する。したがって、バネ54は、アーム51、52の先端(の測定部材保持部)を互いに近接させる方向に(つまり、測定部材保持部の間隔を狭める方向に)弾性力を付勢するように作用している。
ユーザが、バネ54の弾性力に抗して操作部51A、52Aの間隔を狭めると、アーム51、52の先端が互いに離反される。その状態で測定部材100や被検レンズLの装着を行う。
この屈折率測定器具50によれば、上記実施形態の屈折率測定用器具1と同様の作用、効果を奏することができる。なお、この屈折率測定用器具50によれば、バネ54の付勢力が操作部51A、52Aを離反させるように作用することから、操作部51A、52Aを離反させる操作を行う必要が無いため、操作部51A、52Aを環状に形成する必要が無い。
〔測定部材に関する変形例〕
図11は、本発明に係る測定部材の他の形態の一例を表している。図11(A)は、測定部材を構成する平面プレート220を表し、図11(B)はゲル体210を表す。
ゲル体210は、円柱状に形成されている。このゲル体210の側面には、略L字形状の嵌入部材210a、210bが設けられている。各嵌入部材210a、210bは、円柱状のゲル体210の中心軸に沿った方向に延びる部分(第1の部分)と、この第1の部分に略直交する方向に延びる部分(第2の部分)とを有している。
各嵌入部材210a、210bは、その第1の部分の一部がゲル体210の側面に接続されている。各第1の部分は、ゲル体210の密着面(被検レンズLに密着される面;前述)に対向する面側に突出するように形成されている。また、各嵌入部材210a、210bの第2の部分は、第1の部分の上記突出部位からゲル体210の中心軸の反対方向(円柱状のゲル体210の径方向)に向かって設けられている。
平面プレート220の一方の面には、2つの孔部220a、220bが形成されている。孔部220a、220bは、ゲル体210の二つの嵌入部材210a、210bを同時に差し込み可能な位置に形成されている。
ユーザは、ゲル体210の嵌入部材210a、210bを平面プレート220の孔部220a、220bに差し込んだ状態で、ゲル体210と平面プレート220とを相対的に所定方向に回転させて嵌入部材210a、210bと孔部220a、220bとを係合させることにより、ゲル体210と平面プレート220とを一体化させる。
また、一体化されたゲル体210と平面プレート220とを上記所定方向とは逆方向に相対的に回転させて、嵌入部材210a、210bと孔部220a、220bとの係合状態を解除することにより、ゲル体210と平面プレート220とを分離させることができる。ここで、図11に示す構成においては、平面プレート220に対して時計回りにゲル体210を回転させることでこれらを一体化でき、反時計回りに回転させることでこれらを分離できる。
このようにゲル体210と平面プレート220とを着脱可能に結合させることにより、上記実施形態と同様に、ゲル体210や平面プレート220の洗浄作業を容易にかつ効果的に行うことが可能になる。
測定部材の他の構成としては、ゲル体と平面プレートとを接着剤を用いて接合することも可能である。このときに使用する接着剤は、透明なものであることが望ましい。また、気泡を含まない(含みにくい)接着剤を用いることが望ましい。また、ゲル体と平面プレートとを着脱可能に接合する接着剤を用いることもできる。
また、ゲル体はある程度の粘着性を有しているので、その粘着力でゲル体と平面プレートとを接合する構成を採用することも可能である。
なお、結合枠130のような本発明の第1、2の枠体を用いずにゲル体と平面プレートとを結合する構成を適用する場合、各測定部材保持部は、平面プレートを保持することによって測定部材を保持するように構成される。たとえば、前述の実施形態においては、測定部材保持部2B、3Bの第2保持枠22、32(第1の保持部、第2の保持部)の係合溝22a、32aには、平面プレート120の縁端が係合されることになる。
〔測定部材保持部に関する変形例〕
図12は、測定部材保持部の他の形態の一例を表している。同図に示す測定部材保持部は、アーム61の先端に形成された突設軸61aの先端に設けられた球形の継手61bを有する。第1保持枠62は、継手61bに対して摺動自在に嵌合された球形の凹部を有する。それにより、第1保持枠62は、突設軸61a(軸B2)を中心として回動自在にアーム61に連結される。
第1保持枠62は、略C字状に形成されている。第1保持枠62の両端部には、それぞれ開口(図示せず)が形成されており、この開口には回動軸63が挿通されている。第1保持枠62の内側には、測定部材100を保持する第2保持枠64が配設されている。この第2保持枠64には、第1保持枠62の上記開口に対応する位置に、それぞれ孔部(図示せず)が形成されており、各孔部には回動軸63が嵌入されている。それにより、第2保持枠64は、第1保持枠62に対し、回動軸63(軸B1)を中心として回動自在とされている。ここで、軸B1と軸B2は互いに直交している。
このような測定部材保持部によれば、被検レンズLのレンズ面の形状に拘わらず、2つの測定部材100で被検レンズLを確実に挟み込むことができる。更に、測定部材100のゲル体110と平面プレート120との間や、ゲル体110と被検レンズLとの間の気泡の除去を図ることができ、また、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
〔その他の変形例〕
前述の実施形態において、測定部材保持部2B、3Bの間隔を固定する固定手段を設けることができる。この固定手段としては、回動軸4を中心とするアーム2、3の回動を禁止する任意の構成を適用することができる。たとえば、アーム2、3に掛け渡して回動を禁止する任意の部材(フック、ベルト等)や、回動軸4を中心とするアーム2、3の回動動作をロックする任意の構成のロック機構などを用いることが可能である。
それにより、被検レンズLを二つの測定部材100で挟み込んだ状態を容易かつ確実に維持することができ、測定作業の円滑化が図られるとともに、被検レンズLの落下や位置ズレなどを防止することができる。
また、固定手段を作用させるときに測定部材保持部2B、3Bの間隔が僅かに狭まるように固定手段を構成することにより、被検レンズLの保持状態の向上を図ることができ、更に、ゲル体110と平面プレート120との間や、ゲル体110と被検レンズLとの間の気泡の除去を図ることができるとともに、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
測定部材100を保管するケースについても、たとえば次のような工夫を施すことが可能である。前述の実施形態においては、測定部材100を指を使ってケースから取り出したり、ケースに格納したりするようになっており、そのときに指紋等が測定部材100に付着するおそれがある。この問題に対処するために、たとえば、図3に示す測定部材100の図中左側の縁端部にて測定部材100を保持する棚等の部材を有するケースを用いることにより、測定部材保持部2B、3Bに測定部材100を装着するときや、測定部材保持部2B、3Bから測定部材100を取り外すときに、測定部材100に直接に触れることなく作業を行うことができる。
本発明に係る屈折率測定用器具は、測定部材を含んでいてもよいし、含んでいなくでもよい。
以上で説明した変形例は、以下の第2の実施形態に対して適宜に適用することが可能である。
〈第2の実施形態〉
本発明に係る屈折率測定用器具の第2の実施形態について、図13〜図16を参照しつつ説明する。この実施形態に係る屈折率測定用器具300は、互いの密着面を略平行に維持した状態で二つの測定部材500の間隔を変更させることを可能とするものである。
図13は、屈折率測定用器具300の先端側からの斜視図である。図14は、屈折率測定用器具300に対する測定部材の装着態様を説明するための図である。図15及び図16は、屈折率測定用器具300の末端側からの斜視図である。
なお、図14においては、測定部材の装着に関する部分が特に描写されている。また、図15及び図16においては、屈折率測定用器具300の内部構成を説明するために、その外観構成の一部が省略されている。
以下の説明において、屈折率測定用器具300に測定部材500が装着される側を「先端(側)」と称し、その反対側を「末端(側)」と称することがある。また、先端と末端とを結ぶ方向を「前後方向」と称し、二つの測定部材500の対峙方向を「上下方向」と称し、前後方向及び上下方向に直交する方向を「左右方向、側方」と称することがある。
[構成]
屈折率測定用器具300は、二つのアーム310、330を有する。これらのアーム310、330は、回動軸313によって相対的に回転可能に連結されている。アーム330は、本発明の「第1のアーム」の一例である。アーム310は、この発明の「第2のアーム」の一例である。なお、屈折率測定用器具300は、左右対称に構成されている。
アーム310は、互いに連結された操作部311と可動部320を有する。
操作部311は、先端側の位置においてアーム330に向かって突出した屈曲形状を有する。この突出部の両側面には、側方に突出した回動軸313がそれぞれ形成されている。この突出部よりも先端側において、操作部311は平板上に形成されている。
また、この突出部よりも末端側において、操作部311はアーム330から離れる方向を凸とする湾曲形状を有する。この湾曲形状は、ユーザが屈折率測定用器具300を使用するときの握りやすさを考慮したものである。操作部311は、この発明の「第2の操作部」の一例である。
可動部320の先端には、測定部材保持部322、323が設けられている。測定部材保持部322、323は、測定部材500の幅に対応する距離を介して配設されている。
測定部材500は、図14に示すように、ゲル体510と透明プレート520を含んで構成される。透明プレート520にはゲル体510の一方の平面が密着されている。この平面の対向面が、図示しない被検レンズに密着される密着面である。この実施形態の測定部材500は、たとえば図5や図11で示した測定部材と同様に構成されている。
測定部材保持部322、323の内面には、透明プレート520を上下から挟み込んで固定する凹凸が形成されている。ユーザは、測定部材500を先端側から測定部材保持部322、323に差し込むことにより装着する。それにより、測定部材500は、上記凹凸により固定され、測定部材保持部322、323により保持される。また、ユーザは、測定部材500を逆方向に引き抜くことにより測定部材保持部322、323から取り外すことができる。
また、可動部320の上面には、左右方向に延びる複数の溝からなる押下部324が形成されている。押下部324は、たとえば測定部材500のゲル体510を被検レンズに密着させるために、ユーザが指で可動部320を押下するときに、指との間に摩擦力を発生させる。それにより、ユーザは可動部320を確実に押下させ、ゲル体510を被検レンズに確実に密着させることができる。なお、押下部324は、このように摩擦力を発生させる作用を有する構成であれば、その形態は任意である。
可動部320の末端側には、図14に示すように、下方に延びる嵌合部325が形成されている。嵌合部325は、図15に示すように、末端側が開口した中空形状に形成されている。嵌合部325の下端には、所定距離を介して左右方向に並んだ一対の開口部326が設けられている。各開口部326は、嵌合部325の下面を貫通する貫通孔を形成している。
操作部311の先端の両側面には、側方に突出した突起部314がそれぞれ形成されている。また、可動部320の末端の両側面には、開口部321が形成されている。突起部314は、開口部321内に嵌め込まれている。開口部321は、前後方向に延びる略楕円形状を有している。突起部314は、開口部321内を前後方向に移動自在になっている。それにより、操作部311と可動部320は、相対的に移動できるように連結されている。
アーム330は、一体的に構成された操作部331と固定部332を有する。操作部331は、アーム310の操作部311の下方に位置する。固定部332は、アーム310の可動部310の下方に位置する。
アーム330は、先端(測定部材保持部333、334)から末端側に向かって、アーム310に対して離反する方向に湾曲した後にアーム310に対して近接する方向に湾曲して固定部332を形成している。そして、アーム330は、操作部331を形成し、回動軸313によりアーム310に連結されている。
操作部331は、固定部332側から末端側に向かってほぼ同じ厚さ(上下方向の厚さ)を有し、その末端が下方に向かって突出した形状になっている。それにより、操作部311、331を握るときの握りやすさを向上させている。
操作部331の上面側は開口されている。操作部331の側面には、回動軸313に対応する位置に開口部331aが形成されている。開口部331aには、回動軸313が回動自在に嵌め込まれている。回動軸313は、前述のようにアーム310の操作部311の側面から突出している。このように、操作部311(アーム310)と操作部331(アーム330)は、回動軸313を中心に相対的に回動可能に連結されている。
固定部332の先端には、測定部材保持部333、334が設けられている。測定部材保持部333、334は、可動部320の測定部材保持部322、323の下方に設けられている。測定部材保持部333、334は、測定部材500の幅に対応する距離を介して配設されている。また、測定部材保持部333、334の内面には、測定部材500の透明プレート520を上下から挟み込んで固定する凹凸が形成されている。
なお、可動部320には、被検レンズに対する密着面を下方に向けて測定部材500が装着される。一方、固定部332には、被検レンズに対する密着面を上方に向けて測定部材500が装着される。すなわち、可動部320側の測定部材500と、固定部332側の測定部材500は、互いの密着面を対峙させるように装着される。
固定部332の操作部331側には、図13に示すように、下方に延びる格納部332aが形成されている。格納部332aは、先端側及び上面側が開口した内部領域332bを有する。内部領域332bには、アーム310の嵌合部325が上方から挿入されて嵌め込まれている。
内部領域332bには、格納部332の底面から上方に延びる一対の柱状部材335が設けられている。一対の柱状部材335は、一対の開口部326と同じ距離を介して左右方向に並んで設けられている。左右の柱状部材335は、それぞれ、左右の開口部326に挿通されている。それにより、各柱状部材335の少なくとも上端は、嵌合部325の中空領域内に配置される。各柱状部材335は、たとえばタッピングネジにより構成され、格納部332の底面に上方からねじ込まれて固定されている。
各柱状部材335の外周には、バネ340がそれぞれ設けられている。バネ340の下端は、嵌合部325の中空領域の底面に接触している(底面に固定されていてもよい)。また、各柱状部材335の上端には、バネ340の上端を柱状部材335の上端位置に保持する保持部材350が設けられている。保持部材350は、たとえば、上記タッピングネジのネジ頭(上端)側に設けられたワッシャからなる。このワッシャの径は、バネ340の径よりも大きく設計されている。
バネ340は、嵌合部325の底面に対して下方に付勢力を与えるとともに、保持部材350に対して上方に付勢力を与える。すなわち、バネ340は、縮められた状態で柱状部材335に装着され、その長さを伸ばす方向に付勢力を与える。
それにより、操作部311、331に力が加えられていないときには、アーム310、330は、図15に示す状態を保つ。すなわち、バネ340は、常時、アーム310の操作部311の末端をアーム330の操作部331から離反させるよう作用する付勢力を与える。換言すると、バネ340は、常時、可動部320側の測定部材500の密着面と、固定部332側の測定部材500の密着面とを、互いに近接させるよう作用する付勢力を与える。
[動作]
以上のような構成を有する屈折率測定用器具300の動作を説明する。
ユーザは、操作部311、331を把持する。力を加えない状態においては、図15に示すように、前述のように、操作部311の末端を操作部331から離反させるように(つまり上下一対の測定部材500を近接させるように)バネ340の付勢力が作用している。
ユーザは、この付勢力に抗して、操作部311の末端を操作部331に近接させるように操作する。すると、操作部311が回動軸313を中心に回転し、操作部311の先端側が上方に移動する。それとともに、可動部320が上方に移動する。それにより、図16に示すように、上下一対の測定部材500の密着面の間隔が大きくなる。
このように、密着面の間隔を広げた状態において、ユーザは、上下一対の測定部材500の間に被検レンズを配置させるとともに、操作部311、331を握る力を弱めて上下の密着面の間隔を狭めて被検レンズに密着させる。それにより、一対の測定部材500で被検レンズを挟んだ状態が実現される。なお、測定部材500に挟まれた被検レンズは、バネ340の付勢力によって、その状態が保持される。
一方、屈折率測定用器具300から被検レンズを取り外す場合、ユーザは、操作部311の末端を操作部331に近接させるように操作する。それにより、上下の測定部材500の密着面の間隔が広がり、被検レンズを取り外すことができる。
この実施形態においても、ユーザは、第1の実施形態で説明した屈折率の測定手順にしたがって被検レンズの屈折率を測定することができる。
[作用・効果]
この実施形態に係る屈折率測定用器具300の作用及び効果を説明する。
屈折率測定用器具300によれば、測定部材500を屈折率測定用器具300に装着した後、測定部材500を直接に指で保持しなくてもよいので、指紋等の汚れが測定部材500に付着することを抑制できる。また、汚れの付着による測定精度の低下を防止することができる。
また、屈折率測定用器具300に測定部材500を装着した状態で離型紙を剥がす作業や貼り付ける作業を行うことができるので、これらの作業における測定部材500の取り扱いの容易化を図ることができ、更に、これらの作業時に指紋等の汚れが測定部材500に付着する事態を抑制することができる。
更に、測定部材500が取り付けられた被検レンズをレンズメータ1000に載置するときや、レンズメータ1000から取り外すときに、従来のように被検レンズ自体を指で保持するのではなく、屈折率測定用器具300を保持して作業を行うことができるので、これらの作業の容易化を図ることが可能である。
また、上下一対の測定部材500は、互いの密着面が略平行になるように屈折率測定用器具300に装着される。このとき、各密着面は、上下方向に対して略直交している。屈折率測定用器具300は、可動部320と固定部332を上下方向に相対的に移動させるように構成されている。それにより、屈折率測定用器具300によれば、互いの密着面を略平行に維持しつつ、上下一対の測定部材500の密着面の間隔を変更できる。
なお、このように互いの密着面が略平行に維持されるのは、突起部314が開口部321内を自在に移動する構成も寄与している。すなわち、操作部311、331が操作されたとき、可動部320は上下方向以外の方向への力も受けるが、突起部314が開口部321内を自在に移動することにより、この余計な力を逃がすことができるからである。
このように、屈折率測定用器具300によれば、被検レンズに対して測定部材500を密着させるときに、密着面の向きを略平行に維持しながら密着面を被検レンズで挟み込むことができるので、被検レンズのレンズ面の形状に拘わらず、測定部材500で被検レンズを確実に挟み込むことができる。更に、ゲル体510と透明プレート520との間や、ゲル体510と被検レンズとの間の気泡の除去を図ることができる上に、新たな気泡が形成されることを防止することができる。
このように、屈折率測定用器具300によれば、密着される部材間における気泡の発生を防止でき、また、汚れが付着することを防止できるので、レンズ素材の屈折率測定の精度低下を防止することが可能である。
また、屈折率測定用器具300によれば、操作部311の末端と操作部331とを離反させる方向にアーム310、330を付勢するバネ340(付勢手段)を備えている。このバネ340は、アーム310、330の先端にそれぞれ装着された測定部材500の密着部の間隔を狭めるように作用する。それにより、ユーザが操作部311、331に力を加えなくても、上下一対の測定部材500で被検レンズを挟み込んだ状態が維持される。したがって、レンズメータ1000で測定を行うときなどに被検レンズが外れてしまうことがない。また、被検レンズを挟み込むために力を加え続ける手間が不要である。
また、屈折率測定用器具300のアーム330は、先端から回動軸313に向かって、アーム310に対して離反する方向に湾曲した後にアーム310に対して近接する方向に湾曲して、回動軸313によりアーム310に連結されている。これは、それにより、アーム330が被検レンズに接触する事態を防止することができる。
なお、この実施形態では、下方のアーム330のみを上記湾曲形状としているが、上方のアーム310に同様の湾曲形状を適用することも可能である。すなわち、先端から回動軸に向かって、下方のアームに対して離反する方向に湾曲した後に下方のアームに対して近接する方向に湾曲して、回動軸により下方のアームに連結されるような上方のアームを用いることが可能である。
また、この実施形態では、下方のアームに装着された測定部材の位置を固定し、上方のアームに装着された測定部材を上下方向に移動させる構成を説明したが、これに限定されるものではない。たとえば、上方のアームに装着された測定部材の位置を固定し、下方のアームに装着された測定部材を上下方向に移動させる構成や、上下双方のアームに装着された測定部材を相対的に上下方向に移動させる構成を採用することが可能である。
本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態の全体構成の一例を表す概略側面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材保持部の構成の一例を表す概略上面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材保持部に対する測定部材の装着態様の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における被検レンズの保持態様の一例を表す概略側面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材の構成の一例を表す概略図である。図5(A)は、測定部材の概略側面図であり、図5(B)は、測定部材の概略上面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態により保持された被検レンズのレンズ素材の屈折率の測定に使用されるレンズメータの全体構成の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態により保持された被検レンズのレンズ素材の屈折率の測定に使用されるレンズメータに搭載される光学系の構成の一例を表す概略図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態により保持された被検レンズのレンズ素材の屈折率の測定に使用されるレンズメータに搭載される光学系の構成の一例を表す概略図である。図8(A)は、ハルトマンプレートの構成を表す概略図であり、図8(B)は、4孔プレートの構成を表す概略図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態におけるアームの形態の変形例を表す概略側面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態におけるアームの形態の変形例を表す概略側面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材の形態の変形例を表す概略斜視図である。図11(A)は、平面プレートの変形例の概略図であり、図11(B)は、ゲル体の変形例の概略図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材保持部の形態の変形例を表す概略図である。図12(A)は、測定部材保持部の変形例の概略上面図であり、図12(B)は、測定部材保持部の概略側面図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態の全体構成の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態における測定部材保持部に対する測定部材の装着態様の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態の構成及び動作の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係る屈折率測定用器具の実施の形態の構成及び動作の一例を表す概略斜視図である。
符号の説明
1、300 屈折率測定用器具
2、3、310、330 アーム
20A、30A 支持アーム
2A、3A、311、331 操作部
2B、3B、322、323、333、334 測定部材保持部
21、31 第1保持枠
22、32 第2保持枠
23、33 回動軸
2a、3a、4、313 回動軸
5、340 バネ
100、500 測定部材
110、510 ゲル体
110a フリンジ部
120 平面プレート
130 結合枠
335 柱状部材
1000 レンズメータ
A1、A2、B1、B2 軸
L 被検レンズ
La 表面
Lb 裏面

Claims (11)

  1. 被検レンズの一方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の測定部材と、前記被検レンズの他方の面に密着される透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の測定部材とを用いて、前記被検レンズを形成するレンズ素材の屈折率を測定するために使用される屈折率測定用器具であって、
    前記被検レンズの前記一方の面に密着される前記第1の密着部材の密着面と、前記他方の面に密着される前記第2の密着部材の密着面とを対峙させるように、前記第1の測定部材を保持する第1の測定部材保持部及び前記第2の測定部材を保持する第2の測定部材保持部と、
    前記第1の密着部材の密着面と前記第2の密着部材の密着面との間隔を変更するように、前記第1の測定部材保持部及び前記第2の測定部材保持部を相対的に移動させるための移動機構部と、
    を備え、
    前記移動機構部は、先端に前記第1の測定部材保持部が設けられ、末端側に第1の操作部を有する第1のアームと、先端に前記第2の測定部材保持部が設けられ、末端側に第2の操作部を有する第2のアームと、前記第1のアーム及び前記第2のアームを連結する回動軸と、前記第1のアームから、前記第1の測定部材の密着面と前記第2の測定部材の密着面とに対して略直交方向に延びる柱状部材と、前記第2のアームに設けられ、前記柱状部材が挿通される挿通部とを含み、
    前記第1及び第2の操作部が操作されたときに、前記第1のアームと前記第2のアームとが前記回動軸を中心に相対的に回転して前記柱状部材と前記挿通部とを前記略直交方向に相対的に移動させることにより、前記第1の測定部材の密着面と前記第2の測定部材の密着面とを略平行に維持しつつ、これら二つの密着面の間隔を変更させ、
    前記第1の密着部材と前記第2の密着部材とにより前記被検レンズを挟持した状態で前記屈折率の測定に用いられる、
    ことを特徴とする屈折率測定用器具。
  2. 前記第2のアームは、先端に前記第2の測定部材保持部が設けられ、末端が前記第2の操作部の一端に連結された可動部を備え、
    前記第2の操作部は、前記第1のアーム側に突出した突出部を有する屈曲形状とされ、
    前記回動軸は、前記突出部にて前記第2のアームを前記第1のアームに連結し、
    前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とが近接されたときに、前記回動軸を中心とする回転により前記第2の操作部の一端が前記第1のアームから離反され、前記可動部が前記第1のアームから離反され、前記二つの密着面が離反され、
    前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とが離反されたときに、前記回動軸を中心とする回転により前記第2の操作部の一端が前記第1のアームに近接され、前記可動部が前記第1のアームに近接され、前記二つの密着面が近接される、
    ことを特徴とする請求項に記載の屈折率測定用器具。
  3. 前記移動機構部は、前記第1の操作部と前記第2の操作部の他端とを離反させる方向に前記第1及び第2のアームを付勢する付勢手段を含む、
    ことを特徴とする請求項に記載の屈折率測定用器具。
  4. 前記第1のアームは、先端から前記回動軸に向かって、第2のアームに対して離反する方向に湾曲した後に前記第2のアームに対して近接する方向に湾曲して、前記回動軸により前記第2のアームに連結されている、
    ことを特徴とする請求項〜請求項のいずれか一項に記載の屈折率測定用器具。
  5. 前記第2のアームは、先端から前記回動軸に向かって、第1のアームに対して離反する方向に湾曲した後に前記第1のアームに対して近接する方向に湾曲して、前記回動軸により前記第1のアームに連結されている、
    ことを特徴とする請求項〜請求項のいずれか一項に記載の屈折率測定用器具。
  6. 前記第1のアーム及び前記第2のアームは、前記回動軸において互いに交叉するようにして連結されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の屈折率測定用器具。
  7. 前記第1のアーム及び前記第2のアームは、一方のアームの両端が前記回動軸に対して同じ方向に位置し、他方のアームの両端が前記回動軸に対して前記方向の反対方向に位置するようにして連結されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の屈折率測定用器具。
  8. 前記第1のアーム及び前記第2のアームは、前記先端の反対側の端部が前記回動軸によって互いに連結されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の屈折率測定用器具。
  9. 前記第1の測定部材は、透明かつ平板状の第1の平板部材と、前記第1の平板部材を前記第1の密着部材の密着面の対向面に密着させるように前記第1の密着部材の縁端と前記第1の平板部材の縁端とを挟持する第1の枠体とを更に含み、
    前記第2の測定部材は、透明かつ平板状の第2の平板部材と、前記第2の平板部材を前記第2の密着部材の密着面の対向面に密着させるように前記第2の密着部材の縁端と前記第2の平板部材の縁端とを挟持する第2の枠体とを更に含み、
    前記第1の測定部材保持部は、前記第1の枠体を保持する第1の保持部を備え、
    前記第2の測定部材保持部は、前記第2の枠体を保持する第2の保持部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の屈折率測定用器具。
  10. 前記第1の測定部材は、前記第1の密着部材の密着面の対向面に密着される透明かつ平板状の第1の平板部材を更に含み、
    前記第2の測定部材は、前記第2の密着部材の密着面の対向面に密着される透明かつ平板状の第2の平板部材を更に含み、
    前記第1の測定部材保持部は、前記第1の平板部材を保持する第1の保持部を備え、
    前記第2の測定部材保持部は、前記第2の平板部材を保持する第2の保持部を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の屈折率測定用器具。
  11. 前記移動機構部は、前記第1のアーム及び前記第2のアームを含み、
    前記第1の測定部材保持部は、前記二本のアームのうちの一方のアームの先端に、前記一方のアームに対して移動自在に設けられ、
    前記第2の測定部材保持部は、他方のアームの先端に、前記他方のアームに対して移動自在に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の屈折率測定用器具。
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