JP5019317B2 - 遊技機及び遊技機情報出力システム - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ店等の遊技場に設置されるスロットマシン等のメダル遊技機、パチンコ遊技機あるいは雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機などの遊技機に関し、特に、例えばメダルの投入・払い出し情報や得点増加装置の作動の有無などの複数種類の情報を外部の情報管理装置へ出力可能な遊技機、及びこの遊技機を含む遊技機情報出力システムに関する。
通常、スロットマシンやパチンコ遊技機などの遊技機を多数設置するホール(遊技場)では、営業上の管理を効率良く行うためにホールコンピュータと呼ばれる情報管理装置が設けられている。ホールコンピュータは、複数の遊技機をオンラインで接続し、それぞれの遊技機における各種遊技情報を集中して管理している。
具体的には、遊技者がゲームを開始する際に投入したメダルの投入情報や入賞などで払い出されたメダルの払出情報などをホールコンピュータへ出力することで、各遊技機の1日のメダルの収支(差玉)に基づく売上げが集中管理されている。また、遊技機の例えば図柄変動装置を構成するリールの駆動パルス信号がホールコンピュータに出力され、これに基づきホール内の遊技機の稼働状態がリアルタイムに把握されている。更には、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの得点増加装置(大当たり)の当選状態、またチャレンジタイム(CT)やリプレイ(RP)などの特別遊技の作動の有無をホールコンピュータが集中管理することで、遊技者に対してはこれらの情報を集計した大当たり回数等の履歴をデータカウンタに表示するなど、ゲームに有用な情報やサービスの提供をも可能としている。
従来の遊技機は、それぞれの筐体内に設けられている「外部集中端子板」と呼ばれる外部インターフェース基板を介してパラレルの複数の信号線でホールコンピュータと接続されている。すなわち、外部集中端子板は、上述の遊技情報の種類ごとに予め対応付けられている信号線に対しスイッチ出力(またはコンパレータ出力)することで、2値の各情報をホールコンピュータへ送信している。また、この従来の遊技機では、設定されている出玉率の設定値を時系列のシリアル信号として上記外部集中端子板を介してホールコンピュータに送信している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−34261号公報(請求項5,[0004]〜[0006],[0077]〜[0081]、図9,図12)
ところで、近年、例えば設定変更に関する情報や扉開放に関する情報などの遊技機情報に基づく不正防止対策が有効であるとの知見から、従来の遊技情報に加えてかかる遊技機情報をもホールコンピュータへ出力したいとの要請が高まってきている。しかし、従来の遊技機においては、上述したように、上記出玉率の設定値以外の各情報をパラレルの信号線で出力しているため、ホールコンピュータへ出力する情報量を増やすには、送信側(遊技機)及び受信側(ホールコンピュータ)双方における通信装置の仕様変更、及びホールに敷設されている信号配線を増設するなど、既存の設備の大幅な変更・工事が必要とされ、またコスト的な問題が指摘されていた。
本発明は、こうした従来の課題を解決するためになされたものであり、既存の通信装置や配線設備等の大幅な変更・増設を伴うことなく、外部出力する情報の追加・増量を容易にまたはローコストで行えるようにした遊技機及び遊技機情報出力システムを提供することを目的としている。
上述した課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機であって、所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号を生成し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段と、前記複数の信号線で送信される信号を中継して出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス変換手段を有する情報増設基板と、を備え、前記情報増設基板は、前記データパルス信号を前記パルス変換手段に供給するか又は、前記データパルス信号をそのまま出力するかを切り替える切替スイッチを備えていることを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機に係り、前記情報増設基板は、前記複数のデータ信号の少なくとも一つを選択して、出力する選択スイッチを備えていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、 遊技機の複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機情報出力システムであって、前記複数種類の情報を所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号に変調し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段を有する遊技機と、前記複数の信号線で送信される信号を中継して前記情報管理装置へ出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス変換手段とを有する情報増設基板と、を備え、前記情報増設基板は、前記データパルス信号を前記パルス変換手段に供給するか又は、前記データパルス信号をそのまま出力するかを切り替える切替スイッチを備えていることを特徴としている。
また、請求項に記載の発明は、請求項に記載の遊技機情報出力システムに係り、前記情報増設基板は、前記複数のデータ信号の少なくとも一つを選択して、出力する選択スイッチを備えていることを特徴としている。
本発明の遊技機又は遊技機情報出力システムによれば、既存の通信装置や配線設備等の大幅な変更・増設を伴うことなく、情報増設基板をオプション的に設置するのみで遊技機から外部出力する情報の追加・増量を容易にかつローコストで実現することができる。
以下、本発明に関わる遊技機の好適な実施形態としてスロットマシン1を説明する。ここで、図1はスロットマシン1の前面外観構造を表した正面図である。
図1を参照し、スロットマシン1の前扉3の前面に形成されるフロントマスクは、上から上パネル部、中パネル部、下パネル部に概ね分けられ、これらは化粧板として視覚効果を高めてデザインされた硬質プラスチックにより一体的に形成されている。また、下パネル部の下方には、メダルを貯留するための受け皿が一体的に形成された硬質プラスチック製の成型品である受皿部材5が取り付けられている。
上パネル部には、高輝度の発光ダイオードを内蔵した上部ランプ6a及びコーナランプ6b、6c等の飾りランプが配置され、リーチや大当たり等の際に点灯または点滅して遊技者の視覚に訴える演出を行っている。また、上パネル部の左右位置にはスピーカを内蔵する放音部7a、7bが設けられ、効果音や楽音等によるゲームの演出を行っている。更に、各放音部7a、7bに挟まれる中央位置には、液晶表示ユニット8がその画面を臨ませて、前扉3の背後から取り付けられている。
なお、液晶表示ユニット8は、ゲームの進行に応じて適宜選択される動画像を表示して当該ゲームにストーリー性を与えたり、また、ボーナスゲーム等の大当たりの際には、よりダイナミックな画像を表示して、遊技者に高配当の期待感を引き起こしたりする等の演出を効果的に行っている。
前扉3の略中段に設けられる中パネル部は、中央に大きく開口する外郭枠を備え、その開口を塞ぐようにアクリル製の板である中パネル9が背後から取り付けられている。中パネル9の略中央には、長方形の透明な表示窓9aが形成されている。なお、筐体内に設けられている円筒状の3個のリール10a、10b、10cは、この表示窓9aを透して遊技者に目視される。
すなわち、各リール10a、10b、10cの周面には、複数の異なる種類を含む例えば21個の図柄(図示略)がほぼ等間隔で配列され、各リールが停止したときに表示窓9aに臨む縦3個、横3個(合計9個)の図柄が、当該表示窓に変動表示される。そして、ゲームの開始に際し、スロットマシン1に例えば3枚のメダルが賭けられると、横方向の3図柄が揃うそれぞれ3つのラインに加え、表示窓9aの対角方向に3図柄が揃うそれぞれ斜め2つの合計5つのラインが、入賞判定の基準となる有効ラインとして当該ゲームに設定される。
中パネル9の下方には、前方に若干突出する卓状の操作卓11が形成されている。この操作卓11の右方部には、ゲームに賭けるメダルを投入するためのメダル投入部15が設けられている。また、操作卓11には、ベットボタン12と、スタートレバー13と、3個のストップボタン14a、14b、14c等の操作スイッチがそれぞれ所定の位置に配設されている。
ベットボタン12は、ゲームに賭けるメダルの枚数を提示するための押圧式のボタンスイッチであり、本実施形態では1回の押圧操作で3枚のメダルが賭けられる。スタートレバー13は、リール10a、10b、10cの回転開始を指示するためのレバースイッチであり、先端に球形の操作ノブを有するレバーを上下左右の何れかの方向に傾倒操作するとオン作動し、レバーから手が離されるとスプリングの付勢力によって自動的に元の位置に戻ってオフ作動するように構成されている。ストップボタン14a、14b、14cは、各リール10a、10b、10cの回転停止を個別に指示するための押圧式のボタンスイッチであり、各リールの配列に対応してそれぞれ並設されている。
下パネル部は、スロットマシン1のモデルタイプ等を遊技者へ認識させるための、例えば登場キャラクターの絵柄(図示略)などが印刷されて表示される下パネル4と、その左右に設けられたサイドランプ4a、4bとを備えて構成されている。
前扉3の最下部に取り付けられる受皿部材5には、入賞等の際にメダルを受け皿へ払い出す開口であるメダル払出口16と、ゲームの進行に応じて演出効果音を発生させるスピーカを内蔵する放音部17a、17bとがそれぞれ配設されている。
スロットマシン1は、筐体内に内蔵されている主制御基板100によりゲーム動作が制御されている。主制御基板100は、CPU、ROM、RWM(Read/Write Memory)、その他リール10a、10b、10cや後述する外部集中端子板200と通信接続するインターフェース回路等が搭載されたマイコンベースの制御回路基板から構成されている。
主制御基板100は、遊技者がメダル投入部15よるメダル投入を検知すると、クレジットを加算して内部貯留する。そして、ベットボタン12の押圧操作に応じて、クレジットから3枚のメダルをゲームに賭ける。
このゲーム開始の状態で、スタートレバー13が傾倒操作されると、主制御基板100はリール10a、10b、10cを一斉に回転させる。これと同時に乱数値に基づく抽選(内部抽選)を行って、有効ラインに引き込み停止可能な図柄の組み合せ、すなわち入賞役を内定し若しくはハズレを決定する。この内部抽選の結果は、内部抽選結果フラグ(RWM)に記憶される。
次に、主制御基板100は、ストップボタン14a、14b、14cの押圧操作に応じて、順次対応するリールを停止させる。そして、主制御基板100は、全てのリール10a、10b、10cが停止したことを検知した後、各リール10a、10b、10cが有効ラインに表示する図柄の組み合せと、内部抽選フラグで参照される内部当選した入賞役に係る図柄の組み合せとが一致するか否か判定し、何れかの有効ラインにおいて一致したとき当該入賞役が確定する。このとき、その確定した入賞役の種類に応じた枚数のメダルが遊技者に払い戻される。
このように、スロットマシン1の遊技者は、リール10a、10b、10cを回転・停止させる遊技操作を行って、表示窓9aに変動表示した図柄が揃わなければ賭けたメダルを失うが、内部抽選した組み合せで図柄を揃えることにより、入賞役が成立して賭けた以上のメダルを獲得し得るので、メダルを増やすという興趣を伴ったゲームを楽しむことができる。
スロットマシン1は、ホールの営業上の管理を効率良く行うために、情報管理装置としてのホールコンピュータとオンラインで接続されている。ホールコンピュータは、スロットマシン1を含む複数の遊技機と接続し、それぞれの遊技機における各種遊技情報を集中して管理している。
具体的な例を挙げると、従来、スロットマシン1は、遊技者がメダル投入部15(図1参照)にメダルを投入したメダルの投入情報、入賞などで払い出された(クレジットアップを含む)メダルの払出情報をホールコンピュータへ出力している。これらの情報に基づきホールコンピュータは、各スロットマシン1におけるメダルの収支及び売上げを集中管理することができる。また、スロットマシン1は、リール10a、10b、10c(図1参照)の駆動パルス信号をホールコンピュータへ出力している。これにより、ホール内の全てのスロットマシン1の稼働状態がリアルタイムに把握されている。また、ビッグボーナス(BB)やレギュラーボーナス(RB)などの得点増加装置(大当たり)の当選状態、ないしはチャレンジタイム(CT)やリプレイ(RP)などの特別遊技の作動状態がホールコンピュータへ出力される。これにより、ホールコンピュータは、これらの当選情報を集計した大当たり回数等の履歴を島設備のデータカウンタに表示するなどして、遊技者に対しゲームに有用な情報やサービスの提供を行っている。
ここで、図2は、スロットマシン1が上述したゲーム情報及び本実施形態により新たに追加される遊技機本体に関連する情報を外部のホールコンピュータ900へ出力する情報出力手段の構成を表したブロック図である。図2に示されるように、スロットマシン1には、情報を外部へ出力するためのインターフェース基板として機能する外部集中端子板200が設けられている。主制御基板100とホールコンピュータ900とは、この外部集中端子板200を介して複数のパラレルの信号線(図2に示されるデータバスラインCDなど)で接続される。
また、各スロットマシン1には、拡張情報増設基板300がオプション的に設けられる。すなわち、拡張情報増設基板300は、外部集中端子板200から供給される既存のパラレルのデータバスラインCDを構成するセキュリティ信号をパラレルデータに変換し、新たに増設された5bitの拡張データラインED1〜ED5に情報を出力する。この拡張情報増設基板300は、電源監視回路301と、切替スイッチ302と、パルス変換回路303と、通信ドライブ回路304と、選択スイッチ305とを備えて構成されている。
電源監視回路301は、外部から電源コネクタ401に供給される所定電圧(例えば、交流24V又は直流24V)の電源のオン/オフ状態を監視し、監視結果を2ピンの監視端子402を介してホールコンピュータ900に供給する。切替スイッチ302は、一方の出力端子に切り替えられた場合には、外部集中端子板200からデータバスラインCD及び信号入力コネクタ403を介して供給される8ビットの既設信号を構成するセキュリティ信号(データバスラインCDの第8番ピン(#8P))をパルス変換回路303に供給し、他方の出力端子に切り替えられた場合には、上記セキュリティ信号を他の信号とともにそのまま信号出力コネクタ404の所定のピン(例えば、第8番ピン(情報端子6))を介してホールコンピュータ900に出力する。
パルス変換回路303は、シリアルの上記セキュリティ信号をパラレル(例えば、5ビット)の拡張データに変換する。通信ドライブ回路304は、パラレル変換回路303から供給される5ビットの拡張データをスイッチ出力(接点)またはコンパレータ出力(ハイ・ロー電位)に変換して拡張データコネクタ405を介してホールコンピュータ900に供給する。選択スイッチ305は、例えば、ディップスイッチからなる。選択スイッチ305は、信号ドライブ回路304から供給される拡張データの何れか(複数可)を選択して、信号出力コネクタ404の所定のピン(例えば、第8番ピン(情報端子6))を介してホールコンピュータ900に出力する。
なお、この拡張情報増設基板300を、遊技島設備の一部として例えば島端BOX内に設けても良いし、ホール内の例えば各LANターミナルに付随してそれぞれ設けても良い。また、この拡張情報増設基板300には、ボーレート設定スイッチを設けても良い。即ち、現在では、プログラムによるタイマを用いてシリアルによるデータ通信のタイミングを図っているが、大きなデータ容量が必要となるため、パルス変換回路303を構成するチップの負担が大きい。そこで、パルス変換回路303を構成するチップとして、シリアルによるデータ通信が可能なチップを用いた場合には、当該チップ内部に、現在の50bpsのボーレート(パルス幅20ms)でデータ通信するプログラムと、約167bpsのボーレート(パルス幅6ms)でデータ通信するプログラムとを予めインストールしておき、上記ボーレート設定スイッチを設けて、何れか一方のボーレートを選択可能としても良い。このように構成すれば、約167bpsのボーレート(パルス幅6ms)でデータ通信するパルス変換回路303を構成するチップの負担を軽減することができる。更にまた、ボーレート設定スイッチを選択スイッチ305の一つとして設けても良い。
上述のように、電源監視回路301を設けたことにより、スロットマシン1の電源状態の影響を受けることなく、常に情報拡張増設板300の電源オン状態を出力することが可能となる。これにより、ホールコンピュータ900が情報拡張増設基板300の電源状態を常に把握することが出来るようになり、情報拡張増設基板300の電源をオフにして信号の出力を行えなくする等の不正行為に対して適切な対応措置を迅速にとることができる。
ホールコンピュータ900は、不正対策を充実させるためにより詳しい遊技機情報を収集する場合など、必要に応じて取り付けられる拡張情報増設基板300を介して各スロットマシン1の外部集中端子板200と接続することで、既存のデータバスラインCDがスルーされた標準データラインSD1〜SD8に加え、増設された拡張データラインED1〜ED5の双方の信号を入力する。これにより、1台の遊技機につき従来よりも多種類の情報の収集が可能となる。なお、上述の拡張データラインED1〜ED5を介して出力される情報としては、例えば前扉3の開放中を示すドア開放情報D1、設定切り替え中又は設定確認中を示す設定変更情報D2、セレクタ(図示せず)に不正行為が行われた恐れが高い場合を示す投入エラー情報D3、ホッパー(図示せず)に不正行為が行われた恐れが高い場合を示す払出エラー情報D4、電源OFFから電源ONになったことを示す電源投入情報D5などが挙げられる。電源投入情報D5は、拡張情報増設基板300の電源OFFを示す情報を出力させても良い。このように構成した場合には、電源監視回路301と共に拡張情報増設基板300の電源を不正にOFFされた場合にもホールコンピュータ900が認識できるようにすることができる。
また、選択スイッチ305を設けたことにより、ホールコンピュータ900に拡張データラインED1〜ED5を入力する設備が整ってない場合でも、既存のスロットマシン1とホールコンピュータ900の仕様を変えないまま必要な情報を選択して、新たに増設された必要な信号を出力することが可能となる。
また、切替スイッチ302を設けたことにより、スロットマシン1側のソフト未対応の場合には、シリアル出力された信号を既設のセキュリティ信号として出力可能となり、外部集中端子板200から出力された信号が無効化しなくなる。これにより、ホールコンピュータ900が得られる情報は増えることがあっても減ることのない構成となっている。
ホールコンピュータ900は、これらの遊技機本体に関する情報(遊技機情報)を収集し、ゲーム状態をも参酌しながらこれら遊技機情報を分析することで、例えばゴト(不正)の発生を早期に判断することができる。この場合、不正行為に対して適切な対応措置を迅速にとることができ、ホールが被る損害を最小限に抑えることができる。
次に、拡張情報増設基板300に備えられるパルス変換回路301の具体的な構成と、それを用いた情報の出力方法について、実施例に基づいて更に詳細に説明する。
上述したようにスロットマシン1は、既存のデータバスラインCDを使用してパラレルの信号を外部に出力するとともに、データバスラインCDの例えば第8番ピン(#8P)を使ってシリアルデータを送信することで、情報量を増大させている。このシリアルデータは、主制御基板100に設けられるパルス変調手段101が送信すべき各遊技機情報のデータを所定の変調方式で変調したデータパルス信号列(以下「データパルス」という)により構成されている。
図3は、実施例1に係る変調方式に基づいてパルス変調手段101が生成するデータパルスの波形パターンを例示している。この変調方式は、パルス幅変調若しくは周波数変調方式の一種であり、基準となるクロックの周期(例えば20msec)に対し整数分周したパルス幅(またはパルス周期若しくは周波数)で情報が表現される。
図4は、この変調方式で変調されたシリアルデータをパラレルデータに変換するパルス変換回路(非同期タイプ)303の構成の一例を表したブロック図である。このパルス変換回路303は、エッジ検出回路311と、タイマ回路312と、デコード回路313とを主に備えて構成されている。エッジ検出回路311は、外部集中端子板200から供給されるシリアルのデータパルスの、例えば、立ち上がり(スイッチ出力開放)のエッジを検出する。タイマ回路312は、データパルスのエッジ間、すなわち、パルス幅の時間を計測する。デコード回路313は、タイマ回路312から供給される時間計測データをデコードする。
すなわち、パルス変換回路303は、送信されてくるデータパルスのパルス幅に相当する開放(OFF)時間長を例えば5ビットの2進数にデコードし、それぞれのビットに対応する拡張データラインED1〜ED5(図3参照)にデータを出力している。ホールコンピュータ900は、標準データラインSD1〜SD8及び拡張データラインED1〜ED5の各信号の状態を読み取ることで、それぞれに予め割り当てられている各情報を知得することができるように定められている。
上述したように、この実施例1に係る変調方式に基づく情報出力手段によれば、スロットマシン1に拡張情報増設基板300を設けることで、既存のデータバスラインCDをスルーした標準データラインSD1〜SD8に加え、拡張データラインED1〜ED5を介しても、ホールコンピュータ900へ情報を送信できる。このため、ホールに既存の通信装置や配線設備等を大幅に変更・増設することなく、各スロットマシン1がホールコンピュータ900へ出力する情報の種類・量を容易に増大させることができる。
また、拡張情報増設基板300を構成するパルス変換回路303は、簡素化された回路構成で実現でき、また、データパルスの開放(OFF)時間に基づいてパラレルデータ(拡張データラインED1〜ED5)に変換するため、メイク(ON)時間を短縮できる等、通信に係る消費電力を少なく抑えることができる。また、緊急度の高い情報を含む状態を出力する場合には、この状態に対応する波形パターンをパルス長の短いものに設定することで、ホールコンピュータ900による情報の知得時間の遅れ等の弊害を回避することができる。
なお、この変調方式でシリアルデータを変換する拡張情報増設基板300は、例えば図5に示される構成の同期タイプのパルス変換回路303’を含むものでもよい。このパルス変換回路303’は、エッジ検出回路321と、メモリカウンタ322と、デコード回路323とを主に備えて構成されている。エッジ検出回路321は、データバスラインCDの例えば、第8番ピン(#8P)を介して送信されるシリアルのデータパルスを入力してその立ち上がりエッジを検出する。メモリカウンタ322は、例えば、第7番ピン(#7P)を介して送信される一定のクロックパルスを入力してカウントする。デコード回路323は、メモリカウンタ322によるカウント値を4ビットの2進数にデコードする。
この場合、パルス変換回路303’は、#8Pで送信されてくるデータパルスのパルス幅を、#7Pで送信されてくる同期信号であるクロックパルスの数をメモリカウンタ322がカウントすることで求め、そのカウント値に基づきデコードしたビットデータを各ビットに対応する拡張データラインED1〜ED5に出力している。
このパルス変換回路303’は、データパルスと同期したクロックパルス数に基づきデータを得るため、スロットマシン1に求められる一方向のみのデータ送信であっても、送受信間のデータミス(送信エラー)を極力少なくすることができる。また、主制御基板100と同期をとることで、安全にデータを送信できる周波数帯域が広くなり、データ送信の高速化が図られる。これによっても、外部出力する情報量の増大を図ることができる。
次に、実施例2に係るシリアルデータの送信例について説明する。ここで、図6は、主制御基板100のパルス変調手段101が生成するデータパルスの波形パターンを例示している。この変調方式によるデータパルスは、基準クロックの11クロックパルス長のデータ部と、2クロックパルス長のヘッダー部とから構成されている。更にデータ部は、5ビットで構成される送信情報に係るデータの各ビットの値をオン/オフで示すパルスと、それらのパルス間に挿入される1クロックパルス長の同期用のパルスとを備えて構成されている。
図7は、かかる構成のデータパルスをパラレルデータに変換するためのパルス変換回路303”の一例を表したブロック図である。このパルス変換回路303”は、ヘッダー検出回路331と、クロック回路332と、シフトレジスタ333とを主に備えて構成されている。ヘッダー検出回路331は、外部集中端子板200から#8Pのデータラインで送信されるシリアルのデータパルスを入力してそのヘッダー部を検出する。クロック回路332は、ヘッダー検出回路331がヘッダー部を検出するのに同期して、所定周期の基準クロックを生成する。シフトレジスタ333は、クロック回路332が出力する基準クロックに同期して、送信されてくるデータパルスのデータ部から1ビットずつデータをシフトさせながら取り込む。
すなわち、パルス変換回路303”は、送信されてくるデータパルスのヘッダー部に同期して、データ部から5ビットのデータを抽出し、それぞれのビットに対応する拡張データラインED1〜ED5(図6参照)にデータを出力している。ホールコンピュータ900は、標準データラインSD1〜SD8及び拡張データラインED1〜ED5の各信号の状態を読み取ることで、それぞれに予め割り当てられている各情報を知得することができるように定められている。
この実施例2に係る情報出力手段によれば、シリアルのデータパルスを構成するデータ部にビットコードを展開しているので、そのビットの領域を拡張することで容易に情報の増量を図ることができる。また、ヘッダー部及び同期用のパルスに同期しながらデータを得るため、スロットマシン1に求められる一方向のみのデータ送信であっても、送受信間のデータミス(送信エラー)を極力少なくすることができる。したがって、データ送信の高速化が図られ、ホールコンピュータ900による情報の知得時間も短縮化される。これに付随し、基準クロックのクロック周波数を上げることによっても、外部出力する情報量の増大を図ることができる。
次に、実施例3に係るシリアルデータの送信例について情報出力例を示しながら詳しく説明する。ここで、図8は、実施例3に係る主制御基板100のパルス変調手段101が生成するデータパルスの波形パターンを例示している。この出力形式はラッチ方式に準拠する。図8(a)に示されるように、この方式による基本フォーマットは、パルス幅20ms、フレーム長7ビット(スタート及びストップ各1ビット、データ5ビット)とする。つまり、スタートビットと、スタートビットからの時間で予め割り当てられた5個のエラー信号ビットと、ストップビットとから構成されている。スタートビット、ストップビット及びエラー信号ビットは、各20ms(±5%)とする。また、スタートビット間は、240ms(±5%)とする。また、ストップビット後には、エラータイミングによる誤ラッチ発生を考慮し100msのマージンを設けている。
図8(b)に示されるように、各エラー信号をそれぞれオンにすることにより、複数のエラー信号を同時に送信することができる。図8(b)は、投入エラー情報D3、払出エラー情報D4が同時に発生している場合の波形の一例である。また、状態に変化(エラー発生、エラー解除等)があった場合には、変化後の状態を3回繰り返して送信する。但し、図8(c)に示されるように、3回の反復送信が完了せずにエラー状態が変化した場合には、当該変化後の情報を次回フレームより新たに3回の反復送信を行う。図8(c)は、エラー状態Aの1回目の信号出力中、エラーBが発生した場合の波形の一例である。また、エラー復帰時は、スタートビットのみのパターンを3回出力する。さらに、電源投入直後は、電源投入情報ONを3回送信し、3秒後に電源投入情報OFFを3回送信する。これにより、ホールコンピュータ900側で電源が投入されたことが認識可能となる。
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上述の実施の形態では、本発明をスロットマシン1等の遊技機に適用する例を示したが、これに限定されず、本発明は、スロットマシン以外のメダル遊技機、パチンコ遊技機あるいは雀球遊技機、アレンジボール等の弾球遊技機などの他の遊技機にも適用することができる。
本発明に関わる遊技機の実施形態であるスロットマシンの正面図である。 スロットマシンが情報を外部出力する情報出力手段の実施形態を表すブロック図である。 実施例1の変調方式に基づくデータパルスの波形パターンを例示する図である。 実施例1の変調方式に基づくパルス変換回路の一例(非同期タイプ)を表すブロック図である。 実施例1の変調方式に基づくパルス変換回路の他の例(同期タイプ)を表すブロック図である。 実施例2の変調方式に基づくデータパルスの波形パターンを例示する図である。 実施例2の変調方式に基づくパルス変換回路の一例を表すブロック図である。 実施例3の変調方式に基づくデータパルスの波形パターンを例示する図である。
符号の説明
1…スロットマシン 3…前扉
4…下パネル 5…受皿部材
6a…上部ランプ 6b、6c…コーナランプ
7a、7b…放音部 8…液晶表示ユニット
9…中パネル 9a…表示窓
10a、10b、10c…リール 11…操作卓
12…ベットボタン 13…スタートレバー
14a、14b、14c…ストップボタン 15…メダル投入部
16…メダル払出口 17a、17b…放音部
100…主制御基板 101…パルス変調手段
200…外部集中端子板 300…拡張情報増設基板
301…電源監視回路 302…切替スイッチ
303,303’,303”…パルス変換回路 304…通信ドライブ回路
305…選択スイッチ 311…エッジ検出回路
312…タイマ回路 313…デコード回路
321…エッジ検出回路 322…メモリカウンタ
323…デコード回路 331…ヘッダー検出回路
332…クロック回路 333…シフトレジスタ
401…電源コネクタ 402…監視端子
403…信号入力コネクタ 404…信号出力コネクタ
405…拡張データコネクタ
CD…データバスライン ED1〜ED5…拡張データライン
SD1〜SD8…標準データライン

Claims (4)

  1. 複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機であって、
    所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号を生成し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段と、
    前記複数の信号線で送信される信号を中継して出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス変換手段を有する情報増設基板と、を備え
    前記情報増設基板は、前記データパルス信号を前記パルス変換手段に供給するか又は、前記データパルス信号をそのまま出力するかを切り替える切替スイッチを備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記情報増設基板は、前記複数のデータ信号の少なくとも一つを選択して、出力する選択スイッチを備えていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 遊技機の複数種類の情報を複数の信号線を介して外部の情報管理装置へ出力する遊技機情報出力システムであって、
    前記複数種類の情報を所定の変調方式でシリアルのデータパルス信号に変調し、既存の前記複数の信号線の一部を使って出力するパルス変調手段を有する遊技機と、
    前記複数の信号線で送信される信号を中継して前記情報管理装置へ出力するとともに、前記所定の変調方式でシリアル変調された前記データパルス信号に基づいて複数のデータ信号に変換するパルス変換手段とを有する情報増設基板と、を備え
    前記情報増設基板は、前記データパルス信号を前記パルス変換手段に供給するか又は、前記データパルス信号をそのまま出力するかを切り替える切替スイッチを備えていることを特徴とする遊技機情報出力システム。
  4. 前記情報増設基板は、前記複数のデータ信号の少なくとも一つを選択して、出力する選択スイッチを備えていることを特徴とする請求項に記載の遊技機情報出力システム。
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