JP5020191B2 - ケーブル式操作装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ケーブルが進退することによって可動部材を動かすケーブル式操作装置に関する。
特許文献1に、ケーブル式操作装置であるパーキングブレーキ装置が開示されている。このパーキングブレーキ装置は、バッキングプレートに対して移動可能に設けられたパーキングレバーと、パーキングレバーに連結されたパーキングケーブルを備えている。パーキングケーブルは、パーキングレバーに対して進退可能に配索されており、パーキングケーブルに加えた操作力が、パーキングレバーに伝達されるようになっている。
パーキングケーブルは、コイルバネによって案内されている。コイルバネは、パーキングレバーの動作に応じて伸縮することができるので、パーキングレバーの動作を阻害することなくパーキングケーブルを案内することができる。
特許文献1のケーブル式操作装置には、コイルバネを支持するリテーナプレートが設けられている。リテーナプレートには、コイルバネの側方から接触するガイド面が形成されている。ガイド面は、コイルバネに接触してコイルバネを案内する。
実公昭62−13891号公報
コイルバネが伸縮すると、コイルバネは、ガイド面に対して摺動することとなる。これにより、コイルバネが磨耗する。コイルバネが磨耗すると、コイルバネが腐食し、ケーブル式操作装置の耐久性が低下する。
本発明は、前記した事情を鑑みてなされたものであり、コイルバネの磨耗を低減することができる技術を提供することを目的とする。
本明細書で開示される技術は、ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置に具現化される。ケーブル式操作装置は、可動部材と、一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、前記ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材と、一端が前記可動部材に固定され、他端が前記支持部材に固定され、その内孔に前記ケーブルが挿通されているコイルバネ、を備え、前記可動部材と前記支持部材の少なくとも一方には、前記コイルバネに側方から接触するガイド面が形成されており、前記ガイド面の少なくとも一部には、アルマイト処理が施されており、前記コイルバネには、少なくとも前記ガイド面と接触する範囲に、金属メッキが施されていることを特徴とする。
本明細書で開示される他の技術は、ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置に具現化される。このケーブル式操作装置は、可動部材と、一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材と、一端が可動部材に固定され、他端が支持部材に固定され、その内孔にケーブルが挿通されているコイルバネを備えている。可動部材と支持部材の少なくとも一方には、コイルバネに側方から接触するガイド面が形成されている。そして、ガイド面の少なくとも一部には、アルマイト処理が施されている。
このケーブル式操作装置では、コイルバネと接触するガイド面にアルマイト処理が施されている。この結果、コイルバネが伸縮する際のコイルバネとガイド面との摺動性が向上する。これにより、コイルバネの磨耗が低減される。
このケーブル式操作装置では、コイルバネに、少なくともガイド面と接触する範囲に、金属メッキが施されていることが好ましい。
この構成によれば、コイルバネが伸縮する際のコイルバネとガイド面との摺動性がより向上する。これにより、コイルバネの磨耗がより効果的に低減される。
コイルバネに施される金属メッキは、鉄亜鉛メッキであることが好ましい。
本発明者らの実験の結果、金属メッキの中でも、鉄亜鉛メッキが最も効果的にコイルバネの磨耗が低減されることがわかった。
本発明によると、コイルバネの磨耗が低減されるため、コイルバネの耐食性が向上する。これにより、ケーブル式操作装置の耐久性を向上させることができる。
本発明の技術的特徴を列記する。
(特徴1) 本発明のケーブル式操作装置は、自動車のパーキングブレーキ装置に好適に用いられる。しかしながら、パーキングブレーキ装置以外でも、ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置に適用することができる。この結果、コイルバネの磨耗量を低減することができ、ケーブル式操作装置の耐久性を向上させることができる。
(特徴2) 支持部材は、1つでもよく、複数設けられていてもよい。また、各支持部材に、ガイド面が形成されていてもよい。この場合、少なくとも1つのガイド面にアルマイト処理が施されていてもよく、全てのガイド面にアルマイト処理が施されていてもよい。これにより、アルマイト処理が施されたガイド面と摺動する部分のコイルバネの磨耗量を低減させることができる。
(特徴3) アルマイト処理は、支持部材のガイド面の少なくとも一部に施されていればよく、支持部材の表面全体に施されていてもよいし、ガイド面の少なくとも一部とガイド面以外の支持部材の表面の少なくとも一部に施されていてもよい。このいずれによっても、アルマイト処理が施されたガイド面と摺動する部分のコイルバネの磨耗量を低減させることができる。
(特徴4) コイルバネは、少なくともガイド面と接触する範囲に、金属メッキが施されていればよく、ガイド面と接触しない範囲の一部又は全部に金属メッキが施されていてもよい。このいずれによっても、アルマイト処理が施されたガイド面と摺動する部分のコイルバネの磨耗量を低減させることができる。
本発明を具現化した実施例にかかるケーブル式操作装置を図面に基づいて説明する。実施例では、自動車のパーキングブレーキ装置に用いられるケーブル式操作装置について説明する。図1は、自動車の後輪に配置されているドラム式のブレーキ装置10の一部抜粋図である。ブレーキ装置10は、バックプレート12とブレーキシューアッセンブリ14とケーブル式操作装置50等を備えている。
バックプレート12は円板形状の基部12aと、基部12aの外周端に沿った円筒形状の外周部12bを有している。ドラム(図示省略)は、外周部12bに沿って配置される。
ブレーキシューアッセンブリ14は、ブレーキシュー16,18とシリンダ20と間隔調整装置21とコイルバネ28,32とアンカー部材30を備えている。ブレーキシュー16,18は、バックプレート12の基部12aにそれぞれ支持されている。ブレーキシュー16,18は、左右対称に配置されている。ブレーキシュー16は、ライニング16aとリブ16bとウェブ16cを備えている。ウェブ16cは平板形状を有している。ウェブ16cはバックプレート12に略平行に配置されている。ウェブ16cは、シュー支持部材16dによって、基部12aに弾性的に支持されている。ウェブ16cの外側端(図1の左側の端)は円弧状に形成されている。リブ16bは、ウェブ16cの外側端に略垂直に固定されている略平板形状である。リブ16bの外側面には、ライニング16aが貼付されている。
ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と同様に、ライニング18aとリブ18bとウェブ18cを備えている。ウェブ18cは、シュー支持部材18dによって、基部12aに弾性的に支持されている。ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と略同一の構成であるため、ブレーキシュー16の説明と重複する部分については説明を省略する。ブレーキシュー18は、ブレーキシュー16と左右対称に配置されている。
ウェブ16c,18cの上端は、シリンダ20内のピストン(図示省略)にそれぞれ係合している。シリンダ20は、基部12aに固定されている。シリンダ20の下方には、コイルバネ28が配置されている。コイルバネ28は、その左端がウェブ16cに係合しており、その右端がウェブ18cに係合している。コイルバネ28は、ブレーキシュー16,18の間隔を小さくする方向に付勢している。また、ウェブ16cの下端側には、コイルバネ32が配置されている。コイルバネ32は、その左端がウェブ16cの下端に係合しており、その右端がウェブ18cの下端に係合している。コイルバネ32は、ブレーキシュー16,18の間隔を小さくする方向に付勢している。コイルバネ32の上方にはアンカー部材30が配置されている。アンカー部材30はウェブ16c,18cの下端をそれぞれ支持している。
間隔調整装置21は、ストラット22とレバー24とコイルバネ26を備えている。ストラット22は、コイルバネ28の内孔に挿通されている。ストラット22の右端は、ウェブ18cに係合している。ストラット22の左端は、後述するブレーキレバー52に係合している。ストラット22は、ストラット22の長手方向(図1の左右方向)の長さを調整するダイアル22aを備えている。ダイアル22aは、レバー24の一端に当接可能に配置されている。レバー24は、ストラット22の右端に回動可能に支持されている。レバー24は、コイルバネ26によって反時計回りに付勢されている。コイルバネ26の一端は、ウェブ18cに係合している。間隔調整装置21は、必要に応じて、コイルバネ26によってレバー24が回動され、ダイアル22aを回動させてストラット22の長さを調整する。これにより、ブレーキシュー16,18の間隔が調整される。
ケーブル式操作装置50は、ケーブル54とブレーキレバー52とコイルバネ56と支持部材58を備えている。ブレーキレバー52は、ウェブ16cと基部12aとの間に配置されている。ブレーキレバー52は、ブレーキ装置10の上下方向に伸びる平板形状である。ブレーキレバー52の上端部は、ウェブ16cの上部に貫通して固定されているピン60に回動可能に支持されている。ブレーキレバー52のピン60よりも下方には、ストラット22の左端が係合している。ブレーキレバー52の下端には、ケーブル支持部52aが形成されている。ケーブル支持部52aは、断面がU溝形状である。ケーブル支持部52aは、ケーブル54の一端を支持している。ケーブル54は、全長に亘ってその表面に樹脂が被覆されている。ケーブル54は、コイルバネ56の内孔に挿通されている。ケーブル54の一端には、コイルバネ56の端部のコイル径よりも径の大きい円柱形状のケーブルエンド54aが固定されている。ケーブルエンド54aは、例えば、四角柱形状、六角柱形状等の多角形の柱状であってもよい。ケーブルエンド54aは、ケーブル支持部52aの左端と当接している。これにより、ケーブル54がブレーキレバー52に固定されている。ケーブル54の他端には、パーキングブレーキレバー(図示省略)が接続されている。
コイルバネ56の右端は、支持部材58に支持されている。ケーブル54は、支持部材58の貫通孔58aを通ってブレーキ装置10内に配索されている。図2は、図1のII−II断面を示す断面図である。図2に示すように、ケーブル54は、貫通孔58aを通過することによって、支持部材58に支持されている。支持部材58は、アルミニウム合金で作製されている。支持部材58は、アルミダイカストを用いて作製されている。支持部材58には、ガイド面58bが形成されている。支持部材58には、その表面全体にアルマイト処理が施されている。
図3は、アルマイト処理の処理手順を示すフローチャートである。アルマイト処理は、まず、アルミダイカストで作製された支持部材58の表面を脱脂剤を用いて脱脂する(ステップS12)。続いて、支持部材58の表面に付着した脱脂剤を中和する(ステップS14)。支持部材58を陽極酸化させる(ステップS16)。陽極酸化工程では、電解液として、その温度がおよそ20℃の硫酸を用いて実施される。陽極酸化工程は、およそ30分間実施する。続いて、封孔工程(ステップS18)を実施する。その後、支持部材58を湯で洗浄して(ステップS20)、アルマイト処理を終了する。アルマイト処理によって、形成された酸化アルミニウムの膜厚は、およそ7μmである。上記したアルマイト処理では、陽極酸化工程(ステップS16)と封孔工程(ステップS18)の間に、染色工程を追加してもよい。染色工程では、支持部材58の表面に着色(例えば黒)する。例えば、染色工程は、染料を用いて支持部材58の表面に着色してもよく、支持部材58を電解溶中で二次的に電解し、アルマイト多孔層の最深部に金属を吸着析出させて着色してもよく、様々な染色方法を用いることができる。
コイルバネ56は、支持部材58のガイド面58bに当接して湾曲させられている。コイルバネ56の両端部は、いわゆる密着巻きとなっており、自然形状(無負荷時の形状)で隣接する素線同士が接触するように、密なピッチでまかれている。それに対して、コイルバネ56の中間部は、隣接する素線同士が離間するように、疎なピッチで巻かれている。特に限定されないが、本実施例コイルバネ56では、中間部におけるピッチが2.0mmとなっている。コイルバネ56は、その表面全体に鉄亜鉛メッキが施されている。
次に、ケーブル式操作装置50の動作について説明する。自動車の運転手がパーキングブレーキレバーを操作し、ケーブル54が図1の右側に引っ張られると、ブレーキレバー52がピン60を支点にして反時計回りに回動する。これにより、ストラット22を介してブレーキシュー18がアンカー部材30を支点にしてブレーキシュー16と離間する方向に移動される。それに伴って、ブレーキシュー16もアンカー部材30を支点にしてブレーキシュー18と離間する方向に移動される。その結果、ブレーキシュー16,18は、ドラムの内周面と接触する。これにより、パーキングブレーキが有効となる。このとき、コイルバネ56は、ブレーキレバー52と支持部材58によって圧縮方向に力が付与される。自動車の運転手がパーキングブレーキレバーを操作し、ケーブル54の引張力が緩められると、ブレーキレバー52は、コイルバネ56の付勢力によって、ピン60を支点にして時計回りに回動する。これにより、ブレーキシュー16,18が接近する方向に移動され、パーキングブレーキが解除される。
コイルバネ56は、ブレーキレバー52がケーブル54によって回動されるのに伴って、伸縮される。このとき、コイルバネ56は、支持部材58のガイド面58bに摺動する。このケーブル式操作装置50では、支持部材58の表面にアルマイト処理が施されている。コイルバネ56の表面には、鉄亜鉛メッキが施されている。この結果、コイルバネ56の磨耗が低減される。これにより、コイルバネ56の耐食性が向上する。本発明者らの実験によれば、ケーブル54の進退を10万回繰り返した場合、ガイド面58bと摺動したコイルバネ56の磨耗量は、およそ120μmであり、アルマイト処理されていないガイド面を用いた場合のコイルバネ56の磨耗量およそ232μmと比較して、その磨耗量が半減した。
また、コイルバネ56の金属メッキの種類を亜鉛メッキ、ニッケルメッキに変更して実験した場合でも、アルマイト処理が施されたガイド面58bを用いたケーブル式操作装置50のほうが、アルマイト処理されていないガイド面を用いたケーブル式操作装置よりもコイルバネ56の磨耗量が低減された。
また、金属メッキされていないコイルバネを用いたケーブル式操作装置よりも、金属メッキ(例えば、亜鉛メッキ、ニッケルメッキ、鉄亜鉛メッキ等)が施されたコイルバネ56を用いたケーブル式操作装置50の方が、コイルバネの磨耗量が低減した。特に、鉄亜鉛メッキが施されたコイルバネ56では、他の金属メッキよりも、格段に磨耗量が減少した。また、様々な金属メッキが施されたコイルバネを用いて、パーキングブレーキレバーを10万回操作した後のコイルバネに、塩水を噴霧する、いわゆる塩水噴霧試験を行った結果、鉄亜鉛メッキが施されたコイルバネ56では、他の金属メッキと比較して、格段に腐食発生開始時間が長くなった。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記した実施例では、支持部材58の表面全体にアルマイト処理が施されている。しかしながら、ガイド面58bの少なくとも一部のみにアルマイト処理が施されていてもよい。
また、例えば、上記した実施例では、コイルバネ56の表面全体に鉄亜鉛メッキが施されている。しかしながら、コイルバネ56のガイド面58bに摺動する範囲のみに鉄亜鉛メッキが施されていてもよい。
また、例えば、支持部材58が複数あってもよい。この場合、ガイド面58bは、いずれかの支持部材58に形成されていてもよい。
また、例えば、コイルバネ56は、密巻き部が設けられていなくてもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は、複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
実施例に係るブレーキ装置の平面図。 図1のII−II断面を示す断面図。 アルマイト処理の処理手順を示すフローチャート。
符号の説明
10:ブレーキ装置
12:バックプレート
14:ブレーキシューアッセンブリ
16,18:ブレーキシュー
50:ケーブル式操作装置
52:ブレーキレバー
52a:ケーブル支持部
54:ケーブル
56:コイルバネ
58:支持部材
58b:ガイド面

Claims (2)

  1. ケーブルを進退させることによってケーブルに連結された可動部材を動かすケーブル式操作装置であって、
    可動部材と、
    一端が可動部材に連結され、可動部材に対して進退可能に配索されたケーブルと、
    前記ケーブルをその配索経路上で支持する支持部材と、
    一端が前記可動部材に固定され、他端が前記支持部材に固定され、その内孔に前記ケーブルが挿通されているコイルバネ、
    を備え、
    前記可動部材と前記支持部材の少なくとも一方には、前記コイルバネに側方から接触するガイド面が形成されており、
    前記ガイド面の少なくとも一部には、アルマイト処理が施されており、
    前記コイルバネには、少なくとも前記ガイド面と接触する範囲に、金属メッキが施されていることを特徴とするケーブル式操作装置。
  2. 前記金属メッキは、鉄亜鉛メッキであることを特徴とする請求項に記載のケーブル式操作装置。
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