JP4593306B2 - レンズメータ - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡レンズの光学特性値を測定するレンズメータに関し、特に、レンズ素材の屈折率を測定する技術に関連するものである。
近年、眼鏡の装用感を考慮して、より薄く、より軽量な眼鏡レンズの需要が拡大している。薄く軽量な眼鏡レンズにおいては、厚いレンズと同等の屈折力を得るために屈折率の高い素材が使用される。このようなレンズ素材は、レンズメーカ毎に異なり、また製品毎にも異なっているのが一般的であり、したがってレンズ素材の屈折率も相異することとなる。
レンズ素材の屈折率は、従来、レンズメータによる測定値やレンズ厚などに基づいて推測していたが、このような様々なレンズ素材の登場により、その屈折率を高精度で推測することが困難になっていた。そのような状況に対処するために、様々なレンズ素材の屈折率を測定するための構成を備えたレンズメータが従来から各種提案されている(たとえば、特許文献1、2参照)。
特許文献1に記載のレンズメータは、光学業務において眼鏡レンズを補償する目的で、レンズの屈折率を測定することにより眼鏡レンズの材料を確認するものであって、外側の面が平面平行にされておりかつ対向する内側の面が眼鏡レンズに対して圧接可能な2個のクッションを有することを特徴とするものである。各クッションは、グリセリン、浸漬オイル、シリコン弾性ゴムなど、できる限り大きな既知の屈折率を有し、柔軟かつ透明な合成物質によって形成される。また、各クッションは透明なプレート上に設けられている。
特許文献1のレンズメータによるレンズ素材の屈折率測定は、次のような2段階の測定の結果に基づく:(1)クッションを介さずに被検レンズの頂点屈折力を測定する;(2)被検レンズにクッションを取り付け、被検レンズ及びクッションの合成屈折力を測定する。これら2つの測定結果の商を算出すると、その値は被検レンズの曲率半径に依存しないため、レンズ素材の特性値として使用できる。
特許文献2に記載のレンズメータは、単一の上記クッション(同文献中では「pad」と呼ばれる。)を有し、次のような3段階の測定の結果に基づいて、レンズ素材の屈折率を測定する:(1)被検レンズの屈折力を測定する;(2)被検レンズの一方の面にクッションを取り付け、被検レンズ及びクッションの合成屈折力を測定する;(3)被検レンズの他方の面にクッションを取り付け、被検レンズ及びクッションの合成屈折力を測定する。これら3つの測定結果に基づいて被検レンズの屈折率が算出される。
また、特許文献2には、特許文献1の発明のように被検レンズの両面を一対のクッションで挟み込んだ状態で測定を行う構成を採用すると、次のような問題が生じるとの指摘がなされている。すなわち、特許文献1の発明では被検レンズを柔軟なクッションで支持しているために、被検レンズとクッションとの相対位置がずれるおそれがあり、それによってクッションの取り付け位置がレンズ中心から外れた場合や、レンズ両面のプレートが平行でなくなった場合には、収差の発生や測定精度の低下を引き起こすと指摘されている。
しかしながら、本発明者による確認検査によれば、クッションのハンドリング(操作性)を向上させることができれば、被検レンズの光学中心近傍にクッションを容易に取り付けることができる上、クッションの柔軟性や表面形状等を調整してレンズ面に対するクッションの密着性を高めることにより、被検レンズとクッションとのずれも防止できることが確認された。
更に、本発明者は、被検レンズ両面のプレートの平行性について、それによるプリズム度数が2プリズムディオプタ程度以下であれば、十分な測定精度を維持できることを確認した。また、この程度の平行性の制限であれば、クッション及びプレート(パッド)を被検レンズに手作業で取り付けても測定精度を維持できることを確認した。
以上のような背景を考慮すると、特許文献2に記載の発明には、次のような実用上の問題点があることを指摘できる。すなわち、当該文献の発明においては、被検レンズの屈折率の取得に3段階もの測定を実施しなければならないために、測定手順が煩雑となり、測定時間が長くなってしまう。特に、多数のレンズを測定する場合には、そのような煩雑な測定を長時間に亘って行うこととなるので、ユーザに多大な負担が掛かってしまう。
一方、特許文献1に記載の発明は、クッションの有/無に対応する2段階の測定によってレンズの屈折率を取得できるが、被検レンズ両面のプレートの平行性を把握できないため、測定結果の信頼性の高低を確認することができない。
特開平1−145544号公報 米国特許第6147751号明細書
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたもので、レンズ素材の屈折率測定を容易かつ迅速に精度良く行うことが可能なレンズメータを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、被検レンズを支持する支持手段と、前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段と、を備えることを特徴とするレンズメータを提供する
また、一形態によると、前記第1の密着部材の前記第1の密着面の形状が異なる複数の前記第1の屈折率測定用部材を備え、前記第2の密着部材の前記第2の密着面の形状が異なる複数の前記第2の屈折率測定用部材を備え、前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材のそれぞれには、識別情報が設けられ、前記第1の算出手段により算出された前記被検レンズの屈折力に基づいて、前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材の内から、一対の前記第1及び第2の屈折率測定用部材を選択する選択手段と、前記選択された前記一対の第1及び第2の屈折率測定用部材に設けられた前記識別情報の少なくとも一部を表示する表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、一形態によると、前記第1の算出手段により算出される前記合成屈折力には、前記被検レンズと前記第1の密着部材と前記第2の密着部材との合成プリズム度数が含まれ、前記算出された合成プリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する合成屈折力判断手段と、前記合成プリズム度数が前記所定値を超えると前記判断されたときにメッセージを表示する表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、一形態によると、前記表示手段に表示される前記メッセージは、前記被検レンズに対する前記第1及び第2の密着部材の密着状態を確認するように指示するメッセージを含むことを特徴とする。
また、一形態によると、前記表示手段に表示される前記メッセージは、前記被検レンズに対する前記第1及び第2の密着部材の密着位置を変更するように指示するメッセージを含むことを特徴とする。
また、一形態によると、前記第1の算出手段により算出される前記被検レンズの屈折力には、前記被検レンズのプリズム度数が含まれ、前記算出されたプリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する屈折力判断手段と、前記プリズム度数が前記所定値を超えると前記判断されたときにメッセージを表示する表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、一形態によると、前記第1の算出手段により算出される前記被検レンズの屈折力には、前記被検レンズにおけるプリズム度数分布が含まれ、前記算出されたプリズム度数分布において、プリズム度数が所定値以下である前記被検レンズ上の位置を検出する検出手段と、前記検出された前記被検レンズ上の位置を表示する表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
また、一形態によると、前記表示手段は、前記表示された前記被検レンズ上の位置に前記第1及び第2の密着部材を密着させるように指示するメッセージを更に表示することを特徴とする。
また、一形態によると、前記第1の算出手段により算出された前記合成屈折力に基づいて、前記第1の密着部材又は前記第2の密着部材と前記被検レンズとの間の気泡を検出する気泡検出手段と、前記気泡が検出されたときにメッセージを表示する表示手段と、を更に備えることを特徴とする。
本発明に係るレンズメータよれば、第1段階の測定として被検レンズ単体の屈折力を求めるとともに、第1、第2の屈折率測定用部材を被検レンズの両面に密着させた状態でそれらの合成屈折力を測定し、これら第1、2段階の測定で得られた測定結果に基づいて被検レンズのレンズ素材の屈折力を測定するように構成されている。当該第2段階の測定で使用される第1、第2の屈折率測定用部材は、被検レンズのレンズ面に合わせた形状に形成された密着面を有し、透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する密着部材を含んでいるので、屈折率測定用部材と被検レンズとがずれてしまう事態を防止でき、また、第1、第2の屈折率測定用部材を被検レンズのレンズ中心近傍に容易に装着することができる。また、被検レンズに対する屈折率測定用部材の密着状態が良好になる。それにより、2段階の測定により容易かつ迅速にレンズ素材の屈折率を測定できるとともに、良好な精度で測定を行うことが可能となる。
本発明に係るレンズメータは、通常のレンズメータとして使用できるとともに、後述の屈折率測定用部材を用いることで、レンズ素材の屈折率測定にも使用可能な構成を備えるものである。以下、本発明に係るレンズメータの好適な実施形態の一例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[外観構成]
図1は、本発明に係るレンズメータ1の外観構成の一例を表している。このレンズメータ1の本体2の前面上部には、液晶ディスプレイ(LCD)やCRTからなる表示部3が設けられている。表示部3の表示画面3aには、被検レンズLの光学特性値(球面度数、円柱度数、円柱軸角度、プリズム度数、プリズム基底方向等)や、被検レンズLの光学特性値の分布を表すマッピング画像などの各種画面が表示される。表示部3は、本発明にいう「表示手段」を構成している。
表示部3の下方には、被検レンズの光学特性値を測定するための各種光学部材を収納する光学部材収納部4、5が上下に配置されている。
光学部材収納部5の上端部には、被検レンズLが載置されるレンズ受け13が取り付けられたレンズ受けテーブル6が設けられている。レンズ受け13は、透明ガラスや透明樹脂等からなる平板状の透明板13aと、この透明板13aの中央部を介して上方に突設されたレンズ支持部13bとを備えている。このレンズ支持部13bは、被検レンズLを支持する本発明の「支持手段」に相当する。なお、詳細は後述するが、レンズ支持部13bの下端は、ハルトマンプレートに接続されている。レンズ支持部13bは、被検レンズLとハルトマンプレートとの間の距離を一定に保持するように作用する。
また、レンズ支持部13bの後方の本体2前面には、その位置を前後に調整可能に保持されたレンズ当て7が設けられている。このレンズ当て7は、操作レバー8を回動操作することにより前後に移動されるようになっている。
レンズ当て7の上縁部には、水平方向に移動可能に支持されたスライダ9aが設けられており、このスライダ9aの先端には鼻当て支持部材9が上下に回動可能に接続されている。
ここで、被検レンズLとしては、円形の未加工レンズや眼鏡用に研削加工されたレンズ、或いは眼鏡フレームに枠入れされたレンズ等が適用される。眼鏡に枠入れされたレンズの光学特性値を測定する場合には、当該眼鏡の鼻当てを鼻当て支持部材9に係合させて配置する。そして、その状態で当該眼鏡と鼻当て支持部材9をスライダ9aとともに左右に移動させて左右方向の位置を調整しつつ下方に移動させることで、当該眼鏡のレンズをレンズ支持部13a上に配置させて光学特性値を測定する。
レンズメータ1の本体2前面には、測定モードを切り換えるためのモード切換ボタン10や、測定の開始や停止等の操作を行うための測定ボタン11など、各種操作用のボタンやスイッチが設けられている。
[光学系の構成]
図2は、レンズメータ1が備える光学特性値測定用の光学系の構成を表す。同図は、レンズ支持部13bの上端に被検レンズLが載置されて測定可能とされた状態を示している。レンズメータ1の光学系は、従来と同様の構成を有しており、本体2の光学部材収納部4、5に収納されている。
レンズメータ1の光学系は、上方の光学部材収納部4に収納された照明光学系100と、光学部材収納部5に収納された受光光学系110とを有している。
照明光学系100は、被検レンズLに対して測定光を投射する光学系であって、測定光を出射する光源としてのLED(発光ダイオード)101と、このLED101からの測定光を平行光にして被検レンズLに投射するコリメータレンズ102とを含んで構成されている。LED101から発せられる測定光は、たとえば赤色光である。
また、受光光学系110は、ハルトマンプレート111、スクリーン112、フィールドレンズ(視野レンズ)113、結像レンズ114及びCCD(Charge Coupled Devise)115を含んで構成されている。スクリーン112とCCD115とは、光学的に共役となる位置に配置されている。
ハルトマンプレート111には、図3(A)に示すように、縦横に(2次元的に)等間隔に配置された多数の円形の開口部111aが形成されている。開口部111aは、たとえば2ミリメートル間隔で縦横に配列されている。被検レンズLを透過した測定光は、ハルトマンプレート111を経由することにより、開口部111aを透過した多数の測定光に変換される。ハルトマンプレート111には、レンズ支持部13bの下端部が接合されている。
なお、ハルトマンプレート111に代えて、図3(B)に示すような4孔タイプのプレート(4孔プレート)111′を用いて測定を行うこともできる。この4孔プレート111′には、四角形の4つの頂点に相当する位置にそれぞれ開口部111a′が形成されている。
スクリーン112には、ハルトマンプレート111の開口部111aを透過した多数の測定光が投影される。多数の測定光のそれぞれは、被検レンズLの光学特性値に応じてスクリーン112における投影位置や投影像の形状が変化する。それにより、この多数の測定光のスクリーン112上における投影パターンが縮小/拡大されたり歪んだりすることとなる。
スクリーン112に投影された多数の測定光は、スクリーン112を透過し、フィールドレンズ113と結像レンズ114とを介して、スクリーン112に対して光学的に共役な位置に設けられたCCD115の受光面上に結像される。
CCD115は、この多数の測定光を受光し、電気信号に変換して(つまり光電変換して)出力する。CCD115から出力される画像信号(画像信号)には、受光された多数の測定光のそれぞれについての受光位置及び受光像の形状を示す情報が含まれている。この情報は、CCD115の各画素の位置(座標)として表現される。レンズメータ1は、CCD115から出力される画像信号を解析することで、被検レンズLの光学特性値を求める。
[屈折率測定用部材の構成]
図4は、被検レンズLを形成する素材の屈折率を測定するときに使用される部材(屈折率測定用部材と呼ぶ。)の構成の一例を表す。図4(A)は屈折率測定用部材の側面図を示し、図4(B)はその上面図を示している。
図4に示す屈折率測定用部材20は、たとえばシリコンゲル等の透明かつ柔軟な素材からなる密着部材21と、ガラスやプラスティック等の透明な素材からなる平板状の保持部材22とを含んで構成される。
密着部材21は、保持部材22の一方の面(保持面22a)に密着され、たとえば密着部材21の粘着性によって保持部材22に保持されている。なお、接着剤等の透明な接着部材を介して密着部材21と保持部材22とを接合させてもよい。この密着部材21は、空気と比較して十分に大きな屈折率(既知)を有する。
図4(B)に示すように、保持部材22は円板状に形成されている。また、密着部材21は、保持部材22よりも径の小さな略円筒形状に形成されている。
密着部材21において保持部材22に対向する面は、被検レンズLのレンズ面に後述のようにして密着される密着面21aを構成する。
本実施形態では、被検レンズLのレンズ面の各種形状に対応して、このような屈折率測定用部材20を複数個使用する。図5、6は、そのような複数の屈折率測定用部材20の構成の概略を表している(なお、説明を分かり易くするために、密着部材の密着面の形状を誇張してある)。
ところで、被検レンズLとしては、様々な屈折力を有する眼鏡レンズが適用される。図7は、屈折力の相異に応じた各種被検レンズLの一般的な形状の一例を表す概略側面図である。
図7(A)に示す被検レンズL1は、球面度数Sと乱視度数Cとの和S+C(強主経線方向の度数)が−5D以下のレンズであり、比較的度数の強いマイナスレンズである。その表面(おもてめん)L1aは、ほぼ平面状に形成されており、裏面L1bは、凹面状に形成されている。
また、図7(B)に示す被検レンズL2は、強主経線方向の度数S+Cが−5Dより大きく0Dより小さいレンズであり、比較的度数の弱いマイナスレンズである。その表面L2aは、凸面状に形成されており、裏面L2bは、曲率の絶対値が表面L2aよりも大きな凹面状に形成されている。
また、図7(C)に示す被検レンズL3は、強主経線方向の度数S+Cが0Dより大きく+5Dより小さいレンズであり、比較的度数の弱いプラスレンズである。その表面L3aは、凸面状に形成されており、裏面L3bは、曲率の絶対値が表面L3aよりも小さな凹面状に形成されている。
また、図7(D)に示す被検レンズL4は、強主経線方向の度数S+Cが+5D以上のレンズであり、比較的度数の強いプラスレンズである。その表面L4aは、凸面状に形成されており、裏面L4bは、ほぼ平面状に形成されている。
ここで、表面L1a〜L4aとは、当該被検レンズL1〜L4を装用したときに前方に配置される面を意味し、裏面L1b〜L4bは、装用者の眼の側に配置される面を意味するものとする。
さて、図5(A)〜(D)に示す各屈折率測定用部材20A〜20Dは、被検レンズLの表面に密着するようにして装着され、図6(A)〜(D)に示す各屈折率測定用部材20α〜20δは、被検レンズLの裏面に密着するようにして装着される。
なお、図5の屈折率測定用部材20A〜20D及び図6の屈折率測定用部材20α〜20δは、本発明にいう「第1の屈折率測定用部材」及び「第2の屈折率測定用部材」に相当する(順不同)。また、第1の屈折率測定用部材の密着部材及び第2の屈折率測定用部材の密着部材は、本発明の「第1の密着部材」及び「第2の密着部材」に相当する。ここで、「第1の密着部材」の密着面は、本発明の「第1の密着面」に相当し、「第2の密着部材」の密着面は、本発明の「第2の密着面」に相当する。また、屈折率測定用部材20A〜20Dの保持部材22A〜22Dと、屈折率測定用部材20α〜20δの保持部材22α〜22δとの内、第1の密着部材を保持するものは「第1の保持部材」に相当し、第2の密着部材を保持するものは「第2の密着部材」に相当する。以下、各屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δについて説明する。
(被検レンズの表面側に装着される屈折率測定用部材;図5)
図5(A)に示す屈折率測定用部材20Aは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが−5以下の場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの表面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20Aの密着面21Aaは、図7(A)の被検レンズL1の表面L1aの形状(略平面状)に合わせて、略平面状に形成されている。すなわち、密着面21Aaは、被検レンズL1と同等の度数のレンズの典型的な表面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図5(B)に示す屈折率測定用部材20Bは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが−5Dより大きく0Dより小さい場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの表面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20Bの密着面21Baは、図7(B)の被検レンズL2の表面L2aの形状(凸面形状)に合わせた曲率を有する凹曲面状に形成されている。すなわち、密着面21Baは、被検レンズL2と同等の度数のレンズの典型的な表面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図5(C)に示す屈折率測定用部材20Cは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが0Dより大きく+5Dより小さい場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの表面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20Cの密着面21Caは、図7(C)の被検レンズL3の表面L3aの形状(凸面形状)に合わせた曲率を有する凹曲面状に形成されている。すなわち、密着面21Caは、被検レンズL3と同等の度数のレンズの典型的な表面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図5(D)に示す屈折率測定用部材20Dは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが+5D以上である場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの表面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20Dの密着面21Daは、図7(D)の被検レンズL4の表面L4aの形状(凸面形状)に合わせた曲率を有する凹曲面状に形成されている。すなわち、密着面21Daは、被検レンズL4と同等の度数のレンズの典型的な表面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
(被検レンズの表面側に装着される屈折率測定用部材;図6)
図6(A)に示す屈折率測定用部材20αは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが−5以下の場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの裏面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20αの密着面21αaは、図7(A)の被検レンズL1の裏面L1bの形状(凹面形状)に合わせた曲率を有する凸曲面状に形成されている。すなわち、密着面21αaは、被検レンズL1と同等の度数のレンズの典型的な裏面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図6(B)に示す屈折率測定用部材20βは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが−5Dより大きく0Dより小さい場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの裏面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20βの密着面21βaは、図7(B)の被検レンズL2の裏面L2bの形状(凹面形状)に合わせた曲率を有する凸曲面状に形成されている。すなわち、密着面21βaは、被検レンズL2と同等の度数のレンズの典型的な裏面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図6(C)に示す屈折率測定用部材20γは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが0Dより大きく+5Dより小さい場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの裏面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20γの密着面21γaは、図7(C)の被検レンズL3の裏面L3bの形状(凹面形状)に合わせた曲率を有する凸曲面状に形成されている。すなわち、密着面21γaは、被検レンズL3と同等の度数のレンズの典型的な裏面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
また、図6(D)に示す屈折率測定用部材20δは、被検レンズLの強主経線方向の度数S+Cが+5D以上である場合に選択的に適用され、当該被検レンズLの裏面に密着するようにして装着される。屈折率測定用部材20δの密着面21δaは、図7(D)の被検レンズL4の裏面L4bの形状(凹面形状)に合わせた曲率を有する凸曲面状に形成されている。すなわち、密着面21δaは、被検レンズL4と同等の度数のレンズの典型的な裏面の形状(曲率)に合致するような形状に形成されている。
(複数の屈折率測定用部材の識別について)
本実施形態のレンズメータ1によるレンズ素材の屈折率測定は、上述の複数の屈折率測定用部材20A〜D、20α〜20δを、被検レンズLの屈折力(S+C)に応じて選択的に用いて行う。そこで、その選択を容易に行えるように、各屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δを識別可能にすることが望ましいと考えられる。そのため、本実施形態においては、以下に示すような識別情報を各屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δに設ける。
さて、図5に示す屈折率測定用部材20A〜20Dは、それぞれ被検レンズLの表面に装着されるものである。そこで、次のような識別情報を設けることにより、これらを装着するレンズ面は表面であることを表すとともに、これらを互いに識別可能とする。同様に、図6に示す屈折率測定用部材20α〜20δについても、次のような識別情報によって、これらを装着するレンズ面が裏面であることを表すとともに、これらを互いに識別可能とする。
被検レンズLの表面に装着される屈折率測定用部材20A〜20Dについては、図5(A)の屈折率測定用部材20Aの保持部材22Aの側面や保持面22Aa上に赤い字の「F」を形成し、図5(B)の屈折率測定用部材20Bの保持部材22Bの側面や保持面22Ba上に青い字の「F」を形成し、図5(C)の屈折率測定用部材20Cの保持部材22Cの側面や保持面22Ca上に緑の字の「F」を形成し、図5(D)の屈折率測定用部材20Dの保持部材22Dの側面や保持面22Da上に黄色い字の「F」を形成する。ここで、「F」は、表面を示す「Front」のイニシャルである。
また、被検レンズLの裏面に装着される屈折率測定用部材20α〜20δについては、図6(A)の屈折率測定用部材20αの保持部材22αの側面や保持面22αa上に赤い字の「B」を形成し、図6(B)の屈折率測定用部材20βの保持部材22βの側面や保持面22βa上に青い字の「B」を形成し、図6(C)の屈折率測定用部材20γの保持部材22γの側面や保持面22γa上に緑の字の「B」を形成し、図6(D)の屈折率測定用部材20δの保持部材22δの側面や保持面22δa上に黄色い字の「B」を形成する。ここで、「B」は、裏面を示す「Back」のイニシャルである。
なお、識別情報は、上記のものには限定されず、各屈折率測定用部材20を互いに識別可能とするものであれば十分である。たとえば、任意の色、任意の文字、任意の図形もしくは任意の記号、又はそれらの内の任意の2つ以上の結合などを識別情報として用いることが可能である。
また、上記の例では、たとえば屈折率測定用部材20A及び屈折率測定用部材20αの識別情報を同じ色(赤色)にすることにより、この2つの屈折率測定用部材20A、20αを関連付けるようになっている。このように、同時に使用される一対の屈折率測定用部材20を互いに関連付けるような識別情報を採用することが望ましい。なお、当該関連付けは、このような色による手法以外にも、文字、図形、記号などによって行うことができる。
また、識別情報が設けられる位置は、屈折率測定用部材20の任意の位置でよい。ただし、測定光に影響を与えるような位置、たとえば密着部材21の密着面21a上の領域や、保持面22a上における密着部材21との密着領域や、保持面22aの反対の面上における当該密着部分に対向する領域など、測定に支障を与える位置に識別情報を設けることは避けるべきである。
また、密着部材21と保持部材22の双方に識別情報を個別に設けるようにしてもよい。その場合には、双方に同一の識別情報を設けることが望ましい。それにより、複数の屈折率測定用部材20の保持部材22の構成が異なる場合において、たとえば密着部材21が保持部材22から剥がれてしまったときなどに、どの密着部材21をどの保持部材22に装着すべきかが一目瞭然となる。
[制御系の構成]
次に、本実施形態に係るレンズメータ1の制御系の構成について説明する。図8のブロック図は、このレンズメータ1の制御系の構成の一例を表している。
レンズメータ1は、上述のように、ハルトマンプレート111により生成された多数の測定光のスクリーン112上での投影パターンに基づいて、換言すればCCD115の受光面上における当該多数の測定光の配置状態に基づいて、被検レンズLの光学特性値を求める装置である。また、このレンズメータ1は、前述の屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δを使用することにより、被検レンズLを形成する素材の屈折率を求めるようになっている。以下、このような処理を好適に実行するための構成を説明する。
レンズメータ1の制御系は、CPU(Central Processing Unit)30等の演算制御回路と、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性記憶装置からなるプログラム記憶部40とを有する。
プログラム記憶部40には、レンズメータ1に各種動作を実行させるための制御プログラム41と、関連情報42を含む各種データとがあらかじめ記憶されている。関連情報42は、被検レンズLの屈折力(強主経線方向の屈折力S+C)と、屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δとを関連付けるデータである。すなわち、関連情報42は、(1)S+C≦−5Dと屈折率測定用部材20A、20αとを関連付け、(2)−5D<S+C<0Dと屈折率測定用部材20B、20βとを関連付け、(3)0D<S+C<5Dと屈折率測定用部材20C、20γとを関連付け、(4)5D≦S+Cと屈折率測定用部材20D、20δとを関連付けるテーブルなどからなる情報である。なお、S+C=0Dには、屈折率測定用部材20B、20βもしくは屈折率測定用部材20C、20γが関連付けられている。
CPU30は、プログラム記憶部40に格納された制御プログラム41や各種データをRAM(Random Access Memory:図示省略)上に展開することにより、装置各部の動作制御や光学特性値の算出処理などを実行する。
このCPU30には、レンズメータ1の各部を制御する制御部31と、表示部3による表示処理を制御する表示制御部32と、被検レンズLの光学特性値の測定に関わる各種算出処理を行う測定処理部33とが設けられている。
測定処理部33は、屈折力算出部34、屈折力判断部35、部材選択部36、合成屈折力判断部37及び素材屈折率算出部38を含んで構成される。
屈折力算出部34は、CCD115から出力される信号に基づいて、被検レンズL(又は屈折率測定用部材20が装着された状態の被検レンズL)の球面度数S、円柱度数C、円柱軸角度A、プリズム度数P、強主経線方向の屈折力S+C等の光学特性値を算出する処理を行う。この算出処理は、従来のレンズメータと同様にして実行される。なお、屈折力算出部34は、本発明にいう「第1の算出手段」に相当する。なお、屈折率測定用部材20が装着された状態の被検レンズLについて得られる光学特性値は、被検レンズLと屈折率測定用部材20とが合成された状態における屈折力であるから、「合成屈折力」と呼ぶこととする。
屈折力判断部35は、本発明の「屈折力判断手段」に相当するものであり、屈折力算出部34により算出された被検レンズL単体のプリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する。この所定値は、たとえば2プリズムディオプタに設定されている。
部材選択部36は、本発明の「選択手段」に相当するものであり、プログラム記憶部40内の関連情報42を参照して、屈折力算出部34が算出した被検レンズLの強主経線方向の屈折力S+Cに関連付けられた一対の屈折率測定用部材20を選択する処理を行う。たとえば、算出結果S+C=−4.0Dの場合には、屈折率測定用部材20B、20βの組が選択される。
合成屈折力判断部37は、本発明の「合成屈折力判断手段」に相当するものであり、一対の屈折率測定用部材20が装着された状態の被検レンズLに対して測定を行ったときに、屈折力算出部34により算出されたプリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する。この所定値は、たとえば2プリズムディオプタに設定されている。
素材屈折率算出部38は、本発明の「第2の算出手段」に相当し、屈折力算出部34により算出された(1)被検レンズL単体の屈折力(強主経線方向の屈折力)と、(2)一対の屈折率測定用部材20が装着された状態の被検レンズLを測定したときに得られる合成屈折力(強主経線方向の合成屈折力)と、(3)装着された屈折率測定用部材20の密着部材21の屈折率と、に基づいて、被検レンズLの素材の屈折率を算出する。その演算式としては、たとえば次式が適用される。
Figure 0004593306
:レンズ素材の屈折率
:密着部材の屈折率
:被検レンズの強主経線方向の屈折力
:被検レンズ及び屈折率測定用部材の合成屈折力
モード切換ボタン10(図1参照)は、前述のように、レンズメータ1による測定モードをユーザに対して選択可能に提示するものであり、本発明の「測定モード設定操作手段」に相当する。このモード切換ボタン10により、被検レンズLの屈折力(のみ)を測定する通常測定モードや、被検レンズLを形成する素材の屈折率を測定する屈折率測定モードなどを選択的に設定することができる。なお、測定モードの切り換えは、表示部3に表示される画面上に設けられた「MODE」キー(後述)によって行うこともできる。
[処理手順]
以上のような構成のレンズメータ1が実行する処理について説明する。図9、図10に示すフローチャートは、被検レンズLを形成する素材の屈折力を測定するための処理の一例を表している。
モード切換ボタン10を操作して「屈折率測定モード」に設定すると(S1)、表示制御部32は、図11に示す画面Gを表示部3に表示させる(S2)。
なお、画面Gが表示されているところから処理を開始する場合には、「MODE」キー210(後述)を操作して屈折率測定モードに設定することができる。その場合、この「MODE」キー210は、本発明の「測定モード設定操作手段」を構成する。
ここで、画面Gについて説明する。画面Gの上部には、被検レンズLの種別を示すレンズ種別表示部201が設けられている。このレンズ種別表示部201には、被検レンズLが単レンズの場合は「S」が、右眼用レンズの場合は「R」が、左眼用レンズの場合は「L」がそれぞれ表示される。
また、画面G上には、従来と同様に、被検レンズLの光学中心を中心とする同心円状のスケール202が表示される(たとえば本出願人による特開平11−132905号公報参照)。各同心円(点線)はプリズム度数を表し、内側から順に、0.5、1.0、2.0、3.0、4.0、5.0プリズムディオプタに相当する(なお、1.0プリズムディオプタに対応するスケールは、太枠リングスケールの内周近傍にある)。
被検レンズLの光学特性値の測定結果は、屈折力表示部203に表示される。この屈折力表示部203には、特に、球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A及び強主経線方向の屈折力S+Cが表示される。また、屈折率測定用部材20を装着した状態で測定したときの測定結果は、合成屈折力表示部204に表示される。この合成屈折力表示部204には、特に、合成球面度数(S)及び合成乱視度数(C)が表示される。なお、強主経線方向の屈折力(S+C)を更に表示してもよい。屈折率表示部205(IND;refractive INDex:屈折率)には、被検レンズLのレンズ素材の屈折率の測定結果が表示される。なお、ステップS2で表示された段階においては、測定前であるので、各表示部203〜205はゼロとなっている(ただし乱視軸角度は180)。
更に、画面G上には、屈折力表示部203、合成屈折力表示部204及び屈折率表示部205に表示される数値のステップの設定値を表示するステップ表示部207と、各種メッセージ等が表示されるメッセージ表示部208と、各種グラフィックメッセージ等が表示されるグラフィック表示部209とが設けられている。
ここで、画面Gのメッセージ表示部208には、たとえば「レンズをセットしてください」等のメッセージが表示され、グラフィック表示部209には、被検レンズLのみをレンズ支持部13b上にセットした状態を表すグラフィック(図12参照)が表示されている。このグラフィックは、本発明の「第1の画像情報」に相当する。また、当該メッセージ及びグラフィックは、本発明の「第1のメッセージ」に相当するものである。
画面G下部には、モード切換用の「MODE」キー210、レンズ処方値の表示方法を切り換える「TRANS」キー211、データをクリアする「CLEAR」キー212、及び、測定結果等を印刷するための「PRINT」キー213などのソフトキーが設けられている。
ユーザが、被検レンズLをレンズ支持部13bにセットし(S3)、測定ボタン11を操作して測定を開始すると(S4)、制御部101はLED101を点灯させて被検レンズLに測定光を投影して測定を行う。屈折力算出部34は、CCD115からの電気信号に基づいて被検レンズL単体の球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A、プリズム度数P、強主経線方向の屈折力S+C等の光学特性値を算出する(S5)。表示制御部32は、この算出結果(特にS、C、A、S+C)を画面Gの屈折力表示部203に表示させる(S6)。なお、当該算出結果は、RAM等の図示しない記憶装置に保存される。
屈折力判断部35は、算出された被検レンズLのプリズム度数Pが2プリズムディオプタを超えているか否か判断を行う(S7)。超えていない場合には(S8;N)、部材選択部36による処理に移行する(S11へ)。
一方、被検レンズLのプリズム度数Pが2プリズムディオプタを超える場合には(S8;Y)、光学中心におけるプリズム度数が強すぎるために測定を正確に行えないため、表示制御部32は、被検レンズLをセットする位置を変更するように指示する「レンズのセット位置を変更してください」などのメッセージを、メッセージ表示部208に表示させる(S9)。ユーザが、被検レンズLのセット位置を変更し(S10)、測定ボタン11を操作したら(S4)、ステップS5からの処理を再度実行する。このループ処理は、ステップS8においてプリズム度数Pが2プリズムディオプタを超えないと判断されるまで反復される。
なお、ステップS8においてプリズム度数Pが2プリズムディオプタを超える場合には、当該被検レンズLに対する測定を正確に行えない旨のメッセージ(たとえば「正確に測定できません」など)をメッセージ表示部208に表示させて、処理を終了するようにしてもよい。
さて、部材選択部36は、関連情報42を参照して、被検レンズLの強主経線方向の屈折力S+Cに応じた一対の屈折率測定用部材20を選択する(S11)。以下、この選択された屈折率測定用部材20の識別情報の色(赤/青/緑/黄)を「〜色」と記述する。
表示制御部32は、画面Gのメッセージ表示部208に「〜色のマークが付いたゲルをレンズに装着して下さい」等のメッセージを表示させるとともに(S12)、〜色のマーク(識別情報)が付された一対の屈折率測定用部材20が密着された被検レンズLをレンズ支持部13b上にセットした状態のグラフィック(図13参照)を、グラフィック表示部209に表示させる(S13)。図13に示すグラフィック中の屈折率測定用部材20には、〜色の「F」、「B」、つまり識別情報が設けられている。当該グラフィックは、本発明の「第2の画像情報」に相当する。また、当該メッセージ及びグラフィックは、本発明の「第2のメッセージ」に相当する。
ユーザが、屈折率測定用部材20を被検レンズLに装着してレンズ支持部13b上にセットするとともに(S14)、測定ボタン11を操作して測定開始を要求したら(S15)、屈折率測定用部材20が装着された被検レンズLに測定光を投影して測定を行う。屈折力算出部34は、屈折率測定用部材20が装着された状態の被検レンズLの合成球面度数(S)、合成乱視度数(C)、合成乱視軸角度(A)、合成プリズム度数(P)、強主経線方向の合成屈折力(S+C)等の光学特性値を算出する(S16)。表示制御部32は、この算出結果、特に(S)、(C)を画面Gの合成屈折力表示部204に表示させる(S17)。なお、当該算出結果は、RAM等の図示しない記憶装置に保存される。
合成屈折力判断部37は、算出された合成プリズム度数(P)が2プリズムディオプタを超えているか否か判断を行う(S18)。超えていない場合(S19;N)、素材屈折率算出部38は、被検レンズL単体の屈折力S+C=Dと、屈折率測定用部材20を装着した状態での合成屈折力(S+C)=Dと、屈折率測定用部材20の屈折率=nとを、上記[数1]の式に代入して、被検レンズLのレンズ素材の屈折率nを算出する(S20)。算出された屈折率nを屈折率表示部205に表示して(S21)、処理を終了する。
一方、合成プリズム度数(P)が2プリズムディオプタを超える場合(S19;Y)、表示制御部32は、被検レンズLに対する屈折率測定用部材20の密着状態を確認するように指示する「ゲルの装着状態を確認してください」等のメッセージを、メッセージ表示部208に表示させる(S22)。
なお、ここでユーザが確認すべきことは、被検レンズL両面の保持部材22が互いに平行となるように屈折率測定用部材20が装着されているか否かであるので、「レンズ両面のゲルを平行に装着してください」などのメッセージを表示するようにしてもよい。また、屈折率測定用部材20の装着位置が被検レンズLの中心位置からずれていることも考えられるので、「ゲルの装着位置を調整してください」など、屈折率測定用部材20の位置を変更するように指示するメッセージを表示するようにしてもよい。
ユーザが、屈折率測定用部材20の装着状態を確認してレンズ支持部13b上に再びセットするとともに(S23)、測定ボタン11を操作して測定開始を要求したら(S15)、ステップS16からの処理を再度実行する。このループ処理は、ステップS19において合成プリズム度数(P)が2プリズムディオプタを超えないと判断されるまで反復される。以上が、レンズメータ1によるレンズ素材の屈折率測定処理である。
(具体例)
以上の処理の具体例について、画面Gの表示の推移とともに説明する。
ユーザは、モード切換ボタン10を操作して「屈折率測定モード」に設定すると(S1)、表示部3に図11に示した画面Gが表示される(S2)。この画面Gには、図12に示したグラフィックやメッセージが表示されている。
レンズ屈折率測定の第1段階として、被検レンズL単体の屈折率を測定する。そのために、まず、ユーザは、被検レンズLのみをレンズ支持部13bにセットして(S3)、測定ボタン11を操作して測定を開始する(S4)。レンズメータ1は、被検レンズL単体の球面度数S、乱視度数C、乱視軸角度A、プリズム度数P、強主経線方向の屈折力S+C等の光学特性値を求め(S5)、画面Gに表示させる(S6)。ここでS=−4.05D、C=−3.97D、A=180°であったとすると、図14に示す画面Gが表示される。なお、S+C=−4.05+(−3.97)=−8.02Dである。
次に、測定された被検レンズL単体のプリズム度数Pが2プリズムディオプタを超えているか否か判断する(S7)。ここでP>2プリズムディオプタとすると、(S8;Y)、メッセージ「レンズのセット位置を変更してください」メッセージが画面Gに表示される(S9)。ユーザは、このメッセージを参照して、被検レンズLのセット位置を変更し(S10)、被検レンズL単体の屈折力測定を再度開始する(S4)。
今回測定されたプリズム値Pは、2プリズムディオプタ以下となったとすると(S8;Y)、強主経線方向の屈折力S+C=−8.02Dに応じた屈折率測定用部材20A、20α(図5、6参照)を選択する(S11)。なお、この屈折率測定用部材20A、20αの識別情報の色は「赤」である。
画面Gには、メッセージ「赤色のマークが付いたゲルをレンズに装着して下さい」が表示されるとともに(S12)、赤色のマーク(識別情報)が付された屈折率測定用部材20A、20αが密着された状態の被検レンズLがレンズ支持部13bにセットされた状態を表すグラフィック(図13参照)が表示される(S13)。
ユーザは、このグラフィック等を参照して、屈折率測定用部材20A、20αを被検レンズLに装着し、レンズ支持部13b上にセットし(S14)、第2段階の測定を開始する(S15)。レンズメータ1は、屈折率測定用部材20A、20αが装着された被検レンズLの合成球面度数(S)、合成乱視度数(C)、合成乱視軸角度(A)、合成プリズム度数(P)、強主経線方向の合成屈折力(S+C)等の光学特性値を求め(S16)、(S)、(C)の値を画面Gに表示させる(S17)。ここで、(S)=−0.55D、(C)=−0.46D、(S+C)=(S)+(C)=−1.01Dであったとすると、図15に示す画面Gが表示される。
続いて、測定された合成プリズム度数(P)が2プリズムディオプタを超えているか否か判断する(S18)。超えないとすると(S19;N)、第1段階の測定で得られた被検レンズL単体の屈折力S+C=−8.02Dと、第2段階の測定で得られた合成屈折力(S+C)=−1.01Dと、屈折率測定用部材20の屈折率=n(=−1.500とする)とを、上記[数1]の式に代入して被検レンズLのレンズ素材の屈折率n=1.572を求め(S20)、その値を画面Gに表示する(S21)。図16は、レンズ素材の屈折率の測定値を表示した画面Gを表している。
[作用効果]
以上のような本実施形態のレンズメータ1によれば、次のような作用効果を得ることができる。
まず、第2段階の測定にて使用される屈折率測定用部材20として、被検レンズLの表面L1a〜L4aに合わせた形状に形成された密着面21Aa〜21Daを有し透明かつ柔軟で既知の屈折率nを有する密着部材21A〜21Dを含む屈折率測定用部材20A〜20Dと、被検レンズLの裏面L1b〜L4bに合わせた形状に形成された密着面21αa〜21δaを有し透明かつ柔軟で既知の屈折率nを有する密着部材21α〜21δを含む屈折率測定用部材20α〜20δとを使用しているので、屈折率測定用部材20と被検レンズLとがずれてしまう事態を防止できる上、屈折率測定用部材20を被検レンズLのレンズ中心近傍に容易に装着できる。また、被検レンズLに対する屈折率測定用部材20の密着状態が良好となるため、レンズ両面における保持部材22(プレート)の平行性が向上し測定精度が向上される。また、被検レンズLと屈折率測定用部材20との接触面における気泡の介在を減少でき、測定精度を向上できる。以上より、本実施形態によれば、従来問題となっていた(特許文献2参照)測定精度低下の問題を解消しつつ、2段階の迅速かつ容易な測定手法でレンズ素材の屈折率測定を求めることができる。
また、透明なプレート状の保持部材22により密着部材21を保持するとともに、保持部材22の径を密着部材21よりも意図的に大きく形成されているので、保持部材22を持って装着作業を行うことにより、屈折率測定用部材20のハンドリングが向上し、被検レンズLのレンズ中心近傍に容易かつ迅速に装着できる。なお、本発明者による確認検査によれば、このような構成としたことにより、装着作業を手作業で行っても、レンズ両面側の保持部材22の平行性を所定のプリズム値(2プリズムディオプタ)以下とすることができ、十分な精度で測定を実施できることが分かった。
また、密着面の形状の異なる複数の屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δを設けているので、被検レンズLのレンズ面の形状(曲率)に応じて適当なものを選択的に使用することができ、測定精度の向上が図られている。
また、複数の屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δには、それぞれ識別情報が設けられているので、それらを混同するおそれが回避され、目的の屈折率測定用部材20を的確に選択して使用できる。それにより、測定精度の劣化が防止される。
また、複数の屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δの内、同時に使用される一対(たとえば屈折率測定用部材20A、20α)には、ともに赤い色の識別情報が設けられている。それにより、それら一対の屈折率測定用部材20は同時に使用されるものであることを容易に認識でき、誤った組み合わせの屈折率測定用部材20を使用することがなくなる。なお、同時に使用される一対の屈折率測定用部材20は、このように同じ色の識別情報により関連付けられる必要はなく、文字、図形、記号などにより互いに関連付けることができる。
また、本実施形態のレンズメータ1によれば、第1段階の測定で求められた被検レンズLの屈折力に基づいて、屈折率測定用部材20A〜20D、20α〜20δの内から、適当な一対を選択し、その一対の屈折率測定用部材20に設けられた識別情報(の少なくとも一部;たとえば色)を表示するように構成されているので、第2段階の測定に適用すべき屈折率測定用部材20を容易に知ることができる。それにより、測定精度の向上が図られるとともに、測定の迅速化、容易化を図ることができる。なお、第2段階で適応すべき一対の屈折率測定用部材20を示す表示内容は、識別情報全体であってもよいし、その一部であってもよい。ただし、その一対を他の屈折率測定用部材20と区別可能な情報を表示する必要がある。
また、本実施形態によれば、第2段階の測定で得られた合成プリズム度数(P)が所定値(2プリズムディオプタ)を超えるか否かを判断するとともに、その合成プリズム度数(P)が当該所定値を超えると判断されたときに、屈折率測定用部材20の密着状態を確認するように指示するメッセージや、被検レンズLに対する屈折率測定用部材20の密着位置を変更するように指示するメッセージなどを表示するように構成されているので、一対の屈折率測定用部材20の保持部材22が互いに平行になるように装着されていない不適当な状態で第2段階の測定が実施されたことを検出できるとともに、それらの装着状態を好適な状態(保持部材22が互いに平行となる状態)に補正して、第2段階の測定を再度実施させることができる。それにより、精度の高い測定を行うことができる。
また、第1の段階の測定で得られた被検レンズL単体のプリズム度数Pが所定値(2プリズムディオプタ)を超えるか否かを判断し、そのプリズム度数Pが当該所定値を超えると判断されたときにレンズ支持部13bに対する被検レンズLのセット位置の変更して第1段階の測定を再度実施するように指示するメッセージを表示するように構成されているので、測定精度の向上を図ることができる。
なお、第1、2段階の測定により得られたプリズム度数P、合成プリズム度数(P)の判断に用いられる上記「所定値」は、2プリズムディオプタに限定されるものではない。この「所定値」は、レンズメータ1の測定精度等のファクタに応じて適宜設定される値である。
また、本実施形態によれば、ユーザが屈折率測定モードを選択したときに、第1段階の測定の態様を表す情報として、被検レンズLのみをレンズ支持部13bに支持させるように指示するメッセージを表示するとともに、第2段階の測定の態様を表す情報として、密着部材21が両レンズ面に密着された状態の被検レンズLをレンズ支持部13bに支持させるように指示するメッセージを表示するように構成されているので、ユーザは、レンズ素材の屈折力を測定するときの手順を容易に把握することができる。それにより、測定の迅速化を図ることができる。また、これらのメッセージとして、被検レンズL(及び屈折率測定用部材20)の支持状態を表すグラフィック(画像情報)を表示することにより、手順の把握を更に容易にすることができる。
[変形例]
本発明に係るレンズメータは、以上に詳述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形することが可能である。以下、そのような変形例の一例について説明する。
(第1の変形例)
第1の変形例として、第1段階の測定で得られた被検レンズL単体のプリズム度数(P)が大きいことにより測定を正確に行えない場合において、被検レンズLのセット位置を変更するようにユーザを促すための構成の一例について説明する。
従来から、被検レンズにおける球面度数、乱視度数、プリズム度数等の光学特性値の分布を測定してマッピング表示するレンズメータが用いられている(たとえば、本出願人による特開平11−211616号公報明細書参照)。このようなレンズメータに本発明に係る構成を適用する場合、次のような処理を行うことができる。
まず、第1段階の測定において、被検レンズLのプリズム度数分布P(x、y)を取得する(ここで、(x、y)は、被検レンズL上の位置を表す2次元座標系である)。次に、このプリズム度数分布P(x、y)において、度数が所定値(たとえば2プリズムディオプタ)以下である被検レンズ上の位置を検出する。すなわち、P(x0、y0)≦2であるような(x0、y0)を求める。当該検出処理は、CPU(検出手段)によって実行される。そして、検出された被検レンズL上の位置(x0、y0)を表示部3(表示手段)に表示させる。この表示は、グラフィック表示(マッピング表示)であることが望ましい。ユーザは、この表示を参照して、プリズム度数Pが2プリズムディオプタ以下であるような被検レンズL上の位置を把握し、その位置(の近傍)をレンズ支持部13b上端に配置させるように被検レンズLのセット位置を補正して、第1段階の測定を再度行う。それにより、測定精度の向上を図ることができる。
(第2の変形例)
第2の変形例は、被検レンズLのレンズ面と屈折率測定用部材20の密着面21aとの間に気泡が介在することによる測定精度の低下を防止するためのものである。
レンズ面と密着面21aとの間に気泡が介在すると、その気泡の部分において光学特性値が不連続になったり歪んだりする。そこで、まず、第1の変形例と同様に、被検レンズの光学特性値(特に球面度数、乱視度数など)の分布を測定する。次に、測定された分布を解析して、光学特性値が不連続となる位置や歪んでいる位置を検出する。当該検出処理は、CPU(気泡検出手段)により実行される。不連続や歪みが生じている位置が無い場合には、気泡は無いものと推定される。一方、光学特性値が不連続となったり歪んだりしている位置が存在する場合には、その位置に気泡が存在しているものと推定され、その旨を表すメッセージを表示部3に表示させる。当該メッセージは、「気泡がないか確認してください」等の文字メッセージであってもよいし、光学特性値が不連続となる位置を表すようなグラフィックであってもよい。
このような構成は、密着部材21の密着面21aや、保持面22の保持面22aの対向面の汚れ等の検出についても適用できる。すなわち、屈折率測定用部材20の使用がかさむにつれて、ユーザの指先等の汚れや空気中の塵埃などが密着面21a等に付着し、測定精度が劣化するおそれがある。そこで、測定された光学特性値の分布を解析して、光学特性値が不連続になっている位置や歪んでいる位置を求める。そのような位置が存在する場合には、「汚れがないか確認してください」等の文字メッセージを表示させたり、その位置をグラフィック表示させたりすることができる。
(その他変形例)
レンズ素材の屈折率測定では、被検レンズ単体の屈折力測定(第1段階)と、屈折率測定用部材を装着した被検レンズの合成屈折力測定(第2段階)の双方を、被検レンズ上の概ね同一の測定点で実施する必要がある。そのために、次のような第1、2の構成の一方又はそれらを組み合わせた構成を適用することが可能である。
第1の構成として、ハルトマンプレート111(図3(A)参照)の中心近傍に開口部を形成しない領域(欠損領域と呼ぶこととする。)を設ける。この欠損領域は、たとえば、被検レンズを支持するレンズ支持部113bの下部に設けられる。それにより、ハルトマンプレート111の多数の開口部111aを通過してCCD115に投影される多数の測定光の分布には、当該欠損領域に対応する測定光の無い領域が形成される。そこで、第1段階及び第2段階のそれぞれの測定において、この欠損領域の位置を測定点を特定するマーカとして使用することにより、第1、2段階における測定点を概ね同じ位置にすることができる。
第2の構成は、眼鏡フレームに枠入れされた被検レンズの屈折率を測定するときに適用可能なものである。すなわち、上記実施形態のレンズメータ1には、眼鏡の鼻当てを支持する鼻当て支持部材9と、眼鏡及び鼻当て支持部材9とを左右に移動させるスライダ9aとが設けられている。眼鏡は、鼻当て支持部材9に係合されることにより、常にほぼ同じ位置にて支持される。それにより、スライダ9aの位置を固定して第1、2段階の測定を実施すれば、概ね同一の測定点にて測定を行うことができる。また、左右に移動するスライダ9aの位置を検出するセンサ(たとえばポテンショメータ等)を設けるなどすることにより、スライダ9aを所望の位置に移動できるように構成することにより、枠入れされた左右の眼鏡レンズのそれぞれについて、第1、2段階の測定を同じ測定点にて実施することが可能となる。
その他の変形例として、被検レンズの屈折率の分布(屈折率マップ)を求める構成を採用することができる。そのために、たとえば、被検レンズの複数の測定点について上記実施形態や変形例の手法により屈折率を取得するとともに、取得した各屈折率とその測定点の座標とを関連付けることにより、屈折率マップを作成することができる。作成された屈折率マップは、表示部3に表示したり、印刷出力したりすることができる。それにより、被検レンズ上における屈折率の分布状態を容易に把握することが可能となる。当該変形例は、素材の異なる複数のレンズを貼り合わせるなどして合成して形成された被検レンズの屈折率を取得するためなどの用途に好適である。
本発明に係るレンズメータの実施形態の外観構成の一例を表す概略斜視図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が備える光学系の構成の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が備える光学系の構成の一例を表す概略図である。図3(A)は、ハルトマンプレートの構成の一例を表す概略図である。図3(B)は、4孔タイプのプレートの一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態において使用される屈折率測定用部材の構成の一例を表す概略図である。図4(A)は屈折率測定用部材の概略側面図であり、図4(B)はその概略上面図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態において、被検レンズの表面に装着される屈折率測定用部材の構成の一例を表す概略図である。図5(A)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が−5ディオプタ以下の場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図5(B)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が−5ディオプタより大きく0ディオプタより小さい場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図5(C)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が0ディオプタより大きく5ディオプタより小さい場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図5(D)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が5ディオプタ以上の場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。 本発明に係るレンズメータの実施形態において、被検レンズの裏面に装着される屈折率測定用部材の構成の一例を表す概略図である。図6(A)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が−5ディオプタ以下の場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図6(B)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が−5ディオプタより大きく0ディオプタより小さい場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図6(C)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が0ディオプタより大きく5ディオプタより小さい場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。図6(D)は、被検レンズの強主経線方向の屈折力が5ディオプタ以上の場合に使用される屈折率測定用部材の構成を表す。 本発明に係るレンズメータの実施形態による測定に供される被検レンズの構成の一例を表す概略側面図である。図7(A)は、強主経線方向の屈折力が−5ディオプタ以下の被検レンズの構成を表す。図7(B)は、強主経線方向の屈折力が−5ディオプタより大きく0ディオプタより小さい被検レンズの構成を表す。図7(C)は、強主経線方向の屈折力が0ディオプタより大きく5ディオプタより小さい被検レンズの構成を表す。図7(D)は、強主経線方向の屈折力が5ディオプタ以上の被検レンズの構成を表す。 本発明に係るレンズメータの実施形態が備える制御系の構成の一例を表す概略ブロック図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 本発明に係るレンズメータの実施形態が実行する処理の一例を表すフローチャートである。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。 本発明に係るレンズメータの実施形態が表示する画面の一例を表す概略図である。
符号の説明
1 レンズメータ
2 本体
3 表示部
3a 表示画面
4、5 光学部材収納部
6 レンズ受けテーブル
7 レンズ当て
8 操作レバー
9 鼻当て支持部材
9a スライダ
10 モード切換ボタン
11 測定ボタン
13 レンズ受け
13a 透明板
13b レンズ支持部
20、20A〜20D、20α〜20δ 屈折率測定用部材
21、21A〜21D、21α〜21δ 密着部材
21a、21Aa〜21Da、21αa〜21δa 密着面
22、22A〜22D、22α〜22δ 保持部材
22a、22Aa〜22Da、22αa〜22δa 保持面
30 CPU
31 制御部
32 表示制御部
33 測定処理部
34 屈折力算出部
35 屈折力判断部
36 部材選択部
37 合成屈折力判断部
38 素材屈折率算出部
40 プログラム記憶部
41 制御プログラム
42 関連情報
100 照明光学系
101 LED
102 コリメータレンズ
110 受光光学系
111 ハルトマンプレート
111a 開口部
111′ 4孔プレート
111a′ 開口部
112 スクリーン
113 フィールドレンズ
114 結像レンズ
115 CCD
201 レンズ種別表示部
202 スケール
203 屈折力表示部
204 合成屈折力表示部
205 屈折率表示部
207 ステップ表示部
208 メッセージ表示部
209 グラフィック表示部
L、L1〜L4 被検レンズ
L1a〜L4a 表面
L1b〜L4b 裏面
G 画面

Claims (19)

  1. 被検レンズを支持する支持手段と、
    前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、
    前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、
    前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、
    前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段を備え
    前記第1の密着部材の前記第1の密着面の形状が異なる複数の前記第1の屈折率測定用部材を備え、
    前記第2の密着部材の前記第2の密着面の形状が異なる複数の前記第2の屈折率測定用部材を備え、
    前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材のそれぞれには、識別情報が設けられ、
    前記第1の算出手段により算出された前記被検レンズの屈折力に基づいて、前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材の内から、一対の前記第1及び第2の屈折率測定用部材を選択する選択手段と、
    前記選択された前記一対の第1及び第2の屈折率測定用部材に設けられた前記識別情報の少なくとも一部を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とするレンズメータ。
  2. 前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材の内、同時に使用される前記第1の屈折率測定用部材及び前記第2の屈折率測定用部材には、互いに関連付けられた前記識別情報が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
  3. 前記複数の第1の屈折率測定用部材のそれぞれは、前記第1の密着面の対向面に密着されて前記第1の密着部材を保持する透明かつ平板状の第1の保持部材を含み、前記第1の密着部材とそれを保持する前記第1の保持部材とには互いに関連付けられた前記識別情報が設けられ、
    前記複数の第2の屈折率測定用部材のそれぞれは、前記第2の密着面の対向面に密着されて前記第2の密着部材を保持する透明かつ平板状の第2の保持部材を含み、前記第2の密着部材とそれを保持する前記第2の保持部材とには互いに関連付けられた前記識別情報が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズメータ。
  4. 前記識別情報は、色、文字、図形もしくは記号又はそれらの内の2つ以上の結合からなることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  5. 前記第1の算出手段及び/又は前記第2の算出手段による算出結果を表示する表示手段を更に備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  6. 被検レンズを支持する支持手段と、
    前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、
    前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、
    前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、
    前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段を備え
    前記第1の算出手段により算出される前記合成屈折力には、前記被検レンズと前記第1の密着部材と前記第2の密着部材との合成プリズム度数が含まれ、
    前記算出された合成プリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する合成屈折力判断手段と、
    前記合成プリズム度数が前記所定値を超えると前記判断されたときにメッセージを表示する表示手段と、
    を更に備えることを特徴とするレンズメータ。
  7. 前記表示手段に表示される前記メッセージは、前記被検レンズに対する前記第1及び第2の密着部材の密着状態を確認するように指示するメッセージを含むことを特徴とする請求項に記載のレンズメータ。
  8. 前記表示手段に表示される前記メッセージは、前記被検レンズに対する前記第1及び第2の密着部材の密着位置を変更するように指示するメッセージを含むことを特徴とする請求項に記載のレンズメータ。
  9. 被検レンズを支持する支持手段と、
    前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、
    前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、
    前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、
    前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段を備え
    前記第1の算出手段により算出される前記被検レンズの屈折力には、前記被検レンズのプリズム度数が含まれ、
    前記算出されたプリズム度数が所定値を超えるか否かを判断する屈折力判断手段と、
    前記プリズム度数が前記所定値を超えると前記判断されたときにメッセージを表示する表示手段と、
    を更に備えることを特徴とするレンズメータ。
  10. 被検レンズを支持する支持手段と、
    前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、
    前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、
    前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、
    前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段を備え
    前記第1の算出手段により算出される前記被検レンズの屈折力には、前記被検レンズにおけるプリズム度数分布が含まれ、
    前記算出されたプリズム度数分布において、プリズム度数が所定値以下である前記被検レンズ上の位置を検出する検出手段と、
    前記検出された前記被検レンズ上の位置を表示する表示手段と、
    を更に備えることを特徴とするレンズメータ。
  11. 前記表示手段は、前記表示された前記被検レンズ上の位置に前記第1及び第2の密着部材を密着させるように指示するメッセージを更に表示することを特徴とする請求項10に記載のレンズメータ。
  12. 被検レンズを支持する支持手段と、
    前記支持された被検レンズに測定光を投射する照明光学系と、
    前記被検レンズを透過した前記測定光を受光する受光光学系と、
    前記被検レンズの一方の面の形状に合わせて形成された第1の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第1の密着部材を含む第1の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズの他方の面の形状に合わせて形成された第2の密着面を有し透明かつ柔軟で既知の屈折率を有する第2の密着部材を含む第2の屈折率測定用部材と、
    前記被検レンズのみが前記支持手段に支持されているときに前記受光光学系により受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズの屈折力を算出するとともに、前記第1及び第2の密着面が前記表面及び裏面にそれぞれ密着された状態の前記被検レンズが前記支持されているときに前記受光された前記測定光に基づいて、前記被検レンズと前記第1の屈折率測定用部材と前記第2の屈折率測定用部材との合成屈折力を算出する第1の算出手段と、
    前記算出された前記屈折力及び前記合成屈折力と、前記第1及び第2の密着部材の前記屈折率とに基づいて、前記被検レンズを形成する素材の屈折率を算出する第2の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記合成屈折力に基づいて、前記第1の密着部材又は前記第2の密着部材と前記被検レンズとの間の気泡を検出する気泡検出手段と、
    前記気泡が検出されたときにメッセージを表示する表示手段と、
    を更に備えることを特徴とするレンズメータ。
  13. 前記第1の屈折率測定用部材は、前記第1の密着面の対向面に密着されて前記第1の密着部材を保持する、透明かつ平板状の第1の保持部材を含み、
    前記第2の屈折率測定用部材は、前記第2の密着面の対向面に密着されて前記第2の密着部材を保持する、透明かつ平板状の第2の保持部材を含む、
    ことを特徴とする請求項6ないし12のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  14. 前記第1の保持部材及び前記第2の保持部材は、それぞれ、前記第1の密着部材及び前記第2の密着部材よりも大きな径を有するように形成されていることを特徴とする請求項13に記載のレンズメータ。
  15. 前記第1の密着部材の前記第1の密着面の形状が異なる複数の前記第1の屈折率測定用部材を備え、
    前記第2の密着部材の前記第2の密着面の形状が異なる複数の前記第2の屈折率測定用部材を備える、
    ことを特徴とする請求項6ないし12のいずれか一項に記載のレンズメータ。
  16. 前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材のそれぞれには、識別情報が設けられていることを特徴とする請求項15に記載のレンズメータ。
  17. 前記複数の第1及び第2の屈折率測定用部材の内、同時に使用される前記第1の屈折率測定用部材及び前記第2の屈折率測定用部材には、互いに関連付けられた前記識別情報が設けられていることを特徴とする請求項16に記載のレンズメータ。
  18. 前記複数の第1の屈折率測定用部材のそれぞれは、前記第1の密着面の対向面に密着されて前記第1の密着部材を保持する透明かつ平板状の第1の保持部材を含み、前記第1の密着部材とそれを保持する前記第1の保持部材とには互いに関連付けられた前記識別情報が設けられ、
    前記複数の第2の屈折率測定用部材のそれぞれは、前記第2の密着面の対向面に密着されて前記第2の密着部材を保持する透明かつ平板状の第2の保持部材を含み、前記第2の密着部材とそれを保持する前記第2の保持部材とには互いに関連付けられた前記識別情報が設けられている、
    ことを特徴とする請求項16に記載のレンズメータ。
  19. 前記識別情報は、色、文字、図形もしくは記号又はそれらの内の2つ以上の結合からなることを特徴とする請求項16ないし請求項18のいずれか一項に記載のレンズメータ。
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