JP5018621B2 - 熱動形過負荷継電器 - Google Patents

熱動形過負荷継電器 Download PDF

Info

Publication number
JP5018621B2
JP5018621B2 JP2008116732A JP2008116732A JP5018621B2 JP 5018621 B2 JP5018621 B2 JP 5018621B2 JP 2008116732 A JP2008116732 A JP 2008116732A JP 2008116732 A JP2008116732 A JP 2008116732A JP 5018621 B2 JP5018621 B2 JP 5018621B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
bimetal
casing
bimetals
along
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008116732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009266711A (ja
Inventor
文浩 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd filed Critical Fuji Electric FA Components and Systems Co Ltd
Priority to JP2008116732A priority Critical patent/JP5018621B2/ja
Publication of JP2009266711A publication Critical patent/JP2009266711A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5018621B2 publication Critical patent/JP5018621B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Description

本発明は、主バイメタルの温度上昇に伴う撓み変形を利用し、回路の異常発生時に接点装置を作動させる熱動形過負荷継電器に関する。
熱動形過負荷継電器(以下「サーマルリレー」という。)は、主バイメタルの温度上昇に伴う撓み変形を利用した過負荷継電器である。このようなサーマルリレーは、通常、電源及び電気的負荷を含む回路の異常発生時に作動力を発生するアクチュエータ機構と、このアクチュエータ機構から作動力を受けて接点装置を作動させる接点開閉機構と、これらの接点装置、アクチュエータ機構、接点開閉器機構を格納する装置の外郭部である装置ケーシングと、を備えている。このようなサーマルリレーとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
上記特許文献1に記載されたサーマルリレーでは、そのアクチュエータ機構が、装置ケーシングの底面と平行な水平方向にそれぞれ設置された複数個の主バイメタルと、この主バイメタルの外周側に巻かれたコイル状の発熱体と、装置ケーシングの底面に平行な水平方向に設置され、主バイメタルの湾曲(撓み変形)に従って水平方向に移動するシフタと、このシフタに接続されて接点開閉機構に作動力を伝達する伝達レバーとを備えている。このサーマルリレーでは、アクチュエータ機構、接点開閉機構及び接点装置がそれぞれ単一の装置ケーシングに格納されている。
ところで、上記のようなサーマルリレーには、3相交流電流(R相、S相及びT相)にそれぞれ対応する3個の主バイメタルが設けられており、シフタは、3個の主バイメタルの先端部にシフタがそれぞれ係合するように本体ケーシングに組み付けられる。サーマルリレーでは、3個の主バイメタルからシフタを介して接点装置に作動力を適正に伝達するためには、3個の主バイメタルをそれぞれ精度良く所定の取付位置に配置し、かつ3個の主バイメタル同士の相対的な位置関係を適正なものにする必要がある。
しかし、主バイメタルをそれぞれ製造する際には、それぞれの主バイメタルに不可避的に寸法誤差が生じる。さらに、3個の主バイメタルをそれぞれケーシングに取り付ける際には、ケーシングに予め設定された取付位置に対して誤差を発生させることなく、本体ケーシングに取り付けることはできない。
このため、サーマルリレーの組立工程では、3個の主バイメタルをそれぞれ本体ケーシングに取り付けた後に、位置調整用の治具等を用い、3個の主バイメタルの先端部間の間隔である相関ピッチの調整、主バイメタルの長手方向に対する傾きの調整等の位置調整(微調整)が行われる。
特開2004−172122号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたようなサーマルリレーでは、3個の主バイメタルがそれぞれ装置ケーシングの底板部上に配置されていることから、装置ケーシング内に他の装置部品が配置されている状態では、3個の主バイメタルに対する幅方向に沿った位置調整、傾き調整等の位置調整作業を行うことが困難になる。
このため、装置ケーシングに主バイメタル及び他の装置部品を取り付けた後に、主バイメタルに対する位置調整作業(再調整)が必要になった場合や、シフタとの関係で何れかの主バイメタルの交換が必要になった場合には、組立途中にあるサーマルリレーを分解しなければならず、その作業が非常に煩雑なものになる。
本発明の目的は、上記事実を考慮し、装置ケーシングを含む他の装置部品からの干渉により複数個の主バイメタルに対する位置調整作業の作業性が低下することを防止できる熱動形過負荷継電器を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係る熱動形過負荷継電器は、一方向に沿ってそれぞれ細長く形成され、温度変化に応じて所定の撓み方向に沿った湾曲量が変化する複数個の主バイメタル及び、前記主バイメタルの外周側に配置され、電源及び負荷を含む回路を流れる電流に応じた熱量を発生し、該発生熱を前記主バイメタルに伝達する発熱体を具備し、前記回路の異常発生時に前記主バイメタルにより作動力を発生するアクチュエータ機構と、前記回路に対する電流供給を制御するための接点信号を出力する接点装置と、前記アクチュエータ機構から作動力を受けて、前記接点装置を作動させる接点開閉機構と、前記アクチュエータ機構、前記接点装置及び前記接点開閉機構をそれぞれ格納する装置ケーシングと、を有する熱動形過負荷継電器であって、前記装置ケーシングは、少なくとも前記接点装置及び前記接点開閉機構を格納したケーシング本体部と、複数個の前記主バイメタルの先端がそれぞれ前記撓み方向に沿った自由端になるように、複数個の前記バイメタルを支持すると共に、前記ケーシング本体部に対して嵌込みにより嵌脱可能に固定され、前記ケーシング本体部と共に前記アクチュエータ機構の格納部を構成するアクチュエータフレームと、を有し、前記アクチュエータフレームに、前記主バイメタルの前記撓み方向に沿った傾き調整及び前記バイメタルの前記撓み方向に沿った位置調整を行うための調整手段を設け、該調整手段は、前記アクチュエータフレームに穿設された、その断面が前記撓み方向を長軸方向とする長円に形成された一対の長孔と、前記主バイメタルに穿設された一対のねじ孔と、前記一対の長孔を通して前記一対のねじ孔のそれぞれに捻じ込まれる一対のビスとにより構成されることを特徴とする。
上記請求項1に係る熱動形過負荷継電器では、アクチュエータフレームが、複数個の主バイメタルの先端がそれぞれ撓み方向に沿った自由端になるように、複数個の前記主バイメタルをそれぞれ支持すると共に、ケーシング本体部に対して嵌込みにより嵌脱可能に固定され、ケーシング本体部と共にアクチュエータ機構の格納部を構成することにより、アクチュエータフレームをケーシング本体部に固定する前には、アクチュエータフレーム以外の装置部品からの干渉を受けることなく、このアクチュエータフレームによりそれぞれ支持された複数個の主バイメタルに対する位置調整作業を行え、またアクチュエータフレームをケーシング本体部に固定した後にも、ケーシング本体部からアクチュエータフレームを離脱させれば、このアクチュエータフレームと共にアクチュエータ機構をケーシング本体部から離脱させ、アクチュエータ機構を格納していた格納部から取り出した状態にできるので、ケーシング本体部及び、このケーシング本体部に格納された接点装置、接点開閉機構等からの干渉を受けることなく、すなわちアクチュエータフレーム以外の装置部品からの干渉を受けることなく、アクチュエータフレームによりそれぞれ支持された複数個の主バイメタルに対する位置調整作業を行える。
この結果、請求項1に係る熱動形過負荷継電器によれば、装置ケーシングを含む他の装置部品からの干渉により複数個の主バイメタルに対する位置調整作業の作業性が低下することを防止できる。
また本発明の請求項2に係る熱動形過負荷継電器は、請求項1記載の熱動形過負荷継電器において、前記アクチュエータフレームは、複数個の前記主バイメタルの先端側にそれぞれ面した部分が、前記主バイメタルの長手方向及び前記撓み方向に沿って延在するプレート状に形成されたことを特徴とする。
上記請求項2に係る熱動形過負荷継電器では、アクチュエータフレームにおける複数個の主バイメタルの先端側にそれぞれ面した部分が、これらの主バイメタルの長手方向及び撓み方向に沿って延在するプレート状に形成されたことにより、3個の主バイメタルの先端付近に対して外部から力を作用させて主バイメタルに対する位置調整作業を行う際に、アクチュエータフレームにおけるこれらの主バイメタルの先端側に面した部分がプレート状に形成されているので、アクチュエータフレーム自体が主バイメタルに対する位置調整作業に干渉することを効果的に防止でき、複数個の主バイメタルに対して位置調整する際の作業性を向上できる。
以上説明したように、本発明に係る熱動形過負荷継電器によれば、本体ケーシングを含む他の装置部品からの干渉により複数個の主バイメタルに対する位置調整作業の作業性が低下することを防止できる。
以下、本発明の実施形態に係るサーマルリレーについて図面を参照しながら説明する。
図1及び図2には、本発明の実施形態に係るサーマルリレーにおけるリレーケーシング及びアクチュエータ機構が示されている。図1に示されるように、リレーケーシング10は、前面側が開口した筺体状に形成されており、下面側及び前面側がそれぞれ開口したケーシング本体部12及び、このケーシング本体部12の底面側に固定されたアクチュエータフレーム13を備えている。ケーシング本体部12には、装置(サーマルリレー)の高さ方向(矢印H方向)に沿った中間部に仕切板24が形成されており、この仕切板24は、リレーケーシング10の内側を下側格納室15と上側格納室14とに区画している。上側格納室14には、後述する接点開閉機構130(図4参照)等が格納される。また下側格納室15には、アクチュエータ機構16が格納されている。
図2に示されるように、ケーシング本体部12には、装置の幅方向(矢印W方向)の両端部にそれぞれ略矩形状の側板部18、20が形成されると共に、一対の側板部18、20の後面側を閉塞する後板部22が形成されている。ここで、一対の側板部18、20及び後板部22はそれぞれ装置の外郭部の一部を構成している。
ケーシング本体部12には、仕切板24の上側に1枚の隔壁部26が一体的に形成されると共に、仕切板24の下側に2枚の隔壁部28、30が一体的に形成されている。ここで、図1に示されるように、隔壁部26は、上側格納室14を幅方向に沿って2個の隔室32、34に区画している。
図2に示されるように、ケーシング本体部12には、装置の奥行方向(矢印D方向)に沿った後端側であって、仕切板24の下側に位置するコーナ部付近に矩形状の切欠部36が形成されている。これにより、ケーシング本体部12は、下面側及び前面側がそれぞれ開口すると共に、側面側及び後面側の一部がそれぞれ開口したものになっている。また一対の側板部18、20及び後板部22の裏面側には、それぞれ切欠部36の上端縁に沿って段差状に窪んだ係合段部38が形成されている。
一対の側板部18、20には、その裏面側の下端付近にそれぞれ凹状の係止凹部40、42が2個ずつ形成されている。ここで、一方の側板部18には、その前端部付近に1個の係止凹部40が配置されると共に、残り1個の係止凹部40が切欠部36に対して僅かに前側となる部位に配置されている。他方の側板部20にも、奥行方向Dに沿って側板部18における2個の係止凹部40と同一位置に、2個の係止凹部42がそれぞれ配置されている。
また、ケーシング本体部12の後板部22にも、その裏面側に複数個(本実施形態では、4個)の係止凹部44が形成されている。これらの係止凹部44は、側板部18、20の係止凹部40、42と基本的に同一形状とされており、係合段部38の僅かに上側となる部位にそれぞれ配置されている。これらの内、2個の係止凹部44は後板部22の幅方向両端部にそれぞれ配置され、残り2個の係止凹部44は、後板部22の幅方向両端部に配置された2個の係止凹部44に対して内側に配置されている。ここで、4個の係止凹部44の幅方向Wに沿ったピッチは互いに等しいものになっている。
一方、アクチュエータフレーム13には、図2に示されるように、その下端側に略プレート状の支持プレート部46が形成されている。またアクチュエータフレーム13には、支持プレート部46の両端部における後端側からそれぞれ上方(ケーシング本体部12側)へ延出する矩形状の横パネル部48、50が形成されると共に、支持プレート部46の後端部から上方へ延出する矩形状の後パネル部52が形成されている。一対の横パネル部48、50の後端部はそれぞれ後パネル部52の両端部に接合されている。これらのパネル部50、52、54は、ケーシング本体部12における切欠部36に対応する形状を有している。
また横パネル部48、50及び後パネル部52の上端縁部には、それぞれ側板部18、20及び後板部22の係合段部38に対応する係合片部54が形成されている。係合片部54は、アクチュエータフレーム13をケーシング本体部12に固定する際に、一対の側板部18、20及び後板部22の内側(リレーケーシング10の内部側)に挿入され、係合段部38に係合すると共に、係合段部38の内面側に密着する。
図2に示されるように、アクチュエータフレーム13の支持プレート部46には、その上面側に複数個(本実施形態では4個)の係止レバー56、58がそれぞれ上方へ突出するように形成されている。これらの内、2個の係止レバー56は、支持プレート部46の幅方向Wの一端側の縁部に配置されており、側板部18における2個の係止凹部40にそれぞれ対応するものになっている。また、残り2個の係止レバー58は、支持プレート部46の幅方向Wの他端側の縁部に配置されており、側板部20における2個の係止凹部42にそれぞれ対応するものになっている。
ここで、係止レバー56、58には、その先端部に楔状のフック部60が形成されており、このフック部60は、係止レバー56、58の基端側に対して幅方向Wに沿って外側へ突出している。フック部60には、その上面側に幅方向内側から外側へ向かって下方へ傾斜したガイド面64が形成されると共に、このガイド面64の下面側に係止凹部40の下端側の端面を係止可能とされた係止面64が形成されている。
またアクチュエータフレーム13には、後パネル部52の内側からそれぞれ上方へ突出する複数個(本実施形態では4個)の係止レバー66が形成されている。これら4個の係止レバー66は、支持プレート部46から上方へ突出する係止レバー56、58と基本的に同一の形状を有しており、後板部22における4個の係止凹部44にそれぞれ対応するものになっている。この係止レバー66には、その基端側に対して奥行方向Dに沿って後側へ突出するフック部68が形成されており、このフック部68にも、係止レバー56、58と同様に、ガイド面64及び係止面66がそれぞれ形成されている。
なお、係止レバー56、58、66はそれぞれ可撓性を有しており、係止レバー56、58は、その先端側が幅方向Wに沿って撓み変形可能とされ、係止レバー66は、その先端側が奥行方向Dに沿って撓み変形可能とされている。
図2に示されるように、支持プレート部46には、一対の横パネル部48、50との間に複数個(本実施形態では、3個)の基台部74が配置されている。これら3個の基台部74は幅方向Wに沿って直線的に配列されており、3個の基台部74は、その幅方向Wに沿ったピッチが互いに等しいものになっている。基台部74には、幅方向一端側(図2では、左側)に略矩形プレート状の挟持片76が設けられると共に、他端側にも略矩形プレート状の挟持片78が設けられている。これらの挟持片76、78は、その厚さ方向が幅方向Wに一致している。ここで、3個の基台部74には、後述する3個のバイメタルユニット80がそれぞれ配置される。
図3(A)及び(B)に示されるように、バイメタルユニット80は、一方向(長手方向、矢印L方向)に沿って細長いプレート状に形成された主バイメタル82と、この主バイメタル82の基端部に連結固定された金属製の連結プレート84とを備えている。連結プレート84は、主バイメタル82の長手直角方向(矢印S方向)に沿って若干細長い略矩形状に形成されており、この連結プレート84の前面中央部には、主バイメタル82の基端部が突き当てられた状態で固定されている。また主バイメタル82には、その先端側の一部を除く基端側の部分の外周側に筒状の絶縁スリーブ86が被せられると共に、この絶縁スリーブ86を介して細長い針金状の発熱体88が螺旋状に巻き付けられている。発熱体88は、その先端部が主バイメタル82の先端付近に固着され、電気的に接続されている。
バイメタルユニット80には、その基端側に連結プレート84を介して主バイメタル82の基端部に電気的に接続されたプレート状の端子台90が設けられると共に、この端子台90の下面側に絶縁状態で固定された導電板92が設けられている。導電板92は、その先端側が端子台90から主バイメタル82の先端側へ延出するように片持ち状態で支持されている。またバイメタルユニット80は、細長い導電性材料からなり、クランク状に屈曲したリード端子94を備えている。このリード端子94は、その基端部が導電板92の上面側に固着され、電気的に接続されている。またリード端子94は、その先端部がリレーケーシング10の前面側を閉塞するフロントパネル(図示省略)に配置された端子台に電気的に接続される。
本実施形態に係るサーマルリレーは、3相交流電流により駆動されるモータ等の負荷、3相交流電流を負荷に供給する電源を含む回路(図示省略)に適用されるものであり、サーマルリレーにおける3個の主バイメタル82及び発熱体88は、それぞれ3相交流の電流が流れる3本(R相、S相及びT相)の電力線に介装される。これにより、3個の発熱体88は、それぞれ回路(3本の電力線)を流れる電流に応じた熱量を発生し、この発生熱を3個の主バイメタル82にそれぞれ伝達する。
一方、主バイメタル82は、発熱体88から伝達される発生熱により加熱されて温度変化(昇温)すると、その先端(自由端)側が装置の幅方向Wと平行な撓み方向(図3(A)の矢印B方向)へ撓み変形し、その温度変化に応じて撓み量(湾曲量)が変化する。この主バイメタル82の形状変化は可逆的なものであり、主バイメタル82からの伝達熱量が減少すると、主バイメタル82の湾曲量は小さくなり、主バイメタル82からの熱伝達がなくなり、常温付近まで冷却されると、主バイメタル82は初期形状に復元する。
主バイメタル82には、先端面から延出する矩形状のシフタ係合部96が一体的に形成されている。シフタ係合部96は、長手直角方向Sに沿った幅が主バイメタル82に対して狭くなっており、主バイメタル82の先端面中央部から前方へ延出している。アクチュエータ機構16は、3個の主バイメタル82のシフタ係合部96とそれぞれ係合するシフタ118(図1及び図2参照)を備えており、シフタ118には、3個のシフタ係合部96にそれぞれ対応する3個のバイメタル係合部120が形成されている。
リレーケーシング10では、シフタ118がケーシング本体部12における2個の隔壁部28、30とフロントパネル(図示省略)との間に挟持され、隔壁部28、30及びフロントパネルにより幅方向Wに沿ってスライド可能に支持される。またアクチュエータ機構16には、シフタ118に係合するコイルスプリング等の付勢部材(図示省略)が設けられており、この付勢部材は、シフタ118を幅方向Wに沿って一方の側(例えば、図2の紙面上で左側)へ常に付勢している。
バイメタルユニット80には、連結プレート84の下端部にベースプレート98が連結固定されている。ベースプレート98は、連結プレート84の下端部から主バイメタル82の先端側へ延出しており、図3(B)に示されるように、ベースプレート98には、その基端側及び先端側にそれぞれねじ孔100、102が穿設されている。一方、支持プレート部46における一対の挟持片76、78(図2参照)間には、ねじ孔100、102にそれぞれ対応する長孔104、106が穿設されている。これらの長孔104、106は、その断面が幅方向Wを長軸方向とする長円により形成されている。なお、支持プレート部46の上面側には、図3(B)に示されるように、長孔104、106の外周縁に沿って環状のボス部108、110が上方へ突出するように形成されている。
図2に示されるように、サーマルリレーでは、バイメタルユニット80が基台部74を介してアクチュエータフレーム13に取り付けられている。バイメタルユニット80をアクチュエータフレーム13に取り付ける際には、バイメタルユニット80における連結プレート84を一対の挟持片76、78間と後パネル部52との間に挿入すると共に、バイメタルユニット80の基端側を一対の挟持片76、78間に嵌挿する。
次いで、一対の挟持片76、78間に嵌挿されたバイメタルユニット80を、そのベースプレート98がアクチュエータフレーム13における一対のボス部108、110の上端面に当接し、かつ端子台90の先端部の下面側が挟持片76の上端面に当接する位置まで押し込む。これにより、バイメタルユニット80がアクチュエータフレーム13における所定の調整前基準位置に位置決めされる。この調整前基準位置は、主バイメタル82の高さ方向Hに沿った位置精度が所定の許容誤差に対しては満足したものになっているが、主バイメタル82の幅方向W及び傾き方向に沿った位置精度がそれぞれ所定の許容誤差に対しては保障されない位置である。このため、サーマルリレーの組立工程では、原則的に、3個のバイメタルユニット80をアクチュエータフレーム13に一時的に固定した後(仮止めした後)に、3個の主バイメタル82を幅方向Wに沿って精密に調整すると共に、傾き方向に沿った位置を精密に調整する必要がある。
上記のようにしてバイメタルユニット80をアクチュエータフレーム13における調整前基準位置に位置決めした後、図3(B)に示されるように、支持プレート部46における長孔104、106にそれぞれビス112を挿入すると共に、これらのビス112の先端側をベースプレート98における一対のねじ孔100、102に所定の締結トルクが生じるまで捻じ込む。これにより、バイメタルユニット80が調整前基準位置に仮止めされた状態になる。なお、ビス112の軸部の外周側には、平ワッシャ114及びスプリングワッシャ116が嵌め込まれており、これらの平ワッシャ114及びスプリングワッシャ116は、ビス112の頭部と支持プレート部46の下面との間に加圧状態で挟持される。
サーマルリレーの組立工程では、3個のバイメタルユニット80をアクチュエータフレーム13におけるそれぞれの調整前基準位置に仮止めした後、3個の主バイメタル82の幅方向Wに沿った位置調整及び傾き方向に沿った調整(傾き調整)が行われる。
なお、本実施形態に係るサーマルリレーでは、アクチュエータフレーム13におけるボス部108、110にそれぞれ穿設された長孔104、106、バイメタルユニット80におけるベースプレート98に穿設されたねじ孔100、102及び、長孔104、106を通してねじ孔100、102にそれぞれ捻じ込まれるビス112が主バイメタル82の傾き調整及び幅方向Wに沿った位置調整を行うための調整手段として構成されている。
主バイメタル82に対する傾き調整を行う際には、ベースプレート98における先端側のねじ孔102に捻じ込まれたビス112を緩めた状態とする。これにより、基端側のねじ孔100に捻じ込まれたビス112を中心としてバイメタルユニット80が回動可能になり、バイメタルユニット80を回動させることで、主バイメタル82の傾き調整が可能になる。このとき、主バイメタル82の断面中心を通過する中心軸線C(図3(A)参照)の奥行方向Dに対する傾き角が、所定の許容誤差の範囲内になるように、3個の主バイメタル82がそれぞれ傾き調整される。
主バイメタル82に対する傾き調整完了後には、ベースプレート98における先端側のねじ孔102に捻じ込まれたビス112を所定の締結トルクが生じるまで、再び締め付けることで、主バイメタル82が傾き方向に沿って固定される。
また、主バイメタル82に対する幅方向に沿った位置調整を行う際には、ベースプレート98における一対のねじ孔100、102にそれぞれ捻じ込まれた一対のビス112を緩めた状態とする。これにより、一対の長孔104、106の範囲内でバイメタルユニット80が幅方向に沿って移動可能になり、主バイメタル82を幅方向に沿って移動させれば、主バイメタル82の幅方向Wに沿った位置調整が可能になる。このとき、3個の主バイメタル82は、シフタ118における3個のバイメタル係合部120を基準として、それぞれ幅方向Wに沿って位置調整される。具体的には、3個の主バイメタル82は、そのシフタ係合部96とシフタ118に対応するバイメタル係合部120との幅方向Wに沿ったクリアランスが、それぞれ所定の許容誤差の範囲内になるように位置調整される。
主バイメタル82に対する幅方向Wの位置調整完了後には、ベースプレート98における一対のねじ孔100、102にそれぞれ捻じ込まれた一対のビス112を所定の締結トルクが生じるまで、再び締め付けることで、主バイメタル82が幅方向Wに沿って固定される。
3個の主バイメタル82は、上記のようにして傾き調整及び幅方向Wに沿った位置調整が行われた後、2個のビス112によりアクチュエータフレーム13に固定されることにより、幅方向Wに沿ったピッチ(相間ピッチ)が十分に高い精度で所定の目標値に調整されると共に、シフタ係合部96における3個のバイメタル係合部120にそれぞれ対応する取付位置に精度良く位置決めされる。
なお、主バイメタル82に対する幅方向Wの位置調整及び傾き調整は、必ずしも別々の時期に行う必要はなく同時に行うこともできるし、あるいは傾き調整を先に行った後に幅方向Wの位置調整を行っても、幅方向Wの位置調整を先に行った後に傾き調整を行っても良い。
サーマルリレーの組立工程では、上記のようにして3個の主バイメタル82に対する傾き調整及び幅方向Wに沿った位置調整が完了すると、アクチュエータフレーム13をケーシング本体部12に取り付ける取付作業が行われる。この取付作業では、図2に示されるように、アクチュエータフレーム13の上面側をケーシング本体部12の底面側(開口)に正対させつつ、アクチュエータフレーム13の上面側をケーシング本体部12の底面側に嵌め込む。
このとき、アクチュエータフレーム13の後パネル部52がケーシング本体部12の後板部22に一致し、かつアクチュエータフレーム13の一対の横パネル部48、50がケーシング本体部12の一対の側板部18、20に一致するように、アクチュエータフレーム13を位置決めしつつ、ケーシング本体部12に嵌め込む。このとき、アクチュエータフレーム13の横パネル部48、50及び後パネル部52がケーシング本体部12の切欠部36に嵌め込まれ、横パネル部48、50及び後パネル部52により切欠部36が閉塞されると共に、アクチュエータフレーム13の支持プレート部46によりケーシング本体部12の底面側が閉塞される。
アクチュエータフレーム13をケーシング本体部12に嵌め込む際には、係止レバー56、58のガイド面62が側板部18、20の下端部に圧接すると共に、係止レバー66のガイド面62が後板部22の下端部に圧接する。これにより、係止レバー56、58、66がそれぞれガイド面62、64により生じる分力により内側へ撓みつつ、側板部18、20及び後板部22の内側へ案内される。
次いで、係止レバー56、58のフック部60及び係止レバー66のフック部68が係止凹部40、42、44に達すると、フック部60及びフック部68が係止凹部40、42、44にそれぞれ挿入されて、係止面64により係止凹部40、42、44が係止されると共に、撓み変形していた係止レバー56、58、66がそれぞれ復元する。これにより、図1に示されるように、アクチュエータフレーム13がケーシング本体部12の底面側に嵌め込みより固定され、ケーシング本体部12及びアクチュエータフレーム13によりリレーケーシング10が組み立てられる。
また、フック部60及びフック部68が係止凹部40、42、44に達すると略同時に、アクチュエータフレーム13の係合片部54がケーシング本体部12の係合段部38の内側に挿入され、係合片部54と係合段部38とが互いに係合すると共に、アクチュエータフレーム13の支持プレート部46の両端部がそれぞれケーシング本体部12の側板部18、20の下端面に圧接する。
また、アクチュエータフレーム13がケーシング本体部12に固定されると、3個のバイメタルユニット80の間にそれぞれケーシング本体部12における2枚の隔壁部28、30が挿入される。これにより、バイメタルユニット80の発熱体88からの輻射熱を隔壁部28、80により遮断できるので、任意のバイメタルユニット80の発熱体88の発生熱が他のバイメタルユニット80に伝達されることを効果的に抑制できる。
サーマルリレーの組立工程では、リレーケーシング10の組立完了後に、図4に示されるように、リレーケーシング10に接点開閉機構130及び接点装置(図示省略)が組み付けられ、これらの接点開閉機構130及び接点装置がそれぞれ上側格納室14における一方の隔室32内に格納された状態とされる。
サーマルリレーの組立工程では、接点開閉機構130及び接点装置をリレーケーシング10に組付ける作業と併行し、シフタ118及びフロントパネルを含む他の装置部品がリレーケーシング10に組み付けられる。このとき、シフタ118は、3個のバイメタル係合部120をそれぞれ3個の主バイメタル82のシフタ係合部96に係合させる。これにより、シフタ118は、主バイメタル82が撓み方向Bへ撓み変形すると、その撓み量に応じた量だけ幅方向Wに沿って移動する。
接点開閉機構130は、負荷及び電源を含む回路における過電流、欠相、相の不平衡及び逆相などのような異常電流発生時に、アクチュエータ機構16が発生した作動力を受けて接点装置を作動させるものである。また接点装置は、接点開閉機構130により作動すると、電流遮断用の接点信号を電磁接触器等の電流制御装置(図示省略)へ出力される。またサーマルリレーは、接点装置を作動させた後、外部からの操作によりリセットされると、接点装置を非作動状態に復帰させる。これにより、接点装置は、電流遮断用の接点信号の出力を中断する。
図4に示されるように、サーマルリレーでは、リレーケーシング10の上面部に調整ダイヤル132及びリセットボタン134が配置されている。調整ダイヤル132は、使用者が回路遮断時(トリップ)の感度を調整する時に操作され、またリセットボタン134は、回路に対する電流遮断後にサーマルリレーをリセットする際に押下される。接点開閉機構130は、シフタ118の撓み方向Bへの移動に応じて回動される温度補償バイメタル136と、温度補償バイメタル136の一端部と接続され温度補償バイメタル136の回動時に一体となって回動する釈放レバー138と、釈放レバー138の回動時に釈放レバー138により押さえられながら接点装置を閉路位置または開路位置に切り換える反転ばね機構140を備えている。
反転ばね機構140は、その一端部に可動接点が設けられ、他端部には固定された2つの板バネとこの板バネに接続されたコイルバネから構成される。反転ばね機構140は、所定の圧力が加わると上方に膨れる状態から下方に膨れる状態に反転され、又はその逆に反転される。
反転ばね機構140の可動接点に対向する位置に固定接点が設置されている。反転ばね機構140の可動接点と固定接点は、負荷に正常的に電流が流れる正常状態では開放されている常時開路接点として構成されている。
反転ばね機構140は、使用者がサーマルリレーをリセットさせるために、リセットボタン134を押すと、中心部位が上方に膨れる状態に反転して接点が開放され、それにより、接点装置による電流遮断用の接点信号の出力が停止する。
一方、リセットボタン134は、リンク142を介して可動接点に連結されており、このリンク142は、回路に正常的な電流が流れる正常状態では常時閉路接点の可動接点を加圧し、可動接点を固定接点と接触させている。またリンク142は、回路の異常状態の発生時に反転ばね機構140が反転すると、反転ばね機構140からの駆動力をリセットボタン134に伝達してリセットボタン134を上方に押し上げ、リセット前の位置に復帰させる。
以上説明した本実施形態に係るサーマルリレーでは、アクチュエータフレーム13が、3個の主バイメタル82の先端がそれぞれ撓み方向Bに沿った自由端になるように、3個の主バイメタル82をそれぞれ片持ち状態で支持すると共に、ケーシング本体部12に対して嵌込みにより嵌脱可能に固定され、ケーシング本体部12と共にアクチュエータ機構16の格納部である下側格納室15を構成することにより、アクチュエータフレーム13をケーシング本体部12に固定する前には、アクチュエータフレーム13以外の装置部品からの干渉を受けることなく、アクチュエータフレーム13によりそれぞれ支持された3個の主バイメタル82に対する位置調整作業を行える。
また本実施形態に係るサーマルリレーでは、アクチュエータフレーム13をケーシング本体部12に固定した後にも、ケーシング本体部12からアクチュエータフレーム13を簡単に取り外すことができるので、ケーシング本体部12からアクチュエータフレーム13を取り外せば、アクチュエータフレーム13と共にアクチュエータ機構16をケーシング本体部12から離脱させ、アクチュエータ機構16を格納していた下側格納室15からも取り出した状態にできるので、ケーシング本体部12及び、このケーシング本体部12に格納された接点開閉機構130等からの干渉を受けることなく、すなわちアクチュエータフレーム13以外の装置部品からの干渉を受けることなく、アクチュエータフレーム13によりそれぞれ支持された3個の主バイメタル82に対する位置調整作業を行える。
また、本実施形態に係るサーマルリレーでは、アクチュエータフレーム13における3個の主バイメタル82の先端側にそれぞれ面した部分が、これらの主バイメタル82の長手方向及び撓み方向Bに沿って延在する支持プレート部46として形成されたことにより、3個の主バイメタル82の先端付近に対して外部から力を作用させて主バイメタル82に対する位置調整作業を行う際に、これらの主バイメタル82の先端側に面した部分が支持プレート部46とされ、この支持プレート部46の上面側が略平坦な面により形成されているので、アクチュエータフレーム13自体が主バイメタル82に対する位置調整作業に干渉することを効果的に防止でき、3個の主バイメタル82に対して位置調整する際の作業性を向上できる。
この結果、本実施形態に係るサーマルリレーによれば、リレーケーシング10を含む他の装置部品からの干渉により3個の主バイメタル82に対する位置調整作業の作業性が低下することを防止できる。
本発明の実施形態に係るサーマルリレーにおけるリレーケーシング及びアクチュエータ機構の構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るサーマルリレーにおけるリレーケーシング及びアクチュエータ機構の構成を示す分解斜視図である。 図1に示されるバイメタルユニットの構成を示す斜視図及び側面図である。 図1に示されるリレーケーシングにおける上側格納室に格納される接点開閉機構の構成を示す正面図である。
符号の説明
10 リレーケーシング
12 ケーシング本体部
13 アクチュエータフレーム
14 上側格納室
15 下側格納室
16 アクチュエータ機構
18、20 側板部
21 ケーシング本体部
22 後板部
24 仕切板
26、28 隔壁部
32 隔室
36 切欠部
38 係合段部
40、42、44 係止凹部
46 支持プレート部
48 横パネル部
50 パネル部
54 係合片部
56、58 係止レバー
60 フック部
64 ガイド面
64 係止面
66 係止レバー
68 フック部
74 基台部
76、78 挟持片
80 バイメタルユニット
82 主バイメタル
84 連結プレート
86 絶縁スリーブ
88 発熱体
90 端子台
92 導電板
94 リード端子
96 シフタ係合部
98 ベースプレート
100、102 ねじ孔(調整手段)
104、106 長孔(調整手段)
108、110 ボス部(調整手段)
112 ビス(調整手段)
114 平ワッシャ(調整手段)
116 スプリングワッシャ(調整手段)
118 シフタ
120 バイメタル係合部
130 接点開閉機構
132 調整ダイヤル
134 リセットボタン
136 温度補償バイメタル
138 釈放レバー
140 反転ばね機構

Claims (2)

  1. 一方向に沿ってそれぞれ細長く形成され、温度変化に応じて所定の撓み方向に沿った湾曲量が変化する複数個の主バイメタル及び、前記主バイメタルの外周側に配置され、電源及び負荷を含む回路を流れる電流に応じた熱量を発生し、該発生熱を前記主バイメタルに伝達する発熱体を具備し、前記回路の異常発生時に前記主バイメタルにより作動力を発生するアクチュエータ機構と、
    前記回路に対する電流供給を制御するための接点信号を出力する接点装置と、
    前記アクチュエータ機構から作動力を受けて、前記接点装置を作動させる接点開閉機構と、
    前記アクチュエータ機構、前記接点装置及び前記接点開閉機構をそれぞれ格納する装置ケーシングと、を有する熱動形過負荷継電器であって、
    前記装置ケーシングは、
    少なくとも前記接点装置及び前記接点開閉機構を格納したケーシング本体部と、
    複数個の前記主バイメタルの先端がそれぞれ前記撓み方向に沿った自由端になるように、複数個の前記バイメタルを支持すると共に、前記ケーシング本体部に対して嵌込みにより嵌脱可能に固定され、前記ケーシング本体部と共に前記アクチュエータ機構の格納部を構成するアクチュエータフレームと、
    を有し、
    前記アクチュエータフレームに、前記主バイメタルの前記撓み方向に沿った傾き調整及び前記主バイメタルの前記撓み方向に沿った位置調整を行うための調整手段を設け、
    該調整手段は、前記アクチュエータフレームに穿設された、その断面が前記撓み方向を長軸方向とする長円に形成された一対の長孔と、前記主バイメタルに穿設された一対のねじ孔と、前記一対の長孔を通して前記一対のねじ孔のそれぞれに捻じ込まれる一対のビスとにより構成されることを特徴とする熱動形過負荷継電器。
  2. 前記アクチュエータフレームは、複数個の前記主バイメタルの先端側にそれぞれ面した部分が、前記主バイメタルの長手方向及び前記撓み方向に沿って延在するプレート状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の熱動形過負荷継電器。
JP2008116732A 2008-04-28 2008-04-28 熱動形過負荷継電器 Expired - Fee Related JP5018621B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008116732A JP5018621B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 熱動形過負荷継電器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008116732A JP5018621B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 熱動形過負荷継電器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009266711A JP2009266711A (ja) 2009-11-12
JP5018621B2 true JP5018621B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=41392268

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008116732A Expired - Fee Related JP5018621B2 (ja) 2008-04-28 2008-04-28 熱動形過負荷継電器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5018621B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110047708B (zh) * 2019-04-15 2020-12-04 广东求精电气有限公司 一种具有保护电动机功能的热继电器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5844514Y2 (ja) * 1977-07-07 1983-10-08 富士電機株式会社 熱形過負荷継電器
JPS6076845U (ja) * 1983-10-31 1985-05-29 松下電工株式会社 電気機器
KR20040042627A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 엘지산전 주식회사 소형 열동형 과부하 계전기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009266711A (ja) 2009-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2284851B1 (en) Transfer device for automatic transfer switch
PL120656B1 (en) Power controlling device
JP5018621B2 (ja) 熱動形過負荷継電器
KR20090087799A (ko) 열 동형 과부하 계전기
JP5745180B2 (ja) 回路遮断器
US20040095223A1 (en) Thermal overload relay
JP4798243B2 (ja) 熱動形過負荷継電器
KR20130137120A (ko) 바이메탈 제어기
US2516501A (en) Thermostatic electrical switch
JP6033107B2 (ja) 回路遮断器
KR101052715B1 (ko) 열동형 과부하 계전기
KR100937234B1 (ko) 열동형 과부하 계전기
KR100400779B1 (ko) 열동형 과부하 계전기의 오동작 방지구조
JP2009266540A (ja) 熱動形過負荷継電器及びその組立方法
JP3241765B2 (ja) コントロール装置
JP2010003663A (ja) 熱動形過負荷継電器
KR200345665Y1 (ko) 열동형 과부하 계전기
AU731133B2 (en) Single-phase circuit breaker
KR200208216Y1 (ko) 열동형 과부하 계전기 단자대의 결합구조
KR20240059150A (ko) 열동형 과부하 계전기
CN115565817A (zh) 热动型过载继电器
RU161608U1 (ru) Реле электротепловое
KR20220032286A (ko) 온도 보상 기구 및 이를 포함하는 열동형 과부하 계전기
RU2124779C1 (ru) Тепловое реле (варианты)
JP2000149752A (ja) 熱形保護継電器の差動装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20100714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120515

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5018621

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees