JP5017975B2 - 表面改質方法及び表面改質装置 - Google Patents

表面改質方法及び表面改質装置 Download PDF

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Description

本発明は、表面改質方法及び表面改質装置に関するものである。
インクジェットヘッドのノズルプレートの様に、金属等からなる被加工物の表面に撥液性をもたせる為に、被加工物の表面に撥液性の膜を製膜する技術が広く活用されている。例えば、特許文献1に開示されている方法では、まず、被加工物の表面にシリコンを用いてプラズマ重合し、重合膜を成膜する。続いてアニールして架橋反応を促進する。次に、紫外線(以下UV光(UltraViolet)とも称す)を照射し、重合膜の終端のメチル基を切断する。そして、酸化及び水素を含む気体に曝して、OH基(水酸基)を結合させる。続いて、被加工物を、長鎖RF基(パーフルオロアルキル基)を有するアルコキシシランを含む溶液に浸し、脱水縮合させて、被加工物の表面に長鎖RF基を有する分子膜を成膜する。以上の方法により撥液性の膜が形成される。
上記の工程において、紫外線を照射する方法としてキセノンガスを用いてエキシマUV光を照射する方法が、例えば、特許文献2に開示されている。これによれば、キセノンガスを封入した誘電体バリアランプを用いて、波長172nmの紫外線を照射することが可能となっている。エキシマUV光は、波長が短いことから、光子エネルギーが高く、重合膜の終端のメチル基を切断するのに適している。
特開2004−351923号公報 特開平8−124540号公報
被加工物にエキシマUV光を照射するとき、被加工物の表面に存在する酸素にもエキシマUV光が照射される。このとき、酸素はエキシマUV光を吸収し、酸素同士が結合してオゾンガスを形成する。オゾンガスは、酸化する力が強く、被加工物を過度に酸化して劣化してしまう場合がある。従って、被加工物を酸化するとき、酸化の程度を制御しにくいという問題があった。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、被加工物を酸化する程度の制御が可能となる表面改質方法及び表面改質装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の表面改質方法は、被加工物の表面に紫外線を照射して、表面を改質する表面改質方法であって、被加工物に酸素を含有する気体を吹付ける吹付け工程と、発光装置が発光する紫外線を被加工物の表面に照射する照射工程とを有し、吹付け工程と照射工程とを同時に行うことを特徴とする。
この表面改質方法によれば、被加工物に酸素を含有する気体を吹付ける吹付け工程と、被加工物に紫外線を照射する照射工程が同時に行われる。酸素雰囲気中にて、紫外線を照射することで、被加工物の表面を活性化し、酸素と接触させることにより、酸化することができる。このとき、酸素も紫外線の照射を受け活性化し、オゾンガスに変化する。オゾンガスは酸化作用が強いことから、被加工物を酸化し過ぎてしまう場合がある。
吹付け工程において、酸素を含有する気体が供給されるとき、供給される気体と共にオゾンガスが排出される。従って、被加工物の周囲には、オゾンガスに代わって、酸素を含有する気体が存在するようになる為、気体中の酸素含有量と紫外線強度により被加工物の改質の進行を制御することができる。その結果、この表面改質方法は、被加工物の酸化の進行を制御し易い表面改質方法とすることができる。
本発明の表面改質方法は、吹付け工程において、気体を吹付けるとき、被加工物に向けて気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質方法によれば、気体は被加工物に向けて吹付けられる。このとき、気体は被加工物の表面に沿って流れることから、被加工物の表面にて、停滞するオゾンガスを流動して排出することができる。
本発明の表面改質方法は、吹付け工程において、気体を吹付けるとき、紫外線の発光装置に向けて気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質方法によれば、気体は紫外線の発光装置に向けて吹付けられる。このとき、気体は紫外線の発光装置に沿って流れることから、紫外線の発光装置の表面にて、停滞するオゾンガスを流動して排出することができる。
本発明の表面改質方法は、照射工程では、発光装置と被加工物とを相対移動して、被加工物に紫外線を照射することを特徴とする。
この表面改質方法によれば、紫外線の発光装置と被加工物とを相対移動して、紫外線を照射している。つまり、発光装置において紫外線発光部が円柱状のとき、紫外線発光部の長さと、紫外線発光部と被加工物とが相対移動する長さとの積に相当する面積に紫外線を照射することができる。従って、被加工物を覆う面積に相当する紫外線の発光装置は必要なく、少ない本数の紫外線発光部で、広い面積を照射することができる。つまり、少ない紫外線発光部で、広い被加工物を照射することができる為、紫外線発光部に供給する電力を少なくすることができる。その結果、省エネルギーな表面改質方法とすることができる。
本発明の表面改質方法は、発光装置は、エキシマを形成するキセノン、もしくはキセノンを主成分とする放電用ガスを充たした誘電体バリア放電エキシマランプを放電して、紫外線を発光することを特徴とする。
この表面改質方法によれば、発光装置は、エキシマを形成するキセノン、もしくはキセノンを主成分とする放電用ガスを充たした誘電体バリア放電エキシマランプを用いている。これにより、紫外線の波長が180nmより短い光を照射することができる。従って、紫外線は、光子のエネルギーが強く、被加工物の表面にある物質の分子結合を切断し、被加工物の表面を活性化することができる。
上記課題を解決するために、本発明の表面改質装置は、被加工物の表面に紫外線を照射して、表面を改質する表面改質装置であって、紫外線を発光する発光装置と、酸素を含む気体を供給する気体供給装置と、気体を被加工物と発光装置との間に吹付ける吹付け装置とを有し、吹付け装置が吹付ける気体が、気体に紫外線を照射されて形成されるオゾンガスを、発光装置と被加工物との間から排気させることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、表面改質装置は、紫外線の発光装置と、気体供給装置と、気体の吹き付け装置とを有している。気体供給装置が気体を供給し、その気体を、吹き付け装置が、被加工物と発光装置との間に吹付ける。発光装置が発光する紫外線が被加工物の表面を活性化し、気体に含まれる酸素が被加工物の表面と結合して、被加工物が酸化される。
気体に含まれる酸素が、紫外線の照射を受け、オゾンガスが形成される。このオゾンガスは、吹付け装置が吹付ける気体により、発光装置と被加工物との間から排気させられる。
オゾンガスは酸化作用が強いことから、被加工物を酸化し過ぎてしまう場合がある。しかし、吹付け装置により、酸素が供給されると共に、オゾンガスが排出される。従って、被加工物の周囲には、オゾンガスに代わって、酸素を含む気体が存在するようになる為、気体中の酸素含有量と紫外線強度により被加工物の改質の進行を制御することができる。その結果、この表面改質装置は、被加工物の酸化の進行を制御し易い表面改質装置とすることができる。
本発明の表面改質装置では、吹付け装置は、気体を吹付けるとき、被加工物に向けて気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、気体は被加工物に向けて吹付けられる。このとき、気体は被加工物の表面に沿って流れることから、被加工物の表面にて、停滞するオゾンガスを移動して排出することができる。
本発明の表面改質装置は、吹付け装置は、気体を吹付けるとき、発光装置に向けて気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、気体は紫外線の発光装置に向けて吹付けられる。このとき、気体は紫外線の発光装置に沿って流れることから、紫外線の発光装置の表面にて、停滞するオゾンガスを移動して排出することができる。
本発明の表面改質装置は、移動テーブルを備え、移動テーブルは、発光装置と被加工物とを相対移動して、被加工物に紫外線を照射することを特徴とする。
この表面改質装置によれば、紫外線の発光装置と被加工物とを相対移動して、紫外線を照射している。つまり、紫外線発光部が円柱状のとき、紫外線発光部における長さと、紫外線発光部と被加工物とが相対移動する長さとの積に相当する面積に紫外線を照射することができる。従って、被加工物を覆う面積に相当する紫外線発光部は必要なく、少ない紫外線発光部で、広い被加工物を照射することができる為、紫外線発光部に供給する電力を少なくすることができる。その結果、省エネルギーな表面改質装置とすることができる。
本発明の表面改質装置では、移動テーブルは、排気孔を有し、被加工物は、移動テーブルにおける吹付け装置と排気孔との間に載置され、吹付け装置が吹付ける気体は、被加工物を通過して、排気孔から排気されることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、移動テーブルは排気孔を有している。吹付け装置が吹付ける気体は、排気孔から排気される。移動テーブルには、被加工物が載置されていることから、吹付け装置が吹付ける気体は、被加工物を通過して排気される。従って、被加工物の場所に形成されるオゾンガスは、気体が通過するとき、気体と一緒に排気される。従って、被加工物がオゾンガスにより酸化され過ぎない表面改質装置とすることができる。
本発明の表面改質装置では、吹付け装置は、移動テーブルの周囲から気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、気体は、移動テーブルの周囲から吹付けられる。吹付けられた気体は、排気孔以外に流動する先が無いことから、確実に排気孔に流入する。従って、気体の流れは制御され、テーブルの周囲から被加工物を通過して排気孔に流れる。その結果、オゾンガスは確実に排気することができる。
本発明の表面改質装置は、気体から水分を除去する乾燥装置を備え、吹付け装置から乾燥した気体を吹付けることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、発光装置と被加工物との間に吹付ける気体は、水分が除去されている。被加工物に照射される紫外線は、水分に吸収され易い性質がある。しかし、発光装置と被加工物との間に吹付ける気体は、水分が除去されている為、紫外線は気体に吸収されにくくなっている。従って、紫外線は、吹付ける気体により殆ど減衰せずに照射される為、効率良く表面が改質する表面改質装置とすることができる。
本発明の表面改質装置では、発光装置は、ランプと反射鏡とを備え、不活性ガスが充填されたランプハウス内に配置されていることを特徴とする。
この表面改質装置によれば、発光装置は、不活性ガスが充填されたランプハウスを備え、ランプハウス内には、ランプと反射鏡が配置されている。従って、発光装置は、外気の影響を受け難く、外気の成分が変わることがあっても、安定した出力の紫外線を発光することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した実施例について図面に従って説明する。
尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
本実施形態では、本発明の特徴的な表面改質装置と、この表面改質装置を用いて表面改質する場合の例について図1〜図9に従って説明する。
(表面改質装置)
最初に表面改質装置について説明する。図1は、表面改質装置の構成を示す模式斜視図である。表面改質装置1により、紫外線が照射され、ワークの表面が改質される。
図1に示すように、表面改質装置1には、直方体形状に形成される基台2が備えられている。本実施形態では、この基台2の長手方向をY方向とし、同Y方向と直交する方向をX方向とする。
基台2の上面2aには、Y方向に延びる一対の案内レール3a,3bが同Y方向全幅にわたり凸設されている。その基台2の上側には、一対の案内レール3a,3bに対応する直動機構を備えた移動テーブルとしてのテーブル4が取付けられている。そのテーブル4の直動機構は、例えば案内レール3a,3bに沿ってY方向に延びるネジ軸(駆動軸)と、同ネジ軸と螺合するボールナットを備えたネジ式直動機構であって、その駆動軸が、所定のパルス信号を受けてステップ単位で正逆転するY軸モータ(図示しない)に連結されている。そして、所定のステップ数に相対する駆動信号がY軸モータに入力されると、Y軸モータが正転又は逆転して、テーブル4が同ステップ数に相当する分だけ、Y軸方向に沿って所定の速度で往動又は、復動するようになっている。
さらに、基台2の上面2aには、案内レール3a,3bと平行にテーブル位置検出器5が配置され、テーブル4の位置が計測できるようになっている。
そのテーブル4の上面には、載置面6が形成され、その載置面6には、図示しない吸引式の基板チャック機構が設けられている。そして、載置面6に被加工物としての基板7,8を載置すると、基板チャック機構によって、その基板7,8が載置面6の所定位置に位置決め固定されるようになっている。
テーブル4のX方向両側には、吹付け装置9,10が配置されている。吹付け装置9,10は、載置面6に向けて吹出し口9a、10aが形成されており、吹出し口9a、10aから載置面6に酸素を含む気体を吹出すようになっている。
載置面6において、基板7,8の間には、排気孔11が形成され、吹出し口9a、10aから吹出される気体が排気孔11を通って、載置面6から排出されるようになっている。
基台2のX方向両側には、一対の支持台12a,12bが立設され、その一対の支持台12a,12bには、X方向に延びる支持部材13が架設されている。支持部材13のテーブル4側には、発光装置14が配置されている。
発光装置14は、密閉された矩形のランプハウスが形成され、そのランプハウスの内部にキセノンガスを封入した誘電体バリアランプ、冷却装置及び反射板を備えている。誘導体バリアランプは、波長172nmの紫外線を、テーブル4に向けて照射可能となっている。発光装置14は、ランプハウスの内部に、不活性ガスが充填され、紫外線が吸収されにくくなっている。又、冷却装置は、冷却液が流動する配管が誘電体バリアランプ及び反射板に配置された構成となっている。冷却装置は、誘電体バリアランプの温度が上昇し過ぎて、寿命が短くなることを防止している。さらに、冷却装置は、反射板を冷却し、冷却装置全体の温度上昇を抑えて、操作者が火傷しないようになっている。
発光装置14のY方向両側には、吹付け装置15,16が配置されている。吹付け装置15,16は、発光装置14のテーブル4側の面14aに向けて吹出し口15a,16aが形成されており、吹出し口15a,16aから面14aに気体を吹出すようになっている。発光装置14と対向する場所にテーブル4が移動するとき、吹出し口15a,16aから吹出される気体は、排気孔11を通って排気されるようになっている。
表面改質装置1は、基台2のX方向と反対方向の側にUV光源制御装置17、気体供給装置としての吹付け制御装置18、乾燥装置19を備え、基台2のX方向の側に、表面改質装置1を制御する制御装置20を備えている。
UV光源制御装置17は、発光装置14に電力を供給すると共に、誘導体バリアランプを冷却して、温度管理を行う装置である。
吹付け制御装置18は、圧縮ポンプとタンクとを備え、吹付け装置9,10,15,16が吹出す気体の供給と、吹出しの開始と停止及び吹出し量等を制御する装置である。乾燥装置19は、吹出す気体を除湿する装置である。つまり、乾燥装置19が除湿して、気体中の水分を除去し、除湿された気体を吹付け制御装置18が吹付け装置9,10,15,16に供給する。吹付け装置9,10,15,16は、除湿された気体を基板7,8に吹付けるようになっている。
表面改質装置1は、全体がカバー21に囲われており、カバー21内の気体は図示しない排気ダクトを通じて排気される。カバー21の図中Y方向の反対方向には、開閉カバー22が配置されている。開閉カバー22は、図示しない蝶番を備え、開閉可能となっている。そして、表面改質装置1から基板7,8を取り出すときと、表面改質装置1から基板7,8を設置するときには、開閉カバー22を開き、基板7,8の取り出し、及び設置を行う。その後、開閉カバー22を閉じることにより、カバー21内は、密閉可能となる。
制御装置20は、表面改質装置1を制御する装置であり、図2を用いて説明する。図2は、表面改質装置1の電気制御ブロック図である。図2において、表面改質装置1はプロセッサとして各種の演算処理を行うCPU(演算処理装置)24と、各種情報を記憶するメモリ25とを有する。
モニタ26、入力装置27、テーブル制御装置28、チャック制御装置29、吹付け制御装置18、UV光源制御装置17は、入出力インターフェース30およびデータバス31を介してCPU24に接続されている。
メモリ25は、RAM、ROM等といった半導体メモリや、ハードディスク、CD−ROMといった外部記憶装置を含む概念である。機能的には、表面改質装置1の動作の制御手順が記述されたプログラム32を記憶する記憶領域や、紫外線を発光するときの電力の供給する条件を記憶するための記憶領域や、テーブル4の移動量を記憶するための記憶領域や、CPU24のためのワークエリアやテンポラリファイル等として機能する記憶領域やその他各種の記憶領域が設定される。
CPU24は、メモリ25内に記憶されたプログラム32に従って、基板7,8の表面に紫外線を照射するための制御を行うものである。プログラム32を詳しく分割すれば、テーブル4を初期位置に移動して、紫外線を照射するときにテーブル4を走査するためのテーブル演算部と、吹付け装置9,10,15,16の作動タイミングを制御する吹付け演算部と、紫外線を照射するタイミングを制御するUV光演算部等といった各種の機能演算部を有する。
入力装置27は、紫外線照射の際に用いられる紫外線照射条件のデータを入力する装置であり、モニタ26は測定時の各種情報を表示する装置である。CPU24は、入力されるUV照射条件とプログラム32とに従って、紫外線照射を行い、紫外線照射状況をモニタ26に表示する。操作者がモニタ26に表示される各種情報を見て、紫外線照射状況を確認して操作するようになっている。
テーブル制御装置28は、テーブル4の位置情報の取得と、移動及び停止を制御する装置である。テーブル4には、移動距離を検出可能なテーブル位置検出器5が内蔵されており、テーブル制御装置28は、図1に示すテーブル位置検出器5の出力により、テーブル4の位置を認識する。テーブル制御装置28は、テーブル4にパルス信号を送信し、テーブル4を所望の位置に移動することができるようになっている。
基板チャック33は、電気信号を受けて基板7,8を吸引して固定するチャックであり、チャック制御装置29と接続され、チャック制御装置29に制御される。チャック制御装置29は、入出力インターフェース30およびデータデータバス31を介してCPU24と接続されている。
吹付け装置9,10,15,16は、基板7,8に気体を吹付ける装置であり、吹付け制御装置18と接続される。気体吹付けの開始と停止、気体の流量等が吹付け制御装置18に制御される。吹付け制御装置18は、入出力インターフェース30およびデータデータバス31を介してCPU24と接続されている。
発光装置14は、基板7,8に紫外線を照射する装置であり、UV光源制御装置17と接続される。紫外線照射の開始と停止、紫外線の光強度等がUV光源制御装置17に制御される。UV光源制御装置17は、入出力インターフェース30およびデータデータバス31を介してCPU24と接続されている。
(表面改質方法)
次に本発明の表面改質方法について図3〜図6にて説明する。図3は、表面改質方法のフローチャートであり、図4〜図6は表面改質方法を説明する図である。
図3のフローチャートにおいて、ステップS1は給材工程に相当し、表面改質装置1に基板7,8を搭載する工程である。次にステップS2に移行する。ステップS2は吹付け工程に相当し、基板7,8に気体を吹付ける工程である。次にステップS3に移行する。ステップS3は照射工程に相当し、基板7,8に紫外線を照射する工程である。ステップS3において、ステップS2の吹付け工程は継続して行われる。つまり、基板7,8に気体を吹付けつつ紫外線を照射する。次にステップS4に移行する。ステップS4は除材工程に相当し、基板7,8を表面改質装置1から取り出す工程である。以上の工程で基板7,8の表面改質の工程を終了する。
次に、図4〜図6を用いて、図3に示したステップと対応させて、表面改質方法を詳細に説明する。
図4(a)は、ステップS1に対応する図である。図4(a)に示すように、テーブル4に基板7,8を搭載する。基板7,8の表面には、シリコンの重合膜がプラズマ重合技術を用いて形成され、シリコンの重合膜の表面には、メチル基が形成されている。基板7,8は、図2に示す基板チャック33によりテーブル4に固定される。
図4(b)及び図4(c)は、ステップS2に対応する図である。図4(c)は、図4(b)において、別の側面(図中A方向)から見た図である。図4(b)及び図4(c)に示すように、吹付け装置9,10,15,16から気体36を噴射する。この気体36は、酸素を含む気体であれば良く、本実施形態では、例えば、空気を採用している。気体36は、図1に示す乾燥装置19により、除湿され、水分が除去されている。気体36に油分や埃等が含まれる可能性がある場合は、気体36をフィルターに通して清浄化するのが好ましい。
図4(d)〜図6(a)は、ステップS3に対応する図である。図4(d)に示すように、発光装置14から紫外線37を照射する。紫外線37は、基板7,8の表面に形成されているメチル基を切断できるものであれば良く、本実施形態では、例えば、キセノンガスを封入した誘電体バリアランプを用いて、波長172nmのエキシマ紫外線を照射している。ここでは、ステップS2における気体36の吹出しと紫外線37の照射とを行いつつ、テーブル4を発光装置14と対向する場所の方向(図中B方向)に移動する。このとき、テーブル4の移動速度は一定にして、基板7と基板8とが紫外線37に照射される時間が、等しくなるようにする。
図5(a)は、発光装置14と対向する場所を、テーブル4が通過する図である。図5(a)に示すように、基板7,8に紫外線37が照射される。吹付け装置9,10,15,16から供給される気体36は、紫外線37の照射を受け、オゾンガスが形成される。しかし、オゾンガスは気体36と共に、排気孔11を通って排気される。従って、基板7,8がオゾンガスにより過剰に酸化されることを防止できる。
図5(b)は、図5(a)において、別の側面(図中A方向)から見た図である。図5(b)に示すように、気体36は、基板7,8に対して4方向から取り囲むように突きつけられて、排気孔11から排気される。従って、気体36は淀むこと無く流動して、オゾンガスが停滞しない様になっている。
図5(c)は、テーブル4が方向を換えて進行している図である。テーブル4が、発光装置14と対向する場所を通過し、方向を換えて、発光装置14と対向する場所の方向(図中C方向)へ移動する。このとき、基板7,8に対して、気体36を吹付け、紫外線37を照射しつつテーブル4を移動する。
図5(d)は、発光装置14と対向する場所を、テーブル4が通過する図である。図5(d)に示すように、基板7,8に紫外線37が照射され、気体36が吹付けられる。
図6(a)は、発光装置14と対向する場所を、テーブル4が通過し終えた図である。テーブル4は、基板7,8に紫外線37が照射される場所から移動して、紫外線37が照射されない場所に移動するまで、気体36が吹付けられる。
図6(b)はステップS4に対応する図である。図6(b)に示すように、紫外線37の照射は停止され、気体36の吹付けも停止される。テーブル4は、基板7,8が取り出し易い場所まで移動して、基板7,8は、表面改質装置1から除去される。基板7,8の表面は、メチル基が切断され、酸素、又は水酸基が結合し、表面改質が終了する。
上述したように、本実施形態によれば、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、基板7,8に酸素を含有する気体36を吹付ける吹付け工程と、基板7,8に紫外線37を照射する照射工程とが同時に行われる。気体36中にて、紫外線37を照射することで、基板7,8の表面を活性化し、酸素と接触させることにより、酸化することができる。このとき、酸素も紫外線37の照射を受け活性化し、オゾンガスに変化する。オゾンガスは酸化作用が強いことから、基板7,8を酸化し過ぎてしまう場合がある。
吹付け工程において、酸素を含有する気体36が供給されるとき、供給される気体と共にオゾンガスが排出される。従って、基板7,8の周囲には、オゾンガスに代わって、酸素を含む気体が存在するようになる為、気体36中の酸素含有量と紫外線強度により基板7,8表面の改質の進行を制御することができる。その結果、この表面改質方法は、基板7,8表面の酸化の進行を制御し易い表面改質方法とすることができる。
(2)本実施形態によれば、吹付け装置9,10が吹付ける気体36は、基板7,8に向けて吹付けられる。このとき、気体36は基板7,8の表面に沿って流れることから、被加工物の表面にて、停滞するオゾンガスを流動して排出することができる。
(3)本実施形態によれば、吹付け装置15,16が吹付ける気体36は、発光装置14に向けて吹付けられる。このとき、気体36は発光装置14に沿って流れることから、発光装置14におけるテーブル4側の面14aにて、停滞するオゾンガスを流動して排出することができる。
(4)本実施形態によれば、発光装置14と基板7,8とを相対移動して、紫外線37を照射している。つまり、発光装置14において紫外線を発光するランプが円柱状のとき、ランプの長さと、ランプと基板7,8とが相対移動する長さとの積に相当する面積に紫外線37を照射することができる。従って、基板7,8を覆う面積に相当する発光装置14は必要なく、少ない本数のランプで、広い面積を照射することができる為、紫外線発光部に供給する電力を少なくすることができる。その結果、本実施形態の方法及び装置は、省エネルギーな表面改質方法及び表面改質装置とすることができる。
(5)本実施形態によれば、発光装置14は、エキシマを形成するキセノン、もしくはキセノンを主成分とする放電用ガスを充たした誘電体バリア放電エキシマランプを用いている。これにより、紫外線37の波長が180nmより短い光を照射することができる。従って、光子のエネルギーが強く、基板7,8の表面にある物質の分子結合を切断し、基板7,8の表面を活性化することができる。
(6)本実施形態によれば、テーブル4は排気孔11を有している。吹付け装置9,10,15,16が吹付ける気体は、排気孔11から排気される。テーブル4には、基板7,8が載置され、吹付け装置9,10,15,16が吹付ける気体36は、基板7,8を通過して排気される。従って、基板7,8上に形成されるオゾンガスは、気体36が通過するとき、気体36と一緒に排気される。従って、この装置は、基板7,8がオゾンガスにより酸化され過ぎない表面改質装置1とすることができる。
(7)本実施形態によれば、発光装置14とテーブル4とが対向する場所にあるとき、テーブル4の周囲に吹付け装置9,10,15,16が配置され、気体36が、テーブル4の周囲から吹付けられる。吹付けられる気体36は、排気孔11以外に流動する先が無いことから、確実に排気孔11に流入する。従って、気体36の流れは制御され、テーブル4の周囲から基板7,8上を通過して排気孔11に流れる。その結果、オゾンガスは確実に排気することができる。
(8)本実施形態によれば、発光装置14と基板7,8との間に吹付ける気体36は、乾燥装置19により水分が除去されている。基板7,8に照射される紫外線37は、水分に吸収され易い性質がある。しかし、発光装置14と基板7,8との間に吹付ける気体36は、水分が除去されている為、紫外線37は気体36に吸収されにくくなっている。従って、この装置は、紫外線37が吹付ける気体36により殆ど減衰せずに照射される為、効率良く表面が改質する表面改質装置1とすることができる。
(9)本実施形態によれば、発光装置14は、不活性ガスが充填されたランプハウスを備え、ランプハウス内には、ランプと反射鏡が配置されている。従って、発光装置は、外気の影響を受け難く、外気の成分が変わることがあっても、安定した出力の紫外線を発光することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した表面改質装置の一実施形態について図7の表面改質装置の模式斜視図を用いて説明する。
この実施形態が第1の実施形態と異なるところは、図1に示した吹付け装置9,10の配置が異なる点にある。
すなわち、本実施形態では、図7に示すように、表面改質装置40は、発光装置14の周囲に備えている吹付け装置15,16に加え、図中X方向両側に吹付け装置41,42を備えている。つまり、発光装置14を取り囲むように吹付け装置15,16,41,42が配置されている。一方、テーブル4の周囲から図1に示す吹付け装置9,10が排除されている。
上述したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(9)に加えて、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、第1の実施形態において図1に示す吹付け装置9,10が、無くなっていることから、吹付け装置9,10に気体を供給する配管が不要となる。テーブル4は移動することから、テーブル4に配置される配管は、柔軟性が要求され、痛み易くなる。一方、発光装置14は固定されている為、発光装置14に配置される配管は、固定され、痛みにくい配置となる。従って、配管の保守を容易にすることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明を具体化した表面改質装置の一実施形態について図8の表面改質装置の模式斜視図を用いて説明する。
この実施形態が第1の実施形態と異なるところは、図1に示した吹付け装置15,16の配置が異なる点にある。
すなわち、本実施形態では、図8に示すように、表面改質装置45は、テーブル4の周囲に備えている吹付け装置9,10に加え、図中Y方向両側に吹付け装置46,47を備えている。つまり、テーブル4を取り囲むように吹付け装置9,10,46,47が配置されている。一方、発光装置14の周囲から図1に示す吹付け装置15,16が排除されている。
上述したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(9)に加えて、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、第1の実施形態において図1に示す吹付け装置15,16が、排除されている。発光装置14の内部には、紫外線を発光するランプが配置されている。このランプが発光する紫外線強度は、経時変化して弱くなり、所定の紫外線強度になったとき、ランプを交換する必要がある。本実施形態では、発光装置14の周囲に吹付け装置15,16がないことから、ランプを交換し易い構造となっている。従って、紫外線を発光するランプ交換をし易い表面改質装置45とすることができる。
(第4の実施形態)
次に、本発明を具体化した表面改質装置の一実施形態について図9の表面改質装置の模式斜視図を用いて説明する。
この実施形態が第3の実施形態と異なるところは、図8に示したテーブル4が固定され、発光装置14が移動可能となっている点にある。
すなわち、本実施形態では、図9に示したように、表面改質装置50は、基台2を備え、基台2の上面2aには、テーブル51が配置されている。テーブル51のX方向及びY方向の両側には吹付け装置9,10,46,47が配置されている。テーブル51の上面51aには、基板7,8が配置される。また、テーブル51の上面51aには、排気孔11が形成され、吹付け装置9,10,46,47から吹付けられる気体が、基板7,8の上面を通って、排気孔11から排気されるようになっている。
基台2の上面2aには、X方向両側の端において、Y方向全幅に延在する案内レール3a,3bが形成されている。案内レール3a,3bの上には、移動テーブル52a,52bが配置され、移動テーブル52a,52bは、案内レール3a,3bに沿って移動可能となっている。また、移動テーブル52a,52bは、図示しない直動機構を備え、Y軸方向に沿って所定の速度で往動又は、復動するようになっている。
移動テーブル52a,52bの上には、一対の支持台12a,12bが立設され、その一対の支持台12a,12bには、X方向に延びる支持部材13が架設されている。支持部材13のテーブル51側には、発光装置14が配置されている。
表面改質装置50は、吹付け装置9,10,46,47から気体を基板7,8に吹出して、発光装置14から紫外線を照射しながら、移動テーブル52a,52bを移動する。紫外線が基板7,8を照射することから、基板7,8の表面は改質される。基板7,8の上において、紫外線を受けて形成されるオゾンガスは、吹付け装置9,10,46,47から吹付けられる気体により排気孔11に排気される。
上述したように、本実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)〜(9)、及び第3の実施形態の効果(1)に加えて、以下の効果を有する。
(1)本実施形態によれば、吹付け装置9,10,46,47は、基台2に対して固定している。つまり、吹付け装置9,10,46,47に気体を供給する配管も基台2に対して、固定されることとなる。第3の実施形態の様に、配管が移動することなく、固定されることから配管の劣化が少なくなり、保守し易い装置とすることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変更や改良を加えることも可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)
前記第1の実施形態において、発光装置14は、キセノンガスを封入した誘電体バリアランプを採用し、波長172nmの紫外線を照射したが、クリプトンガス、アルゴンガスを封入した誘電体バリアランプを用いても良い。同様な効果が得られる。
(変形例2)
前記第1の実施形態では、制御装置20のメモリ25内に動作手順に沿ったプログラム32を記憶し、プログラム32により表面改質装置1の制御を行ったが、これに限らず、電気回路にて構成される制御装置にて制御しても良い。周辺機器が手順通りに制御されれば良い。
第1の実施形態に係る表面改質装置の構成を示す模式斜視図。 表面改質装置の電気制御ブロック図。 表面改質方法のフローチャート。 表面改質方法を説明する図。 表面改質方法を説明する図。 表面改質方法を説明する図。 第2の実施形態に係る表面改質装置の構成を示す模式斜視図。 第3の実施形態に係る表面改質装置の構成を示す模式斜視図。 第4の実施形態に係る表面改質装置の構成を示す模式斜視図。
符号の説明
4…移動テーブルとしてのテーブル、7,8…被加工物としての基板、9,10,15,16,41,42,46,47…吹付け装置、11…排気孔、14…発光装置、18…気体供給装置としての吹付け制御装置、19…乾燥装置、36…気体、37…紫外線。

Claims (10)

  1. 被加工物の表面に紫外線を照射して、前記表面を改質する表面改質方法であって、
    酸素を含有する気体から水分を除去する乾燥工程と、
    前記被加工物に乾燥した前記気体を吹付ける吹付け工程と、
    発光装置が発光する紫外線を前記被加工物の前記表面に照射する照射工程と、
    前記吹付け工程で吹付ける気体を排気する排気工程と
    を有し、
    前記排気工程では、前記被加工物の間に形成された排気孔を通って排気することを特徴とする表面改質方法。
  2. 請求項1に記載の表面改質方法であって、
    前記吹付け工程において、前記気体を吹付けるとき、前記被加工物に向けて前記気体を吹付けることを特徴とする表面改質方法。
  3. 請求項1又は2に記載の表面改質方法であって、
    前記吹付け工程において、前記気体を吹付けるとき、前記被加工物に対して周囲から取り囲むように行うことを特徴とする表面改質方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の表面改質方法であって、
    前記照射工程では、前記発光装置と前記被加工物とを相対移動して、前記被加工物に紫外線を照射することを特徴とする表面改質方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の表面改質方法であって、
    前記発光装置は、エキシマを形成するキセノン、もしくはキセノンを主成分とする放電用ガスを充たした誘電体バリア放電エキシマランプを放電して、前記紫外線を発光することを特徴とする表面改質方法。
  6. 被加工物の表面に紫外線を照射して、前記表面を改質する表面改質装置であって、
    前記紫外線を発光する発光装置と、
    酸素を含む気体を供給する気体供給装置と、
    前記気体から水分を除去する乾燥装置と、
    乾燥した前記気体を前記被加工物と前記発光装置との間に吹付ける吹付け装置と、
    前記吹付け装置で吹付ける気体を排気する排気孔と
    を有し、
    前記排気孔は、前記被加工物の載置面に形成されていることを特徴とする表面改質装置。
  7. 請求項6に記載の表面改質装置であって、
    前記吹付け装置は、前記気体を吹付けるとき、前記被加工物に向けて前記気体を吹付けることを特徴とする表面改質装置。
  8. 請求項6又は7に記載の表面改質装置であって、
    前記吹付け装置は、前記気体を吹付けるとき、前記被加工物に対して周囲から取り囲むように行うことを特徴とする表面改質装置。
  9. 請求項6〜8のいずれか一項に記載の表面改質装置であって、
    移動テーブルを備え、前記移動テーブルは、前記発光装置と前記被加工物とを相対移動して、前記被加工物に紫外線を照射することを特徴とする表面改質装置。
  10. 請求項6〜のいずれか一項に記載の表面改質装置であって、
    前記発光装置は、ランプと反射鏡とを備え、不活性ガスが充填されたランプハウス内に配置されていることを特徴とする表面改質装置。
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