JP5018241B2 - スキャンシステム、スキャナ制御装置、スキャナ、及びスキャナ制御プログラム - Google Patents

スキャンシステム、スキャナ制御装置、スキャナ、及びスキャナ制御プログラム Download PDF

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本発明は、通信回線を介した画像のスキャンに関するものである。
従来、携帯電話とスキャナとをPCカードおよび無線/有線LANによって接続し、スキャナにてスキャンした画像ファイルを携帯電話に転送するものが提案されている(特許文献1、参照。)。
かかる構成によれば、スキャナ自体が通信機能を有さなくても、携帯電話を介してスキャンした画像ファイルを外部の通信網に送信することができる。
特開2002−354186号公報
しかしながら、上述した文献のスキャナにおいてスキャンした画像ファイルを携帯電話を介して外部に送信するためには、スキャナに備えられたタッチパネルを操作しなければならないという問題があった。すなわち、ユーザーにおいては携帯電話をスキャナと通信可能な状態に設定する操作とともに、スキャナに対する操作も行わなければならず、作業が繁雑となる問題があった。一方、スキャナの構成においては、スキャナを操作するためのタッチパネル型のディスプレイを備えさせなければならないという問題があった。また、上述した文献では、スキャナと携帯電話とを接続するためにPCカードを装着する必要があるという問題があった。
本発明は、上記課題の少なくとも一つにかんがみてなされたもので、相互に接続された一方の装置のみの操作でスキャンを実行させることを目的とする。
上記目的を達成するために、スキャナ制御装置とスキャナとを所定の通信回線を介して相互に接続することによりスキャンシステムを構成し、このスキャナ制御装置はファイル送信手段と要求手段と受信手段とを備える。上記ファイル送信手段は、上記通信回線を介して事前に上記スキャナへファイルを送信する。上記要求手段は、上記送信されたファイルに関連づけられた所定形式の識別情報によって特定される画像ファイルの取得要求を上記スキャナに対して上記通信回線を介して行う。上記受信手段は、上記要求手段が上記識別情報によって指定した上記画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナから受信する。上記スキャナにおいては、上記識別情報によって特定された画像ファイルを生成し、送信手段によって当該生成した画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナ制御装置に送信する。このようにすることにより、上記スキャナ制御装置において上記ファイルの取得要求を行うだけで、スキャンして得られた画像ファイルを得ることができるため、上記スキャナに対して操作を行わなくて済む。例えば、上記スキャナ制御装置に備えられた操作ボタン等をユーザーが操作する等により、上記スキャナにてスキャンした画像ファイルを上記スキャナ制御装置が得ることができる。上記スキャナ制御装置は、上記スキャナを制御するための専用の装置に限られず、例えば所定の通信回線による通信機能を備えた携帯電話やPDAやパーソナルコンピュータ等も該当する。また、上記ファイル取得要求が可能な上記通信回線であればよく、幅広い種類の上記通信回線において上記スキャナと上記スキャナ制御装置とを接続することができる。
また、上記ファイルの取得要求に対する応答がスムーズとなるように、将来の上記ファイルの取得要求で指定されるであろう上記識別情報で特定される画像ファイルを生成するようにスキャンを行っておき、実際に上記ファイルの取得要求がされた段階で予め生成しておいた画像ファイルを送信するのが望ましい。そのための具体的な構成として、上記ファイル送信によって事前に上記ファイルが送信されたことをトリガーとして、上記スキャナに対して上記要求手段が指定する上記識別情報を有する上記画像ファイルの生成を開始させる。すなわち、将来的に上記要求手段が指定するであろう上記識別情報を上記事前のファイル送信によって指定しておけば、上記要求手段が上記ファイルの取得要求をする段階で、当該ファイルの取得要求にて要求される上記識別情報で特定された上記画像ファイルを生成しておくことができる。
事前に送信する上記ファイルに上記識別情報を関連づける手法として、上記ファイルのファイル名と上記識別情報を関連づける手法と、上記ファイルの内容と上記識別情報を関連づける手法があげられ、これらの手法のうちいずれ一方または双方を適用することができる。なお、上記識別情報を事前に送信する上記ファイルのファイル名と関連付けるにあたっては、上記識別情報をファイル名の本体と関連づけてもよいし、当該ファイル名の拡張子名と関連づけてもよい。また、上記識別情報を上記ファイルの内容と関連づける場合には、当該識別情報を上記ファイルのヘッダの内容に関連づけてもよいし、ボディの部分に関連づけてもよい。上記ファイルのファイル形式は特に限定されないが、例えばテキストを含むファイルの場合、当該テキストによって上記識別情報を関連づけることができる。一方、上記画像ファイルは上記識別情報によって特定されるものであるが、例えば上記識別情報を上記画像ファイルのファイル名としておけば、上記識別情報としてのファイル名を指定して上記ファイルの取得要求を行うことができる。
上記スキャナ制御装置への送信が完了した上記画像ファイルは上記スキャナにおいて不要となるため、上記スキャナ制御装置の記憶手段にて記憶された上記画像ファイルの削除することが望ましい。上記スキャナ制御装置への送信が完了したことを上記スキャナが自ら判断して当該画像ファイルを削除するようにしてもよいし、上記スキャナ制御装置が受信を完了したことを判断して上記スキャナに削除要求を送信するようにしてもよい。後者の態様を適用することにより、上記画像ファイルが確実に上記スキャナ制御装置へ送り届けられたことを確認した上で削除を実行させることができる。この削除要求も、当該削除要求に対応した電子ファイルの送信により行うことができる。
また、事前にファイルを送信することなく、上記スキャナ制御装置の要求手段による所定形式の識別情報で特定される画像ファイルの取得要求が受け付けられた段階で、当該識別情報で特定された画像ファイルを上記スキャナの画像ファイル生成手段が生成するようにしてもよい。この場合、事前にファイルを送信しておく必要がなくなるため、上記スキャナ制御装置と上記スキャナの間の手続が簡略化できる。
以上説明したように、本発明において少なくとも上記通信回線において電子ファイル(上記ファイルおよび上記画像ファイルを含む。)の取得要求が可能な仕組み(プロトコル)が用意されていればよく、この条件を満足する上記通信回線の種類は種々考えられる。また、配線が不要なことから、上記通信回線は無線通信であることが望ましい。例えば、赤外線通信においては、ファイルの取得要求が可能な仕組みとしてOBEX(Object Exchange)を使用することができる。Bluetooth(Bluetooth SIGの登録商標)通信においてもOBEXを使用してファイルの取得要求をすることができ、同様に本発明を実現することができる。
なお、本発明の技術的思想は、上述したスキャンシステム全体のみならず、その一部を構成するスキャナ制御装置やスキャナにおいても具体的に特定可能であることはいうまでもない。また、本発明のスキャナ制御装置が、スキャナを制御する以外の手段も備えた例えば携帯電話等の装置に組み込まれてもよい。また、本発明のスキャナが、原稿をスキャンする以外の印刷手段も備えた例えばマルチファンクションプリンタに組み込まれてもよい。さらに、本発明の技術的思想は、具体的な装置にて具現化されるのみならず、その方法としても具現化することができる。すなわち、上述したスキャンシステムやスキャナ制御装置やスキャナが行う各工程を有する方法としても本発明を特定することができる。むろん、スキャンシステムやスキャナ制御装置やスキャナがプログラムを読み込んで上述した各手段を実現する場合には、当該各手段に対応する機能を実行させるプログラムや当該プログラムを記録した各種記録媒体においても本発明の技術的思想が具現化できることは言うまでもない。
以下、下記の順序に従って本発明の実施形態を説明する。
(1)スキャンシステムについて:
(2)スキャンシステムの変形例:
(3)スキャンシステムの応用例:
(1)スキャンシステムについて
図1は、本発明の一実施形態にかかるスキャンシステムの全体構成を示している。同図において、スキャンシステム100は携帯電話10とスキャナ20とから構成されている。本発明のスキャナ制御装置としての携帯電話10は、CPU11とRAM12とROM13とからなる制御部10Cと、赤外線を送受信する発光/受光素子を備えた赤外線通信ユニット14と、ディスプレイ15と、操作パッド16を少なくとも備えている。なお、赤外線通信が本発明の通信回線に該当する。ROM13においては、プログラムデータ13aが記憶されており、例えばユーザーが操作パッド16に対して所定の操作を行うことによりCPU11に当該プログラムデータ13aが読み込まれ、RAM12上に展開される。本実施形態においては、常時、制御部10Cがプログラムデータ13aに基づいてOS(Operating System)を実行させるとともに、ユーザーが操作パッド16に対して所定の操作を行うことにより制御部10Cがプログラムデータ13aに基づいてスキャナ制御プログラムSAを実行させる。
制御部10Cにて実行されているスキャナ制御プログラムSAは、UI部M1と開始指示部M2と要求部M3と受信部M4と削除要求部M5から構成されており、開始指示部M2とスキャン要求部M3と受信部M4と削除要求部M5はOSが提供するAPIを使用して赤外線通信ユニット14における所定電子ファイルの送受信を実行する。なお、本実施形態においてOS上にてスキャナ制御プログラムSAが実行されるようにしたが、OS上にJava(Sun Microsystems 社の登録商標)等のヴァーチャルマシンを実行し、さらにヴァーチャルマシン上にてスキャナ制御プログラムSAが実行されるようにしてもよい。なお、プログラムデータ13aのうちスキャナ制御プログラムSAの実行に必要なデータは、予め携帯電話10の製造時にプレインストールされていてもよいし、購入後にユーザーが携帯電話通信網等を介してダウンロードしてもよい。なお、UI部M1と開始指示部M2と要求部M3と受信部M4と削除要求部M5の詳細については、後述するスキャンシステム100が実行するスキャン処理において説明する。
スキャナ20は、CPU21とRAM22とROM23とからなる制御部20Cと、赤外線を送受信する発光/受光素子を備えた赤外線通信ユニット24と、原稿台またはプラテン上に載置された原稿に対して相対的に走査しながら画像情報を入力するラインセンサ25とから構成されている。ROM23においては、プログラムデータ23aが記憶されており、CPU11に当該プログラムデータ13aが読み込まれ、RAM12上に展開される。これにより、スキャナ20を制御する制御プログラムCPが制御部20Cにて実行される。制御プログラムCPは、開始指示受付部N1とスキャン実行部N2と画像ファイル生成部N3と送信部N4と削除部N5とから構成されている。開始指示受付部N1とスキャン実行部N2と画像ファイル生成部N3と送信部N4と削除部N5の詳細については、後述するスキャンシステム100が実行するスキャン処理において説明する。
図2は、スキャンシステム100が実行するスキャン処理の流れを示している。ステップSC100においては、予めスキャナ制御プログラムSAが実行されており、UI部M1が操作パッド16に対するユーザーの操作を監視する。スキャンを実行させる旨の操作が操作パッド16に対して行われるまで監視を行う。このとき、UI部M1はディスプレイ15に対して所定のUI画面を出力しており、スキャンを実行させる場合にはどのボタンを押すべきか等のガイダンスを表示させている。ここで、スキャンを実行させるための操作が受け付けられたとき、ステップSC110にて開始指示部M2(本発明のファイル送信手段に相当する。)がスキャンを開始させるための開始指示をするためのコマンドを生成する。まず、ステップSC110では、開始指示部M2がカウンタ値を取得する。このカウンタ値は000〜999の整数値を取り、ステップSC110にてカウンタ値が取得されるごとに1がインクリメントされる。続くステップSC120においては、上記カウンタ値を盛り込んだOBEXプロトコルのPUTコマンドを生成する。なお、OBEXプロトコルはアプリケーション層のプロトコルであり、物理層として赤外線通信上で使用することが可能となっている。また、物理層とアプリケーション層の中間のトランスポート/データリンク層においてはIrDAやIrSimple等の各種赤外線通信プロトコルを使用することができる。
図3は、ステップSC120にて生成されるPUTコマンドの内容を模式的に示している。本実施形態では、カウンタ値として初期の000が取得された場合を例にして説明する。図3(A)においては、PUTオペレーションにより、”INSTRUCTION.TXT”というファイル名のテキストファイルを送信するコマンドが生成されており、当該テキストファイルにおいて、”ACTION=SCAN”であり”画像ファイル名=I000”である旨が記述されている。図3(B)においては、PUTオペレーションにより、”SCAN.TXT”というファイル名のテキストファイルを送信するコマンドが生成されており、当該テキストファイルにおいて、”画像ファイル名=I000”である旨が記述されている。一方、図3(C)においては、PUTオペレーションにより、”I000.SCN”というファイル名の電子ファイルを送信するコマンドが生成されている。当該電子ファイルは意味をなすデータ格納を格納しておらず、いわゆるダミーファイルとなっている。さらに、図3(D)においては、PUTオペレーションにより、”SCAN.I000”というファイル名のダミーファイルを送信するコマンドが生成されている。
ファイル名が”INSTRUCTION.TXT”と”SCAN.TXT”と”I000.SCN”と”SCAN.I000”の各電子ファイルは上記のPUTコマンドとともに生成され、それぞれ送信可能な状態とされる。図3(A),(B),(C),(D)は、いずれも”I000”というファイル名(識別情報)を有する画像ファイルを生成すべき旨をスキャナ20に要求するコマンドを意味しており、いずれのコマンド方式を採用してもよい。すなわち、スキャナ20に生成させる”I000”というファイル名を、送信する電子ファイルに格納させてもよいし、送信する電子ファイルのファイル名としてもよいし、送信する電子ファイルの拡張子名としてもよい。いずれにしてもファイル名(識別情報)が生成した電子ファイルに関連づけられていることとなる。次回、ユーザーがスキャンをする指示を行った場合には、カウンタ値に1がインクリメントされた”I001”というファイル名が指定されることとなる。このように、指定するファイル名に上記カウンタ値を反映させることにより、ユーザーの一度のスキャン指示に対して固有のファイル名を指定することができる。ここでは、固有のファイル名を指定することができればよく、例えば乱数を指定するファイル名に反映させるようにしてもよい。
ステップSC130においては、ステップSC120にて指定したファイル名”I001”をRAM12に記憶しておく。ステップSC140においては、ステップSC120にて生成したコマンドを開始指示部M2が出力する(本発明の事前のファイル送信に相当。)。これにより、赤外線通信ユニット14を介してステップSC120にて生成したファイル名が”INSTRUCTION.TXT”または”SCAN.TXT”または”I000.SCN”または”SCAN.I000”となるいずれかの電子ファイルをスキャナ20に送信する。なお、説明を省略するがステップSC120のコマンド実行にともなって、コネクションの確立や送信ファイルのパケット化やパルス変調等が行われる。ステップSC150においては、スキャンに必要な時間(原稿やスキャン解像度等によって異なるが、例えば1分程度。)の待機を行う。このとき、UI部M1がディスプレイ15にて”スキャンが完了するまで携帯電話をスキャナに向けたままお待ち下さい”という表示を行っておくことが望ましい。
一方、スキャナ20では制御プログラムCPが実行されており、開始指示受付部N1がステップSS100にて開始指示を受け付ける。具体的には、開始指示受付部N1は赤外線通信を介して赤外線通信ユニット24が受信し、復調した電子ファイルを監視しており、当該電子ファイルの受信をスキャンの開始指示として解釈する。いずれかの電子ファイルが受信されると、ステップSS110にて当該電子ファイルの解析を行うことにより、受信した電子ファイルがスキャンの開始指示を示すものか否かを判定する。例えば、図3(A)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1は受信した”INSTRUCTION.TXT”をRAM22に展開し、そのなかから”ACTION=SCAN”とする記述を取得し、”ACTION”に”SCAN”が指定されていることをもって、スキャンの開始指示が受信されたと解釈する。図3(B)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1はファイル名が”SCAN.TXT”となっていることをもって、スキャンの開始指示が受信されたと解釈する。受信された電子ファイルが”SCAN.TXT”となっていない場合には、スキャンの開始指示でないと判断し、ステップSS100にて開始指示の受け付けを継続する。一方、図3(C)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1はファイル名の拡張子部分が”SCN”となっていることをもって、スキャンの開始指示が受信されたと解釈する。さらに、図3(D)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1はファイル名の本体部分が”SCAN”となっていることをもって、スキャンの開始指示が受信されたと解釈する。
ステップSS110においてスキャンの開始指示と解釈できた場合、ステップSS120において開始指示受付部N1はスキャンして生成するファイル名を取得する。ここでも、図3(A),(B),(C),(D)に示した各コマンド方式に適応した解釈方法によってファイル名を取得する。まず、図3(A),(B)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1は受信した”SCAN.TXT”をRAM22に展開し、そのなかから”画像ファイル名=I000”とする記述を取得し、”画像ファイル名=”と指定された”I000”をスキャンにより生成するファイル名として取得する。スキャンにより生成するファイル名が取得されると、ステップSS130にて当該ファイル名をRAM22に記憶する。一方、図3(C)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1は受信した”I000.SCN”のファイル名の本体部分”I000”をスキャンにより生成するファイル名として解釈する。さらに、図3(D)のコマンド方式を採用した場合、開始指示受付部N1は受信した”SCAN.I000”のファイル名の拡張子部分”I000”をスキャンにより生成するファイル名として解釈する。いずれのコマンド方式においても、開始指示受付部N1は、『スキャンを開始すべき旨』と、『スキャンによって生成したファイル名を”I000”とすべき旨』を解釈することができる。
ステップSS140においては、上述したスキャン開始指示の解釈をトリガーとして、実際にスキャンを実行する。具体的には、スキャン実行部N2が所定の照明を行いつつラインセンサ25または原稿をスキャン(走査)させることにより、順次ラインセンサ25から画像情報を取得する。ステップSS150においては得られた画像情報に基づいて画像ファイル生成部N3が画像ファイルを生成する(画像ファイル生成手段)。まず、各位置から得られた画像情報(モノクロであれば輝度情報、カラーであれば色情報)を原稿に対応した位置に配列することにより、画像データを生成し、その後、必要に応じて例えばJPEG圧縮等を行う。最後に、データのヘッダにファイル名を記述することにより、画像ファイルを生成する。本実施形態では、生成すべきファイル名が”I000”であることがRAM22に記憶されているため、”I000”というファイル名が記述される。例えば、JPEG圧縮を行った場合、拡張子”JPG”と合わせて、”I000.JPG”というファイル名の画像ファイルが生成されることとなる。生成された画像ファイルIFはステップSS160においてROM23に記憶される。なお、ROM23が書換可能なフラッシュROM等とされている。
スキャナ20がスキャンを完了させ、ステップSS150にて画像ファイルIFをROM23に記憶させた後に、携帯電話10においてはステップSC150における待機時間が経過し、ステップSC160にて要求部M3がスキャナ20が生成した画像ファイルIFの送信を要求する処理を実行する。具体的には、ステップSC120にて指定したファイル名”I001”をRAM12から読み出し、当該ファイル名”I001”を識別情報として指定したファイル取得要求をOBEXプロトコル上のGETオペレーションによって行う。ここでは、以下のGETコマンドを生成する。
GET I000.JPG
すなわち、ファイル名が”I000.JPG”の電子ファイルをスキャナ20に送信するように赤外線通信を介して要求する。なお、上記のファイル取得要求に際してスキャナ20における保存パスを指定するパラメータを添付するようにしてもよい。上記のファイル取得要求が生成できると、ステップSC170において要求部M3が赤外線通信ユニット14を介してスキャナ20にファイル取得要求を送信する。ここでも、予めコネクションが確立されているものとする。ステップSS160にてファイル取得要求を受信したスキャナ20においては、ステップSS170にて送信部N4がファイル取得要求にて指定されたファイル名”I000.JPG”を有する画像ファイルIFをROM23から取得し、当該画像ファイルIFを赤外線通信を介して携帯電話10に返す。ここでは、ステップSC120の開始指示において指定したファイル名”I001”と同じファイル名”I001”を指定したファイル取得要求がなされ、開始指示において指定されたファイル名”I001”によって特定された画像ファイルIFをスキャナ20が生成しているため、ファイル取得要求にて指定した画像ファイルIFを返信することができる。
GETオペレーションを実行中の携帯電話10は、ステップSC180において、スキャナ20から返された画像ファイルIFを受信部M4が受信し、復調する。これにより、携帯電話10は、スキャナ20が原稿をスキャンして得た画像ファイルIFを得たこととなる。ステップSC190においては画像ファイルIFの受信が完了したことを確認した上で削除要求を出力する。ここで、画像ファイルIFの受信が完了したこととは、画像ファイルIFの受信/復調が問題なく完了したことを意味し、例えばエラー訂正等を経て画像ファイルIFが所定の品質で再現できたことを意味する。また、削除要求もPUTオペレーションによって行う。例えば、”ACTION=DELETE”であることと”画像ファイル名=I000.JPG”である旨が記述されたテキストファイルをPUTオペレーションによって送信してもよいし、”DELETE.I000”や”I000.DEL”というファイル名のダミーファイルを送信してもよい。いずれの方式によってもスキャナ20の削除部N5がステップSC190の削除要求において送信された電子ファイルをステップSS180において受信し、そのファイル名または記述内容から、ファイル名として”I000”を有する画像ファイルIFをROM23から削除すべきことを解釈することができる。そして、ステップSS190においては、削除部N5が携帯電話10に送信が完了した画像ファイルIFをROM23から削除する。
このように、送信が完了した画像ファイルIFを削除することにより、画像ファイルIFがROM23を圧迫することが防止することができるとともに、古い画像ファイルIFを誤って送信することが防止できる。本実施形態では、ファイル取得要求されるファイル名が000〜999の1000通りのカウンタ値によって識別されるため、誤ったファイルが返信されることは考えにくいが、返信が完了した画像ファイルIFを削除する処理を併用することにより確実性を向上させることができる。
(2)スキャンシステムの変形例:
以上においてはOBEXプロトコルのPUTオペレーションによって予めスキャナ20が生成すべき画像ファイルIFのファイル名を指定するものを例示したが、ファイル取得要求とともに生成すべき画像ファイルIFのファイル名を指定するようにしてもよい。すなわち、本発明において少なくともスキャンによって生成する画像ファイルを指定したファイル取得要求をすればよく、ファイル取得要求に応じてスキャナ20がスキャンを開始させるようにすることも可能である。
図4は、変形例にかかるスキャン処理の流れを示している。同図に示すように、ステップSC1120の段階で下記のようなGETコマンドを生成し、ステップS1140にて送信するようにしている。
GET SCANI000.JPG
これにより、スキャナ20においては、ステップSS1110においてファイル取得要求にて指定されたファイル名に”SCAN”が含まれることをもって、スキャンの実行指示がなされたことを認識し、ステップSS1120においてファイル取得要求にて指定されたファイル名の”SCANI000.JPG”が記述されていることをもって、ファイル名が”SCANI000.JPG”の画像ファイルIFをスキャンによって生成すべきことを認識する。これを受けてスキャナ20は、前実施形態と同様にステップSS1130にて当該ファイル名をRAM22に記憶し、ステップSS1140において実際にスキャンを実行する。さらに、ステップSS1150において、ファイル取得要求にて指定されたファイル名”SCANI000.JPG”の画像ファイルIFを生成する。引き続き、スキャナ20は本来のGETオペレーションにて行うべきファイル名”SCANI000.JPG”の画像ファイルIFの返信をステップSS1160にて実行する。
一方、携帯電話10においてはステップSC1130にて自らが開始したGETオペレーションを続行しており、スキャナ20がステップSS1160にて返信したファイル名”SCANI000.JPG”の画像ファイルIFを受信する。携帯電話10がGETオペレーションを開始してから、スキャナ20がスキャンを完了させた上で画像ファイルIFを返信するまでの間にある程度時間が経過することとなるが、この期間が長すぎるとGETオペレーションがタイムアウトとなりエラーとなってしまう。そこで、例えば擬似的にタイマーを停止させてGETオペレーションのタイムアウトを防止してもよい。また、タイムアウトとなった時点で、再度、ステップSC1130のGETコマンドを実行し、GETオペレーションを開始させるようにしてもよい。このようにすれば、2度目以降のGETオペレーションにて同一のファイル名の画像ファイルを受信することができる。一方、スキャナ20においては、2度目以降、同一のファイル名が指定されたGETコマンドを受信した場合、当該GETコマンドの受理だけ行い、ステップSS1130〜SS1160の処理をさせないようにすればよい。すなわち、ステップSS1130〜SS1160の処理は最初のGETコマンドに応じてのみ行い、ステップSS1130〜SS1160を重複して行わないようにすればよい。このように、OBEXプロトコルのGETオペレーションのみでスキャン処理を行うようにすれば、処理を簡略化することができる。
また、上記の実施形態においては画像ファイルIFの識別情報としてファイル名を指定するようにしたが、GETオペレーションにおいては送信要求するファイルの保存パスを指定することができるため、保存パスによって識別することも可能である。すなわち、画像ファイルのファイル名は常に同じとし、ファイルの保存パスをユーザーのスキャン実行指示ごとに変更するようにしてもよい。むろん、識別情報としてファイル名と保存パスの双方を併用することも可能である。さらに、上記の実施形態においては生成する画像ファイルのファイル名のみを指定するようにしたが、他のスキャン条件を指定することも可能である。図3(A),(B)のようにテキストファイルに必要な情報を記述する場合、当該テキストファイルにて各種の条件を記述しておくことができる。
図5は、変形例にかかるPUTコマンドの内容を模式的に示している。同図に示すように、図3(B)と同様にファイル名が”SCAN.TXT”のテキストファイルをPUTオペレーションによって送信することとしている。ただし、当該テキストファイルには生成すべきファイル名のみならず、スキャン解像度やカラーモードや原稿サイズやファイル圧縮モード等が記述され、当該テキストファイルを展開したスキャナ20は、これらの条件に基づいてスキャンや画像ファイルの生成を実行させる。これらのスキャン条件は、例えばUI部M1がディスプレイ15に条件指定のUI画面を表示させ、操作パッド16の操作を受け付けることによってユーザーの意向を反映させたものとすればよい。
以上説明したように、本発明によれば原稿をスキャナ20にセットさえしておけば、携帯電話10のみの操作でスキャンを実行させることができる。また、電子ファイルのGETオペレーションとPUTオペレーションが実行できればよく、赤外線通信やBluetooth通信等の携帯電話で普及した通信方式においてもスキャン処理を成立させることができる。むろん、赤外線通信やBluetooth通信では接続に際して配線を行う必要がないため、容易にスキャン処理を実行させることができる。
(3)スキャンシステムの応用例
以上においては、本発明のスキャンシステムを利用した基本的なスキャン処理の流れを説明したが、上記スキャン処理を応用して種々の用途に使用することも可能である。例えば、原稿として解答用紙をスキャンし、解答用紙をスキャンした画像ファイルIFを携帯電話10の通信機能を利用して外部に送信するようにしてもよい。
図6は、応用例にかかるスキャンシステムの構成を概略的に示している。同図において、上述した実施形態と同様の構成を含む携帯電話10は、例えばCDMA等の無線電話通信規格に準拠した無線信号により無線通信することが可能となっており、アンテナAtおよびゲートウェイGを介してインターネットInと接続されている。インターネットInにはサーバSVが接続されており、サーバSVと携帯電話10とが双方向のデータ通信を行うことが可能となっている。なお、携帯電話10とアンテナAtとが無線LANによって接続されていてもよい。また、携帯電話10のスキャナ制御プログラムSAの一部として属性確認部M6が実行されている。一方、前実施形態のスキャナ20と同様の構成を含むマルチファンクションプリンタMFPが携帯電話10と通信可能となっており、スキャナの機能を実行することが可能となっている。ただし、制御部20Cにおいては、前実施形態のスキャナ20で実行されなかったコード読取部N6が制御プログラムCPの一部として実行されている。マルチファンクションプリンタMFPはプリンタ機構30も備えており、プリンタ機構30の制御が制御プログラムCPによって行われている。プリンタ機構30は、例えば印刷ヘッドを備えたインクジェット方式の印刷機構を有しており、カラー画像を印刷することが可能となっている。
図7は、応用例にかかるスキャンシステムにおいて実行される添削要求処理の流れを示している。ステップS200においては、サーバSVが解答用紙を印刷するための解答用紙画像ファイルを携帯電話10に送信する。この解答用紙画像ファイルのヘッダには、どの教科の何回目の解答用紙であるかという属性情報が記述されている。例えば、算数の一学期5番目の解答用紙であるといった属性情報が記述されている。ステップS210においては、解答用紙画像ファイルを受信した携帯電話10が、マルチファンクションプリンタMFPに対してPUTオペレーションにより赤外線通信を介して当該解答用紙画像ファイルを送信する。ステップS220においては、解答用紙画像ファイルを受信したマルチファンクションプリンタMFPがプリンタ機構30を駆動させることにより、解答用紙を印刷させる。携帯電話10においては、属性確認部M6がステップS230においてマルチファンクションプリンタMFPに送信済みの解答用紙画像ファイルの属性情報を格納したテーブルTをROM13に記憶させる。以上により解答用紙を印刷させる処理が完了する。複数の解答用紙を印刷した場合には、複数の属性情報がROM13のテーブルに追記されていくこととなる。
図8は、添削を行う解答用紙を選択するUI画面を示している。当該UI画面はUI部M1によって携帯電話10のディスプレイ15に表示させられ、当該UI画面の表示中に操作パッド16に対するユーザーの操作がUI部M1によって監視される。ここでは、過去に実行したステップS230においてテーブルTに記憶した印刷済みの解答用紙の属性情報が一覧表示されており、添削を行う解答用紙の属性を選択することが可能となっている。なお、ファンクションプリンタMFPの原稿台またはプラテンにはユーザーが解答を行った解答用紙がセットされている。ステップS240において、いずれかの解答用紙が選択されると、前実施形態において説明した図2のステップSC110に移行して開始指示を生成し、ユーザーが選択した解答用紙についてのスキャン処理を開始させる。ここでは、基本的に前実施形態において説明したスキャン処理と同様の処理が実行され解答用紙についての画像ファイルが携帯電話10に送信されることとなる。ただし、ステップSS150において画像ファイル生成部N3が画像ファイルを生成するにあたり、スキャンした画像データから解答用紙の属性を示すバーコードをコード読取部N6が認識し、当該バーコードから当該解答用紙の属性情報を復元する。
例えば、算数の一学期5番目であるという属性情報を復元する。そして、復元した属性情報をステップSS160において画像ファイルIFのヘッダにファイル名とともに記述する。なお、上記バーコードは一次元に限られず2次元バーコードであってもよい。さらに、スキャナ20がOCRエンジンを備え、解答用紙に記述された文字に基づいて上記属性情報を復元するようにしてもよい。以上のようにしてスキャンした解答用紙の属性情報がヘッダに記述された画像ファイルIFを、図2のスキャン処理によって携帯電話10が受信すると、ステップS250において、属性確認部M6が画像ファイルIFに添付された属性情報を取得し、ステップS240にて選択された属性情報と比較する。
ここで双方の属性情報が一致しない場合には、正しい解答用紙がセットされていない旨の警告画面をUI部M1がディスプレイ15に表示させエラー終了する。すなわち、添削をするように選択した解答用紙と、実際にスキャンした解答用紙とが一致しない場合には、正しい解答用紙をセットするように促すようにする。一方、双方の属性情報が一致した場合には、正しい解答用紙についての画像ファイルIFが得られたとして、ステップS260において当該画像ファイルIFをサーバSVに送信する。これによりユーザーが所望した解答用紙をスキャンした画像ファイルIFのみをサーバSVに送信させることができる。サーバSVへの画像ファイルIFの送信が完了すると、当該送信した画像ファイルIFについての属性情報をステップS270にてテーブルTから削除する。このようにすることにより、一度添削を行った解答用紙について重複してスキャンを行い添削がされることが防止できる。
一方、画像ファイルIFを受信したサーバSVにおいては、サーバSVに接続されたプリンタ等において画像ファイルIFを印刷し、印刷した解答用紙を講師等が添削することができる。添削した結果は、例えば点数や添削コメントとして携帯電話10に送信するようにしてもよいし、添削した解答用紙をスキャンした画像ファイルそのものを携帯電話10に送信し、マルチファンクションプリンタMFPにて印刷させるようにしてもよい。
スキャンシステムの概略構成を示すブロック図である。 スキャン処理の流れを示すフローチャートである。 PUTコマンドの内容を示す図である。 変形例にかかるスキャン処理の流れを示すフローチャートである。 変形例にかかるPUTコマンドの内容を模式的に示す図である。 応用例にかかるスキャンシステムの概略構成を示すブロック図である。 応用例にかかる添削要求処理の流れを示すフローチャートである。 添削を行う解答用紙を選択するUI画面を示す図である。
符号の説明
10…携帯電話、10C…制御部、11…CPU、12…RAM、13…ROM、13a…プログラムデータ、14…赤外線通信ユニット、15…ディスプレイ、16…操作パッド、20…スキャナ、20C…制御部、21…CPU、22…RAM、23…ROM、23a…プログラムデータ、24…赤外線通信ユニット、25…ラインセンサ、100…スキャンシステム、30…プリンタ機構、At…アンテナ、CP…制御プログラム、G…ゲートウェイ、IF…画像ファイル、In…インターネット、M1…UI部、M2…開始指示部、M3…要求部、M3…スキャン要求部、M4…受信部、M5…削除要求部、M6…属性確認部、MFP…マルチファンクションプリンタ、N1…開始指示受付部、N2…スキャン実行部、N3…画像ファイル生成部、N4…送信部、N5…削除部、N6…コード読取部、SA…スキャナ制御プログラム、SV…サーバ、T…テーブル。

Claims (7)

  1. 所定の通信回線を介して相互に接続されたスキャナ制御装置とスキャナとからなるスキャンシステムにおいて、
    上記スキャナ制御装置は、
    上記通信回線を介して事前に上記スキャナへファイルを送信するファイル送信手段と、
    上記送信されたファイルのファイル名または該ファイルの内容の少なくともいずれかによって特定される画像ファイルに対する取得要求を上記スキャナに対して行う要求手段と、
    上記要求手段が特定した上記画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナから受信する受信手段とを具備するとともに、
    上記スキャナは、
    上記通信回線を介して上記スキャナ制御装置から事前に送信されたファイルを受信する事前送信ファイル受信手段と、
    上記事前送信ファイル受信手段が受信したファイルのファイル名または該ファイルの内容の少なくともいずれかによって特定される画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    上記画像ファイル生成手段により生成された画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナ制御装置に送信する送信手段を具備することを特徴とするスキャンシステム。
  2. 上記スキャナは、上記事前送信ファイル受信手段によるファイル受信をトリガーとして、上記画像ファイル生成手段に特定された画像ファイルの生成を開始させることを特徴とする請求項1に記載のスキャンシステム。
  3. 上記スキャナは、上記画像ファイル生成手段が生成した画像ファイルを記憶する記憶手段を更に備え、
    上記スキャナ制御装置は、上記受信手段が上記画像ファイルを受信したとき上記記憶手段に記憶された当該画像ファイルの削除要求を送信することを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載のスキャンシステム。
  4. 上記ファイル送信手段が上記ファイルを送信することにより、上記画像ファイルの取得要求を上記スキャナに対して行う要求手段として機能することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載のスキャンシステム。
  5. 所定の通信回線を介してスキャナと接続されたスキャナ制御装置であって、
    上記通信回線を介して事前にファイルを上記スキャナへ送信するファイル送信手段と、
    上記送信されたファイルのファイル名または該ファイルの内容の少なくともいずれかによって特定される画像ファイルに対する取得要求を上記スキャナに対して行う要求手段と、
    上記要求手段が特定した上記画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナから受信する受信手段とを具備することを特徴とするスキャナ制御装置。
  6. 所定の通信回線を介してスキャナ制御装置と接続されたスキャナであって、
    上記通信回線を介して上記スキャナ制御装置から事前に送信されたファイルを受信する事前送信ファイル受信手段と、
    上記送信されたファイルのファイル名または該ファイルの内容の少なくともいずれかによって特定される画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、
    上記画像ファイル生成手段により生成された画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナ制御装置に送信する送信手段とを具備することを特徴とするスキャナ。
  7. 所定の通信回線を介してスキャナと接続されたスキャナ制御装置において実行されるスキャナ制御プログラムであって、
    上記通信回線を介して事前に上記スキャナへファイルを送信するファイル送信機能と、
    上記送信されたファイルのファイル名または該ファイルの内容の少なくともいずれかによって特定された画像ファイルに対する取得要求を上記スキャナに対して行う要求機能と、
    上記要求機能が特定した上記画像ファイルを上記通信回線を介して上記スキャナから受信する受信機能とを上記スキャナ制御装置にて実行させることを特徴とするスキャナ制御プログラム。
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